JPH05301809A - 歯科用セラミックス材料及び歯科用セラミックス成形体 - Google Patents
歯科用セラミックス材料及び歯科用セラミックス成形体Info
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- JPH05301809A JPH05301809A JP4216371A JP21637192A JPH05301809A JP H05301809 A JPH05301809 A JP H05301809A JP 4216371 A JP4216371 A JP 4216371A JP 21637192 A JP21637192 A JP 21637192A JP H05301809 A JPH05301809 A JP H05301809A
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- powder
- glass powder
- aluminosilicate glass
- dental
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 セラミックス用粉末とアルミノケイ酸塩ガラ
ス粉末とを主成分としてなり、上記両粉末の合計100
重量部当りセラミックス粉末が95〜65重量部、アル
ミノケイ酸塩ガラス粉末が5〜35重量部の割合で混合
され、かつアルミノケイ酸塩ガラス粉末が SiO2 45〜65 重量% B2O3 5〜15 〃 Al2O3 5〜25 〃 CaO 11〜30 〃 MgO 0.1〜5 〃 Na2O+K2O 0〜5 〃 の組成を有することを特徴とする歯科用セラミックス材
料を提供する。この場合、アルミノケイ酸塩ガラス粉末
は球状であることが好ましい。 【効果】 本発明の歯科用セラミックス材料は、高強度
である上、低収縮の歯科用セラミックス成形体を得るこ
とができ、強度と収縮率という相反する課題を解決した
ものである。
ス粉末とを主成分としてなり、上記両粉末の合計100
重量部当りセラミックス粉末が95〜65重量部、アル
ミノケイ酸塩ガラス粉末が5〜35重量部の割合で混合
され、かつアルミノケイ酸塩ガラス粉末が SiO2 45〜65 重量% B2O3 5〜15 〃 Al2O3 5〜25 〃 CaO 11〜30 〃 MgO 0.1〜5 〃 Na2O+K2O 0〜5 〃 の組成を有することを特徴とする歯科用セラミックス材
料を提供する。この場合、アルミノケイ酸塩ガラス粉末
は球状であることが好ましい。 【効果】 本発明の歯科用セラミックス材料は、高強度
である上、低収縮の歯科用セラミックス成形体を得るこ
とができ、強度と収縮率という相反する課題を解決した
ものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陶材焼付冠、ポストコ
アー、ブリッジなどを製造するために使用される歯科用
セラミックス材料及び歯科用セラミックス成形体に関す
る。
アー、ブリッジなどを製造するために使用される歯科用
セラミックス材料及び歯科用セラミックス成形体に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
歯科用の陶材焼付冠、ポストコアー、ブリッジなどは、
強度を持たせるために金属製の鋳造体に陶材、レジン等
を築盛して製作することが行われている。この場合、通
常は金属色を隠蔽させるため、オペーク陶材等を使用し
て審美性を向上させている。
歯科用の陶材焼付冠、ポストコアー、ブリッジなどは、
強度を持たせるために金属製の鋳造体に陶材、レジン等
を築盛して製作することが行われている。この場合、通
常は金属色を隠蔽させるため、オペーク陶材等を使用し
て審美性を向上させている。
【0003】しかしながら、金属色を完全に隠蔽させる
ことは困難であり、このため金属鋳造体を用いる方法
は、隣在歯との調和を欠くという問題がある。更に、こ
のように金属製鋳造体を口腔内に用いることは、金属に
よる歯肉の変色、金属アレルギー等を生じさせるという
問題も指摘されている。
ことは困難であり、このため金属鋳造体を用いる方法
は、隣在歯との調和を欠くという問題がある。更に、こ
のように金属製鋳造体を口腔内に用いることは、金属に
よる歯肉の変色、金属アレルギー等を生じさせるという
問題も指摘されている。
【0004】このため、鋳造体を金属に代えて審美性、
安全性の点で優れたセラミックスで形成することが望ま
れている。現在、歯科用セラミックス材料としては、コ
ーニング社のダイコア等があるが、高額の特殊設備を必
要とし、しかも製作に多くの工程と労力を必要とすると
いう問題がある。
安全性の点で優れたセラミックスで形成することが望ま
れている。現在、歯科用セラミックス材料としては、コ
ーニング社のダイコア等があるが、高額の特殊設備を必
要とし、しかも製作に多くの工程と労力を必要とすると
いう問題がある。
【0005】即ち、陶材焼付冠等の歯科用成形体の金属
部分をセラミックスにて形成する場合、該成形体は三点
曲げ強度が1500kg/cm2以上の高強度を有する
ことが要求される一方、焼成時の収縮が少ないことが要
求される。この焼成時の収縮は、歯科用成形体が非常に
小さく、わずかな収縮が歯へ装着するための寸法精度に
大きく影響するため、非常に重要な要求事項であるが、
一般に強度と寸法精度(焼成時の収縮)とは相反するも
のである。
部分をセラミックスにて形成する場合、該成形体は三点
曲げ強度が1500kg/cm2以上の高強度を有する
ことが要求される一方、焼成時の収縮が少ないことが要
求される。この焼成時の収縮は、歯科用成形体が非常に
小さく、わずかな収縮が歯へ装着するための寸法精度に
大きく影響するため、非常に重要な要求事項であるが、
一般に強度と寸法精度(焼成時の収縮)とは相反するも
のである。
【0006】従って、工業材料の分野では、例えば低温
焼成多層基盤を作製する方法として、アルミナにガラス
粉末を添加して成形し、焼結させるなどの技術が知られ
ているが、これらの工業材料はそのまま歯科用材料とし
て転用し難いものであり、歯科用成形体としての強度及
び収縮率の両者を同時に満足させることができないた
め、一般に使用し得ないものである。特に、従来のα−
アルミナ系セラミックスは、焼成における収縮率が大き
いので、歯科用材料、とりわけ寸法精度を必要とする歯
科用材料、例えば歯冠材料に実用化することができない
ものであった。
焼成多層基盤を作製する方法として、アルミナにガラス
粉末を添加して成形し、焼結させるなどの技術が知られ
ているが、これらの工業材料はそのまま歯科用材料とし
て転用し難いものであり、歯科用成形体としての強度及
び収縮率の両者を同時に満足させることができないた
め、一般に使用し得ないものである。特に、従来のα−
アルミナ系セラミックスは、焼成における収縮率が大き
いので、歯科用材料、とりわけ寸法精度を必要とする歯
科用材料、例えば歯冠材料に実用化することができない
ものであった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
歯科用成形体としての強度と収縮率(寸法精度)とを同
時に満足させるセラミックス成形体を得るための歯科用
セラミックス材料及び該材料を成形、焼成することによ
り得られる歯科用セラミックス成形体を提供することを
目的とする。
歯科用成形体としての強度と収縮率(寸法精度)とを同
時に満足させるセラミックス成形体を得るための歯科用
セラミックス材料及び該材料を成形、焼成することによ
り得られる歯科用セラミックス成形体を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは、
上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、歯科用
セラミックス成形体を得るための材料をα−アルミナ粉
末等のセラミックス粉末とアルミノケイ酸塩ガラス粉末
とを主成分として構成すること、この場合上記両粉末の
合計100部(重量部、以下同じ)当りセラミックス粉
末を95〜65部、アルミノケイ酸塩ガラス粉末を5〜
35部の使用割合とすること、しかもアルミノケイ酸塩
ガラスとして、 SiO2 45〜65 重量% B2O3 5〜15 〃 Al2O3 5〜25 〃 CaO 11〜30 〃 MgO 0.1〜5 〃 Na2O+K2O 0〜5 〃 の組成を有するものを使用することにより、三点曲げ強
度が1500kg/cm2又はそれ以上という高強度を
有すると共に、体積収縮率が5%以下の強度と収縮率と
を同時に満足したセラミックス成形体を焼成、製造し得
ることを見い出した。
上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、歯科用
セラミックス成形体を得るための材料をα−アルミナ粉
末等のセラミックス粉末とアルミノケイ酸塩ガラス粉末
とを主成分として構成すること、この場合上記両粉末の
合計100部(重量部、以下同じ)当りセラミックス粉
末を95〜65部、アルミノケイ酸塩ガラス粉末を5〜
35部の使用割合とすること、しかもアルミノケイ酸塩
ガラスとして、 SiO2 45〜65 重量% B2O3 5〜15 〃 Al2O3 5〜25 〃 CaO 11〜30 〃 MgO 0.1〜5 〃 Na2O+K2O 0〜5 〃 の組成を有するものを使用することにより、三点曲げ強
度が1500kg/cm2又はそれ以上という高強度を
有すると共に、体積収縮率が5%以下の強度と収縮率と
を同時に満足したセラミックス成形体を焼成、製造し得
ることを見い出した。
【0009】またこの場合、上記アルミノケイ酸塩ガラ
ス粉末として、球状のものを用いることにより、スラリ
ー分散性がより向上し、三点曲げ強度が1800kg/
cm2以上の高強度のセラミックス成形体を確実に得る
ことができることを知見し、本発明をなすに至ったもの
である。
ス粉末として、球状のものを用いることにより、スラリ
ー分散性がより向上し、三点曲げ強度が1800kg/
cm2以上の高強度のセラミックス成形体を確実に得る
ことができることを知見し、本発明をなすに至ったもの
である。
【0010】以下、本発明につき更に詳述すると、本発
明の歯科用セラミックス材料は、セラミックス粉末とア
ルミノケイ酸塩ガラス粉末を主成分とする。
明の歯科用セラミックス材料は、セラミックス粉末とア
ルミノケイ酸塩ガラス粉末を主成分とする。
【0011】ここで、セラミックス粉末としては、平均
粒径が0.5〜20μm、特に1〜10μmのものが好
ましい。また、セラミックス粉末としては、α−アルミ
ナ、安定化ジルコニア、部分安定化ジルコニア、窒化ケ
イ素等を用いることができ、なかでもα−アルミナが好
ましい。
粒径が0.5〜20μm、特に1〜10μmのものが好
ましい。また、セラミックス粉末としては、α−アルミ
ナ、安定化ジルコニア、部分安定化ジルコニア、窒化ケ
イ素等を用いることができ、なかでもα−アルミナが好
ましい。
【0012】一方、アルミノケイ酸塩ガラス粉末として
は、下記の組成のものを使用することが高強度・低収縮
の点から必要である。
は、下記の組成のものを使用することが高強度・低収縮
の点から必要である。
【0013】 SiO2 45〜65 重量%(好ましくは50〜55重量%) B2O3 5〜15 〃 ( 〃 5〜10 〃 ) Al2O3 5〜25 〃 ( 〃 10〜22 〃 ) CaO 11〜30 〃 ( 〃 13〜23 〃 ) MgO 0.1〜5 〃 ( 〃 1〜2 〃 ) Na2O+K2O 0〜5 〃 ( 〃 0〜4 〃 )
【0014】上記組成範囲内のものを使用することによ
り、高強度でしかも低収縮率のセラミックス成形体を得
るという本発明の目的を達成し得るが、上記組成範囲外
のものは、後述する比較例の結果から明らかなように、
強度と収縮率のいずれか一方又は双方とも劣り、本発明
の目的を達成し得ない。
り、高強度でしかも低収縮率のセラミックス成形体を得
るという本発明の目的を達成し得るが、上記組成範囲外
のものは、後述する比較例の結果から明らかなように、
強度と収縮率のいずれか一方又は双方とも劣り、本発明
の目的を達成し得ない。
【0015】このアルミノケイ酸塩ガラス粉末として
は、平均粒径1〜10μm、特に2〜7μmのものが好
適に用いられる。アルミノケイ酸塩ガラス粉末の形態は
種々のものが選定されるが、特に球状のアルミノケイ酸
塩ガラス粉末を用いることにより、スラリーの分散性が
良好となり、優れた物性のセラミックス成形体を得るこ
とができる。ここで、通常のものは、破砕法によりエッ
ジを有するものであるが、ここで言う球状の形態は、真
球のみでなく、多少楕円球のものも含む。なお、アルミ
ノケイ酸塩ガラス粉末は、必要によりシランカップリン
グ剤、エッチング剤等を用いて表面処理したものを使用
することもできる。
は、平均粒径1〜10μm、特に2〜7μmのものが好
適に用いられる。アルミノケイ酸塩ガラス粉末の形態は
種々のものが選定されるが、特に球状のアルミノケイ酸
塩ガラス粉末を用いることにより、スラリーの分散性が
良好となり、優れた物性のセラミックス成形体を得るこ
とができる。ここで、通常のものは、破砕法によりエッ
ジを有するものであるが、ここで言う球状の形態は、真
球のみでなく、多少楕円球のものも含む。なお、アルミ
ノケイ酸塩ガラス粉末は、必要によりシランカップリン
グ剤、エッチング剤等を用いて表面処理したものを使用
することもできる。
【0016】更に、上記セラミックス粉末とアルミノケ
イ酸塩ガラス粉末とは、両粉末の合計100部に対し、
セラミックス粉末が95〜65部、より好ましくは90
〜80部、アルミノケイ酸塩ガラス粉末が5〜35部、
より好ましくは10〜20部の割合となるように使用す
ることが必要である。ガラス粉末量が5部より少ないと
強度が著しく低下する。一方、ガラス粉末量が35部を
越えると焼成収縮が著しくなり、寸法精度の要求される
歯科用材料としては不適当となる。
イ酸塩ガラス粉末とは、両粉末の合計100部に対し、
セラミックス粉末が95〜65部、より好ましくは90
〜80部、アルミノケイ酸塩ガラス粉末が5〜35部、
より好ましくは10〜20部の割合となるように使用す
ることが必要である。ガラス粉末量が5部より少ないと
強度が著しく低下する。一方、ガラス粉末量が35部を
越えると焼成収縮が著しくなり、寸法精度の要求される
歯科用材料としては不適当となる。
【0017】本発明の歯科用セラミックス材料は、上述
したようにセラミックス粉末とアルミノケイ酸塩ガラス
粉末を主成分とするものであるが、必要により着色材、
例えばSi,Zr,V,Sn,Pr等の酸化物などを添
加することができ、これにより多種多様な天然歯の色彩
を出現させることが可能になる。
したようにセラミックス粉末とアルミノケイ酸塩ガラス
粉末を主成分とするものであるが、必要により着色材、
例えばSi,Zr,V,Sn,Pr等の酸化物などを添
加することができ、これにより多種多様な天然歯の色彩
を出現させることが可能になる。
【0018】本発明の歯科用セラミックス材料を用いて
歯科用セラミックス成形体を得る場合は、該材料を鋳込
み成形用スラリーとし、これを所定の型に鋳込み成形
し、乾燥、焼成する方法を採用することができる。
歯科用セラミックス成形体を得る場合は、該材料を鋳込
み成形用スラリーとし、これを所定の型に鋳込み成形
し、乾燥、焼成する方法を採用することができる。
【0019】この場合、スラリーを調製するために使用
する溶媒には特に制限はないが、水、エタノール等が好
適に用いられる。また、スラリーには、分散剤、バイン
ダー類、更に消泡剤などを添加することもできる。な
お、スラリーの調製方法は、ボールミル、高速インペラ
ー、サンドミル等を用いた一般に使用されている分散方
法を採用することができる。
する溶媒には特に制限はないが、水、エタノール等が好
適に用いられる。また、スラリーには、分散剤、バイン
ダー類、更に消泡剤などを添加することもできる。な
お、スラリーの調製方法は、ボールミル、高速インペラ
ー、サンドミル等を用いた一般に使用されている分散方
法を採用することができる。
【0020】成形方法は、鋳込み成形法が好適であり、
主に固形鋳込み、減圧鋳込み、遠心鋳込みなどの方法が
採用される。これらの方法を用いることにより、歯科で
要求される複雑形状の精密鋳造が可能になる。
主に固形鋳込み、減圧鋳込み、遠心鋳込みなどの方法が
採用される。これらの方法を用いることにより、歯科で
要求される複雑形状の精密鋳造が可能になる。
【0021】なお、鋳込み成形法に使用できる型材とし
ては、通常歯科で用いられている埋没材、例えば石膏系
埋没材、コロイダルシリカ系埋没材、エチルシリケート
系埋没材、耐火模型材、歯科用石膏、包埋材等が挙げら
れる。
ては、通常歯科で用いられている埋没材、例えば石膏系
埋没材、コロイダルシリカ系埋没材、エチルシリケート
系埋没材、耐火模型材、歯科用石膏、包埋材等が挙げら
れる。
【0022】以上のような型材に鋳込まれたスラリーが
固化した後、グリーン成形物を掘り出し、これを焼成し
て歯科用セラミックス成形体を得るが、この場合焼成は
900〜1300℃、特に1000〜1200℃の比較
的低温で行うことが好ましい。なお、焼成温度は使用す
るセラミックス粉末の種類や粒径、ガラス粉末の組成や
粒径等により適宜選択されるが、係留時間は大きな物性
変化をもたらさず、通常30分〜4時間の範囲である。
また、焼成雰囲気は空気中でよい。
固化した後、グリーン成形物を掘り出し、これを焼成し
て歯科用セラミックス成形体を得るが、この場合焼成は
900〜1300℃、特に1000〜1200℃の比較
的低温で行うことが好ましい。なお、焼成温度は使用す
るセラミックス粉末の種類や粒径、ガラス粉末の組成や
粒径等により適宜選択されるが、係留時間は大きな物性
変化をもたらさず、通常30分〜4時間の範囲である。
また、焼成雰囲気は空気中でよい。
【0023】本発明の歯科用セラミックス材料を用いて
得られた成形体は、三点曲げ強度が1500kg/cm
2以上、特に1800kg/cm2以上、さらに好ましい
例では2000kg/cm2以上であり、また体積収縮
率が5%以下、特に3%以下、さらに好ましい例では2
%以下である。このため、陶材焼付冠、ポストコアー、
ブリッジ等として好適に用いられる。
得られた成形体は、三点曲げ強度が1500kg/cm
2以上、特に1800kg/cm2以上、さらに好ましい
例では2000kg/cm2以上であり、また体積収縮
率が5%以下、特に3%以下、さらに好ましい例では2
%以下である。このため、陶材焼付冠、ポストコアー、
ブリッジ等として好適に用いられる。
【0024】なお、本発明の歯科用セラミックス成形体
は、必要により陶材,硬質レジン等で築盛することがで
きるが、これらは市販のものを使用し得、また築盛条件
としては通例に従うことができる。更に、成形体の接着
には、通常の歯科用セメント、例えばリン酸亜鉛セメン
ト、グラスアイオノマーセメント、ポリカルボキシレー
トセメント等、歯科用接着材、例えばBisGMA系、
4META系等、更にユージノール系セメントに代表さ
れる仮着材など、各種のものを使用することができる。
は、必要により陶材,硬質レジン等で築盛することがで
きるが、これらは市販のものを使用し得、また築盛条件
としては通例に従うことができる。更に、成形体の接着
には、通常の歯科用セメント、例えばリン酸亜鉛セメン
ト、グラスアイオノマーセメント、ポリカルボキシレー
トセメント等、歯科用接着材、例えばBisGMA系、
4META系等、更にユージノール系セメントに代表さ
れる仮着材など、各種のものを使用することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明の歯科用セラミックス材料は、高
強度である上、低収縮の歯科用セラミックス成形体を得
ることができ、強度と収縮率という相反する課題を解決
したものである。
強度である上、低収縮の歯科用セラミックス成形体を得
ることができ、強度と収縮率という相反する課題を解決
したものである。
【0026】
【実施例】以下、実施例と比較例とを示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。
【0027】〔実施例1〕 B.α−アルミナ粉末 85部 粒径:平均粒径2.5μm:平均粒径0.5μm:平均
粒径0.27μmの割合=55重量%:10重量%:3
5重量% C.ポリカルボン酸系分散剤2%水溶液 25部
粒径0.27μmの割合=55重量%:10重量%:3
5重量% C.ポリカルボン酸系分散剤2%水溶液 25部
【0028】〔実施例2〕 B.α−アルミナ粉末 85部 (実施例1に同じ) C.ポリカルボン酸系分散剤2%水溶液 25部
【0029】〔実施例3〕 A.アルミノケイ酸塩ガラス粉末 15部 (実施例2に同じ) B.α−アルミナ粉末 82.5部 (実施例1に同じ) C.ポリカルボン酸系分散剤2%水溶液 25部 D.着色材 2.5部
【0030】〔比較例1〕 A.アルミノケイ酸塩ガラス粉末 44部 (実施例1と同じ) B.α−アルミナ粉末 56部 (実施例1と同じ) C.ポリカルボン酸系分散剤2%水溶液 25部
【0031】〔比較例2〕 A.ホウケイ酸ガラス粉末(破砕法) 19部 平均粒径:3.4μm 組 成:SiO2 72% B2O3 15% Al2O3 3% CaO 3% Na2O 3.5% K2O 3.5% B.α−アルミナ粉末 81部 (実施例1と同じ) C.ポリカルボン酸系分散剤2%水溶液 25部
【0032】〔比較例3〕 A.ホウケイ酸ガラス粉末 19部 (比較例2と同じ) B.α−アルミナ粉末 78.5部 (実施例1と同じ) C.ポリカルボン酸系分散剤2%水溶液 25部 D.着色材 2.5部
【0033】〔比較例4〕 B.α−アルミナ粉末 85部 (実施例1と同じ) C.ポリカルボン酸系分散剤2%水溶液 25部
【0034】〔比較例5〕 B.α−アルミナ粉末 85部 (実施例1と同じ) C.ポリカルボン酸系分散剤2%水溶液 25部
【0035】上記実施例1〜3、比較例1〜5の各成分
をアルミナポットミルにて18時間混練し、スラリーを
得た。歯科用クリストバライト埋没材で予め成形した型
にこのスラリーを遠心鋳造機により鋳造した。次に、鋳
込んだグリーン成形物を埋没材から掘り出し、昇温速度
13℃/分で1200℃,2時間焼成させた。得られた
焼成体(成形体)の三点曲げ強度及び体積収縮率を下記
方法で測定した。その結果を表1に示す。焼成体強度 焼成体の三点曲げ強度をオートグラフAG・2000B
(島津製作所製)を用い、クロスヘッドスピード0.5
mm/分で測定した。体積収縮率 グリーン成形品と焼成体の寸法をそれぞれ測定し、下記
式から体積収縮率を求めた。
をアルミナポットミルにて18時間混練し、スラリーを
得た。歯科用クリストバライト埋没材で予め成形した型
にこのスラリーを遠心鋳造機により鋳造した。次に、鋳
込んだグリーン成形物を埋没材から掘り出し、昇温速度
13℃/分で1200℃,2時間焼成させた。得られた
焼成体(成形体)の三点曲げ強度及び体積収縮率を下記
方法で測定した。その結果を表1に示す。焼成体強度 焼成体の三点曲げ強度をオートグラフAG・2000B
(島津製作所製)を用い、クロスヘッドスピード0.5
mm/分で測定した。体積収縮率 グリーン成形品と焼成体の寸法をそれぞれ測定し、下記
式から体積収縮率を求めた。
【0036】
【数1】
【0037】
【表1】
【0038】〔実施例4〕 B.α−アルミナ粉末 85部 (実施例1に同じ) C.ポリカルボン酸系分散剤2%水溶液 25部
【0039】〔実施例5〕 A.球状アルミノケイ酸塩ガラス粉末 15部 平均粒径:4.53μm 組 成:実施例4と同じ B.α−アルミナ粉末 85部 (実施例1に同じ) C.ポリカルボン酸系分散剤2%水溶液 25部
【0040】〔実施例6〕 A.球状アルミノケイ酸塩ガラス粉末 15部 平均粒径:1.10μm 組 成:実施例4と同じ B.α−アルミナ粉末 85部 (実施例1に同じ) C.ポリカルボン酸系分散剤2%水溶液 25部
【0041】〔実施例7〕 A.球状アルミノケイ酸塩ガラス粉末 15部 (実施例5に同じ) B.部分安定化ジルコニア粉末 85部 粒径:平均粒径5.2μm:平均粒径0.43μmの割
合=82.5重量%:17.5重量% C.ポリカルボン酸系分散剤2%水溶液 25部
合=82.5重量%:17.5重量% C.ポリカルボン酸系分散剤2%水溶液 25部
【0042】〔比較例6〕 B.α−アルミナ粉末 85部 (実施例1に同じ) C.ポリカルボン酸系分散剤2%水溶液 25部
【0043】〔比較例7〕 A.球状アルミノケイ酸塩ガラス粉末 4部 (実施例5に同じ) B.α−アルミナ粉末 96部 (実施例1に同じ) C.ポリカルボン酸系分散剤2%水溶液 25部
【0044】〔比較例8〕 A.球状アルミノケイ酸塩ガラス粉末 40部 (実施例5に同じ) B.α−アルミナ粉末 60部 (実施例1に同じ) C.ポリカルボン酸系分散剤2%水溶液 25部
【0045】上記実施例4〜7、比較例6〜8の成分を
用いて、上記実施例1〜3、比較例1〜5と同様にして
セラミックス成形体を得た。その三点曲げ強度及び体積
収縮率の結果を表2に示す。なお、表2には、精機工業
研究所製ピスメトロンにて測定したスラリー粘度を併記
する。
用いて、上記実施例1〜3、比較例1〜5と同様にして
セラミックス成形体を得た。その三点曲げ強度及び体積
収縮率の結果を表2に示す。なお、表2には、精機工業
研究所製ピスメトロンにて測定したスラリー粘度を併記
する。
【0046】
【表2】
Claims (4)
- 【請求項1】 セラミックス粉末とアルミノケイ酸塩ガ
ラス粉末とを主成分としてなり、上記両粉末の合計10
0重量部当りセラミックス粉末が95〜65重量部、ア
ルミノケイ酸塩ガラス粉末が5〜35重量部の割合で混
合され、かつアルミノケイ酸塩ガラス粉末が SiO2 45〜65 重量% B2O3 5〜15 〃 Al2O3 5〜25 〃 CaO 11〜30 〃 MgO 0.1〜5 〃 Na2O+K2O 0〜5 〃 の組成を有することを特徴とする歯科用セラミックス材
料。 - 【請求項2】 セラミックス粉末がα−アルミナである
請求項1記載の歯科用セラミックス材料。 - 【請求項3】 アルミノケイ酸塩ガラス粉末が球状の形
態である請求項1又は2記載の歯科用セラミックス材
料。 - 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の歯科用セラミ
ックス材料を成形、焼成して得られた歯科用セラミック
ス成形体。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7537692 | 1992-02-26 | ||
| JP4-75376 | 1992-02-26 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05301809A true JPH05301809A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=13574425
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4216371A Pending JPH05301809A (ja) | 1992-02-26 | 1992-07-22 | 歯科用セラミックス材料及び歯科用セラミックス成形体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05301809A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN119306399A (zh) * | 2024-10-09 | 2025-01-14 | 零玖创新(四川)生物科技有限公司 | 一种二硅酸锂微晶牙科瓷粉及其制备方法 |
-
1992
- 1992-07-22 JP JP4216371A patent/JPH05301809A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN119306399A (zh) * | 2024-10-09 | 2025-01-14 | 零玖创新(四川)生物科技有限公司 | 一种二硅酸锂微晶牙科瓷粉及其制备方法 |
| CN119306399B (zh) * | 2024-10-09 | 2025-11-28 | 零玖创新(四川)生物科技有限公司 | 一种二硅酸锂微晶牙科瓷粉及其制备方法 |
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