JPH0529834U - 作業車両の動力取出装置 - Google Patents

作業車両の動力取出装置

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JPH0529834U JP7921091U JP7921091U JPH0529834U JP H0529834 U JPH0529834 U JP H0529834U JP 7921091 U JP7921091 U JP 7921091U JP 7921091 U JP7921091 U JP 7921091U JP H0529834 U JPH0529834 U JP H0529834U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業車両のクラッチ3の遮断後に入力ギヤ5
のシフト操作により動力取出しを行う動力取出装置の構
造を簡素化して製造に要する費用を低減するとともに、
不注意や錯誤による断続機構の作動を防止し、作業の安
全性を向上する。 【構成】 動力取出し用の油圧操作系33のマスタシリ
ンダ13を手動レバー17で作動させ、手動レバー17
が切換操作されたことをレバースイッチ27で検知し、
この検知信号を受けてコントロールバルブ24を作動さ
せ、流体圧シリンダ22を介して入力ギヤ5を走行動力
伝動系へ接続するようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、作業車両においてクラッチ以降の動力伝動系からエンジン動力の 取出しを行う動力取出装置に関し、その入力動力の断続機構を改良したものであ る。
【0002】
【従来の技術】
一般に、作業車両においてクラッチ以降の動力伝動系に設けた動力取出装置で は、クラッチを遮断状態にした後、その入力ギヤを接続位置へシフト操作し、再 びクラッチを接続状態へ戻して動力の取出しを行うようになっている。こうした 一連の動作を運転席から離れた位置、例えば作業機の近傍で行うために、クラッ チの切換えと入力ギヤのシフトとを自動的に行うことが例えば特公昭60−13 845号公報に知られている。
【0003】 そこでは、クラッチペダルをソレノイドで切換操作できるようにし、入力ギヤ を油圧シリンダでシフト操作できるようにしている。油圧シリンダの動作制御は 電磁操作式のコントロールバルブの切換えによって行っており、起動スイッチの オン操作によってソレノイド及びコントロールバルブの切換えを行う。
【0004】 一方、クラッチペダルの動作をクラッチに伝える油圧操作系を利用して、クラ ッチの切換えを行うものもある(特開平2−102829号公報参照)。このも のでは、クラッチペダルと連動する第1マスタシリンダとは別に動力取出装置用 の第2マスタシリンダを設け、その連通路を切換弁を介してペダル系の連通路に 接続する。第2マスタシリンダは流体圧シリンダで操作するようになっており、 その動作制御は電磁操作式のコントロールバルブで行っている。入力ギヤの切換 えは流体圧シリンダと電磁操作式のコントロールバルブとで行う。この場合にお いても、起動スイッチのON操作によってコントロールバルブを切り換え、流体 圧シリンダ及び第2マスタシリンダを作動させる。さらに、第2マスタシリンダ の切換動作を利用してスイッチをON動作し、入力ギヤ用のコントロールバルブ の切換えを行って流体圧シリンダを作動させ、ギヤシフトを行っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前者の装置では、ソレノイドと油圧シリンダとが殆んど同時に作動する。つま り、クラッチの遮断と殆んど同時に入力ギヤのシフト操作が行われる。そのため 、接続相手のギヤのイナーシャ回転が止まる前にギヤシフトが行われ、噛合騒音 を発することやギヤ歯の早期摩耗を生じやすいこと等の不利を免れない。また、 入力ギヤを動力系から切り離す時、イグニッションキースイッチをOFF操作し なければならない不便もある。
【0006】 この点、後者の装置では、第1マスタシリンダが完全に作動終了してクラッチ が遮断された後に、ギヤシフト用の流体圧シリンダが作動を開始するので、上記 のような不具合を生じることはない。
【0007】 しかし、その反面、第2マスタシリンダ及び入力ギヤ用のシフトレバーの操作 をいずれも流体圧シリンダ及び電磁操作式のコントロールバルブによって行うの で、構造が複雑であり、しかも取出し動力の断続機構のコストが高く付く。また 、誤って起動スイッチをON動作してしまう虞れがあり、動力取出装置で駆動さ れる作業機の種類によっては、安全性の点で問題がある。
【0008】 この考案は、クラッチの遮断後に入力ギヤのシフト操作を行う取出し動力の断 続機構において、その構造を簡素化して製造に要する費用を減少し、さらに不注 意や錯誤による断続機構の作動を防止し、作業の安全性を向上することを目的と する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的の達成のために、この考案では、車輪に対しエンジン動力を断続する クラッチ以降の走行動力伝動系に動力取出機構が設けられており、クラッチペダ ルに連動してクラッチを断続させる第1油圧操作系と、手動レバーに連動してク ラッチを断続操作する第2油圧操作系と、動力取出機構の入力ギヤを切換操作す るギヤ操作系とを備えている作業車両の動力取出装置が前提である。
【0010】 上記第2油圧操作系は、手動レバーで作動されるマスタシリンダを有し、該マ スタシリンダの作動油通路が切換弁を介してクラッチの作動部に接続されていて 、クラッチペダル及び手動レバーの双方によりクラッチの断続が行われるように 構成されている。
【0011】 また、上記ギヤ操作系は、入力ギヤ切換用のシフトレバーを切換操作する流体 圧シリンダと、流体源と、流体源から流体圧シリンダへの作動流体の供給を制御 する電磁操作式のコントロールバルブとを含んで構成されている。
【0012】 さらに、手動レバーがクラッチ遮断位置へ切換操作されたことを検知するレバ ースイッチと、該レバースイッチの検知信号に基づき、手動レバーの操作による クラッチの遮断後に入力ギヤが走行動力伝動系に接続されるようコントロールバ ルブを切換制御する制御手段とが設けられていることを特徴とする。
【0013】
【作用】
上記の構成によれば、走行動力伝動系からの動力取出しは、手動レバーを切換 操作することで開始され、マスタシリンダで加圧された作動油によってクラッチ を遮断する。ギヤ操作系は、手動レバーがクラッチ遮断位置へ切り換わったこと を検知してから作動を開始し、コントロールバルブの切換えによって作動流体を 流体圧シリンダに作用させ、シフトレバーを切り換えて入力ギヤを走行動力伝動 系に接続する。この後、手動レバーを待機位置へ戻してクラッチを繋ぎ、エンジ ン動力を走行動力伝動系を介して動力取出機構へ伝動する。尚、コントロールバ ルブは新たな作動指令が伝達されない限り切換状態を維持し続ける。
【0014】 以上のように、マスタシリンダを手動レバーで作動させる形態では、全自動化 された取出し動力の断続機構に比べて、構成部材点数を減らすことができる。さ らに、作業者が明確な意志をもって操作しない限り、手動レバーの切換えを行え ないので、不注意や錯誤による動力取出機構の作動を防止できる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1〜図3は本考案の実施 例に係わる動力取出装置を示す。図1において、1は作業車両に搭載されたエン ジン、2は変速用のトランスミッション、3はエンジン1とトランスミッション 2との間を断続するクラッチで、このクラッチ3は後述するように第1及び第2 油圧操作系32,33によってそれぞれ独立して断続されるようになっている。 また、4はトランスミッション2の外面に設けられた動力取出機構で、この動力 取出機構4は、図2に示すように、その入力ギヤ5をギヤ操作系34(図1参照 )でシフト操作してトランスミッション2内のギヤ2aに対し噛合又は噛合遮断 され、出力軸4aに接続した作業機用の駆動源6を駆動又は停止させる。駆動源 6は油圧ポンプや油圧モータ等である。
【0016】 上記第1油圧操作系32は、クラッチペダル7の踏み操作で作動する第1マス タシリンダ8と、その作動油通路9と、上記クラッチ3の断続用のクラッチレバ ー10を切換操作する作動部であるブースタ11とからなる。一方、第2油圧操 作系33は、作業機近くに配設された第2マスタシリンダ13と、その作動油通 路14とからなり、作動油通路14は切換弁15を介して上記ブースタ11に接 続されている。切換弁15は、各マスタシリンダ8,13から送給される作動油 をブースタ11にのみ作用させるために設けられている。第2マスタシリンダ1 3を操作するために、その操作ロッド16に手動レバー17を連結している。手 動レバー17はブラケット18に揺動自在に支持されており、図1に実線で示す 待機位置と仮想線で示すクラッチ遮断位置との間で切換操作される。
【0017】 ギヤ操作系34は、真空を生成する真空ポンプ20及びその真空を蓄える真空 タンク21からなる真空源(流体源)と、真空圧によって作動するバキュームシ リンダ22(流体圧シリンダ)と、真空タンク21及びバキュームシリンダ22 の間の真空通路23に設けられ、バキュームシリンダ22の動作を制御する電磁 操作式のコントロールバルブ24とからなり、動力取出機構4に設けたシフトレ バー25をバキュームシリンダ22で操作して、入力ギヤ5をシフト操作する。 コントロールバルブ24は、常時は真空通路23を遮断しており、そのスプール 24aが電磁力によって切換操作された状態にのみ真空通路23を連通して、バ キュームシリンダ22に真空圧を作用させる。
【0018】 クラッチ3を遮断した後に入力ギヤ5をシフト操作するために、手動レバー1 7がクラッチ遮断位置(図で仮想線にて示す位置)に切り換わったことを検知す るレバースイッチ27が手動レバー17の下端揺動軌跡範囲内に臨んで設けられ ている。28は上記コントロールバルブ24を切換制御するための制御装置で、 この制御装置28に上記レバースイッチ27が接続されている。レバースイッチ 27が手動レバー17で切換操作されて検知信号を発すると、制御装置28はコ ントロールバルブ24の励磁コイル24aへ作動電流を供給して、各ポートの接 続状態を切り換える。30はイグニッションキースイッチである。
【0019】 上記制御装置28においてレバースイッチ27及びコントロールバルブ24の 励磁コイル24aの制御に関する部分を図3に示す。同図において、R1,R2 ,R3はリレーコイル、r1,r2,r3はその開閉接点、Tはタイマ、tはそ のタイマ接点である。そして、リレーコイルR1,R3は第1リレー回路C1に 接続される一方、リレーコイルR2とタイマTと励磁コイル24aとは第2リレ ー回路C2に接続されている。
【0020】 この制御装置28の作動を説明するに、手動レバー17のクラッチ遮断位置へ の切換操作によりレバースイッチ27が動作すると、リレーコイルR1が励磁さ れて常開接点r1がON作動し、常閉接点r1がOFFすると共に、リレーコイ ルR2が励磁して常開接点がONする一方、常閉接点r2がOFFすることにな る。そして、タイマTが作動して所定時間後にタイマ接点tがONしてを介して コントロールバルブ24の励磁コイル24aが励磁して、コントロールバルブ2 4が図1の状態から切り換えられ、動力取出機構4が接続される。この状態にお いて、リレーコイルR1,R2は自己保持される一方、リレーコイルR3は消磁 状態のままである。
【0021】 続いて、手動レバー17を放して待機位置へ戻すと、レバースイッチ27がO FFすることになり、リレーコイルR1は消磁することになるが、リレーコイル R2は自己保持されたままであるので、励磁コイル24aは励磁状態のままで、 動力取出機構4は接続状態を維持することなる。
【0022】 その後、再び手動レバー17をクラッチ遮断位置に操作すると、レバースイッ チ27が動作し、リレーコイルR1が励磁されて常開接点r1がON作動し、常 閉接点r1がOFFすると共に、リレーコイルR3が励磁して常開接点r3がO Nする一方、常閉接点r3がOFFすることになる。これによりリレーコイルR 2が消磁して励磁コイル24aが消磁することになり、コントロールバルブ24 は図1の状態へ復帰して、バキュームシリンダ22を大気に開放する。つまり、 シフトレバー25は図1の状態へ復帰して入力ギヤ5を走行動力伝動系から切り 離す。
【0023】 以上のように、この実施例では、第2油圧操作系33の第2マスタシリンダ1 3を手動レバー17で作動させるとともに、その手動レバー17が切換操作され たことをレバースイッチ27で検知し、この検知信号を受けてコントロールバル ブ24を作動させ、バキュームシリンダ22を介して入力ギヤ5を走行動力伝動 系へ接続するので、全自動化された取出し動力の断続機構に比べ、第2マスタシ リンダ13の操作機構を手動レバー17だけに限って簡素化でき、製造コストを 低減できる。
【0024】 また、手動レバー17が完全に切り換った後にギヤ操作系34が作動するので 、スイッチ操作で取出し動力の断続を開始する場合における不注意や錯誤による 動力取出機構の作動を解消でき、不意に作業機が作動する等の事態を解消して、 作業の安全性を向上できる。
【0025】 さらに、作業機によっては、手動レバー17の操作量を調整することで、半ク ラッチ状態で動力を伝えることができ、作業機の立上がり運転動作をスムーズに 行うことができる。
【0026】 図4は、ギヤ操作系34の他の実施例を示しており、前実施例におけるバキュ ームシリンダ22を加圧空気で作動する流体圧シリンダ22aとし、加圧空気で 上記シフトレバー25を操作するようにしたものであって、加圧空気を生成する ブロア20a及びその加圧空気を蓄えるエアタンク21aと、エアタンク21a 及び流体圧シリンダ22aの間の空気通路23aに設けられて流体圧シリンダ2 2aの動作を制御する電磁操作式のコントロールバルブ26とからなり、動力取 出機構4に設けたシフトレバー25を流体圧シリンダ22aで操作して、入力ギ ヤ5をシフト操作する。コントロールバルブ26は、常時は空気通路23aを遮 断しており、そのスプール26aが電磁力によって切換操作された状態にのみ空 気通路23aを連通して、流体圧シリンダ22aに加圧空気を供給するようにな っている。その他の構成並びに作用・効果は前実施例と同様である。
【0027】 尚、制御装置28は半導体回路で構成することもできる。
【0028】
【考案の効果】
以上のように、この考案によると、クラッチをクラッチペダルの操作系とは別 系統で断続させる第2油圧操作系のマスタシリンダを手動レバーで作動させ、手 動レバーが切換操作されたことをレバースイッチで検知し、この検知信号を受け てコントロールバルブを作動させ、流体圧シリンダを介して入力ギヤを走行動力 伝動系へ接続するようにしたことにより、全自動化された取出し動力の断続機構 に比べ、マスタシリンダの操作機構を手動レバーだけに限って簡素化でき、構成 部材点数を減らした分だけ製造に要する費用を減少できる。
【0029】 また、手動レバーが完全に切り換ってからギヤ操作系が作動するようにしたの で、スイッチ操作で取出し動力の断続を開始する従来機構において問題であった 、不注意や錯誤による動力取出機構の作動を解消して、作業者の明確な意志の許 においてのみ分岐動力による作業機の作動を実現でき、事前の安全確認もなく不 意に作業機が作動する等の事態を解消して、作業の安全性を向上できる。
【0030】 さらに、作業機によっては、上記手動レバーの操作量を調整して半クラッチ状 態で動力を伝え、作業機の立上がり運転動作をスムーズに行える点でも有利であ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る動力取出装置の全体構成
を示す説明図である。
【図2】動力取出機構の入力部構造を示す概略説明図で
ある。
【図3】制御装置の一部を示す電気回路図である。
【図4】ギア操作系の他の実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1…エンジン 3…クラッチ 4…動力取出機構 5…入力ギヤ 8…第1マスタシリンダ 11…ブースタ 13…(第2)マスタシリンダ 15…切換弁 17…手動レバー 20…真空ポンプ 22…バキュームシリンダ(流体圧シリンダ) 24…コントロールバルブ 25…シフトレバー 27…レバースイッチ 28…制御装置(制御手段) 32…第1油圧操作系 33…第2油圧操作系 34…ギヤ操作系

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪に対しエンジン動力を断続するクラ
    ッチ以降の走行動力伝動系に動力取出機構が設けられて
    おり、クラッチペダルに連動してクラッチを断続させる
    第1油圧操作系と、手動レバーに連動してクラッチを断
    続操作する第2油圧操作系と、動力取出機構の入力ギヤ
    を切換操作するギヤ操作系とを備えている作業車両の動
    力取出装置であって、 上記第2油圧操作系は、手動レバーで作動されるマスタ
    シリンダを有し、そのマスタシリンダの作動油通路が切
    換弁をクラッチの作動部に接続されていて、クラッチペ
    ダル及び手動レバーの双方によりクラッチの断続が行わ
    れるように構成されており、 ギヤ操作系は、入力ギヤ切換用のシフトレバーを切換操
    作する流体圧シリンダと、流体源と、流体源から流体圧
    シリンダへの作動流体の供給を制御する電磁操作式のコ
    ントロールバルブとを含んでおり、 手動レバーがクラッチ遮断位置へ切換操作されたことを
    検知するレバースイッチと、該レバースイッチの検知信
    号に基づき、手動レバーの操作によるクラッチの遮断後
    に入力ギヤが走行動力伝動系に接続されるようコントロ
    ールバルブを切換制御する制御手段とが設けられている
    作業車両の動力取出装置。
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