JPH05293556A - プレス型装置 - Google Patents
プレス型装置Info
- Publication number
- JPH05293556A JPH05293556A JP4129315A JP12931592A JPH05293556A JP H05293556 A JPH05293556 A JP H05293556A JP 4129315 A JP4129315 A JP 4129315A JP 12931592 A JP12931592 A JP 12931592A JP H05293556 A JPH05293556 A JP H05293556A
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- JP
- Japan
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- wrinkle
- gap
- positioning block
- wrinkle holding
- die
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- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 しわ押え部が素材との摩擦熱によって熱膨張
した場合でも、しわ押え部における隙間を一定に保つ。 【構成】 上型25と下型26のいずれか一方に、上型
25と下型26との間のしわ押え部31の隙間T0 を設
定する位置決めブロック35を取付け、この位置決めブ
ロック35に、しわ押え部31の熱膨張量に基づいて位
置決めブロック35の高さを補正し、しわ押え部31の
隙間T0 を一定に保つ隙間補正手段40を取付ける。
した場合でも、しわ押え部における隙間を一定に保つ。 【構成】 上型25と下型26のいずれか一方に、上型
25と下型26との間のしわ押え部31の隙間T0 を設
定する位置決めブロック35を取付け、この位置決めブ
ロック35に、しわ押え部31の熱膨張量に基づいて位
置決めブロック35の高さを補正し、しわ押え部31の
隙間T0 を一定に保つ隙間補正手段40を取付ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絞り成形を行うプレス
型装置に関し、とくに成形回数の増加に対してしわ押え
部の隙間を一定に保つことが可能なプレス型装置に関す
る。
型装置に関し、とくに成形回数の増加に対してしわ押え
部の隙間を一定に保つことが可能なプレス型装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】平面状態の素材を絞り込んで側壁つきパ
ネルを成形する絞り成形は、車両のボデーを製作する際
に採用されている。絞り成形においては、成形途中に素
材に発生する圧縮応力や剪断応力による座屈変形によ
り、成形面に凹凸のしわが発生する。このしわ発生を防
止するための対策の一つとして、上型と下型との間のク
リアランス調整が行なわれている。
ネルを成形する絞り成形は、車両のボデーを製作する際
に採用されている。絞り成形においては、成形途中に素
材に発生する圧縮応力や剪断応力による座屈変形によ
り、成形面に凹凸のしわが発生する。このしわ発生を防
止するための対策の一つとして、上型と下型との間のク
リアランス調整が行なわれている。
【0003】図5は、従来の絞り成形に用いられるプレ
ス型の一例を示している。図5において、1は上型を示
し、2は下型を示している。上型1の下面と下型2の上
面との間には、しわ押え部3が形成されている。しわ押
え部3は、上型1の下面に形成されたしわ押え面3a
と、下型2の上面に形成されたしわ押え面3bとから構
成されている。しわ押え部3には、素材7の型内への流
入を調整する絞りビード4が形成されている。
ス型の一例を示している。図5において、1は上型を示
し、2は下型を示している。上型1の下面と下型2の上
面との間には、しわ押え部3が形成されている。しわ押
え部3は、上型1の下面に形成されたしわ押え面3a
と、下型2の上面に形成されたしわ押え面3bとから構
成されている。しわ押え部3には、素材7の型内への流
入を調整する絞りビード4が形成されている。
【0004】下型2の外周部には、位置決めブロック5
がボルト6を介して取付けられている。位置決めブロッ
ク5の上面は、上型1が下降した際に上型1の外周部下
面1aと当接可能となっている。位置決めブロック5
は、上型1が下降した際に、しわ押え部3における上型
1と下型2との間の隙間T0 を厳密に管理するものであ
り、通常、1つのプレス型には複数個(4個ないし8
個)配置されている。これにより、絞り成形時における
しわ押え圧力が最適化され、しわの発生が抑制される。
なお、本発明に関連する先行技術として、上型とブラン
クホルダとの間に弾性体を介装させてプレス型が知られ
ている(実開昭60−200610号公報)。
がボルト6を介して取付けられている。位置決めブロッ
ク5の上面は、上型1が下降した際に上型1の外周部下
面1aと当接可能となっている。位置決めブロック5
は、上型1が下降した際に、しわ押え部3における上型
1と下型2との間の隙間T0 を厳密に管理するものであ
り、通常、1つのプレス型には複数個(4個ないし8
個)配置されている。これにより、絞り成形時における
しわ押え圧力が最適化され、しわの発生が抑制される。
なお、本発明に関連する先行技術として、上型とブラン
クホルダとの間に弾性体を介装させてプレス型が知られ
ている(実開昭60−200610号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示すプレス型にもつぎのような解決すべき問題がある。
示すプレス型にもつぎのような解決すべき問題がある。
【0006】自動車の生産工場における車両ボデー用の
パネルの成形においては、通常、1000個ないし20
00個をまとめてプレス成形を行なうことが多い。絞り
成形では、上型1の下降に伴って素材7がしわ押え部3
を滑り、型内に進入するが、プレス成形の回数が増加す
るにつれてしわ押え部3には、素材7との摩擦によって
摩擦熱が蓄積され、しわ押え部3の温度が上昇する。そ
のため、しわ押え部3が熱膨張し、上型1のしわ押え面
3aと下型2のしわ押え面3bとの隙間T0 が小とな
り、しわ押え圧力が著しく増大する。したがって、素材
7のプレス型への流入時の摩擦抵抗が大きくなり、素材
7が割れるという現象が生じる。
パネルの成形においては、通常、1000個ないし20
00個をまとめてプレス成形を行なうことが多い。絞り
成形では、上型1の下降に伴って素材7がしわ押え部3
を滑り、型内に進入するが、プレス成形の回数が増加す
るにつれてしわ押え部3には、素材7との摩擦によって
摩擦熱が蓄積され、しわ押え部3の温度が上昇する。そ
のため、しわ押え部3が熱膨張し、上型1のしわ押え面
3aと下型2のしわ押え面3bとの隙間T0 が小とな
り、しわ押え圧力が著しく増大する。したがって、素材
7のプレス型への流入時の摩擦抵抗が大きくなり、素材
7が割れるという現象が生じる。
【0007】本発明は、上記の問題に着目し、しわ押え
部が素材との摩擦熱によって熱膨張した場合でも、しわ
押え部における隙間を一定に保つことが可能なプレス型
装置を提供することを目的とする。
部が素材との摩擦熱によって熱膨張した場合でも、しわ
押え部における隙間を一定に保つことが可能なプレス型
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明に
係るプレス型装置は、絞り成形時に素材に生じるしわの
発生を、上型と下型との挟圧によって押えるしわ押え部
を有するプレス型装置において、前記上型と下型のいず
れか一方に、上型と下型との間のしわ押え部の隙間を設
定する位置決めブロックを取付け、該位置決めブロック
に、前記しわ押え部の熱膨張量に基づいて位置決めブロ
ックの高さを補正し前記しわ押え部の隙間を一定に保つ
隙間補正手段を取付けたものから成る。
係るプレス型装置は、絞り成形時に素材に生じるしわの
発生を、上型と下型との挟圧によって押えるしわ押え部
を有するプレス型装置において、前記上型と下型のいず
れか一方に、上型と下型との間のしわ押え部の隙間を設
定する位置決めブロックを取付け、該位置決めブロック
に、前記しわ押え部の熱膨張量に基づいて位置決めブロ
ックの高さを補正し前記しわ押え部の隙間を一定に保つ
隙間補正手段を取付けたものから成る。
【0009】
【作用】このように構成されたプレス型装置において
は、しわ押え部と素材との摩擦熱によってしわ押え部が
熱膨張した場合は、隙間補正手段によって位置決めブロ
ックの高さが補正される。これにより、しわ押え部は熱
膨張した分だけその隙間が拡大され、しわ押え部の隙間
はプレス成形開始時と同一に保たれる。したがって、し
わ押え部が熱膨張した場合でも、しわ押え圧力が著しく
増大することはなくなり、素材の割れも確実に防止され
る。
は、しわ押え部と素材との摩擦熱によってしわ押え部が
熱膨張した場合は、隙間補正手段によって位置決めブロ
ックの高さが補正される。これにより、しわ押え部は熱
膨張した分だけその隙間が拡大され、しわ押え部の隙間
はプレス成形開始時と同一に保たれる。したがって、し
わ押え部が熱膨張した場合でも、しわ押え圧力が著しく
増大することはなくなり、素材の割れも確実に防止され
る。
【0010】
【実施例】以下に、本発明に係るプレス型装置の望まし
い実施例を、図面を参照して説明する。図1ないし図4
は、本発明の一実施例を示しており、とくにダブルアク
ション絞り型に適用した場合を示している。図中11
は、ダブルアクションプレス機械のインナラムを示して
おり、インナラム11の外周にはアウタラム12が配置
されている。13はダブルアクションプレス機械のベッ
ドを示している。
い実施例を、図面を参照して説明する。図1ないし図4
は、本発明の一実施例を示しており、とくにダブルアク
ション絞り型に適用した場合を示している。図中11
は、ダブルアクションプレス機械のインナラムを示して
おり、インナラム11の外周にはアウタラム12が配置
されている。13はダブルアクションプレス機械のベッ
ドを示している。
【0011】インナラム11およびアウタラム12と、
ベッド13との間には、プレス型装置21が配置されて
いる。プレス型装置21は、インナラム11に取付けら
れるポンチライザ22を有している。ポンチライザ22
の下面には、上型としてのポンチ23が取付けられてい
る。インナラムの外周に配置されるアウタラム12の下
面には、ブランクホルダ24を介して上型としてのアッ
パブランクホルダ25が取付けられている。ポンチ23
はインナラム11によって昇降し、アッパブランクホル
ダ25はアウタラム12によって昇降するようになって
いる。
ベッド13との間には、プレス型装置21が配置されて
いる。プレス型装置21は、インナラム11に取付けら
れるポンチライザ22を有している。ポンチライザ22
の下面には、上型としてのポンチ23が取付けられてい
る。インナラムの外周に配置されるアウタラム12の下
面には、ブランクホルダ24を介して上型としてのアッ
パブランクホルダ25が取付けられている。ポンチ23
はインナラム11によって昇降し、アッパブランクホル
ダ25はアウタラム12によって昇降するようになって
いる。
【0012】プレス機械のベッド13の上面には、下型
(ダイ)26が固定されている。下型26の中央部には
成形面である凹部27が形成されており、ポンチ23は
下型26の凹部27に向けて下降するようになってい
る。下型26の凹部27の外周には、ブランクホルダ2
8が形成されている。ブランクホルダ28の内側部は、
後述するしわ押え面が形成される斜面に構成され、ブラ
ンクホルダ28の外側部は、上型としてのアッパブラン
クホルダ25の下降時の位置決めのための受け面に構成
されている。
(ダイ)26が固定されている。下型26の中央部には
成形面である凹部27が形成されており、ポンチ23は
下型26の凹部27に向けて下降するようになってい
る。下型26の凹部27の外周には、ブランクホルダ2
8が形成されている。ブランクホルダ28の内側部は、
後述するしわ押え面が形成される斜面に構成され、ブラ
ンクホルダ28の外側部は、上型としてのアッパブラン
クホルダ25の下降時の位置決めのための受け面に構成
されている。
【0013】アッパブランクホルダ25の下面と、下型
26のブランクホルダ28の上面との間には、しわ押え
部31が形成されている。しわ押え部31は、図1に示
すように、アッパブランクホルダ25の下面に形成され
たしわ押え面25aと、下型26のブランクホルダ28
の上面に形成されたしわ押え面28aとから構成されて
いる。しわ押え部31には、2本の絞りビード32が形
成されている。本実施例では、絞りビード32は、しわ
押え面25a側が凸状に構成され、しわ押え面28a側
が凹状に構成されている。一方のしわ押え面25aと他
方のしわ押え面28aとの間には、隙間T0 が形成され
ている。
26のブランクホルダ28の上面との間には、しわ押え
部31が形成されている。しわ押え部31は、図1に示
すように、アッパブランクホルダ25の下面に形成され
たしわ押え面25aと、下型26のブランクホルダ28
の上面に形成されたしわ押え面28aとから構成されて
いる。しわ押え部31には、2本の絞りビード32が形
成されている。本実施例では、絞りビード32は、しわ
押え面25a側が凸状に構成され、しわ押え面28a側
が凹状に構成されている。一方のしわ押え面25aと他
方のしわ押え面28aとの間には、隙間T0 が形成され
ている。
【0014】下型26のブランクホルダ28の外側部に
は、複数の位置決めブロック35が取付けられている。
位置決めブロック35は、アウタラム12によるアッパ
ブランクホルダ25の下降時に、アッパブランクホルダ
25の上面と当接し、しわ押え部31の隙間をT0 に設
定する機能を有している。位置決めブロック35には、
2つのボルト穴36が穿設されている。位置決めブロッ
ク35は、各ボルト穴36に挿通され、ブランクホルダ
28の外側部に設けられた雌ねじ37と螺合されるボル
ト38を介して下型26側に固定されている。
は、複数の位置決めブロック35が取付けられている。
位置決めブロック35は、アウタラム12によるアッパ
ブランクホルダ25の下降時に、アッパブランクホルダ
25の上面と当接し、しわ押え部31の隙間をT0 に設
定する機能を有している。位置決めブロック35には、
2つのボルト穴36が穿設されている。位置決めブロッ
ク35は、各ボルト穴36に挿通され、ブランクホルダ
28の外側部に設けられた雌ねじ37と螺合されるボル
ト38を介して下型26側に固定されている。
【0015】位置決めブロック35には、素材7との摩
擦によるしわ押え部31の熱膨張量に基づいて位置決め
ブロック35の高さHを補正し、しわ押え部31の隙間
T0を一定に保つ隙間補正手段40が取付けられてい
る。隙間補正手段40は、本実施例では、電気ヒータ4
1とサーモコントローラ42から構成されている。サー
モコントローラ42は、電気ヒータ41へ印加される電
圧をON、OFF制御したり、または電気ヒータ41へ
流す電流の大きさを制御することにより、電気ヒータ4
1の発熱量を調整するようになっている。
擦によるしわ押え部31の熱膨張量に基づいて位置決め
ブロック35の高さHを補正し、しわ押え部31の隙間
T0を一定に保つ隙間補正手段40が取付けられてい
る。隙間補正手段40は、本実施例では、電気ヒータ4
1とサーモコントローラ42から構成されている。サー
モコントローラ42は、電気ヒータ41へ印加される電
圧をON、OFF制御したり、または電気ヒータ41へ
流す電流の大きさを制御することにより、電気ヒータ4
1の発熱量を調整するようになっている。
【0016】位置決めブロック35は、電気ヒータ41
からの受熱によって熱膨張するようになっており、電気
ヒータ41の発熱量を制御することにより、高さHが変
化するようになっている。本実施例では、位置決めブロ
ック35の熱膨張による高さHを制御することにより、
しわ押え部31の隙間T0 を一定に保つように構成され
ている。
からの受熱によって熱膨張するようになっており、電気
ヒータ41の発熱量を制御することにより、高さHが変
化するようになっている。本実施例では、位置決めブロ
ック35の熱膨張による高さHを制御することにより、
しわ押え部31の隙間T0 を一定に保つように構成され
ている。
【0017】なお、素材投入時におけるしわ押え部31
と素材15との摩擦熱によるしわ押え部31の温度上昇
は、プレス型の種類および成形回数によって異なる。そ
こで、しわ押え部31の温度上昇に伴なう熱膨張量は予
め実験によって求められている。このように、しわ押え
部31の熱膨張量に基づいて電気ヒータの発熱量を制御
し、位置決めブロック35の高さHを制御することによ
り、しわ押え部31の隙間T0 は一定に維持される。
と素材15との摩擦熱によるしわ押え部31の温度上昇
は、プレス型の種類および成形回数によって異なる。そ
こで、しわ押え部31の温度上昇に伴なう熱膨張量は予
め実験によって求められている。このように、しわ押え
部31の熱膨張量に基づいて電気ヒータの発熱量を制御
し、位置決めブロック35の高さHを制御することによ
り、しわ押え部31の隙間T0 は一定に維持される。
【0018】つぎに、上記のプレス型装置における作用
について説明する。インナラム11およびアウタラム1
2の上昇によって上型としてのポンチ23およびアッパ
ブランクホルダ25が上死点に位置している時に、素材
15がプレス型装置21内に搬入される。素材15の下
型26に対する位置決めが完了すると、ブランクホルダ
24を介してアウタラム12に固定されたアッパブラン
クホルダ25が下降し、下型26のブランクホルダ28
との間で素材15の外周部が拘束される。
について説明する。インナラム11およびアウタラム1
2の上昇によって上型としてのポンチ23およびアッパ
ブランクホルダ25が上死点に位置している時に、素材
15がプレス型装置21内に搬入される。素材15の下
型26に対する位置決めが完了すると、ブランクホルダ
24を介してアウタラム12に固定されたアッパブラン
クホルダ25が下降し、下型26のブランクホルダ28
との間で素材15の外周部が拘束される。
【0019】素材15の外周部が拘束されると、ポンチ
ライザ22を介してインナラム11に固定されたポンチ
23が下降し、下型26との間で素材15を挟圧するこ
とにより、素材15は所定の形状に絞り成形される。素
材15が上型としてのアッパブランクホルダ25と下型
26のブランクホルダ28とによって挟圧される状態で
は、矢印Aに示すように、素材15はしわ押え部31に
摺接しながら下型26の凹部27に流入していくので、
しわ押え部31には素材15との摩擦によって摩擦熱が
発生する。したがって、素材15の絞り成形回数が増加
するにつれて、しわ押え部31の蓄熱量が増大し、しわ
押え部31が熱膨張する。
ライザ22を介してインナラム11に固定されたポンチ
23が下降し、下型26との間で素材15を挟圧するこ
とにより、素材15は所定の形状に絞り成形される。素
材15が上型としてのアッパブランクホルダ25と下型
26のブランクホルダ28とによって挟圧される状態で
は、矢印Aに示すように、素材15はしわ押え部31に
摺接しながら下型26の凹部27に流入していくので、
しわ押え部31には素材15との摩擦によって摩擦熱が
発生する。したがって、素材15の絞り成形回数が増加
するにつれて、しわ押え部31の蓄熱量が増大し、しわ
押え部31が熱膨張する。
【0020】ここで、サーモコントローラ42は、成形
回数とほぼ比例関係にあるしわ押え部31の熱膨張量に
応じて電気ヒータ41の発熱量を制御する機能を有して
いるので、しわ押え部31の熱膨張量に対応する量だけ
位置決めブロック35を熱膨張させることができる。そ
のため、位置決めブロック35の高さHは電気ヒータ4
1によって熱膨張した分だけ高くなり、アッパブランク
ホルダ25の下降位置を僅かに高めることが可能とな
る。したがって、しわ押え部31の隙間T0 は成形開始
と同一に保たれ、しわ押え圧力が著しく増大することも
なくなる。その結果、素材15の下型26の凹部27へ
の流入時における摩擦抵抗を小に維持することができ、
素材15の割れの発生が防止される。
回数とほぼ比例関係にあるしわ押え部31の熱膨張量に
応じて電気ヒータ41の発熱量を制御する機能を有して
いるので、しわ押え部31の熱膨張量に対応する量だけ
位置決めブロック35を熱膨張させることができる。そ
のため、位置決めブロック35の高さHは電気ヒータ4
1によって熱膨張した分だけ高くなり、アッパブランク
ホルダ25の下降位置を僅かに高めることが可能とな
る。したがって、しわ押え部31の隙間T0 は成形開始
と同一に保たれ、しわ押え圧力が著しく増大することも
なくなる。その結果、素材15の下型26の凹部27へ
の流入時における摩擦抵抗を小に維持することができ、
素材15の割れの発生が防止される。
【0021】また、成形回数が増加することにより、プ
レス型表面への油やゴミ等の異物の付着が多くなって素
材15の型内への流入時における摩擦抵抗が増加する
が、この場合も位置決めブロック35の高さ補正によっ
て、しわ押え部31の隙間が一定値に確保されるので、
しわ押え圧力が著しく増大することは阻止される。した
がって、異物の進入に対する成形不良に対しても有利と
なる。
レス型表面への油やゴミ等の異物の付着が多くなって素
材15の型内への流入時における摩擦抵抗が増加する
が、この場合も位置決めブロック35の高さ補正によっ
て、しわ押え部31の隙間が一定値に確保されるので、
しわ押え圧力が著しく増大することは阻止される。した
がって、異物の進入に対する成形不良に対しても有利と
なる。
【0022】本実施例では、電気ヒータ41による位置
決めブロック35の熱膨張を利用してしわ押え部31の
隙間T0 を補正する構造を採用しているが、隙間補正手
段40は、これに限定されない。たとえば、勾配の緩や
かな傾斜面を有する2つのブロックを、この傾斜面が対
向するように組付け、一方のブロックをしわ押え部の温
度(成形回数)に基づいて移動させることにより、位置
決めブロックの高さを変化させ、隙間T0 を一定に保つ
構造としてもよい。また、本実施例ではダブルアクショ
ン絞りへの適用について説明したが、シングルアクショ
ン絞りへの適用も勿論可能である。
決めブロック35の熱膨張を利用してしわ押え部31の
隙間T0 を補正する構造を採用しているが、隙間補正手
段40は、これに限定されない。たとえば、勾配の緩や
かな傾斜面を有する2つのブロックを、この傾斜面が対
向するように組付け、一方のブロックをしわ押え部の温
度(成形回数)に基づいて移動させることにより、位置
決めブロックの高さを変化させ、隙間T0 を一定に保つ
構造としてもよい。また、本実施例ではダブルアクショ
ン絞りへの適用について説明したが、シングルアクショ
ン絞りへの適用も勿論可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、つぎのような効果が得
られる。
られる。
【0024】上型と下型のいずれか一方に、上型と下型
との間のしわ押え部の隙間を設定する位置決めブロック
を取付け、この位置決めブロックに、しわ押え部の熱膨
張量に基づいて位置決めブロックの高さを補正し、しわ
押え部の隙間を一定に保つ隙間補正手段を取付けるよう
にしたので、成形回数の増加によってしわ押え部が熱膨
張した場合でも、しわ押え圧力の著しい増加を阻止する
ことができる。したがって、素材の型内への流入時にお
ける摩擦抵抗を小に維持することができ、摩擦抵抗によ
る素材の割れを防止することができる。
との間のしわ押え部の隙間を設定する位置決めブロック
を取付け、この位置決めブロックに、しわ押え部の熱膨
張量に基づいて位置決めブロックの高さを補正し、しわ
押え部の隙間を一定に保つ隙間補正手段を取付けるよう
にしたので、成形回数の増加によってしわ押え部が熱膨
張した場合でも、しわ押え圧力の著しい増加を阻止する
ことができる。したがって、素材の型内への流入時にお
ける摩擦抵抗を小に維持することができ、摩擦抵抗によ
る素材の割れを防止することができる。
【図1】本発明の一実施例に係るプレス型装置の部分拡
大断面図である。
大断面図である。
【図2】図1における隙間補正手段の斜視図である。
【図3】図2の隙間補正手段が取付けられた位置決めブ
ロックの平面図である。
ロックの平面図である。
【図4】図2の隙間補正手段が取付けられる位置決めブ
ロックを備えたプレス型装置の全体断面図である。
ロックを備えたプレス型装置の全体断面図である。
【図5】従来のプレス型装置の部分拡大断面図である。
15 素材 23 上型としてのポンチ 24 上型としてのアッパブランクホルダ 26 下型 31 しわ押え部 35 位置決めブロック 40 隙間補正手段 41 電気ヒータ 42 サーモコントローラ T0 しわ押え部の隙間
Claims (1)
- 【請求項1】 絞り成形時に素材に生じるしわの発生
を、上型と下型との挟圧によって押えるしわ押え部を有
するプレス型装置において、前記上型と下型のいずれか
一方に、上型と下型との間のしわ押え部の隙間を設定す
る位置決めブロクを取付け、該位置決めブロックに、前
記しわ押え部の熱膨張量に基づいて位置決めブロックの
高さを補正し前記しわ押え部の隙間を一定に保つ隙間補
正手段を取付けたことを特徴とするプレス型装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4129315A JPH05293556A (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | プレス型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4129315A JPH05293556A (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | プレス型装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05293556A true JPH05293556A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=15006539
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4129315A Pending JPH05293556A (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | プレス型装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05293556A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09271855A (ja) * | 1996-04-01 | 1997-10-21 | Nissan Motor Co Ltd | ダイフェースとブランクホルダとの間隔調整装置および絞り加工用プレス成形機ならびに絞り加工方法 |
| CN116099924A (zh) * | 2022-12-13 | 2023-05-12 | 西安航天发动机有限公司 | 一种薄壁深腔结构零件锤上热拉深成形模具及成形方法 |
| US12076774B2 (en) | 2021-06-25 | 2024-09-03 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Press-forming apparatus |
-
1992
- 1992-04-23 JP JP4129315A patent/JPH05293556A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09271855A (ja) * | 1996-04-01 | 1997-10-21 | Nissan Motor Co Ltd | ダイフェースとブランクホルダとの間隔調整装置および絞り加工用プレス成形機ならびに絞り加工方法 |
| US12076774B2 (en) | 2021-06-25 | 2024-09-03 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Press-forming apparatus |
| CN116099924A (zh) * | 2022-12-13 | 2023-05-12 | 西安航天发动机有限公司 | 一种薄壁深腔结构零件锤上热拉深成形模具及成形方法 |
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