JPH05292908A - 麺類の製造法 - Google Patents
麺類の製造法Info
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- JPH05292908A JPH05292908A JP4121070A JP12107092A JPH05292908A JP H05292908 A JPH05292908 A JP H05292908A JP 4121070 A JP4121070 A JP 4121070A JP 12107092 A JP12107092 A JP 12107092A JP H05292908 A JPH05292908 A JP H05292908A
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Abstract
2重量%およびリパーゼを500〜2000U/g添加
することを特徴とする麺類の製造法。 【効果】 本発明の方法による場合は、腰があって歯切
れの良い、厄を起こさせた手延べ麺類に匹敵する良好な
食感および食味を有する麺類を機械製麺やその他の方法
により極めて簡単に製造することができる。しかも、本
発明では、油脂類をリパーゼで予め加水分解処理する工
程および該加水分解した油脂類を練込んだり麺線に塗布
する工程を必要とせず、油脂類とリパーゼを単に麺類用
の原料粉や生地中に添加するだけで、厄を起こした手延
べ麺類に匹敵する良好な腰および歯切れを有する麺類を
簡単に製造することができる。
Description
詳細には、腰があって歯切れの良い、良好な食感および
食味を有する麺類の製造法に関する。
麺による場合でも、手打ちや手延べ麺に近い食感、すな
わち腰や弾力性があって、しかも歯切れの良い麺類が得
られるようになっているが、未だ不満足な面があり、食
感および食味の一層良好な麺類が求められている。
を加えた小麦粉を混捏して生地をつくり、これを順に展
延−切廻し−巻込み−油返し−こならし−撚延引延−乾
燥−裁断−整束等の極めて複雑で手間のかかる工程を経
て製造されている。そして、そのような複雑な工程を経
て製造された手延べ素麺は、そのまま直ちに出荷される
場合もあるが、直ちに出荷せずに隙間のある木箱などに
詰め、それを多数段重ねて倉庫に貯蔵して高温多湿の梅
雨期を越させて、いわゆる“やく(厄)”を起こさせる
と、塗布した油の油臭が除去され、しかも素麺自体の成
分的な変化が生じて、茹で溶けの少ない、弾力性に富む
歯切れのよい良好な食感および良好な食味を有する素麺
が得られる。このため、厄を起こさせた手延べ素麺はか
なり高価であるにも拘わらず、高い需要を有している。
特に厄を起こさせた手延べ素麺は、上記した製造工程か
らも明らかなように、複雑で手間がかかり、しかも梅雨
期を越させる必要から製造に極めて長い時間を要する。
そのため、厄を起こさせた素麺におけるような優れた食
感および食味を有する麺類を、機械製麺によって簡単に
且つ短時間で製造し得る方法が従来から求められてお
り、本出願人はそのような要求を解決するための方法を
先に開発して出願した(特公昭48−34223号公
報)。
223号公報の方法は、麺類の製造工程において、二重
結合の多い脂肪酸をもつ油脂の加水分解物または精製さ
れた二重結合をもつ脂肪酸を練込みまたは塗布するもの
であり、そこにおける油脂の加水分解物としては、油脂
をアルカリやリパーゼで予め加水分解したものが使用さ
れている。そして、この方法による場合は、機械製麺に
よって、厄を起こさせた手延べ素麺に類似した腰や歯切
れの良さを有する食感および食味の改良された麺類を簡
単に得ることができる。
水分解された二重結合の多い遊離脂肪酸を含む油脂を用
いる上記の方法に関して更に研究を進めたところ、油脂
をリパーゼ等で予め加水分解してから練込みまたは塗布
する上記方法の代わりに、特定量の油脂と特定量のリパ
ーゼを麺類用の原料粉や生地に直接そのまま添加して麺
類を製造すると、腰の強さや歯ごたえ等が一層良好な麺
類を機械製麺によっても簡単に製造できることを見出し
て本発明を完成した。
ると麺質全体が硬くなって歯切れが悪くなり、また麺生
地中にリパーゼを直接加えると麺類の製造時に切刃など
に使用される油脂や小麦粉中に元々含まれている油脂に
作用して麩質の形成を阻害するために麺類の品質が低下
すると従来から考えられてきており、特定量の油脂およ
び特定量のリパーゼを原料粉や生地中に直接そのまま添
加して麺類を製造すると、食感や食味の良好な麺類が得
られるという上記した本発明者らの発見は、そのような
従来の知見からは全く予想外のことである。
に対し、油脂類を0.5〜2重量%およびリパーゼを5
00〜2000ユニット/g添加することを特徴とする
麺類の製造法である。ここで、本発明でいう小麦粉等の
穀粉類とは、小麦粉、米粉、大麦粉、そば粉等の穀粉、
コーンスターチ、馬鈴薯澱粉等の澱粉類、大豆粉等をさ
す。
記のように油脂類を0.5〜2重量%(以下単に%とい
う)添加することが必要であり、特に0.3〜1.3%
添加するのが好ましい。油脂類の添加量が0.5%より
も少ないと本発明の目的である厄を起こした麺、すなわ
ち弾力性に富み、歯切れの良好な食感および良好なな食
味を有する麺が得られず、一方2%よりも多いと麺に油
臭が強く残る。油脂類の種類としては、例えばサラダ
油、綿実油、大豆白絞油等の植物油を挙げることがで
き、そのうちでもサラダ油が油臭が少なく好ましい。
パーゼを500〜2000ユニット(以下U/gと表現
する)添加することが必要であり、1000 〜150
0U/g添加するのが特に好ましい。リパーゼの添加量
が500U/gよりも少ないと本発明の目的が達せられ
ず、一方2000U/gよりも多いと酵素反応が進み過
ぎて食感がかえって劣ったものとなる。リパーゼとして
はいずれのものも使用できるが、例えばリゾープス属等
の微生物由来のものが、安定性、入手のし易さ等の点か
ら好ましく、そのようなリパーゼは「リリパーゼ」[長
瀬産業(株)製]等として容易に入手可能である。
の力価(U/g)」とは、「酵素利用ハンドブック」初
版、第230〜233頁、(株)地人書館発行(昭和5
5年6月25日)の“4.6 リパーゼの測定法”の項に
記載されている方法にしたがって測定した値をいう。
混捏が終了する前であればどの時点で行ってもよく、例
えば原料粉への加水前、加水時、または加水後の生地の
混捏時に添加することができる。また、油脂類とリパー
ゼとは、同時に添加してもまたは逐次に添加してもよ
い。特に、リパーゼを水に予め分散または溶解させた状
態にして原料粉やある程度混捏した生地に添加するの
が、生地中に均一に分散させることができ望ましい。そ
のうちでも、加える水を食塩水とする場合は、加える水
を二つに分けて、一方を油脂を分散させた食塩水とし、
もう一方をリパーゼを溶かした水として、これらを同時
または別々に添加する方法が、リパーゼを失活させず、
また油脂があらかじめ分解を受けないという点から好ま
しい。
リパーゼの他に、麺類の製造に当たって通常使用されて
いる食塩やその他の成分(例えば乳化剤など)を必要に
応じて適宜使用することができる。
および製麺装置のいずれもが採用でき、製造を目的とす
る麺類の種類に応じて製麺方法および製麺装置を適宜選
択して行うのがよい。特に、食塩および油脂類を添加し
た生地を混捏した後、所定時間(通常0.5〜1.5時
間)、約20〜35℃の温度で寝かせて生地の熟成を行
ってから圧延して麺帯を製造するようにすると、腰があ
って歯ごたえのよい、良好な食感および食味を有する麺
類を得ることができ、望ましい。
ん、きしめんなどの乾燥麺類、それらの麺類の半乾燥麺
類や生麺類などを製造することができ、そのうちでも本
発明の方法は、乾燥した素麺、冷麦、うどんの製造に適
している。また、本発明の方法は機械製麺に特に適して
いるが、それに限定されず、手延べ麺類や手打ち麺類の
製造に対しても採用できる。
が、本発明はそれらの例に限定されない。また、以下の
実施例等において、得られた麺類の食感および食味の評
価は、下記の評価基準にしたがって10名のパネラーに
点数で評価してもらい、その平均値を採った。
好。 2・・・少し弾力性に欠け、歯切れが少し悪い。 1・・・まったく弾力性がなく、歯切れも悪い。
0g、サラダ油10gおよび水250gを加えてミキサ
ーで予備混練した後、リパーゼ[長瀬産業(株)製「リ
リパーゼA−10」、力価;酵素1g当たり10000
00U]を下記の力価(U/g)になるように水100
gに予め分散させたものを加えて更に混捏し、この混捏
生地を室温(27℃)で1時間寝かせて熟成した。次い
で、それを段階的に圧延ロールで最終的な厚さが約1.
0mmになるまで圧延して麺帯を製造し、#30番切刃
で切り出した。その結果得られた麺を常法により乾燥し
て乾麺(水分含量14.0%)を得た。
ル中に可食状態になるまで2分間茹でて、いずれも茹で
歩留まり290%の茹麺を得た。得られた麺の食感およ
び食味を上記した評価基準に従って10名のパネラーに
評価してもらってその平均値を採ったところ、その結果
は下記の表1に示すとおりであった。また、参考のた
め、市販の手延べ素麺を入手し、それを梅雨を越させて
厄を起こさせたものを上記と同様にして茹でてパネラー
に食してもらってその食感および食味を評価してもらっ
た結果を表1に併記する。
500〜2000U/gの範囲のときには、厄を起こし
た市販の手延べ素麺に匹敵する良好な食感および食味を
有する麺類が機械製麺によって得られることがわかる。
gに、食塩30g、下記の表2に示す量のサラダ油およ
び水250gを加えてミキサーで予備混練した後、実施
例1で使用したのと同じリパーゼ1000U/gを水1
00gに予め分散させたものを加えて更に混捏し、以下
実施例1と同様にして熟成、圧延(麺帯の製造)、切り
出しおよび乾燥して乾麺(水分含量14.0%)を得
た。
ル中に可食状態になるまで2分間茹でて、いずれも茹で
歩留まり290%の茹麺を得た。得られた麺の食感およ
び食味を上記した評価基準に従って10名のパネラーに
評価してもらってその平均値を採ったところ、その結果
は下記の表2に示すとおりであった。また、参考のた
め、実施例1におけるのと同じ市販の手延べ素麺の食感
および食味を表2に併記する。
る油脂の添加率が0.5〜2%の範囲のときに、厄を起
こした手延べ素麺に匹敵する良好な食感および食味を有
する麺類が機械製麺によって得られることがわかる。
5N酢酸100mlおよび実施例1と同様のリパーゼ
2.5gを添加混合して得た溶液を、37℃の恒温槽で
20時間振とうしてサラダ油の加水分解を行った。この
加水分解物をエーテルで回収した後、エーテルを除去し
て加水分解サラダ油(以下処理油という)を得た。小麦
粉(中力粉)1000gに食塩30g、上記で得た処理
油10gおよび水350gを加えてミキサーで混捏し、
以下実施例1と同様にして乾麺(水分含量14.0%)
を得た。
ル中に可食状態になるまで2分間茹でて茹で歩留まり2
90%の茹麺を得た。得られた麺の食感および食味を上
記した評価基準に従って10名のパネラーに評価しても
らってその平均値を採ったところ、食感は3.7点およ
び食味は2.5点であり、食感および食味とも、実施例
1および実施例2で得られた麺に比べて劣っていた。
gおよびグリセリン脂肪酸モノエステル(界面活性剤)
0.1gからなる混合液を40℃の温度で6時間振とう
して空気酸化させた後、この混合液に更に水150gお
よび食塩30gを加えて練り水を調製し、これを小麦粉
(中力粉)1000gに加えて混捏し、以下実施例1と
同様にして熟成、圧延(麺帯の製造)、切り出しおよび
乾燥して乾麺(水分含量14.0%)を得た。
ル中に可食状態になるまで2分間茹でて、茹で歩留まり
290%の茹麺を得た。得られた麺の食感および食味を
上記した評価基準に従って10名のパネラーに評価して
もらってその平均値を採ったところ、食感は3.7点お
よび食味は2.3点であり、食感および食味とも、実施
例1および実施例2で得られた麺に比べて劣っていた。
歯切れの良い、厄を起こさせた手延べ麺類に匹敵する良
好な食感および食味を有する麺類を機械製麺やその他の
方法により極めて簡単に製造することができる。本発明
では、油脂類をリパーゼで予め加水分解処理する工程お
よび該加水分解した油脂類を麺類生地中に練込むか麺線
に塗布する工程を必要とせず、油脂類とリパーゼを単に
麺類用の原料粉や生地中に添加するだけで、厄を起こし
た手延べ麺類に匹敵する良好な腰および歯切れを有する
麺類を簡単に製造することができる。
上記のように油脂類を0.5〜2重量%(以下単に%と
いう)添加することが必要であり、特に0.8〜1.3
%添加するのが好ましい。油脂類の添加量が0.5%よ
りも少ないと本発明の目的である厄を起こした麺、すな
わち弾力性に富み、歯切れの良好な食感および良好な食
味を有する麺が得られず、一方2%よりも多いと麺に油
臭が強く残る。油脂類の種類としては、例えばサラダ
油、綿実油、大豆白絞油等の植物油を挙げることがで
き、そのうちでもサラダ油が油臭が少なく好ましい。
Claims (1)
- 【請求項1】 小麦粉等の穀粉類に対し、油脂類を0.
5〜2重量%およびリパーゼを500〜2000ユニッ
ト/g添加することを特徴とする麺類の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4121070A JP3046140B2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 麺類の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4121070A JP3046140B2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 麺類の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05292908A true JPH05292908A (ja) | 1993-11-09 |
| JP3046140B2 JP3046140B2 (ja) | 2000-05-29 |
Family
ID=14802099
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4121070A Expired - Lifetime JP3046140B2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 麺類の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3046140B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6197360B1 (en) * | 1996-10-25 | 2001-03-06 | Nisshin Flour Milling Co., Ltd. | Processes for the production of noodles by machines |
| JP2016154507A (ja) * | 2015-02-26 | 2016-09-01 | 株式会社日清製粉グループ本社 | 調理済み麺類の製造方法 |
| KR20170057448A (ko) | 2014-10-06 | 2017-05-24 | 후지세유 그룹 혼샤 가부시키가이샤 | 면류의 제조방법 및 면용 분리 개량제 |
| US9826765B2 (en) | 2010-07-01 | 2017-11-28 | Toyo Suisan Kaisha, Ltd. | Dried noodle and process for producing the same |
-
1992
- 1992-04-16 JP JP4121070A patent/JP3046140B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6197360B1 (en) * | 1996-10-25 | 2001-03-06 | Nisshin Flour Milling Co., Ltd. | Processes for the production of noodles by machines |
| US9826765B2 (en) | 2010-07-01 | 2017-11-28 | Toyo Suisan Kaisha, Ltd. | Dried noodle and process for producing the same |
| US10045556B2 (en) | 2010-07-01 | 2018-08-14 | Toyo Suisan Kaisha, Ltd. | Dried noodle |
| KR20170057448A (ko) | 2014-10-06 | 2017-05-24 | 후지세유 그룹 혼샤 가부시키가이샤 | 면류의 제조방법 및 면용 분리 개량제 |
| JP2016154507A (ja) * | 2015-02-26 | 2016-09-01 | 株式会社日清製粉グループ本社 | 調理済み麺類の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3046140B2 (ja) | 2000-05-29 |
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