JPH0529636U - 長尺ワークの把持装置 - Google Patents
長尺ワークの把持装置Info
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- JPH0529636U JPH0529636U JP7807891U JP7807891U JPH0529636U JP H0529636 U JPH0529636 U JP H0529636U JP 7807891 U JP7807891 U JP 7807891U JP 7807891 U JP7807891 U JP 7807891U JP H0529636 U JPH0529636 U JP H0529636U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】複数種のバンパーの把持をその種類に応じて容
易かつ確実に把持できるとともに、把持されたバンパー
の車体に対する位置決め状態を精度よく維持できるもの
とする。 【構成】複数種のフロント・バンパー(W)に夫々対応
する形状を有した複数のバンパー受部(A1〜A5)が
設けられるとともに、バンパー受部(A1〜A5)の夫
々に対応するフック部(70)が設けられたバンパー当
接保持部材(13)が、支持軸部材(12)に取り付け
られ、バンパー当接保持部材(13)における把持され
るべきフロント・バンパー(W)に対応する形状を有し
たバンパー受部(A1〜A5)が、支持軸部材(12)
の回転により選択されて、選択されたバンパー受部(A
1〜A5)とそれに対応するフック部(70)とが協働
して把持されるべきフロント・バンパー(W)を把持す
る動作を行うものとされる。
易かつ確実に把持できるとともに、把持されたバンパー
の車体に対する位置決め状態を精度よく維持できるもの
とする。 【構成】複数種のフロント・バンパー(W)に夫々対応
する形状を有した複数のバンパー受部(A1〜A5)が
設けられるとともに、バンパー受部(A1〜A5)の夫
々に対応するフック部(70)が設けられたバンパー当
接保持部材(13)が、支持軸部材(12)に取り付け
られ、バンパー当接保持部材(13)における把持され
るべきフロント・バンパー(W)に対応する形状を有し
たバンパー受部(A1〜A5)が、支持軸部材(12)
の回転により選択されて、選択されたバンパー受部(A
1〜A5)とそれに対応するフック部(70)とが協働
して把持されるべきフロント・バンパー(W)を把持す
る動作を行うものとされる。
Description
【0001】
本考案は、長尺ワークを把持して、その長尺ワークを対応する取付部に係合さ せる長尺ワークの把持装置に関する。
【0002】
車両組立ラインに沿って搬送される車体には、種々のワークが複数の作業ステ ーションにおいて順次取り付けられるが、各作業ステーションに搬入された車体 に対しての取付けがなされるワークがバンパー等の長尺ワークとされる場合には 、その長尺ワークを作業ステーションに設置されたロボットにより保持された状 態としたもとで、車体に取り付けるようになすことが提案されている。例えば、 特開昭63−2780号公報には、バンパーを保持するものとされた複数のバンパー受 け及びバンパーに吸着せしめられるものとされた複数の吸着パッドが備えられた 治具を有するバンパー取付装置を用い、その治具を作業ステーションに配された ロボットのアームにより常時水平に保持されるようにしたもとで、車体における バンパー取付部に対する位置決めが行われた状態でセット台上に載置されたバン パーを、治具に備えられた複数のバンパー受けにより保持するとともに複数の吸 着パッドを吸着させることによって治具により支持し、その状態でロボットのア ームを作動させることよって、バンパーを車体におけるバンパー取付部に係合さ せるようになすことが開示されている。
【0003】 このように長尺ワークであるバンパーの車体への取付けにあたり、バンパーを 、治具に備えられた複数のバンパー受けにより保持するとともに複数の吸着パッ ドを吸着させることによって、治具により支持する装置が用いられる場合には、 通常、その表面が鍍金等が施されたものとされて損傷を受け易いものとされるバ ンパーを、その外観を損なうことなく保持できるという利点が得られることにな る。
【0004】
しかしながら、作業ステーションに搬入される車体が種々の仕様のものとされ る場合には、作業ステーションに搬入された車体に対してのワークの取付けに先 立って、車体の仕様に適合したワークの選択、さらには、選択されたワークの保 持及び搬送が必要とされることになるので、作業ステーションが種々の仕様の車 体が搬入されるものとされ、それらの仕様の異なる車体に長尺ワークであるバン パーが取り付けられる状況下にあっては、上述の如くに、バンパーを、治具に備 えられた複数のバンパー受けにより保持するとともに複数の吸着パッドを吸着さ せることによって、治具により支持する装置が用いられる場合には、治具に備え られる複数のバンパー受け、さらには、複数の吸着パッドを、車体の仕様に適合 する各類のバンパーの夫々についての支持が行なえるものに頻繁に変更する、煩 雑な作業が要求されることになってしまう。
【0005】 さらに、作業ステーションに種々の仕様の車体が搬入され、各種の車体の仕様 に適合するものとされるバンパーが、複雑な形状を有するものを含むことになる 場合には、その複雑な形状を有するものとされるバンパーについては、複数のバ ンパー受けによる保持あるいは複数の吸着パッドによる吸着が確実になされず、 そのため、バンパーが車体に取り付けられるべく搬送される間に、バンパーの車 体に対する位置決めに狂いが生じることになってしまう虞もある。
【0006】 斯かる点に鑑み、本考案は、複数種の、例えば、バンパーとされる長尺ワーク の支持を行うにあたり、複数種の長尺ワークをその種類に応じて容易かつ確実に 把持できるとともに、把持された長尺ワークの車体等とされる対応する取付部に 対する位置決め状態を、精度よく維持できるものとされた長尺ワークの把持装置 を提供することを目的とする。
【0007】
上述の目的を達成すべく、本考案に係る長尺ワークの把持装置は、可動支持部 により回転可能に支持された支持軸部材と、各々が複数種の長尺ワークに夫々対 応する形状を有した複数のワーク当接部が設けられて、支持軸部材にそれに伴っ て回転すべく取り付けられたワーク当接保持部材と、ワーク当接保持部材に複数 のワーク当接部に夫々対応して設けられた複数の可動係合部材とを備え、これら の支持軸部材,ワーク当接保持部材及び可動係合部材に対して、支持軸部材を回 転させて、ワーク当接保持部材における複数のワーク当接部のうちの把持すべき 長尺ワークに対応する形状を有したものに把持位置をとらせる支持軸回転駆動部 と、把持すべき長尺ワークに対応する形状を有したワーク当接部が把持位置をと るものとされたワーク当接保持部材を伴った支持軸部材を移動させて、把持位置 をとるものとされたワーク当接部を把持すべき長尺ワークに係合させるべく可動 支持部を駆動する可動支持部駆動部と、ワーク当接保持部材における把持位置を とるものとされたワーク当接部が把持すべき長尺ワークに係合するとき、把持位 置をとるものとされたワーク当接部に対応する可動係合部材に、把持位置をとる ものとされたワーク当接部と協動して把持すべき長尺ワークを把持する動作を行 わせる可動係合部材駆動部とが設けられて構成される。
【0008】
上述の如くに構成される本考案に係る長尺ワークの把持装置においては、支持 軸部材にそれに伴って回転すべく取り付けられたワーク当接保持部材が、各々が 複数種の長尺ワークに夫々対応する形状を有した複数のワーク当接部が設けられ るとともに、各ワーク当接部に対応して可動係合部材が設けられるものとされ、 長尺ワークの把持に際しては、ワーク当接保持部材における複数のワーク当接部 のうちの把持されるべき長尺ワークに対応する形状を有したものが、支持軸部材 が回転せしめられることにより選択されて把持位置をとるものとされ、その把持 されるべき長尺ワークに対応する形状を有したワーク当接部とそれに対応する可 動係合部材とが協働して、把持されるべき長尺ワークを把持するようにされる。 従って、把持されるべき長尺ワークに応じた部材の変更あるいは交換等の煩わし い作業が要求されることなく、複数種の長尺ワークがその種類に応じて容易かつ 確実に把持されることになり、かつ、把持された長尺ワークの対応する取付部に 対する位置決め状態が精度よく維持されることになる。
【0009】
図2は、本考案に係る長尺ワークの把持装置の一例が、車両組立ラインにおけ る、車体にフロント・バンパーを取り付けるバンパー取付作業ステーションに設 置された状態を示す。
【0010】 図2に示されるバンパー取付作業ステーションSTにおいては、車両組立ライ ンに沿って敷設された一対のレール2に近接した位置にバンパー取付用のロボッ ト4が設置されており、また、ロボット4の近傍の位置には、図示が省略された バンパー受台が設置されている。そして、バンパー取付作業ステーションSTに は、異なる仕様の各種の車体1が順次に搬入される。
【0011】 車体1は、一対のレール2上を走行する台車6に載置された状態でバンパー取 付作業ステーションSTに搬入されて、バンパー取付作業ステーションST内に おける車体停止域に停止せしめられるものとされており、車体1のフロント側端 部には、車体1から突出する一対のバンパー係合部5が設けられ、それらバンパ ー係合部5には、ボルト挿通孔及び基準孔が形成されている。また、車体停止域 に停止せしめられた車体1のフロント側端部に取り付けられるものとされる各種 のフロント・バンパーが、バンパー受台により、例えば、ベルトコンベアにより 順次搬入された後に取り付けられるべき車体1に対する位置決めが行われた状態 で保持された状態におかれる。バンパー受台により保持されるフロント・バンパ ーには、車体1に設けられた一対のバンパー係合部5に夫々形成されたボルト挿 通孔に挿通せしめられるべく突出するスタッドボルト、及び、基準孔に係合せし められるべくスタッドボルトより突出長が大とされて突出する基準ピンが設けら れている。
【0012】 バンパー取付作業ステーションSTに設置されたロボット4は、ティーチング プレイバック式の多関節型ロボットとされており、基台7に固定された基部8に よって可動アーム4Aが支持されるとともに、可動アーム4Aの先端には可動リ スト4Bが設けられている。そして、基部8により支持された可動アーム4Aの 揺動に伴って、可動リスト4Bが上下方向(矢印Xの方向),左右方向(矢印Y の方向)及び前後方向(矢印Zの方向)に移動し得るものとされている。
【0013】 ロボット4における可動リスト4Bには、バンパー把持装置10が装着されて いる。このバンパー把持装置10は、本考案に係る長尺ワークの把持装置の一例 をなすものであって、ロボット4を駆動手段として移動せしめられ、バンパー取 付作業ステーションSTに設置されたバンパー受台に保持されたフロント・バン パーを把持して、バンパー受台からバンパー取付作業ステーションSTにおける 車体停止域に停止せしめられた車体1のフロント側端部の位置に搬送し、車体1 に対するフロント・バンパーの仮組みを行うものとされている。
【0014】 バンパー把持装置10は、図3及び図4に示される如く、ロボット4における 可動リスト4Bに取り付けられて、ロボット4における可動アーム4Aに沿って 伸びるものとされた可動支持部材11と、可動支持部材11に沿う方向に伸びて 複数、例えば4個のバンパー当接保持部材13が所定の間隔をおいて嵌合せしめ られた支持軸部材12と、支持軸部材12の両端部を可動支持部材11の両端部 に夫々連結して、支持軸部材12を可動支持部材11によって支持されたものと なす一対の第1の支持機構部14L及び14R,一対の第2の支持機構部15L 及び15R、及び、一対の第3の支持機構部16L及び16Rと、一対のフック 部駆動機構55とを主要構成要素としている。そして、一対の第1の支持機構部 14L及び14Rは、支持軸部材12の両端部に夫々係合して、支持軸部材12 をその長手方向に沿う第1の方向に摺動可能として支持するものとされており、 また、一対の第2の支持機構部15L及び15Rは、一対の第1の支持機構部1 4L及び14Rに夫々係合して、一対の第1の支持機構部14L及び14Rの各 々を第1の方向に略直交する第2の方向に移動可能として支持するものとされて おり、さらに、一対の第3の支持機構部16L及び16Rは、一対の第2の支持 機構部15L及び15Rに夫々係合して、一対の第2の支持機構部15L及び1 5Rの各々を第1の方向及び第2の方向の両者に略直交する第3の方向に移動可 能として支持するとともに、可動支持部材11に固着されたものとなされている 。また、バンパー当接保持部材13には、複数のバンパー受部とそれらに夫々対 応する複数のフック部70が設けられている。
【0015】 一対の第1の支持機構部14L及び14Rのうちの一方である第1の支持機構 部14Lは、図3〜図6に示される如く、ライナー18が嵌合せしめられた支持 軸部材12の端部を支持するスラストベアリング部19と、スラストベアリング 部19を支持する連結板部材20とを含んで構成されており、スラストベアリン グ部19は、連結板部材20に形成された透孔21を貫通するものとされて連結 板部材20に取り付けられている。斯かる第1の支持機構部14Lは、支持軸部 材12の端部を支持軸部材12の長手方向に摺動可能として支持していることに なる。
【0016】 また、一対の第2の支持機構部15L及び15Rのうちの一方である第2の支 持機構部15Lは、図3〜図7に示される如く、上下方向、即ち、図2における 矢印Xの方向に伸びる第1の部分22aと、第1の部分22aの下端部に、第1 の部分22aが伸びる方向及び支持軸部材12の長手方向の両者に直交する方向 に伸びるものとされて設けられた第2の部分22bとを有するものとされた連結 板部材22を備えて構成されている。連結板部材22における第2の部分22b には、第2の部分22bが伸びる方向、従って、支持軸部材12の長手方向に直 交する方向に沿って伸びるレール23が取り付けられており、このレール23は 、第1の支持機構部14Lにおける連結板部材20に、支持軸部材12の長手方 向に直交する方向に配列配置されて取り付けられた2個の摺動係合部24の夫々 に摺動係合していて、それにより、第2の支持機構部15Lは、第1の支持機構 部14Lを支持軸部材12の長手方向に直交する方向に摺動可能として支持して いることになる。そして、連結板部材22における第1の部分22aは、コイル スプリング25を介して可動支持部材11に連結されている。
【0017】 さらに、一対の第3の支持機構部16L及び16Rのうちの一方である第3の 支持機構部16Lは、図3〜図5及び図7に示される如く、可動支持部材11に 固着されて可動支持部材11から下方に伸びるブラケット26、及び、ブラケッ ト26に取り付けられた支持板部材27を含んで構成されている。支持板部材2 7には、上下方向、即ち、第2の支持機構部15Lにおける連結板部材22の第 1の部分22aが伸びる方向に配列配置された2個の摺動係合部28が取り付け られている。これら、2個の摺動係合部28の夫々は、第2の支持機構部15L における連結板部材22の第1の部分22aにそれが伸びる方向に沿って伸びる ものとされて取り付けられたレール29に摺動係合するものとされていて、それ により、第3の支持機構部16Lは、第2の支持機構部15Lを、上下方向、従 って、支持軸部材12の長手方向及び第2の支持機構部15Lに対する第1の支 持機構部14Lの移動方向の両者に直交する方向に摺動可能として支持している ことになる。
【0018】 一方、一対の第1の支持機構部14L及び14Rのうちの他方である第1の支 持機構部14Rも、図3及び図4に示される如く、第1の支持機構部14Lと同 様に、ライナー18が嵌合せしめられた支持軸部材12の端部を支持するスラス トベアリング部19と、スラストベアリング部19を支持する連結板部材20と を含んで構成されていて、支持軸部材12の端部を支持軸部材12の長手方向に 摺動可能として支持している。
【0019】 また、一対の第2の支持機構部15L及び15Rのうちの他方である第2の支 持機構部15Rも、図3及び図4に示される如く、第2の支持機構部15Lと同 様に、上下方向に伸びる第1の部分と、第1の部分の下端部に、第1の部分が伸 びる方向及び支持軸部材12の長手方向の両者に直交する方向に伸びるものとさ れて設けられた第2の部分とを有するものとされた連結板部材22を備えて構成 されている。連結板部材22における第2の部分には、第2の部分が伸びる方向 、従って、支持軸部材12の長手方向に直交する方向に沿って伸びるレール23 が取り付けられており、このレール23は、第1の支持機構部14Rにおける連 結板部材20に、支持軸部材12の長手方向に直交する方向に配列配置されて取 り付けられた2個の摺動係合部24の夫々に摺動係合していて、それにより、第 2の支持機構部15Rは、第1の支持機構部14Rを支持軸部材12の長手方向 に直交する方向に摺動可能として支持している。そして、連結板部材22におけ る第1の部分は、コイルスプリング25を介して可動支持部材11に連結されて いる。
【0020】 さらに、一対の第3の支持機構部16L及び16Rのうちの一方である第3の 支持機構部16Rも、図3及び図4に示される如く、第3の支持機構部16Lと 同様に、可動支持部材11に固着されて可動支持部材11から下方に伸びるブラ ケット26、及び、ブラケット26に取り付けられた支持板部材27を含んで構 成されている。支持板部材27には、上下方向、即ち、第2の支持機構部15R における連結板部材22の第1の部分が伸びる方向に配列配置された2個の摺動 係合部28が取り付けられている。これら、2個の摺動係合部28の夫々は、第 2の支持機構部15Rにおける連結板部材22の第1の部分にそれが伸びる方向 に沿って伸びるものとされて取り付けられたレール29に摺動係合するものとさ れていて、それにより、第3の支持機構部16Rは、第2の支持機構部15Rを 、上下方向、従って、支持軸部材12の長手方向及び第2の支持機構部15Rに 対する第1の支持機構部14Rの移動方向の両者に直交する方向に摺動可能とし て支持している。
【0021】 上述の如くに構成される一対の第1の支持機構部14L及び14R,一対の第 2の支持機構部15L及び15R、及び、一対の第3の支持機構部16L及び1 6Rが設けられていることにより、4個のバンパー当接保持部材13が所定の間 隔をおいて設けられた支持軸部材12は、可動支持部材11に対して、支持軸部 材12の長手方向に沿う第1の方向,一対の第2の支持機構部15L及び15R の夫々における連結板部材22の第2の部分が伸びる方向である、第1の方向に 直交する第2の方向、及び、上下方向、即ち、第1の方向及び第2の方向の両者 に直交する第3の方向のいずれにも移動可能とされて支持されていることになる 。
【0022】 一対の第3の支持機構部16L及び16Rの夫々における支持板部材27には 、上下方向の進退動を行うロッド30aを有したエアシリンダ30が取り付けら れており、エアシリンダ30は、そのロッド30aが連結部材32を介して、一 対の第3の支持機構部16L及び16Rの夫々における連結板部材22の第1の 部分の上端部に連結されたものとされており、作動状態とされたとき、ロッド3 0aを進出させて、連結板部材22に取り付けられたレール29の支持板部材2 7に取り付けられた2個の摺動係合部28に対する摺動を禁止し、一対の第2の 支持機構部15L及び15Rに一対の第3の支持機構部16L及び16Rに対す る摺動を行わないものとなるロック状態をとらせる。また、エアシリンダ30が 非作動状態とされるときには、ロッド30aが後退した位置におかれ、それによ り、連結板部材22に取り付けられたレール29が支持板部材27に取り付けら れた2個の摺動係合部28に対する摺動を行えるものとされ、一対の第2の支持 機構部15L及び15Rの夫々が非ロック状態におかれて、一対の第3の支持機 構部16L及び16Rに対する摺動を行い得るものとされる。
【0023】 一対の第2の支持機構部15L及び15Rの夫々における連結板部材22の第 2の部分には、レール23に沿う方向に配列されて固定された一対の位置規制部 材34が設けられていて、これら一対の位置規制部材34の間に、一対の第1の 支持機構部14L及び14Rの夫々における連結板部材20から突出する係合部 36が、それが遊嵌せしめられた一対の位置規制部材34を連結する軸に配され たコイルスプリング37により付勢された状態で配されており、それにより、一 対の第1の支持機構部14L及び14Rの夫々が一対の第2の支持機構部15L 及び15Rの夫々に対して、連結板部材20から突出する係合部36が一対の位 置規制部材34の間においてレール23に沿う方向に移動できる範囲において、 摺動できるものとされている。また、連結板部材22の第2の部分におけるレー ル23に沿う方向の一端部には、ストッパ38が取り付けられてレール23に沿 う方向に進退動するものとされたロッド39aを有したエアシリンダ39が配さ れている。
【0024】 ストッパ38の端面は、一対の第1の支持機構部14L及び14Rの夫々にお ける連結板部材20の端面に対向せしめられており、エアシリンダ39は、作動 状態とされたとき、ロッド39aを進出させてストッパ38の端面により連結板 部材20の端面を押圧し、連結板部材20から突出する係合部36を一対の位置 規制部材34に当接させて、連結板部材20に対する位置規制を行い、それによ り、一対の第1の支持機構部14L及び14Rに一対の第2の支持機構部15L 及び15Rに対する摺動を行わないものとなるロック状態をとらせる。また、エ アシリンダ39が非作動状態とされたときには、ロッド39aが後退した位置に おかれ、それにより、ストッパ38の端面が連結板部材20の端面から離隔して 、連結板部材20がレール23に沿う方向に移動可能とされ、それにより、一対 の第1の支持機構部14L及び14Rの夫々が非ロック状態におかれ、一対の第 2の支持機構部15L及び15Rに対する摺動を行い得るものとされる。
【0025】 第1の支持機構部14Lにおけるスラストベアリング部19からさらに外方に 突出する支持軸部材12の先端部12Aには、ギア40が係止部材41を介して 取りつけられており、ギア40は、連結板部材20に取り付けられたモータ42 により駆動されるギア43に噛合している。従って、モータ42が動作状態とさ れるとき、一対の第1の支持機構部14L及び14Rによって支持された支持軸 部材12が回転せしめられる。
【0026】 一対の第1の支持機構部14L及び14Rの夫々における連結板部材20には 、2個のエアシリンダ44及び45が所定の間隔をおいて取り付けられている。 エアシリンダ44は、支持軸部材12における両端部に嵌合せしめられたバンパ ー当接保持部材13に対向せしめられるストッパ46が設けられて、支持軸部材 12に沿う方向に進退動を行うものとされたロッド44aを有し、作動状態とさ れたとき、ロッド44aを進出させてストッパ46の端面をバンパー当接保持部 材13に当接させ、バンパー当接保持部材13に対する位置規制を行って、支持 軸部材12に一対の第1の支持機構部14L及び14Rに対するその長さ方向に 沿う方向への摺動を行わないロック状態をとらせる。また、エアシリンダ44が 非作動状態とされるときには、ロッド44aが後退した位置におかれ、それによ り、バンパー当接保持部材13とストッパ46の端面との間に所定の空隙が形成 されて、支持軸部材12が非ロック状態におかれ、バンパー当接保持部材13と ストッパ46の端面との間の空隙の範囲内において、一対の第1の支持機構部1 4L及び14Rに対するその長さ方向に沿う方向への摺動を行い得るものとされ る。
【0027】 また、第1の支持機構部14Lにおける連結板部材20に設けられたエアシリ ンダ45は、図5に示される如く、エアシリンダ45を貫通して連結板部材20 に設けられた透孔48に一端部が挿通せしめられるロッド45aを有している。 そして、作動状態とされるとき、ロッド45aを連結板部材20から離隔する方 向に移動させ、その他端部を、支持軸部材12における両端部に嵌合せしめられ たバンパー当接保持部材13に設けられた係合孔49に係合させる。それにより 、バンパー当接保持部材13に対する回動規制を行う。第1の支持機構部14R における連結板部材20に設けられたエアシリンダ45も、同様にして、作動状 態とされたとき、バンパー当接保持部材13に対する回動規制を行う。それによ り、第1の支持機構部14L及び14Rの夫々における連結板部材20に設けら れたエアシリンダ45が作動状態とされるときには、支持軸部材12に一対の第 1の支持機構部14L及び14Rに対する回転を行わないロック状態をとらせる 。また、エアシリンダ45が非作動状態とされるときには、ロッド45aが連結 板部材20側の位置におかれてバンパー当接保持部材13との係合が解除され、 それにより、支持軸部材12が非ロック状態におかれて、一対の第1の支持機構 部14L及び14Rに対する回転を行い得るものとされる。
【0028】 4個のバンパー当接保持部材13の夫々は、支持軸部材12に嵌合せしめられ 、係止部材50によって支持軸部材12に固定された状態とされ、支持軸部材1 2と共に回転する。そして、図1,図7及び図8に示される如く、各バンパー当 接保持部材13は、バンパー取付作業ステーションSTに順次搬入される車体1 の夫々における仕様に応じた複数種、例えば、5種類のフロント・バンパーを夫 々把持するものとされた5個のバンパー受部A1,A2,A3,A4及びA5と 、それらバンパー受部A1〜A5の一端部が取り付けられた本体部13Aとを有 し、5個のバンパー受部A1〜A5の夫々における他端部は、バンパー取付作業 ステーションSTに搬入されるフロント・バンパーの夫々における位置決め孔に 係合されるべき位置決めピン51が所定箇所に設けられるとともに、5種類のフ ロント側バンパーの夫々における特定箇所の外表面部に対応する凹部が形成され たものとされている。
【0029】 このような複数のバンパー当接保持部材13に関連して、一対のフック部駆動 機構55が設けられている。図1,図3及び図4に示される如く、一対のフック 部駆動機構55は、支持軸部材12の両端部側に配された2個のバンパー当接保 持部材13のうちの一方とそれより内側のバンパー当接保持部材13との間、及 び、支持軸部材12の両端部側に配された一対のバンパー当接保持部材13のう ちの他方とそれより内側のバンパー当接保持部材13との間において、可動支持 部材11に取り付けられたものとされている。各フック部駆動機構55は、可動 支持部材11から下方に伸びるものとされたブラケット56に、支持軸部材12 の長手方向に直交する方向に摺動せしめられるロッド57aを有して取り付けら れたエアシリンダ57と、ブラケット56により上下方向に伸びるものとされて 支持され、上端部にエアシリンダ57のロッド57aが取り付けられるとともに 、下端部にローラ58が回動自在に取り付けられた一対のレバー部材60とを有 して構成され、支持軸部材12の中央部側に配された2個のバンパー当接保持部 材13に夫々設けられたフック部70を駆動するものとされている。
【0030】 フック部70は、支持軸部材12の中央部側に配された2個のバンパー当接保 持部材13の夫々の本体部13Aに、バンパー受部A1〜A5の夫々に対応して 5個取り付けられており、各フック部70は、屈曲端部を有した支持部材71を 介して本体部13Aに支持されたレール72と、レール72に摺動可能に係合せ しめられた状態で、支持部材71の屈曲端部に対向する屈曲端部を有するものと された連結部材73に取り付けられた一対の摺動係合部74と、一対の摺動係合 部74の摺動に伴って進退動を行うフック部材75と、当接部76が設けられた 一端部が連結部材73の屈曲端部に係止されて本体部13Aの面部に沿って伸び 、他端部が支持部材71の屈曲端部に設けられた透孔を摺動可能に貫通し、コイ ルスプリング77により付勢されて一対の摺動係合部74を、それに連結された フック部材75に本体部13Aから離隔した突出位置をとらせるものとなすロッ ド78とを有して構成されている。各フック部材75は、それに対応するバンパ ー受部A1,A2,A3,A4もしくはA5が把持するフロント・バンパーの形 状に応じて進退動せしめられる長さを有したものとされている。
【0031】 一対のフック部駆動機構55の夫々においては、エアシリンダ57が作動状態 におかれてロッド57aが進出状態とされるとき、そのロッド57aが取り付け られたレバー部材60が、図1において一点鎖線により示される位置から実線に より示される位置へと回動せしめられる。そして、斯かる際に、レバー部材60 に回動自在に取り付けられたローラ58が、フック部70が設けられた2個のバ ンパー当接保持部材13の夫々におけるバンパー受部A1〜A5のうち把持位置 におかれたものに対応するフック部70の当接部76に当接して、その当接部7 6が設けられたロッド78をコイルスプリング77の付勢力に抗する方向に押圧 する状態におかれ、それにより、ロッド78に連結された一対の摺動係合部74 が、本体部13Aから離隔した進出位置をとるフック部材75を本体部13Aに 近接する後退位置をとるものとなすべく摺動せしめられて、フック部材75が後 退位置に位置規制される。
【0032】 一方、ロボット4の動作制御を行う制御ユニット100が備えられており、制 御ユニット100の内蔵メモリには、予め、フロント・バンパーの取付けが行わ れるべくバンパー取付作業ステーションSTに順次搬入される車体1の種類に応 じて、バンパー取付作業ステーションSTに搬入されるフロント・バンパーにつ いての種類及び搬入順序が記憶されている。そして、斯かる制御ユニット100 による動作制御が行われるロボット4の可動リスト4Bに取り付けられたバンパ ー把持装置10により、バンパー取付作業ステーションSTにおけるバンパー受 台上に、取り付けられるべき車体1に対する位置決めが行われた状態で保持され たフロント・バンパーの把持が行われるにあたっては、バンパー把持装置10が その支持軸部材12がバンパー受台上に保持されたフロント・バンパーのうちの 選択されたものに沿って伸びる位置をとるものとされる状態で配置され、各バン パー当接保持部材13における5個のバンパー受部A1〜A5のうちから、選択 されたフロント・バンパーの種類に対応するもの、例えば、バンパー受部A1が 選択される。そして、選択されたバンパー受部A1にバンパー受台上の選択され たフロント・バンパーに対応した把持位置をとらせるべくモータ42が作動状態 にされ、それにより、各バンパー当接保持部材13が支持軸部材12に伴って回 転せしめられる。
【0033】 バンパー受部A1が把持位置におかれると、モータ42の作動が停止せしめら れるとともに、一対の第1の支持機構部14L及び14Rの夫々における連結板 部材20に取り付けられたエアシリンダ45が作動状態とされて、支持軸部材1 2の両端部側に配された2個のバンパー当接保持部材13の夫々に設けられた係 合孔49にエアシリンダ45のロッド45aが係合せしめられ、それにより、支 持軸部材12が、ロック状態におかれて、バンパー当接保持部材13を伴っての 一対の第1の支持機構部14L及び14Rに対する回転が阻止される状態とされ る。その結果、各バンパー当接保持部材13におけるバンパー受部A1が、選択 されたフロント・バンパーに対する把持位置を確実に維持するものとされる。
【0034】 各バンパー当接保持部材13におけるバンパー受部A1は、把持位置におかれ ると、選択されたフロント・バンパー(フロント・バンパーWとする)に係合せ しめられ、図8に示される如くに、それに設けられた位置決めピン51をフロン ト・バンパーWに形成されたエア取入口形成部80に設けられた位置決め孔81 に係合させるとともに、その他端部をフロント・バンパーWの外表面部に当接さ せて、フロント・バンパーWを把持するものとされる。このようにしてバンパー 受部A1が把持位置をとってフロント・バンパーWを把持するものとされたバン パー当接保持部材13のうちの、フック部70が設けられた2個にあっては、把 持位置をとったバンパー受部A1に対応するフック部70において進出状態をと るフック部材75が、フロント・バンパーWにおけるエア取入口形成部80の内 側に入り込んだ状態とされる。
【0035】 なお、各バンパー当接保持部材13におけるバンパー受部A1がフロント・バ ンパーWに係合せしめられるにあたり、各バンパー受部A1の他端部がフロント ・バンパーWの外表面部に当接するものとなったときには、一対の第1の支持機 構部14L及び14Rの夫々における連結板部材20に取り付けられたエアシリ ンダ45が非作動状態とされ、支持軸部材12が、ロック状態が解除されて、バ ンパー当接保持部材13を伴っての一対の第1の支持機構部14L及び14Rに 対する回転を行えるものとされ、各バンパー当接保持部材13におけるバンパー 受部A1の他端部がフロント・バンパーWの外表面部に応じた当接位置を自由に とるものとされて、各バンパー当接保持部材13におけるバンパー受部A1によ るフロント・バンパーWの把持が、フロント・バンパーWの外表面部に過度な外 力が及ぼされないようにして行われ、その後、再度支持軸部材12がロック状態 に置かれる。
【0036】 さらに、斯かる際においては、第1の支持機構部14L及び14Rの夫々にお けるエアシリンダ44,第2の支持機構部15L及び15Rの夫々におけるエア シリンダ39、及び、第3の支持機構部16L及び16Rの夫々におけるエアシ リンダ30の夫々が作動状態におかれて、4個のバンパー当接保持部材13が嵌 合せしめられた支持軸部材12が、可動支持部材11に対して固定された状態に おかれる。また、一対のフック部駆動機構55の夫々におけるエアシリンダ57 が作動状態におかれ、各エアシリンダ57のロッド57aに連結されたレバー部 材60が、図1において一点鎖線により示される位置から実線により示される位 置をとるものとされる。それにより、フック部70が設けられたバンパー当接保 持部材13において、把持位置をとるバンパー受部A1に対応するフック部70 におけるフック部材75が、後退動を行うものとされて、バンパー受部A1によ り把持されたフロント・バンパーWのエア取入口形成部80における端部に係合 せしめられる。それにより、フロント・バンパーWが、各バンパー当接保持部材 13における把持位置をとるバンパー受部A1によって確実に把持されたものと される。
【0037】 このようなフロント・バンパーWに対する、各バンパー当接保持部材13にお いて把持位置をとるバンパー受部A1による把持及び一対のフック部材75によ る係合が行われることにより、フロント・バンパーWは、その外観が損なわれる 損傷等を受ける虞なく、4個のバンパー当接保持部材13が備えられた支持軸部 材12によって支持された状態とされる。そして、フロント・バンパーWの把持 が終了すると、図2に示される如く、ロボット4によって、バンパー把持装置1 0が、バンパー取付作業ステーションSTに搬入されて車体停止域に停止せしめ られた車体1のフロント側端部へと搬送され、支持軸部材12によって支持され たフロント・バンパーWが、車体1のフロント側端部に対向する位置におかれる 。斯かるフロント・バンパーWの搬送時においては、4個のバンパー当接保持部 材13が備えられた支持軸部材12が可動支持部材11に対して固定された状態 におかれるので、車体1のフロント側端部に対向配置されたフロント・バンパー Wの車体1に対して位置決めされた状態が精度よく維持される。
【0038】 車体1のフロント側端部にフロント・バンパーWが対向配置されると、ロボッ ト4は、図1に示される如くに、車体1のフロント側端部に設けられた各バンパ ー係合部5に形成された一対のボルト挿通孔91に、フロント・バンパーWにお ける車体1のフロント側端部に設けられた各バンパー係合部5に形成された一対 のボルト挿通孔91に対応する位置をとって取り付けられた一対のスタッドボル ト92が挿通された状態を得べく、バンパー把持装置10を車体1にさらに近接 させて、フロント・バンパーWを車体1のフロント側端部に係合させる。斯かる 際には、第1の支持機構部14L及び14Rの夫々におけるエアシリンダ44, 第2の支持機構部15L及び15Rの夫々におけるエアシリンダ39、及び、第 3の支持機構部16L及び16Rの夫々におけるエアシリンダ30の夫々が非作 動状態とされて、支持軸部材12,第1の支持機構部14L及び14Rの夫々、 及び、第2の支持機構部15L及び15Rの夫々のロック状態が解除され、それ により、フロント・バンパーWを把持した4個のバンパー当接保持部材13が備 えられた支持軸部材12が、車体1のフロント側端部に対して上下方向、即ち、 矢印Xの方向,左右方向、即ち、矢印Yの方向、及び、前後方向、即ち、矢印Z の方向のいずれにも移動し得る状態におかれる。
【0039】 車体1のフロント側端部に設けられた各バンパー係合部5に形成されたボルト 挿通孔91に対するフロント・バンパーWに取り付けられたスタッドボルト92 の挿通は、図1に示される如くに、車体1のフロント側端部に設けられた各バン パー係合部5に形成された基準孔94に、フロント・バンパーWにおける基準孔 94に対応する位置をとって、スタッドボルト92より突出長が大とされて取り 付けられた基準ピン95が挿通せしめられ、その基準ピン95の案内のもとに、 ボルト挿通孔91にスタッドボルト92が挿通せしめられる。斯かる際、車体1 に対して位置決めされた状態で対向配置されたフロント・バンパーWが、その製 造上のばらつき等により、基準ピン95の軸中心が、車体1に設けられた各バン パー係合部5に形成された基準孔94の中心に一致しないものとされる場合には 、車体1のフロント側端部に係合せしめられるフロント・バンパーWが、各バン パー受部A1側への反力を生じつつ、基準ピン95が車体1に設けられた各バン パー係合部5の表面部を滑動して基準孔94に挿通するものとなる状態におかれ るが、第1の支持機構部14L及び14Rの夫々におけるエアシリンダ44,第 2の支持機構部15L及び15Rの夫々におけるエアシリンダ39、及び、第3 の支持機構部16L及び16Rの夫々におけるエアシリンダ30の夫々が非作動 状態とされて、フロント・バンパーWを把持した4個のバンパー当接保持部材1 3が備えられたた支持軸部材12が、車体1のフロント側端部に対して上下方向 ,左右方向、及び、前後方向のいずれにも移動し得る状態におかれていることに より、フロント・バンパーWが生じる反力に応じて、支持軸部材12が車体1の フロント側端部に対して上下方向,左右方向及び前後方向に自在に移動し、その 結果、フロント・バンパーWを把持するバンパー受部A1のフロント・バンパー Wに対する当接力が増大する事態が回避され、フロント・バンパーWは、その外 表面部がバンパー受部A1による損傷等を受けることなく、基準ピン95が車体 1に設けられた各バンパー係合部5に形成された基準孔94に挿通せしめられる ものとされる。そして、フロント・バンパーWに取り付けられたスタッドボルト 92が、基準ピン95による案内を受けて、車体1に設けられた各バンパー係合 部5に形成されたボルト挿通孔91に挿通せしめられて、車体1に対するフロン ト・バンパーWの仮組みが行われる。
【0040】 このように車体1に対するフロント・バンパーWの仮組が行われた後には、車 体1に設けられた一対のバンパー係合部5からその内部にボルト挿通孔91を通 じて突出したフロント・バンパーWのスタッドボルト92に対するナット締めが 行われて、車体1に対するフロント・バンパーWの組付けが完了する。車体1に 対するフロント・バンパーWの組付けが完了すると、各エアシリンダ57が非作 動状態におかれ、それらエアシリンダ57にロッド57aを介して連結されてい るレバー部材60が、図1において実線により示される位置から一点鎖線により 示される位置に戻され、それにより、各フック部材75のフロント側バンパーW のエア取入口形成部80の端部に対する係合が解除され、ロボット4によるフロ ント・バンパーWからの各バンパー当接保持部材13の引き離しが行われる。そ の後、バンパー把持装置10は、ロボット4により、再びバンパー受台へと搬送 され、ロホット4及びバンパー把持装置10による上述の如くの動作が繰り返し 行われる。
【0041】 また、フロント・バンパーWを車体1に仮組みさせる際において、フロント・ バンパーWの車体1に対する位置決めが良好に行われていず、フロント・バンパ ーWに設けられた基準ピン95が車体1によりロボット4の搬送方向とは逆方向 に押圧され、第2の支持機構部15Lにおける位置センサ85、もしくは、第2 の支持機構部15Rにおける位置センサによって、第1の支持機構部14L及び 14Rの夫々における連結板部材20の一方の原位置からの移動量が所定以上で あることが検出された場合には、フロント・バンパーWの外表面部がバンパー受 部A1による損傷等を受ける事態を回避すべく、そのフロント・バンパーWのバ ンパー把持装置10からの取り外しが行われるようにされる。
【0042】 なお、上述の例においては、フロント・バンパーWを4個のバンパー当接保持 部材13及び一対のフック部駆動機構55により把持するようになされているが 、本考案に係る長尺ワークの把持装置においては、バンパー当接保持部材13に 加えて、フロント・バンパーWをその外表面部に損傷を与えることなく保持する 、例えば、弾性体で成る吸着パッドが用いられるようになされてもよい。さらに 、上述の例においては、車体1のフロント側端部に対するフロント・バンパーの 取付けが行われるようになされているが、本考案に係る長尺ワークの把持装置は 、車体1のリア側端部に対するリア・バンパーの取付けにも適用できること勿論 である。
【0043】
以上の説明から明らかな如く、本考案に係る長尺ワークの把持装置によれば、 支持軸部材にそれに伴って回転すべく取り付けられたワーク当接保持部材が、各 々が複数種の長尺ワークに夫々対応する形状を有した複数のワーク当接部が設け られるとともに、各ワーク当接部に対応して可動係合部材が設けられるものとさ れたもとで、長尺ワークの把持に際して、ワーク当接保持部材における複数のワ ーク当接部のうちの把持されるべき長尺ワークに対応する形状を有したものが、 支持軸部材が回転せしめられることにより容易に選択されて、選択されたワーク 当接部が把持位置をとるものとされ、その選択されたワーク当接部とそれに対応 する可動係合部材とが協働して、把持されるべき長尺ワークを把持するようにさ れるので、把持されるべき長尺ワークに応じた部材の変更あるいは交換等の煩わ しい作業を必要とすることなく、複数種の長尺ワークをその種類に応じて容易か つ確実に把持することができ、しかも、把持した長尺ワークのそれに対応する取 付部に対する位置決め状態を精度よく維持することができることになる。
【図1】本考案に係る長尺ワークの把持装置の一例の要
部を示す側面図である。
部を示す側面図である。
【図2】本考案に係る長尺ワークの把持装置の一例がバ
ンパー取付作業ステーションに設置された状態を示す斜
視図である。
ンパー取付作業ステーションに設置された状態を示す斜
視図である。
【図3】本考案に係る長尺ワークの把持装置の一例の要
部を示す概略正面図である。
部を示す概略正面図である。
【図4】本考案に係る長尺ワークの把持装置の一例の要
部を示す概略平面図である。
部を示す概略平面図である。
【図5】本考案に係る長尺ワークの把持装置の一例の部
分を示す断面図である。
分を示す断面図である。
【図6】本考案に係る長尺ワークの把持装置の一例の部
分を示す一部破断平面図である。
分を示す一部破断平面図である。
【図7】本考案に係る長尺ワークの把持装置の一例の部
分を示す側面図である。
分を示す側面図である。
【図8】本考案に係る長尺ワークの把持装置の一例の動
作説明に供される図である。
作説明に供される図である。
1 車体 4 ロボット 5 バンパー係合部 10 バンパー把持装置 11 可動支持部材 12 支持軸部材 13 バンパー当接保持部材 14L,14R 第1の支持機構部 15L,15R 第2の支持機構部 16L,16R 第3の支持機構部 30,39,44,45,57 エアシリンダ 42 モータ 55 フック部駆動機構 60 レバー部材 70 フック部 75 フック部材 94 基準孔 95 基準ピン A1,A2,A3,A4,A5 バンパー受部 100 制御ユニット
Claims (1)
- 【請求項1】可動支持部により回転可能に支持された支
持軸部材と、 各々が複数種の長尺ワークに夫々対応する形状を有した
複数のワーク当接部が設けられて、上記支持軸部材に該
支持軸部材に伴って回転すべく取り付けられたワーク当
接保持部材と、 該ワーク当接保持部材に上記複数のワーク当接部に夫々
対応して設けられた複数の可動係合部材と、 上記支持軸部材を回転させて、上記ワーク当接保持部材
における複数のワーク当接部のうちの把持すべき長尺ワ
ークに対応する形状を有したものに把持位置をとらせる
支持軸回転駆動部と、 上記把持すべき長尺ワークに対応する形状を有したワー
ク当接部が把持位置をとるものとされた上記ワーク当接
保持部材を伴った上記支持軸部材を移動させて、上記把
持位置をとるものとされたワーク当接部を上記把持すべ
き長尺ワークに係合させるべく上記可動支持部を駆動す
る可動支持部駆動部と、 上記ワーク当接保持部材における上記把持位置をとるも
のとされたワーク当接部が上記把持すべき長尺ワークに
係合するとき、上記把持位置をとるものとされたワーク
当接部に対応する上記可動係合部材に、上記把持位置を
とるものとされたワーク当接部と協動して上記把持すべ
き長尺ワークを把持する動作を行わせる可動係合部材駆
動部と、 を具備して構成される長尺ワークの把持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7807891U JP2548130Y2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 長尺ワークの把持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7807891U JP2548130Y2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 長尺ワークの把持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0529636U true JPH0529636U (ja) | 1993-04-20 |
| JP2548130Y2 JP2548130Y2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=13651812
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7807891U Expired - Lifetime JP2548130Y2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 長尺ワークの把持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2548130Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108127681A (zh) * | 2018-01-12 | 2018-06-08 | 上海发那科机器人有限公司 | 一种用于搬运汽车保险杠的机器人伺服手爪 |
-
1991
- 1991-09-26 JP JP7807891U patent/JP2548130Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108127681A (zh) * | 2018-01-12 | 2018-06-08 | 上海发那科机器人有限公司 | 一种用于搬运汽车保险杠的机器人伺服手爪 |
| CN108127681B (zh) * | 2018-01-12 | 2023-11-21 | 上海发那科机器人有限公司 | 一种用于搬运汽车保险杠的机器人伺服手爪 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2548130Y2 (ja) | 1997-09-17 |
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