JPH05295444A - 軌条熱処理装置 - Google Patents

軌条熱処理装置

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JPH05295444A
JPH05295444A JP4126834A JP12683492A JPH05295444A JP H05295444 A JPH05295444 A JP H05295444A JP 4126834 A JP4126834 A JP 4126834A JP 12683492 A JP12683492 A JP 12683492A JP H05295444 A JPH05295444 A JP H05295444A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非冷却ロスタイムが短縮された効率的な熱処
理を行うことができる装置を提供すること 【構成】 熱延後の軌条の全長を同時に冷却できる冷却
装置と、軌条をその延伸方向に搬送する装置であって、
前記冷却装置の両側に冷却装置と平行に配される軌条搬
入装置および軌条搬出装置と、軌条を軌条搬入装置から
冷却装置に転回させながら搬入する転回・搬入装置と、
軌条を冷却装置から軌条搬出装置に転回させながら搬出
する転回・搬出装置とからなり、冷却装置での軌条の冷
却中、次冷却軌条が冷却装置装入位置に待機し、既冷却
軌条の冷却装置からの搬出と、次冷却軌条の冷却装置へ
の搬入とをほぼ同時に行うことができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は軌条熱処理装置の改良
に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、国内向けの熱延軌条は、一本の熱
延材から25m定尺軌条が3切り若しくは4切り確保で
きる。このような軌条の熱延材は、通常1時間に20〜
25本、つまり2分30秒〜3分ピッチで製造される。
一方、熱延された軌条には熱処理(冷却処理)が施され
るが、この熱処理において所望組織および硬度を得よう
とすると、750℃〜500℃の間を1〜3℃/sec
の冷却速度で冷却する必要があり、このため冷却には最
低90秒、安定的な冷却を行うには150秒程度の冷却
時間が必要となる。また、これ以外に冷却ラインでの軌
条の搬入と搬出、圧延姿勢(横倒姿勢)から冷却姿勢
(正立姿勢)への軌条の転回、さらには軌条と冷却ヘッ
ダーとの相対位置設定等に要する非冷却ロスタイムもあ
る。したがって、1素材分の冷却装置だけで熱延材を冷
却しようとすると、熱処理が熱延材の供給に間にあわ
ず、結局、大幅な熱延能率ダウンとならざるを得ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】熱間圧延直後の軌条を
急冷するため熱処理装置として、特公平2−13012
号公報に記載の軌条熱処理装置が知られている。この装
置は、軌条の延伸方向と直角方向に移動するチェーント
ランスファ等の積載式搬送装置を有し、この搬送装置の
途中に軌条長さ分の冷却帯を複数並列的に配置したもの
で、正立状態の複数本の軌条を積載式搬送装置により軌
条延伸方向と直角方向に搬送し、この搬送途中の複数本
の軌条を、冷却帯位置で停止且つ拘束・位置決めし、各
軌条の頭部及び足部を噴射ヘッダから冷却気体を噴射す
ることにより冷却するものである。
【0004】しかし、この装置でも数列分の軌条を装置
内に搬入するタイムロスが多すぎ、上記のような大幅な
熱延能率ダウンは避けられない。本発明はこのような従
来の問題に鑑みなされたもので、非冷却所要時間を最小
限に抑えることができる軌条熱処理装置を提供しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明の軌条熱処理装置は、熱延後の軌条の全
長を同時に冷却できる冷却装置と、軌条をその延伸方向
に搬送する装置であって、前記冷却装置の両側に冷却装
置と平行に配される軌条搬入装置および軌条搬出装置
と、軌条を軌条搬入装置から冷却装置に転回させながら
搬入する転回・搬入装置と、軌条を冷却装置から軌条搬
出装置に転回させながら搬出する転回・搬出装置とから
なることをその特徴とする。
【0006】
【作用】本発明装置の作用を図1に基づき説明する。熱
延された軌条A1は軌条搬入装置2aによりその延伸方
向で搬送され、図1の(a)の実線で示すように、横倒
状態で冷却装置1の側方に搬入される。次いで軌条A1
は、同図の仮想線で示すように転回・搬入装置3aによ
り正立状態に転回されつつ、冷却装置1内に搬入され
る。冷却装置1内に正立状態で搬入された軌条A1は、
図1の(b)に示すように足部が軌条足部支持・拘束装
置4で拘束されるとともに、冷媒噴射ヘッダー5がセッ
ト(軌条頭頂部冷却用および軌条頭側部冷却用の冷媒噴
射ヘッダーの下降)され、この冷媒噴射ヘッダー5と軌
条足裏部冷却用の冷媒噴射ヘッダー5´とにより90秒
〜150秒間程度冷却される。
【0007】この軌条A1の冷却が終了するまでの間
に、図1の(c)に示すように次冷却軌条A2が軌条搬
入装置2aで搬入され、冷却装置1の側方に待機してい
る。軌条A1の冷却終了後、図1の(d)に示すように
冷媒噴射ヘッダー5が外される(軌条頭頂部冷却用と軌
条頭側部冷却用の冷媒噴射ヘッダーの上昇)とともに軌
条足部支持・拘束装置4による拘束が解除され、しかる
後、軌条A1は転回・搬出装置3bにより横倒状態に転
回されつつ軌条搬出装置2b側に搬出され、これとほぼ
同時に、軌条搬入装置2a上に待機していた軌条A2
転回・搬入装置3aにより横倒状態から正立状態に転回
されつつ冷却装置4内に搬入され、軌条A2の冷却が行
われる。以上のサイクルにより軌条Aの冷却とその搬出
入が順次行われる。
【0008】図10は、本発明装置による軌条冷却のタ
イムサイクルを、比較例の装置、すなわち冷却装置に対
する軌条の搬出入を片側の搬送装置および転回・搬送装
置(図1の例で言えば、軌条搬入装置2aと転回・搬入
装置3a)のみで行う装置と比較して示したもので、こ
れによれば、比較例の装置の冷却ピッチをtp、本発明
装置の冷却ピッチをt´pとした場合、比較例の装置で
はtp=2×(tm+ts)+tcであるのに対し、本
発明装置ではt´p=tm+ts+(tc−tm)=t
s+tcであり、したがって、本発明装置の冷却ピッチ
は比較例の装置の冷却ピッチに対して以下の(tp−t
´p)だけ時間が短縮されることになる。 tp−t´p={2×(tm+ts)+tc}−(ts
+tc)=2tm+ts
【0009】
【実施例】図2ないし図4は本発明装置の一実施例を示
すものである。本発明装置は、熱延後の軌条の全長を同
時に冷却できる冷却装置1と、この冷却装置1の両側に
これと平行に配される軌条搬入装置2aおよび軌条搬出
装置2bと、軌条を軌条搬入装置2aから冷却装置1に
転回させながら搬入する転回・搬入装置3aと、軌条を
冷却装置1から軌条搬出装置2bに転回させながら搬出
する転回・搬出装置3bとから構成されている。
【0010】前記冷却装置1は、上下昇降可能な軌条頭
頂部冷却用および軌条頭側部冷却用の各冷媒噴射ヘッダ
ー5aおよび5bと、装置の長手方向で適宜間隔をおい
て設けられる複数の軌条足部支持・拘束装置4と、この
装置による軌条支持位置の下方に配される軌条足裏部冷
却用の冷媒噴射ヘッダー5c等から構成されている。前
記各冷媒噴射ヘッダー5a,5b,5cはそれぞれ冷媒
噴射ノズルを備えている。
【0011】冷却装置1の上部には架台16が設けら
れ、この架台16に昇降装置17(シリンダ装置)を介
して昇降枠18が上下昇降可能に保持されている。前記
軌条頭頂部冷却用および軌条頭側部冷却用の各冷媒噴射
ヘッダー5aおよび5bは、前記昇降枠18に取付け固
定されている。
【0012】前記軌条足部支持・拘束装置4は、軌条足
部の両側部を挾持する一対の爪15を有している。この
軌条足部支持・拘束装置4は、装置長手方向の4箇所
(通常、1.5〜5m程度の間隔)に配置されるととも
に、装置下部に配置された支持枠19に固定されてい
る。この支持枠19は後述するオシレーション機構6を
構成するもので、基台22上を転動する走行ローラ21
により装置長手方向で進退できるように構成されてい
る。前記軌条足裏部冷却用の冷媒噴射ヘッダー5cは、
軌条足部支持・拘束装置4による軌条支持位置の下方に
配置され、各転回・搬入装置3aおよび転回・搬出装置
3bの配置部において不連続部を有している。
【0013】前記軌条搬入装置2aおよび軌条搬出装置
2bは、軌条をその延伸方向に搬送する装置であって、
前記冷却装置1の両側にこれと平行に配されている。こ
れら軌条搬入装置2aおよび軌条搬出装置2bは、それ
ぞれ複数のテーブルローラ23を有している。前記転回
・搬入装置3aおよび転回・搬入装置3bは、軌条を保
持すべき断面L字状の受面70を備えた保持体7を有し
ており、本実施例では軌条搬入装置2aと冷却装置1
間、軌条搬出装置2bと冷却装置1間のそれぞれ3ヵ所
に適当な間隔をおいて設けられている。
【0014】図4は転回・搬入装置3aと転回・搬出装
置3bの具体的な構造を示すもので、各装置は、リフタ
ー9により昇降自在な昇降台8と、この昇降台8に対し
て軌条搬入装置2aまたは軌条搬出装置2bと冷却装置
2間で移動可能に設けられた台車10と、この台車10
を駆動させるためのシリンダ装置12と、前記台車10
の先端部に回動可能に枢着14された前記保持体7と、
この保持体7を回動駆動させるシリンダ装置13とから
構成されている。なお、図において11は前記台車の走
行ローラ、120は前記シリンダ装置12の作動ロッ
ド、130は前記シリンダ装置13の作動ロッドを示し
ている。
【0015】このような装置によれば、保持体7の受面
70により軌条を保持した状態で台車10を移動させる
ことにより軌条の搬送が可能であり、また、シリンダ装
置13を作動させ保持体7を略90°回動させることに
より、受面70に保持された軌条を略90°、すなわち
正立状態と横倒状態間で自在に転回させることができ
る。前記保持体7は、テーブルローラ23や軌条足部支
持・拘束装置4との干渉を避けるため、リフター9によ
る昇降台8の昇降と台車10の移動とにより、図2中の
破線xで示される軌跡に沿って移動し、軌条の搬出入を
行う。
【0016】また、本実施例では前記軌条足部支持・拘
束装置4を軌条長手方向にオシレーションさせるための
オシレーション機構6を有している。特公平1−130
12号公報に示されるような従来の熱処理装置では、積
載式搬送装置であるトランスファ等により軌条足裏部の
一部が常にカバーされるため、この部分に冷却用の気体
が当らず、所定の冷却速度が得られないという問題があ
る。そして、このような冷却速度の小さい部分が生じる
結果、軌条足裏部の品質が不均一化してしまうという欠
点があった。
【0017】このため本実施例では、軌条足部支持・拘
束装置4をオシレーション機構6により軌条長手方向に
オシレーション(往復移動)させ、軌条足裏部を均一な
冷却速度で冷却し、軌条足部長手方向の均一な品質を確
保することができるようにしたものである。前記オシレ
ーション機構6は、装置長手方向進退可能な前記支持枠
19と、作動ロッドが支持枠19の一端側に連結された
シリンダ装置20とからなり、シリンダ装置20により
支持枠19を装置長手方向で往復動させ、前記軌条足部
支持・拘束装置4を軌条長手方向にオシレーションさせ
ることができるようにしている。
【0018】なお、この実施例は軌条を拘束する軌条足
部支持・拘束装置4を軌条長手方向にオシレーションさ
せる構造としたが、場合によっては軌条足裏部冷却用の
冷媒噴射ヘッダー5cを軌条長手方向にオシレーション
させるような構造としてもよい。その他図面において、
24は各冷媒噴射ヘッダーに空気等の冷媒を供給するた
めの供給管、25はこれら供給管に設けられる流量調整
弁、29は前記各供給管24が冷媒の供給を受ける冷媒
導管である。なお、冷媒噴射ヘッダー5a,5bの各供
給管24は、これら冷媒噴射ヘッダーの昇降を可能とす
るため、その途中に伸縮管部或いは可撓管部(図示せ
ず)を有している。
【0019】また、上記実施例では、軌条頭頂部冷却用
の冷媒噴射ヘッダー5aと軌条頭側部冷却用の冷媒噴射
ヘッダー5bを昇降枠18を介して一体的に昇降させる
ようにしているが、場合によっては、両冷媒噴射ヘッダ
ーを別々の昇降枠に取付け、それぞれ別個に昇降させ得
るような構造とすることも可能である。
【0020】また、図5および図6は軌条足部支持・拘
束装置4の好ましい実施例を示すもので、爪15が当接
する軌条足部の被拘束部分の冷却を確保するため、爪1
5の内側に冷媒を供給できるような構造としたものであ
る。すなわち、軌条足部を拘束する爪15の部分には、
爪15の軌条当接面151に開口する複数の冷媒供給孔
30が形成され、さらに、爪15の前記軌条当接面15
1には、前記各冷媒供給孔30から複数方向に延びる溝
31が形成されている。この実施例では、軌条当接面1
51に溝31が格子状に形成され、各溝31の交差部に
冷媒供給孔30の開口が位置している。そして、各冷媒
供給孔30には図示しない供給管を通じて冷媒が供給さ
れ、この冷媒は溝31に沿って流れることにより、爪1
5が当接する軌条足部の被拘束部を冷却する。
【0021】次に、本発明装置による軌条の冷却処理例
を図2ないし図4に示す装置を例に説明する。図7ない
し図9は、図2ないし図4に示される装置による軌条冷
却処理の手順を段階的に示したものである。
【0022】図7の(a)は、軌条搬入装置2aにより
軌条A1が圧延ラインから搬送されてきた状態を示して
いる。この状態から図7の(b),(c)に示すように
転回・搬入装置3aの保持体7を横倒状態にある軌条A
1の下部に移動させ、これを上方に持ち上げるととも
に、冷却装置1方向に搬送する。図7の(d)に示され
るように、この搬送途中において保持体7を約90°回
動させ、軌条A1を正立状態に転回させる。図8の
(e)および(f)に示されるように軌条A1を冷媒噴
射ヘッダー5cの真上まで搬送し、次いで軌条支持位置
まで下降させる。この状態で、図8の(g)に示される
ように軌条足部支持・拘束装置4の開放状態にあった爪
15を作動させ、この爪15により軌条足部の両側部を
支持、拘束する。
【0023】次いで図8の(h)に示されるように、保
持体7を冷却装置外方に退避させるとともに、昇降装置
17により軌条頭頂部冷却用および軌条頭側部冷却用の
冷媒噴射ヘッダー5aおよび5bを下降させ、冷却処理
位置に位置させる。この状態で各冷媒噴射ヘッダー5
a,5bおよび5cのノズルから空気等の冷媒を軌条A
1の各部に噴射し、軌条A1の冷却処理を行う。この冷却
処理は通常90秒〜150秒間程度行われる。この軌条
1の冷却が終了するまでの間に、図9の(i)に示す
ように次冷却軌条A2が軌条搬入装置2aで搬入され、
冷却装置1の側方に待機している。
【0024】軌条A1の冷却終了後、図9の(j)およ
び(k)に示すように冷媒噴射ヘッダー5a,5bが上
昇するとともに、軌条足部支持・拘束装置4による軌条
の拘束が解かれ、軌条A1が転回・搬出装置3bにより
横倒状態に転回されつつ軌条搬出装置2b側に搬出さ
れ、これと同期して、軌条搬入装置2a上に待機してい
る軌条A2が転回・搬入装置3aにより横倒状態から正
立状態に転回されつつ冷却装置4内に搬入され、次の冷
却が行われる。以上のサイクルにより軌条Aの冷却とそ
の搬出入が順次行われる。
【0025】なお、本実施例の装置では、軌条の冷却
中、シリンダ装置20により支持枠19を軌条長手方向
で往復動させることにより、軌条足部支持・拘束装置4
およびこれに拘束された軌条Aをその長手方向でオシレ
ーションさせる。このようなオシレーションにより、図
11に示されるような軌条足裏部全体を均一な冷却速度
で冷却することができる。
【0026】すなわち、冷却により付与される軌条硬度
の軌条長手方向における品質むらについて考察すると、
図11に示すように軌条足裏部冷却用の冷媒噴射ヘッダ
ー5c(5aは軌条頭頂部冷却用の冷媒噴射ヘッダー)
の不連続部が距離a分だけある場合、従来装置ではヘッ
ダーにより冷却される部分と冷却されない部分とが軌条
Aの長手方向に混在し、冷却により硬度が高い部分と低
い部分が存在し、これが品質むらとなる。これに対して
本実施例の装置では、図11に示すように軌条A(或い
は冷媒噴射ヘッダー5c)を長手方向に一定距離bだけ
オシレーションさせながら冷却するため、冷媒噴射ヘッ
ダー5cの不連続部があっても軌条全長に均一に冷媒が
当り、軌条長手方向の品質むらが生じることを回避でき
る。
【0027】実際に、圧延を終えオーステナイト域温度
の熱を保有する50N軌条(C:0.77wt%,S
i:0.25wt%,Mn:0.89wt%,P:0.
017wt%,S:0.007wt%)を、図11のよ
うに冷媒噴射ヘッダーの不連続部が存在する状態にて冷
却した場合の足裏部の硬度は、近似的に次の関係式にて
表すことができる。 HV(h)≒0.5×t+HV(n) t=T×(1−a/b) 但し、HV(h):冷媒噴射ヘッダー不連続部のHV硬
度 HV(n):無冷却(自然冷却)による軌条のHV硬度 t:冷媒噴射ヘッダー不連続部の冷却時間 T:冷媒噴射ヘッダー連続部の冷却時間 a:冷媒噴射ヘッダー不連続部の長さ b:オシレーションの長さ
【0028】これによれば、冷媒噴射ヘッダーの不連続
部の長さa:200mm、冷却時間T:120秒の時、
オシレーションなしの場合、冷媒噴射ヘッダーの連続部
と不連続部ではHV60の硬度差が発生するが、オシレ
ーションを例えばb:1000mmで行うことにより、
冷媒噴射ヘッダーの連続部と不連続部の硬度差をHV1
2まで小さくすることが可能である。
【0029】なお、軌条頭部の熱処理に必要な所定の冷
却速度の設定は、軌条頭部と各冷媒噴射ヘッダー5a,
5bとの間隔、および各冷媒噴射ヘッダーから噴射され
る冷媒量の調整により行われる。軌条頭部と各冷媒噴射
ヘッダーとの間隔は、昇降枠18の高さ調整等により行
い、また、冷媒噴射量の調整は各供給管24に設けられ
た流量調整弁25で行う。また、軌条足裏部冷却用の冷
媒噴射ヘッダー5cについても、供給管24の流量調整
弁25により冷媒噴射量の調整がなされる。軌条足裏部
の冷却は、軌条の曲り量を最小にするため、軌条頭部冷
却とのバランスを考慮してなされる。また、軌条の冷却
中、軌条上方に設けられた温度検出器(図示せず)によ
り軌条頭頂部の温度が検出され、この温度検出に基づき
所定の温度まで冷却した時点で流量調整弁25を閉じて
冷却を停止する。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように本発明装置によれば、
冷却装置での軌条の冷却中、次冷却軌条が冷却装置装入
位置に待機し、既冷却軌条の冷却装置からの搬出と、次
冷却軌条の冷却装置への搬入とをほぼ同時に行うことが
できるため、非冷却ロスタイムが短縮された効率的な熱
処理を行うことができ、従来のような熱処理装置の処理
能力不足による熱延能率の低下を極力抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の基本構成とその使用状態を示す説
明図
【図2】本発明装置の一実施例を示す正面図
【図3】図1に示す装置の平面図
【図4】図2および図3の本発明装置における転回・搬
入装置および転回・搬出装置の詳細を示す側面図
【図5】軌条足部支持・拘束装置の好ましい実施例であ
って、爪で軌条足部を拘束した状態を示す部分側面図
【図6】図5のVIーVI線に沿う矢視図
【図7】本発明装置による軌条冷却処理の手順を段階的
に示す説明図
【図8】本発明装置による軌条冷却処理の手順を段階的
に示す説明図
【図9】本発明装置による軌条冷却処理の手順を段階的
に示す説明図
【図10】本発明装置による軌条冷却のタイムサイクル
を示す図面
【図11】図2の装置によるオシレーションの範囲を示
す説明図
【符号の簡単な説明】
1…冷却装置、2a…軌条搬入装置、2b…軌条搬出装
置、3a…転回・搬入装置、3b…転回・搬出装置、4
…軌条足部支持・拘束装置、5、5´、5a、5b、5
c…冷媒噴射ヘッダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 謙一 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱延後の軌条の全長を同時に冷却できる
    冷却装置と、軌条をその延伸方向に搬送する装置であっ
    て、前記冷却装置の両側に冷却装置と平行に配される軌
    条搬入装置および軌条搬出装置と、軌条を軌条搬入装置
    から冷却装置に転回させながら搬入する転回・搬入装置
    と、軌条を冷却装置から軌条搬出装置に転回させながら
    搬出する転回・搬出装置とから構成される軌条熱処理装
    置。
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