JPH09271855A - ダイフェースとブランクホルダとの間隔調整装置および絞り加工用プレス成形機ならびに絞り加工方法 - Google Patents
ダイフェースとブランクホルダとの間隔調整装置および絞り加工用プレス成形機ならびに絞り加工方法Info
- Publication number
- JPH09271855A JPH09271855A JP8079108A JP7910896A JPH09271855A JP H09271855 A JPH09271855 A JP H09271855A JP 8079108 A JP8079108 A JP 8079108A JP 7910896 A JP7910896 A JP 7910896A JP H09271855 A JPH09271855 A JP H09271855A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blank holder
- die face
- work
- die
- pressing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プレス成形機による絞り加工の途中にワーク
の流入制御を行い、しわや割れの発生を阻止して、成形
性能の向上を実現する。 【解決手段】 ダイフェース51に装着される装置本体
13と、装置本体13に支持されてブランクホルダ6に
当接しかつダイフェース51およびブランクホルダ6の
間隔を広げる方向に移動可能とした押圧体14と、押圧
体14にブランクホルダ6への押圧力を付与する油圧シ
リンダ15と、油圧シリンダ15で生じる押圧力を調整
する押圧力制御部17を備えた。
の流入制御を行い、しわや割れの発生を阻止して、成形
性能の向上を実現する。 【解決手段】 ダイフェース51に装着される装置本体
13と、装置本体13に支持されてブランクホルダ6に
当接しかつダイフェース51およびブランクホルダ6の
間隔を広げる方向に移動可能とした押圧体14と、押圧
体14にブランクホルダ6への押圧力を付与する油圧シ
リンダ15と、油圧シリンダ15で生じる押圧力を調整
する押圧力制御部17を備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絞り加工を行うの
に利用されるダイフェースとブランクホルダとの間隔調
整装置および絞り加工用プレス成形機ならびに絞り加工
方法に関するものである。
に利用されるダイフェースとブランクホルダとの間隔調
整装置および絞り加工用プレス成形機ならびに絞り加工
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、絞り加工を行うプレス成形機とし
ては、例えば、特開平5−285557号に記載された
ものがあった。
ては、例えば、特開平5−285557号に記載された
ものがあった。
【0003】このプレス成形機は、ダイと、ポンチと、
このポンチ側に設けられてダイのダイフェースとともに
ワークの周縁部を挾持しかつ挾持力を変更可能としたし
わ押えリング(ブランクホルダ)を備えており、このプ
レス成形機では、絞り成形を行うに際して、ダイをポン
チ側へ移動させつつ、押えリングによるワークの挾持力
を適宜調整して、すなわち、しわ押え力を適宜調整して
ワークの流入を制御することにより、ワークにしわなど
の成形不良が生じるのを抑制するようになっている。
このポンチ側に設けられてダイのダイフェースとともに
ワークの周縁部を挾持しかつ挾持力を変更可能としたし
わ押えリング(ブランクホルダ)を備えており、このプ
レス成形機では、絞り成形を行うに際して、ダイをポン
チ側へ移動させつつ、押えリングによるワークの挾持力
を適宜調整して、すなわち、しわ押え力を適宜調整して
ワークの流入を制御することにより、ワークにしわなど
の成形不良が生じるのを抑制するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来におい
て、しわ押え力を調整するに際して、ワークの流入抵抗
を増加させるために、ダイフェースとブランクホルダ
(上記プレス成形機ではしわ押えリング)との間の要所
要所にビードを取り付けることがあり、このようなビー
ドを取り付けたプレス成形機の場合、ダイとワークとの
当りを調節したり、クリアランスを調節したりするため
に、ダイフェースとブランクホルダとの間に隙間を保持
する治具を設ける必要がある。
て、しわ押え力を調整するに際して、ワークの流入抵抗
を増加させるために、ダイフェースとブランクホルダ
(上記プレス成形機ではしわ押えリング)との間の要所
要所にビードを取り付けることがあり、このようなビー
ドを取り付けたプレス成形機の場合、ダイとワークとの
当りを調節したり、クリアランスを調節したりするため
に、ダイフェースとブランクホルダとの間に隙間を保持
する治具を設ける必要がある。
【0005】つまり、このプレス成形機では、しわ押え
力を適宜調整したとしても、ダイの撓み量の変化に応じ
てダイとワークとの当りは変化するものの、ダイフェー
スとブランクホルダとの間隔はほとんど変化せず、その
結果、ワークの流入抵抗を必要量増加させることができ
ないという問題を有していた。
力を適宜調整したとしても、ダイの撓み量の変化に応じ
てダイとワークとの当りは変化するものの、ダイフェー
スとブランクホルダとの間隔はほとんど変化せず、その
結果、ワークの流入抵抗を必要量増加させることができ
ないという問題を有していた。
【0006】また、ワークの流入を制御するのにダイの
撓み量の変化を利用していることから、しわ押え力を変
えたときのダイの撓み量がプレス成形機毎にあるいはプ
レス成形型毎に異なってしまい、すなわち、プレス成形
機毎のあるいはプレス成形型毎のワークの流入制御によ
る効果に差が生じてしまい、経験および理論により見込
まれる分だけの効果を発揮させるまでには、多くの試行
を重ねなくてはならないという問題があり、これらの問
題を解決することが従来の課題であった。
撓み量の変化を利用していることから、しわ押え力を変
えたときのダイの撓み量がプレス成形機毎にあるいはプ
レス成形型毎に異なってしまい、すなわち、プレス成形
機毎のあるいはプレス成形型毎のワークの流入制御によ
る効果に差が生じてしまい、経験および理論により見込
まれる分だけの効果を発揮させるまでには、多くの試行
を重ねなくてはならないという問題があり、これらの問
題を解決することが従来の課題であった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記した従来の課題に着目し
てなされたものであって、請求項1〜6に係わる発明
は、プレス成形機による絞り加工の途中にワークの流入
を制御することが可能であるダイフェースとブランクホ
ルダとの間隔調整装置を提供することを目的とし、請求
項7〜11に係わる発明は、絞り加工において、しわが
生じるのを抑制すると共に割れの発生を阻止して、成形
性能の向上を実現でき、加えて、ワークの流入制御にお
ける経験上および理論上の性能を得るまでの試行期間の
短縮が可能である絞り加工用プレス成形機および絞り加
工方法を提供することを目的としている。
てなされたものであって、請求項1〜6に係わる発明
は、プレス成形機による絞り加工の途中にワークの流入
を制御することが可能であるダイフェースとブランクホ
ルダとの間隔調整装置を提供することを目的とし、請求
項7〜11に係わる発明は、絞り加工において、しわが
生じるのを抑制すると共に割れの発生を阻止して、成形
性能の向上を実現でき、加えて、ワークの流入制御にお
ける経験上および理論上の性能を得るまでの試行期間の
短縮が可能である絞り加工用プレス成形機および絞り加
工方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る発明は、ダイフェースおよび前記ダイフェースととも
にワークの周縁部を挾持するブランクホルダの間に設け
られるダイフェースとブランクホルダとの間隔調整装置
であって、前記ダイフェースおよびブランクホルダのい
ずれか一方に装着される装置本体と、前記装置本体に支
持されてダイフェースおよびブランクホルダのいずれか
他方に当接しかつ前記ダイフェースおよびブランクホル
ダの間隔を広げる方向に移動可能とした押圧体と、前記
押圧体に前記ダイフェースおよびブランクホルダのいず
れか他方への押圧力を付与する押圧力付与手段と、前記
押圧力付与手段で生じる押圧力を調整する押圧力制御手
段を備えた構成としており、このダイフェースとブラン
クホルダとの間隔調整装置の構成を前述した従来の課題
を解決するための手段としている。
る発明は、ダイフェースおよび前記ダイフェースととも
にワークの周縁部を挾持するブランクホルダの間に設け
られるダイフェースとブランクホルダとの間隔調整装置
であって、前記ダイフェースおよびブランクホルダのい
ずれか一方に装着される装置本体と、前記装置本体に支
持されてダイフェースおよびブランクホルダのいずれか
他方に当接しかつ前記ダイフェースおよびブランクホル
ダの間隔を広げる方向に移動可能とした押圧体と、前記
押圧体に前記ダイフェースおよびブランクホルダのいず
れか他方への押圧力を付与する押圧力付与手段と、前記
押圧力付与手段で生じる押圧力を調整する押圧力制御手
段を備えた構成としており、このダイフェースとブラン
クホルダとの間隔調整装置の構成を前述した従来の課題
を解決するための手段としている。
【0009】本発明の請求項2に係わる発明は、ダイフ
ェースおよび前記ダイフェースとともにワークの周縁部
を挾持しかつ挾持力を変更可能としたブランクホルダの
間に設けられるダイフェースとブランクホルダとの間隔
調整装置であって、前記ダイフェースおよびブランクホ
ルダのいずれか一方に装着される装置本体と、前記装置
本体に支持されてダイフェースおよびブランクホルダの
いずれか他方に当接しかつ前記ダイフェースおよびブラ
ンクホルダの間隔を広げる方向に移動可能とした押圧体
と、前記押圧体に前記ダイフェースおよびブランクホル
ダのいずれか他方への押圧力を付与する押圧力付与手段
と、前記ダイフェースおよびブランクホルダによるワー
クの挾持力の変更を検知する挾持力検知手段と、前記ワ
ークの挾持力の変更に応じて前記押圧力付与手段で生じ
る押圧力を調整する押圧力制御手段を備えた構成として
おり、このダイフェースとブランクホルダとの間隔調整
装置の構成を前述した従来の課題を解決するための手段
としている。
ェースおよび前記ダイフェースとともにワークの周縁部
を挾持しかつ挾持力を変更可能としたブランクホルダの
間に設けられるダイフェースとブランクホルダとの間隔
調整装置であって、前記ダイフェースおよびブランクホ
ルダのいずれか一方に装着される装置本体と、前記装置
本体に支持されてダイフェースおよびブランクホルダの
いずれか他方に当接しかつ前記ダイフェースおよびブラ
ンクホルダの間隔を広げる方向に移動可能とした押圧体
と、前記押圧体に前記ダイフェースおよびブランクホル
ダのいずれか他方への押圧力を付与する押圧力付与手段
と、前記ダイフェースおよびブランクホルダによるワー
クの挾持力の変更を検知する挾持力検知手段と、前記ワ
ークの挾持力の変更に応じて前記押圧力付与手段で生じ
る押圧力を調整する押圧力制御手段を備えた構成として
おり、このダイフェースとブランクホルダとの間隔調整
装置の構成を前述した従来の課題を解決するための手段
としている。
【0010】本発明の請求項3に係わるダイフェースと
ブランクホルダとの間隔調整装置は、ダイフェースおよ
びブランクホルダの間隔を広げる方向への押圧体の移動
を制限する第1のストッパを設けた構成とし、請求項4
に係わるダイフェースとブランクホルダとの間隔調整装
置は、ダイフェースおよびブランクホルダの間隔を広げ
た状態における前記間隔の微調整を行う第1のスペーサ
を設けた構成とし、請求項5に係わるダイフェースとブ
ランクホルダとの間隔調整装置は、ダイフェースおよび
ブランクホルダのいずれか他方から離間する方向への押
圧体の移動を制限する第2のストッパを設けた構成と
し、請求項6に係わるダイフェースとブランクホルダと
の間隔調整装置は、押圧体を移動させる以前におけるダ
イフェースおよびブランクホルダの間隔の微調整を行う
第2のスペーサを設けた構成としている。
ブランクホルダとの間隔調整装置は、ダイフェースおよ
びブランクホルダの間隔を広げる方向への押圧体の移動
を制限する第1のストッパを設けた構成とし、請求項4
に係わるダイフェースとブランクホルダとの間隔調整装
置は、ダイフェースおよびブランクホルダの間隔を広げ
た状態における前記間隔の微調整を行う第1のスペーサ
を設けた構成とし、請求項5に係わるダイフェースとブ
ランクホルダとの間隔調整装置は、ダイフェースおよび
ブランクホルダのいずれか他方から離間する方向への押
圧体の移動を制限する第2のストッパを設けた構成と
し、請求項6に係わるダイフェースとブランクホルダと
の間隔調整装置は、押圧体を移動させる以前におけるダ
イフェースおよびブランクホルダの間隔の微調整を行う
第2のスペーサを設けた構成としている。
【0011】また、本発明の請求項7に係わる発明は、
ダイと、ポンチと、前記ポンチ側に設けられてダイのダ
イフェースとともにワークの周縁部を挾持するブランク
ホルダを備えた絞り加工用プレス成形機において、請求
項1ないし6のいずれかに記載のダイフェースとブラン
クホルダとの間隔調整装置を前記ダイフェースおよびブ
ランクホルダの間でかつワークの周縁部の周りに複数設
けた構成としており、この絞り加工用プレス成形機の構
成を従来の課題を解決するための手段とし、請求項8に
係わる絞り加工用プレス成形機では、ワークの挾持力を
変更可能とした構成としている。
ダイと、ポンチと、前記ポンチ側に設けられてダイのダ
イフェースとともにワークの周縁部を挾持するブランク
ホルダを備えた絞り加工用プレス成形機において、請求
項1ないし6のいずれかに記載のダイフェースとブラン
クホルダとの間隔調整装置を前記ダイフェースおよびブ
ランクホルダの間でかつワークの周縁部の周りに複数設
けた構成としており、この絞り加工用プレス成形機の構
成を従来の課題を解決するための手段とし、請求項8に
係わる絞り加工用プレス成形機では、ワークの挾持力を
変更可能とした構成としている。
【0012】一方、本発明の請求項9に係わる絞り加工
方法では、請求項8に記載の絞り加工用プレス成形機に
より絞り成形を行うに際して、ダイフェースとブランク
ホルダとによりワークの周縁部を挾持し、ワークの挾持
力を高く設定すると共に、前記ダイフェースおよびブラ
ンクホルダのいずれか一方に装着したダイフェースとブ
ランクホルダとの間隔調整装置における各押圧体をダイ
フェースおよびブランクホルダのいずれか他方にそれぞ
れ当接させた後、ダイとポンチとを接近させ、前記ワー
クに成形不良が生じる直前にワークの挾持力を減らすと
共に、押圧力制御手段によりワークの挾持力の減少に応
じて押圧力付与手段で生じる押圧力を調整して各押圧体
をダイフェースおよびブランクホルダの間隔を広げる方
向へそれぞれ移動させ、さらに、ダイキャビティ直線縁
部の近傍に配置した間隔調整装置における押圧体の移動
量をダイキャビティコーナ縁部の近傍に配置した間隔調
整装置における押圧体の移動量よりも多くして、前記ダ
イとポンチとを下死点まで接近させる構成としており、
この絞り加工方法の構成を従来の課題を解決するための
手段としている。
方法では、請求項8に記載の絞り加工用プレス成形機に
より絞り成形を行うに際して、ダイフェースとブランク
ホルダとによりワークの周縁部を挾持し、ワークの挾持
力を高く設定すると共に、前記ダイフェースおよびブラ
ンクホルダのいずれか一方に装着したダイフェースとブ
ランクホルダとの間隔調整装置における各押圧体をダイ
フェースおよびブランクホルダのいずれか他方にそれぞ
れ当接させた後、ダイとポンチとを接近させ、前記ワー
クに成形不良が生じる直前にワークの挾持力を減らすと
共に、押圧力制御手段によりワークの挾持力の減少に応
じて押圧力付与手段で生じる押圧力を調整して各押圧体
をダイフェースおよびブランクホルダの間隔を広げる方
向へそれぞれ移動させ、さらに、ダイキャビティ直線縁
部の近傍に配置した間隔調整装置における押圧体の移動
量をダイキャビティコーナ縁部の近傍に配置した間隔調
整装置における押圧体の移動量よりも多くして、前記ダ
イとポンチとを下死点まで接近させる構成としており、
この絞り加工方法の構成を従来の課題を解決するための
手段としている。
【0013】本発明の請求項10に係わる絞り加工方法
では、請求項8に記載の絞り加工用プレス成形機により
強度差あるいは板厚差のある板材同士を突き合わせ溶接
してなるワークの絞り成形を行うに際して、ダイフェー
スとブランクホルダとによりワークの周縁部を挾持し、
ワークの挾持力を高く設定すると共に、前記ダイフェー
スおよびブランクホルダのいずれか一方に装着したダイ
フェースとブランクホルダとの間隔調整装置における各
押圧体をダイフェースおよびブランクホルダのいずれか
他方にそれぞれ当接させた後、ダイとポンチとを接近さ
せ、ワークに成形不良が生じる直前にワークの挾持力を
減らすと共に、押圧力制御手段によりワークの挾持力の
減少に応じて押圧力付与手段で生じる押圧力を調整して
各押圧体をダイフェースおよびブランクホルダの間隔を
広げる方向へそれぞれ移動させ、さらに、前記ワークの
低強度板材側あるいは薄板材側でかつダイキャビティ直
線縁部に位置する周縁部の挾持力を減らすと共に、前記
ワークの低強度板材側あるいは薄板材側でかつダイキャ
ビティ直線縁部の近傍に配置した間隔調整装置における
押圧体の移動量を当該間隔調整装置以外の間隔調整装置
における押圧体の移動量よりも多くして、前記ダイとポ
ンチとを下死点まで接近させる構成としており、この絞
り加工方法の構成を従来の課題を解決するための手段と
している。
では、請求項8に記載の絞り加工用プレス成形機により
強度差あるいは板厚差のある板材同士を突き合わせ溶接
してなるワークの絞り成形を行うに際して、ダイフェー
スとブランクホルダとによりワークの周縁部を挾持し、
ワークの挾持力を高く設定すると共に、前記ダイフェー
スおよびブランクホルダのいずれか一方に装着したダイ
フェースとブランクホルダとの間隔調整装置における各
押圧体をダイフェースおよびブランクホルダのいずれか
他方にそれぞれ当接させた後、ダイとポンチとを接近さ
せ、ワークに成形不良が生じる直前にワークの挾持力を
減らすと共に、押圧力制御手段によりワークの挾持力の
減少に応じて押圧力付与手段で生じる押圧力を調整して
各押圧体をダイフェースおよびブランクホルダの間隔を
広げる方向へそれぞれ移動させ、さらに、前記ワークの
低強度板材側あるいは薄板材側でかつダイキャビティ直
線縁部に位置する周縁部の挾持力を減らすと共に、前記
ワークの低強度板材側あるいは薄板材側でかつダイキャ
ビティ直線縁部の近傍に配置した間隔調整装置における
押圧体の移動量を当該間隔調整装置以外の間隔調整装置
における押圧体の移動量よりも多くして、前記ダイとポ
ンチとを下死点まで接近させる構成としており、この絞
り加工方法の構成を従来の課題を解決するための手段と
している。
【0014】本発明の請求項11に係わる絞り加工方法
では、請求項7または8に記載の絞り加工用プレス成形
機により強度差あるいは板厚差のある板材同士を突き合
わせ溶接してなるワークの絞り成形を行うに際して、ダ
イフェースとブランクホルダとにより一定の挾持力でワ
ークの周縁部を挾持すると共に、前記ダイフェースおよ
びブランクホルダのいずれか一方に装着したダイフェー
スとブランクホルダとの間隔調整装置における各押圧体
をダイフェースおよびブランクホルダのいずれか他方に
それぞれ当接させて、前記ワークの低強度板材側あるい
は薄板材側と高強度板材側あるいは厚板材側とにおける
ダイフェースおよびブランクホルダの間隔を個々に設定
し、さらに、前記ダイフェースおよびブランクホルダの
間隔を広げた場合におけるワークの低強度板材側あるい
は薄板材側でかつダイキャビティ直線縁部近傍での間隔
を、前記ワークの低強度板材側あるいは薄板材側でかつ
ダイキャビティコーナ縁部近傍での間隔およびワークの
高強度板材側あるいは厚板材側の間隔よりも広く設定し
た後、ダイとポンチとを接近させ、ワークに成形不良が
生じる直前に、押圧力制御手段により押圧力付与手段で
生じる押圧力を調整してダイフェースおよびブランクホ
ルダの間隔を上記設定した間隔とする方向へ各押圧体を
それぞれ移動させて、前記ダイとポンチとを下死点まで
接近させる構成としており、この絞り加工方法の構成を
従来の課題を解決するための手段としている。
では、請求項7または8に記載の絞り加工用プレス成形
機により強度差あるいは板厚差のある板材同士を突き合
わせ溶接してなるワークの絞り成形を行うに際して、ダ
イフェースとブランクホルダとにより一定の挾持力でワ
ークの周縁部を挾持すると共に、前記ダイフェースおよ
びブランクホルダのいずれか一方に装着したダイフェー
スとブランクホルダとの間隔調整装置における各押圧体
をダイフェースおよびブランクホルダのいずれか他方に
それぞれ当接させて、前記ワークの低強度板材側あるい
は薄板材側と高強度板材側あるいは厚板材側とにおける
ダイフェースおよびブランクホルダの間隔を個々に設定
し、さらに、前記ダイフェースおよびブランクホルダの
間隔を広げた場合におけるワークの低強度板材側あるい
は薄板材側でかつダイキャビティ直線縁部近傍での間隔
を、前記ワークの低強度板材側あるいは薄板材側でかつ
ダイキャビティコーナ縁部近傍での間隔およびワークの
高強度板材側あるいは厚板材側の間隔よりも広く設定し
た後、ダイとポンチとを接近させ、ワークに成形不良が
生じる直前に、押圧力制御手段により押圧力付与手段で
生じる押圧力を調整してダイフェースおよびブランクホ
ルダの間隔を上記設定した間隔とする方向へ各押圧体を
それぞれ移動させて、前記ダイとポンチとを下死点まで
接近させる構成としており、この絞り加工方法の構成を
従来の課題を解決するための手段としている。
【0015】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わるダイフェース
とブランクホルダとの間隔調整装置では、この間隔調整
装置を絞り加工用プレス成形機のダイフェースおよびブ
ランクホルダの間でかつワークの周縁部の周りに複数配
置し、ダイフェースおよびブランクホルダのいずれか一
方にそれぞれ装着して絞り成形を行う場合、まず、絞り
加工用プレス成形機のダイフェースとブランクホルダと
によりワークの周縁部を強く挾持すると共に、各押圧体
をダイフェースおよびブランクホルダのいずれか他方に
各々当接させた後、ダイとポンチとを接近させる。
とブランクホルダとの間隔調整装置では、この間隔調整
装置を絞り加工用プレス成形機のダイフェースおよびブ
ランクホルダの間でかつワークの周縁部の周りに複数配
置し、ダイフェースおよびブランクホルダのいずれか一
方にそれぞれ装着して絞り成形を行う場合、まず、絞り
加工用プレス成形機のダイフェースとブランクホルダと
によりワークの周縁部を強く挾持すると共に、各押圧体
をダイフェースおよびブランクホルダのいずれか他方に
各々当接させた後、ダイとポンチとを接近させる。
【0016】次いで、ワークに成形不良が生じる直前に
ワークの挾持力を減らすと共に、複数の間隔調整装置に
おける各押圧力制御手段により各押圧力付与手段で生じ
る押圧力をそれぞれ調整して各押圧体をダイフェースお
よびブランクホルダの間隔を広げる方向へ各々移動さ
せ、この際、ダイキャビティ直線縁部の近傍に配置した
間隔調整装置における押圧体の移動量をダイキャビティ
コーナ縁部の近傍に配置した間隔調整装置における押圧
体の移動量よりも多くする。
ワークの挾持力を減らすと共に、複数の間隔調整装置に
おける各押圧力制御手段により各押圧力付与手段で生じ
る押圧力をそれぞれ調整して各押圧体をダイフェースお
よびブランクホルダの間隔を広げる方向へ各々移動さ
せ、この際、ダイキャビティ直線縁部の近傍に配置した
間隔調整装置における押圧体の移動量をダイキャビティ
コーナ縁部の近傍に配置した間隔調整装置における押圧
体の移動量よりも多くする。
【0017】そして、この状態でダイとポンチとを下死
点まで接近させると、ダイフェースとブランクホルダと
の間におけるワークの挾持力ならびにダイフェースおよ
びブランクホルダの双方とワークとの間で生じる摩擦力
が減少して、ワークの流入が確保され、とくに、ダイキ
ャビティ直線縁部からのワークの流入が多くなるので、
ダイキャビティコーナ縁部近傍での板厚の減少が抑制さ
れることとなる、すなわち、絞り加工の途中におけるワ
ークの流入制御がなされることとなる。
点まで接近させると、ダイフェースとブランクホルダと
の間におけるワークの挾持力ならびにダイフェースおよ
びブランクホルダの双方とワークとの間で生じる摩擦力
が減少して、ワークの流入が確保され、とくに、ダイキ
ャビティ直線縁部からのワークの流入が多くなるので、
ダイキャビティコーナ縁部近傍での板厚の減少が抑制さ
れることとなる、すなわち、絞り加工の途中におけるワ
ークの流入制御がなされることとなる。
【0018】本発明の請求項2に係わるダイフェースと
ブランクホルダとの間隔調整装置では、この間隔調整装
置を絞り加工用プレス成形機のダイフェースおよびブラ
ンクホルダの間でかつワークの周縁部の周りに複数配置
し、ダイフェースおよびブランクホルダのいずれか一方
にそれぞれ装着して絞り成形を行う場合、請求項1に係
わるダイフェースとブランクホルダとの間隔調整装置と
同様に、絞り加工の途中におけるワークの流入制御がな
され、とくに、この間隔調整装置において、ワークに成
形不良が生じる直前にワークの挾持力を減らすと、この
ワークの挾持力減少を挾持力検知手段が検知し、押圧力
制御手段においてワークの挾持力の変更に応じた押圧力
付与手段で生じる押圧力の調整がなされるので、絞り加
工の途中におけるワークの流入制御が正確なタイミング
でなされることとなる。
ブランクホルダとの間隔調整装置では、この間隔調整装
置を絞り加工用プレス成形機のダイフェースおよびブラ
ンクホルダの間でかつワークの周縁部の周りに複数配置
し、ダイフェースおよびブランクホルダのいずれか一方
にそれぞれ装着して絞り成形を行う場合、請求項1に係
わるダイフェースとブランクホルダとの間隔調整装置と
同様に、絞り加工の途中におけるワークの流入制御がな
され、とくに、この間隔調整装置において、ワークに成
形不良が生じる直前にワークの挾持力を減らすと、この
ワークの挾持力減少を挾持力検知手段が検知し、押圧力
制御手段においてワークの挾持力の変更に応じた押圧力
付与手段で生じる押圧力の調整がなされるので、絞り加
工の途中におけるワークの流入制御が正確なタイミング
でなされることとなる。
【0019】本発明の請求項3に係わるダイフェースと
ブランクホルダとの間隔調整装置では、ダイフェースお
よびブランクホルダの間隔が過度に広がることが阻止さ
れ、請求項4に係わるダイフェースとブランクホルダと
の間隔調整装置では、ダイフェースおよびブランクホル
ダの広げた状態における間隔の微調整がなされることと
なり、請求項5に係わるダイフェースとブランクホルダ
との間隔調整装置では、押圧体がダイフェースおよびブ
ランクホルダのいずれか他方から離間する方向へ移動し
過ぎるのが阻止され、請求項6に係わるダイフェースと
ブランクホルダとの間隔調整装置では、ダイフェースお
よびブランクホルダの押圧体を移動させる以前における
間隔の微調整がなされることとなる。
ブランクホルダとの間隔調整装置では、ダイフェースお
よびブランクホルダの間隔が過度に広がることが阻止さ
れ、請求項4に係わるダイフェースとブランクホルダと
の間隔調整装置では、ダイフェースおよびブランクホル
ダの広げた状態における間隔の微調整がなされることと
なり、請求項5に係わるダイフェースとブランクホルダ
との間隔調整装置では、押圧体がダイフェースおよびブ
ランクホルダのいずれか他方から離間する方向へ移動し
過ぎるのが阻止され、請求項6に係わるダイフェースと
ブランクホルダとの間隔調整装置では、ダイフェースお
よびブランクホルダの押圧体を移動させる以前における
間隔の微調整がなされることとなる。
【0020】また、本発明の請求項7および8に係わる
絞り加工用プレス成形機では、絞り加工の途中における
ワークの流入制御がなされるので、絞り加工において、
しわが生じるのが抑制されるのに加えて割れの発生が阻
止され、その結果、成形性能の向上が図られることとな
るうえ、ワークの流入制御における経験上および理論上
の性能を得るまでの試行期間の短縮がなされることとな
る。
絞り加工用プレス成形機では、絞り加工の途中における
ワークの流入制御がなされるので、絞り加工において、
しわが生じるのが抑制されるのに加えて割れの発生が阻
止され、その結果、成形性能の向上が図られることとな
るうえ、ワークの流入制御における経験上および理論上
の性能を得るまでの試行期間の短縮がなされることとな
る。
【0021】さらに、本発明の請求項9に係わる絞り加
工方法では、しわや割れなどの成形不良の発生が阻止さ
れることから、成形性能の向上が図られることとなり、
加えて、ワークの流入制御における経験上および理論上
の性能を得るまでの試行期間の短縮がなされることとな
る。
工方法では、しわや割れなどの成形不良の発生が阻止さ
れることから、成形性能の向上が図られることとなり、
加えて、ワークの流入制御における経験上および理論上
の性能を得るまでの試行期間の短縮がなされることとな
る。
【0022】本発明の請求項10に係わる絞り加工方法
では、請求項9に係わる絞り加工方法と同じく、成形性
能の向上およびワークの流入制御における経験上および
理論上の性能を得るまでの試行期間の短縮が図られるの
に加えて、ワークにおける溶接ビードの配置が成形可能
な範囲内で制御されることとなり、請求項11に係わる
絞り加工方法では、ワークの挾持力を変更することな
く、成形性能の向上およびワークの流入制御における経
験上および理論上の性能を得るまでの試行期間の短縮が
図られ、さらに、請求項10に係わる絞り加工方法と同
様に、ワークにおける溶接ビードの配置が成形可能な範
囲内で制御されることとなる。
では、請求項9に係わる絞り加工方法と同じく、成形性
能の向上およびワークの流入制御における経験上および
理論上の性能を得るまでの試行期間の短縮が図られるの
に加えて、ワークにおける溶接ビードの配置が成形可能
な範囲内で制御されることとなり、請求項11に係わる
絞り加工方法では、ワークの挾持力を変更することな
く、成形性能の向上およびワークの流入制御における経
験上および理論上の性能を得るまでの試行期間の短縮が
図られ、さらに、請求項10に係わる絞り加工方法と同
様に、ワークにおける溶接ビードの配置が成形可能な範
囲内で制御されることとなる。
【0023】
【発明の効果】本発明の請求項1に係わるダイフェース
とブランクホルダとの間隔調整装置では、上記した構成
としたため、この間隔調整装置を絞り加工用プレス成形
機のダイフェースおよびブランクホルダの間でかつワー
クの周縁部の周りに複数配置し、ダイフェースおよびブ
ランクホルダのいずれか一方にそれぞれ装着して絞り成
形を行う場合、ダイフェースとブランクホルダとの間に
おけるワークの挾持力ならびにダイフェースおよびブラ
ンクホルダの双方とワークとの間で生じる摩擦力を減少
させて、ワークの流入、とくに、ダイキャビティ直線縁
部からのワークの流入を多くして、ダイキャビティコー
ナ縁部近傍での板厚の減少を抑制できる、すなわち、絞
り加工の途中におけるワークの流入制御が可能になると
いう極めて優れた効果がもたらされる。
とブランクホルダとの間隔調整装置では、上記した構成
としたため、この間隔調整装置を絞り加工用プレス成形
機のダイフェースおよびブランクホルダの間でかつワー
クの周縁部の周りに複数配置し、ダイフェースおよびブ
ランクホルダのいずれか一方にそれぞれ装着して絞り成
形を行う場合、ダイフェースとブランクホルダとの間に
おけるワークの挾持力ならびにダイフェースおよびブラ
ンクホルダの双方とワークとの間で生じる摩擦力を減少
させて、ワークの流入、とくに、ダイキャビティ直線縁
部からのワークの流入を多くして、ダイキャビティコー
ナ縁部近傍での板厚の減少を抑制できる、すなわち、絞
り加工の途中におけるワークの流入制御が可能になると
いう極めて優れた効果がもたらされる。
【0024】また、本発明の請求項2に係わるダイフェ
ースとブランクホルダとの間隔調整装置では、請求項1
と同様の効果が得られるのに加えて、絞り加工の途中に
おけるワークの流入を正確なタイミングで制御すること
ができるという極めて優れた効果がもたらされる。
ースとブランクホルダとの間隔調整装置では、請求項1
と同様の効果が得られるのに加えて、絞り加工の途中に
おけるワークの流入を正確なタイミングで制御すること
ができるという極めて優れた効果がもたらされる。
【0025】本発明の請求項3に係わるダイフェースと
ブランクホルダとの間隔調整装置では、ダイフェースお
よびブランクホルダの間隔が過度に広がるのを防ぐこと
ができ、請求項4に係わるダイフェースとブランクホル
ダとの間隔調整装置では、ダイフェースおよびブランク
ホルダの広げた状態における間隔の微調整を行うことが
可能であり、請求項5に係わるダイフェースとブランク
ホルダとの間隔調整装置では、押圧体がダイフェースお
よびブランクホルダのいずれか他方から離間する方向へ
移動し過ぎるのを防止でき、請求項6に係わるダイフェ
ースとブランクホルダとの間隔調整装置では、ダイフェ
ースおよびブランクホルダの押圧体を移動させる以前に
おける間隔の微調整が可能であるという極めて優れた効
果がもたらされる。
ブランクホルダとの間隔調整装置では、ダイフェースお
よびブランクホルダの間隔が過度に広がるのを防ぐこと
ができ、請求項4に係わるダイフェースとブランクホル
ダとの間隔調整装置では、ダイフェースおよびブランク
ホルダの広げた状態における間隔の微調整を行うことが
可能であり、請求項5に係わるダイフェースとブランク
ホルダとの間隔調整装置では、押圧体がダイフェースお
よびブランクホルダのいずれか他方から離間する方向へ
移動し過ぎるのを防止でき、請求項6に係わるダイフェ
ースとブランクホルダとの間隔調整装置では、ダイフェ
ースおよびブランクホルダの押圧体を移動させる以前に
おける間隔の微調整が可能であるという極めて優れた効
果がもたらされる。
【0026】また、本発明の請求項7および8に係わる
絞り加工用プレス成形機では、絞り加工の途中における
ワークの流入を制御できるので、ワークにしわが生じる
のを抑制できると共に割れの発生をも防止でき、その結
果、成形性能の向上を実現することが可能であり、加え
て、ワークの流入制御における経験上および理論上の性
能を得るまでの試行期間を短縮することができるという
極めて優れた効果がもたらされる。
絞り加工用プレス成形機では、絞り加工の途中における
ワークの流入を制御できるので、ワークにしわが生じる
のを抑制できると共に割れの発生をも防止でき、その結
果、成形性能の向上を実現することが可能であり、加え
て、ワークの流入制御における経験上および理論上の性
能を得るまでの試行期間を短縮することができるという
極めて優れた効果がもたらされる。
【0027】さらに、本発明の請求項9に係わる絞り加
工方法では、しわや割れなどの成形不良の発生を防止で
きるので、成形性能を向上させることが可能であるのに
加えて、ワークの流入制御における経験上および理論上
の性能を得るまでの試行期間の短縮を実現できるという
極めて優れた効果がもたらされる。
工方法では、しわや割れなどの成形不良の発生を防止で
きるので、成形性能を向上させることが可能であるのに
加えて、ワークの流入制御における経験上および理論上
の性能を得るまでの試行期間の短縮を実現できるという
極めて優れた効果がもたらされる。
【0028】本発明の請求項10に係わる絞り加工方法
では、請求項9に係わる絞り加工方法と同じ効果が得ら
れるうえ、ワークにおける溶接ビードの配置を成形可能
な範囲内で制御することが可能であり、請求項11に係
わる絞り加工方法では、請求項10に係わる絞り加工方
法と同様の効果が得られるのに加えて、ワークの挾持力
を変更することなく、成形性能の向上およびワークの流
入制御における経験上および理論上の性能を得るまでの
試行期間の短縮を実現できるという極めて優れた効果が
もたらされる。
では、請求項9に係わる絞り加工方法と同じ効果が得ら
れるうえ、ワークにおける溶接ビードの配置を成形可能
な範囲内で制御することが可能であり、請求項11に係
わる絞り加工方法では、請求項10に係わる絞り加工方
法と同様の効果が得られるのに加えて、ワークの挾持力
を変更することなく、成形性能の向上およびワークの流
入制御における経験上および理論上の性能を得るまでの
試行期間の短縮を実現できるという極めて優れた効果が
もたらされる。
【0029】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0030】[実施例1]図1は本発明の請求項1〜6
に係わるダイフェースとブランクホルダとの間隔調整装
置の一実施例を示し、図2および図3は本発明の請求項
7および8に係わる絞り加工用プレス成形機の一実施例
を示し、図4は本発明の請求項9に係わる絞り加工方法
の一実施例を示している。
に係わるダイフェースとブランクホルダとの間隔調整装
置の一実施例を示し、図2および図3は本発明の請求項
7および8に係わる絞り加工用プレス成形機の一実施例
を示し、図4は本発明の請求項9に係わる絞り加工方法
の一実施例を示している。
【0031】図2および図3に示すように、絞り加工用
プレス成形機1はクッションドロー式のプレス成形機で
あって、ポンチプレート2に固定したポンチ3と、スラ
イダ4に取り付けられてポンチ3に対して接近離間する
ダイ5と、ポンチ3側に設けられてダイ5のダイフェー
ス51とともにワークWの周縁部Waを挾持するブラン
クホルダ6を備えており、ブランクホルダ6はクッショ
ンピン7を介して図外のクッションパッドに支持され、
ワークWの挾持力を変更可能となっている。そして、ダ
イフェース51およびブランクホルダ6の間でかつワー
クWの周縁部Waの周りには、ダイフェースとブランク
ホルダとの間隔調整装置10が複数設けてある。
プレス成形機1はクッションドロー式のプレス成形機で
あって、ポンチプレート2に固定したポンチ3と、スラ
イダ4に取り付けられてポンチ3に対して接近離間する
ダイ5と、ポンチ3側に設けられてダイ5のダイフェー
ス51とともにワークWの周縁部Waを挾持するブラン
クホルダ6を備えており、ブランクホルダ6はクッショ
ンピン7を介して図外のクッションパッドに支持され、
ワークWの挾持力を変更可能となっている。そして、ダ
イフェース51およびブランクホルダ6の間でかつワー
クWの周縁部Waの周りには、ダイフェースとブランク
ホルダとの間隔調整装置10が複数設けてある。
【0032】このダイフェースとブランクホルダとの間
隔調整装置10は、図1にも示すように、ダイフェース
51に楔台Bを介して装着されるベース11およびこの
ベース11に設けたブロック12を具備した装置本体1
3と、この装置本体13に支持されてブランクホルダ6
に当接しかつダイフェース51およびブランクホルダ6
の間隔を広げる方向に移動可能、すなわち、ブランクホ
ルダ6を押圧可能とした押圧体14と、押圧体14にブ
ランクホルダ6への押圧力を付与する押圧力付与手段と
しての油圧シリンダ15と、ダイフェース51およびブ
ランクホルダ6によるワークWの挾持力の変更を検知す
る挾持力検知手段としてのセンサ16と、センサ16か
らの信号によりワークWの挾持力の変更に応じて油圧シ
リンダ15で生じる押圧力を調整する押圧力制御部17
と、油圧シリンダ15への送油管18を備えている。
隔調整装置10は、図1にも示すように、ダイフェース
51に楔台Bを介して装着されるベース11およびこの
ベース11に設けたブロック12を具備した装置本体1
3と、この装置本体13に支持されてブランクホルダ6
に当接しかつダイフェース51およびブランクホルダ6
の間隔を広げる方向に移動可能、すなわち、ブランクホ
ルダ6を押圧可能とした押圧体14と、押圧体14にブ
ランクホルダ6への押圧力を付与する押圧力付与手段と
しての油圧シリンダ15と、ダイフェース51およびブ
ランクホルダ6によるワークWの挾持力の変更を検知す
る挾持力検知手段としてのセンサ16と、センサ16か
らの信号によりワークWの挾持力の変更に応じて油圧シ
リンダ15で生じる押圧力を調整する押圧力制御部17
と、油圧シリンダ15への送油管18を備えている。
【0033】また、このダイフェースとブランクホルダ
との間隔調整装置10は、ブロック12に形成した段差
部12aおよび押圧体14に形成した大径部14aとか
ら構成される前進側ストッパ(第1のストッパ)21
と、押圧体14にカバープレート22およびボルト23
により装着した第1のクリアランスゲージ(第1のスペ
ーサ)24と、ブロック12に設けた後退側ストッパ
(第2のストッパ)25と、ブロック12にカバープレ
ート26およびボルト27により装着した第2のクリア
ランスゲージ(第2のスペーサ)28を備えている。
との間隔調整装置10は、ブロック12に形成した段差
部12aおよび押圧体14に形成した大径部14aとか
ら構成される前進側ストッパ(第1のストッパ)21
と、押圧体14にカバープレート22およびボルト23
により装着した第1のクリアランスゲージ(第1のスペ
ーサ)24と、ブロック12に設けた後退側ストッパ
(第2のストッパ)25と、ブロック12にカバープレ
ート26およびボルト27により装着した第2のクリア
ランスゲージ(第2のスペーサ)28を備えている。
【0034】上記間隔調整装置10を装着した絞り加工
用プレス成形機1により絞り成形を行うに際しては、ま
ず、絞り加工用プレス成形機1のダイフェース51とブ
ランクホルダ6とによりワークWの周縁部Waを強く挾
持すると共に、複数の間隔調整装置10の各押圧体14
をブランクホルダ6に対して後退させた状態でブランク
ホルダ6に各々当接させて、ダイフェース51とブラン
クホルダ6との間隔をh2(図1に仮想線で示す状態)
とした後、ダイ5を下降させる。
用プレス成形機1により絞り成形を行うに際しては、ま
ず、絞り加工用プレス成形機1のダイフェース51とブ
ランクホルダ6とによりワークWの周縁部Waを強く挾
持すると共に、複数の間隔調整装置10の各押圧体14
をブランクホルダ6に対して後退させた状態でブランク
ホルダ6に各々当接させて、ダイフェース51とブラン
クホルダ6との間隔をh2(図1に仮想線で示す状態)
とした後、ダイ5を下降させる。
【0035】このとき、ダイフェース51とブランクホ
ルダ6との間におけるワークWの挾持力ならびにダイフ
ェース51およびブランクホルダ6の双方とワークWと
の間で生じる摩擦力はいずれも大きいため、ワークWの
流入は制限された状態となっており、ワークWのダイキ
ャビティコーナ縁部52近傍に位置する部分にしわが生
じるのを阻止できるが、この状態のままダイ5を下死点
まで下降させると、ダイキャビティコーナ縁部52の周
辺に位置する部分に割れが発生する可能性があるため、
このような成形不良が生じる直前に、図4に示すよう
に、ブランクホルダ6によるワークWの挾持力を減ら
す。
ルダ6との間におけるワークWの挾持力ならびにダイフ
ェース51およびブランクホルダ6の双方とワークWと
の間で生じる摩擦力はいずれも大きいため、ワークWの
流入は制限された状態となっており、ワークWのダイキ
ャビティコーナ縁部52近傍に位置する部分にしわが生
じるのを阻止できるが、この状態のままダイ5を下死点
まで下降させると、ダイキャビティコーナ縁部52の周
辺に位置する部分に割れが発生する可能性があるため、
このような成形不良が生じる直前に、図4に示すよう
に、ブランクホルダ6によるワークWの挾持力を減ら
す。
【0036】このようにワークWの挾持力が減少すると
これをセンサ16が検知し、このセンサ16からの信号
により押圧力制御部17においてワークWの挾持力の変
更(減少)に応じた油圧シリンダ15で生じる押圧力の
調整がなされ、複数の間隔調整装置10の各押圧体14
をダイフェース51およびブランクホルダ6の間隔を広
げる方向へ各々移動させ、すなわち、各押圧体14によ
りブランクホルダ6を押し下げて、ダイフェース51お
よびブランクホルダ6の間隔をh1´とし、この際、ダ
イキャビティ直線縁部53の近傍に位置する間隔調整装
置10(10A)における各押圧体14の移動量をダイ
キャビティコーナ縁部52の近傍に位置する間隔調整装
置10(10B)における各押圧体14の移動量よりも
多くして、ダイキャビティ直線縁部53の近傍における
ダイフェース51およびブランクホルダ6の間隔をh1
とする。
これをセンサ16が検知し、このセンサ16からの信号
により押圧力制御部17においてワークWの挾持力の変
更(減少)に応じた油圧シリンダ15で生じる押圧力の
調整がなされ、複数の間隔調整装置10の各押圧体14
をダイフェース51およびブランクホルダ6の間隔を広
げる方向へ各々移動させ、すなわち、各押圧体14によ
りブランクホルダ6を押し下げて、ダイフェース51お
よびブランクホルダ6の間隔をh1´とし、この際、ダ
イキャビティ直線縁部53の近傍に位置する間隔調整装
置10(10A)における各押圧体14の移動量をダイ
キャビティコーナ縁部52の近傍に位置する間隔調整装
置10(10B)における各押圧体14の移動量よりも
多くして、ダイキャビティ直線縁部53の近傍における
ダイフェース51およびブランクホルダ6の間隔をh1
とする。
【0037】そして、この状態でダイ5を下死点まで下
降させると、ダイフェース51とブランクホルダ6との
間におけるワークWの挾持力ならびにダイフェース51
およびブランクホルダ6の双方とワークWとの間で生じ
る摩擦力がいずれも減少して、ワークWの流入が確保さ
れ、とくに、ダイキャビティ直線縁部53からのワーク
Wの流入が多くなることから、ダイキャビティコーナ縁
部近傍52での板厚の減少が抑制されることとなり、ダ
イキャビティコーナ縁部52の周辺に位置する部分に割
れが生じるのが回避されることとなる。
降させると、ダイフェース51とブランクホルダ6との
間におけるワークWの挾持力ならびにダイフェース51
およびブランクホルダ6の双方とワークWとの間で生じ
る摩擦力がいずれも減少して、ワークWの流入が確保さ
れ、とくに、ダイキャビティ直線縁部53からのワーク
Wの流入が多くなることから、ダイキャビティコーナ縁
部近傍52での板厚の減少が抑制されることとなり、ダ
イキャビティコーナ縁部52の周辺に位置する部分に割
れが生じるのが回避されることとなる。
【0038】上記した絞り加工用プレス成形機1の間隔
調整装置10は、ワークWの挾持力の減少を検知するセ
ンサ16を備えているので、絞り加工の途中におけるワ
ークWの流入制御が正確なタイミングでなされることと
なる。
調整装置10は、ワークWの挾持力の減少を検知するセ
ンサ16を備えているので、絞り加工の途中におけるワ
ークWの流入制御が正確なタイミングでなされることと
なる。
【0039】また、上記間隔調整装置10では、前進側
ストッパ21および第1のクリアランスゲージ24を備
えているので、ダイフェース51およびブランクホルダ
6の間隔を広げる際に、この間隔が必要以上に広がるこ
とが阻止されると共に、ダイフェース51およびブラン
クホルダ6の広げた状態における間隔の微調整がなされ
ることとなり、さらに、上記間隔調整装置10では、後
退側ストッパ25および第2のクリアランスゲージ28
を備えているため、押圧体14が後退側へ移動し過ぎる
のが阻止されると共に、ダイフェース51およびブラン
クホルダ6の押圧体14を前進させる以前における間隔
の微調整がなされることとなる。
ストッパ21および第1のクリアランスゲージ24を備
えているので、ダイフェース51およびブランクホルダ
6の間隔を広げる際に、この間隔が必要以上に広がるこ
とが阻止されると共に、ダイフェース51およびブラン
クホルダ6の広げた状態における間隔の微調整がなされ
ることとなり、さらに、上記間隔調整装置10では、後
退側ストッパ25および第2のクリアランスゲージ28
を備えているため、押圧体14が後退側へ移動し過ぎる
のが阻止されると共に、ダイフェース51およびブラン
クホルダ6の押圧体14を前進させる以前における間隔
の微調整がなされることとなる。
【0040】したがって、上記絞り加工方法では、しわ
や割れなどの成形不良の発生が阻止されるため、成形性
能の向上が実現することとなり、加えて、ワークWの流
入制御における経験上および理論上の性能を得るまでの
試行期間の短縮がなされることとなる。
や割れなどの成形不良の発生が阻止されるため、成形性
能の向上が実現することとなり、加えて、ワークWの流
入制御における経験上および理論上の性能を得るまでの
試行期間の短縮がなされることとなる。
【0041】[実施例2]図5および図6は本発明の請
求項10に係わる絞り加工方法の一実施例を示してお
り、この実施例では、上記第1実施例の絞り加工用プレ
ス成形機1を用いて絞り加工を行う場合を示している。
求項10に係わる絞り加工方法の一実施例を示してお
り、この実施例では、上記第1実施例の絞り加工用プレ
ス成形機1を用いて絞り加工を行う場合を示している。
【0042】すなわち、図5に示す絞り加工用プレス成
形機1により強度差あるいは板厚差のある板材同士(こ
の実施例では強度差のある板材同士)を突き合わせ溶接
してなるワークWAの絞り成形を行う場合、ワークWA
の高強度板材Wh側には、絞り成形を安定して行うため
のビード(図示省略)が成形され、また、ブランクホル
ダ6の面圧により高強度板材Wh側の流入を制限してワ
ークWAのダイキャビティコーナ縁部52近傍に位置す
る部分にしわが生じるのを阻止しなくてはならないの
で、ブランクホルダ6による大きなワークWAの挾持力
を必要とする。
形機1により強度差あるいは板厚差のある板材同士(こ
の実施例では強度差のある板材同士)を突き合わせ溶接
してなるワークWAの絞り成形を行う場合、ワークWA
の高強度板材Wh側には、絞り成形を安定して行うため
のビード(図示省略)が成形され、また、ブランクホル
ダ6の面圧により高強度板材Wh側の流入を制限してワ
ークWAのダイキャビティコーナ縁部52近傍に位置す
る部分にしわが生じるのを阻止しなくてはならないの
で、ブランクホルダ6による大きなワークWAの挾持力
を必要とする。
【0043】しかし、高強度板材Wh側の流入を制限す
ると、ダイキャビティ底部54からダイキャビティ壁部
55へのワークWAの流入が多くなり、溶接ビードBe
の移動量(蛇行)が大きくなってしまう。この溶接ビー
ドBeの蛇行を小さくするために、低強度板材Ws側の
流入を制限すると、溶接ビードBe近傍の低強度板材W
s側に歪みが集中することによる割れや、高強度板材W
h側のダイキャビティ壁部55に位置する部分の板厚減
少による割れが生じる可能性がある。
ると、ダイキャビティ底部54からダイキャビティ壁部
55へのワークWAの流入が多くなり、溶接ビードBe
の移動量(蛇行)が大きくなってしまう。この溶接ビー
ドBeの蛇行を小さくするために、低強度板材Ws側の
流入を制限すると、溶接ビードBe近傍の低強度板材W
s側に歪みが集中することによる割れや、高強度板材W
h側のダイキャビティ壁部55に位置する部分の板厚減
少による割れが生じる可能性がある。
【0044】そこで、まず、絞り加工用プレス成形機1
のダイフェース51とブランクホルダ6とによりワーク
WAの周縁部Waを強く挾持する(とくに高強度板材W
h側の周縁部Waを強く挾持する)と共に、複数の間隔
調整装置10の各押圧体14をブランクホルダ6に対し
て後退させた状態でブランクホルダ6に各々当接させ
て、ダイフェース51とブランクホルダ6との間隔をh
2として、ブランクホルダ6が高強度板材Wh側に有効
に作用するようにした後、ダイ5を下降させる。このと
き、低強度板材Ws側のダイキャビティコーナ縁部52
の近傍位置での間隔はh2よりも狭いh2´とする。
のダイフェース51とブランクホルダ6とによりワーク
WAの周縁部Waを強く挾持する(とくに高強度板材W
h側の周縁部Waを強く挾持する)と共に、複数の間隔
調整装置10の各押圧体14をブランクホルダ6に対し
て後退させた状態でブランクホルダ6に各々当接させ
て、ダイフェース51とブランクホルダ6との間隔をh
2として、ブランクホルダ6が高強度板材Wh側に有効
に作用するようにした後、ダイ5を下降させる。このと
き、低強度板材Ws側のダイキャビティコーナ縁部52
の近傍位置での間隔はh2よりも狭いh2´とする。
【0045】この状態のままダイ5を下死点まで下降さ
せると、ワークWAの流入が制限された状態となってい
るため、ダイキャビティ底部54からダイキャビティ壁
部55へワークWAが流入して溶接ビードBeを引っ張
り、溶接ビードBe近傍の低強度板材Ws側に歪みが集
中したり、高強度板材Wh側のダイキャビティ壁部55
に位置する部分の板厚が減少したりして、割れが生じる
可能性があることから、このような成形不良が生じる直
前に、図6に示すように、ブランクホルダ6によるワー
クWAの挾持力を高強度板材Wh側および低強度板材W
s側の双方でほぼ均等に減らす。
せると、ワークWAの流入が制限された状態となってい
るため、ダイキャビティ底部54からダイキャビティ壁
部55へワークWAが流入して溶接ビードBeを引っ張
り、溶接ビードBe近傍の低強度板材Ws側に歪みが集
中したり、高強度板材Wh側のダイキャビティ壁部55
に位置する部分の板厚が減少したりして、割れが生じる
可能性があることから、このような成形不良が生じる直
前に、図6に示すように、ブランクホルダ6によるワー
クWAの挾持力を高強度板材Wh側および低強度板材W
s側の双方でほぼ均等に減らす。
【0046】このようにワークWAの挾持力が減少する
とこれをセンサ16が検知し、このセンサ16からの信
号により押圧力制御部17においてワークWAの挾持力
の変更(減少)に応じた油圧シリンダ15で生じる押圧
力の調整がなされ、複数の間隔調整装置10の各押圧体
14によりブランクホルダ6を押し下げて、ダイフェー
ス51およびブランクホルダ6の間隔を、低強度板材W
s側のダイキャビティコーナ縁部52の近傍位置ではh
1´´、高強度板材Wh側ではh1´とし、この際、ワ
ークWAの低強度板材Ws側でかつダイキャビティ直線
縁部53に位置する周縁部Waの挾持力をさらに減らす
と共に、低強度板材Ws側のダイキャビティ直線縁部5
3の近傍に位置する間隔調整装置10(10A)におけ
る各押圧体14の移動量を他の間隔調整装置10(10
B)における各押圧体14の移動量よりも多くして、ダ
イキャビティ直線縁部53の近傍におけるダイフェース
51およびブランクホルダ6の間隔をh1とする。
とこれをセンサ16が検知し、このセンサ16からの信
号により押圧力制御部17においてワークWAの挾持力
の変更(減少)に応じた油圧シリンダ15で生じる押圧
力の調整がなされ、複数の間隔調整装置10の各押圧体
14によりブランクホルダ6を押し下げて、ダイフェー
ス51およびブランクホルダ6の間隔を、低強度板材W
s側のダイキャビティコーナ縁部52の近傍位置ではh
1´´、高強度板材Wh側ではh1´とし、この際、ワ
ークWAの低強度板材Ws側でかつダイキャビティ直線
縁部53に位置する周縁部Waの挾持力をさらに減らす
と共に、低強度板材Ws側のダイキャビティ直線縁部5
3の近傍に位置する間隔調整装置10(10A)におけ
る各押圧体14の移動量を他の間隔調整装置10(10
B)における各押圧体14の移動量よりも多くして、ダ
イキャビティ直線縁部53の近傍におけるダイフェース
51およびブランクホルダ6の間隔をh1とする。
【0047】そして、この状態でダイ5を下死点まで下
降させると、ダイフェース51とブランクホルダ6との
間におけるワークWAの挾持力ならびにダイフェース5
1およびブランクホルダ6の双方とワークWAとの間で
生じる摩擦力がいずれも減少して、ワークWAの流入が
確保され、とくに、低強度板材Ws側のダイキャビティ
直線縁部53からのワークWAの流入が多くなる。
降させると、ダイフェース51とブランクホルダ6との
間におけるワークWAの挾持力ならびにダイフェース5
1およびブランクホルダ6の双方とワークWAとの間で
生じる摩擦力がいずれも減少して、ワークWAの流入が
確保され、とくに、低強度板材Ws側のダイキャビティ
直線縁部53からのワークWAの流入が多くなる。
【0048】つまり、しわが生じる恐れがある過程が終
了した段階で、溶接ビードBeおよびダイキャビティ壁
部55に位置する部分の流入および移動が生じるため、
溶接ビードBe近傍およびダイキャビティ壁部55に位
置する部分の板厚減少が抑制されることとなる。
了した段階で、溶接ビードBeおよびダイキャビティ壁
部55に位置する部分の流入および移動が生じるため、
溶接ビードBe近傍およびダイキャビティ壁部55に位
置する部分の板厚減少が抑制されることとなる。
【0049】したがって、この絞り加工方法では、しわ
や割れなどの成形不良の発生が阻止されるため、成形性
能の向上が実現すると共に、ワークWAの流入制御にお
ける経験上および理論上の性能を得るまでの試行期間の
短縮がなされることとなり、加えて、ワークWAにおけ
る溶接ビードBeの配置を成形可能な範囲内で制御する
ことが可能となる。
や割れなどの成形不良の発生が阻止されるため、成形性
能の向上が実現すると共に、ワークWAの流入制御にお
ける経験上および理論上の性能を得るまでの試行期間の
短縮がなされることとなり、加えて、ワークWAにおけ
る溶接ビードBeの配置を成形可能な範囲内で制御する
ことが可能となる。
【0050】[実施例3]図7は本発明に係わる本発明
の請求項11に係わる絞り加工方法の一実施例を示して
おり、この実施例では、上記第1実施例の絞り加工用プ
レス成形機1を用いて絞り加工を行う場合を示してい
る。
の請求項11に係わる絞り加工方法の一実施例を示して
おり、この実施例では、上記第1実施例の絞り加工用プ
レス成形機1を用いて絞り加工を行う場合を示してい
る。
【0051】すなわち、絞り加工用プレス成形機1(図
5参照)により強度差あるいは板厚差のある板材同士
(この実施例では強度差のある板材同士)を突き合わせ
溶接してなるワークWAの絞り成形を行う場合、ワーク
WAの高強度板材Wh側には、絞り成形を安定して行う
ためのビードが成形され、また、ブランクホルダ6の面
圧により高強度板材Wh側の流入を制限してワークWA
のダイキャビティコーナ縁部52近傍に位置する部分に
しわが生じるのを阻止しなくてはならないので、ブラン
クホルダ6による大きなワークWAの挾持力を必要とす
る。
5参照)により強度差あるいは板厚差のある板材同士
(この実施例では強度差のある板材同士)を突き合わせ
溶接してなるワークWAの絞り成形を行う場合、ワーク
WAの高強度板材Wh側には、絞り成形を安定して行う
ためのビードが成形され、また、ブランクホルダ6の面
圧により高強度板材Wh側の流入を制限してワークWA
のダイキャビティコーナ縁部52近傍に位置する部分に
しわが生じるのを阻止しなくてはならないので、ブラン
クホルダ6による大きなワークWAの挾持力を必要とす
る。
【0052】しかし、高強度板材Wh側の流入を制限す
ると、ダイキャビティ底部54からダイキャビティ壁部
55へのワークWAの流入が多くなり、溶接ビードBe
の移動量(蛇行)が大きくなってしまう。この溶接ビー
ドBeの蛇行を小さくするために、低強度板材Ws側の
流入を制限すると、溶接ビードBe近傍の低強度板材W
s側に歪みが集中することによる割れや、高強度板材W
h側のダイキャビティ壁部55に位置する部分の板厚減
少による割れが生じる可能性がある。
ると、ダイキャビティ底部54からダイキャビティ壁部
55へのワークWAの流入が多くなり、溶接ビードBe
の移動量(蛇行)が大きくなってしまう。この溶接ビー
ドBeの蛇行を小さくするために、低強度板材Ws側の
流入を制限すると、溶接ビードBe近傍の低強度板材W
s側に歪みが集中することによる割れや、高強度板材W
h側のダイキャビティ壁部55に位置する部分の板厚減
少による割れが生じる可能性がある。
【0053】そこで、まず、ダイフェース51とブラン
クホルダ6とにより一定の挾持力でワークWAの周縁部
Waを挾持するに際して、複数の間隔調整装置10の各
押圧体14をブランクホルダ6に対して後退させた状態
でブランクホルダ6に各々当接させて、ワークWAの低
強度板材Ws側と高強度板材Wh側とにおけるダイフェ
ース51とブランクホルダ6との間隔を個々にh2とす
ると共に、低強度板材Ws側のダイキャビティコーナ縁
部52の近傍位置での間隔をh2よりも狭いh2´に設
定する。
クホルダ6とにより一定の挾持力でワークWAの周縁部
Waを挾持するに際して、複数の間隔調整装置10の各
押圧体14をブランクホルダ6に対して後退させた状態
でブランクホルダ6に各々当接させて、ワークWAの低
強度板材Ws側と高強度板材Wh側とにおけるダイフェ
ース51とブランクホルダ6との間隔を個々にh2とす
ると共に、低強度板材Ws側のダイキャビティコーナ縁
部52の近傍位置での間隔をh2よりも狭いh2´に設
定する。
【0054】次いで、ダイフェース51およびブランク
ホルダ6の間隔を広げた場合におけるワークWAの低強
度板材側Wsでかつダイキャビティ直線縁部53近傍で
の間隔h1を、ワークWAの低強度板材Ws側でかつダ
イキャビティコーナ縁部52近傍での間隔h1´´およ
びワークWAの高強度板材Wh側の間隔h1´よりも広
く設定した後、ダイ5を下降させる。
ホルダ6の間隔を広げた場合におけるワークWAの低強
度板材側Wsでかつダイキャビティ直線縁部53近傍で
の間隔h1を、ワークWAの低強度板材Ws側でかつダ
イキャビティコーナ縁部52近傍での間隔h1´´およ
びワークWAの高強度板材Wh側の間隔h1´よりも広
く設定した後、ダイ5を下降させる。
【0055】つまり、絞り加工初期の段階にはブランク
ホルダ6によるワークWAの挾持力が十分なものとな
り、しわの発生が抑制される。
ホルダ6によるワークWAの挾持力が十分なものとな
り、しわの発生が抑制される。
【0056】この状態のままダイ5を下死点まで下降さ
せると、ワークWAの流入が制限された状態となってい
るため、ダイキャビティ底部54からダイキャビティ壁
部55へワークWAが流入して溶接ビードBeを引っ張
り、溶接ビードBe近傍の低強度板材Ws側に歪みが集
中したり、高強度板材Wh側のダイキャビティ壁部55
に位置する部分の板厚が減少したりして、割れが生じる
可能性があることから、このような成形不良が生じる直
前に、図7に示すように、間隔調整装置10の各押圧力
制御部17により油圧シリンダ15で生じる押圧力を調
整してダイフェース51およびブランクホルダ6の間隔
を上記設定した間隔h1,h1´,h1´´とする方向
へ各押圧体14をそれぞれ移動させる。
せると、ワークWAの流入が制限された状態となってい
るため、ダイキャビティ底部54からダイキャビティ壁
部55へワークWAが流入して溶接ビードBeを引っ張
り、溶接ビードBe近傍の低強度板材Ws側に歪みが集
中したり、高強度板材Wh側のダイキャビティ壁部55
に位置する部分の板厚が減少したりして、割れが生じる
可能性があることから、このような成形不良が生じる直
前に、図7に示すように、間隔調整装置10の各押圧力
制御部17により油圧シリンダ15で生じる押圧力を調
整してダイフェース51およびブランクホルダ6の間隔
を上記設定した間隔h1,h1´,h1´´とする方向
へ各押圧体14をそれぞれ移動させる。
【0057】そして、この状態でダイ5を下死点まで下
降させると、各ダイキャビティコーナ縁部52では板厚
の増加が生じるが、ダイフェース51およびブランクホ
ルダ6の間隔が上記設定した間隔h1,h1´,h1´
´となっていることにより、絞り加工終期の段階におい
て適正なワークWAの流入が確保されることとなり、と
くに、ワークWAの低強度板材側Wsでかつダイキャビ
ティ直線縁部53近傍での間隔h1は、ワークWAの低
強度板材Ws側でかつダイキャビティコーナ縁部52近
傍での間隔h1´´およびワークWAの高強度板材Wh
側の間隔h1´よりも広く設定してあることから、低強
度板材側Wsのダイキャビティ直線縁部53に位置する
部分がブランクホルダ6から受ける抗力およびビードに
よる拘束力がいずれも減少して、低強度板材Ws側のダ
イキャビティ直線縁部53からのワークWAの流入が多
くなり、溶接ビードBeおよびダイキャビティ壁部55
に位置する部分が移動し易くなって、溶接ビードBe近
傍およびダイキャビティ壁部55に位置する部分の板厚
減少が抑制され、割れの発生が回避されることとなる。
降させると、各ダイキャビティコーナ縁部52では板厚
の増加が生じるが、ダイフェース51およびブランクホ
ルダ6の間隔が上記設定した間隔h1,h1´,h1´
´となっていることにより、絞り加工終期の段階におい
て適正なワークWAの流入が確保されることとなり、と
くに、ワークWAの低強度板材側Wsでかつダイキャビ
ティ直線縁部53近傍での間隔h1は、ワークWAの低
強度板材Ws側でかつダイキャビティコーナ縁部52近
傍での間隔h1´´およびワークWAの高強度板材Wh
側の間隔h1´よりも広く設定してあることから、低強
度板材側Wsのダイキャビティ直線縁部53に位置する
部分がブランクホルダ6から受ける抗力およびビードに
よる拘束力がいずれも減少して、低強度板材Ws側のダ
イキャビティ直線縁部53からのワークWAの流入が多
くなり、溶接ビードBeおよびダイキャビティ壁部55
に位置する部分が移動し易くなって、溶接ビードBe近
傍およびダイキャビティ壁部55に位置する部分の板厚
減少が抑制され、割れの発生が回避されることとなる。
【0058】したがって、この絞り加工方法では、ダイ
フェース51とブランクホルダ6とによるワークWAの
挾持力を変更しなくても、しわや割れなどの成形不良の
発生が阻止されるため、成形性能の向上が実現すると共
に、ワークWAの流入制御における経験上および理論上
の性能を得るまでの試行期間の短縮がなされることとな
り、加えて、ワークWAにおける溶接ビードBeの配置
を成形可能な範囲内で制御することが可能となる。
フェース51とブランクホルダ6とによるワークWAの
挾持力を変更しなくても、しわや割れなどの成形不良の
発生が阻止されるため、成形性能の向上が実現すると共
に、ワークWAの流入制御における経験上および理論上
の性能を得るまでの試行期間の短縮がなされることとな
り、加えて、ワークWAにおける溶接ビードBeの配置
を成形可能な範囲内で制御することが可能となる。
【0059】[実施例5]図8は本発明の請求項1〜6
に係わるダイフェースとブランクホルダとの間隔調整装
置の他の実施例を示すものである。
に係わるダイフェースとブランクホルダとの間隔調整装
置の他の実施例を示すものである。
【0060】図8に示すように、このダイフェースとブ
ランクホルダとの間隔調整装置60が、図1に示すダイ
フェースとブランクホルダとの間隔調整装置1と相違す
るところは、押圧体64を装置本体63におけるブロッ
ク62の図示下方でかつ当該ブロック62の下端と当接
離間可能に設け、ブロック62に装着した第2のクリア
ランスゲージ(第2のスペーサ)78を後退側ストッパ
(第2のストッパ)とすると共に、ブロック62に設け
た押圧体移動用ガイドポスト70の大径先端部70aを
押圧体64に設けた中空部64a内に摺動可能に位置さ
せて前進側ストッパ(第1のストッパ)71とした点に
あり、他の構成は図1に示すダイフェースとブランクホ
ルダとの間隔調整装置1と同じである。
ランクホルダとの間隔調整装置60が、図1に示すダイ
フェースとブランクホルダとの間隔調整装置1と相違す
るところは、押圧体64を装置本体63におけるブロッ
ク62の図示下方でかつ当該ブロック62の下端と当接
離間可能に設け、ブロック62に装着した第2のクリア
ランスゲージ(第2のスペーサ)78を後退側ストッパ
(第2のストッパ)とすると共に、ブロック62に設け
た押圧体移動用ガイドポスト70の大径先端部70aを
押圧体64に設けた中空部64a内に摺動可能に位置さ
せて前進側ストッパ(第1のストッパ)71とした点に
あり、他の構成は図1に示すダイフェースとブランクホ
ルダとの間隔調整装置1と同じである。
【0061】上記したダイフェースとブランクホルダと
の間隔調整装置60においても、ワークの挾持力の減少
を検知するセンサ16を備えているので、絞り加工の途
中におけるワークの流入制御が正確なタイミングでなさ
れることとなる。
の間隔調整装置60においても、ワークの挾持力の減少
を検知するセンサ16を備えているので、絞り加工の途
中におけるワークの流入制御が正確なタイミングでなさ
れることとなる。
【0062】また、上記間隔調整装置60では、前進側
ストッパ71および第1のクリアランスゲージ24を備
えているので、ダイフェース51およびブランクホルダ
6(図2参照)の間隔を広げる際に、この間隔が必要以
上に広がることが阻止されると共に、ダイフェース51
およびブランクホルダ6の広げた状態(図8に実線で示
す状態)における間隔h1の微調整がなされることとな
り、さらに、上記間隔調整装置60では、後退側ストッ
パを兼ねる第2のクリアランスゲージ78を備えている
ため、押圧体64が後退側へ移動し過ぎるのが阻止され
ると共に、ダイフェース51およびブランクホルダ6の
押圧体64を前進させる以前(図8に仮想線で示す状
態)における間隔h2の微調整がなされることとなる。
ストッパ71および第1のクリアランスゲージ24を備
えているので、ダイフェース51およびブランクホルダ
6(図2参照)の間隔を広げる際に、この間隔が必要以
上に広がることが阻止されると共に、ダイフェース51
およびブランクホルダ6の広げた状態(図8に実線で示
す状態)における間隔h1の微調整がなされることとな
り、さらに、上記間隔調整装置60では、後退側ストッ
パを兼ねる第2のクリアランスゲージ78を備えている
ため、押圧体64が後退側へ移動し過ぎるのが阻止され
ると共に、ダイフェース51およびブランクホルダ6の
押圧体64を前進させる以前(図8に仮想線で示す状
態)における間隔h2の微調整がなされることとなる。
【0063】上記した実施例では、ダイフェースとブラ
ンクホルダとの間隔調整装置10,60の押圧力付与手
段をいずれも油圧シリンダとした場合を示したが、押圧
力付与手段をエアシリンダとすることも可能である。
ンクホルダとの間隔調整装置10,60の押圧力付与手
段をいずれも油圧シリンダとした場合を示したが、押圧
力付与手段をエアシリンダとすることも可能である。
【0064】また、上記した各実施例では、絞り加工用
プレス成形機1において、ダイフェースとブランクホル
ダとの間隔調整装置10,60をいずれもダイフェース
51に装着した場合を示したが、間隔調整装置10,6
0をブランクホルダ6に装着することも可能である。
プレス成形機1において、ダイフェースとブランクホル
ダとの間隔調整装置10,60をいずれもダイフェース
51に装着した場合を示したが、間隔調整装置10,6
0をブランクホルダ6に装着することも可能である。
【図1】本発明に係わるダイフェースとブランクホルダ
との間隔調整装置の一実施例を示す断面説明図である。
との間隔調整装置の一実施例を示す断面説明図である。
【図2】本発明に係わる絞り加工用プレス成形機の一実
施例を示す側面説明図である。
施例を示す側面説明図である。
【図3】図2に示した絞り加工用プレス成形機面おける
ダイの底面説明図である。
ダイの底面説明図である。
【図4】本発明に係わる絞り加工方法の一実施例を示す
ダイが下死点まで下降する間におけるダイストローク,
ワークの挾持力およびダイフェースとブランクホルダと
の間隔の変遷を表すグラフである。
ダイが下死点まで下降する間におけるダイストローク,
ワークの挾持力およびダイフェースとブランクホルダと
の間隔の変遷を表すグラフである。
【図5】図2における絞り加工用プレス成形機を本発明
に係わる絞り加工方法の他の実施例に適用した際のダイ
の底面説明図である。
に係わる絞り加工方法の他の実施例に適用した際のダイ
の底面説明図である。
【図6】本発明に係わる絞り加工方法の他の実施例を示
すダイが下死点まで下降する間におけるダイストロー
ク,ワークの挾持力およびダイフェースとブランクホル
ダとの間隔の変遷を表すグラフである。
すダイが下死点まで下降する間におけるダイストロー
ク,ワークの挾持力およびダイフェースとブランクホル
ダとの間隔の変遷を表すグラフである。
【図7】本発明に係わる絞り加工方法のさらに他の実施
例を示すダイが下死点まで下降する間におけるダイスト
ローク,ワークの挾持力およびダイフェースとブランク
ホルダとの間隔の変遷を表すグラフである。
例を示すダイが下死点まで下降する間におけるダイスト
ローク,ワークの挾持力およびダイフェースとブランク
ホルダとの間隔の変遷を表すグラフである。
【図8】本発明に係わるダイフェースとブランクホルダ
との間隔調整装置の他の実施例を示す断面説明図であ
る。
との間隔調整装置の他の実施例を示す断面説明図であ
る。
1 絞り加工用プレス成形機 3 ポンチ 5 ダイ 51 ダイフェース 52 ダイキャビティコーナ縁部 53 ダイキャビティ直線縁部 6 ブランクホルダ 10,60 ダイフェースとブランクホルダとの間隔調
整装置 13,63 装置本体 14,64 押圧体 15 油圧シリンダ(押圧力付与手段) 16 センサ(挾持力検知手段) 17 押圧力制御部(押圧力制御手段) 21,71 前進側ストッパ(第1のストッパ) 24 第1のクリアランスゲージ(第1のスペーサ) 25 後退側ストッパ(第2のストッパ) 28,78 第2のクリアランスゲージ(第2のスペー
サ) W,WA ワーク Wa ワーク周縁部 Wh 高強度板材 Ws 低強度板材
整装置 13,63 装置本体 14,64 押圧体 15 油圧シリンダ(押圧力付与手段) 16 センサ(挾持力検知手段) 17 押圧力制御部(押圧力制御手段) 21,71 前進側ストッパ(第1のストッパ) 24 第1のクリアランスゲージ(第1のスペーサ) 25 後退側ストッパ(第2のストッパ) 28,78 第2のクリアランスゲージ(第2のスペー
サ) W,WA ワーク Wa ワーク周縁部 Wh 高強度板材 Ws 低強度板材
Claims (11)
- 【請求項1】 ダイフェースおよび前記ダイフェースと
ともにワークの周縁部を挾持するブランクホルダの間に
設けられるダイフェースとブランクホルダとの間隔調整
装置であって、前記ダイフェースおよびブランクホルダ
のいずれか一方に装着される装置本体と、前記装置本体
に支持されてダイフェースおよびブランクホルダのいず
れか他方に当接しかつ前記ダイフェースおよびブランク
ホルダの間隔を広げる方向に移動可能とした押圧体と、
前記押圧体に前記ダイフェースおよびブランクホルダの
いずれか他方への押圧力を付与する押圧力付与手段と、
前記押圧力付与手段で生じる押圧力を調整する押圧力制
御手段を備えたことを特徴とするダイフェースとブラン
クホルダとの間隔調整装置。 - 【請求項2】 ダイフェースおよび前記ダイフェースと
ともにワークの周縁部を挾持しかつ挾持力を変更可能と
したブランクホルダの間に設けられるダイフェースとブ
ランクホルダとの間隔調整装置であって、前記ダイフェ
ースおよびブランクホルダのいずれか一方に装着される
装置本体と、前記装置本体に支持されてダイフェースお
よびブランクホルダのいずれか他方に当接しかつ前記ダ
イフェースおよびブランクホルダの間隔を広げる方向に
移動可能とした押圧体と、前記押圧体に前記ダイフェー
スおよびブランクホルダのいずれか他方への押圧力を付
与する押圧力付与手段と、前記ダイフェースおよびブラ
ンクホルダによるワークの挾持力の変更を検知する挾持
力検知手段と、前記ワークの挾持力の変更に応じて前記
押圧力付与手段で生じる押圧力を調整する押圧力制御手
段を備えたことを特徴とするダイフェースとブランクホ
ルダとの間隔調整装置。 - 【請求項3】 ダイフェースおよびブランクホルダの間
隔を広げる方向への押圧体の移動を制限する第1のスト
ッパを設けた請求項1または2に記載のダイフェースと
ブランクホルダとの間隔調整装置。 - 【請求項4】 ダイフェースおよびブランクホルダの間
隔を広げた状態における前記間隔の微調整を行う第1の
スペーサを設けた請求項1ないし3のいずれかに記載の
ダイフェースとブランクホルダとの間隔調整装置。 - 【請求項5】 ダイフェースおよびブランクホルダのい
ずれか他方から離間する方向への押圧体の移動を制限す
る第2のストッパを設けた請求項1ないし4のいずれか
に記載のダイフェースとブランクホルダとの間隔調整装
置。 - 【請求項6】 押圧体を移動させる以前におけるダイフ
ェースおよびブランクホルダの間隔の微調整を行う第2
のスペーサを設けた請求項1ないし5のいずれかに記載
のダイフェースとブランクホルダとの間隔調整装置。 - 【請求項7】 ダイと、ポンチと、前記ポンチ側に設け
られてダイのダイフェースとともにワークの周縁部を挾
持するブランクホルダを備えた絞り加工用プレス成形機
において、請求項1ないし6のいずれかに記載のダイフ
ェースとブランクホルダとの間隔調整装置を前記ダイフ
ェースおよびブランクホルダの間でかつワークの周縁部
の周りに複数設けたことを特徴とする絞り加工用プレス
成形機。 - 【請求項8】 ワークの挾持力を変更可能とした請求項
7に記載の絞り加工用プレス成形機。 - 【請求項9】 請求項8に記載の絞り加工用プレス成形
機により絞り成形を行うに際して、ダイフェースとブラ
ンクホルダとによりワークの周縁部を挾持し、ワークの
挾持力を高く設定すると共に、前記ダイフェースおよび
ブランクホルダのいずれか一方に装着したダイフェース
とブランクホルダとの間隔調整装置における各押圧体を
ダイフェースおよびブランクホルダのいずれか他方にそ
れぞれ当接させた後、ダイとポンチとを接近させ、前記
ワークに成形不良が生じる直前にワークの挾持力を減ら
すと共に、押圧力制御手段によりワークの挾持力の減少
に応じて押圧力付与手段で生じる押圧力を調整して各押
圧体をダイフェースおよびブランクホルダの間隔を広げ
る方向へそれぞれ移動させ、さらに、ダイキャビティ直
線縁部の近傍に配置した間隔調整装置における押圧体の
移動量をダイキャビティコーナ縁部の近傍に配置した間
隔調整装置における押圧体の移動量よりも多くして、前
記ダイとポンチとを下死点まで接近させることを特徴と
する絞り加工方法。 - 【請求項10】 請求項8に記載の絞り加工用プレス成
形機により強度差あるいは板厚差のある板材同士を突き
合わせ溶接してなるワークの絞り成形を行うに際して、
ダイフェースとブランクホルダとによりワークの周縁部
を挾持し、ワークの挾持力を高く設定すると共に、前記
ダイフェースおよびブランクホルダのいずれか一方に装
着したダイフェースとブランクホルダとの間隔調整装置
における各押圧体をダイフェースおよびブランクホルダ
のいずれか他方にそれぞれ当接させた後、ダイとポンチ
とを接近させ、ワークに成形不良が生じる直前にワーク
の挾持力を減らすと共に、押圧力制御手段によりワーク
の挾持力の減少に応じて押圧力付与手段で生じる押圧力
を調整して各押圧体をダイフェースおよびブランクホル
ダの間隔を広げる方向へそれぞれ移動させ、さらに、前
記ワークの低強度板材側あるいは薄板材側でかつダイキ
ャビティ直線縁部に位置する周縁部の挾持力を減らすと
共に、前記ワークの低強度板材側あるいは薄板材側でか
つダイキャビティ直線縁部の近傍に配置した間隔調整装
置における押圧体の移動量を当該間隔調整装置以外の間
隔調整装置における押圧体の移動量よりも多くして、前
記ダイとポンチとを下死点まで接近させることを特徴と
する絞り加工方法。 - 【請求項11】 請求項7または8に記載の絞り加工用
プレス成形機により強度差あるいは板厚差のある板材同
士を突き合わせ溶接してなるワークの絞り成形を行うに
際して、ダイフェースとブランクホルダとにより一定の
挾持力でワークの周縁部を挾持すると共に、前記ダイフ
ェースおよびブランクホルダのいずれか一方に装着した
ダイフェースとブランクホルダとの間隔調整装置におけ
る各押圧体をダイフェースおよびブランクホルダのいず
れか他方にそれぞれ当接させて、前記ワークの低強度板
材側あるいは薄板材側と高強度板材側あるいは厚板材側
とにおけるダイフェースおよびブランクホルダの間隔を
個々に設定し、さらに、前記ダイフェースおよびブラン
クホルダの間隔を広げた場合におけるワークの低強度板
材側あるいは薄板材側でかつダイキャビティ直線縁部近
傍での間隔を、前記ワークの低強度板材側あるいは薄板
材側でかつダイキャビティコーナ縁部近傍での間隔およ
びワークの高強度板材側あるいは厚板材側の間隔よりも
広く設定した後、ダイとポンチとを接近させ、ワークに
成形不良が生じる直前に、押圧力制御手段により押圧力
付与手段で生じる押圧力を調整してダイフェースおよび
ブランクホルダの間隔を上記設定した間隔とする方向へ
各押圧体をそれぞれ移動させて、前記ダイとポンチとを
下死点まで接近させることを特徴とする絞り加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07910896A JP3422171B2 (ja) | 1996-04-01 | 1996-04-01 | ダイフェースとブランクホルダとの間隔調整装置および絞り加工用プレス成形機ならびに絞り加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07910896A JP3422171B2 (ja) | 1996-04-01 | 1996-04-01 | ダイフェースとブランクホルダとの間隔調整装置および絞り加工用プレス成形機ならびに絞り加工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09271855A true JPH09271855A (ja) | 1997-10-21 |
| JP3422171B2 JP3422171B2 (ja) | 2003-06-30 |
Family
ID=13680715
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07910896A Expired - Fee Related JP3422171B2 (ja) | 1996-04-01 | 1996-04-01 | ダイフェースとブランクホルダとの間隔調整装置および絞り加工用プレス成形機ならびに絞り加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3422171B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005095909A (ja) * | 2003-09-22 | 2005-04-14 | Jfe Steel Kk | プレス成形方法 |
| JP2012115867A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Daihatsu Motor Co Ltd | プレス成形方法及びプレス成形装置 |
| CN111872305A (zh) * | 2020-06-08 | 2020-11-03 | 湖南城市学院 | 一种精密热模锻压力机抗偏载装置 |
| CN113477785A (zh) * | 2021-09-08 | 2021-10-08 | 南通双耀冲压有限公司 | 一种叠加式电机矽钢片冲压装置 |
| CN119772044A (zh) * | 2024-11-11 | 2025-04-08 | 比亚迪股份有限公司 | 压料器及拉延模具 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108393385B (zh) * | 2018-03-14 | 2019-06-21 | 北京理工大学 | 一种带有自适应反馈的板料拉深成形方法 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62131738U (ja) * | 1986-02-15 | 1987-08-20 | ||
| JPH03120918U (ja) * | 1990-03-16 | 1991-12-11 | ||
| JPH05293556A (ja) * | 1992-04-23 | 1993-11-09 | Toyota Motor Corp | プレス型装置 |
| JPH09225552A (ja) * | 1996-02-27 | 1997-09-02 | Honda Motor Co Ltd | 絞り成形装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3120918U (ja) | 2006-02-09 | 2006-04-20 | 愛知スチール株式会社 | ゴルフパター |
-
1996
- 1996-04-01 JP JP07910896A patent/JP3422171B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62131738U (ja) * | 1986-02-15 | 1987-08-20 | ||
| JPH03120918U (ja) * | 1990-03-16 | 1991-12-11 | ||
| JPH05293556A (ja) * | 1992-04-23 | 1993-11-09 | Toyota Motor Corp | プレス型装置 |
| JPH09225552A (ja) * | 1996-02-27 | 1997-09-02 | Honda Motor Co Ltd | 絞り成形装置 |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005095909A (ja) * | 2003-09-22 | 2005-04-14 | Jfe Steel Kk | プレス成形方法 |
| JP2012115867A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Daihatsu Motor Co Ltd | プレス成形方法及びプレス成形装置 |
| CN111872305A (zh) * | 2020-06-08 | 2020-11-03 | 湖南城市学院 | 一种精密热模锻压力机抗偏载装置 |
| CN113477785A (zh) * | 2021-09-08 | 2021-10-08 | 南通双耀冲压有限公司 | 一种叠加式电机矽钢片冲压装置 |
| CN113477785B (zh) * | 2021-09-08 | 2021-11-19 | 南通双耀冲压有限公司 | 一种叠加式电机矽钢片冲压装置 |
| CN119772044A (zh) * | 2024-11-11 | 2025-04-08 | 比亚迪股份有限公司 | 压料器及拉延模具 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3422171B2 (ja) | 2003-06-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US11203086B2 (en) | Laser welding method and laser welding device | |
| KR100236867B1 (ko) | 신장 제어식 성형 기구와 금속 블랭크 성형 방법 | |
| JP2019104025A (ja) | 造管装置及び造管方法 | |
| US20200230683A1 (en) | Burring method and burring device | |
| JPH091254A (ja) | 引き伸ばし制御成形装置及び金属半製品成形法 | |
| JP3422171B2 (ja) | ダイフェースとブランクホルダとの間隔調整装置および絞り加工用プレス成形機ならびに絞り加工方法 | |
| CN1145285A (zh) | 压制方法与装置 | |
| JP2019084554A (ja) | ヘミング加工装置 | |
| JP3272197B2 (ja) | 重ね溶接治具 | |
| JP2012121034A (ja) | 部分加熱加工装置及びそれを備えた順送型加工システム | |
| JP5615738B2 (ja) | チューブ曲げプレスにおいて板材から成るスリット入りチューブを製造するための方法とチューブ曲げプレス | |
| JP2004154842A (ja) | 鋼板のクランプ装置 | |
| JP2003230921A (ja) | 複合加工プレス型 | |
| FR2941635A1 (fr) | Methode de formation de tole en metal a haute resistance elastique | |
| JP3312896B2 (ja) | レーザ溶接ロボット用加工ヘッド | |
| CN217529689U (zh) | 薄板焊接变形控制装置 | |
| CN106112349A (zh) | 一种夹紧工装 | |
| JP2001300645A (ja) | 内部高圧成形によって製作される、2つの金属薄板から成る中空の構成部材のための型工具 | |
| CN115722821A (zh) | 封闭式扭力梁总成生产工艺 | |
| JP7679199B2 (ja) | プレス絞り加工方法 | |
| JP3405129B2 (ja) | スピニング加工方法及び同加工方法に使用する加工ロール | |
| JP2004098069A (ja) | 中空部材の液圧穴抜き加工方法および液圧穴抜き加工装置 | |
| CN223300704U (zh) | 一种折弯装置 | |
| JPH0627228Y2 (ja) | 管材曲げプレス装置 | |
| JP3949317B2 (ja) | ヘミング加工装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100425 Year of fee payment: 7 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |