JPH0529207B2 - - Google Patents

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JPH0529207B2
JPH0529207B2 JP22613586A JP22613586A JPH0529207B2 JP H0529207 B2 JPH0529207 B2 JP H0529207B2 JP 22613586 A JP22613586 A JP 22613586A JP 22613586 A JP22613586 A JP 22613586A JP H0529207 B2 JPH0529207 B2 JP H0529207B2
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JP
Japan
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ngf
compound
group
compounds
secretion
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JP22613586A
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JPS6383020A (ja
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Noriaki Ikeda
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は神経成長因子(Nerve growth
factor、以下NGFと略す)の中枢組織内での産
生と分泌とを誘発し、もつて支配神経の機能を賦
活し、かつ支配神経の修復あるいはまた未変性神
経による再支配を促進して、アルツハイマー型老
年性痴呆症(Senile Dementia of Alzheimer
Type、以下SDATと略す)をはじめとするNGF
産生、分泌促進剤に関するものである。 〔発明の背景〕 NGFはR.Levi−MontalciniやS.Cohenらによ
つて発見されて以来、数多くの研究の対象とな
り、すでに末梢神経細胞、とくに胎生期の知覚お
よび交換神経細胞の分化と成長、さらに成熟期の
交感神経細胞の生存と機能保持に必須不可欠の因
子であることが明らかにされている(H.
ThoenenとY.A.Barde:Physiol.Rev.60,1284−
1335,1980およびB.A.YankerとE.M.Shooter:
Ann.Rev.Biochem.51,845−868,1982)。 しかしながらNGFは超微量生理活性物質であ
り、組織内分布と動態とはごく最近まで不明で、
生体内での作用を直接証明することはできなかつ
た。 近年NGFの活性サブユニツト(以下β−NGF
と略す)に対する高感度酵素抗体測定法
(Enzyme Linked Immunosorbent Assay、以下
ELISA)の開発、改良が進み、検出感度および
特異性が飛躍的に高まつた(S.Furukawa et
al:J.Neurochem.40,734−744,1983およびS.
KorshingとH.Thoenen:Proc.Natl.Acad.Sci.
USA 80,3513−3516,1983)。 またNGFの遺伝子がクローニングされ、構造
解析されて、β−NGFの相補的DNA(cDNAと
略す)をプローブとして、そのメツセンジヤー
RNA(mRNAと略す)を定量する方法も確立さ
れた(D.L.SheltonとL.F.Reichardt:Proc.Natl.
Acad.Sci.USA 81,7951−7955,1984およびR.
Heumannら:EMBO J.,3183−3189,1984)。 この結果末梢では交感神経の支配組織にNGF
とりわけそのmRNAの含量が高く、その量とノ
ルエピネフリン含量すなわち交感神経支配の度合
との間に正の相関があることが確認された。 さらに驚くべきことに、ラツトの中枢、とりわ
け海馬、新皮質、嗅球および前脳基底部の中隔
野、ブローカ対角帯、大細胞性基底核にもNGF
が検出され、しかもそのmRNA含量は海馬、新
皮質に高く、基底部の中隔野では、NGFの検出
されない脳の他の領域並に低いことが判明した
(S.Korshingら:EMBO J.,1389−1393,
1985)。 本成績は、その後他の研究グループによつても
次々に追試された(D.L.SheltonとL.F.
Reichardt:Proc.Natl.Acad.Sci.USA 83
2714−2718,1986およびS.R.Whittemoreら:
Proc.Natl.Acad.Sci.USA 83,817−821,
1986)。 この結果はNGFが中枢におけるコリン作動性
神経束に対して、いわゆる「神経栄養因子」とし
て作用していることを示す生理化学的実験事実を
実証したものである。すなわちNGFは末梢のみ
ならず中枢とりわけ海馬、新皮質、嗅球などにお
いても遺伝子発現つまり産生され、分泌されて、
この領域へ投射するコリン作動性神経束の神経終
末よりとりこまれ、逆軸索輸送によつて大脳基底
部の起始核にある神経細胞本体に到ること。ここ
において、NGFは該神経の生存と、機能維持た
とえばコリンアセチル転移酵素(Choline
acetyltransferase,CATと略す)の遺伝子発現
等に不可欠な因子として作用していることが明ら
かとなつた(M.E.Schwabら:Brain Res.168
473−483,1979およびM.SeilerとM.E.Schwab:
Brain Res.300,33−39,1984およびH.Gnahn
ら:Dev.Brain.Res.,45−52,1983)。 また脳にもNGFレセプターが存在し、NGFと
レセプターの複合体が大脳皮質から基底核へ、海
馬からブローカ対角帯および中隔野へ輸送される
ことも証明され(M.Taniuchiら:Proc.Natl.
Acad.Sci.USA、83,1950−1954,1986)、NGF
は中枢の生理機能に密接かつ決定的に関与するこ
とがさらに確認された。 他方記銘力低下や失見当識を特徴的な早期症状
とするSDATの直接の病因が中枢性コリン作動
神経系の退行性失調であることを示す知見はすで
に数多くある。すなわちSDAT患者脳ではCAT
活性が著しく低下しているが、早期においては、
これが大脳皮質および海馬の神経細胞の変性脱落
によるというよりはむしろ、本領域への外因性の
アセチルコリン供給路であるコリン作動性神経束
の失調、変性によるものであることが一連の生化
学的検討から明らかにされている(E.K.Perry
ら:Lancet,,189,1977、その他)。 その後患者脳の病理学的所見(P.J.
Whitehouseら:Ann.Neurol.10,122−126,
1981、その他)および前脳基底部破壊による記
憶、学習障害ラツトの行動薬理学的解析(C.
Flickerら:Pharmacol.Biochem.Behave.18
973−981、1983、その他)からも証明されるに到
つた。また臨床的にもSDAT患者の脳内コリン
作動系の賦活療法としてアセチルコリンエステラ
ーゼ阻害剤および前駆物質などの投与の試みもな
され、若干の症状改善例も報告されている。これ
とは別に、SDAT患者におけるNGF遺伝子の発
現を検討し、NGF産生、分泌の失調とSDATの
発症との相関を直接解析しようとする動きも活発
になりつつある(M.Goedertら:Mol.Brain
Res.,85−92,1986)。 〔発明の目的〕 発明者らは、以上述べた二つの大きな研究展開
を背景として、中枢性神経退行性疾患とりわけ
SDATの特徴的早期症状である記銘力の低下や
失見当識として表れる学習、記憶障害の直接原因
が、大脳基底部から大脳皮質及び海馬へ投射する
コリン作動神経束の進行性変性と、それによる支
配域の機能不全であるとしても、さらにその本質
的原因は、該支配域において産生、分泌され神経
支配を保証する「神経栄養因子」たるNGFの産
生、分泌不全であるとの立場に立つものである。 従つてSDATの進行防止あるいは治療の目的
では、アセチルコリンの利用率の向上療法には一
過性の効果以上は期待できず、むしろ大脳皮質お
よび海馬域でのNGFの産生、分泌を確保して、
支配神経との間で成立している機能上の悪循環を
断つことこそ効果的であると考える。ただしこの
場合、遺伝子のクローニングによつてヒト型のβ
−NGFの大量調製の道が拓かれたとはいうもの
の、分子量10000を越えるタンパク質の直接適用
には薬剤学上の様々な制約は避けられないと予想
される。 発明者らは、NGFの遺伝子発現機能を賦活化
し、産生、分泌量を高める作用のある低分子化合
物を検索し、これを比較的軽症時に末梢投与し
て、中枢の大脳皮質や海馬の残されたNGF産生
能を高め、支配神経の変性の進行を防止するとと
もに、神経修復ないし生存神経による再支配等、
脳機能の可塑性に依拠する治療方法の確立を目標
として、本発明のスクリーニング法を設定した。
すなわちinvitroでの二段階のNGF産生、分泌促
進試験、急性毒性試験、in vivoでのNGF産生、
分泌促進試験によつて化合物を順次選別し、最終
的に行動薬理学試験によつて効果を確認して本発
明を完成するに到つた。以下試験方法と実施例と
を示す。 なお、本明細書においては一般式(A)における置
換基Rについて、Rが2個の水素原子又は2個の
アシル基である化合物群を化合物()、Rが−
CO−である化合物群を化合物()、Rが−
CO・CO−である化合物群を化合物()、Rが
−C(CH32−である化合物群を化合物()と
呼び、これらの化合物は一般の試薬カタログに記
載されているものはそれを購入して精製して用い
たが、入手困難が見込まれるものは次のようにし
て調製してもちいた。 すなわち、無水塩化アルミニウムを触媒とした
カテコールと相当するカルボン酸クロリドとのフ
リーデル・クラフツ反応縮合物、又はBF3を触媒
としたカテコールと相当するカルボン酸とのフリ
ーデル・クラフツ反応縮合物を通常の方法で還元
し精製して化合物()(R=Hで、R1,R2の一
方が水素原子、他方がアルキル基)を得た。 これで得た化合物()(R,R1=H,R2=ア
セチル基)の水酸基をアセチル化し、これをカテ
コールにかわる出発物質として上記の反応を繰り
返し脱アセチルしてR1にもアルキル基を有する
一連の化合物()をえた。 水酸基のエステル型置換体は化合物()(R
=H)に塩基の存在下で酸無水物と反応させて化
合物()(R=アシル基)を、同じくホスゲン
又は炭酸エステルと反応させて化合物()を、
同じくオキザリルクロリドと反応させて化合物
()を容易にかつ高い収率で得た。 水酸基のエーテル型置換体は化合物()(R
=H)に酸の存在下でアセトンと反応させて化合
物()を高い収率で得た。 〔試験1〕 マウス線維芽細胞を用いるin vitro
NGF産生、分泌促進試験 マウス線維芽細胞樹立株、L−M細胞
(ATCC,CCL 1.2)は血清非依存的に増殖し、
培養培地中にNGFを産生、分泌すること、比較
的高濃度のカテコールアミン類が、アドレナリン
作動性レセプターを介さずにこれを促進すること
が明らかになつている(Y.Furukawaら:J.Biol.
Chem.261,6039−6047,1986)。本培養細胞を用
いた検索法は多数の化合物の検索に好適であり、
古川らの方法に準じて第一段スクリーニング系と
して試験法を設定した。 すなわち、0.5%ペプトン添加199培地(Gibco
社製)にてL−M細胞を前培養し、24孔培養プレ
ート(Falcon社製、培養孔あたりの培養面積2.1
cm2)に約3x104個/培養孔の細胞をまき、3日間
37℃にて培養して完全コンフルエント(約106
胞/培養孔)とする。培地を0.5%牛血清アルブ
ミン(第五画分、Armour社製)添加199培地
(0.5ml/培養孔)に交換する。被検化合物は本培
地中に所定の濃度で含有させ、24時間後の培養培
地中のNGF濃度を高感度ELISA法(S.
Furukawaら:J.Neurochem.40,734−744,
1983)によつて測定する。結果は被検化合物を含
まない培地にて培養した対象の培養培地中の濃度
に対する倍率として求めた。本ELISA法の検出
限界は0.25pg/mlであり、対照のNGF濃度は、
通常50−200pg/0.5ml/培養孔である。値は同一
細胞標品を用いた4回の試行の平均値±標準誤差
として示してある。 実施例 1 NGF産生分泌を促進する基本骨格を検討した
結果を表1に示す。これにより、オルト位に水酸
基を有する1,2−ジヒドロキシベンゼン環いわ
ゆるカテコール環が活性発現のための基本構造で
あることが判明した。
【表】
【表】 実施例 2 1,2−ジヒドロキシベンゼン環の4位の側鎖
R2の影響を検討した結果を表2に示す。A群に
カテコールアミン類、B群にはそれ以外のカテコ
ール誘導体の効果を示した。これにより、1,2
−ジヒドロキシベンゼン環の効果は、4位の側鎖
によつて増強されるが、その度合は側鎖の構造に
よつて大きく異なることが判明した。 すなわち、側鎖にアミノ基は不可欠ではなく
(B群にはA群に匹敵する活性を示すものがあ
る)、水酸基やカルボキシル基も必須ではない。
また不飽和よりは飽和構造が好ましく、炭素数は
2よりは3のほうが活性が高いことが示唆され
た。また驚くべきことに、B群のホモカテコール
(4−メチルカテコール)が、炭素数1ながら低
濃度域で炭素数3の化合物にせまる高活性を示す
ことが判明した。本化合物は高濃度添加では思つ
たほどの促進活性がみとめられなかつたが、この
濃度域では細胞の変形や一部細胞の器壁からの剥
離が観察されたことから、細胞毒性により効果が
減弱されたと考えられる。
【表】
【表】 実施例 3 L−M細胞のNGF産生、分泌活性に対する促
進効果は当初カテコールアミン類特有の作用とし
て見出されたものの、1,2−ジヒドロキシベン
ゼン環(カテコール環)を有する化合物に共通な
性質であり、より単純なアルキル側鎖だけでも充
分な増強効果が認められる可能性が示唆された。
そこで、1,2−ジヒドロキシベンゼンの3位あ
るいはまた4位の(特許請求の範囲に示した化合
物()でR=HのR1あるいはまたR2のアルキ
ル置換体の効
【表】
【表】
【表】
【表】 果を詳細に検討し、表3の結果を得た。 これにより、R1,R2の置換基の位置の差は決
定的ではなく、炭素数2から5個の非分枝型アル
キル基をいずれかにもち、R1,R2の組み合わせ
がより「かさ高くない」化合物、可及的には一方
が水素原子であるような組み合わせの化合物が、
有効なカテコールアミン類並ないしそれ以上の効
果を、より低濃度で示すことが判明した。また炭
素数が小さい側鎖を有する化合物で観察される高
濃度域における効果減弱が、炭素数が大きいもの
では測定濃度域では観察されなくなることも明ら
かとなつた。高活性を示した化合物はカテコール
アミン類とは異なり、アドレナリン作動性の神経
伝達物質活性を有することは知られておらず、本
発明用途での臨床適用上も有利と判断され、以後
高次の試験によつてさらに検索することとした。 実施例 4 実施例3において高活性が見出された化合物、
すなわち3あるいはまた4位に直鎖アルキル基を
有するカテコール類の高濃度域での急性期の細胞
【表】 チル
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