JPH05293274A - ミシン - Google Patents
ミシンInfo
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- JPH05293274A JPH05293274A JP9790892A JP9790892A JPH05293274A JP H05293274 A JPH05293274 A JP H05293274A JP 9790892 A JP9790892 A JP 9790892A JP 9790892 A JP9790892 A JP 9790892A JP H05293274 A JPH05293274 A JP H05293274A
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- JP
- Japan
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- sewing
- feed
- speed
- sewing machine
- sewn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 止め縫いを行う場合に、針落ち点がずれて厚
い皮などの縫製生地が裂けることを防止する。 【構成】 止め縫い信号が与えられたとき、CPU42
によりその時点から800rpm 縫製速度で3ステップだ
け縫製した後(ステップS2,S3)、布送り方向を逆
転させて800rpm 縫製速度で3ステップだけ縫製し
(ステップS4)、再び布送り方向を逆転させて800
rpm 縫製速度で3ステップだけ縫製して(ステップS
5)止め縫いを完了させる。これにより、針落ち点が一
致するので、厚い皮などの縫製生地が裂けることがな
い。
い皮などの縫製生地が裂けることを防止する。 【構成】 止め縫い信号が与えられたとき、CPU42
によりその時点から800rpm 縫製速度で3ステップだ
け縫製した後(ステップS2,S3)、布送り方向を逆
転させて800rpm 縫製速度で3ステップだけ縫製し
(ステップS4)、再び布送り方向を逆転させて800
rpm 縫製速度で3ステップだけ縫製して(ステップS
5)止め縫いを完了させる。これにより、針落ち点が一
致するので、厚い皮などの縫製生地が裂けることがな
い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被縫製物として例えば
革靴用の皮や厚物の布等を縫製するのに好適するミシン
に関するものである。
革靴用の皮や厚物の布等を縫製するのに好適するミシン
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のミシンにおいて、ほころ
び防止用の止め縫いを行う場合、止め縫い信号が与えら
れた時点から、被縫製物の布送り方向を逆転させること
により、いわゆる返し縫いを行うように構成されてい
る。この構成の場合、具体的には、止め縫い信号が与え
られた時点から被縫製物を逆方向へ布送りして例えば3
ステッチ分だけ縫製し、その後、被縫製物を正方向へ布
送りして例えば3ステッチ分だけ縫製して縫製運転を停
止するようにしている。この場合、止め縫いを行った部
分には、縫製が3回重ねて行われる。
び防止用の止め縫いを行う場合、止め縫い信号が与えら
れた時点から、被縫製物の布送り方向を逆転させること
により、いわゆる返し縫いを行うように構成されてい
る。この構成の場合、具体的には、止め縫い信号が与え
られた時点から被縫製物を逆方向へ布送りして例えば3
ステッチ分だけ縫製し、その後、被縫製物を正方向へ布
送りして例えば3ステッチ分だけ縫製して縫製運転を停
止するようにしている。この場合、止め縫いを行った部
分には、縫製が3回重ねて行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成において、止め縫いを行った部分の縫い目を観察
すると、図10に示すように、止め縫い信号が与えられ
る前に縫製された縫い目の針落ち点Pと、止め縫い信号
が与えられた時点から後に縫製された縫い目の針落ち点
Qとがずれることが多々あった。このように針落ち点
P,Qの位置がずれたとしても、被縫製物として薄い布
等を縫製する場合は何の問題も生じないが、被縫製物と
して例えば厚い皮を縫製した場合、針孔の数が多くな
り、該皮が止め縫いを行った部分で裂け易くなるという
問題点が発生した。
来構成において、止め縫いを行った部分の縫い目を観察
すると、図10に示すように、止め縫い信号が与えられ
る前に縫製された縫い目の針落ち点Pと、止め縫い信号
が与えられた時点から後に縫製された縫い目の針落ち点
Qとがずれることが多々あった。このように針落ち点
P,Qの位置がずれたとしても、被縫製物として薄い布
等を縫製する場合は何の問題も生じないが、被縫製物と
して例えば厚い皮を縫製した場合、針孔の数が多くな
り、該皮が止め縫いを行った部分で裂け易くなるという
問題点が発生した。
【0004】従来構成のミシンにおいて止め縫いを行っ
た場合に、図10に示すように、針落ち点P,Qの位置
がずれる原因を探求してみると、止め縫い信号が与えら
れる前の縫製と、止め縫い信号が与えられた時点から後
の縫製との間で異なる点として、両者の縫製速度があ
る。即ち、止め縫い信号が与えられる前の縫製運転は、
使用者の望む縫製速度つまりかなり高速度で実行される
のに対して、止め縫い信号が与えられた時点から後の縫
製運転は予めミシンメーカー側で設定された設定速度で
実行される。
た場合に、図10に示すように、針落ち点P,Qの位置
がずれる原因を探求してみると、止め縫い信号が与えら
れる前の縫製と、止め縫い信号が与えられた時点から後
の縫製との間で異なる点として、両者の縫製速度があ
る。即ち、止め縫い信号が与えられる前の縫製運転は、
使用者の望む縫製速度つまりかなり高速度で実行される
のに対して、止め縫い信号が与えられた時点から後の縫
製運転は予めミシンメーカー側で設定された設定速度で
実行される。
【0005】この事実に基づいて、縫製速度によって針
落ち点が変動する即ち被縫製物の送りピッチが変動する
のではないかと考えられる。また種々の実験を行うこと
により、縫製速度の変動に応じて被縫製物の送りピッチ
がわづかであるが変動することを確認した。
落ち点が変動する即ち被縫製物の送りピッチが変動する
のではないかと考えられる。また種々の実験を行うこと
により、縫製速度の変動に応じて被縫製物の送りピッチ
がわづかであるが変動することを確認した。
【0006】そこで、本発明は前記課題を解決するため
になされたものであり、その目的は、止め縫いを行う場
合に、針落ち点がずれることを防止できるミシンを提供
するにある。
になされたものであり、その目的は、止め縫いを行う場
合に、針落ち点がずれることを防止できるミシンを提供
するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のミシンは、縫製速度を可変制御する速度可
変手段と、止め縫いを行わせるための止め縫い信号を発
生する止め縫い信号発生手段とを備えると共に、前記止
め縫い信号が与えられたとき、その時点から予め設定し
た設定縫製速度で所定ステッチ数だけ縫製した後、布送
り方向を逆転させ且つ前記設定縫製速度で止め縫いを行
う止め縫い制御手段を備えている。
に、本発明のミシンは、縫製速度を可変制御する速度可
変手段と、止め縫いを行わせるための止め縫い信号を発
生する止め縫い信号発生手段とを備えると共に、前記止
め縫い信号が与えられたとき、その時点から予め設定し
た設定縫製速度で所定ステッチ数だけ縫製した後、布送
り方向を逆転させ且つ前記設定縫製速度で止め縫いを行
う止め縫い制御手段を備えている。
【0008】
【作用】上記構成を有する本発明は、止め縫い信号が与
えられたとき、止め縫い制御手段が、その時点から予め
設定した設定縫製速度で所定ステッチ数だけ縫製した
後、布送り方向を逆転させ且つ前記設定縫製速度で止め
縫いを行うように制御することにより、止め縫いの直前
に行う縫製運転の縫製速度と止め縫い運転の縫製速度と
が等しくなる。従って、止め縫いを行う場合に、被縫製
物の送りピッチが変動しなくなり、針落ち点がずれるこ
とがなくなる。
えられたとき、止め縫い制御手段が、その時点から予め
設定した設定縫製速度で所定ステッチ数だけ縫製した
後、布送り方向を逆転させ且つ前記設定縫製速度で止め
縫いを行うように制御することにより、止め縫いの直前
に行う縫製運転の縫製速度と止め縫い運転の縫製速度と
が等しくなる。従って、止め縫いを行う場合に、被縫製
物の送りピッチが変動しなくなり、針落ち点がずれるこ
とがなくなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1ないし
図9を参照しながら説明する。まず、ミシンの全体構成
を示す図2において、ミシン本体1は、ミシンテーブル
2の上面側に配設されている。ミシン本体1は、図3に
も示すように、ミシンベッド部3と、このミシンベッド
部3の右方部から立上がり且つ左方に延びるように設け
られたミシンアーム部4とから構成されている。ミシン
アーム部4の左端部分には、針棒5が上下動可能に設け
られており、この針棒5の下端に縫針6が取付けられて
いる。
図9を参照しながら説明する。まず、ミシンの全体構成
を示す図2において、ミシン本体1は、ミシンテーブル
2の上面側に配設されている。ミシン本体1は、図3に
も示すように、ミシンベッド部3と、このミシンベッド
部3の右方部から立上がり且つ左方に延びるように設け
られたミシンアーム部4とから構成されている。ミシン
アーム部4の左端部分には、針棒5が上下動可能に設け
られており、この針棒5の下端に縫針6が取付けられて
いる。
【0010】また、上記ミシンテーブル2の下面側の右
方部には、例えばDCモータからなるミシンモータ7が
配設されている。このミシンモータ7により、プーリ
8、ベルト9及びプーリ10を介して上軸11(図3参
照)が回転駆動されるようになっている。この上軸11
の回転により、図示しない周知のクランク機構等を介し
て上記針棒5及び縫針6が上下駆動されるように構成さ
れている。尚、ミシンテーブル2の下面側には、その右
方部に上記ミシンモータ7を通断電制御するための制御
箱12が配設されている。
方部には、例えばDCモータからなるミシンモータ7が
配設されている。このミシンモータ7により、プーリ
8、ベルト9及びプーリ10を介して上軸11(図3参
照)が回転駆動されるようになっている。この上軸11
の回転により、図示しない周知のクランク機構等を介し
て上記針棒5及び縫針6が上下駆動されるように構成さ
れている。尚、ミシンテーブル2の下面側には、その右
方部に上記ミシンモータ7を通断電制御するための制御
箱12が配設されている。
【0011】一方、ミシンベッド部3の上面左端部に
は、被縫製物(図示しない)を載置するための載置台部
13が上記針棒5に対向するように上方に向けて突設さ
れている。この載置台部13内には、図6に示すよう
に、糸輪捕捉器である水平かま14及び下送り手段であ
る送り歯15が配設されている。
は、被縫製物(図示しない)を載置するための載置台部
13が上記針棒5に対向するように上方に向けて突設さ
れている。この載置台部13内には、図6に示すよう
に、糸輪捕捉器である水平かま14及び下送り手段であ
る送り歯15が配設されている。
【0012】また、ミシンベッド部3内には、下軸16
が左右方向へ延びるように配置された状態で回転可能に
設けられていると共に、上下送り軸17及び水平送り軸
18が上記下軸16の前後両側にそれぞれ平行に配置さ
れた状態で回動可能に設けられている。上記下軸16へ
は、上軸11の回転力がベベルギヤや縦軸(いずれも図
示しない)等からなる回転力伝達機構を介して伝達され
るように構成されている。
が左右方向へ延びるように配置された状態で回転可能に
設けられていると共に、上下送り軸17及び水平送り軸
18が上記下軸16の前後両側にそれぞれ平行に配置さ
れた状態で回動可能に設けられている。上記下軸16へ
は、上軸11の回転力がベベルギヤや縦軸(いずれも図
示しない)等からなる回転力伝達機構を介して伝達され
るように構成されている。
【0013】上記下軸16の回転により、ベベルギヤ1
9や駆動軸20を介して水平かま14が前記針棒5即ち
縫針6の上下動に同期して回動駆動されるように構成さ
れている。この縫針6の上下動と水平かま14の回動と
によって、上糸と下糸(いずれも図示しない)が絡んで
縫い目が形成されるようになっている。
9や駆動軸20を介して水平かま14が前記針棒5即ち
縫針6の上下動に同期して回動駆動されるように構成さ
れている。この縫針6の上下動と水平かま14の回動と
によって、上糸と下糸(いずれも図示しない)が絡んで
縫い目が形成されるようになっている。
【0014】上下送り軸17の左端には、上下送り腕2
1が配置されており、その上下送り腕21の先端部には
コロ21aが形成されている。また、水平送り軸18の
左端部には水平送りロッド23が配置されており、その
水平送りロッド23の一対のボス部23aの内側には、
送り台22の一端の突出形成された一対のボス部22a
が配置されている。そして、両一対のボス部22a,2
3a間には、図6に示すように水平送り台軸23bが貫
通されている。更に、送り台22の他端部には、二又形
状をした案内片22bが形成されており、前記上下送り
腕21のコロ21aと係合している。
1が配置されており、その上下送り腕21の先端部には
コロ21aが形成されている。また、水平送り軸18の
左端部には水平送りロッド23が配置されており、その
水平送りロッド23の一対のボス部23aの内側には、
送り台22の一端の突出形成された一対のボス部22a
が配置されている。そして、両一対のボス部22a,2
3a間には、図6に示すように水平送り台軸23bが貫
通されている。更に、送り台22の他端部には、二又形
状をした案内片22bが形成されており、前記上下送り
腕21のコロ21aと係合している。
【0015】また、送り台22の上方には、上端に送り
歯15を固定した送り歯支持部材24が配置されてお
り、その送り歯支持部材24の下端は送り台22のほぼ
中央部にピン22cにて回動可能に支持されている。そ
して、送り歯支持部材24は、図6に示すように、縦長
形状をしており、その中央部には長孔24aが形成され
ており、その長孔24a内に配置された中心部材13a
を中心にして、上下左右に運動可能である。
歯15を固定した送り歯支持部材24が配置されてお
り、その送り歯支持部材24の下端は送り台22のほぼ
中央部にピン22cにて回動可能に支持されている。そ
して、送り歯支持部材24は、図6に示すように、縦長
形状をしており、その中央部には長孔24aが形成され
ており、その長孔24a内に配置された中心部材13a
を中心にして、上下左右に運動可能である。
【0016】そして、上下送り軸17へ上軸11の回転
力が図示しない上下送り伝達機構を介して伝達される
と、上下送り軸17の左端に取付けられた上下送り腕2
1が回動し、コロ21aにより二又形状の案内片2bが
上下に押圧され、送り台22が上下方向へ駆動されるよ
うになっている。また、水平送り軸18へ上軸11の回
転力が図示しない水平送り伝達機構を介して伝達される
と、水平送りロッド23、水平送り台軸23、上下送り
腕21のコロ21aにより、送り台22が水平方向即ち
前後方向へ駆動されるように構成されている。
力が図示しない上下送り伝達機構を介して伝達される
と、上下送り軸17の左端に取付けられた上下送り腕2
1が回動し、コロ21aにより二又形状の案内片2bが
上下に押圧され、送り台22が上下方向へ駆動されるよ
うになっている。また、水平送り軸18へ上軸11の回
転力が図示しない水平送り伝達機構を介して伝達される
と、水平送りロッド23、水平送り台軸23、上下送り
腕21のコロ21aにより、送り台22が水平方向即ち
前後方向へ駆動されるように構成されている。
【0017】上記送り台22の上部には、送り歯15が
縦長形状の送り歯支持部材24を介して取付けられてい
る。この場合、送り台22の上述した水平及び上下方向
の運動によって、送り歯15が送り運動することにより
図示しない被縫製物が正方向(手前方向)又は逆方向
(後方)へ布送りされるようになっている。被縫製物の
布送り方向の切替は、水平送り伝達機構に設けられた周
知構成の切替器(図示しない)を操作することにより行
われるように構成されている。この切替器は、返し縫い
ソレノイド46(図7参照)により切り替え駆動される
と共に、返し縫いレバー(図示しない)を手動操作する
ことにより切り替え駆動されるようになっている。
縦長形状の送り歯支持部材24を介して取付けられてい
る。この場合、送り台22の上述した水平及び上下方向
の運動によって、送り歯15が送り運動することにより
図示しない被縫製物が正方向(手前方向)又は逆方向
(後方)へ布送りされるようになっている。被縫製物の
布送り方向の切替は、水平送り伝達機構に設けられた周
知構成の切替器(図示しない)を操作することにより行
われるように構成されている。この切替器は、返し縫い
ソレノイド46(図7参照)により切り替え駆動される
と共に、返し縫いレバー(図示しない)を手動操作する
ことにより切り替え駆動されるようになっている。
【0018】尚、送り歯15の布送り量つまり被縫製物
の送りピッチは、周知構成の送りピッチ設定ダイヤル
(図示しない)を使用者が手動によって回動操作するこ
とにより、所望の値に設定できるように構成されてい
る。
の送りピッチは、周知構成の送りピッチ設定ダイヤル
(図示しない)を使用者が手動によって回動操作するこ
とにより、所望の値に設定できるように構成されてい
る。
【0019】また、図3に示すように、上軸11の右端
部のプーリ10の右側には、上軸11の回転速度及び回
転角度を検出する回転検出装置25が設けられている。
この回転検出装置25は、図7に示すように、回転速度
検出手段である回転速度検出器26と、針位置検出器2
7とから構成されている。
部のプーリ10の右側には、上軸11の回転速度及び回
転角度を検出する回転検出装置25が設けられている。
この回転検出装置25は、図7に示すように、回転速度
検出手段である回転速度検出器26と、針位置検出器2
7とから構成されている。
【0020】上記回転速度検出器26は、プーリ10即
ち上軸11の回転速度を検出して、回転速度検出信号を
出力する。つまり、回転速度検出器26によって、縫製
速度が検出されるようになっている。上記針位置検出器
27は、プーリ10即ち上軸11の回転角度を検出する
ことにより、縫針6の位置を検出し、縫針6が上位置に
あるとき針上信号を出力し、縫針6が下位置にあるとき
針下信号を出力する。つまり、針位置検出器27によっ
て、原点位置が検出されるように構成されている。
ち上軸11の回転速度を検出して、回転速度検出信号を
出力する。つまり、回転速度検出器26によって、縫製
速度が検出されるようになっている。上記針位置検出器
27は、プーリ10即ち上軸11の回転角度を検出する
ことにより、縫針6の位置を検出し、縫針6が上位置に
あるとき針上信号を出力し、縫針6が下位置にあるとき
針下信号を出力する。つまり、針位置検出器27によっ
て、原点位置が検出されるように構成されている。
【0021】さて、ミシンアーム部4の左端部分には、
図4に示すように、押え棒28が針棒5の後方に該針棒
5にほぼ平行に配置され且つ上下動可能に設けられてい
る。この押え棒28は、押え上げレバー(図示しない)
を手動操作することにより、上げ下げされるように構成
されている。上記押え棒28は、下方へ下げられた状態
で、図示しない押えばねにより下方へ付勢されている。
尚、押え棒28を下方から上方へ上げるときは、押え上
げソレノイド47(図7参照)によっても駆動されるよ
うに構成されている。
図4に示すように、押え棒28が針棒5の後方に該針棒
5にほぼ平行に配置され且つ上下動可能に設けられてい
る。この押え棒28は、押え上げレバー(図示しない)
を手動操作することにより、上げ下げされるように構成
されている。上記押え棒28は、下方へ下げられた状態
で、図示しない押えばねにより下方へ付勢されている。
尚、押え棒28を下方から上方へ上げるときは、押え上
げソレノイド47(図7参照)によっても駆動されるよ
うに構成されている。
【0022】上記押え棒28の下端部には、送り車輪2
9が送り車輪取付台30を介して取付けられている。こ
の送り車輪29は、送り車輪取付台30に軸31を支点
としてその回りに回転可能に設けられている。上記送り
車輪29は、押え棒28が下方へ下げられたときに、被
縫製物を載置台部13上へ押え付けるように構成されて
いる。
9が送り車輪取付台30を介して取付けられている。こ
の送り車輪29は、送り車輪取付台30に軸31を支点
としてその回りに回転可能に設けられている。上記送り
車輪29は、押え棒28が下方へ下げられたときに、被
縫製物を載置台部13上へ押え付けるように構成されて
いる。
【0023】また、図3にも示すように、ミシンアーム
部4の左端部内に配設された支持台部32には、送り車
輪用駆動モータである例えばパルスモータ33が取付け
られている。このパルスモータ33により、上記送り車
輪29が回転駆動されるように構成されている。具体的
には、パルスモータ33の回転軸34の先端には、継手
35を介して伝動軸継手36が連結されている。この伝
動軸継手36の軸心部には、図5に示すように、断面6
角形状の嵌合穴36aが形成されている。
部4の左端部内に配設された支持台部32には、送り車
輪用駆動モータである例えばパルスモータ33が取付け
られている。このパルスモータ33により、上記送り車
輪29が回転駆動されるように構成されている。具体的
には、パルスモータ33の回転軸34の先端には、継手
35を介して伝動軸継手36が連結されている。この伝
動軸継手36の軸心部には、図5に示すように、断面6
角形状の嵌合穴36aが形成されている。
【0024】そして、伝動軸37の上端部37aが断面
6角形状に形成されており、この上端部37aが上記伝
動軸継手36の嵌合穴36a内に嵌合連結されている。
これにより、伝動軸継手36と伝動軸37とが一体に回
転すると共に、伝動軸継手36に対して伝動軸37が上
下動可能になっている。伝動軸37の下端部は、ベベル
ギヤ部38aを有する伝動軸38の上端部に連結されて
いる。この歯車付き伝動軸38は、送り車輪取付台30
に形成された軸受孔30a内に挿入されて回転可能に設
けられている。
6角形状に形成されており、この上端部37aが上記伝
動軸継手36の嵌合穴36a内に嵌合連結されている。
これにより、伝動軸継手36と伝動軸37とが一体に回
転すると共に、伝動軸継手36に対して伝動軸37が上
下動可能になっている。伝動軸37の下端部は、ベベル
ギヤ部38aを有する伝動軸38の上端部に連結されて
いる。この歯車付き伝動軸38は、送り車輪取付台30
に形成された軸受孔30a内に挿入されて回転可能に設
けられている。
【0025】上記歯伝動軸38の下端部に設けられたベ
ベルギヤ部38aが、送り車輪29の左面周縁部に設け
られたベベルギヤ部29aに噛合している。これによ
り、パルスモータ33の回転力が、伝動軸継手36、伝
動軸37及び伝動軸38を介して送り車輪29へ伝達さ
れて該送り車輪29が回転駆動される。この場合、パル
スモータ33を正逆回転させることにより、送り車輪2
9が正逆回転駆動されるようになっている。このような
送り車輪29の回転と前記送り歯15の送り運動とによ
って、被縫製物が送り車輪29と送り歯15との間に挟
まれながら布送りされる。
ベルギヤ部38aが、送り車輪29の左面周縁部に設け
られたベベルギヤ部29aに噛合している。これによ
り、パルスモータ33の回転力が、伝動軸継手36、伝
動軸37及び伝動軸38を介して送り車輪29へ伝達さ
れて該送り車輪29が回転駆動される。この場合、パル
スモータ33を正逆回転させることにより、送り車輪2
9が正逆回転駆動されるようになっている。このような
送り車輪29の回転と前記送り歯15の送り運動とによ
って、被縫製物が送り車輪29と送り歯15との間に挟
まれながら布送りされる。
【0026】また、図2及び図3に示すように、ミシン
アーム部4の右端部上部には、操作パネル部39が上方
に向けて突設されている。この操作パネル部39の前面
には、各種の縫製運転を実行するための縫製データを設
定する各種の機能スイッチ40(図7参照)、並びに、
設定された縫製データや運転状態等を表示する表示装置
41(図7参照)が設けられている。各種の機能スイッ
チ40の中には、上記送り車輪29の布送り量即ち送り
ピッチを設定するためのスイッチが設けられている。
アーム部4の右端部上部には、操作パネル部39が上方
に向けて突設されている。この操作パネル部39の前面
には、各種の縫製運転を実行するための縫製データを設
定する各種の機能スイッチ40(図7参照)、並びに、
設定された縫製データや運転状態等を表示する表示装置
41(図7参照)が設けられている。各種の機能スイッ
チ40の中には、上記送り車輪29の布送り量即ち送り
ピッチを設定するためのスイッチが設けられている。
【0027】上記スイッチを適宜操作することにより、
送り車輪29の送りピッチを例えば0.1mmから7.
0mmまでの範囲内で例えば0.1mm刻みで設定する
ことができるようになっている。このスイッチが送りピ
ッチ設定手段を構成している。尚、図2に示すように、
ミシンテーブル2の下面側の左方部には、上記パルスモ
ータ33を通断電制御するための制御箱52が配設され
ている。
送り車輪29の送りピッチを例えば0.1mmから7.
0mmまでの範囲内で例えば0.1mm刻みで設定する
ことができるようになっている。このスイッチが送りピ
ッチ設定手段を構成している。尚、図2に示すように、
ミシンテーブル2の下面側の左方部には、上記パルスモ
ータ33を通断電制御するための制御箱52が配設され
ている。
【0028】また、ミシンの電気的構成を示す図7にお
いて、縫製制御手段である中央処理装置(以下CPUと
称す)42は、ミシンの縫製運転全般を制御する機能を
有しており、この場合、止め縫い制御手段の機能をも有
している。このCPU42は、種々のスイッチ40、ペ
ダルスイッチ43、回転速度検出器26及び針位置検出
器27とバスを介して接続されており、それらからの各
種信号を受けるようになっている。
いて、縫製制御手段である中央処理装置(以下CPUと
称す)42は、ミシンの縫製運転全般を制御する機能を
有しており、この場合、止め縫い制御手段の機能をも有
している。このCPU42は、種々のスイッチ40、ペ
ダルスイッチ43、回転速度検出器26及び針位置検出
器27とバスを介して接続されており、それらからの各
種信号を受けるようになっている。
【0029】上記ペダルスイッチ43は、使用者の足に
よる踏込み操作により、前踏み位置、中立位置及び後踏
み位置に操作可能に構成されている。ペダルスイッチ4
3は、前踏み位置へ操作されたときミシン起動信号を、
中立位置へ操作されたときミシン停止信号を、及び後踏
み位置へ操作されたとき止め縫い信号を出力するように
なっている。そして、ペダルスイッチ43は、前踏み位
置へ操作される場合、その踏み込み量に応じた出力レベ
ルの信号を出力し、この信号が縫製速度指示信号として
CPU42へ与えられる。この場合、ペダルスイッチ4
3が止め縫い信号発生手段を構成している。そして、C
PU42が縫製速度を可変制御する速度可変手段を構成
している。
よる踏込み操作により、前踏み位置、中立位置及び後踏
み位置に操作可能に構成されている。ペダルスイッチ4
3は、前踏み位置へ操作されたときミシン起動信号を、
中立位置へ操作されたときミシン停止信号を、及び後踏
み位置へ操作されたとき止め縫い信号を出力するように
なっている。そして、ペダルスイッチ43は、前踏み位
置へ操作される場合、その踏み込み量に応じた出力レベ
ルの信号を出力し、この信号が縫製速度指示信号として
CPU42へ与えられる。この場合、ペダルスイッチ4
3が止め縫い信号発生手段を構成している。そして、C
PU42が縫製速度を可変制御する速度可変手段を構成
している。
【0030】また、CPU42は、ROM44内に記憶
された制御プログラムに従ってミシンの縫製運転を制御
するように構成されている。そして、CPU42は、R
AM45内へデータを記憶すると共に、RAM45内か
らデータを読出すようになっている。更に、CPU42
は、ミシンモータ7、パルスモータ33、返し縫いソレ
ノイド46及び押え上げソレノイド47をそれぞれ駆動
回路48,49,50,51を介して駆動制御すると共
に、表示装置41を駆動制御するように構成されてい
る。
された制御プログラムに従ってミシンの縫製運転を制御
するように構成されている。そして、CPU42は、R
AM45内へデータを記憶すると共に、RAM45内か
らデータを読出すようになっている。更に、CPU42
は、ミシンモータ7、パルスモータ33、返し縫いソレ
ノイド46及び押え上げソレノイド47をそれぞれ駆動
回路48,49,50,51を介して駆動制御すると共
に、表示装置41を駆動制御するように構成されてい
る。
【0031】次に、このように構成されたミシンの動作
について図1,図8及び図9も参照して説明する。被縫
製物として例えば皮を縫製する場合、まず、送り歯15
の布送りピッチを設定する。この場合、送りピッチ設定
ダイヤルを回転操作すると共に、試し縫いを行うことに
より、所望の送りピッチを設定する。ここで、今、例え
ば3mmの送りピッチを設定したとすると、次に、この
設定した送りピッチに応じて送り車輪29の送りピッチ
を設定する。
について図1,図8及び図9も参照して説明する。被縫
製物として例えば皮を縫製する場合、まず、送り歯15
の布送りピッチを設定する。この場合、送りピッチ設定
ダイヤルを回転操作すると共に、試し縫いを行うことに
より、所望の送りピッチを設定する。ここで、今、例え
ば3mmの送りピッチを設定したとすると、次に、この
設定した送りピッチに応じて送り車輪29の送りピッチ
を設定する。
【0032】具体的には、操作パネル部39の機能スイ
ッチ40を操作することにより、例えば3mmの送りピ
ッチを設定する。この場合、送り歯15の送りピッチが
3mmであるから、3mmの送りピッチを設定すれば良
いはずであるが、実際には、送り歯15の送りピッチが
3mmちょうどに設定されることは少ないので、機能ス
イッチ40を操作して送り車輪29の送りピッチを0.
1mm刻みで増減させると共に、試し縫いを行うことに
より、被縫製物の布送りがずれることなくスムーズにな
されるように、送り車輪29の送りピッチの設定量を調
整する。
ッチ40を操作することにより、例えば3mmの送りピ
ッチを設定する。この場合、送り歯15の送りピッチが
3mmであるから、3mmの送りピッチを設定すれば良
いはずであるが、実際には、送り歯15の送りピッチが
3mmちょうどに設定されることは少ないので、機能ス
イッチ40を操作して送り車輪29の送りピッチを0.
1mm刻みで増減させると共に、試し縫いを行うことに
より、被縫製物の布送りがずれることなくスムーズにな
されるように、送り車輪29の送りピッチの設定量を調
整する。
【0033】そして、上記各送りピッチの設定が完了し
たら、縫製運転を実行する。具体的には、ペダルスイッ
チ43を前方へ踏み込むことにより、ミシンモータ7を
起動させ上軸11を回転駆動させて縫製運転を行う。こ
の場合、ペダルスイッチ43の前方への踏み込み量に応
じて、ミシンモータ7の回転速度即ち縫製速度が調整制
御されるようになっている。
たら、縫製運転を実行する。具体的には、ペダルスイッ
チ43を前方へ踏み込むことにより、ミシンモータ7を
起動させ上軸11を回転駆動させて縫製運転を行う。こ
の場合、ペダルスイッチ43の前方への踏み込み量に応
じて、ミシンモータ7の回転速度即ち縫製速度が調整制
御されるようになっている。
【0034】ここで、CPU42は、回転速度検出器2
6により上軸11の回転速度つまり縫製速度を検出し、
この検出した縫製速度に対応するように、送り車輪29
の回転速度を制御している。これにより、送り車輪29
の送り速度が送り歯15の送り速度に同期し、被縫製物
が送り車輪29と送り歯15との間に挟まれながら布送
りされ、縫製が実行される。
6により上軸11の回転速度つまり縫製速度を検出し、
この検出した縫製速度に対応するように、送り車輪29
の回転速度を制御している。これにより、送り車輪29
の送り速度が送り歯15の送り速度に同期し、被縫製物
が送り車輪29と送り歯15との間に挟まれながら布送
りされ、縫製が実行される。
【0035】さて、ほころびを防止するための止め縫い
(いわゆる返し縫い)を行う場合には、ペダルスイッチ
43を後踏込み位置へ踏込み操作する。これによって、
ペダルスイッチ43からCPU42へ止め縫い信号が与
えられる。以下、止め縫い信号を受けた後のCPU42
の制御について、図1に示すフローチャートに従って説
明する。図1のフローチャートは、制御プログラムのう
ちの止め縫い制御の部分の内容を概略的に示している。
(いわゆる返し縫い)を行う場合には、ペダルスイッチ
43を後踏込み位置へ踏込み操作する。これによって、
ペダルスイッチ43からCPU42へ止め縫い信号が与
えられる。以下、止め縫い信号を受けた後のCPU42
の制御について、図1に示すフローチャートに従って説
明する。図1のフローチャートは、制御プログラムのう
ちの止め縫い制御の部分の内容を概略的に示している。
【0036】図1に示すように、CPU42は、止め縫
い信号を受けると、まず、それまで実行していた縫製運
転の縫製速度を検出し、この検出した縫製速度があらか
じめ設定された設定縫製速度である例えば800rpm
以上であるか否かを判断する(ステップS1)。ここ
で、縫製運転が高速で行われている場合には、800r
pm以上であることから、ステップS1にてYESと判
断され、ステップS2へ進む。
い信号を受けると、まず、それまで実行していた縫製運
転の縫製速度を検出し、この検出した縫製速度があらか
じめ設定された設定縫製速度である例えば800rpm
以上であるか否かを判断する(ステップS1)。ここ
で、縫製運転が高速で行われている場合には、800r
pm以上であることから、ステップS1にてYESと判
断され、ステップS2へ進む。
【0037】続いて、縫製速度を800rpmに変更設
定して、予め設定された所定ステッチ数として例えば3
ステッチだけ縫製する(ステップS2)。この縫製運転
による縫い目を、図8において破線A1にて示す。尚、
上記所定ステッチ数は、使用者により止め縫いステッチ
数として予め設定されたステッチ数である。
定して、予め設定された所定ステッチ数として例えば3
ステッチだけ縫製する(ステップS2)。この縫製運転
による縫い目を、図8において破線A1にて示す。尚、
上記所定ステッチ数は、使用者により止め縫いステッチ
数として予め設定されたステッチ数である。
【0038】そして、所定ステッチ数だけ縫製されると
(ステップS3:YES)、上記800rpmの縫製速
度で止め縫い即ち返し縫いを実行する(ステップS
4)。具体的には、返し縫いソレノイドを通電駆動して
切替器を動作させることにより、送り歯15の送り方向
を逆方向へ切り替える。そして、送り歯15が被縫製物
を逆方向へ布送りするときには、パルスモータ33を逆
回転方向へ回転駆動して送り車輪29を逆回転させる。
この結果、送り歯15及び送り車輪29により被縫製物
が逆方向へ布送りされ、止め縫いが例えば3ステッチだ
け実行される。この縫製運転による縫い目を、図8にお
いて破線A2にて示す。
(ステップS3:YES)、上記800rpmの縫製速
度で止め縫い即ち返し縫いを実行する(ステップS
4)。具体的には、返し縫いソレノイドを通電駆動して
切替器を動作させることにより、送り歯15の送り方向
を逆方向へ切り替える。そして、送り歯15が被縫製物
を逆方向へ布送りするときには、パルスモータ33を逆
回転方向へ回転駆動して送り車輪29を逆回転させる。
この結果、送り歯15及び送り車輪29により被縫製物
が逆方向へ布送りされ、止め縫いが例えば3ステッチだ
け実行される。この縫製運転による縫い目を、図8にお
いて破線A2にて示す。
【0039】この後、更に、布送り方向を正方向へ切り
替えて上記800rpmの縫製速度で縫製を実行する
(ステップS5)。具体的には、返し縫いソレノイドを
断電して切替器を動作させることにより、送り歯15の
送り方向を正方向へ切り替える。この場合、送り歯15
が被縫製物を正方向へ布送りするときには、パルスモー
タ33を正回転方向へ回転駆動して送り車輪29を正回
転させる。これによって、被縫製物が正方向へ布送りさ
れ、縫製運転が例えば3ステッチだけ実行されて止め縫
いが完了する。この縫製運転による縫い目を、図8にお
いて破線A3にて示す。
替えて上記800rpmの縫製速度で縫製を実行する
(ステップS5)。具体的には、返し縫いソレノイドを
断電して切替器を動作させることにより、送り歯15の
送り方向を正方向へ切り替える。この場合、送り歯15
が被縫製物を正方向へ布送りするときには、パルスモー
タ33を正回転方向へ回転駆動して送り車輪29を正回
転させる。これによって、被縫製物が正方向へ布送りさ
れ、縫製運転が例えば3ステッチだけ実行されて止め縫
いが完了する。この縫製運転による縫い目を、図8にお
いて破線A3にて示す。
【0040】一方、ステップS1において、検出した縫
製速度が800rpmより低い場合にはNOと判断さ
れ、ステップS2,S3をステップして、止め縫い信号
が与えられた時点から、直ちに800rpmの縫製速度
で止め縫い即ち返し縫いを実行する(ステップS4)。
そして、布送り方向を正方向へ切り替えて上記800r
pmの縫製速度で縫製を実行する(ステップS5)。
製速度が800rpmより低い場合にはNOと判断さ
れ、ステップS2,S3をステップして、止め縫い信号
が与えられた時点から、直ちに800rpmの縫製速度
で止め縫い即ち返し縫いを実行する(ステップS4)。
そして、布送り方向を正方向へ切り替えて上記800r
pmの縫製速度で縫製を実行する(ステップS5)。
【0041】このような構成の本実施例によれば、止め
縫い信号が与えられたとき、その時点から予め設定した
設定縫製速度即ち800rpmで3ステッチだけ縫製し
た後、布送り方向を逆転させ且つ前記800rpmで3
ステッチだけ縫製する止め縫いを行う構成としたので、
止め縫いの直前に行う縫製運転の縫製速度と止め縫い運
転の縫製速度とが等しくなる。従って、止め縫いを行う
場合に、図8に示すように、被縫製物の送りピッチが変
動しなくなり、針落ち点R,S,Tがずれることを防止
できる。
縫い信号が与えられたとき、その時点から予め設定した
設定縫製速度即ち800rpmで3ステッチだけ縫製し
た後、布送り方向を逆転させ且つ前記800rpmで3
ステッチだけ縫製する止め縫いを行う構成としたので、
止め縫いの直前に行う縫製運転の縫製速度と止め縫い運
転の縫製速度とが等しくなる。従って、止め縫いを行う
場合に、図8に示すように、被縫製物の送りピッチが変
動しなくなり、針落ち点R,S,Tがずれることを防止
できる。
【0042】この場合、針落ち点R,S,Tは、それぞ
れ縫い目A1,A2,A3の各針落ち点である。この結
果、被縫製物として例えば皮を縫製した場合において
も、従来構成とは異なり、針孔の数が少なくなり、縫製
した皮が止め縫いを行った部分で裂け易くなることが防
止される。
れ縫い目A1,A2,A3の各針落ち点である。この結
果、被縫製物として例えば皮を縫製した場合において
も、従来構成とは異なり、針孔の数が少なくなり、縫製
した皮が止め縫いを行った部分で裂け易くなることが防
止される。
【0043】一方、上記実施例では、止め縫い信号が与
えられた時点の縫製速度が800rpmより低い場合に
は、その時点から、800rpmの縫製速度で止め縫い
即ち返し縫いを実行する構成とした。この場合には、止
め縫い信号が与えられた時点の縫製速度が低いので、止
め縫い信号が与えられる前に縫製された縫い目の針落ち
点と、止め縫い信号が与えられた時点から後に返し縫い
された縫い目の針落ち点とがずれることはない。そし
て、この場合、使用者が希望する時点から返し縫いが実
行されるので、返し縫い開始位置を使用者が希望する位
置に正確に設定することができる。
えられた時点の縫製速度が800rpmより低い場合に
は、その時点から、800rpmの縫製速度で止め縫い
即ち返し縫いを実行する構成とした。この場合には、止
め縫い信号が与えられた時点の縫製速度が低いので、止
め縫い信号が与えられる前に縫製された縫い目の針落ち
点と、止め縫い信号が与えられた時点から後に返し縫い
された縫い目の針落ち点とがずれることはない。そし
て、この場合、使用者が希望する時点から返し縫いが実
行されるので、返し縫い開始位置を使用者が希望する位
置に正確に設定することができる。
【0044】尚、上記実施例では、通常の縫製運転(布
送り方向が正方向の縫製)を実行している場合、縫製速
度の変動及び設定された送りピッチの大きさに応じて、
送り歯15の布送り量が変動する。このため、送り歯1
5の布送り量の変動に対して、送り車輪29の送り量を
追従させる必要がある。そこで、本実施例では、CPU
42は、スイッチ40により設定された送り車輪29の
送りピッチと、回転速度検出器26により検出された上
軸11の検出回転速度即ち検出縫製速度とに基づいて、
送り車輪29の回転量を制御して送り車輪29の布送り
量を変化させるようにしている。
送り方向が正方向の縫製)を実行している場合、縫製速
度の変動及び設定された送りピッチの大きさに応じて、
送り歯15の布送り量が変動する。このため、送り歯1
5の布送り量の変動に対して、送り車輪29の送り量を
追従させる必要がある。そこで、本実施例では、CPU
42は、スイッチ40により設定された送り車輪29の
送りピッチと、回転速度検出器26により検出された上
軸11の検出回転速度即ち検出縫製速度とに基づいて、
送り車輪29の回転量を制御して送り車輪29の布送り
量を変化させるようにしている。
【0045】具体的には、設定された送りピッチが1,
2,3,4,5mmの各場合について、縫製速度に対応
して送り車輪29の布送り量を次の表1に示すように変
化させている。
2,3,4,5mmの各場合について、縫製速度に対応
して送り車輪29の布送り量を次の表1に示すように変
化させている。
【0046】
【表1】 尚、この表1において、空欄はパルスモータ33が縫製
速度に追従しないために布送り量を設定できない領域で
ある。この表1のデータをグラフ化したものが図9であ
る。
速度に追従しないために布送り量を設定できない領域で
ある。この表1のデータをグラフ化したものが図9であ
る。
【0047】この場合、上記表1には、設定された送り
ピッチが1,2,3,4,5mmの各場合についてだけ
示したが、本実施例においては、設定された送りピッチ
が0.1mmから7.0mmまでの範囲内の0.1mm
刻みの各送りピッチについて、縫製速度に対応して送り
車輪29の布送り量を変化させた設定値群を備えてお
り、これら設定値群からデータテーブルを構成し、該デ
ータテーブルをROM44内に記憶している。そして、
CPU42は、上記データテーブルに基づいて送り車輪
29の布送り量を制御するように構成されている。
ピッチが1,2,3,4,5mmの各場合についてだけ
示したが、本実施例においては、設定された送りピッチ
が0.1mmから7.0mmまでの範囲内の0.1mm
刻みの各送りピッチについて、縫製速度に対応して送り
車輪29の布送り量を変化させた設定値群を備えてお
り、これら設定値群からデータテーブルを構成し、該デ
ータテーブルをROM44内に記憶している。そして、
CPU42は、上記データテーブルに基づいて送り車輪
29の布送り量を制御するように構成されている。
【0048】尚、上記実施例では、縫い目の終端部分に
止め縫いを行う場合に適用したが、これに代えて、縫い
目の始端部分に止め縫いを行う場合に適用しても良い。
また、上記実施例では、設定縫製速度を800rpmに
設定したが、これに限られるものではなく、具体的な速
度は適宜定めれば良い。
止め縫いを行う場合に適用したが、これに代えて、縫い
目の始端部分に止め縫いを行う場合に適用しても良い。
また、上記実施例では、設定縫製速度を800rpmに
設定したが、これに限られるものではなく、具体的な速
度は適宜定めれば良い。
【0049】更に、上記実施例では、止め縫い信号が与
えられた時点から設定縫製速度で縫製する場合の所定ス
テッチ数として3ステッチ(止め縫いステッチ数)だけ
縫製する構成としたが、この所定ステッチ数も止め縫い
ステッチ数とは関係なく適宜定める構成としても良い。
更にまた、上記実施例では、止め縫いを行った部分は、
3回重ねて縫製する構成としたが、これに代えて、2回
重ねて縫製する構成、即ち、返し縫いを行うだけで縫製
を終了する構成としても良い。
えられた時点から設定縫製速度で縫製する場合の所定ス
テッチ数として3ステッチ(止め縫いステッチ数)だけ
縫製する構成としたが、この所定ステッチ数も止め縫い
ステッチ数とは関係なく適宜定める構成としても良い。
更にまた、上記実施例では、止め縫いを行った部分は、
3回重ねて縫製する構成としたが、これに代えて、2回
重ねて縫製する構成、即ち、返し縫いを行うだけで縫製
を終了する構成としても良い。
【0050】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、止め縫い信号が与えられたとき、その時点から予め
設定した設定縫製速度で所定ステッチ数だけ縫製した
後、布送り方向を逆転させ且つ前記設定縫製速度で止め
縫いを行う止め縫い制御手段を備える構成としたので、
ほころび防止用の止め縫いを行う場合に、針落ち点がず
れることを防止できるという優れた効果を奏する。
に、止め縫い信号が与えられたとき、その時点から予め
設定した設定縫製速度で所定ステッチ数だけ縫製した
後、布送り方向を逆転させ且つ前記設定縫製速度で止め
縫いを行う止め縫い制御手段を備える構成としたので、
ほころび防止用の止め縫いを行う場合に、針落ち点がず
れることを防止できるという優れた効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例を示すフローチャート
【図2】ミシン全体の正面図
【図3】ミシン本体の一部破断正面図
【図4】ミシンアーム部の破断側面図
【図5】要部の横断面図
【図6】ミシンベッド部の部分斜視図
【図7】ブロック図
【図8】縫い目を示す上面図
【図9】縫製速度と送り車輪の送りピッチとの関係を示
すグラフ
すグラフ
【図10】従来構成のミシンにより縫製した場合の縫い
目を示す上面図
目を示す上面図
1はミシン本体、3はミシンベッド部、4はミシンアー
ム部、5は針棒、6は縫針、7はミシンモータ、11は
上軸、13は載置台部、15は送り歯、16は下軸、2
6は回転速度検出器、28は押え棒、29は送り車輪、
33はパルスモータ、39は操作パネル部、42はCP
U(速度可変手段、止め縫い制御手段)、43はペダル
スイッチ(止め縫い信号発生手段)を示す。
ム部、5は針棒、6は縫針、7はミシンモータ、11は
上軸、13は載置台部、15は送り歯、16は下軸、2
6は回転速度検出器、28は押え棒、29は送り車輪、
33はパルスモータ、39は操作パネル部、42はCP
U(速度可変手段、止め縫い制御手段)、43はペダル
スイッチ(止め縫い信号発生手段)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平松 誠 東京都台東区今戸1丁目11番3号 セイコ ーミシン式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 縫製速度を可変制御する速度可変手段
と、止め縫いを行わせるための止め縫い信号を発生する
止め縫い信号発生手段とを備えて成るミシンにおいて、 前記止め縫い信号が与えられたとき、その時点から予め
設定した設定縫製速度で所定ステッチ数だけ縫製した
後、布送り方向を逆転させ且つ前記設定縫製速度で止め
縫いを行う止め縫い制御手段を備えたことを特徴とする
ミシン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9790892A JPH05293274A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | ミシン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9790892A JPH05293274A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | ミシン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05293274A true JPH05293274A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=14204820
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9790892A Pending JPH05293274A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | ミシン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05293274A (ja) |
-
1992
- 1992-04-17 JP JP9790892A patent/JPH05293274A/ja active Pending
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