JPH0529648U - 形鋼加工機のフランジ縁のクランプ装置 - Google Patents

形鋼加工機のフランジ縁のクランプ装置

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JPH0529648U
JPH0529648U JP6542891U JP6542891U JPH0529648U JP H0529648 U JPH0529648 U JP H0529648U JP 6542891 U JP6542891 U JP 6542891U JP 6542891 U JP6542891 U JP 6542891U JP H0529648 U JPH0529648 U JP H0529648U
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flange
shaped steel
edge
claw
clamp
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JP6542891U
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高佳 柏田
克則 北
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コマツエンジニアリング株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 形鋼加工機におけるワーク(形鋼)のクラン
プ装置に関するもので、一動作によって形鋼のフランジ
の上縁を上下方向と左右方向とに同時に固定することが
でき、クランプ具に作用する力を上記両方向に効率良く
変換することができる構造のクランプ装置を得ることで
ある。 【構成】 上下方向(形鋼41のフランジ41の幅方
向)に進退するスライド台23に形鋼の長手方向のピン
26で枢支されたクランプ具27を備え、このクランプ
具27は、上記ピン26の軸心より外側の位置で形鋼の
フランジの縁面43に当接する押え爪28と、押え爪2
8より内側の位置においてフランジ41の縁近傍のフラ
ンジ内面44に当接する横爪29とを備えている。横爪
29は、形鋼のフランジ41を挟んで固定板21と対向
しており、固定板21は、形鋼40を載置する加工基準
台2のテーブル面4と直交する面を有している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、H形鋼や溝形鋼などの形鋼に孔明け加工、スカラップ加工、開先 加工などを行う加工機におけるワーク(形鋼)のクランプ装置に関するもので、 形鋼の形状誤差を調整した状態でそのフランジの縁部分を固定するクランプ装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
開先加工等に際して形鋼に重切削加工を施す際には、加工反力によってフラン ジが変位したり振動したりするのを避けるために、形鋼のフランジ縁を固定する 必要がある。形鋼には、たとえばH形鋼について図5および図6で誇張して示す ように、往々にしてウエブ42とフランジ41との間の直角度やフランジ41の 平面度などに形状誤差が生じている。このような形状誤差のある形鋼を加工基準 台2に載置してそのテーブル面と直交する方向に移動する刃物でフランジ41に 開先加工を行った場合、テーブル面に対するフランジの傾きによって開先形状、 特に開先の深さに大きな誤差を生じ、溶接強度に悪影響を及ぼす結果となる。
【0003】 そこで従来は図7に示すように、外側を向いた傾斜面51を備えたクランプ爪 52をクランプしようとする形鋼40のフランジ41の縁に向けてフランジ幅方 向に進出させ、クランプ爪52の進出方向(図の下方)の力で加工基準台2との 間でフランジ41を幅方向に挟持するとともに、傾斜面51をフランジ縁の内側 角に当接させてその楔作用によってフランジ41の縁を外側へ押圧し、テーブル 面に対して垂直に設けた固定板21にフランジ41を押圧することにより、フラ ンジ41の傾きを矯正していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
図7に示すような従来の構造では、クランプ具の傾斜面51がフランジ縁の内 側角と1点で当接するため、フランジ41の傾きを矯正するのに必要なクランプ 力を作用させようとすると、この当接部の面圧が非常に高くなり、傾斜面51に 凹みや傷つきが生じるという問題があった。
【0005】 このような凹みや傷つきが生じると、傾斜面51とフランジ縁の内側角との間 の滑りが悪くなるため、クランプ爪52の進出方向の力がフランジ41を固定板 21側に押接する方向の力に変換されにくくなり、フランジ41の傾きを矯正す るために、さらに大きなクランプ力を必要とするという悪循環が生じていた。
【0006】 さらにこのような傾斜面51と形鋼40との滑り接触によってフランジ41の 幅方向のクランプ力をフランジ41の厚さ方向の傾き矯正力に変換する構造は、 力の変換効率が悪く、クランプ爪52を駆動するアクチュエータが大型になると いう欠点がある。
【0007】 この考案は一動作によって形鋼のフランジの縁をフランジ幅方向とフランジの 肉厚方向とに同時に固定することができ、クランプ具に作用する駆動力が上記両 方向に効率良く変換され、かつ上記両方向の力をそれぞれその力の作用方向と直 交する面によって付与することができる構造のクランプ装置を得ることを課題と している。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案のクランプ装置は、加工しようとする形鋼40のフランジ41の幅方 向に進退するスライド台23に形鋼の長手方向と平行な方向のピン26で枢支さ れたクランプ具27を備えている。クランプ具27は、上記ピン26の軸心より 外側の位置で形鋼のフランジの縁面43に当接する押え爪28と、押え爪28よ り内側の位置においてフランジ41の縁近傍のフランジ内面44に当接する横爪 29とを備えている。
【0009】 横爪29は、形鋼のフランジ41を挟んで固定板21と対向しており、固定板 21は、形鋼40を載置する加工基準台2のテーブル面4と直交する面を有して いる。形鋼の両側のフランジ41をガイドするべく配置された対向する2個の固 定板21の一方は、他方に対して近接離隔自在なコラム5bに装着され、該コラ ムの近接動作によって形鋼の両フランジ面を挟持する。
【0010】
【作用】
スライド台23をフランジ41の縁に向けて進出させると、押え爪28がフラ ンジ41を幅方向にクランプするとともに、この押え爪に掛かるクランプ反力に よるクランプ具27のピン26まわりの回動が横爪29をフランジ41の肉厚方 向に押動させる。
【0011】 従って、形鋼40を加工基準台2に載置し、対向する固定板21でフランジ4 1を挟持した後、スライド台23をフランジ41に向かって進出させると、最初 にクランプ具27の押え爪28がフランジ41の縁面43に当接し、その当接反 力によりクランプ具27がピン26まわりに回動して横爪29がフランジ41の 内側面に当接する。そしてスライド台23に与えられるクランプ力は、押え爪2 8に与えられてフランジ41を幅方向に挟持する力となり、そのクランプ力と等 しい反力がクランプ具27を回動させるモーメントとなって横爪29を固定板2 1に向けて付勢し、フランジ41の縁を固定板21との間でその厚さ方向に挟持 するとともに、フランジの縁を固定板21に押し付けて、フランジ41の傾きを 矯正する。
【0012】 この考案の構造によれば、フランジ41を幅方向にクランプする力は、押え爪 28からフランジの縁面43に直角に作用し、フランジ41を肉厚方向に押圧す る力は、横爪29からフランジ41の内側面に直角方向に作用する。従ってフラ ンジ41の縁部分は、互いに直角方向から作用する2方向の力で確実に固定でき 、重切削加工時においても、フランジの位置ずれや振動が生じず、より精度の高 い加工が可能になる。
【0013】
【実施例】 図2および図3は、この考案のクランプ具を備えた形鋼加工機の一例を示した 図である。この加工機は、形鋼40を載置する加工基準台2の両側に立設したコ ラム5a、5bに沿って昇降する工具ヘッド11に追い込み加工用の円筒フライ ス15a、スカラップ加工用の円弧フライス15bおよび開先加工用の円錐フラ イス15cを装着し、これらのフライスを工具モータ14で同時駆動して工具ヘ ッド11をフランジ41の幅方向に移動させ、図4に示すフランジ41の端部の 追い込み加工aと、ウエブ42のスカラップ加工bと、開先加工cとを行う。
【0014】 加工基準台2は、コラム5a、5bに互いに対向させて軸支した短い基準ロー ラによって形成されており、その頂部がテーブル面4を形成している。基準ロー ラ2は、ベース1に水平に軸支した材料搬入搬出用のローラ3・・・群と略同高 さに位置している。第1コラム5aと第2コラム5bとの2本のコラムは、基準 ローラ2の両側に位置し、第1コラム5aはベース1上に形鋼40の長手方向に 移動自在に設けられ、第2コラム5bは形鋼40の長手直角方向に移動自在に設 けられ、これらを駆動するシフトモータ6およびクランプシリンダ7が設けられ ている。
【0015】 コラム5aおよび5bには、ガイドレール10に沿って昇降自在にそれぞれの 工具ヘッド11が装着され、この工具ヘッド11は、各コラム5a、5bの上端 に下方を向けて装着した減速機付きの昇降モータ12で駆動される送りネジ13 に螺合して昇降駆動される。
【0016】 各工具ヘッド11には、工具モータ14によって同時駆動される3本の水平方 向の工具軸が上下方向に並べて配置されており、上端の工具軸にはフランジ41 の端部を削り落とす追い込み加工用の円筒フライス15aが装着され、中間の工 具軸にはウエブ42とフランジ41との接続部にスカラップを加工する円弧フラ イス15bが装着され、下端の工具軸にはフランジの端面を斜めに削り落とす開 先加工用の円錐フライス15cが装着されている。またこれらの工具ヘッド11 の上端には、加工に先立って形鋼40の端面に当接して形鋼40の位置決めを行 うための進退可能なストッパ18a、18bを備えた位置決め装置19が設けら れている。
【0017】 一方コラム5a、5bの対向面には、形鋼40のフランジ面を両側から挟持す る固定板21を兼ねたガイドプレート22が固定され、このガイドプレートにス ライド台23が上下方向摺動自在に装着されている。スライド台23は、各コラ ム5a、5bの内側上端に設けた上縁固定シリンダ24のピストンロッド25に 連結されて昇降駆動される。スライド台23には、形鋼40の長手方向と平行な 方向のピン26でクランプ具27が回動自在に懸吊されており、このクランプ具 27は、図1に示すように、ピン26より外側(コラム側)に位置する押え爪2 8と、これより内側で下方に延びる横爪29との2つの爪が突出形成されている 。クランプ具27は、その自由懸吊状態において押え爪28が若干内側に回動し た位置で懸吊されるように、押え爪28側を少し重くしてあり、かつその内側へ の揺動端を規制するストッパピン30が植立され、このストッパピン30は自由 懸吊状態でスライド台23に下面に当接している。
【0018】 コラム5a、5bには、上記上縁固定シリンダ24の他に、下縁固定シリンダ 33が設けられており、この下縁固定シリンダのピストンロッドは、図1に示す ように、基準ローラ2の横を通って形鋼40のフランジ41の下縁内側に延びる L形爪34に連結されている。
【0019】 コラム5a、5bの上端には、これらを連結するビーム36が設けられている 。第1コラム5aとビーム36とは、形鋼40の長手方向に摺動可能であり、第 2コラム5bとビーム36は、形鋼40の長手直角方向に摺動可能であり、かつ これらの摺動部には、その摺動方向を規制するレール37aおよび37bの他に ロック装置38が設けられており、このロック装置を締結することによって、ビ ーム36と第1コラム5aの上端および第2コラム5bの上端とが固定され、剛 性の高い門型のフレームが形成されるようになっている。
【0020】 次に上述した形鋼加工機における形鋼40の固定と加工動作について説明する 。形鋼40の供給に先立ち、第2コラム5bを後退させて対向する固定板21相 互の間隔が加工しようとする形鋼40のフランジ間隔よりも広くなるように設定 するとともに、第1コラム5aを図2の手前側(材料の送り方向)に若干移動さ せておく。ストッパ18a、18bは、追い込み加工量により左右別々に位置設 定される。このとき形鋼40の端部が斜めに切断されているときには、両側のフ ランジ41の段違い量に合わせて、第1コラム5aの位置を決定する。
【0021】 この状態で加工しようとする形鋼40をテーブル2に載置し、その端部の一端 が第2コラム5b側のストッパ18bに当接するまで形鋼40を進出させる。こ の状態で第2コラム5bを進出させて対向する固定板21相互で形鋼40を一旦 挟持した後、その挟持力を開放し、第1コラム5aをそのストッパ18aが形鋼 40の端部に当接するまで形鋼40側に移動させる。この状態で第2コラム5b を再度進出方向に付勢して形鋼40を挟持するとともに、ビーム36と第1およ び第2コラム5a、5bの上端を締結してコラム5a、5bの剛性を確保する。
【0022】 次に上縁固定シリンダ24および下縁固定シリンダ33を作動させ、フランジ 41の下縁をL形爪34で外側に引いて固定板21に密着させるとともに、前記 作用の項で詳述した動作により、クランプ具27の押え爪28でフランジ41を 幅方向に挟持し、且つ横爪29でフランジ41の上縁を固定板21に密着させる 。この動作により、形鋼40の両側のフランジ41は、それぞれのコラム5a、 5bの固定板21に沿わされた状態で固定される。
【0023】 次いで工具モータ14を駆動して3個のフライス15a、15b、15cを回 転させ、昇降モータ12により工具ヘッド11を上昇させる。工具ヘッド11の 上昇に伴い、フランジ41の端部にまず円筒フライス15aが当接して、図4に aで示す領域が切除され、次いで円弧フライス15bによってウエブ42が図4 にbで示すようにスカラップ加工され、次いで円錐フライス15cによって図4 にcで示す開先部分が切除される。
【0024】 このとき工具ヘッド11の上昇速度を制御することにより、円筒フライス15 aが所定の送り速度で加工を開始したあと、円筒フライス15aがウエブ42の 位置を加工するときに第1の減速送りが行われ、ウエブ42の加工が終わると元 の速度に戻り、次いで円弧フライス15bがウエブ42を加工するときに第2の 減速送りが行われ、ウエブ42のスカラップ加工が終わると、円錐フライス15 cによる開先加工速度で上昇し、円錐フライス15cがフランジ41の上縁から 離れた位置で早送りが行われる。
【0025】 このようにして図4に示す形鋼40の端部の開先加工が行われ、円錐フライス 15cが形鋼40から離れた後、フライスの回転を停止し、上記と逆の順序で形 鋼40の固定を解いた後、工具ヘッド11を下方のホームポジションに復帰させ て、一加工サイクルを終了する。
【0026】
【考案の効果】
この考案のクランプ装置によれば、一動作でフランジの幅方向の固定と、肉厚 方向の挟持によるフランジの傾きの矯正とを同時に行うことができ、かつその2 方向に働く力がフランジの縁面および内側面から面直角方向に作用するので、フ ランジ縁部の確実な固定が実現され、位置ずれのない精度の高い加工が可能にな る。さらにクランプ具の爪の当接面の変形や損傷によってクランプ力が低下する ことがなく、横方向への力の変換が効率良く行われるので、大きくかつ経年変化 のない安定したクランプ力が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のクランプ装置を示す正面図
【図2】形鋼加工機の一例を示す正面図
【図3】形鋼加工機の一例を示す平面図
【図4】形鋼の端部の加工状態を示す平面図
【図5】形鋼の形状誤差の一例を示す説明図
【図6】形鋼の形状誤差の他の例を示す説明図
【図7】従来のクランプ構造の一例を示す模式図
【符号の説明】
23 スライド台 26 ピン 27 クランプ具 28 押え爪 29 横爪 40 形鋼 41 フランジ 43 縁面 44 フランジ内面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工しようとする形鋼(40)のフランジ(4
    1)の幅方向に進退するスライド台(23)に形鋼の長手方向
    と平行な方向のピン(26)でクランプ具(27)が枢着されて
    おり、このクランプ具(27)はピン(26)の軸心より外側の
    位置で形鋼のフランジの縁面(43)に当接する押え爪(28)
    と、押え爪(28)より内側の位置においてフランジ(41)の
    縁近傍のフランジ内面(44)に当接する横爪(29)とを備え
    ており、スライド台(23)をフランジ(41)の縁に向けて進
    出させたときに、押え爪(28)がフランジ(41)を幅方向に
    クランプするとともに、この押え爪に掛かるクランプ反
    力によるクランプ具(27)のピン(26)まわりの回動が横爪
    (29)をフランジ(41)の肉厚方向に押圧させることを特徴
    とする、形鋼加工機のフランジ縁のクランプ装置。
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