JPH05299872A - 900MHz帯用電波吸収体 - Google Patents

900MHz帯用電波吸収体

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JPH05299872A
JPH05299872A JP4126762A JP12676292A JPH05299872A JP H05299872 A JPH05299872 A JP H05299872A JP 4126762 A JP4126762 A JP 4126762A JP 12676292 A JP12676292 A JP 12676292A JP H05299872 A JPH05299872 A JP H05299872A
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JP
Japan
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powder
ferrite
wave absorber
weight
electromagnetic wave
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Pending
Application number
JP4126762A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Inagaki
正幸 稲垣
Hisao Kaneko
久生 金子
Makoto Ishikura
誠 石倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 800MHz〜1GHzの電波を効果的に吸収で
き且つ薄型化する。 【構成】 合成ゴム中にフェライト粉末を混入し成形す
る。透磁率2000以上、誘電率1000以上のマンガン−亜鉛
系フェライト粉末を用い、それを85〜95重量%含有
させる。炭素粉末又は非磁性金属粉末を5重量%以下含
有させてもよい。粒径は100μm以下が好ましい。図
1のAは透磁率及び誘電率が高い場合、Bは透磁率が低
い場合(1000〜1500)、Cは誘電率が低い場合(10〜2
0)の電波吸収特性である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、800MHz〜1GHzの
不要電波を吸収する薄型フェライト・ゴム系電波吸収体
に関するものである。この電波吸収体は、例えば移動通
信機器の筐体内面に貼設して、筐体内部への不要電波の
侵入及び筐体外部への不要電波の漏洩を防止するのに好
適な材料である。
【0002】
【従来の技術】フェライト粉末と合成ゴムとを混練して
板状に成形した電波吸収体は従来公知である。そのよう
なフェライト・ゴム系の電波吸収体は、GHz帯(マイク
ロ波)では広く用いられている。しかし800MHz〜1
GHzの比較的低い周波数帯域では、電波吸収体自体を厚
く(12〜15mm程度)しなければ十分な電波吸収効果
が得られなかった。そこで、この周波数帯域において薄
型の電波吸収体が必要な場合は、フェライト焼結板から
なる電波吸収体を使用していた。
【0003】またフェライト・ゴム系電波吸収体に関連
して、吸収すべき電波の周波数帯域に応じてフェライト
粉末の粒子径を調整することにより、電波を効果的に吸
収する技術が知られている。これは、電波吸収効果が周
波数とフェライト粒子径の両方に関係があることに着目
し、周波数が低くなるほど粒子径の大きなフェライト粉
末を用いるものである(特公昭55−35002 号公報参
照)。その特許公報には、500MHz〜1.5GHzの周
波数帯域については、透磁率300以上で粒子径が1.
65mm〜701μmのフェライト粉末を用いることが記
載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】900MHz帯(800
MHz〜1GHz)の電波は、移動通信に使用されている。
そこで移動通信機器では、この周波数帯域での不要電波
の機器筐体内部への侵入を防止し、また機器筐体外部へ
の漏洩を防止する必要がある。しかも、移動通信機器は
年々小型化・軽量化が進んでおり、それに伴って電波吸
収体も薄くすることが強く要求されている。ところが、
このような用途には、従来の電波吸収体では対応できな
い。フェライト・ゴム系の電波吸収体は、上記のように
10mm以上の厚みが必要であることから、それを用いる
と特に携帯型の機器に組み込もうとすると筐体が大きく
なり、通信機器の小型化を損なうことになるからであ
る。敢えて薄くして使用すると、十分大きな電波吸収効
果が期待できない。またフェライト焼結板からなる電波
吸収体を組み込んだ場合は、電波吸収体自体は薄くて済
むが、加工が困難でありコストがかかる欠点があり、更
に落下など耐衝撃性の点でも具合が悪く携帯型の機器に
は不向きである。
【0005】また、比較的低い周波数帯域の電波吸収効
果を向上させるため、粒子径の大きなフェライト粉末を
用いると、ゴムとの混練性が悪くなり、フェライト粉末
の充填量に制約が生じ、薄く均一な板状には成形し難い
問題がある。
【0006】本発明の目的は、800MHz〜1GHzの周
波数帯域の不要電波を効果的に吸収でき、薄型化できる
フェライト・ゴム系電波吸収体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、合成ゴム中に
フェライト粉末を混入して所望形状に成形した900M
Hz帯(800MHz〜1GHz)用のフェライト・ゴム系の
電波吸収体である。本発明の特徴は、フェライト粉末と
して透磁率2000以上(100kHzで)、誘電率1000以上
(100kHzで)のマンガン−亜鉛系フェライト材を用
い、そのフェライト粉末を85〜95重量%の範囲内で
含有させている点にある。因に、従来用いられている一
般的なフェライトの誘電率は20程度である。
【0008】本発明は、更に炭素粉末又は非磁性金属粉
末を5重量%以下含有させ、フェライト粉末と炭素粉末
又は非磁性金属粉末との合計含有量が85〜95重量%
となるように調整する場合も含む。非磁性金属粉末とし
ては、例えばアルミニウムや銅の粉末がある。
【0009】マンガン−亜鉛系フェライト材の電磁気的
特性を上記範囲としたのは、透磁率が低いと電波吸収体
を薄くできないし、誘電率が低いと電波吸収体全体の誘
電率を上げられず、吸収ピークを低周波側へ移動させる
ことができないためである。またフェライト充填量を8
5〜95重量%としたのは、85重量%未満では吸収ピ
ークが1GHzを超えてしまい、95重量%を超えるとゴ
ムとの混練・成形が困難になるためである。
【0010】この電波吸収体を製造するには、合成ゴム
中に、粉砕したフェライト粉末を適量加え、更に必要に
応じて炭素粉末や非磁性金属粉末を適量加え、各粉末が
均一となるように混練した後、厚さ7mm程度の板状に成
形する。合成ゴムとしては、例えばエチレンプロピレン
ゴム(誘電率3〜4)を用いるが、それに限定されるも
のではない。各粉末の粒径は100μm以下とすること
が好ましい。粒径が大きくなりすぎると、ゴムと混練し
難くなるし、成形した時の各粉末の均一分散性が損なわ
れるからである。
【0011】
【作用】本発明では透磁率の高いフェライト粉末を用い
ることで磁気損失が高まり、それによって電波吸収体の
厚さが薄くて済む。またフェライトの透磁率は電波を吸
収する周波数帯域にも影響を与え、透磁率が高くなるほ
ど電波を吸収する周波数帯域は低周波側に移行する。更
に誘電率の高いフェライト粉末を使用することで電波吸
収体全体の誘電率が高まり、吸収ピークが低周波側へ移
動する。それらの作用によって、900MHz帯において
7mm程度の厚みのフェライト・ゴム系電波吸収体によっ
て良好な電波吸収特性(反射損失20dB以上)が得ら
れる。
【0012】炭素粉末や非磁性金属粉末の添加は、電波
吸収体全体としての誘電率を制御する機能を果たす。こ
れによって吸収ピーク位置の調整が行える。
【0013】
【実施例】表1に示す3種類のフェライト材を用い、同
一条件で電波吸収体を作製した。試料Aは本発明範囲に
含まれる電磁気的特性をもつ材料である。試料B及びC
は比較例であり、試料Bは透磁率が小さい場合、試料C
は誘電率が小さい場合である。なお、透磁率及び誘電率
は、いずれも100kHzでの値である。
【表1】
【0014】各試料のフェライト粉末は、粒径5〜20
μmに粉砕したものである。誘電率3〜4のエチレンプ
ロピレンゴムに、各フェライト粉末を90重量%加え、
均一となるように混練した後、全て厚さ7mmの板状に成
形した。そして成形した各板状の電波吸収体の裏面に金
属板を配置し、同軸管中に設置して反射損失を測定し
た。測定結果を図1に示す。図1のA〜Cは、前記試料
A〜Cに対応しており、フェライトの電磁気的特性の変
化によって電波の吸収ピークも変化することを示してい
る。混入するフェライト粉末の透磁率が低くても誘電率
が低くても、吸収ピークは1GHzよりも高周波側とな
り、900MHz帯としては使用できない。なお図1の
A,Bにおいて、試料Bの透磁率が試料Aの透磁率より
も低いにもかかわらず図1のBの吸収ピーク値が大きく
なっている理由は、データ比較のために全て同じ厚さに
していることによる。最も吸収ピーク値が高くなる厚さ
は、それぞれ多少7mmからずれており、図1のAが最も
大きな吸収ピークを表していないからである。
【0015】図2はフェライト粉末の充填量と反射特性
の関係を示している。いずれもフェライト材として前記
試料Aを用いている。図2において、フェライト粉末の
充填量は、Aが93重量%、Bが90重量%、Cは80
重量%であり、残りは全てゴムである。充填量が少なく
なるほど吸収ピークは高周波側にずれ、85重量%未満
では1GHzを超える。図2のCは本発明範囲外である。
逆に95重量%を超えると、ゴム量がそれだけ少なくな
るため十分に混練できず、板状には成形できなくなる。
【0016】図3は炭素粉末充填量の変化と反射損失と
の関係を示している。使用したフェライト材は前記試料
Aであり、その充填量は全て85重量%である。図3に
おいて、Aは炭素粉末を充填していない場合(充填量0
重量%)、Bは炭素粉末の充填量が2重量%、Cは5重
量%の場合である。同じフェライト材を使用し、且つ同
じ割合混入しても、炭素粉末の充填量を調整することで
吸収ピーク及びその位置を制御できることが分かる。炭
素は軽く導電性であり、電波吸収体全体の誘電率を制御
している。従って、炭素粉末の代わりにアルミニウムや
銅の粉末を加えても、同様の効果が生じる。
【0017】
【発明の効果】本発明は上記のように、フェライト粉末
として透磁率2000以上、誘電率1000以上のマンガン−亜
鉛系フェライト材を用い、そのフェライト粉末を合成ゴ
ム中に85〜95重量%含有させたことにより、厚み約
7mmの薄型でありながら800MHz〜1GHzの周波数帯
域で反射損失20dB以上の良好な特性をもつ電波吸収
体が得られる。これによって携帯用の900MHz帯通信
機器などの筐体に容易に装着でき、しかも装着したとき
従来品に比べて機器を大幅に小型化できる。またゴム系
であるため焼結タイプとは異なり、複雑な筐体形状であ
っても容易に加工して装着でき、耐衝撃性も優れてい
る。
【0018】また本発明では、炭素粉末や非磁性金属粉
末を適量添加してもよく、それによって電波吸収体全体
の誘電率を調整し電波吸収特性の制御が可能となる。更
に、この電波吸収体は900MHz帯であるが、粒径10
0μm以下の粉末を使用できるため、ゴムと混練し易
く、均一に分散し、良好な板状成形体を容易に製造でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】フェライト材質と反射特性との関係を示すグラ
フ。
【図2】フェライト粉末充填量と反射特性との関係を示
すグラフ。
【図3】炭素粉末充填量と反射特性との関係を示すグラ
フ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成ゴム中にフェライト粉末を混入して
    成形したフェライト・ゴム系電波吸収体において、フェ
    ライト粉末は透磁率2000以上、誘電率1000以上のマンガ
    ン−亜鉛系フェライト材であり、そのフェライト粉末を
    85〜95重量%含有している900MHz帯用電波吸収
    体。
  2. 【請求項2】 炭素粉末又は非磁性金属粉末を5重量%
    以下含有し、フェライト粉末と炭素粉末又は非磁性金属
    粉末との合計含有量が85〜95重量%である請求項1
    記載の900MHz帯用電波吸収体。
  3. 【請求項3】 粒径が100μm以下の粉末を使用する
    請求項1又は2記載の900MHz帯用電波吸収体。
JP4126762A 1992-04-20 1992-04-20 900MHz帯用電波吸収体 Pending JPH05299872A (ja)

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