JPH05295706A - ロードローラの駆動装置 - Google Patents
ロードローラの駆動装置Info
- Publication number
- JPH05295706A JPH05295706A JP10428992A JP10428992A JPH05295706A JP H05295706 A JPH05295706 A JP H05295706A JP 10428992 A JP10428992 A JP 10428992A JP 10428992 A JP10428992 A JP 10428992A JP H05295706 A JPH05295706 A JP H05295706A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- hydraulic
- load
- wheels
- hydraulic motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Road Paving Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 輪荷重の小さい転圧輪が、ロードローラの発
進時や登坂時に空転することを防止することを目的とし
ている。 【構成】 いずれも鉄輪からなる前後両輪6,7に油圧
モータ11,12を個別に設け、両油圧モータを並列に
同一の油圧ポンプ3に連結して、前後両輪駆動のロード
ローラ1を駆動する装置である。輪荷重の軽い方の前輪
用の油圧回路13に絞り弁16を設ける手段、又は前記
前輪とその油圧モータとの間における減速機の減速比を
輪荷重の重い方の後輪とその油圧モータとの間における
減速機の減速比よりも小さくする手段、又は輪荷重の軽
い方の前輪用の油圧モータの吸入容量を輪荷重の重い方
の後輪用のそれよりも小さくする手段、の少なくともい
ずれかにより、前輪の最大回転力を後輪のそれよりも小
さくする。
進時や登坂時に空転することを防止することを目的とし
ている。 【構成】 いずれも鉄輪からなる前後両輪6,7に油圧
モータ11,12を個別に設け、両油圧モータを並列に
同一の油圧ポンプ3に連結して、前後両輪駆動のロード
ローラ1を駆動する装置である。輪荷重の軽い方の前輪
用の油圧回路13に絞り弁16を設ける手段、又は前記
前輪とその油圧モータとの間における減速機の減速比を
輪荷重の重い方の後輪とその油圧モータとの間における
減速機の減速比よりも小さくする手段、又は輪荷重の軽
い方の前輪用の油圧モータの吸入容量を輪荷重の重い方
の後輪用のそれよりも小さくする手段、の少なくともい
ずれかにより、前輪の最大回転力を後輪のそれよりも小
さくする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、いずれも鉄輪からな
る前後の両転圧輪に油圧モータを個別に設け、両油圧モ
ータに同一の油圧ポンプから並列に油を供給する形式の
前後両輪駆動のロードローラに関し、特に、前後進いず
れかの起動時や、前後進の切り換え時、さらには登坂時
に、輪荷重の軽い側の転圧輪が空転することを防止する
駆動装置に関する。
る前後の両転圧輪に油圧モータを個別に設け、両油圧モ
ータに同一の油圧ポンプから並列に油を供給する形式の
前後両輪駆動のロードローラに関し、特に、前後進いず
れかの起動時や、前後進の切り換え時、さらには登坂時
に、輪荷重の軽い側の転圧輪が空転することを防止する
駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前後の転圧輪がいずれも鉄輪からなり、
両転圧輪の各油圧モータが同一の油圧源に並列に接続さ
れてなるロードローラは、前後の両転圧輪に駆動力が作
用して転圧面がきれいであることから好評を得ている。
両転圧輪の各油圧モータが同一の油圧源に並列に接続さ
れてなるロードローラは、前後の両転圧輪に駆動力が作
用して転圧面がきれいであることから好評を得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車高に
対して前後輪の軸距が比較的小さなロードローラが転圧
作業をする場合であって、起動時又は前後進の切り換え
時に、進行方向前側の転圧輪に空転が生じて転圧面に引
きずりが発生し、仕上げ面を傷めることがある。これ
は、起動時等に慣性により荷重が一時的に進行方向後方
に移動して進行方向前側の転圧輪の接地荷重が軽くな
り、その転圧輪が、接地面との摩擦力に対して、その転
圧輪の駆動力の方が大きくなるためである。この現象
は、特に輪荷重が軽い方の転圧輪が進行方向前側になっ
た時に発生しやすい。
対して前後輪の軸距が比較的小さなロードローラが転圧
作業をする場合であって、起動時又は前後進の切り換え
時に、進行方向前側の転圧輪に空転が生じて転圧面に引
きずりが発生し、仕上げ面を傷めることがある。これ
は、起動時等に慣性により荷重が一時的に進行方向後方
に移動して進行方向前側の転圧輪の接地荷重が軽くな
り、その転圧輪が、接地面との摩擦力に対して、その転
圧輪の駆動力の方が大きくなるためである。この現象
は、特に輪荷重が軽い方の転圧輪が進行方向前側になっ
た時に発生しやすい。
【0004】また、同様に、車高に対して前後輪の軸距
が比較的小さなロードローラを、搬送のためのトラック
荷台に載せるために、地上と荷台間に架設された歩み板
上を自走により登坂する場合のように、或る程度以上の
角度を登坂する場合には、上側になる進行方向前側の転
圧輪の荷重が小さくなって、進行方向前側の転圧輪の摩
擦力よりその転圧輪の駆動力の方が大きくなり、これが
空転して作動油が進行方向前側の油圧モータに集中して
流れる一方、同後側の油圧モータには作動油は流れなく
なって登坂できなくなることがある。この現象も、特
に、輪荷重の軽い方の転圧輪が進行方向の前側になった
ときに発生しやすい。
が比較的小さなロードローラを、搬送のためのトラック
荷台に載せるために、地上と荷台間に架設された歩み板
上を自走により登坂する場合のように、或る程度以上の
角度を登坂する場合には、上側になる進行方向前側の転
圧輪の荷重が小さくなって、進行方向前側の転圧輪の摩
擦力よりその転圧輪の駆動力の方が大きくなり、これが
空転して作動油が進行方向前側の油圧モータに集中して
流れる一方、同後側の油圧モータには作動油は流れなく
なって登坂できなくなることがある。この現象も、特
に、輪荷重の軽い方の転圧輪が進行方向の前側になった
ときに発生しやすい。
【0005】この発明は、かかる従来の不具合を解決し
て、輪荷重が軽い方の転圧輪が空転するのを防止するこ
とを目的としている。
て、輪荷重が軽い方の転圧輪が空転するのを防止するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明では、
いずれも鉄輪からなる前後の両転圧輪に油圧モータを個
別に設け、両油圧モータを並列に同一の油圧ポンプに連
結して、前後両輪駆動のロードローラを駆動する装置を
前提にしており、輪荷重が軽い側の転圧輪を駆動するた
めの油圧回路に、その油圧モータへ供給する圧油量を抑
制するための絞り弁を設る。
いずれも鉄輪からなる前後の両転圧輪に油圧モータを個
別に設け、両油圧モータを並列に同一の油圧ポンプに連
結して、前後両輪駆動のロードローラを駆動する装置を
前提にしており、輪荷重が軽い側の転圧輪を駆動するた
めの油圧回路に、その油圧モータへ供給する圧油量を抑
制するための絞り弁を設る。
【0007】また、車体前側の転圧輪用の油圧モータと
その転圧輪との間、及び車体後側の転圧輪用の油圧モー
タとその転圧輪との間との少なくともいずれかに、輪荷
重が軽い側における油圧モータと転圧輪の減速比が輪荷
重の重い側における油圧モータと転圧輪の減速比よりも
小さい減速比の減速機を介在させることもできる。さら
に、輪荷重が重い側の転圧輪を駆動するための油圧モー
タの吸入量よりも小さい吸入量の油圧モータを、輪荷重
が軽い側の転圧輪を駆動する油圧モータとして適用して
もよい。
その転圧輪との間、及び車体後側の転圧輪用の油圧モー
タとその転圧輪との間との少なくともいずれかに、輪荷
重が軽い側における油圧モータと転圧輪の減速比が輪荷
重の重い側における油圧モータと転圧輪の減速比よりも
小さい減速比の減速機を介在させることもできる。さら
に、輪荷重が重い側の転圧輪を駆動するための油圧モー
タの吸入量よりも小さい吸入量の油圧モータを、輪荷重
が軽い側の転圧輪を駆動する油圧モータとして適用して
もよい。
【0008】
【作用】前記装置によれば、絞り弁により輪荷重の軽い
側のモータへの油量が抑制されるか、輪荷重の軽い側の
転圧輪の減速比が輪荷重の重い側の転圧輪よりも小さく
なるか、又は輪荷重の軽い側の転圧輪へ伝達される回転
力が輪荷重の重い側のそれより低いために、いずれの装
置にあっても、輪荷重の軽い方の転圧輪の回転力が輪荷
重の重い方のそれよりも抑制される。このため、平坦路
面での発進であっても、登坂作業であっても、適性な回
転力が各転圧輪に働き、その輪荷重の軽い方の転圧輪の
空転を防止する。したがって前後の両輪で路面を正常に
転圧することができるし、トラックに積み込むための歩
み板などの斜路を安定して登ることができる。なお、下
り坂を前進して下降する場合には、ロードローラ全体の
重量によって下り方向に付勢されるために輪荷重の軽重
に起因する空転は生じない。
側のモータへの油量が抑制されるか、輪荷重の軽い側の
転圧輪の減速比が輪荷重の重い側の転圧輪よりも小さく
なるか、又は輪荷重の軽い側の転圧輪へ伝達される回転
力が輪荷重の重い側のそれより低いために、いずれの装
置にあっても、輪荷重の軽い方の転圧輪の回転力が輪荷
重の重い方のそれよりも抑制される。このため、平坦路
面での発進であっても、登坂作業であっても、適性な回
転力が各転圧輪に働き、その輪荷重の軽い方の転圧輪の
空転を防止する。したがって前後の両輪で路面を正常に
転圧することができるし、トラックに積み込むための歩
み板などの斜路を安定して登ることができる。なお、下
り坂を前進して下降する場合には、ロードローラ全体の
重量によって下り方向に付勢されるために輪荷重の軽重
に起因する空転は生じない。
【0009】
【実施例】第1,2図は第1実施例であって、ロードロ
ーラとしてハンドガイド式のものを適用した。このロー
ドローラ1は、エンジン2及びこれにより回転される油
圧ポンプ3やこれと連動するチャージポンプ4等の所定
機器が車体5に搭載され、また車体5の下側には、いず
れも鉄輪からなり内部に起振装置を配置した転圧輪とし
ての前輪6及び後輪7を懸架しており、車体5の後端に
はハンドガイドレバー8を装着してその後端にハンドル
9を備えている。
ーラとしてハンドガイド式のものを適用した。このロー
ドローラ1は、エンジン2及びこれにより回転される油
圧ポンプ3やこれと連動するチャージポンプ4等の所定
機器が車体5に搭載され、また車体5の下側には、いず
れも鉄輪からなり内部に起振装置を配置した転圧輪とし
ての前輪6及び後輪7を懸架しており、車体5の後端に
はハンドガイドレバー8を装着してその後端にハンドル
9を備えている。
【0010】前記前輪6と後輪7は同径をなし、それら
の軸には、公知の通り夫々油圧モータ11,12の出力
軸が個別に直結されていて、各油圧モータ11,12の
回転により両輪6,7が駆動されるようになっている。
油圧モータ11,12は相互に同一の吸入容量をもつも
のであり、且つ夫々同一の減速比をもつ減速機を内蔵し
た公知のものを用いている。したがって同一量の圧油が
供給されれば同一の回転数及び回転力を前後輪6,7に
出力するものである。これらの各油圧回路13,14
は、油圧ポンプ3に対して並列に接続されている。
の軸には、公知の通り夫々油圧モータ11,12の出力
軸が個別に直結されていて、各油圧モータ11,12の
回転により両輪6,7が駆動されるようになっている。
油圧モータ11,12は相互に同一の吸入容量をもつも
のであり、且つ夫々同一の減速比をもつ減速機を内蔵し
た公知のものを用いている。したがって同一量の圧油が
供給されれば同一の回転数及び回転力を前後輪6,7に
出力するものである。これらの各油圧回路13,14
は、油圧ポンプ3に対して並列に接続されている。
【0011】前記油圧ポンプ3の圧油の吐出方向及び吐
出量の制御,前輪6及び後輪7内の起振機の作動又は非
作動の制御等、ロードローラ1の運転に必要な制御は、
公知の通りハンドガイドレバー8のハンドル9近くに設
けられたレバー15を操作して行い、またロードローラ
1の操舵はハンドガイドレバー8を左右に振れ回すこと
により車体5を操向して行う。ここで、操舵角が大きい
ときには、ハンドル9を押し下げ後輪7を支点として前
輪6を路面から浮かせた状態で行うことが多いため、こ
のロードローラ1は前輪6の輪荷重が後輪7の輪荷重よ
りも小さくなっている。
出量の制御,前輪6及び後輪7内の起振機の作動又は非
作動の制御等、ロードローラ1の運転に必要な制御は、
公知の通りハンドガイドレバー8のハンドル9近くに設
けられたレバー15を操作して行い、またロードローラ
1の操舵はハンドガイドレバー8を左右に振れ回すこと
により車体5を操向して行う。ここで、操舵角が大きい
ときには、ハンドル9を押し下げ後輪7を支点として前
輪6を路面から浮かせた状態で行うことが多いため、こ
のロードローラ1は前輪6の輪荷重が後輪7の輪荷重よ
りも小さくなっている。
【0012】この実施例では、前輪6用の油圧回路13
に絞り弁16を設けた。すなわち、油圧回路13には、
前輪6の正転時すなわちロードローラ1が前進する方向
の回転時における油圧モータ11への圧油の入側に絞り
弁16を設け、この絞り弁16と並列に逆止弁18を設
けている。逆止弁18は油圧ポンプ3から油圧モータ1
1に向かう圧油を止める方向に配置される。
に絞り弁16を設けた。すなわち、油圧回路13には、
前輪6の正転時すなわちロードローラ1が前進する方向
の回転時における油圧モータ11への圧油の入側に絞り
弁16を設け、この絞り弁16と並列に逆止弁18を設
けている。逆止弁18は油圧ポンプ3から油圧モータ1
1に向かう圧油を止める方向に配置される。
【0013】ここで、エンジン2により駆動される油圧
ポンプ3を、ロードローラ1を前進させる方向へ作動さ
せると、図2において実線矢印で示される方向に圧油が
流れる。すなわち、油圧ポンプ3の図2における上側の
口から圧油が吐出されて、油圧回路13,14に並行し
て供給される。このとき油圧回路13では、圧油は絞り
弁16を経由して、これにより流量が規制されて油圧モ
ータ11に供給され、この油圧モータ11の回転力によ
り前輪6を正転駆動させ、油圧モータ11から流出した
油は油圧ポンプ3の図2における下側の口から油圧ポン
プ3に戻る。
ポンプ3を、ロードローラ1を前進させる方向へ作動さ
せると、図2において実線矢印で示される方向に圧油が
流れる。すなわち、油圧ポンプ3の図2における上側の
口から圧油が吐出されて、油圧回路13,14に並行し
て供給される。このとき油圧回路13では、圧油は絞り
弁16を経由して、これにより流量が規制されて油圧モ
ータ11に供給され、この油圧モータ11の回転力によ
り前輪6を正転駆動させ、油圧モータ11から流出した
油は油圧ポンプ3の図2における下側の口から油圧ポン
プ3に戻る。
【0014】一方、油圧回路14では前記圧油は油圧モ
ータ12にそのまま供給され、この油圧モータ12の回
転力により後輪7を正転駆動させ、油圧モータ12から
流出した油は、前記油圧回路13からの戻り油と合流し
た後に前記同様に油圧ポンプ3に戻る。油圧ポンプ3
を、前記とは逆に、ロードローラ1を後進させる方向に
作動させると、図2において破線矢印で示されるように
前記油圧ポンプ3の正転時と逆方向に圧油が流れる。こ
のときには油圧モータ11,12の圧油の出入口が逆に
なって、油圧モータ11に供給される圧油は絞られない
し、油圧モータ12に供給される圧油も油圧回路14に
は絞り弁が存在しないために絞られない。油圧モータ1
1から流出した油は絞り弁16の抵抗を受けるために逆
止弁18を通過して油圧ポンプ3に戻る。
ータ12にそのまま供給され、この油圧モータ12の回
転力により後輪7を正転駆動させ、油圧モータ12から
流出した油は、前記油圧回路13からの戻り油と合流し
た後に前記同様に油圧ポンプ3に戻る。油圧ポンプ3
を、前記とは逆に、ロードローラ1を後進させる方向に
作動させると、図2において破線矢印で示されるように
前記油圧ポンプ3の正転時と逆方向に圧油が流れる。こ
のときには油圧モータ11,12の圧油の出入口が逆に
なって、油圧モータ11に供給される圧油は絞られない
し、油圧モータ12に供給される圧油も油圧回路14に
は絞り弁が存在しないために絞られない。油圧モータ1
1から流出した油は絞り弁16の抵抗を受けるために逆
止弁18を通過して油圧ポンプ3に戻る。
【0015】なお、回路内の油はチャージポンプ4によ
って低圧側に補充されるようになっている。また、この
実施例では絞り弁16は油圧モータ11の入側で作用す
るようになっているため、これら絞り弁16による背圧
が油圧モータ11に作用することはない。かくして、前
記絞り弁16によって、ロードローラ1の前進時に、前
輪6への供給圧油が絞られて油圧モータ11への圧油供
給量が抑制されるから、前輪6の回転力が抑制される。
って低圧側に補充されるようになっている。また、この
実施例では絞り弁16は油圧モータ11の入側で作用す
るようになっているため、これら絞り弁16による背圧
が油圧モータ11に作用することはない。かくして、前
記絞り弁16によって、ロードローラ1の前進時に、前
輪6への供給圧油が絞られて油圧モータ11への圧油供
給量が抑制されるから、前輪6の回転力が抑制される。
【0016】このため、前進方向にロードローラを発進
させると、それが停止状態からの起動の場合でもまた後
進方向から前進方向への切り換えの場合でも、慣性によ
り荷重が一時的に後方に移動して前輪6の輪荷重がさら
に減少しても、前記のように前輪6の回転力が小さくな
っているから、荷重の小さい前輪6が空転を生じること
も防止される。このため、両駆動輪のきれいな転圧面と
することができる。なお、後進方向にロードローラ1が
発進した場合には、輪荷重の大きい後輪7が進行方向前
側になるから、後輪7の荷重によって摩擦力が大きいた
め後輪7の回転力が抑制されて空転の発生が防止され
る。
させると、それが停止状態からの起動の場合でもまた後
進方向から前進方向への切り換えの場合でも、慣性によ
り荷重が一時的に後方に移動して前輪6の輪荷重がさら
に減少しても、前記のように前輪6の回転力が小さくな
っているから、荷重の小さい前輪6が空転を生じること
も防止される。このため、両駆動輪のきれいな転圧面と
することができる。なお、後進方向にロードローラ1が
発進した場合には、輪荷重の大きい後輪7が進行方向前
側になるから、後輪7の荷重によって摩擦力が大きいた
め後輪7の回転力が抑制されて空転の発生が防止され
る。
【0017】また、ロードローラ1を、搬送トラックに
積み上げるために斜めになった歩み板の上面を自走で登
坂するとき等の急な坂を登坂させる場合には、視界の関
係で、進行方向の前側を前輪とする場合が多い。このよ
うな場合は、車体5の前上がりの傾きによって、一方の
後輪7の輪荷重が平坦地での走行中よりもさらに増加
し、他方で前側の輪荷重がさらに低減して、前輪6と路
面との摩擦力が低下してしまう。すると前輪6が過回転
力で空転して、作動油が前輪の油圧モータに集中して流
れて、後輪の油圧モータには作動油が流れなくなって、
登坂できなくなることがあるが、前輪6の回転力が抑制
されているので、それが防止される。
積み上げるために斜めになった歩み板の上面を自走で登
坂するとき等の急な坂を登坂させる場合には、視界の関
係で、進行方向の前側を前輪とする場合が多い。このよ
うな場合は、車体5の前上がりの傾きによって、一方の
後輪7の輪荷重が平坦地での走行中よりもさらに増加
し、他方で前側の輪荷重がさらに低減して、前輪6と路
面との摩擦力が低下してしまう。すると前輪6が過回転
力で空転して、作動油が前輪の油圧モータに集中して流
れて、後輪の油圧モータには作動油が流れなくなって、
登坂できなくなることがあるが、前輪6の回転力が抑制
されているので、それが防止される。
【0018】なお、前記絞り弁16は可変絞り弁とする
こともできるが、この場合には、手動による可変絞り弁
であってもよいし、電磁式の可変絞り弁であってもよ
い。手動による場合には、登坂路の傾斜角や転圧面と転
圧輪との摩擦力等に応じてオペレータが手動操作するよ
うに構成することができる。この場合には手動操作のた
めのレバーやハンドル類に絞りの度合を示す目盛を付し
ておけばよい。
こともできるが、この場合には、手動による可変絞り弁
であってもよいし、電磁式の可変絞り弁であってもよ
い。手動による場合には、登坂路の傾斜角や転圧面と転
圧輪との摩擦力等に応じてオペレータが手動操作するよ
うに構成することができる。この場合には手動操作のた
めのレバーやハンドル類に絞りの度合を示す目盛を付し
ておけばよい。
【0019】電磁式の場合には、特に前輪6の輪荷重を
検出する手段により、その輪荷重が所定値より低下した
ことを検出したときに制御装置を介して作動装置を作動
させることにより、可変絞り弁16を絞るように構成す
るのに好適である。なお、このときの可変絞り弁16の
開度を多段階に設定できるものであれば、前記検出手段
による検出を輪荷重の変化の程度に応じて多段階で検出
すればよい。また、逆止弁18を省略して、いずれの方
向への圧油も絞り弁16を通過するようにすることも可
能である。
検出する手段により、その輪荷重が所定値より低下した
ことを検出したときに制御装置を介して作動装置を作動
させることにより、可変絞り弁16を絞るように構成す
るのに好適である。なお、このときの可変絞り弁16の
開度を多段階に設定できるものであれば、前記検出手段
による検出を輪荷重の変化の程度に応じて多段階で検出
すればよい。また、逆止弁18を省略して、いずれの方
向への圧油も絞り弁16を通過するようにすることも可
能である。
【0020】図3は、第2実施例を示す部分図である。
すなわち、第1実施例の絞り弁16と逆止弁18に代え
て、相互に同一の吸入容量をもつ油圧モータ11,12
に内蔵する減速機の減速比を前後間で変化させたもので
ある。ここで図示する減速機21,22は、油圧モータ
11,12に内蔵されたものを模式的に表したものであ
り、実際は公知の通りに油圧モータと減速機は同一のケ
ーシング内に配置されたものである。前記のように内蔵
された減速機21,22は、多くは遊星歯車機構を用い
ているが、図3は模式図であるから平歯車による減速機
21,22としている。勿論、前輪6側の減速機21の
減速比を小さくして前輪6の回転力を小さくしている。
なお、油圧回路13,14は並列になっているために油
圧の低いほうの回路に圧油は供給されるから、前輪6側
と後輪7とが路面をグリップしている限り両輪の周速は
同一となる。
すなわち、第1実施例の絞り弁16と逆止弁18に代え
て、相互に同一の吸入容量をもつ油圧モータ11,12
に内蔵する減速機の減速比を前後間で変化させたもので
ある。ここで図示する減速機21,22は、油圧モータ
11,12に内蔵されたものを模式的に表したものであ
り、実際は公知の通りに油圧モータと減速機は同一のケ
ーシング内に配置されたものである。前記のように内蔵
された減速機21,22は、多くは遊星歯車機構を用い
ているが、図3は模式図であるから平歯車による減速機
21,22としている。勿論、前輪6側の減速機21の
減速比を小さくして前輪6の回転力を小さくしている。
なお、油圧回路13,14は並列になっているために油
圧の低いほうの回路に圧油は供給されるから、前輪6側
と後輪7とが路面をグリップしている限り両輪の周速は
同一となる。
【0021】なお、この実施例では油圧モータ11,1
2として減速機21,22を内蔵したものを用いたが、
油圧モータ11,12が減速機を内蔵しないものである
場合には、その出力軸と両輪6,7との間に別の減速機
を介在させることは勿論である。この場合、減速機は前
輪6側と後輪7側に個別に設けてもよいし、油圧モータ
11と前輪6との変速比を、油圧モータ12と後輪7と
の変速比より増速側に大きくするものであればいずれか
一方のみの減速機であってもよい。
2として減速機21,22を内蔵したものを用いたが、
油圧モータ11,12が減速機を内蔵しないものである
場合には、その出力軸と両輪6,7との間に別の減速機
を介在させることは勿論である。この場合、減速機は前
輪6側と後輪7側に個別に設けてもよいし、油圧モータ
11と前輪6との変速比を、油圧モータ12と後輪7と
の変速比より増速側に大きくするものであればいずれか
一方のみの減速機であってもよい。
【0022】また、この第2実施例における前記減速機
21,22以外については前記第1実施例と同一である
から、他の説明は前記第1実施例についての説明をその
まま適用することができる。図4は第3実施例を示す図
である。すなわち、前記第1実施例の絞り弁16と逆止
弁18に代えて、この第3実施例では前輪6用の油圧モ
ータ11の吸入容量を後輪7用の油圧モータ12の吸入
容量を小さくすることによって前輪6の最大回転力を後
輪7のそれよりも小さくしている。
21,22以外については前記第1実施例と同一である
から、他の説明は前記第1実施例についての説明をその
まま適用することができる。図4は第3実施例を示す図
である。すなわち、前記第1実施例の絞り弁16と逆止
弁18に代えて、この第3実施例では前輪6用の油圧モ
ータ11の吸入容量を後輪7用の油圧モータ12の吸入
容量を小さくすることによって前輪6の最大回転力を後
輪7のそれよりも小さくしている。
【0023】以上説明した各実施例においては、前輪の
最大回転力を後輪のそれよりも抑制する手段を個別に採
用しているが、これらのうち少なくとも2つの抑制手段
を併用することができるのは勿論である。また、前記各
実施例では、前輪6より後輪7の輪荷重を大きなものと
したが、逆に後輪7より前輪6の輪荷重が大きい場合に
は、前記とは逆に後輪7の最大回転力を前輪のそれより
も抑制する手段とすることにより、この発明を適用する
ことができるし、さらに、ハンドガイド式のロードロー
ラ1ではなく、オペレータが車体上に搭乗して操縦する
形式のロードローラにこの発明を適用することができる
のも勿論である。
最大回転力を後輪のそれよりも抑制する手段を個別に採
用しているが、これらのうち少なくとも2つの抑制手段
を併用することができるのは勿論である。また、前記各
実施例では、前輪6より後輪7の輪荷重を大きなものと
したが、逆に後輪7より前輪6の輪荷重が大きい場合に
は、前記とは逆に後輪7の最大回転力を前輪のそれより
も抑制する手段とすることにより、この発明を適用する
ことができるし、さらに、ハンドガイド式のロードロー
ラ1ではなく、オペレータが車体上に搭乗して操縦する
形式のロードローラにこの発明を適用することができる
のも勿論である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明において
は、輪荷重の小さい側の転圧輪の回転力が、輪荷重の大
きい側のそれよりも抑制されるため、前後の転圧輪の輪
荷重が相違するロードローラが平坦路面の走行であって
も、また登坂中であっても、路面との間の摩擦力に相応
した回転力を得ることができるから、輪荷重の小さい側
の転圧輪が空転することが防止される。このため、前後
進いずれかへの起動時や前後進のいずれか一方から他方
への切り換え時、さらには登坂時に、前後の両輪で路面
を正常に転圧することができるし、歩み板などの斜路を
確実に登ることができるという効果がある。
は、輪荷重の小さい側の転圧輪の回転力が、輪荷重の大
きい側のそれよりも抑制されるため、前後の転圧輪の輪
荷重が相違するロードローラが平坦路面の走行であって
も、また登坂中であっても、路面との間の摩擦力に相応
した回転力を得ることができるから、輪荷重の小さい側
の転圧輪が空転することが防止される。このため、前後
進いずれかへの起動時や前後進のいずれか一方から他方
への切り換え時、さらには登坂時に、前後の両輪で路面
を正常に転圧することができるし、歩み板などの斜路を
確実に登ることができるという効果がある。
【図1】 第1実施例の全体側面図。
【図2】 第1実施例の油圧回路図。
【図3】 第2実施例の部分説明図。
【図4】 第3実施例の部分説明図。
1・・・ロードローラ 2・・・エンジン 3・・・油圧ポンプ 5・・・車体 6・・・前輪 7・・・後輪 11,12・・・油圧モータ 13,14・・・油圧回路 16・・・絞り弁 18・・・逆止弁 21,22・・・減速機
Claims (3)
- 【請求項1】 いずれも鉄輪からなる前後の両転圧輪に
油圧モータを個別に設け、両油圧モータを並列に同一の
油圧ポンプに連結して、前後両輪駆動のロードローラを
駆動する装置において、輪荷重が軽い方の転圧輪を駆動
するための油圧回路に、その油圧モータへ供給する圧油
量を抑制するための絞り弁を設たことを特徴とするロー
ドローラの駆動装置。 - 【請求項2】 いずれも鉄輪からなる前後の両転圧輪に
油圧モータを個別に設け、両油圧モータを並列に同一の
油圧ポンプに連結して、前後両輪駆動のロードローラを
駆動する装置において、車体前側の転圧輪用の油圧モー
タとその転圧輪との間、及び車体後側の転圧輪用の油圧
モータとその転圧輪との間との少なくともいずれかに、
輪荷重が軽い側における油圧モータと転圧輪の減速比が
輪荷重の重い側における油圧モータと転圧輪の減速比よ
りも小さい減速比の減速機を介在させたことを特徴とす
るロードローラの駆動装置。 - 【請求項3】 いずれも鉄輪からなる前後の両転圧輪に
油圧モータを個別に設け、両油圧モータを並列に同一の
油圧ポンプに連結して、前後両輪駆動のロードローラを
駆動する装置において、輪荷重が重い側の転圧輪を駆動
するための油圧モータの吸入量よりも小さい吸入量の油
圧モータを、輪荷重が軽い側の転圧輪を駆動する油圧モ
ータとして用いたことを特徴とするロードローラの駆動
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10428992A JPH05295706A (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | ロードローラの駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10428992A JPH05295706A (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | ロードローラの駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05295706A true JPH05295706A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=14376776
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10428992A Pending JPH05295706A (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | ロードローラの駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05295706A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002372149A (ja) * | 2001-06-13 | 2002-12-26 | Howa Mach Ltd | 油圧駆動車両の油圧回路 |
| CN110230611A (zh) * | 2019-07-02 | 2019-09-13 | 中国铁建重工集团股份有限公司 | 液压系统和工程机械设备 |
-
1992
- 1992-04-23 JP JP10428992A patent/JPH05295706A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002372149A (ja) * | 2001-06-13 | 2002-12-26 | Howa Mach Ltd | 油圧駆動車両の油圧回路 |
| CN110230611A (zh) * | 2019-07-02 | 2019-09-13 | 中国铁建重工集团股份有限公司 | 液压系统和工程机械设备 |
| CN110230611B (zh) * | 2019-07-02 | 2024-03-08 | 中国铁建重工集团股份有限公司 | 液压系统和工程机械设备 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5850886A (en) | Steering control device for vehicle having continuously variable transmission | |
| US5810106A (en) | Vehicle drive system | |
| CN106151131B (zh) | 具有再生和混合启动的液压系统 | |
| CN101680542A (zh) | 具备静液压式无级变速器的车辆的控制装置 | |
| US6619754B1 (en) | Power buggy | |
| CN103261523A (zh) | 自行式压路机及用来运行自行式压路机的方法 | |
| JPH0342334A (ja) | 無限軌道自動車 | |
| CN104024018A (zh) | 具有滑行功能的液压驱动系统 | |
| CN201525280U (zh) | 全液压橡胶履带自卸运输车 | |
| JPH05295706A (ja) | ロードローラの駆動装置 | |
| US5687808A (en) | Four wheel drive mechanism | |
| JPH05280010A (ja) | ロードローラの駆動方法及びその装置 | |
| CN107835880A (zh) | 道路机械 | |
| JP3571743B2 (ja) | Hstの油圧モータの空転防止装置 | |
| FR2983788A1 (fr) | Agencement permettant le fonctionnement d'une prise de force moteur d'un camion pour entrainer un equipement soit a l'arret, soit en mouvement avec l'utilisation d'une boite de coupure hydrostatique | |
| JP2579077Y2 (ja) | 作業車 | |
| JP3437775B2 (ja) | 油圧式四輪駆動システム | |
| JP7572587B1 (ja) | 走行車両 | |
| JPS5815233Y2 (ja) | ダンプ車 | |
| JPH05288201A (ja) | 蓄圧構造 | |
| US4877104A (en) | Braking system for a motorized dumping vehicle | |
| JPH06344807A (ja) | 作業車の走行装置 | |
| JP2001294139A (ja) | ハンドガイドローラ | |
| CN211973331U (zh) | 一种小型除雪车及其除雪车主车 | |
| JP2505666Y2 (ja) | 四輪駆動車両の動力伝達装置 |