JPH05293985A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH05293985A
JPH05293985A JP4102601A JP10260192A JPH05293985A JP H05293985 A JPH05293985 A JP H05293985A JP 4102601 A JP4102601 A JP 4102601A JP 10260192 A JP10260192 A JP 10260192A JP H05293985 A JPH05293985 A JP H05293985A
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JP
Japan
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intermediate transfer
transfer medium
oil supply
silicone oil
ink
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Pending
Application number
JP4102601A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Ikeda
浩二 池田
Atsushi Sogami
淳 曽我美
Soichiro Mima
総一郎 美間
Nobuyoshi Taguchi
信義 田口
Masanori Yoshikawa
正紀 吉川
Yoshihisa Fujimori
佳久 藤森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4102601A priority Critical patent/JPH05293985A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面平滑度の低い記録紙に対してもボイドが
少なく高品位で定着性の良好な画像が、長期間安定して
得られる記録装置を提供する。 【構成】 離型性と弾性力を有する中間転写媒体2を備
え、インクシート5とサーマルヘッド8により、中間転
写媒体2上に一旦インク像13形成し、その後、記録紙
12を中間転写媒体2に圧接する。したがって、インク
像13を記録紙12の表面の凹凸に十分に倣って転写さ
せることが出来る。また、シリコーンオイルを保持した
オイル供給ローラ14を中間転写媒体2に圧接し、オイ
ル供給ローラ14保持するシリコーンオイルを中間転写
媒体2に供給することにより、常に中間転写媒体2の離
型性を良好な状態に維持することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、FAX、プリン
タ等に用いられる記録装置に関するものであり、詳しく
は、一度中間転写媒体に像を形成し、それから記録紙に
像を圧接転写するという再転写型の記録装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、再転写型の記録方法については、
様々な方法が提案されている。例えば、特開昭59−1
6932号公報に示されている物では図5のような構成
になっていた。以下、この再転写型の記録装置について
図面を参照しながら説明する。105はインクシートで
あり、ポリエチレンテレフタレート等の基材上に厚さ
0.1μm以上10μm以下の熱溶融性インク106を
形成したものである。108はサーマルヘッドで、その
先端部には通電により発熱する発熱素子109が列状に
配置されており、インクシート105の熱溶融性インク
106を選択的に加熱する。101は中間転写ドラムで
あり、その表面には、柔軟性をもつフッソ樹脂、ポリイ
ミド、ポリエステル等からなる中間転写媒体102が形
成されている。111は転写ローラであり、バネ等で記
録紙112を介して中間転写媒体102に押圧されるよ
うになっている。また、113は中間転写媒体102に
形成されたインク像である。さらに、122はクリーニ
ングベルトであり、123はクリーニングベルト122
を中間転写媒体102に押圧するための押えローラであ
る。次に、この従来の装置での動作について説明する。
まず、インクシート105上の熱溶融性インク106は
記録ヘッド108により選択的に加熱溶融され、中間転
写媒体102の像形成面に像形成される。次に、記録紙
112は、搬送手段(図示せず)により中間転写媒体1
02と転写ローラ111とで形成するニップ内まで搬送
され、このニップ内を通過する間に、インク像113が
記録紙112に転写される。また、記録紙112に転写
されずに中間転写媒体102上に残ったインク像124
はクリーニングベルト122により除去される。この
時、中間転写媒体102の像形成面は柔軟なフッソ樹脂
等で形成されているため、記録紙112の表面の凹凸に
倣うことが出来、中間転写媒体102の像形成面上のイ
ンク像113が記録紙112に十分接触することにな
り、ボイドが少なく鮮明で、かつ、定着性の良好な画像
が得られる可能性がある。また、中間転写媒体102の
像形成面にシリコーンゴムを使用するという方法もいく
つか提案されている。(USP3554836,小笠原
他:“トナー画像の粘着溶融転写”、第4回ノンインパ
クトプリンティング技術シンポジウム論文)シリコーン
ゴムには他の材料には見られない特殊な表面新和性を示
し、熱溶融性インク106との離形成が非常に良好であ
るため、中間転写媒体102の像形成面にシリコーンゴ
ムを使用すると、中間転写媒体102上のインク像11
3が高効率で記録紙112に転写する。したがって、ボ
イドが少なく鮮明で、かつ、定着性の良好な画像が得ら
れることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、中間転写媒体の像形成面がシリコーンゴ
ムでない場合は、中間転写媒体上に形成されたインク像
が記録紙に全量転写されず、ボイドが少ない高品位な画
像が得られ難く、中間転写媒体上に転写されずに残った
インクのクリーニング手段が必ず必要になる。また像形
成面がシリコーンゴムであれば、初期的にはクリーニン
グ手段が不要な装置を構成することが可能ではあるが、
装置を長期間使用していくと、紙との圧接の繰り返しに
より、必ず中間転写媒体の離型性が低下し、中間転写媒
体上に記録されたインク像が記録紙に全量転写されなく
なり、ボイドが少ない高品位な画像が得られなくなり、
さらには、中間転写媒体上の残留インクのクリーニング
手段が必要となる。また、従来の技術でのクリーニング
手段では、装置の構成が非常に複雑になるとともに高価
な物となっていた。
【0004】本発明は上記問題点に鑑み、表面平滑度の
低い記録紙に対してもボイドが少なく高品位で定着性の
良好な画像が、長期間安定して得られる記録装置を提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の記録装置は、弾力性を有する中間転写媒体
と、熱溶融性のインク層が設けられたインクシートと、
インクシートのインク層を選択的に加熱溶融させること
により中間転写媒体上にインク像を形成する記録手段
と、中間転写媒体上に形成されたインク像を記録紙に圧
接転写する転写手段と、シリコーンオイルを保持し、中
間転写媒体にシリコーンオイルを供給するオイル供給手
段とを備えたものである。
【0006】また、本発明の記録装置は、オイル供給手
段が少なくともシリコーンオイルを含浸したシリコーン
ゴムを含んで構成されたものである。
【0007】また、本発明の記録装置は、オイル供給手
段が、粘度が0.005Pa・sec以上0.4Pa・
sec以下のシリコーンオイルを含浸したシリコーンゴ
ムを含んで構成されたものである。
【0008】また、本発明の記録装置は、転写手段、ま
たは記録手段を中間転写媒体に対して離接を行う離接機
構の少なくともどちらか一つを備え、この離接機構でオ
イル供給手段の中間転写媒体に対する離接も同時に行う
ように構成されたものである。
【0009】また、本発明の記録装置は、オイル供給手
段の中間転写媒体に対する離接機構を備え、中間転写媒
体に対するオイル供給手段の圧接時間を変えることによ
りオイル供給量を変える構成を備えたものである。
【0010】また、本発明の記録装置は、オイル供給手
段の中間転写媒体に対する離接機構を備え、記録紙が通
過した距離に応じてオイル供給手段の中間転写媒体に対
する接触時間を変える構成を備えたものである。
【0011】また、本発明の記録装置は、オイル供給手
段が中間転写媒体に圧接して回動する部材と、シリコー
ンオイルを保持しロール部材に圧接されたオイル保持部
材とからなり、ロール部材を介してしてオイル供給部材
のシリコーンオイルを中間転写媒体に供給する構成を備
えたものである。
【0012】
【作用】本発明の記録装置は、弾力性を有する中間転写
媒体を用い、この中間転写媒体上に一旦インク像を形成
し、その後、記録紙に圧接転写させるため、表面平滑度
の低い記録紙に対しても記録紙表面の凹凸にインクを十
分に接触させることが出来る。また、オイル供給手段に
より中間転写媒体にシリコーンオイルを供給する構成を
備えているため、中間転写媒体の離型性を良好に維持す
ることが出来る。したがって、中間転写媒体に形成され
たインク像が記録紙表面の凹凸に十分に倣い、また、中
間転写媒体とインク像との付着力が小さいため、高効率
で記録紙に転写させることが出来、ボイドが少なく高品
位で、定着性の良好な画像が得られることとなる。
【0013】また、オイル供給手段が少なくともシリコ
ーンオイルを保持したシリコーンゴムを含んで構成され
たおり、シリコーンゴム特有の分子構造により、シリコ
ーンオイルを微量ずつ安定して供給する事が出来る。よ
って、何等特別にシリコーンオイルの供給のコントロー
ル手段を必要とせず、非常に簡単なオイル供給手段で、
中間転写媒体のオイル量を安定に保つことが出来、その
結果、ボイドが少なく高品位で、定着性の良好な画像が
安定して得られることとなる。
【0014】また、オイル供給手段が少なくとも粘度が
0.005Pa・sec以上0.4Pa・sec以下の
シリコーンオイルを保持したシリコーンゴムを含んで構
成されており、粘度が0.005Pa・sec以下であ
れば過供給となり、粘度が0.4Pa・sec以上であ
れば供給不足であるため、粘度が0.005Pa・se
c以上0.4Pa・sec以下であれば所望のシリコー
ンオイル供給量を得ることが出来る。
【0015】また、転写手段、または記録手段を中間転
写媒体に対し離接を行う離接機構を備え、この離接機構
によりオイル供給手段の中間転写媒体に対する離接も同
時に行い、転写手段または、記録手段の圧接に同期させ
てオイル供給手段の離接を行う構成になっており、記録
紙により中間転写媒体のシリコーンオイルが奪われる時
のみオイル供給手段からシリコーンオイルを供給するこ
とになるため、何等特別な手段を備えることなく、中間
転写媒体2のシリコーンオイル量を一定にコントロール
することが出来る。また、転写手段または記録手段の離
接機構がオイル供給手段の離接機構を兼ねることにより
装置構成の簡素化が出来ることとなる。
【0016】また、オイル供給手段の中間転写媒体に対
する離接機構を備え、中間転写媒体に対するオイル供給
手段の圧接時間を変えることによりオイル供給量を変え
る構成によって、常に中間転写媒体のオイル量を所望の
量に厳密にコントロールすることが出来る。
【0017】また、オイル供給手段の中間転写媒体に対
する離接機構を備え、記録紙が通過した距離に応じてオ
イル供給手段の中間転写媒体に対する接触時間を変える
構成によって、中間転写媒体のオイル量の検知、中間転
写媒体の離型性の検知等、複雑な検知手段を備えること
なく、中間転写媒体のオイル量を所望の量にコントロー
ルすることが出来る。
【0018】また、オイル供給手段が中間転写媒体に圧
接して回動するロール部材と、シリコーンオイルを保持
しロール部材に圧接されたオイル保持部材とからなり、
ロール部材を介してオイル供給部材のシリコーンオイル
を中間転写媒体に供給する構成を備えたことにより、オ
イル供給手段が直接中間転写媒体に接触する事なく中間
転写媒体にシリコーンオイルを補給することが出来る。
また、通常、熱溶融性インクには、低分子のワックスが
含まれており、この低分子のワックスはシリコーンゴム
に拡散浸透する性質がある。オイル保持部材を直接中間
転写媒体に圧接した場合は、中間転写媒体を介して熱溶
融性インクに含まれる低分子のワックスがオイル保持部
材に拡散浸透し、表面をワックスが覆ってしまい、ロー
ル部材へのシリコーンオイルの供給能力が低下してしま
う。しかしながら、本発明では、低分子のワックスが浸
透しない材質、例えばフッソ樹脂等で表面を形成したロ
ール部材を介してシリコーンオイルを供給することがで
きるため、ワックスがオイル保持部材に拡散浸透するこ
とを防げ、長期間オイル供給能力を維持する事が出来
る。
【0019】
【実施例】以下本発明の第1の実施例の記録装置につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0020】図1は本発明の第1の実施例における記録
装置の概略構成図である。図1において、1は中間転写
ドラムであり、アルミニウムなどの熱伝導の良い材料で
構成されており、その表面にはシリコーンゴムからなる
中間転写媒体2が設けられている。中間転写媒体2のゴ
ム硬度は10〜60度、ゴム膜厚は0.1〜3mmが望
ましいが、本実施例においては、ゴム硬度30度、ゴム
膜厚0.5mmを用いている。3はハロゲンランプであ
り、中間転写媒体2の像形成面を所望の温度に加熱保温
するための加熱保温手段であり、4は中間転写媒体2の
表面温度を検出するためのサーミスタである。5はイン
クシートであり、インクシート5の表面には熱により溶
融または軟化する熱溶融性インク6が塗布されている。
8はサーマルヘッドで、その先端部には通電により発熱
する発熱素子9が列状に配置されている。11は押圧ロ
ーラであり、レバー15により回転自在に支持されてい
る。16は押圧ローラ11を記録紙12を介して中間転
写媒体2に所望の圧力で押圧するためのバネである。押
圧ローラ11は図示なき駆動機構により、通常は中間転
写媒体2から離れた位置に保持されており、記録紙12
へのインク像13の転写時には押圧ローラ11を記録紙
12を挟んで中間転写媒体2に圧接するように構成され
ている。14はオイル供給ローラであり、アルミニウム
などの熱伝導の良い材料にシリコーンオイルを含浸させ
たシリコーンゴム層を形成したものであり、中間転写媒
体2に押圧され回転自在に支持されている。オイル供給
ローラ14のシリコーンゴムには粘度0.02Pa・s
ecのシリコーンオイルを60部まで含浸させたものを
用いている。
【0021】次に本実施例の記録装置の動作について説
明する。図1において、サーミスタ4は中間転写媒体2
の温度を検出し、検出された温度にしたがって図示なき
温度制御手段によりハロゲンランプ3のON・OFFを
行い、中間転写媒体2を所望の温度に加熱保温してい
る。中間転写媒体2の保温温度は使用する熱溶融性イン
ク6の特性、中間転写媒体2の材質等により適正な温度
は異なるが、本実施例では、70℃に保温されている。
サーマルヘッド8は、インクシート5を介して中間転写
ドラム1に圧接されている。この状態で中間転写ドラム
1を図示の矢印A方向に回転させるとともに、インクシ
ート5を中間転写媒体2との相対速度がゼロになるよう
に図示の矢印B方向へ移動させる。
【0022】この時、図示しない制御装置よりサーマル
ヘッド8に駆動信号が与えられ、画像パターンに応じて
サーマルヘッド8の先端部にある発熱素子9が発熱す
る。インクシート5はサーマルヘッド8による記録後、
直ちに中間転写媒体2から剥離される様な構成になって
いる。これにより、サーマルヘッド8により加熱された
熱溶融性インク6が低粘度状態のまま、インクシート5
が中間転写媒体2から剥離され、熱溶融性インク6が中
間転写媒体2に記録され、インク像13を形成すること
ができる。
【0023】次に、上記のように形成されたインク像1
3の記録紙12への転写動作について図1を参照して説
明する。中間転写媒体2上に記録されたインク像13
は、記録後、押圧ローラ11と接触する位置まで移動さ
れる。ここで、図示しない紙送り手段により送られた記
録紙12は、押圧ローラ11により中間転写媒体2に押
圧され、中間転写媒体2上のインク像13は記録紙12
に転写される。この時、中間転写媒体2はインク像13
が付着性を生ずる温度に加熱保温されているおり、ま
た、中間転写媒体2は優れた離型性と柔軟性を兼ね備え
たシリコーンゴムで形成されているため、中間転写媒体
2に記録紙12を押圧した場合、記録紙12の凹凸に中
間転写媒体2上のインク像13が十分に倣い中間転写媒
体2上のインク像13が記録紙12にほぼ全量転写させ
ることが出来る。以上のようにして、表面平滑度の低い
記録紙12に対してもボイドの無い鮮明な画像が得られ
ることになる。
【0024】ここで、中間転写媒体2上へのインク像1
3の形成と記録紙12へのインク像13の転写とを繰り
返して行くと、中間転写媒体2内のシリコーンオイルが
徐々にインクシート5と記録紙12とに移行していき、
中間転写媒体2の保持するシリコーンオイル量が減少
し、中間転写媒体2の像形成面の離型性が低下してい
く。中間転写媒体2の像形成面の離型性が低下すると、
中間転写媒体2上に形成されたインク像13の記録紙1
2に対する転写効率が低下し、ボイドのない画像が得ら
れなくなり、さらには、中間転写媒体2上の残留インク
のクリーニング手段が必要となってしまう。
【0025】しかしながら、本実施例においてはオイル
供給ローラ14を備えおり、中間転写媒体2のシリコー
ンオイルがインクシート5、記録紙12に徐々に移行し
て行っても、オイル供給手段14のシリコーンオイルを
中間転写媒体2に供給することが出来るため、中間転写
媒体2の離型性の低下が防ぐことが出来る。したがっ
て、ボイドが少なく高品位で、定着性の良好な画像が得
られることになる。
【0026】なお、本実施例においては中間転写媒体2
は必ずしもシリコーンゴムである必要はなく、弾力性を
有し、離型性の良好な材質であればオイル供給手段14
を備えることにより、中間転写媒体2の像形成面の離型
性を良好に維持することが出来るため、ボイドが少ない
高品位で、定着性の良好な画像が得られる構成も可能と
なる。
【0027】しかしながら、シリコーンゴムを用いれ
ば、インクとの離型性が非常に良好であるため、記録紙
12へのインク像13の良好な転写性を得ることが出
来、また、中間転写媒体2へのシリコーンオイルの供給
量も少なくて済むため、好ましく用いられる。
【0028】また、オイル供給手段としては、フェルト
等にシリコーンオイルを含浸させたものでも、中間転写
媒体2にシリコーンオイルを供給する効果は十分にある
が、シリコーンオイルを中間転写媒体2の表面に微量ず
つ安定して均一に供給するためには、微妙なコントロー
ルが必要となる。しかしながら、本実施例のようにシリ
コーンゴムにシリコーンオイルを含浸させたものであれ
ば、シリコーンゴム特有の分子構造により、接触した物
質に対してシリコーンオイルを微量ずつ安定して供給す
ることが出来る。本実施例のように中間転写媒体2がシ
リコーンゴムで形成されている場合は非常に良好な転写
性が得られるが、この場合、オイル供給ローラ14から
中間転写媒体2へのシリコーンオイルの移行量は両者の
シリコーンオイルの含有率の差によって変わる。つま
り、含有率の差が大きい場合は移行量が多くなり、差が
小さい場合は移行量が少なくなる。よって、オイル供給
ローラ14のシリコーンオイルの保持量が多い場合、中
間転写媒体2からシリコーンオイルが記録紙12、イン
クシート5に移行して行っても、オイル供給ローラ14
から移行したシリコーンオイル量に応じてシリコーンオ
イルを供給出来ることになる。したがって、何等特別に
オイル量の供給のコントロールを行うことなく、中間転
写媒体2のシリコーンオイル量を所望の量に安定して保
つことが出来ることになるため、ボイドの少ない高品位
で定着性の良好な画像が安定して得られ、また、オイル
供給ローラ12の構成も非常に簡単なもので適切なシリ
コーンオイルの供給を行うことが出来ることになる。
【0029】また、本実施例では、オイル供給ローラ1
4のシリコーンゴムの保持するシリコーンオイルの粘度
を0.02Pa・secを使用している。実験により
と、シリコーンオイルの粘度が0.02Pa・sec以
下の場合は、中間転写媒体へのシリコーンオイルの供給
が過供給となり、中間転写媒体2上へのインク像13の
形成が不安定となった。また、粘度が0.4Pa・se
c以上の場合は、中間転写媒体2へのシリコーンオイル
の供給不足となった。したがって、中間転写媒体2へ適
切なシリコーンオイルの供給を行うには、シリコーンオ
イルの粘度が0.02Pa・sec以上0.4Pa・s
ec以下のものを使用する必要がある。
【0030】なお、本実施例では、中間転写媒体2の加
熱保温手段を用い、所望の温度に保温しているが、必ず
しも、中間転写媒体2を保温する必要はない。使用する
インクによっては、インク像13の温度が室温であって
も、記録紙12に良好に転写されるものもある。また、
中間転写媒体2を保温するのではなく、転写される前の
インク像13を加熱する方法であっても同様に良好な転
写性が得られる。この時、インク像13の加熱には、直
接ハロゲンランプ等により照射する方法や、転写ローラ
11の加熱手段を設け、記録紙12の背面からインク像
13を加熱する方法が考えられる。しかしながら、中間
転写媒体2を保温している場合は、常に保温された中間
転写媒体2上にインク像13の形成を行うため、環境温
度によらず安定したインク像13の形成を行うことが出
来る。また、記録紙への転写時は、インク像13が記録
紙に対して十分な付着性を生じているため転写をより良
好に行うことが出来る。さらに、インク像13の形成の
ための記録エネルギーの低減も行うことが出来る。
【0031】以下本発明の第2の実施例について図面を
参照しながら説明する。図2は本発明の第2の実施例に
おける記録装置の概略構成図である。11は押圧ローラ
であり、圧接レバー17により回転自在に支持されてお
り、また、この圧接レバー17によりオイル供給ローラ
14も回転自在に支持されている。16は押圧ローラ1
1とオイル供給ローラを中間転写媒体2に圧接するため
のバネである。押圧ローラ11とオイル供給ローラ14
は図示なき駆動機構により、通常は中間転写媒体2から
離れた位置に保持されており、記録紙12へのインク像
3の転写時には、押圧ローラ11を記録紙12を挟んで
中間転写媒体2に圧接し、オイル供給ローラ14を中間
転写媒体2に圧接するように構成されている。また、図
1と異なる点は、圧接レバー17とバネ16からなる離
接機構を備え、押圧ローラ11の記録紙12を介しての
中間転写媒体2への圧接と同時にオイル供給ローラ14
の中間転写媒体2への圧接を行う点である。
【0032】中間転写媒体2上にインク像13の形成を
行なう動作は実施例1と全く同様であり、以下、中間転
写媒体2上のインク像13を記録紙12に転写させる動
作について説明する。記録紙12が図示なき手段によ
り、転写位置まで搬送されてくる。この時、押圧ローラ
11が図示なき駆動機構により、記録紙12を介して中
間転写媒体2に圧接される。そして、記録紙12にイン
ク像13が転写されることになる。また、押圧ローラ1
1の中間転写媒体2への圧接と共にオイル供給手段14
も中間転写媒体2に押圧され、中間転写媒体2にシリコ
ーンオイルを供給することになる。ここで、押圧ローラ
11の中間転写媒体2からの離接機構がなく、中間転写
媒体2に圧接されたままであると、中間転写媒体2の圧
縮永久歪が発生し、出力画像の劣化が起こるため、この
観点から押圧ローラ11の離接機構を備えた方が好まし
い。また、オイル供給ローラ14が中間転写媒体2に圧
接されたままであると、オイル供給ローラ14と中間転
写媒体2との接触部分は他の部分に比べ、少なからずシ
リコーンオイルの含有率が高くなってしまう。中間転写
媒体2の部分によって、シリコーンオイルの含有率によ
って中間転写媒体2の離型性が変わり、その結果、中間
転写媒体2上にインク像13を形成した場合、インク像
13の形成状態が変わってしまう。中間転写媒体2のシ
リコーンオイル含有率のむらがある場合、通常画像上で
は、画像の濃度むらとなってしまう。オイル供給ローラ
14は必ずしも中間転写媒体2に対して離接を行う必要
はないが、非常に高画質で濃度むらの少ない画像を得た
い場合は、オイル供給ローラ14を中間転写媒体2から
離接する必要が生じる。そこで本実施例のように、押圧
ローラ11の離接機構によりオイル供給ローラ14の中
間転写媒体2に対する離接も同時に行う構成によって、
何等特別に離接機構を備えることなく、オイル供給ロー
ラ14の離接を行うことが出来、濃度むらの少ない画像
を得ることが出来る。
【0033】また、本実施例では、押圧ローラ11の圧
接に同期してオイル供給ローラを圧接するため、中間転
写媒体2のシリコーンオイルが記録紙12、インクシー
ト5に移行している時間だけ、中間転写媒体2にオイル
供給ローラ14からシリコーンオイルを供給することが
出来る。ここで、オイル供給ローラ14の保持するシリ
コーンオイルの粘度やシリコーンオイルの含有率を調整
すれば、中間転写媒体2へのシリコーンオイルの移動量
を変えることが出来、記録紙12とインクシート5とに
移行したシリコーンオイル量だけオイル供給ローラ14
から供給する事が出来ることになる。したがって、何等
特別にオイル供給量のコントロール手段を備えることな
く、中間転写媒体2のシリコーンオイル量をコントロー
ルすることが出来ることになる。
【0034】なお、本実施例では、押圧ローラ11に離
接機構によりオイル供給ローラ14の中間転写媒体2に
対する離接も同時に行う構成であるが、サーマルヘッド
8にインクシート5を介しての中間転写媒体2への離接
機構を備え、この離接機構によりオイル供給ローラ14
の中間転写媒体2に対する離接も同時に行う構成であっ
ても、同様の効果を得ることが出来る。
【0035】以下本発明の第3の実施例について図面を
参照しながら説明する。図3は本発明の第3の実施例に
おける記録装置の概略構成図である。18は押圧レバー
であり、オイル供給ローラ14を回転自在に支持してい
る。19はオイル供給ローラ14を中間転写媒体2に圧
接するためのバネである。オイル供給ローラ14は図示
なき駆動機構により、通常は中間転写媒体2から離れた
位置に保持されている。また、記録紙12の使用枚数を
図示なき計数手段によりカンントし、この使用枚数に応
じて中間転写媒体2へのオイル供給手段14の圧接時間
を変えるように構成されている。図1と異なる点は、オ
イル供給手段14を中間転写媒体2から離接する機構を
備え、さらに、中間転写媒体2に対する圧接時間を変え
る構成を備えたことである。
【0036】中間転写媒体2へのインク像13の形成す
る動作、中間転写媒体2上に形成されたインク像13を
記録紙12に転写する動作は実施例1と全く同様であ
り、以下、中間転写媒体2へのオイル供給ローラ14か
らのシリコーンオイルの供給動作について説明する。オ
イル供給ローラを中間転写媒体2へ圧接する事によりシ
リコーンオイルを供給する。この時の中間転写媒体2へ
の圧接時間は、図示なき計数手段により記録紙12の使
用枚数をカウントし、この使用枚数に応じて変更する。
記録紙12の使用枚数が少ない頃は圧接時間を短くし、
使用枚数が多くなると圧接時間を長くするように設定し
ている。また、本実施例では、記録紙12の使用枚数を
カウントするが、時に応じてサイズの異なる記録紙を使
用する場合は、記録紙12と中間転写媒体2との接触の
距離を検知する方が好ましい。
【0037】オイル供給手段14の中間転写媒体2に対
する圧接時間が長いとオイル供給量が多く、圧接時間が
短いとオイル供給量が少なくなる。また、中間転写媒体
2のシリコーンオイルの含有率によって中間転写媒体2
の離型性が変わり、その結果、中間転写媒体2上にイン
ク像13を形成した場合、インク像13の形成状態が変
わってしまう。実際の画像では、シリコーンオイル含有
率が高い場合は、濃度の低い画像となり、含有率の低い
場合には濃度の高い画像となり、非常に高品位な画像を
安定して得たい場合には中間転写媒体2のシリコーンオ
イルの含有率を厳密にコントロールする必要がある。さ
らに、オイル供給手段14の中間転写媒体2への圧接時
間が一定の場合、オイル供給を続けていくと、オイル供
給手段14のシリコーンオイル保持量が減少していくた
め、オイル供給手段14から中間転写媒体2へのシリコ
ーンオイル供給量は、減少していく。したがって、非常
に高品位な画像を安定して得たい場合は、中間転写媒体
2へのシリコーンオイルの供給量をコントロールするこ
とが必要となる。本実施例ではオイル供給手段14の中
間転写媒体2に対する圧接時間を変え、中間転写媒体2
へのシリコーンオイルの供給量を変えることにより、中
間転写媒体2のシリコーンオイル含有率を常に一定に保
持する事が出来る。
【0038】また、中間転写媒体2のシリコーンオイル
量を一定に保つためには、中間転写媒体2のシリコーン
オイル量を検知し、圧接時間のコントロールを行う必要
があり、その方法としていくつか考えられる。最終の出
力画像の画像濃度から目視で判断し、手動で圧接時間の
設定を変えるのが一番簡単な方法である。中間転写媒体
2のシリコーンオイル量が少なくなると、画像濃度が高
くなり、シリコーンオイル量が多くなると画像濃度が低
くので、例えば画像濃度が低くなれば、圧接時間を短く
設定すれば良い。また、手動で圧接時間の設定を変える
のではなく、リアルタイムで人の手を要さずに設定を変
える方法も考えられる。例えば、中間転写媒体2のシリ
コーンオイル量と接着力の相関をとり、装置内に中間転
写媒体2の接着力の測定機構を設け、この接着力の値か
ら中間転写媒体2のシリコーンオイル量を間接的に測定
し、そして、その測定したシリコーンオイル量に対応さ
せてオイル供給手段14の圧接時間を変え、中間転写媒
体2のシリコーンオイル量を常に所望の量にコントロー
ルする方法も考えられる。これらの検知方法は、十分に
実用可能と考えられるが、最終画像から判断し、手動で
設定を行う方法では個人差が大きく、誤った設定を行う
可能性があり、また、手動で設定を行う煩わしさもあ
る。また、中間転写媒体2の接着力を測定する方法は、
その測定手段を備える必要があるため、装置が複雑にな
ってしまう。そこで、本実施例では、記録紙12の使用
枚数に応じて圧接時間を変える方法を備えている。記録
紙12の使用枚数が多くなると、オイル供給ローラ14
のシリコーンオイル含有率が減少しているため、単位接
触時間あたりの中間転写媒体2へのシリコーンオイルの
供給量が低下していくが、この場合、オイル供給ローラ
の圧接時間を長くすることにより、シリコーンオイルの
供給量を一定に保つことが出来る。したがって、本実施
例のように記録紙12の使用枚数に応じて圧接時間を変
えることにより何等特別な手段を設けることなく、ま
た、誤った設定や、手動での設定を行うことなく、常に
中間転写媒体2のシリコーンオイル量を一定に保つこと
が出来ることになる。
【0039】以下本発明の第4の実施例について図面を
参照しながら説明する。図4は本発明の第4の実施例を
示す記録装置の概略構成図である。20はアルミニウム
等の表面に良好な離型性を有するフッ素樹脂膜を形成
し、中間転写媒体2に押圧され回転自在に支持されたロ
ール部材である。オイル供給ローラ14は、ロール部材
20に押圧され回転自在に支持されている。図1と異な
るのは、ロール部材20を備え、オイル供給ローラ14
をロール部材20に押圧するように構成したされたこと
である。
【0040】次に本実施例の中間転写媒体2へのシリコ
ーンオイル供給の動作について説明する。その他の動作
は実施例1と同様である。オイル供給ローラ14のシリ
コーンオイルをロール部材20に移行させ、それからロ
ール部材20に移行したシリコーンオイルを中間転写媒
体2に拡散浸透させる。図1のように、オイル供給ロー
ラ14が中間転写媒体2に直接圧接された場合は、オイ
ル供給ローラ14は非常に離型性が良好であるため、中
間転写媒体2上に形成されたインク像13自身がオイル
供給ローラ14に付着してくることはない。しかしなが
ら、通常、熱溶融性インク6には、低分子のワックスが
含まれており、このワックス成分だけはシリコーンゴム
に拡散浸透する性質があり、オイル供給ローラ14には
中間転写媒体2を介して熱溶融性インク6のワックス成
分が拡散浸透していき、オイル供給ローラ14の表面を
覆ってしまい、やがて、シリコーンオイルの供給能力が
低下してくることになる。この拡散速度は、中間転写媒
体2のシリコーンゴムの材質、オイル供給ローラ14の
シリコーンゴムの材質、熱溶融性インク6の材質、さら
に、中間転写媒体2の保温温度等により、大きく異なる
ため、必ずしもオイル供給ローラ14にインクのワック
ス成分が拡散浸透してくるわけではない。しかしなが
ら、装置としての設計の自由度を広げ、また、長期間安
定してシリコーンオイルの供給を行うには、オイル供給
ローラ14へのワックスの拡散浸透を防止する必要があ
る。ここで、ロール部材20はその表面がフッソ樹脂膜
で形成されているため、インクのワックス成分が拡散浸
透して来ることはなく、しいては、オイル供給ローラ1
4にワックス成分が拡散浸透することを防止できる。ま
た、ロール部材20のその表面は離型性の良好なフッソ
樹脂で形成されているため、このフッソ樹脂にシリコー
ンオイルを供給しているため、中間転写媒体2上に形成
されたインク像13がロール部材20に付着することも
ない。さらに、実験により中間転写媒体2へのシリコー
ンオイルの供給は、オイル供給ローラ14を直接中間転
写媒体2に圧接した場合と同様の効果が得られた。した
がって、本実施例では、オイル供給ローラ14にワック
ス成分が拡散浸透する事なく、また、中間転写媒体上に
形成されたインク像13がトラブル時等においてもロー
ル部材20に付着することなく、さらに長期間安定した
中間転写媒体2へのシリコーンオイルの供給を行うこと
が出来ることになる。また、本実施例の構成では、オイ
ル供給ローラ14が直接中間転写媒体2に接触していな
いため、中間転写媒体2に対するローラ部材20の離接
機構、または、ローラ部材20に対するオイル供給ロー
ラ14の離接機構を備えなくとも、装置停止時等でも、
中間転写媒体2の局所的なシリコーンオイル含浸量のむ
らが発生する事はない。
【0041】なお、本実施例で、オイル供給ローラ14
に熱溶融性インク6に含まれる低分子のワックスが拡散
浸透するのを防止するとしたが、拡散浸透を防止する対
象物はワックスだけでなく、拡散浸透するものに対して
は同様の効果を得られることは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】本発明は上記問題点に鑑み、弾力性を有
する中間転写媒体と、熱溶融性のインク層が設けられた
インクシートと、インクシートのインク層を選択的に加
熱溶融させることにより中間転写媒体上にインク像を形
成する記録手段と、中間転写媒体上に形成されたインク
像を記録紙に圧接転写する転写手段と、シリコーンオイ
ルを保持し、中間転写媒体にシリコーンオイルを供給す
るオイル供給手段とを備えたことにより、表面平滑度の
低い記録紙に対してもボイドが少なく高品位で定着性の
良好な画像が、長期間安定して得られる記録装置を提供
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における記録装置の概略
構成図
【図2】本発明の第2の実施例における記録装置の概略
構成図
【図3】本発明の第3の実施例における記録装置の概略
構成図
【図4】本発明の第4の実施例における記録装置の概略
構成図
【図5】従来の記録装置の概略構成図
【符号の説明】
2 中間転写媒体 3 ハロゲンランプ 5 インクシート 6 熱溶融性インク 8 サーマルヘッド 11 押圧ローラ 13 インク像 14 オイル供給ローラ 15 レバー 16 バネ 17 圧接レバー 18 押圧レバー 19 バネ 20 ロール部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来、再転写型の記録方法については、
様々な方法が提案されている。例えば、特開昭61−2
72174号公報に示されている物では図5のような構
成になっていた。以下、この再転写型の記録装置につい
て図面を参照しながら説明する。105はインクシート
であり、ポリエチレンテレフタレート等の基材上に厚さ
0.1μm以上10μm以下の熱溶融性インク106を
形成したものである。108はサーマルヘッドで、その
先端部には通電により発熱する発熱素子109が列状に
配置されており、インクシート105の熱溶融性インク
106を選択的に加熱する。101は中間転写ドラムで
あり、その表面には、柔軟性をもつフッソ樹脂、ポリイ
ミド,ポリエステル等からなる中間転写媒体102が形
成されている。111は転写ローラであり、バネ等で記
録紙112を介して中間転写媒体102に押圧されるよ
うになっている。また、113は中間転写媒体102に
形成されたインク像である。さらに、122はクリーニ
ングベルトであり、123はクリーニングベルト122
を中間転写媒体102に押圧するための押えローラであ
る。次に、この従来の装置での動作について説明する。
まず、インクシート105上の熱溶融性インク106は
記録ヘッド108により選択的に加熱溶融され、中間転
写媒体102の像形成面に像形成される。次に、記録紙
112は、搬送手段(図示せず)により中間転写媒体1
02と転写ローラ111とで形成するニップ内まで搬送
され、このニップ内を通過する間に、インク像113が
記録紙112に転写される。また、記録紙112に転写
されずに中間転写媒体102上に残ったインク像124
はクリーニングベルト122により除去される。この
時、中間転写媒体102の像形成面は柔軟なフッソ樹脂
等で形成されているため、記録紙112の表面の凹凸に
倣うことが出来、中間転写媒体102の像形成面上のイ
ンク像113が記録紙112に十分接触することにな
り、ボイドが少なく鮮明で、かつ、定着性の良好な画像
が得られる可能性がある。また、中間転写媒体102の
像形成面にシリコーンゴムを使用するという方法もいく
つか提案されている。(USP3554836、小笠原
他:“トナー画像の粘着溶融転写”、第4回ノンインパ
クトプリティング技術シンポジウム論文)シリコーンゴ
ムには他の材料には見られない特殊な表面新和性を示
し、熱溶融性インク106との離形成が非常に良好であ
るため、中間転写媒体102の像形成面にシリコーンゴ
ムを使用すると、中間転写媒体102上のインク像11
3が高効率で記録紙112に転写する。したがって、ボ
イドが少なく鮮明で、かつ、定着性の良好な画像が得ら
れることになる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】しかしながら、本実施例においてはオイル
供給ローラ14を備えており、中間転写媒体2のシリコ
ーンオイルがインクシート5,記録紙12に徐々に移行
して行っても、オイル供給ローラ14のシリコーンオイ
ルを中間転写媒体2に供給することが出来るため、中間
転写媒体2の離型性の低下が防ぐことが出来る。したが
って、ボイドが少なく高品位で、定着性の良好な画像が
得られることになる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】なお、本実施例においては中間転写媒体2
は必ずしもシリコーンゴムである必要はなく、弾力性を
有し、離型性の良好な材質であればオイル供給ローラ1
4を備えることにより、中間転写媒体2の像形成面の離
型性を良好に維持することが出来るため、ボイドが少な
い高品位で、定着性の良好な画像が得られる構成も可能
となる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】また、オイル供給手段としては、フェルト
等にシリコーンオイルを含浸させたものでも、中間転写
媒体2にシリコーンオイルを供給する効果は十分にある
が、シリコーンオイルを中間転写媒体2の表面に微量ず
つ安定して均一に供給するためには、微妙なコントロー
ルが必要となる。しかしながら、本実施例のようにシリ
コーンゴムにシリコーンオイルを含浸させたものであれ
ば、シリコーンゴム特有の分子構造により、接触した物
質に対してシリコーンオイルを微量ずつ安定して供給す
ることが出来る。本実施例のように中間転写媒体2がシ
リコーンゴムで形成されている場合は非常に良好な転写
性が得られるが、この場合、オイル供給ローラ14から
中間転写媒体2へのシリコーンオイルの移行量は両者の
シリコーンオイルの含有率の差によって変わる。つま
り、含有率の差が大きい場合は移行量が多くなり、差が
小さい場合は移行量が少なくなる。よって、オイル供給
ローラ14のシリコーンオイルの保持量が多い場合、中
間転写媒体2からシリコーンオイルが記録紙12,イン
クシート5に移行して行っても、オイル供給ローラ14
から移行したシリコーンオイル量に応じてシリコーンオ
イルを供給出来ることになる。したがって、何等特別に
オイル量の供給のコントロールを行うことなく、中間転
写媒体2のシリコーンオイル量を所望の量に安定して保
つことが出来ることになるため、ボイドの少ない高品位
で定着性の良好な画像が安定して得られ、また、オイル
供給ローラ14の構成も非常に簡単なもので適切なシリ
コーンオイルの供給を行うことが出来ることになる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】なお、本実施例では、中間転写媒体2の加
熱保温手段を用い、所望の温度に保温しているが、必ず
しも、中間転写媒体2を保温する必要はない。使用する
インクによっては、インク像13の温度が室温であって
も、記録紙12に良好に転写されるものもある。また、
中間転写媒体2を保温するのではなく、転写される前の
インク像13を加熱する方法であっても同様に良好な転
写性が得られる。この時、インク像13の加熱には、直
接ハロゲンランプ等により照射する方法や、転写ローラ
11の加熱手段を設け、記録紙12の背面からインク像
13を加熱する方法が考えられる。しかしながら、中間
転写媒体2を保温している場合に、常に保温された中間
転写媒体2上にインク像13の形成を行うため、環境温
度によらず安定したインク像13の形成を行うことが出
来る。また、記録紙12への転写時は、インク像13が
記録紙12に対して十分な付着性を生じているため転写
をより良好に行うことが出来る。さらに、インク像13
の形成のための記録エネルギーの低減も行うことが出来
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】図2は本発明の第2の実施例における記録
装置の概略構成図である。11は押圧ローラであり、圧
接レバー17により回転自在に支持されており、また、
この圧接レバー17によりオイル供給ローラ14も回転
自在に支持されている。16は押圧ローラ11とオイル
供給ローラ14を中間転写媒体2に圧接するためのバネ
である。押圧ローラ11とオイル供給ローラ14は図示
なき駆動機構により、通常は中間転写媒体2から離れた
位置に保持されており、記録紙12へのインク像13の
転写時には、押圧ローラ11を記録紙12を挟んで中間
転写媒体2に圧接し、オイル供給ローラ14を中間転写
媒体2に圧接するように構成されている。また、図1と
異なる点は、圧接レバー17とバネ16からなる離接機
構を備え、押圧ローラ11の記録紙12を介しての中間
転写媒体2への圧接と同時にオイル供給ローラ14の中
間転写媒体2への圧接を行う点である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】中間転写媒体2上にインク像13の形成を
行う動作は実施例1と全く同様であり、以下、中間転写
媒体2上のインク像13を記録紙12に転写させる動作
について説明する。記録紙12が図示なき手段により、
転写位置まで搬送されてくる。この時、押圧ローラ11
が図示なき駆動機構により、記録紙12を介して中間転
写媒体2に圧接される。そして、記録紙12にインク像
13が転写されることになる。また、押圧ローラ11の
中間転写媒体2への圧接と共にオイル供給ローラ14も
中間転写媒体2に押圧され、中間転写媒体2にシリコー
ンオイルを供給することになる。ここで、押圧ローラ1
1の中間転写媒体2からの離接機構がなく、中間転写媒
体2に圧接されたままであると、中間転写媒体2の圧縮
永久歪が発生し、出力画像の劣化が起こるため、この観
点から押圧ローラ11の離接機構を備えた方が好まし
い。また、オイル供給ローラ14が中間転写媒体2に圧
接されたままであると、オイル供給ローラ14と中間転
写媒体2との接触部分は他の部分に比べ、少なからずシ
リコーンオイルの含有率が高くなってしまう。中間転写
媒体2の部分によって、シリコーンオイルの含有率によ
って中間転写媒体2の離型性が変わり、その結果、中間
転写媒体2上にインク像13を形成した場合、インク像
13の形成状態が変わってしまう。中間転写媒体2のシ
リコーンオイル含有率のむらがある場合、通常画像上で
は、画像の濃度むらとなってしまう。オイル供給ローラ
14は必ずしも中間転写媒体2に対して離接を行う必要
はないが、非常に高画質で濃度むらの少ない画像を得た
い場合は、オイル供給ローラ14を中間転写媒体2から
離接する必要が生じる。そこで本実施例のように、押圧
ローラ11の離接機構によりオイル供給ローラ14の中
間転写媒体2に対する離接も同時に行う構成によって、
何等特別に離接機構を備えることなく、オイル供給ロー
ラ14の離接を行うことが出来、濃度むらの少ない画像
を得ることが出来る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】また、本実施例では、押圧ローラ11の圧
接に同期してオイル供給ローラ14を圧接するため、中
間転写媒体2のシリコーンオイルが記録紙12、インク
シート5に移行している時間だけ、中間転写媒体2にオ
イル供給ローラ14からシリコーンオイルを供給するこ
とが出来る。ここで、オイル供給ローラ14の保持する
シリコーンオイルの粘度やシリコーンオイルの含有率を
調整すれば、中間転写媒体2へのシリコーンオイルの移
動量を変えることが出来、記録紙12とインクシート5
とに移行したシリコーンオイル量だけオイル供給ローラ
14から供給する事が出来ることになる。したがって、
何等特別にオイル供給量のコントロール手段を備えるこ
となく、中間転写媒体2のシリコーンオイル量をコント
ロールすることが出来ることになる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】以下本発明の第3の実施例について図面を
参照しながら説明する。図3は本発明の第3の実施例に
おける記録装置の概略構成図である。18は押圧レバー
であり、オイル供給ローラ14を回転自在に支持してい
る。19はオイル供給ローラ14を中間転写媒体2に圧
接するためのバネである。オイル供給ローラ14は図示
なき駆動機構により、通常は中間転写媒体2から離れた
位置に保持されている。また、記録紙12の使用枚数を
図示なき計数手段によりカウントし、この使用枚数に応
じて中間転写媒体2へのオイル供給ローラ14の圧接時
間を変えるように構成されている。図1と異なる点は、
オイル供給ローラ14を中間転写媒体2から離接する機
構を備え、さらに、中間転写媒体2に対する圧接時間を
変える構成を備えたことである。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】オイル供給ローラ14の中間転写媒体2に
対する圧接時間が長いとオイル供給量が多く、圧接時間
が短いとオイル供給量が少なくなる。また、中間転写媒
体2のシリコーンオイルの含有率によって中間転写媒体
2の離型性が変わり、その結果、中間転写媒体2上にイ
ンク像13を形成した場合、インク像13の形成状態が
変わってしまう。実際の画像では、シリコーンオイル含
有率が高い場合は、濃度の低い画像となり、含有率の低
い場合には濃度の高い画像となり、非常に高品位な画像
を安定して得たい場合には中間転写媒体2のシリコーン
オイルの含有率を厳密にコントロールする必要がある。
さらに、オイル供給ローラ14の中間転写媒体2への圧
接時間が一定の場合、オイル供給を続けていくと、オイ
ル供給ローラ14のシリコーンオイル保持量が減少して
いくため、オイル供給ローラ14から中間転写媒体2へ
のシリコーンオイル供給量は、減少していく。したがっ
て、非常に高品位な画像を安定して得たい場合は、中間
転写媒体2へのシリコーンオイルの供給量をコントロー
ルすることが必要となる。本実施例ではオイル供給ロー
ラ14の中間転写媒体2に対する圧接時間を変え、中間
転写媒体2へのシリコーンオイルの供給量を変えること
により、中間転写媒体2のシリコーンオイル含有率を常
に一定に保持する事が出来る。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】また、中間転写媒体2のシリコーンオイル
量を一定に保つためには、中間転写媒体2のシリコーン
オイル量を検知し、圧接時間のコントロールを行う必要
があり、その方法としていくつか考えられる。最終の出
力画像の画像濃度から目視で判断し、手動で圧接時間の
設定を変えるのが一番簡単な方法である。中間転写媒体
2のシリコーンオイル量が少なくなると、画像濃度が高
くなり、シリコーンオイル量が多くなると画像濃度が低
くなるので、例えば画像濃度が低くなれば、圧接時間を
短く設定すれば良い。また、手動で圧接時間の設定を変
えるのではなく、リアルタイムで人の手を要さずに設定
を変える方法も考えられる。例えば、中間転写媒体2の
シリコーンオイル量と接着力の相関をとり、装置内に中
間転写媒体2の接着力の測定機構を設け、この接着力の
値から中間転写媒体2のシリコーンオイル量を間接的に
測定し、そして、その測定したシリコーンオイル量に対
応させてオイル供給ローラ14の圧接時間を変え、中間
転写媒体2のシリコーンオイル量を常に所望の量にコン
トロールする方法も考えられる。これらの検知方法は、
十分に実用可能と考えられるが、最終画像から判断し、
手動で設定を行う方法では個人差が大きく、誤った設定
を行う可能性があり、また、手動で設定を行う煩わしさ
もある。また、中間転写媒体2の接着力を測定する方法
は、その測定手段を備える必要があるため、装置が複雑
になってしまう。そこで、本実施例では、記録紙12の
使用枚数に応じて圧接時間を変える方法を備えている。
記録紙12の使用枚数が多くなると、オイル供給ローラ
14のシリコーンオイル含有率が減少しているため、単
位接触時間あたりの中間転写媒体2へのシリコーンオイ
ルの供給量が低下していくが、この場合、オイル供給ロ
ーラ14の圧接時間を長くすることにより、シリコーン
オイルの供給量を一定に保つことが出来る。したがっ
て、本実施例にように記録紙12の使用枚数に応じて圧
接時間を変えることにより何等特別な手段を設けること
なく、また、誤った設定や、手動での設定を行うことな
く、常に中間転写媒体2のシリコーンオイル量を一定に
保つことが出来ることになる。
フロントページの続き (72)発明者 田口 信義 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 吉川 正紀 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 藤森 佳久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾力性を有する中間転写媒体と、熱溶融性
    のインク層が設けられたインクシートと、前記インクシ
    ートのインク層を選択的に加熱溶融させることにより前
    記中間転写媒体上にインク像を形成する記録手段と、前
    記中間転写媒体上に形成されたインク像を記録紙に圧接
    転写する転写手段と、シリコーンオイルを保有し、前記
    中間転写媒体に前記シリコーンオイルを供給するオイル
    供給手段とを備えたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】オイル供給手段は、少なくともシリコーン
    オイルを含浸したシリコーンゴムを含んで構成されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】オイル供給手段のシリコーンゴムへ含浸さ
    せたシリコーンオイルの粘度は0.005Pa・sec
    以上0.4Pa・sec以下であることを特徴とする請
    求項2記載の記録装置。
  4. 【請求項4】転写手段を中間転写媒体に離接する転写手
    段離接機構と、記録手段を前記中間転写媒体に離接する
    記録手段離接機構との少なくとも一方を備え、前記転写
    手段離接機構、または前記記録手段離接機構により、オ
    イル供給手段の前記中間転写媒体への離接も同時に行う
    ことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  5. 【請求項5】弾力性を有する中間転写媒体と、熱溶融性
    のインク層が設けられたインクシートと、前記インクシ
    ートのインク層を選択的に加熱溶融させることにより前
    記中間転写媒体上にインク像を形成する記録手段と、前
    記中間転写媒体上に形成されたインク像を記録紙に圧接
    転写する転写手段と、シリコーンオイルを保持し、前記
    中間転写媒体に前記シリコーンオイルを供給するオイル
    供給手段と、前記オイル供給手段を前記中間転写媒体に
    対し離接を行うオイル供給手段離接機構とを備え、前記
    中間転写媒体に対する前記オイル供給手段の圧接時間を
    変えることによりオイル供給量を変えることを特徴とす
    る記録装置。
  6. 【請求項6】中間転写媒体と転写手段との間を通紙した
    記録紙の長さに応じてオイル供給手段の前記中間転写媒
    体に対する圧接時間を変えることを特徴とする請求項5
    記載の記録装置。
  7. 【請求項7】オイル供給手段は、中間転写媒体に圧接し
    て回転するロール部材と、シリコーンオイルを保持し前
    記ロール部材に圧接され前記シリコーンオイルを前記ロ
    ール部材に供給するように配置されたオイル保持部材と
    からなり、前記ロール部材を介して前記中間転写媒体に
    シリコーンオイルを供給するように構成されたことを特
    徴とする請求項1記載の記録装置。
  8. 【請求項8】少なくとも、中間転写媒体の像形成面はシ
    リコーンゴムから成ることを特徴とする請求項1〜7の
    いずれかに記載の記録装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08238859A (ja) * 1995-03-06 1996-09-17 Konica Corp 再転写受像シート及びその製造方法
JPH09234893A (ja) * 1995-12-25 1997-09-09 Nippon Paper Ind Co Ltd 熱転写記録方法及びそれに用いる間接転写媒体

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