JPH05290655A - Nb3 Sn超電導線の製造方法 - Google Patents
Nb3 Sn超電導線の製造方法Info
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- JPH05290655A JPH05290655A JP4112116A JP11211692A JPH05290655A JP H05290655 A JPH05290655 A JP H05290655A JP 4112116 A JP4112116 A JP 4112116A JP 11211692 A JP11211692 A JP 11211692A JP H05290655 A JPH05290655 A JP H05290655A
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- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
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- Wire Processing (AREA)
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 品質が良好で、超電導特性に優れたNb3 S
n超電導線の製造方法を提供する。 【構成】 Cu製管4内にCuとSnの原料粉末を稠密
に充填した複合ビレットAの外周にNb製管6とCu製
管14を順次複合して複合ビレットBとなし、この複合ビ
レットBを延伸加工して得られる複合素材5を多数本C
u製管24内に充填して金属複合ビレット8となし、この
金属複合ビレット8を延伸加工して得られる金属複合線
材に加熱処理を施すNb3 Sn超電導線の製造方法にお
いて、Cu製管4内に充填するCuとSnの原料粉末に
CuをメッキしたSn粉末3を用いる。 【効果】 Cu製管4内に充填する原料粉末にCuをメ
ッキしたSn粉末3を用いるので、原料粉末表面が同質
化し、原料粉末間の流動性が改善されて複合ビレット
A,B及び金属複合ビレット8の加工性が向上し、品質
及び超電導特性に優れたNb3 Sn超電導線が得られ
る。
n超電導線の製造方法を提供する。 【構成】 Cu製管4内にCuとSnの原料粉末を稠密
に充填した複合ビレットAの外周にNb製管6とCu製
管14を順次複合して複合ビレットBとなし、この複合ビ
レットBを延伸加工して得られる複合素材5を多数本C
u製管24内に充填して金属複合ビレット8となし、この
金属複合ビレット8を延伸加工して得られる金属複合線
材に加熱処理を施すNb3 Sn超電導線の製造方法にお
いて、Cu製管4内に充填するCuとSnの原料粉末に
CuをメッキしたSn粉末3を用いる。 【効果】 Cu製管4内に充填する原料粉末にCuをメ
ッキしたSn粉末3を用いるので、原料粉末表面が同質
化し、原料粉末間の流動性が改善されて複合ビレット
A,B及び金属複合ビレット8の加工性が向上し、品質
及び超電導特性に優れたNb3 Sn超電導線が得られ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、品質が良好で、超電導
特性に優れたNb3 Sn超電導線を効率よく製造する方
法に関する。
特性に優れたNb3 Sn超電導線を効率よく製造する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】Nb3 Sn,V3 Ga,Nb3 Al等の
A3 Bの化学式で示される化合物超電導体はA15型化合
物超電導体と称され、Nb−Ti合金超電導体と共にそ
の応用研究が強力に推し進められており、磁気浮上列
車,高エネルギー粒子加速器,医療診断用核磁気共鳴映
像装置等への実用化が急速に展開している。ところで、
前述の化合物超電導体は材質が硬くて脆い為、合金材の
ように直接線材に加工することができず、その為、例え
ばCu−Sn合金(ブロンズ)製管内にNb金属材を充
填して複合ビレットとなし、この複合ビレットを延伸加
工して所望形状の複合線材となし、しかるのち、この複
合線材に所定の加熱処理を施して、Cu−Sn合金製管
材中のSnをNb金属材に熱拡散させてNb3 Sn超電
導体相を反応生成させるブロンズ法等により製造されて
いる。しかしながら、前述のブロンズ法では、複合ビレ
ットの外装となるCu−Sn合金は加工硬化量が大き
く、従って延伸加工中に何度も中間焼鈍を施す必要があ
る為生産性に劣るものであった。
A3 Bの化学式で示される化合物超電導体はA15型化合
物超電導体と称され、Nb−Ti合金超電導体と共にそ
の応用研究が強力に推し進められており、磁気浮上列
車,高エネルギー粒子加速器,医療診断用核磁気共鳴映
像装置等への実用化が急速に展開している。ところで、
前述の化合物超電導体は材質が硬くて脆い為、合金材の
ように直接線材に加工することができず、その為、例え
ばCu−Sn合金(ブロンズ)製管内にNb金属材を充
填して複合ビレットとなし、この複合ビレットを延伸加
工して所望形状の複合線材となし、しかるのち、この複
合線材に所定の加熱処理を施して、Cu−Sn合金製管
材中のSnをNb金属材に熱拡散させてNb3 Sn超電
導体相を反応生成させるブロンズ法等により製造されて
いる。しかしながら、前述のブロンズ法では、複合ビレ
ットの外装となるCu−Sn合金は加工硬化量が大き
く、従って延伸加工中に何度も中間焼鈍を施す必要があ
る為生産性に劣るものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなことから、
Cu,Nb,Snの加工性の良い金属材料からなる金属
複合ビレットを作製し、この金属複合ビレットを途中に
焼鈍を入れずに、所望形状の線材にまで延伸加工し、最
後の工程で前記線材に所定の加熱処理を施してNb3 S
n超電導体相を反応生成させる内部拡散法が提案され
た。この内部拡散法は、原料のSnを粉末となし、この
粉末にCu粉末を混合し、この混合した原料粉末をCu
製管内に充填して複合ビレットとなし、この複合ビレッ
トの外周にNb製管とCu製管を順次複合し、これを延
伸加工して得た複合線材をCu製管内に多数本充填して
金属複合ビレットとなし、この金属複合ビレットに延伸
加工を施して金属複合線材となし、この金属複合線材に
所定の加熱処理を施してNb3 Sn超電導線を製造する
方法である。尚、Cu製管内に充填するSn粉末にCu
粉末を混合するのは、最終工程の加熱処理でSn粉末の
SnとNb製管のNbとがNb3 Sn超電導体相に反応
する際に、Sn粉末中に分散するCu粉末が触媒的作用
を果たして前記の反応速度を促進する為である。しかし
ながら、この内部拡散法では延伸加工工程において、内
部のCu粉末とSn粉末の原料粉末の変形能が低く、加
工線材に蛇腹状の縊れが生じて目的とする細線にまで加
工できず、又加工ができたとしても得られる超電導線は
超電導特性に劣るという問題があった。
Cu,Nb,Snの加工性の良い金属材料からなる金属
複合ビレットを作製し、この金属複合ビレットを途中に
焼鈍を入れずに、所望形状の線材にまで延伸加工し、最
後の工程で前記線材に所定の加熱処理を施してNb3 S
n超電導体相を反応生成させる内部拡散法が提案され
た。この内部拡散法は、原料のSnを粉末となし、この
粉末にCu粉末を混合し、この混合した原料粉末をCu
製管内に充填して複合ビレットとなし、この複合ビレッ
トの外周にNb製管とCu製管を順次複合し、これを延
伸加工して得た複合線材をCu製管内に多数本充填して
金属複合ビレットとなし、この金属複合ビレットに延伸
加工を施して金属複合線材となし、この金属複合線材に
所定の加熱処理を施してNb3 Sn超電導線を製造する
方法である。尚、Cu製管内に充填するSn粉末にCu
粉末を混合するのは、最終工程の加熱処理でSn粉末の
SnとNb製管のNbとがNb3 Sn超電導体相に反応
する際に、Sn粉末中に分散するCu粉末が触媒的作用
を果たして前記の反応速度を促進する為である。しかし
ながら、この内部拡散法では延伸加工工程において、内
部のCu粉末とSn粉末の原料粉末の変形能が低く、加
工線材に蛇腹状の縊れが生じて目的とする細線にまで加
工できず、又加工ができたとしても得られる超電導線は
超電導特性に劣るという問題があった。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本発明はこのような状況に
鑑み鋭意研究を行い、Cu粉末とSn粉末とを混合した
原料粉末層の変形能が低いのは、Cu粉末とSn粉末の
流動性が異なる為であることを知見し、更に研究を進め
て本発明を完成するに至ったものである。即ち、本発明
は、Cu製管内にCuとSnの原料粉末を充填した複合
ビレットAの外周にNb製管とCu製管を順次複合して
複合ビレットBとなし、この複合ビレットBに延伸加工
を施して得られる複合線材を多数本Cu製管内に充填し
て金属複合ビレットとなし、この金属複合ビレットに延
伸加工を施して得られる金属複合線材に所定の加熱処理
を施すNb3 Sn超電導線の製造方法において、Cu製
管内に充填するCuとSnの原料粉末に、Cuをメッキ
したSn粉末を用いることを特徴とするNb3 Sn超電
導線の製造方法である。
鑑み鋭意研究を行い、Cu粉末とSn粉末とを混合した
原料粉末層の変形能が低いのは、Cu粉末とSn粉末の
流動性が異なる為であることを知見し、更に研究を進め
て本発明を完成するに至ったものである。即ち、本発明
は、Cu製管内にCuとSnの原料粉末を充填した複合
ビレットAの外周にNb製管とCu製管を順次複合して
複合ビレットBとなし、この複合ビレットBに延伸加工
を施して得られる複合線材を多数本Cu製管内に充填し
て金属複合ビレットとなし、この金属複合ビレットに延
伸加工を施して得られる金属複合線材に所定の加熱処理
を施すNb3 Sn超電導線の製造方法において、Cu製
管内に充填するCuとSnの原料粉末に、Cuをメッキ
したSn粉末を用いることを特徴とするNb3 Sn超電
導線の製造方法である。
【0005】本発明方法において、Sn粉末にCuをメ
ッキする方法には、化学メッキ,浸漬メッキ等の無電解
メッキ法、又は真空蒸着法等の任意の方法が適用され
る。又前記Sn粉末にメッキするCuのSn粉末に対す
る比率は、5〜70wt%、特には5〜50wt%にするのが加
工性を良好に維持できて好ましい。本発明方法におい
て、CuをメッキしたSn粉をCu製管内に充填するに
は、前記粉末をタッピング充填したのち、スエージング
加工により圧縮成形する方法が一般的である。Cuメッ
キSn粉を圧縮成形してからCu製管内に充填しても良
いが、この圧縮成形体を複数個充填する場合は、複合ビ
レットを延伸加工する際に、前記圧縮成形体の境界部分
が不連続状態となって複合線材等が縊れたり、断線した
りすることがあり好ましくない。
ッキする方法には、化学メッキ,浸漬メッキ等の無電解
メッキ法、又は真空蒸着法等の任意の方法が適用され
る。又前記Sn粉末にメッキするCuのSn粉末に対す
る比率は、5〜70wt%、特には5〜50wt%にするのが加
工性を良好に維持できて好ましい。本発明方法におい
て、CuをメッキしたSn粉をCu製管内に充填するに
は、前記粉末をタッピング充填したのち、スエージング
加工により圧縮成形する方法が一般的である。Cuメッ
キSn粉を圧縮成形してからCu製管内に充填しても良
いが、この圧縮成形体を複数個充填する場合は、複合ビ
レットを延伸加工する際に、前記圧縮成形体の境界部分
が不連続状態となって複合線材等が縊れたり、断線した
りすることがあり好ましくない。
【0006】以下に本発明を図を参照して具体的に説明
する。図1イ〜ホは、本発明にて用いる金属複合ビレッ
トの作製方法の態様例を示す工程説明図である。Sn粉
末1にCuをメッキして、Sn粉末1にCuメッキ層2
が被覆されたCuメッキSn粉末3を作製し(図イ)、
このCuメッキSn粉末3をCu製管4内に充填して複
合ビレットAとなし(図ロ)、この複合ビレットAをス
エージング加工してCuメッキSn粉末3の充填密度を
高めた複合素材5にNb製管6及びCu製管14を順次被
覆して複合ビレットBとなし(図ハ)、この複合ビレッ
トBにスエージング加工、引抜加工及び伸線加工を順次
施して六角線材7となし(図ニ)、次にこの六角線材7
をCu製管24に稠密充填して金属複合ビレット8を作製
する(図ホ)。
する。図1イ〜ホは、本発明にて用いる金属複合ビレッ
トの作製方法の態様例を示す工程説明図である。Sn粉
末1にCuをメッキして、Sn粉末1にCuメッキ層2
が被覆されたCuメッキSn粉末3を作製し(図イ)、
このCuメッキSn粉末3をCu製管4内に充填して複
合ビレットAとなし(図ロ)、この複合ビレットAをス
エージング加工してCuメッキSn粉末3の充填密度を
高めた複合素材5にNb製管6及びCu製管14を順次被
覆して複合ビレットBとなし(図ハ)、この複合ビレッ
トBにスエージング加工、引抜加工及び伸線加工を順次
施して六角線材7となし(図ニ)、次にこの六角線材7
をCu製管24に稠密充填して金属複合ビレット8を作製
する(図ホ)。
【0007】本発明方法において、CuメッキSn粉末
をNb製管内に直接入れずにCu製管を介在させるの
は、最終工程での加熱処理において、前記Cu製管が触
媒的作用を果たしてNb3 Sn超電導体相の反応生成を
促進する為である。本発明方法は、金属複合ビレットを
延伸加工して得られる金属複合線材を、再びCu製管に
多数本充填して金属複合ビレットとなし、これを延伸加
工する工程を所望回施す超多芯超電導線の製造にも適用
できるものである。
をNb製管内に直接入れずにCu製管を介在させるの
は、最終工程での加熱処理において、前記Cu製管が触
媒的作用を果たしてNb3 Sn超電導体相の反応生成を
促進する為である。本発明方法は、金属複合ビレットを
延伸加工して得られる金属複合線材を、再びCu製管に
多数本充填して金属複合ビレットとなし、これを延伸加
工する工程を所望回施す超多芯超電導線の製造にも適用
できるものである。
【0008】
【作用】本発明方法では、Cu製管内にCuとSnの原
料粉末を充填した複合ビレットAの外周にNb製管とC
u製管を順次複合して複合ビレットBとなし、この複合
ビレットBに延伸加工を施して得られる複合線材を多数
本Cu製管内に充填して金属複合ビレットとなし、この
金属複合ビレットに延伸加工を施して得られる金属複合
線材に所定の加熱処理を施してNb3 Sn超電導線を製
造する方法において、Cu製管内に充填するCuとSn
の原料粉末に、CuをメッキしたSn粉末を用いるの
で、原料粉末表面が同質化し、その結果原料粉末層の変
形能が均一化して複合ビレット及び金属複合ビレットの
加工性が向上し、品質及び超電導特性に優れたNb3 S
n超電導線が得られる。
料粉末を充填した複合ビレットAの外周にNb製管とC
u製管を順次複合して複合ビレットBとなし、この複合
ビレットBに延伸加工を施して得られる複合線材を多数
本Cu製管内に充填して金属複合ビレットとなし、この
金属複合ビレットに延伸加工を施して得られる金属複合
線材に所定の加熱処理を施してNb3 Sn超電導線を製
造する方法において、Cu製管内に充填するCuとSn
の原料粉末に、CuをメッキしたSn粉末を用いるの
で、原料粉末表面が同質化し、その結果原料粉末層の変
形能が均一化して複合ビレット及び金属複合ビレットの
加工性が向上し、品質及び超電導特性に優れたNb3 S
n超電導線が得られる。
【0009】
【実施例】以下に本発明を実施例により詳細に説明す
る。 実施例1 平均粒径10μmのSn粉末にCuを無電解メッキ法によ
りメッキしてCuメッキSn粉末を作製し、これを内径
27mmφ,外径30mmφの純Cu製管内に充填したのち、前
記Cu製管の両端を電子ビーム溶接により0.001Torr に
て真空封止して複合ビレットAを作製した。次にこの複
合ビレットAをスエージング加工して内部のCuメッキ
Sn粉末層を稠密化した10mmφの複合素材となし、この
複合素材の外周に内径10.1mmφ,外径14mmφのNb製管
及び内径14.1mmφ,外径18mmφのCu製管を複合して複
合ビレットBとなし、次いでこれを8mmφまでスエージ
ング加工し、次いで引抜加工、伸線加工を順次施して対
辺 1.9mmの断面六角形の六角線材となした。次にこの六
角線材を内形14mmφ,外径18mmφの純Cu製管内に37本
充填し、前記純Cu製管の両端を電子ビーム溶接により
0.001Torr にて真空封止して金属複合ビレットを作製
し、次いでこの金属複合ビレットを、スエージング加工
と引抜加工を順次施して 0.5mmφの金属複合線材とな
し、この金属複合線材に高純度アルゴンガス雰囲気中で
750℃× 200時間の加熱処理を施して、前述のCuをメ
ッキしたSn粉末のSnとNb製管のNbとを反応させ
Cuマトリックス中にNb3 Snの超電導体相を生成せ
しめて、Nb3 Sn超電導線を製造した。Sn粉末のC
uメッキ厚さは種々に変化させた。
る。 実施例1 平均粒径10μmのSn粉末にCuを無電解メッキ法によ
りメッキしてCuメッキSn粉末を作製し、これを内径
27mmφ,外径30mmφの純Cu製管内に充填したのち、前
記Cu製管の両端を電子ビーム溶接により0.001Torr に
て真空封止して複合ビレットAを作製した。次にこの複
合ビレットAをスエージング加工して内部のCuメッキ
Sn粉末層を稠密化した10mmφの複合素材となし、この
複合素材の外周に内径10.1mmφ,外径14mmφのNb製管
及び内径14.1mmφ,外径18mmφのCu製管を複合して複
合ビレットBとなし、次いでこれを8mmφまでスエージ
ング加工し、次いで引抜加工、伸線加工を順次施して対
辺 1.9mmの断面六角形の六角線材となした。次にこの六
角線材を内形14mmφ,外径18mmφの純Cu製管内に37本
充填し、前記純Cu製管の両端を電子ビーム溶接により
0.001Torr にて真空封止して金属複合ビレットを作製
し、次いでこの金属複合ビレットを、スエージング加工
と引抜加工を順次施して 0.5mmφの金属複合線材とな
し、この金属複合線材に高純度アルゴンガス雰囲気中で
750℃× 200時間の加熱処理を施して、前述のCuをメ
ッキしたSn粉末のSnとNb製管のNbとを反応させ
Cuマトリックス中にNb3 Snの超電導体相を生成せ
しめて、Nb3 Sn超電導線を製造した。Sn粉末のC
uメッキ厚さは種々に変化させた。
【0010】比較例1 内径27mm,外径30mmの純Cu製円管内に、平均粒径10μ
mのCu粉末とSn粉末の混合粉末をタッピング充填し
て複合ビレットAを作製した他は、実施例1と同じ方法
により 0.5mmφのNb3 Sn超電導線を製造した。 比較例2 比較例1において、内径27mm,外径30mmの純Cu製円筒
管内に、平均粒径10μmのCu粉末とSn粉末との混合
粉末をプレス圧縮して直径27mmの圧粉体となし、この圧
粉体を5個相互に隙間があかないように密に充填して複
合ビレットAを作製した他は、比較例1と同じ方法によ
り 0.5mmφのNb3 Sn超電導線を製造した。このよう
にして得られた各々のNb3 Sn超電導線について、臨
界電流密度(Jc)を液体He中( 4.2K)で、種々の
磁場下で測定した。結果は表1に示した。
mのCu粉末とSn粉末の混合粉末をタッピング充填し
て複合ビレットAを作製した他は、実施例1と同じ方法
により 0.5mmφのNb3 Sn超電導線を製造した。 比較例2 比較例1において、内径27mm,外径30mmの純Cu製円筒
管内に、平均粒径10μmのCu粉末とSn粉末との混合
粉末をプレス圧縮して直径27mmの圧粉体となし、この圧
粉体を5個相互に隙間があかないように密に充填して複
合ビレットAを作製した他は、比較例1と同じ方法によ
り 0.5mmφのNb3 Sn超電導線を製造した。このよう
にして得られた各々のNb3 Sn超電導線について、臨
界電流密度(Jc)を液体He中( 4.2K)で、種々の
磁場下で測定した。結果は表1に示した。
【0011】
【表1】
【0012】表1より明らかなように、本発明方法品
(No1〜5)は高磁場下においても高いJc値が得られ
た。CuメッキSn粉末に占めるCuの比率は10〜30wt
%において最も高い値を示した。50wt%を超えたもの
(No5)はJcが幾分低下した。他方比較例品のNo6は
原料粉末にCuとSnの混合粉末を用いた為、原料粉末
の変形能が低下して、金属複合ビレットの延伸加工時
に、内部の六角線材つまりフィラメントが断線してJc
がかなり低下した。又No7は原料粉末に前記の混合粉末
の圧縮成形体を用いた為に、金属複合ビレットは圧縮成
形体の繋ぎ目で不連続に変形して、加工線材に縊れが生
じて2〜4mmφで断線が多発した。以上芯数が37本の多
芯Nb3 Sn超電導線について説明したが、本発明方法
では、前記の金属複合線材を更にCu製管内に多数本充
填して延伸加工する工程を繰り返し施す超多芯超電導線
の製造に適用しても、同様の高品質で高超電導特性のN
b3 Sn超電導線が得られる。
(No1〜5)は高磁場下においても高いJc値が得られ
た。CuメッキSn粉末に占めるCuの比率は10〜30wt
%において最も高い値を示した。50wt%を超えたもの
(No5)はJcが幾分低下した。他方比較例品のNo6は
原料粉末にCuとSnの混合粉末を用いた為、原料粉末
の変形能が低下して、金属複合ビレットの延伸加工時
に、内部の六角線材つまりフィラメントが断線してJc
がかなり低下した。又No7は原料粉末に前記の混合粉末
の圧縮成形体を用いた為に、金属複合ビレットは圧縮成
形体の繋ぎ目で不連続に変形して、加工線材に縊れが生
じて2〜4mmφで断線が多発した。以上芯数が37本の多
芯Nb3 Sn超電導線について説明したが、本発明方法
では、前記の金属複合線材を更にCu製管内に多数本充
填して延伸加工する工程を繰り返し施す超多芯超電導線
の製造に適用しても、同様の高品質で高超電導特性のN
b3 Sn超電導線が得られる。
【0013】
【効果】以上述べたように、本発明方法によれば、品質
良好で、超電導特性に優れたNb3 Sn超電導線が効率
よく製造され、工業上顕著な効果を奏する。
良好で、超電導特性に優れたNb3 Sn超電導線が効率
よく製造され、工業上顕著な効果を奏する。
【図1】本発明にて用いる金属複合ビレットを製造する
方法の態様例を示す工程説明図である。
方法の態様例を示す工程説明図である。
1 Sn粉末 2 Cuメッキ層 3 CuメッキSn粉末 4,14,24 Cu製管 5 複合素材 6 Nb製管 7 六角線材 8 金属複合ビレット A,B 複合ビレット
Claims (1)
- 【請求項1】 Cu製管内にCuとSnの原料粉末を充
填した複合ビレットAの外周にNb製管とCu製管を順
次複合して複合ビレットBとなし、この複合ビレットB
に延伸加工を施して得られる複合線材を多数本Cu製管
内に充填して金属複合ビレットとなし、この金属複合ビ
レットに延伸加工を施して得られる金属複合線材に所定
の加熱処理を施すNb3 Sn超電導線の製造方法におい
て、Cu製管内に充填するCuとSnの原料粉末に、C
uをメッキしたSn粉末を用いることを特徴とするNb
3 Sn超電導線の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4112116A JPH05290655A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | Nb3 Sn超電導線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4112116A JPH05290655A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | Nb3 Sn超電導線の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05290655A true JPH05290655A (ja) | 1993-11-05 |
Family
ID=14578579
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4112116A Pending JPH05290655A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | Nb3 Sn超電導線の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05290655A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7566414B2 (en) | 2005-03-24 | 2009-07-28 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | Method for manufacturing power-metallurgy processed Nb3Sn superconducting wire, precursor to powder-metallurgy processed Nb3Sn superconducting wire |
-
1992
- 1992-04-03 JP JP4112116A patent/JPH05290655A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7566414B2 (en) | 2005-03-24 | 2009-07-28 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | Method for manufacturing power-metallurgy processed Nb3Sn superconducting wire, precursor to powder-metallurgy processed Nb3Sn superconducting wire |
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