JPH0529490B2 - - Google Patents

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JPH0529490B2
JPH0529490B2 JP63190734A JP19073488A JPH0529490B2 JP H0529490 B2 JPH0529490 B2 JP H0529490B2 JP 63190734 A JP63190734 A JP 63190734A JP 19073488 A JP19073488 A JP 19073488A JP H0529490 B2 JPH0529490 B2 JP H0529490B2
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membrane
separation
selectivity
asymmetric
gas
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JP63190734A
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JPH01111421A (ja
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Bikuson Benjamin
Edowaado Miraa Jeimuzu
Katsutsu Neruson Joisu
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Union Carbide Corp
Original Assignee
Union Carbide Corp
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Publication date
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Publication of JPH0529490B2 publication Critical patent/JPH0529490B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D71/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by the material; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D71/06Organic material
    • B01D71/66Polymers having sulfur in the main chain, with or without nitrogen, oxygen or carbon only
    • B01D71/68Polysulfones; Polyethersulfones
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D67/00Processes specially adapted for manufacturing semi-permeable membranes for separation processes or apparatus
    • B01D67/0081After-treatment of organic or inorganic membranes
    • B01D67/0083Thermal after-treatment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/22Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by diffusion
    • B01D53/228Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by diffusion characterised by specific membranes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D69/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by their form, structure or properties; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D69/12Composite membranes; Ultra-thin membranes

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  • Thermal Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明はガス分離用透析膜に関する。より詳細
には、本発明は高められたガス分離/透過特性を
有する透析膜に関する。 従来の技術 ガス混合物の内の1成分を選択的に透過させる
ことができる透析膜は、当分野において、所望の
ガス分離を達成するための簡便な、潜在的に極め
て有利な手段と考えられている。実際の商業運転
のためには、透析膜は供給流中のガス分離の容認
し得るレベルの選択率を達成し、同時にガス分離
の望ましい程に高い生産性を達成することができ
なければならない。 種々のガス分離操作を実施するための種々のタ
イプの透析膜が当分野において提案されてきた。
該膜は、一般的に(1)等方性、(2)非対称性或は(3)複
合タイプとして分類することができる。いわゆる
等方性及び非対称性タイプの膜は、本質的にガス
混合物の中の所望の成分を選択的に分離すること
ができる単一の透析膜材料で構成される。等方性
膜は膜の厚さ全体にわたり同じ密度を有する。か
かる膜は、必ず比較的大きい膜厚みを伴うことに
より、透過度が低い、すなわち透過質
(permeate)流束が小さいことの不利を有するの
が普通である。非対称性膜は、膜構造内に2つの
別個の形態学的領域が存在することによつて区別
される。一方の該領域は、ガス混合物を内の1つ
の成分を選択的に透過することができる薄い稠密
な半透性表皮(スキン)から成る。他方の領域
は、加圧下で膜の薄い表皮領域が破壊するのを防
ぐ働きをする稠密性が一層劣る、多孔質の非選択
性支持体領域からなる。 複合膜は多孔質基体(substrate)上に適した
透析膜材料の薄い層或はコーテイングを重ねて成
るのが普通である。分離層は複合構造の分離特性
を決定し、上述した望ましい程に高い透過性を与
えるように極めて薄いのが有利である。基体は単
にその上に位置させる薄い膜の層のための支持体
となる働きをするにすぎない。 透析膜の利点が当分野においてますます認めら
れるようになるにつれて、該膜の性能要求も同様
に増大してきた。すなわち、技術は分離或は選択
性を犠牲にしないで望ましい透過特性を有する非
常に薄い膜、中空繊維或はその他の透析膜構造の
特徴の方向に移りつつある。このように、商業上
利益のある種々のガス分離に関して透過性と選択
性との一層有利な組合せを達成することが増々望
まれる。上述た通りに、等方性タイプの膜は通常
このような要求を果すのに適していない。他方、
非対称性膜はこのような実用的ガス分離用途用に
開発することができるが、特殊のガス分離用途に
ついて容易に最適にさせ得る固有の融通性を保持
していない。特有の非対称性膜材料の薄い稠密な
半透性層は薄くして透過性を増大させることがで
きるが、該膜の選択特性は、特殊の処理技法によ
つて改質しない場合には、特有の用途において処
理するガスの成分の分離に関して適当以上になり
得ない。 ロウブ(Loeb)の米国特許第3133132号に記載
されているような慣用の非対称性膜の薄いスキン
は、通常、完全でなく、色々の欠陥を有している
ことが認められている。このような欠陥は、残留
細孔、微小のピンホール等の形で比較的大きい寸
法の開口を含み、該開口を通つてかかる材料の膜
に通す供給ガスは優先して流れることになる。そ
の結果、かかる欠陥が膜構造中に存在する結果と
して、供給ガスと透析膜自体の材料との相互作用
により、ガス分離が行なわれる量は相当に減少す
る。非対称性のポリスルホン中空繊維の場合、こ
のような欠陥により、O2/N2分離についての選
択率は、欠陥の無いポリスルホンの場合約6.0の
O2/N2の選択率に対比して、約1〜1.5の範囲に
すぎない結果になる。本明細書中で用いる通りの
膜或は膜モジユールアセンブリーの選択率或は分
離フアクターは、特定のガス混合物の内の一層容
易に透過し得る成分対それ程容易には透過し得な
い成分の透過質(permeate)速度の比を表わす
ことが理解されよう。この問題に対する提案され
た解決法では、ヘニス(Henis)等の米国特許
4230463号は、分離膜の材料より小さい確定した
固有の分離フアクターを有するコーテイング材料
を非対称性膜に被覆することを開示した。生成し
た多成分膜は、コーテイング材料の確定した固有
の分離フアクターよりも有意に大きく及び未塗布
分離膜が示す分離フアクターよりも大きい分離フ
アクターを示すことが見出された。 このアプローチを用いて、O2/N2分離の選択
率約2を有するシリコーンをポリスルホン中空繊
維上に被覆いてO2/N2選択を上述した1〜1.5の
範囲から2〜6に増大させることができ、該
O2/N2選択率は通常6に近い。該シリコーン/
ポリスルホン複合材料の透過度(下記に規定する
通りである)は通常比較的小さく、すなわち約
0.2ft3(STP)/ft2・日・psi又はそれ以下で、特
に当分野で高流束運転についての要求が増大して
いることを考えると、一層薄い膜、すなわち一層
薄い稠密表皮が要求されるに至つた。しかし、膜
を薄くすることは欠陥の数を増大するに至り、許
容される性能を達成するために直すことを必要と
する。このアプローチを改良しようとする努力が
続いているが、当分野には他のアプローチで選択
性と透過性との望ましい組合せを実際の商業運転
に付与したい要求が依然ある。このような理由か
ら、所望のガス分離のために特に選択した膜材料
を用いた複合膜は、商業的利益のある特有のガス
分離に関し、選択性と透過性との望ましい組合せ
を達成するための最大の機会を与える。複合膜
は、当分野で望まれる性能要求を達成するには、
非常に薄い膜層を組入れなければならないだけで
なく、所望のガス分離操作について最適に有利な
分離層−基体構造から成らなければならないこと
を認めよう。複合膜を有利に使用することができ
る広範囲の実用的商業運転の具体例は、空気分
離、アンモニアパージガス大び製油所流からの水
素回収、種種の運転に関する二酸化炭素及びメタ
ン分離、ヘリウム及びメタン分離等を含む。 従つて、実際の商業運転において高いガス分離
をもたらすことができる独特の複合タイプの膜を
開発することが当分野における真正の必要であり
及び要求である。また、かかる複合膜の製造方法
を、該膜の有効性及び信頼性を高めるように改良
することも当分野で望まれている。 よつて、発明の目的は、高いガス分離特性を有
する透析膜を提供するにある。 発明の別の目的は、所望のガス分離について選
択性と透過性との有利な組合せを有する複合膜を
提供するにある。 発明のそれ以上の目的は、高められた有効性及
び信頼性を有する改良された透析膜の製造方法を
提供するにある。 これらや他の目的を心に留めて、発明を本明細
書中以降に詳細に説明し、発明の新規な特徴を特
に特許請求の範囲に記載する。 発明の構成 高められたガス分離特性を有する複合膜は、非
対称形状の多孔質支持体層に、非対称性支持体層
の材料より大きいガス分離選択性を有する分離層
を被覆して製造する。好ましい支持体層は、多孔
質支持体層を、乾燥した状態で、非膨潤条件下、
支持体層材料のガラス転移温度に近い高い温度に
暴露させた結果、向上した圧縮抵抗及びつぶれ圧
力特性を有する。このようにして形成した非対称
性支持体層は、それ自体で、複合膜におけるそれ
の好ましい用途の他に、透析膜として使用するい
ことができる。発明の透析膜は種々のガス分離操
作用に使用して、分離すべき所望の供給ガス成分
に関して選択性と透過性との高められた組合せを
達成することができる。 発明の詳細な説明 発明の目的は、複合の及び非対称性タイプの透
析膜の有利な特徴を組合せることにより及び改良
された複合膜の支持体層として或は改良された非
対称性膜として用いるための高められた均一性及
び信頼性を有する改良された非対称性膜材料を提
供することによつて達成される。発明の透析膜を
使用して望ましいガス分離を達成することがで
き、選択性と透過性との有利な組合せが実際のガ
ス分離操作において達成し得る。 前に挙げたヘニス等の特許に記述されている通
りに、多層膜は、非対称性膜に非対称性基体材料
より小さい選択性或は分離フアクターを保持する
コーテイング材料を塗被し、それにより該基体材
料に近いコーテツド膜の分離フアクターを得るこ
とによつて作られてきた。また、相対的に多孔質
の、透過性の高い基体、すなわち、支持体層に高
或は低選択率特性のいずれかを有するコーテイン
グ材料を塗被してそれぞれ対応して低或は高透過
性特性を有する複合膜を製造することも当分野で
よく知られている。しかし、非対称性基体材料に
等しいか或はそれらより大きい選択性を有するコ
ーテイング材料を被覆した非対称性膜の例は当分
野において示されていない。このことについての
理由は2つあると考えられる。すなわち、(a)非対
称性基体に高選択性材料(通常、低透過率特性を
有する)を塗被することにより、従来、最終の複
合膜生成物についての透過質速度が容認し得ない
程に低くなつたこと及び(b)ポルスルホン、セルロ
ースアセテート等のような通常の非対称性基体材
料は溶剤感受性であり、及びこのような材料に、
塗布する際に非対称性基体の構造に損傷を与えな
い高選択性コーテイングを塗被するための溶剤系
を選択するのに困難に遭遇してきたことである。
今、比較的高いガラス転移温度を有するポリスル
ホン及びその他のポリマー膜材料は、該ガラス転
移温度に近い温度で処理した結果、圧縮抵抗及び
膜のつぶれ圧力を増大し得ることを見出した。 このアニール処理は、材料のほとんどの表面を
改質するに至るように行うことができ、或は膜構
造全体にわたつて改質を引き起こすように行うこ
とができる。該アニール処理によつて形成し、次
いで処理した非対称性基体に等しいか或はそれよ
り大きい分離特性を有するポリマー材料を塗被し
た非対称性膜は、優れた耐圧力圧縮性を示した。
これは、膜圧縮が透過及び分離特性の損失に至り
或は膜全体のつぶれにさえ至り得るので、高い圧
力及び温度において行う透析膜ガス分離プロセス
に関して特に重要である。 更に、予期しないことに、発明のアニール処理
によつて作つた非対称性基体を用いて作つた複合
膜は、選択性及び透過性特性の有利な及び優れた
組合せを示すことを見出した。この極めて望まし
い結果は、発明の処理した非対称性膜材料の溶剤
感受性の低下によつて可能にされる。すなわち、
発明のアニール処理によつて作つた非対称性基体
は、通常基体に好ましくない溶媒系で利用し得る
種々の高選択性材料を有効に塗被することができ
る。対照的に、同じ材料の慣用の非対称性基体
は、通常溶剤感受性であるので、かかる溶媒系を
塗被するならば、損傷を受ける傾向にある。 発明に従つて作る透析膜、すなわち、処理した
非対称性支持体層を有する複合膜か或はかかる処
理した非対称性材料自体のいずれかは、特定のガ
ス分離操作において用いるのに適した任意の所望
の形状或は形態で作ることができる。中空繊維膜
が発明の目的のために通常好ましい形状の膜であ
る。しかし、発明の膜は、特有の用途用に、うず
巻、フラツトシート或はその他所望の形状で作り
得ることは理解されると思う。更に、かかる膜
は、当分野で知られた任意の簡便な技法によつて
作ることができる、該膜に本明細書中に開示する
通りにアニール処理を行うのが好ましいことは理
解されるものと思う。 本明細書中に開示し及び特許請求の範囲に記載
する通りにして作つた膜は、供給ガス混合物の内
の一層容易に透過し得る成分とそれ程容易には透
過し得ない成分とを分離することを望む広範囲の
実際のガス分離操作について、膜の分離特性及び
所定の用途の要求に応じて用い得ることは理解さ
れるものと思う。この目的で、供給ガス混合物
を、所望のガス分離特性を有する膜の供給側に接
触させる。供給ガス混合物の内の一層容易に透過
し得る成分を透過質流として膜から抜き出し、そ
れ程容易には透過し得ない成分を別に非透過質流
として抜き出す。透過膜を有利に用いることがで
きる種々のガス分離の代表は次の通りである:供
給ガスが空気であり、酸素が特定の膜について一
層容易に透過し得る成分であり、酸素を透過質ガ
スとして抜き出し、及び窒素がそれ程容易には透
過し得ないガスであり、窒素に富んだガスを非透
過質ガスとして抜き出す用途;供給ガス混合物が
水素と窒素との混合物を含み、該透過質ガスは水
素を含み、該非透過質ガスは窒素を含む用途;該
供給ガス混合物は二酸化炭素とメタンとの混合物
を含み、該透過質ガスは二酸化炭素を含み、該非
透過質ガスはメタンを含む用途。 本発明に従つて処理する膜材料は、比較的高い
ガラス転移温度、通常100℃より高いガラス転移
温度を有する任意のかかる材料、例えばポリスル
ホン、ポリフエニレンスルフイド、セルロースア
セテート等を含むことができ、技術的−経済的ベ
ースの全体からポリスルホンが通常好ましいこと
を認めよう。 発明の特定の実施態様の実施において用いるポ
リスルホン或はその他の中空繊維基体は、当分野
でよく知られた慣用の技法に従つて作ることがで
きる。中空繊維は、所望の繊維ポリマーのドープ
組成物から紡糸し、急冷し及び洗浄するのが普通
である。カバツソ(Cabasso)等がジヤーナル
オブ アプライド ポリマー サイエンス、23
巻、1509−1525頁(1979年)、「コンポジツト ホ
ロー フアイバー メンブレインズ」において開
示している通りに、ポリスルホン中空繊維はポル
スルホンと、ポリ(ビニルピロリドン)と、ジメ
チルアセトアミドとの三成分溶液であつて、溶液
中の全ポリマー濃度は望ましくは40−52重量%
で、ポリスルホン/ポリ(ビニルピロリドン)比
が1.5〜2.0であるものから紡糸することができ
る。よく知られたチユーブーイン−チユーブ
(tube−in−tube)ジエツト技法が紡糸手順につ
いて適しているとして開示されており、約21℃の
水が繊維について好ましい外側急冷媒体である。
繊維の中央部の急冷媒体は空気が販しい。急冷し
た後に、繊維を、簡便には約50℃〜60℃の温水で
洗浄する。このように洗浄した後に、中空繊維を
乾燥し、次いで膜材料を塗被して所望の複合膜を
形成する。このために、ポリスルホン中空繊維を
代表的には熱風乾燥カラムの中に適当な時間通し
て乾燥する。 複合膜を製造する従来の実施では、乾燥したポ
リスルホン或はその他の中空繊維に所望のコーテ
イング組成物を、塗布及び乾燥の順序で塗被す
る。この塗布及び乾燥順序は、簡便には、コプラ
ン(Coplan)等の米国特許4467001号に記載され
ている技法から成る。すなわち、乾燥した中空繊
維をコーテイング容器中に収容したコーテイング
溶液の中に通し、次いでドライヤーオーブン及び
硬化オーブンの中に通して乾燥用空気或はその他
の適したガス及び一層高温の硬化用空気或はその
他のガスに接触させた後に、ワインダー上に取り
上げるか或は他に処理加工し或は貯蔵し、終局的
に商業的ガス分離操作において使用するために適
した膜モジユールに加入する。発明の種々の実施
態様について、乾燥及び硬化条件は、採用する特
定の膜の要求に適応させる。当業者ならば、ま
た、上述した別々の硬化工程を用いることを必要
とせずに支持体層上の分離層を乾燥することも可
能であることを認めよう。 発明の実施において、初めに所望の形状に形成
した通りの複合膜の基体或は支持体層は、通常多
孔質の性質であり及び本質的に非対称性でない
が、発明の範囲から逸脱しないである程度の非対
称性を示し得る。ガス分離において用いるための
基体として通常好ましいポリスルホン中空繊維及
びその他の適した代替物は、このようにして初め
にかかる本質的に非対称性形状で作り及び代表的
には、全表面積の約10-3を越える表面多孔度を有
することになる。対照して、非対照性膜は、代表
的には、約10-5より小さい、好ましくは約10-6
り小さい表面多孔度を有する。当業者ならば、所
望の基体の表面多孔度は、基体の形成に関係する
操作条件を変えることによつて調節しうることを
認めよう。例えば、ポリスルホン或いはその他の
中空繊維の製造において、かかる繊維の表面多孔
度は、流延溶液の組成、採用する温度、その他の
プロセスパラメータ、例えば乾式−湿式紡糸手順
において用いるエアキヤツプの長さ、紡糸速度、
繊維延伸倍率等によつて決められる。 従来技術の実施では、特定の紡糸手順を適当に
用い及び上に上げた操作フアクターを調節して、
中空繊維或はその他の基体形態を初めに非対称形
状に作り得ることは理解されると思う。しかし、
操作フアクターの極めて厳しい制御を注意深く維
持しない場合には、膜生産操作全体の加工上の複
雑性を増し、膜層の表面或はそれの部分は非対称
性膜において望まれるより大きい多孔度を有する
かもしれず、例えば、該表面多孔度10-4程度にな
り得る。このように操作が複雑なために、当分野
において、非対称性膜を製造するために、溶媒ア
ニールプロセスがまた単独で或は加熱と組合わせ
て用いられてきた。かかる膜溶媒アニールプロセ
スを用いて膜の多孔度を改変し、その結果、初め
に非対称形状に或は完全に満足すべき程に至らな
い非対称形状に紡糸或はその他の方法で作つた膜
の透過度或は束及び選択性或は分離特性を変え
る。このような溶媒アニールは、また、膜材料を
稠密にするに至り、圧縮抵抗及びつぶれ圧力を増
大させることがよくある。非対称性ポリスルホン
膜及び非対称性セルロースアセテート膜は、溶媒
アニール技法を用いて改質させることがよくあ
る。しかし、溶媒アニールは、透過速度を容認し
得ない程に損失するに至ることがよくある。その
上、溶媒アニール技法は、残留溶媒を膜マトリツ
クス内に残すことにより、そのように処理した膜
の圧縮抵抗を増大させるよりもむしろ減小させる
に至ることがよくある。何にしても、膜層を非対
称形状に形成する或は膜を改質して膜に非対称性
を付与する技術の手順は、ばらつきなく低い表面
多孔度を、満足すべき圧縮抵抗及びつぶれ圧力と
結びつけて有する所望の非対称形状の膜を達成す
るのに有効でない。その上、その技術の非対称性
膜は容認し得ない程に大きい直径のある程度の残
留多孔度を有する傾向になる。その結果、膜表面
における細孔の破れを確実にするために、一層高
い濃度のコーテイングを用いなければならず、及
び一層大きい厚さのコーテイング或は分離層を付
着しなければならない。このような要求は温度の
コーテイングの厚さになるため、従来、非対称性
支持体層に支持体層材料に等しいか或はそれより
大きい選択性を有するコーテイングを塗被するこ
とによつて選択性と透過性との有利な組合せを達
成することは可能でなかつた。高い選択性のコー
テイング材料は低い透過性を有する傾向にあると
いうことが、この問題を更に倍加することがわか
る。 発明の実施において、実際のガス分離条件下で
用いるのに適したものにさせる高いガラス転移温
度を有するポリスルホン膜及びその他の膜に、特
有のアニールプロセスを行つて圧縮抵抗及び膜の
つぶれ圧力を有利に増大させることができる。す
なわち、膜は、非膨潤条件下でガラス転移温度に
近い高い温度に短い時間暴露させてアニールする
ことができる。アニールプロセス処理は、主に表
面改質をもたらし、こうして非対称性膜を生じる
ように用いることができ、或は全膜構造の全体に
わたつて改質を引き起こすように幾分長い時間実
施することができる。いずれの場合でも、プロセ
スは該膜構造のつぶれを引き起こすことを避ける
程の短い時間にわたつて行うことを認めるものと
思う。上述した通りに、発明のアニールプロセス
によつて処理し及び所望の非対称形状に転化させ
た膜層は、それ自体、ガス分離操作用に適した改
良された非対称性膜として使用することができ
る。該膜層は、そのままで、優れた圧縮抵抗及び
つぶれ圧力性を保持する。その上、このような結
果は、繰り返し可能なベースで有効に達成するこ
とができ、処理した膜の均一性及び信頼性を高め
ることができる。発明は、こうして、従来のアニ
ール技法に伴う欠点を克服する。 発明に従つて作つた有利な非対称性膜層は、所
定の用途の総括的選択性及び透過性要求に適応さ
せたコーテイングを含有する複合膜の支持体層と
して用いるのが好ましい。非対称性支持体層のス
キン領域の外面上に塗被した分離層は、支持体層
の材料に等しいか或はそれより大きい供給ガス混
合物の内の一層透過性の成分に対する選択性を有
する。生成した複合膜は、それにより、非対称性
支持体層の材料の固有の分離特性に等しいか或は
それより大きい分離特性を示す。分離層は、こう
して、複合膜の分離特性を相当の程度にまで決め
る。支持体層のスキン領域は薄く及び全ガス流れ
抵抗の一因にならないので、また、従来当分野に
おいて実行可能であつたよりも一層低い濃度のコ
ーテイングを使用し及び一層薄い分離層を支持体
層に適用することが可能である。約0.4ミクロン、
好ましくは0.2ミクロンより薄い非常に薄いコー
テイングを有効に用いることができ、或は別法と
して、それ自体非対称性の性能のコーテイングに
厚さが約0.2ミクロンより薄い分離バリヤー或は
層を付着させることができるため、生成する複合
膜の透過度を極めて有意に高めることができる。
高い選択性のコーテイングを有効に用いて、慣用
の非対称性膜層を用いて従来達成し得ない高い選
択性及び選択性と透過性との有利な組合せを有す
る複合膜を製造し得るのは、発明のこの有利な特
徴のためである。 初めに、本質的に非対称形状の膜材料を非膨潤
条件下で高い温度に暴露させて所望のアニール処
理を達成することは、適当な及び簡便な方法で行
うことができる。発明の一実施態様では、膜を熱
ガス雰囲気であつて、それの成分は該膜材料の膨
潤を引き起こさないものに暴露させる。熱空気は
容易には酸化し得ない膜について通常好ましい雰
囲気である。窒素或はアルゴン雰囲気のような不
活性ガス雰囲気もまた発明の実施において使用し
得ることは理解されると思う。分離膜それ自体で
あるか或は複合膜用支持体層を含む膜材料が中空
繊維形状である場合、中空繊維を加熱ガス域の中
に通した後に上述した乾燥及び/又は硬化域に通
すのが簡便である。本明細書中で言う非膨潤条件
は、多孔質構造の過度の稠密化、或は膜体の制御
できない変形或はつぶれでさえ防止するように膜
材料に関して本質的に非溶剤の環境を含むことに
注意すべきである。アニール処理において空気或
は不活性ガスを用いる場合、中空繊維或はその他
の所望の形状の膜を約5秒〜約5分、例えば約30
秒〜約4分のような比較的短い時間非膨潤状態に
暴露させて所望の表面改質或は処理する膜層全体
にわたる改質を達成することは発明の範囲内であ
る。非膨潤ガス雰囲気は該アニールプロセスのた
めに熱を膜に伝える働きをし及び膜と化学的に反
応したり或は膜構造の膨潤を引き起こす意図でな
いことを認めるものと思う。 発明の非膨潤ガス雰囲気の実施態様を用いて、
膜を膜材料のガラス転移温度或は軟化的に近いが
これらに達しない温度において該非膨潤条件に暴
露させる。すなわち、操作温度は該ガラス転移温
度より約20℃まで低い、好ましくは約15°〜約1
℃低くなる。このような高温への暴露を上述した
ような限られた時間に行つて膜構造の所望の改質
に影響を与えるが、該膜のつぶれを引き起こさな
い。 また、発明の実施において、膜を有効にアニー
ルするために望まれる高温、非膨潤状態を供給す
る他の手段を与え得ることを認めるべきである。
例えば、熱非膨潤、好ましいが必定ではなく、非
湿潤性液を浴として用い、この中に処理する膜を
膜構造の所望の改質を行い、膜のつぶれを引き起
こさない程の時間通すことができる。シリコーン
油がポリスルホン膜の処理において用いるのに有
利な液である。高分子量の炭化水素、例えば種々
の合成炭化水素油のような他の適した液体を発明
の他の実施態様において用いることができる。こ
のようにして処理した膜を通常洗浄し及び非膨潤
液でこのように処理した後に乾燥することを認め
るものと思う。 発明の処理した膜を、所望の非対称形状で、そ
れだけで非対称性膜として使用することができ、
或は複合膜用支持体層として使用することができ
る。発明の実施により、高度の非対称性を一貫し
た、繰り返し可能なベーシスで有効に達成するこ
とが可能になる。すなわち、非対称性膜層の相対
的に密なスキン部分の外表面は、微細な不完全状
態の少数だけ含有することが認められる。膜層の
残留細孔はオングストロームの寸法範囲であり、
通常高々数十オングストロームより大きくないよ
うである。このような残留細孔の量もまた非常に
少なく、そのため、処理した層の表面多孔度、す
なわち、細孔が占める表面対層の全表面層の比は
一貫して及び通常均一に約10-5より小さく、通常
約10-6より小さい。 かかる所望の非対称度は発明の実施において一
貫した繰り返し可能なベーシスで容易に達成し得
ることから、特に非対称の滑らかな表面は実質的
に吸蔵がないので、複合膜を形成するための支持
体層として用いる処理した非対称性層に塗被する
コーテイングは非常に薄くすることができる。約
0.4ミクロン或はそれより薄い分離層厚みがこう
して発明の実施において実行し得るが、特有のガ
ラス分離操作の要求に関して適しているならば、
幾分厚いコーテイングを用いることも発明の範囲
内であることは理解されるものと思う。このよう
に薄い分離層コーテイングを用いることができる
ことにより、発明の複合膜が、好ましい実施態様
において、高い選択性を、このようなレベルの選
択性の当分野の従来の複合膜において通常達成し
得るよりも相当に高い透過性と結び付けて達成す
ることが可能になる。 発明の非対称性支持体層に支持体層それ自体よ
り低い選択性を有するコーテイングを塗被するこ
とができる。しかし、高度の非対称性が発明の実
施において得られることができることから、基体
材料の選択性によつて決められる選択性特性を有
する多層或は複合膜を製造するために選択性の一
層低いコーテイングを用いることは通常必要でな
く或は有利でないことを認めるものと思う。上述
した通りに、基体に選択性の低い材料を塗被し
て、通常、非対称性膜基体の材料の固有の分離フ
アクターよりわずかに小さい分離フアクターを付
与する。他方、発明の極めて有意な利点は、発明
の非対称性支持体層に等しいか或はそれより大き
い選択性を有する分離層の良好な結果を生じるコ
ーテイングに在つて選択性と透過性との有利な組
合せを達成する。また、上述した通りに、発明の
高い透過性の複合材料は、非常に薄いコーテイン
グを発明の実施において良好な結果を生じること
ができるが故に、達成させる。 発明の好ましい複合膜では、コーテイングの分
離フアクターは、こうして基体或は支持体層の分
離フアクターに等しいか、或は好ましくはそれよ
り大きくなる。コーテイング層は、所定の用途に
ついて高い選択性と透過性との有利な組合せをも
たらすように選ぶことができる。発明の非対称性
支持体層の滑らかな表面は、非常に薄いコーテイ
ングを用いることを可能にするばかりでなく、高
度の耐溶剤性を保持していることが認められる。
発明の非対称性層に比較的過酷なコーテイング−
溶媒系を塗被することを可能にするのはこの後者
の性質である、というのは、溶媒系は基体の中に
大きい程度に入り込まず及び密な基体表面を短時
間だけ過酷な溶媒系に暴露させるからである。 種々の他のポリマー材料、例えばセルロースア
セテート、ポリフエニレンスルフイド等を非対称
性膜として或は発明の複合膜用の高められた非対
称性支持体層として用いることができるが、ポリ
スルホンが発明の中空繊維或はその他の所望の基
体において用いるための通常好ましい材料であ
る。上記から、非対称性ポリスルホン膜層の分離
フアクターは、任意の所定の用途において分離さ
せるガス混合物に応じて変わることを認められる
ものと思う。酸素/窒素分離の場合、ポリスルホ
ンは分離フアクター約6を有し、酸素が供給空気
流の内の一層容易に透過し得る成分である。ポリ
スルホンは、水素/窒素分離の場合、分離フアク
ター約60を有し、ヘリウム/窒素操作の場合、分
離フアクター約70を有する。発明のアニール処理
によつて作つた非対称性支持体層は比較的過酷な
コーテイング−溶媒系に、該支持体層の構造に損
傷或は変更を与えずに耐えることができることか
ら、コーテイングを種々の溶媒系、例えば、酢
酸/イソプロピルアルコール、酢酸/イソプロピ
ルアルコール/水/酢酸/水、ニトロメタン、四
塩化炭素/シクロヘキサノン、四塩化炭素、メト
キシエタノール等から非対称性ポリスルホン或は
その他の基体上に付着させて良好な結果を得るこ
とができる。 発明の複合膜において、高選択性コーテイング
材料、例えばセルロースアセテート、ポリアリー
レート或は改質ポリアリーレート、例えばスルホ
ン化ポリスルホン、臭素化ポリフエニレンオキシ
ド、ポリメチル−メタクリレート等を用いること
ができる。非常に薄い層の該コーテイングを発明
の実施において用いることができることから、生
成する複合膜は高いガス分離操作について望まれ
る高選択性−高透過性特性を保持することが認め
られる。ポリスルホン基体上に塗布或はその他の
方法で付着させることができる一層高い選択性の
複合材料を例示するのに、セルロースアセテート
コーテイングは、ポリスルホンそれ自体に関して
上述した酸素/窒素、水素/窒素及びヘリウム/
窒素分離についてそれぞれ分離フアクター約6〜
7、70〜80及び120〜140を有する。かかる特定の
分離についてスルホン化ポリスルホンの分離フア
クターは、それぞれ約7200及び200である。 発明を本明細書中更に発明の具体例によつて説
明する。該例では、膜の透過度を標準の温度及び
圧力(STP)における透過質ガスのft3/ft2
日・psiによつて表わし、及び選択率或は分離フ
アクターは上に定義した通りである。例えば、ポ
リスルホン中空繊維を紡糸し、急冷し及び水で洗
浄した。繊維を次いで乾燥用オーブンの中に通し
て本質的に乾燥した状態を達成した後に発明のア
ニール処理を行つた。注記した通りの他は、処理
した繊維に塗被して複合膜を形成し及び乾燥用及
び硬化用オーブンの中に通した後に適当なワイン
ダー上に取り上げた。コーテツド中空繊維を、ガ
ス分離操作において簡便に用いるため、更に既知
の手順に従つて中空繊維分離モジユールに組み立
てた。 例 1 上述したカバツソ等のアプローチを用いて、ポ
リスルホン中空繊維を本質的に非対称性形状で紡
糸し及び約50°〜60℃の温水で洗浄した。このよ
うにして紡糸したポリスルホン中空繊維を熱空気
乾燥コラムの中に通して約115℃で乾燥した。繊
維を、次いで、約194°〜196℃の該ポリスルホン
のガラス転移温度に近い温度約182℃の別の熱空
気オーブンの中に通してアニールした。処理する
繊維のオーブン中の滞留時間は10秒であつた。発
明のアニール処理は、中空繊維のガス透過特性を
有意に変えることが認められた。このようにして
乾燥し及びアニールしたポリスルホン中空繊維
を、25℃及び25psig(1.8Kg/cm3G)の水素70%/
窒素30%の混合ガス原料を用いて試験した。水素
透過ガスの透過速度は10ft3(STP)/ft2・日・
psiであり、及び選択率は3.3H2/N2であつた。
対照して、未アニール状の非対称性中空繊維を同
様の条件下で試験した場合に、水素の透過質速度
は140ft3(STP)/ft2・日・psiで、多孔度の高い
物質を示したが、実際ガス分離のための選択性を
有していなかつた、すなわち、1.3H2/N2にすぎ
なかつた。このように、発明のアニール処理は、
非対称性ポリスルホン中空繊維を、水素/窒素分
離について望ましい選択性及び透過度選択率特性
の有利なバランスを有する非対称形状に転化する
に至る。 例 2 上記例1の通りの製法手順に続いて、種々の温
度でアニールしたポリスルホン中空繊維に、コプ
ラン(Coplan)等の米国特許4467001号に記載さ
れている技法を用いてセルロースアセテートポリ
マーコーテイング組成物を塗被し及び乾燥した。
コーテイング組成物は、1.3%のイースマンケミ
カルスグレードCA−398−10セルロースアセテー
トを酢酸/イソプロパノール/水の容積分40/
40/20に溶解して調製した。溶液を1.5μmのガラ
スフイルターに通して過した後に塗布した。生
成したセルロースアセテート複合膜のガス透過特
性を、200psig(14Kg/cm2G)及び25℃の純水素及
び窒素で試験した。結果を下記の表1にまとめ
る:
【表】 第1表の結果からわかる通りに、発明に従つて
調製したポリスルホン中空繊維アニールドプリカ
ーサー基体から作つた複合セルロースアセテート
中空繊維膜の選択率及び透過度特性は相当に高め
られた。結果は、また、発明の該複合膜が、アニ
ールしないポリスルホン中空繊維プリカーサーを
基体として用いて作つた対応する複合膜よりもガ
ス分離用途における圧縮抵抗を向上したことを示
す。すなわち、1000psig(70Kg/cm2G)における
水素/窒素供給ガス分離で16時間使用した後の透
過速度の損失パーセントは、アニールしないポリ
スルホン中空繊維から作つた複合膜の場合37%で
あつたが、360〓(182℃)でアニールしたポリス
ルホン中空繊維基体を用いて作つた複合膜の場合
17%にすぎなかつた。 例 3 アニールしたポリスルホン中空繊維を例1の通
りにして作り及び該繊維に例2の通りにセルロー
スアセテートを塗被した。コーテイングは繊維を
ダイアプリケーターの中に引き、そこで繊維が
150〓(66℃)に設定した乾燥用オーブンに入る
ことによつて連続して塗布した。コーテイング溶
液は、0.4%のセルロースアセテートを容積50/
50の混合物の酢酸/イソプロパノールに溶解して
作つておいた。コーテイング溶液を1.5μmのガラ
スフイルターの中に通して過した後に繊維上に
塗被した。下記の表2の複合膜の空気分離特性を
まとめ及び未アニールドポリスルホンプリカーサ
ー基体に塗被して作つた複合膜の性質と比較す
る。
【表】 膜の空気分離特性を圧縮空気でステージカツト
1%において測定した。発明の教示する所に従つ
て作つた複合膜及び比較の膜対照サンプルに、表
2に示す圧力でおよそ1時間圧力暴露させる増大
したシーケンスを行つた後に、元の低い圧力条件
に戻してそこで試験して膜の性質の低下の程度を
求めた。アニールした中空繊維から作つた複合膜
についての分離フアクターは、こうして全実験を
通してアベレージミーン値5.7を有しており、他
方、アニールしない中空繊維から作つた複合膜に
ついての分離フアクターは分離フアクターアベレ
ージミーン値2.5を有するにすぎなかつた。試験
圧力を300psig(21Kg/cm2G)から1500psig(110
Kg/cm2G)に増大して、アニールしない中空繊維
膜から作つた複合膜の場合、膜透過度は約70%低
下するに至り、他方、アニールした中空繊維から
作つた複合膜が示した透過度の低下は47%にすぎ
なかつた。その上、試験圧力を元の値の300psig
(21Kg/cm2G)に下げた際に、アニールしない中
空繊維から作つた複合膜の場合の透過度は初めの
値から約60%低下したことが認められ、他方、ア
ニールした中空繊維から発明に従つて作つた複合
膜は単に16%低下したことが認められた。 例 4 アニールしたポリスルホンを例1の通りにして
調製し、溶液がセルロースアセテート0.75%をニ
トロメタンに溶解して成るものであつた他は、例
2の通りにして該ポリスルホンに塗被した。この
ようにして作つた複合膜のガス分離特性を、
400psig(28Kg/cm2G)及び25℃のヘリウム10%と
窒素90%とから成る混合ガス原料を使用して試験
した。ヘリウムと窒素と間の選択率は82であり及
びヘリウムの透過速度は0.88であつた。 例 5 アニールしたポリスルホンを例1の通りにして
調製し、該ポリスルホンに、溶液がポリサイエン
シズ、インコーポレーテツド、Cat.No.4552により
供給されるポリメチルメタクリレート1.0%を酢
酸/イソプロパノール(容積50/50)の混合物に
溶解して成るものであつた他は、例2の通りにし
て塗被した。このようにして作つた複合膜は、
200psig(14Kg/cm2G)及び25℃の水素70%と窒素
30%とで構成される混合ガス原料で試験した際
に、下記のガス分離特性を示した:水素と窒素と
の間の選択率は186であり及び水素についての透
過速度は0.46であつた。 例 6 例1の通りにしてアニールしたポリスルホンを
調製し、溶液が1.0%の臭素化ポリフエニレンオ
キシドを四塩化炭素/シクロヘキサン(容積50/
50)の混合物に溶解して成るものであり及びヘイ
(Hey)の米国特許3262911号の教示内容に従つて
該ポリフエニレンオキシドを15%臭素化して作ら
れた他は、例2の通りにして該ポリスルホンに塗
被した。このようにして作つた複合膜は、
200psig(14Kg/cm2G)及び25℃の水素70%と窒素
30%とで構成する混合ガス原料で試験した際に下
記のガス分解特性を示した:水素と窒素との間の
選択率は46であり及び水素についての透過速度は
1.7であつた。 例 7 例1の通りにしてアニールしたポリスルホンを
調製し、該ポリスルホンに、溶液をビクスン
(Bikson)等の米国特許4508852号に従つて作つ
たメトキシエタノールに溶解した1.0%のスルホ
ン化ポリスルホンで構成した他は、例2の通りし
て塗被した。このようにして作つた複合膜は、
200psig(14Kg/cm2G)及び25℃の水素70%と窒素
30%とで構成した混合供給ガスで試験した際に下
記のガス分離特性を示した:水素と窒素との間の
選択率は108であり及び水素についての透過速度
は0.53であつた。 当業者であれば、発明の種々の実施態様の実施
において用いる特定のコーテイング材料及び溶媒
組成物及び基体は任意の所定のガス分離操作に関
係する全体の事情に依存することを認めるものと
思う。すなわち、分離すべきガス、分離の選択率
及び透過度要求、使用する所望の基体材料、種々
の溶媒に対する基体の選択度、膜の供給及び透過
質側における温度及び圧力要求を含む適用可能な
操作条件、用いるコーテイング厚さ、ガス分離操
作の全経済性等。上記の例で用いた比較的過酷な
コーテイング溶媒系は、本明細書中に開示するア
ニールプロセスによつて未処理の従来のポリスル
ホン基体にとつて好ましくない傾向にあるもので
ある。これらの溶媒系が基体の物理的形態に悪い
変化を与えずに用い得ることは実に驚くべきこと
である。しかし、発明の実施により、かかるコー
テイング−溶媒系を有利に用いて、非対称性基体
それ自体に等しいか或いはそれより高い選択性を
有するコーテイング材料を望ましく塗被した非対
称性基体を有する複合膜を製造することが可能で
ある。 当業者ならば、特許請求の範囲に記載する通り
の発明の範囲から逸脱しないで、本明細書中に記
載する通りの発明の細部において種々の変更をな
し得ることを認めるものと思う。以上、発明を、
紡糸した中空繊維或はその他所望の形状の膜を初
めに本質的に非対称の形で作り及びこれに上述し
た非膨潤アニール処理を行つて非対称を形成した
後に、このように非対称性基体上に分離層を付着
する通常好ましい実施態様に関して説明し及び例
示した。しかし、中空繊維或いはその他所望の形
状の膜の塗被し、或いはその他の方法で所望の分
離層を付着した後に発明のアニール処理を行うこ
とも発明の範囲内である。このような後者の実施
態様では、コーテツド繊維或はその他の複合構造
を熱空気オーブンの中に適当の温度及び滞留時間
で通すことによる等して簡便にアニールすること
ができる。発明の膜をガス分離操作で用いる場
合、種種の加工変法を同様に採用することができ
る。例えば、分離すべき供給ガス混合物を中空繊
維膜の外側に通して中空繊維の外側の上に位置さ
せた分離層部分と接触させることが通常の実施で
ある。該分離層を通過した透過質ガスは、また、
膜の支持体層部分を通過して膜を構成する中空繊
維の内腔を通つて出る。しかし、供給ガス混合物
を中空繊維の内腔の中に通し、初めに支持体層
を、次いで膜の外側分離層部分を通過させて膜の
外側に吐出させることもまた実行し得る。また、
中空繊維膜の使用において、膜の分離層部分を外
表面上よりもむしろ繊維の内腔に隣接した中空繊
維の内側の上に位置させることも可能である。 発明の透析膜分野において極めて有意な進歩を
成すことが認められる。発明は、複合タイプの膜
を用いることによつて従来達成される性能レベル
及び融通性を更に高めることを可能にし、極めて
簡便な及び望ましい技法によつて効率的及び有効
に満足させることができる重要なガス分離操作の
範囲を常に拡大し、広範囲の実際の商業用途のガ
ス分離事情における重要なフアクターを増大させ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 分離すべき原料ガス混合物の内の一層容
    易に透過し得る成分を選択的に透過させること
    ができる相対的に薄い、密な半透性スキン領域
    と、加圧下でスキン領域がつぶれるのを排除す
    る働きをするそれ程密でない多孔質の非選択性
    支持体領域とを有し、所望の多孔質形状に形成
    し、洗浄し及び乾燥した後に、本質的に乾燥し
    た状態で支持体層材料のガラス転移温度に近い
    高い温度に非膨潤条件下で膜構造を改変して中
    に非対称を生じ及び膜の圧縮抵抗及びつぶれ圧
    力を増大させ、膜のつぶれを引き起こさない程
    の短い時間暴露させる多孔質支持体層と、 (b) 該スキン領域の外面上に付着させ、該非対称
    性支持体層のスキン領域に等しいか或はそれよ
    り大きい該一層容易に透過し得る成分について
    の選択性を有し、これより分離特性を決める分
    離層とを含み、それで選択率及び透過度特性の
    向上及び選択率と透過度との有利な組合せを、
    望ましい圧縮抵抗及びつぶれ圧力と共に反復可
    能なベースで示し、ガス分離操作において用い
    るための均一性及び信頼性を高めた高められた
    ガス分離特性を有する複合膜。 2 前記膜が中空繊維形状である特許請求の範囲
    第1項記載の複合膜。 3 前記分離層がポリマー材料を含む特許請求の
    範囲第1項記載の複合膜。 4 所望の多孔質形状に作り、洗浄し及び乾燥す
    る、供給ガス混合物の内の一層容易に透過し得る
    成分を選択的に透過させることができるポリマー
    膜の製造方法において、本質的に乾燥した状態の
    該膜を膜材料のガラス転移温度に近い高い温度に
    非膨潤条件下で膜構造を改変する程の時間暴露さ
    せて中に非対称を増大した圧縮抵抗及びつぶれ圧
    力と共に形成し、それで処理した膜の均一性及び
    信頼性をガス分離操作において用いるために高め
    ることを特徴とするポリマー膜の製造方法。 5 前記非膨潤条件が、不活性ガス雰囲気を膜材
    料のガラス転移温度より20℃以上低くない温度に
    加熱させてなる特許請求の範囲第4項記載の方
    法。 6 前記温度がガラス転移温度より15°〜1℃低
    い特許請求の範囲第5項記載の方法。 7 膜を非膨潤条件下で前記高い温度に、膜を非
    膨潤液の浴の中に該膜のつぶれを引き起こさない
    程の時間通すことによつて暴露させる特許請求の
    範囲第4項記載の方法。 8 処理した膜の外スキン領域の上に分離材料を
    付着させて分離層を形成することを含み、該分離
    層は分離すべきガス混合物の内の一層容易に透過
    し得る成分について非対称性支持体層の材料の固
    有の分離特性に等しいか或はそれより大きい選択
    性を有する特許請求の範囲第7項記載の方法。 9 分離すべき原料ガス混合物の内の一層容易に
    透過し得る成分を望ましい程に高い透過速度で選
    択的に透過させることができる相対的に薄い、密
    な半透性スキン領域と、加圧下でスキン領域がつ
    ぶれるのを排除する働きをするそれ程密でない多
    孔質の非選択性支持体領域とを含み、初めに所望
    の多孔質形状に形成し、洗浄し及び乾燥し及び本
    質的に乾燥した状態で膜の材料のガラス転移温度
    に近い高い温度に非膨潤条件下で膜構造を改変し
    て中に非対称を生じ及び膜の圧縮抵抗及びつぶれ
    圧力を増大させる程の時間暴露させており、それ
    で選択度及び透過度特性の向上及び選択度と透過
    度との有利な組合せを望ましい圧縮抵抗及びつぶ
    れ圧力と共に反復可能なベースで示し、ガス分離
    操作において用いるための均一性及び信頼性を高
    めた高められたガス分離特性を有する非対称性
    膜。
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