JPH068487A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH068487A
JPH068487A JP4165827A JP16582792A JPH068487A JP H068487 A JPH068487 A JP H068487A JP 4165827 A JP4165827 A JP 4165827A JP 16582792 A JP16582792 A JP 16582792A JP H068487 A JPH068487 A JP H068487A
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JP
Japan
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intermediate transfer
transfer medium
ink
temperature
forming surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP4165827A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Ikeda
浩二 池田
Atsushi Sogami
淳 曽我美
Masanori Yoshikawa
正紀 吉川
Yoshihisa Fujimori
佳久 藤森
Nobuyoshi Taguchi
信義 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面平滑度の低い記録紙に対してもボイドが
少なく高品位で定着性の良好な画像が、長期間装置を使
用しなかった後でも安定して得られる記録装置を提供す
る。 【構成】 シリコーンゴムからなる中間転写媒体2を備
え、中間転写媒体2上に一旦インク像11形成し、その
後、記録紙10にインク像11を圧接転写させることに
より、表面平滑度の低い記録紙に対してもボイドが少な
く高品位で定着性の良好な画像が得られる。また、装置
の電源投入後、中間転写媒体2の温度を中間転写媒体2
上へのインク像11形成時の保温温度よりも一旦高く
し、その後インク像11形成時の保温温度に戻す構成を
備えたことにより、中間転写媒体2上に析出した、イン
ク成分の一つであるワックスを確実に中間転写媒体2内
に再び溶融浸透させることができるため、常に中間転写
媒体2の離型性を良好な状態に維持することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、FAX、プリン
タ等に用いられる記録装置に関するものであり、詳しく
は、一度中間転写媒体に像を形成し、それから記録紙に
像を圧接転写するという再転写型の記録装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、再転写型の記録方法については、
様々な方法が提案されている。例えば、特開昭59−1
6932号公報に示されている物では図3のような構成
になっていた。以下、この再転写型の記録装置について
図面を参照しながら説明する。105はインクシートで
あり、ポリエチレンテレフタレート等の基材上に厚さ
0.1μm以上10μm以下の熱溶融性インク106を
形成したものである。107はサーマルヘッドで、その
先端部には通電により発熱する発熱素子108が列状に
配置されており、インクシート105の熱溶融性インク
106を選択的に加熱する。101は中間転写ドラムで
あり、その表面には、柔軟性のあるフッソ樹脂、ポリイ
ミド、ポリエステル等からなる中間転写媒体102が形
成されている。109は押圧ローラであり、バネ等で記
録紙110を介して中間転写媒体102に押圧されるよ
うになっている。また、111は中間転写媒体102に
形成されたインク像である。さらに、121はクリーニ
ングベルトであり、122はクリーニングベルト121
を中間転写媒体102に押圧するための押えローラであ
る。次に、この従来の装置での動作について説明する。
まず、インクシート105上の熱溶融性インク106は
サーマルヘッド107により選択的に加熱溶融され、中
間転写媒体102の像形成面に像形成される。次に、記
録紙110は、搬送手段(図示せず)により中間転写媒
体102と押圧ローラ109とで形成するニップ内まで
搬送され、このニップ内を通過する間に、インク像11
1が記録紙110に転写される。また、記録紙110に
転写されずに中間転写媒体102上に残ったインク12
3はクリーニングベルト121により除去される。
【0003】この時、記録紙110は押圧ローラ109
によって中間転写媒体102へ押し付けられながら中間
転写ドラム101の回転に伴いインク像111を転写さ
れるので、記録紙110を熱溶融性インク106に直接
押し付けて熱転写する場合に比べ、表面の粗い記録紙1
10に対してでも転写できる。さらに、中間転写媒体1
02にシリコーンゴムを使用すると、シリコーンゴムの
柔軟性のため記録紙110を中間転写媒体102に押圧
した場合、中間転写媒体102に形成されたインク像1
11が記録紙110の表面の凹凸に倣うことが出来、ま
た、シリコーンゴムには他の材料には見られない特殊な
表面新和性を示し、熱溶融性インク106との離形性が
非常に良好であるため、インク像111が高効率で記録
紙110に転写する。したがって、ボイドが少なく鮮明
で、かつ、定着性の良好な画像が得られることになる。
この場合、インク像111を高効率で記録紙110に転
写出来るため、転写残りを除去する為のクリーニング手
段は必ずしも必要ではなくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、中間転写媒体がシリコーンゴムで無い場
合は必ずクリーニング手段が必要となり、また、従来の
技術でのクリーニング手段では、装置の構成が非常に複
雑になるとともに高価な物となっていた。また、中間転
写媒体がシリコーンゴムの場合、熱溶融性インクの主成
分である樹脂、ワックス、高級脂肪酸のうち、ワックス
と高級脂肪酸(以下、ワックスと高級脂肪酸を併せてワ
ックスと記す。)は溶融状態ではシリコーンゴムに浸透
し、固化状態ではシリコーンゴム表面に析出するいう性
質があるため、中間転写媒体上へのインク像の記録と、
このインク像の記録紙への転写とを繰り返した後、装置
の電源を切り、長時間使用しなかった場合は、シリコー
ンゴム表面にワックスが析出してしまう。この状態で
は、中間転写媒体上へのインク像の記録特性、また、イ
ンク像の記録紙への転写特性に悪影響を与える。したが
って、中間転写媒体上へのインク像の記録前に、このワ
ックスの除去という作業が必要となり、中間転写媒体が
シリコーンゴムで形成されている場合でもクリーニング
手段が必要になる。
【0005】本発明は上記問題点に鑑み、装置を長時間
使用せず像形成面のシリコーンゴムにワックスが析出し
ている場合でも、特別なクリーニング手段を不要とし、
常に安定したシリコーンゴム上へのインク像の形成と記
録紙へのインク像の再転写を行うことの出来る、構成が
簡単で安価な記録装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の記録装置は、少なくとも像形成面がシリコ
ーンゴムからなる中間転写媒体と、熱溶融性または熱軟
化性のインク層が設けられたインクシートと、インクシ
ートのインク層を選択的に加熱溶融、または軟化させる
ことにより、中間転写媒体上にインク像を形成するサー
マルヘッドと、中間転写媒体を加熱保温する保温手段
と、中間転写媒体上に転写されたインク像を記録紙に圧
接転写する転写手段とを具備し、中間転写媒体の保温温
度を、インクシートのインク層の成分のうち、中間転写
媒体のシリコーンゴムに拡散浸透する成分の融点よりも
高くしたものである。
【0007】また、電源投入後、且つ、中間転写媒体上
へインク像を形成する記録動作前に、中間転写媒体の像
形成面の温度を、中間転写媒体上へインク像を形成する
記録動作時の保温温度より一定時間以上高くし、その後
記録動作時の保温温度に戻す構成を備えたものである。
【0008】また、中間転写媒体を像形成面側から加熱
する加熱手段を備えたものである。
【0009】
【作用】上記問題点を解決するために本発明の記録装置
は、中間転写媒体の保温温度を、インクシートのインク
層の成分のうち、中間転写媒体のシリコーンゴムに拡散
浸透する成分の融点よりも高くしたことにより、装置を
長時間使用せず中間転写媒体の像形成面にワックスが析
出している場合でも、装置の電源投入後、中間転写媒体
へのインク像形成時は、中間転写媒体を析出したワック
スの融点よりも高温に保温しているため、ワックスをシ
リコーンゴム内に再び溶融浸透させることが出来、中間
転写媒体の像形性面にワックスが固化した状態で存在す
る事がなくなる。したがって、何等特別な手段を備える
ことなく、常に安定した中間転写媒体上へのインク像の
形成と、中間転写媒体から記録紙へのインク像の再転写
動作を常に安定して行うことが出来る記録装置を提供す
るものである。
【0010】また、電源投入後、且つ、中間転写媒体上
へインク像を形成する記録動作前に、中間転写媒体の温
度を、中間転写媒体上へインク像を形成する記録動作時
の保温温度より一定時間以上高くし、その後記録動作時
の保温温度に戻す構成を備えた事により、装置の電源投
入後、記録動作時の保温温度に立ち上げ、その温度のま
ま保温している場合に比べ、中間転写媒体上に析出した
ワックスを短時間に中間転写媒体内に溶融浸透させるこ
とが出来る。ここで、記録動作時の中間転写媒体の保温
温度をシリコーンゴムに浸透するワックスの融点より
も、例えば30℃程度高くしておけば、必ずしも中間転
写媒体の温度を、中間転写媒体上へインク像を形成する
記録動作時の保温温度より一定時間以上高くし、その後
記録動作時の保温温度に戻す構成を備える必要がなくな
る。しかしながら、中間転写媒体の保温温度を高くして
いくと、画像のコントラストが取り難く、かぶりが発生
し易くなり、また、記録紙へインク像を転写した時、イ
ンクが記録紙に浸透し過ぎ、紙繊維の露出が起こり画像
濃度が低くなってしまう。よって、中間転写媒体の保温
温度には上限があり、中間転写媒体の保温温度をシリコ
ーンゴムに浸透するワックスの融点よりも30℃程度高
くすることは好ましくない。したがって、特別なクリー
ニング手段を不要とし、また、電源投入後、短時間でシ
リコーンゴム上へのインク像の形成と記録紙へのインク
像の再転写動作を安定して行うことの出来る構成が簡単
で安価な記録装置を提供するものである。
【0011】また、中間転写媒体の像形成面を像形成面
側から加熱する加熱手段を備えたことにより、装置の電
源投入後、中間転写媒体及び中間転写媒体を保持する部
材全体を記録動作時の保温温度より高くすることなく、
中間転写媒体の像形成面を優先的に昇温させることが出
来る。中間転写媒体及び中間転写媒体を保持する部材全
体を記録動作時の保温温度より高温にした場合は、一旦
高温にしたものを記録動作時の保温温度まで降温される
のを待つ必要があり、電源投入後、記録動作開始可能迄
の時間が長くかかることになる。したがって、像形成面
から加熱する手段を備えたことにより、中間転写媒体上
に析出したワックスを確実に溶融浸透させ、且つ、電源
投入後、記録開始可能迄の時間を短くすることが出来る
記録装置を提供するものである。
【0012】
【実施例】以下本発明の第1の実施例の記録装置につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0013】図1は本発明の第1の実施例における記録
装置の概略構成図である。図1において、1は中間転写
ドラムであり、その表面にはシリコーンゴムからなる中
間転写媒体2が設けられている。中間転写媒体2のゴム
硬度は10〜60度、ゴム膜厚は0.1〜3mmが望ま
しいが、本実施例においては、ゴム硬度30度、ゴム膜
厚0.5mmを用いている。3はハロゲンランプであ
り、中間転写媒体2の像形成面を所望の温度に加熱保温
するための加熱保温手段であり、4は中間転写媒体2の
表面温度を検出するためのサーミスタである。5はイン
クシートであり、インクシート5の表面には熱により溶
融または軟化する熱溶融性インク6が塗布されている。
7はサーマルヘッドで、その先端部には通電により発熱
する発熱素子8が列状に配置されている。9は押圧ロー
ラであり、記録紙10を中間転写媒体2に所望の圧力で
押圧するような構成になっている。
【0014】次に本実施例の記録装置の動作について説
明する。図1において、サーミスタ4は中間転写媒体2
の温度を検出し、検出された温度にしたがって図示なき
温度制御手段によりハロゲンランプ3のON・OFFを
行い、中間転写媒体2を所望の温度に加熱保温してい
る。装置の電源投入後、ハロゲンランプ3をONした後
は、中間転写媒体2をまずT1に昇温し、所望の時間T
1に保温し、その後、T2に降温するように制御されて
いる。T1、T2は使用する熱溶融性インク6の特性、
中間転写媒体2の材質等により適正な温度は異なるが、
T2は使用する熱溶融性インク6に含まれる低分子のワ
ックスの融点より1〜20℃高温が好ましく、また、
(T1−T2)は5〜50℃が好ましい。本実施例で
は、T1は90℃、T2は70℃に設定されている。サ
ーマルヘッド7は、インクシート5を介して中間転写ド
ラム1に圧接されている。この状態で中間転写ドラム1
を図示の矢印A方向に回転させるとともに、インクシー
ト5を中間転写媒体2との相対速度がゼロになるように
図示の矢印B方向へ移動させる。この時、図示しない制
御装置よりサーマルヘッド7に駆動信号が与えられ、画
像パターンに応じてサーマルヘッド7の先端部にある発
熱素子8が発熱する。インクシート5はサーマルヘッド
7による記録後、直ちに中間転写媒体2から剥離される
様な構成になっている。これにより、サーマルヘッド7
により加熱された熱溶融性インク6が低粘度状態のま
ま、インクシート5が中間転写媒体2から剥離され、イ
ンク像11が中間転写媒体2に形成される。
【0015】次に、上記のように形成されたインク像1
1の記録紙10への転写動作について説明する。中間転
写媒体2上に記録されたインク像11は、記録後、押圧
ローラ9と接触する位置まで移動される。ここで、図示
しない紙送り手段により送られた記録紙10は、押圧ロ
ーラ9により中間転写媒体2に押圧され、中間転写媒体
2上のインク像11は記録紙10に転写される。この
時、中間転写媒体2はインク像11が付着性を生ずる温
度に加熱保温されており、また、中間転写媒体2は優れ
た離型性と柔軟性を兼ね備えたシリコーンゴムで形成さ
れているため、中間転写媒体2に記録紙10を押圧した
場合、記録紙10の凹凸に中間転写媒体2上のインク像
11が十分に倣い、中間転写媒体2上のインク像11が
記録紙10にほぼ全量転写させることが出来る。以上の
ようにして、表面平滑度の低い記録紙10に対してもボ
イドの無い鮮明な画像が得られることになる。
【0016】上述したように、中間転写媒体2上のイン
ク像11を記録紙10へほぼ全量転写させることができ
るため、中間転写媒体2上の転写残りのクリーニング手
段は必要ない。しかしながら、シリコーンゴムは非常に
物質が入り込み易い性質があり、熱溶融性インク6に含
まれる分子量の小さいワックスは非常に浸透し易い。こ
の分子量の小さいワックスは、溶融時はシリコーンゴム
内に浸透し、ワックスが浸透したシリコーンゴムをワッ
クスの溶融温度より低温に保持すると一旦浸透していっ
たワックスが徐々に固化した状態でシリコーンゴム表面
に析出してくる。記録動作時には熱溶融性インク6は1
00〜200℃に昇温され記録されるため、中間転写媒
体2内に熱溶融性インク6のワックス成分が浸透してい
く。中間転写媒体2へのインク像11の記録と、インク
像11の記録紙10への転写を繰り返した後、装置の電
源をOFFし、中間転写媒体2が常温に放置されると徐
々に中間転写媒体2の像形成面にワックスが固化した状
態で析出してくる。この状態で再び装置の電源をON
し、中間転写媒体2の像形成面を所望の温度に加熱保温
した後、中間転写媒体2へのインク像11の記録を行う
と、保温温度が、中間転写媒体2へ浸透していくワック
スの融点より低い場合は、中間転写媒体2上にワックス
が析出したままであるため、インク像11の形成が良好
に行えない。本実施例では、記録、転写動作時には中間
転写媒体2を熱溶融性インク6に含まれる低分子のワッ
クスの融点より5℃高い70℃に保温しており、この場
合、析出していたワックスを中間転写媒体2のシリコー
ンゴム内に再び溶融浸透させることが出来るため、良好
にインク像11の形成を行うことが出来る。以上のよう
に、中間転写媒体2の保温温度を、熱溶融性インク6に
含まれる低分子のワックスの融点よりも高く設定してい
るため、装置の電源をONしている時は、中間転写媒体
2上にワックスが析出する事がない。また、電源投入後
においても、中間転写媒体2をある時間加熱保温してお
けば、析出したワックスを再び中間転写媒体2内に溶融
浸透させることができるので、中間転写媒体2へのイン
ク像11の形成と記録紙10へのインク像11の転写を
常に安定して行うことが出来る。
【0017】また、装置の電源投入後、中間転写媒体2
の温度が70℃になった時点で記録動作を行うと、析出
していたワックスが像形成面上に多量残っており記録性
が不良になる。また、70℃のままで中間転写媒体2上
のワックスを十分に中間転写媒体内に浸透させるには時
間がかかる。さらに、中間転写媒体2の保温温度を70
℃より高くしていけば、析出していたワックスが中間転
写媒体2に浸透し易くなるが、この場合、中間転写媒体
2へのインク像の記録時は、コントラストの不足、かぶ
り等が発生し易くなり、また、記録紙へのインク像11
の転写時は、インクが記録紙10に過度に染み込み、紙
繊維の露出が起こり、画像濃度が低くなってしまう。そ
こで、中間転写媒体2の立ち挙げ時に一度T2℃に昇温
した後T1℃の降温するとワックスが十分に、短時間に
中間転写媒体2に浸透し、また、中間転写媒体2へのイ
ンク像11の形成も安定して行うことが出来る。
【0018】ここで、クリーニング手段を備えることも
考えられるが、従来のクリーニング手段では、非常に複
雑な構成になってしまう。
【0019】以上のように、装置の電源をONした後、
中間転写媒体2を記録動作時の保温温度より一定時間高
くし、その後記録動作時の保温温度に戻す構成を備えた
事により、装置を長時間使用せず像形成面のシリコーン
ゴムにワックスが析出している場合でも、記録動作前
に、析出したワックスを溶融させシリコーンゴム内に再
び浸透させることにより、記録動作時、シリコーンゴム
上にはワックスが析出していない状況を短時間で作るこ
とが出来る。したがって、複雑なクリーニング手段を不
要とし、安定した中間転写媒体2上へのインク像11の
形成と記録紙0へのインク像11の再転写を行うことの
出来る構成が簡単で安価な記録装置を提供することが出
来る。
【0020】以下本発明の第2の実施例の記録装置につ
いて、図面を参照しながら説明する。図2は本発明の第
2の実施例における記録装置の概略構成図を示すもので
ある。第2の実施例の記録装置の構成は第1の実施例の
記録装置の概略構成図である図1とほぼ同様の構成であ
り、図1と異なる点は、中間転写媒体2を加熱保温する
手段として中間転写媒体2の像形成面側から加熱する手
段を設けた事である。具体的には、ハロゲンランプ12
と、ハロゲンランプ12の光を効率良く中間転写媒体2
の像形成面に照射する為の反射鏡13を備えた構成であ
る。
【0021】次に本実施例の記録装置の動作について説
明する。本実施例におて、中間転写媒体2へのインク像
11の像形成の動作、また、インク像11の記録紙10
への転写の動作は第1の実施例と同様である。第1の実
施例と異なる点は、中間転写媒体2の加熱保温の動作で
ある。本実施例においては、中間転写媒体2の像形成面
の加熱保温を、中間転写媒体2の像形成面の内側から加
熱保温を行なうハロゲンランプ3と、像形成面側から加
熱保温を行なうハロゲンランプ12とを用いて行なう。
サーミスタ4は中間転写媒体2の像形成面の温度を検出
し、検出された温度にしたがって図示なき温度制御手段
によりハロゲンランプ3、ハロゲンランプ12のON・
OFFを行い、中間転写媒体2を所望の温度に加熱保温
している。サーミスタ4は図2のようにハロゲンランプ
12の光の照射位置よりも回転方向の手前側に位置する
ことが望ましい。中間転写媒体の保温温度は熱溶融イン
ク6の特性、中間転写媒体2の材質等により適正な温度
が異なるが、本実施例では70℃に設定している。装置
の電源投入後、ハロゲンランプ3、ハロゲンランプ12
のON、0FFを行い、中間転写媒体2のウオームアッ
プを行なうが、この時、中間転写媒体2は矢印の方向に
回転させておき、中間転写媒体2がサーミスタ4の検知
温度で70℃まで加熱される前に中間転写媒体2の像形
成面の温度がハロゲンランプ12による照射位置で70
℃を越えるようにハロゲンランプ3、ハロゲンランプ1
2のON、OFFを制御する。上述したように、中間転
写媒体2にインク像11の形成とこのインク像11の記
録紙10への転写を繰り返して行くと、中間転写媒体2
のシリコーンゴム内に熱溶融性インク6のワックス成分
が浸透していく。その後、装置電源を切り、中間転写媒
体2が常温に放置されると徐々に中間転写媒体2の像形
成面にワックスが固化した状態で析出してくる。この状
態で再び装置の電源をONし、中間転写媒体2の像形成
面の温度が70℃を越える事なく70℃になった時点で
記録動作を行うと、析出していたワックスが像形成面上
に多量残っており記録性が不良となる。この時、実施例
1の様に、電源投入後、中間転写媒体2の温度を通常の
インク像11形成時の保温温度よりも一旦高くし、それ
から通常の保温温度戻すという方法は非常に簡易な方法
で好ましく用いられるが、ウオームアップ時間という観
点からすると、少し長くなってしまう。装置によっては
何等問題無いが、通常ウオームアップ時間が短いほうが
望ましい。したがって、本実施例のように中間転写媒体
の像形成面側から加熱するハロゲンランプ12を設ける
ことにより、中間転写媒体2のウオームアップ時に中間
転写媒体2が所望の70℃に達する前に中間転写媒体2
の像形成面の温度をハロゲンランプ12の照射位置で7
0℃以上に昇温させる事が出来るため、ウオームアップ
時間は通常のまま、中間転写媒体2の像形成面上に析出
してきたワックスを溶融させ中間転写媒体2のシリコー
ンゴム内に再び浸透させることが出来る。
【0022】ハロゲンランプ3とハロゲンランプ12と
の光量のバランスは、いろんな組合せが考えられる。例
えば、ウオームアップ時はハロゲンランプ12のみを使
用し、所望の温度に加熱されたらハロゲンランプ3のみ
で保温するという組合せが考えられる。この場合中間転
写媒体2の像形成面上のワックスをシリコーンゴム内に
浸透させる効果は非常に大きい。また、ウオームアップ
時はハロゲンランプ3とハロゲンランプ12の両方を使
用し、所望の温度に加熱されたら、ハロゲンランプ3の
みで保温するという組合せも考えられる。この場合、ウ
オームアップ時間は短くする事ができる。さらに、本実
施例では、中間転写媒体2の内側と外側の両側に加熱保
温手段としてハロゲンランプを備えたが、ハロゲンラン
プ3は必ずしも必要でなく、ハロゲンランプ12のみで
中間転写媒体2の加熱保温を行なう事もできる。この場
合、ハロゲンランプ3を備えた場合に比べ、中間転写媒
体2を加熱保温するための熱効率は落ちるが、装置の構
成としては簡単な構成となる。
【0023】また、本実施例ではハロゲンランプ12と
反射鏡13により中間転写媒体2の像形成面から加熱を
行ったが、加熱手段にヒートロールを使用し、中間転写
媒体2の像形成面にこのヒートロールを圧接し、接触加
熱でワックスを溶融させる方法も考えられる。この場
合、ヒートロールの中間転写媒体2の像形成面に接触す
る部分はワックス付着防止のため、シリコーン樹脂で形
成する必要がある。
【0024】以上のように、中間転写媒体2の像形成面
を像形成面側から加熱するハロゲンランプ12と反射鏡
13を備えたことにより、中間転写媒体2上に析出した
ワックスを確実に溶融浸透させ、且つ、電源投入後、記
録開始可能迄の時間を短くすることが出来、中間転写媒
体2上へのインク像11の形成と記録紙10へのインク
像11の再転写を安定して行うことの出来る、構成が簡
単で安価な記録装置を提供することが出来る。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明の記録装置は、少な
くとも像形成面がシリコーンゴムからなる中間転写媒体
と、熱溶融性または熱軟化性のインク層が設けられたイ
ンクシートと、インクシートのインク層を選択的に加熱
溶融、または軟化させることにより、中間転写媒体上に
インク像を形成するサーマルヘッドと、中間転写媒体を
加熱保温する保温手段と、中間転写媒体上に転写された
インク像を記録紙に圧接転写する転写手段とを具備し、
中間転写媒体の保温温度を、インクシートのインク層の
成分のうち、中間転写媒体のシリコーンゴムに拡散浸透
する成分の融点よりも高くしたことにより、何等特別な
手段を備えることなく、常に安定した中間転写媒体上へ
のインク像の形成と、中間転写媒体から記録紙へのイン
ク像の再転写動作を常に安定して行うことが出来る。
【0026】また、電源投入後、且つ、中間転写媒体上
へインク像を形成する記録動作前に、中間転写媒体の像
形成面の温度を、中間転写媒体上へインク像を形成する
記録動作時の保温温度より一定時間以上高くし、その後
記録動作時の保温温度に戻す構成を備えたこと、また、
中間転写媒体を像形成面側から加熱する加熱手段を備え
たことより、何等特別なクリーニング手段を不要とし、
また、電源投入後、短時間でシリコーンゴム上へのイン
ク像の形成と記録紙へのインク像の再転写動作を安定し
て行うことの出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における記録装置の概略
構成図
【図2】本発明の第2の実施例における記録装置の概略
構成図
【図3】従来の記録装置の概略図
【符号の説明】
2 中間転写媒体 3、12 ハロゲンランプ 4 サーミスタ 5 インクシート 6 熱溶融性インク 7 サーマルヘッド 9 押圧ローラ 11 インク像 13 反射鏡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤森 佳久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 田口 信義 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも像形成面がシリコーンゴムから
    なる中間転写媒体と、熱溶融性または熱軟化性のインク
    層が設けられたインクシートと、前記インクシートのイ
    ンク層を選択的に加熱溶融、または軟化させることによ
    り、前記中間転写媒体上にインク像を形成するサーマル
    ヘッドと、前記中間転写媒体を加熱保温する保温手段
    と、前記中間転写媒体上に転写されたインク像を記録紙
    に圧接転写する転写手段とを具備し、前記中間転写媒体
    の保温温度は前記インクシートのインク層の成分のう
    ち、前記中間転写媒体の像形成面のシリコーンゴムに拡
    散浸透する成分の融点よりも高くしていることを特徴と
    する記録装置。
  2. 【請求項2】装置の電源投入後、且つ、中間転写媒体上
    へインク像を形成する記録動作前に、前記中間転写媒体
    の像形成面の温度を、前記中間転写媒体上へ前記インク
    像を形成する記録動作時の保温温度より一定時間以上高
    くし、その後記録動作時の保温温度に戻すように構成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】中間転写媒体の像形成面を像形成面側から
    加熱する加熱手段を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の記録装置。
  4. 【請求項4】中間転写媒体の像形成面側から加熱する加
    熱手段が前記中間転写媒体の像形成面に接するように配
    置されたロール形状の部材であり、且つ、前記加熱手段
    の前記中間転写媒体の像形成面に接する部分はシリコー
    ン系高分子材料からなることを特徴とする請求項3記載
    の記録装置。
JP4165827A 1992-06-24 1992-06-24 記録装置 Pending JPH068487A (ja)

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