JPH0529349U - 動力枝打ち機の車輪構造 - Google Patents

動力枝打ち機の車輪構造

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JPH0529349U
JPH0529349U JP8484191U JP8484191U JPH0529349U JP H0529349 U JPH0529349 U JP H0529349U JP 8484191 U JP8484191 U JP 8484191U JP 8484191 U JP8484191 U JP 8484191U JP H0529349 U JPH0529349 U JP H0529349U
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drive wheels
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川 達 雄 早
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セイレイ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) [目的] 樹幹を取り囲むように機枠に配設されて、樹
幹の外周面に弾接して転動する駆動輪群と遊動輪群を、
所定の上昇リ−ド角を持たせて設けてある動力枝打ち機
において、上昇走行方向の前後に位置する駆動輪が常に
バランスよく適正に牽引力を発揮して、スリップを起す
ことなく機体が安定した状態で走行できるようにする。 [構成] 樹幹を取り囲むように機枠に配設されて、樹
幹の外周面に弾接して転動する駆動輪群と遊動輪群を、
所定の上昇リ−ド角を持たせて設けてある動力枝打ち機
において、上昇走行方向の前後に位置する駆動輪のそれ
ぞれを、両駆動輪の回転中心を結ぶ基準線に対し一定角
度で交叉して互いに平行する軸心を中心として上下方向
に傾けて設置することによって、前位駆動輪の上昇リ−
ド角が、後位駆動輪の上昇リ−ド角よりも常に大になる
ようにしている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、樹幹を取り囲むように機枠に配設されて、樹幹の外周面に弾接して 転動する駆動輪群と遊動輪群を、所定の上昇リ−ド角を持って設けてある動力枝 打ち機に係るもので、特に、その車輪構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的な動力枝打ち機は、樹幹の外周面に弾力的に接当されて転動する駆動輪 群および遊動輪群を所定の上昇リ−ド角を持って設け、それらの車輪群によって 樹幹の周りを螺旋状に昇降走行する機体にチエンソ−を立設し、機体の上昇走行 時に樹幹の周りの枝をチエンソ−でもって切断するように構成されている。 そして、従来の動力枝打ち機においては、全ての駆動輪が、同じ上昇リ−ド角 を持って設けられていた。 すなわち、図5及び図6に示しているように、上昇走行方向の前後に位置する 駆動輪(102a)(102b)が、両輪の回転中心(P1)(P2)を結ぶ基準線(L)に 一致する共通の軸心を中心として上下方向に同じように傾けられて、上昇走行方 向前位の駆動輪(102a)が樹幹(T)の外周面と接する点における上昇リ−ド角 (θ1)と、上昇走行方向後位の駆動輪(102b)が樹幹(T)の外周面と接する点 における上昇リ−ド角(θ2)とが、常にθ1=θ2の関係となるように設定されて いた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来においては、上昇走行方向の前後に位置する駆動輪(102a)(102b) の上昇リ−ド角がθ1=θ2に設定されているのであるが、動力枝打ち機が実際に 稼働する場合は、機全体としての重量バランス、樹幹の形態の異なり等に起因し て両駆動輪の上昇リ−ド角がθ1=θ2の関係には保たれ難く、両駆動輪の弾接摩 擦力に相違を生ずることが避けられないから、両駆動輪にかかる走行抵抗のアン バランスにより駆動力不足に陥ってスリップを起し、樹皮を傷つけたり、機体の 安定性を損なわせて枝の切断作業性能を低下させたり、また、上昇走行方向の後 位の駆動輪による樹幹蹴出し力が働くことにもなって脱輪事故が起きるといった 問題があった。 そこで、本考案は、これらの問題点を解消する車輪構造を得ることを目的とし て実施したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案における車輪構造は、樹幹(T)を取り囲むように機枠(1)に 配設されて、樹幹(T)の外周面に弾接して転動する駆動輪(2a)(2b)群と遊動 輪(3)群を、所定の上昇リ−ド角を持たせて設けてある枝打ち機において、上昇 走行方向の前後に位置する駆動輪(2a)(2b)のそれぞれを、両駆動輪の回転中 心(P1)(P2)を結ぶ基準線(L)に対し一定角度(α)で交叉して互いに平行する軸 心(O−O)(O1−O1)を中心として上下方向に傾けて設置し、前位駆動輪(2a) の上昇リ−ド角(θ1)と、後位駆動輪(2b)の上昇リ−ド角(θ2)がθ1>θ2の 関係に保たれるようにしてあることを特徴とするものである。
【0005】
【考案の効果】
本考案においては、動力枝打ち機の駆動輪を、上述のような構造で設けている ので、従来のもので発生していた上述の問題点が解消され、上昇走行方向の前後 に位置する両駆動輪が常にバランスよく適正に牽引力を発揮してスリップのない 機体が安定した良好な上昇走行が行われて、樹幹の表皮を損傷させたり、チエン ソ−による枝切断作業性能を低下させたり、脱輪事故が起きたりすることがなく なって常に安全且つ高能率に枝打ち作業できる。
【0006】
【実施例】
次に、本考案の実施例について図面を参照して説明する。 図1は本考案に係る動力枝打ち機の平面図、図2は本考案に係る動力枝打ち機 の平面図、図3は本考案の構造説明図で要部の正面概略図、図4は同じく本考案 の構造説明図で要部の平面概略図である。
【0007】 図1および図2において、(4)は主枠、(5)は主枠に装備した原動機、(6)は 原動機に連動する伝動機構を備えたミッションケ−ス、(7)は開閉枠であり、こ の開閉枠(7)と前記主枠(4)とで動力枝打ち機の機枠(1)を構成している。 なお、(8)はミッションケ−スの作業機伝動系によって駆動されるチエンソ− である。
【0008】 上記機枠(1)のうちの主枠(4)は、樹幹(T)の周りのほぼ半部を取り囲む略半 円状の上下2段の横フレ−ムを縦フレ−ムで連結して組成され、また、主枠(4) に対応する開閉枠(7)は、主枠(4)に対向する略半円弧状体に形成されて、その 一端部が主枠(4)の一方端部に開閉回動可能に枢着されており、開閉枠(7)を開 いた状態のもとで、主枠(4)と開閉枠(7)の囲繞空間に樹幹(T)を入れ、しかる 後に開閉枠(7)を閉動して巻付バネ(9)でもって弾発付勢して閉じ状態に維持で きるようになっている。
【0009】 そして、主枠(4)がわに前記ミッションケ−ス(6)の走行伝動系によって駆動 される駆動輪(2a)(2b)が上下二段に設置され、また、開閉枠(7)がわに遊動 輪(3)・・群が上下二段に設けられており、この駆動輪(2a)(2b)群および遊 動輪(3)・・群が、平面視(図2参照)において樹幹(T)の周りを取り囲むように バランス配置されている。
【0010】 これらの駆動輪(2a)(2b)群および遊動輪(3)・・群は、定められた上昇リ −ド角をもって設けられ、前記巻付バネ(9)の弾圧力でもって樹幹(T)の外周面 に圧しつけられて転動するものであって、これらのうちの駆動輪(2a)(2b)群 は、前記走行伝動系に介装されている正逆転切換機構が必要な時期に自動的ある いは人為的に切り換え制御されることによって正転駆動あるいは逆転駆動される ようになっている。
【0011】 しかして、本考案にあっては、上記の駆動輪(2a)(2b)群が以下のような構 造で設けられている。 つまり、図3及び図4にみられるように、上昇走行方向(イ)において前後に位 置する駆動輪(2a)(2b)のそれぞれを、両駆動輪の回転中心(P1)(P2)を結ぶ 基準線(L)に対し一定角度(α)で交叉して互いに平行するする軸心(O−O)(O1 −O1)を中心として上下方向に傾けて設けて、前位駆動輪(2a)の上昇リ−ド角 (θ1)と、後位駆動輪(2b)の上昇リ−ド角(θ2)がθ1>θ2の関係に保たれる ように構成しているのである。 なお、図3及び図4においては、上下二段の駆動輪のうちの一方段のみを図示 しているが、図示されない他方段の駆動輪も図示と同様の構造で設けられるもの である。 また、遊動輪(3)・・は、後位駆動輪(2b)の上昇リ−ド角(θ2)と同じ上昇リ −ド角を持って設けられるものである。
【0012】 以上のように構成される動力枝打ち機を樹幹に装す場合は、開閉枠(7)を開い て生ずる開口部から機枠(1)の包囲空間に樹幹(T)を入れてから、巻付バネ(9) を開閉枠(7)の外側に巻き掛けつつ引っ張って、そのバネ端を主枠(4)に掛止す れば、開閉枠(7)が主枠(4)がわに弾性的に引き寄せられて、主枠(4)がわに設 置されている駆動輪(2a)(2b)群と、開閉枠(7)がわの遊動輪(3)・・群とが 樹幹(T)の外周面に弾接される。
【0013】 このようにして枝打ち機を樹幹(T)に装した後、原動機(5)を始動して作業機 伝動系でチエンソ−(8)を駆動するとともに、走行伝動系で駆動輪(2a)(2b) を正転方向に作動させれば、駆動輪(2a)(2b)群の駆動力によって機体が樹幹 (T)の周りを螺旋状に上昇走行し、樹幹(T)の周囲を螺旋状に上昇移行するチエ ンソ−(8)が、樹幹(T)の周りの枝を切断するのであるが、上昇走行は、上昇走 行方向の前後に位置する駆動輪(2a)(2b)が、両駆動輪の回転中心(P1)(P2) を結ぶ基準線(L)に対し一定角度(α)で交叉して互いに平行する軸心(O−O)( O1−O1)を中心として上下方向に傾けて設けられて、前位駆動輪(2a)が樹幹 (T)の外周面と接する点(S1)における上昇リ−ド角(θ1)が、後位駆動輪(2b )が樹幹(T)の外周面と接する点(S2)における上昇リ−ド角(θ2)よりも常に 大きくなるので、機全体としての重量バランスや樹幹の形態の異なり等の影響を 受けることが少なくて上昇走行方向の前後に位置する両駆動輪(2a)(2b)が常 にバランスよく適正に牽引力を発揮して機体が安定したスリップのない良好な上 昇走行が行われ、樹幹の表皮を傷つけたり、チエンソ−による枝切断作業性能を 低下させたり、脱輪事故が起きたりすることがなくなって常に安全且つ高能率に 枝打ち作業できる。 そして、機体が設定された距離を登り終われば、駆動輪(2a)(2b)に動力伝 達する走行伝動系が逆転状態に切り換えられて、機体が螺旋状に下降走行するの である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る動力枝打ち機の正面図である。
【図2】本考案に係る動力枝打ち機の平面図である。
【図3】本考案構造を示す説明図で要部の正面概略図で
ある。
【図4】本考案構造を示す説明図で要部の平面概略図で
ある。
【図5】従来の車輪構造を示す要部正面図である。
【図6】従来の車輪構造を示す要部平面図である。
【符号の説明】
T 樹幹 1 機枠 2a 前位駆動輪 2b 後位駆動輪 3 遊動輪 T 樹幹 L 基準線 P1 前位駆動輪の回転中心 P2 後位駆動輪の回転中心 o-o 傾斜軸心 θ1 前位駆動輪の上昇リ−ド角 θ2 後位駆動輪の上昇リ−ド角

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹幹(T)を取り囲むように機枠(1)に配
    設されて、樹幹(T)の外周面に弾接して転動する駆動輪
    (2a)(2b)群と遊動輪(3)群を、所定の上昇リ−ド角
    を持たせて設けてある枝打ち機において、上昇走行方向
    の前後に位置する駆動輪(2a)(2b)のそれぞれを、両
    駆動輪の回転中心(P1)(P2)を結ぶ基準線(L)に対し一
    定角度(α)で交叉して互いに平行する軸心(O−O)(O1
    −O1)を中心として上下方向に傾けて設置し、前位駆動
    輪(2a)の上昇リ−ド角(θ1)と、後位駆動輪(2b)の
    上昇リ−ド角(θ2)がθ1>θ2の関係に保たれるように
    してあることを特徴とする動力枝打ち機の車輪構造。
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