JPH05302242A - 織機の緯糸検知装置 - Google Patents
織機の緯糸検知装置Info
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- JPH05302242A JPH05302242A JP12546092A JP12546092A JPH05302242A JP H05302242 A JPH05302242 A JP H05302242A JP 12546092 A JP12546092 A JP 12546092A JP 12546092 A JP12546092 A JP 12546092A JP H05302242 A JPH05302242 A JP H05302242A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 接触部を形成する金属部材の損耗を少なく
し、緯糸の検知性能と装置の寿命を向上させることにあ
る。 【構成】 緯糸検知装置は、緯糸に接触して該緯糸によ
り互いに電気的に短絡される接触部を有する第1および
第2の電極部材であって前記接触部の一方が正側の電位
にまた前記電極部材の他方が負側の電位にそれぞれ維持
される第1および第2の部材を含み、前記正側の電位に
維持される前記接触部は貴金属材料で形成されているこ
とを特徴とする。
し、緯糸の検知性能と装置の寿命を向上させることにあ
る。 【構成】 緯糸検知装置は、緯糸に接触して該緯糸によ
り互いに電気的に短絡される接触部を有する第1および
第2の電極部材であって前記接触部の一方が正側の電位
にまた前記電極部材の他方が負側の電位にそれぞれ維持
される第1および第2の部材を含み、前記正側の電位に
維持される前記接触部は貴金属材料で形成されているこ
とを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、緯糸に接触して該緯糸
により互いに電気的に短絡される接触部を有する第1お
よび第2の電極部材を含む、織機の緯糸検知装置に関す
る。
により互いに電気的に短絡される接触部を有する第1お
よび第2の電極部材を含む、織機の緯糸検知装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ウォータージェットルーム用の緯糸検知
装置の一つとして、第1および第2の電極部材を筬とと
もに移動可能に緯入れの方向へ間隔をおいて筬に取り付
け、第1および第2の電極部材間に直流の電気信号例え
ば数100から3000V程度の直流電圧を印加してお
き、緯糸の筬打ちにともなって第1および第2の電極部
材を緯糸に接触させることにより、水に濡れた緯糸によ
り両電極部材を電気的に短絡させ、それにより緯糸有り
と検知するいわゆる常開型の緯糸検知装置がある(例え
ば、特開昭60−231846号公報)。この種の緯糸
検知装置において、第1および第2の電極部材は、それ
らの位置関係が緯糸の飛走方向となり、それらが上下方
向へ伸びるように、筬に取り付けられている。第1およ
び第2の電極部材の一方は正側電位に維持され、第1お
よび第2の電極部材の他方は負側電位に維持に接続され
る。両電極部材は、常時は電気的に離されている。しか
し、両電極部材は、緯入れされた緯糸が筬打ちされる
と、筬とともに移動されるから、筬打ちされる緯糸に接
触し、それにより電気的に短絡される。このため、両電
極部材間を経る電気信号は、両電極部材が短絡状態にあ
るか否かすなわち緯糸が有るか否かを表し、緯糸の有無
を緯入れの度に所定のタイミングで判定するための信号
として利用される。
装置の一つとして、第1および第2の電極部材を筬とと
もに移動可能に緯入れの方向へ間隔をおいて筬に取り付
け、第1および第2の電極部材間に直流の電気信号例え
ば数100から3000V程度の直流電圧を印加してお
き、緯糸の筬打ちにともなって第1および第2の電極部
材を緯糸に接触させることにより、水に濡れた緯糸によ
り両電極部材を電気的に短絡させ、それにより緯糸有り
と検知するいわゆる常開型の緯糸検知装置がある(例え
ば、特開昭60−231846号公報)。この種の緯糸
検知装置において、第1および第2の電極部材は、それ
らの位置関係が緯糸の飛走方向となり、それらが上下方
向へ伸びるように、筬に取り付けられている。第1およ
び第2の電極部材の一方は正側電位に維持され、第1お
よび第2の電極部材の他方は負側電位に維持に接続され
る。両電極部材は、常時は電気的に離されている。しか
し、両電極部材は、緯入れされた緯糸が筬打ちされる
と、筬とともに移動されるから、筬打ちされる緯糸に接
触し、それにより電気的に短絡される。このため、両電
極部材間を経る電気信号は、両電極部材が短絡状態にあ
るか否かすなわち緯糸が有るか否かを表し、緯糸の有無
を緯入れの度に所定のタイミングで判定するための信号
として利用される。
【0003】しかし、従来のこの種の緯糸検知装置で
は、電極部材の緯糸との接触部の損耗が激しく、緯糸の
検知性能が短期間で低下し、短命であった。これは、以
下の現象によるものと推定される。常開型の緯糸検知装
置においては、電極部材が緯糸に接触するときおよび緯
糸から離れるとき、電極部材特に正側電位に維持される
電極部材と緯糸または他方の電極部材との間にアーク放
電が発生し、それによる溶融物の膜が電極部材に形成さ
れる。この溶融物の膜は、極めて脱落しやすい酸化膜で
ある。また、ウォータージェットルームの場合には、さ
らに、接触部が水、該水に含まれる糊等、周囲の雰囲気
の影響を受け、その結果正側電位に維持される電極部材
に極めて脱落しやすい酸化膜が形成される。正側電位に
維持される電極部材に形成された酸化膜、特に緯糸と接
触するいわゆる接触部に形成された酸化膜は緯糸により
剥され、剥された膜は緯糸により移動され、そのとき接
触部の金属部材が膜の移動にともなって削り取られる。
上記の酸化膜は、負側電位に維持される電極部材の接触
部よりも、正側電位に維持される電極部材の接触部に多
く形成されやすい。上記の結果、両電極部材の接触部、
特に正側電位に維持される電極部材の接触部が通常の導
電性材料、特に卑金属材料で形成されている常開型の緯
糸検知装置では、極めて脱落しやすい酸化膜がアーク放
電や周囲の雰囲気により正側電位に維持される電極部材
の接触部に形成されやすいから、その接触部を形成する
金属部材の損耗が激しく、緯糸の検知性能が短期間で低
下してしまう。
は、電極部材の緯糸との接触部の損耗が激しく、緯糸の
検知性能が短期間で低下し、短命であった。これは、以
下の現象によるものと推定される。常開型の緯糸検知装
置においては、電極部材が緯糸に接触するときおよび緯
糸から離れるとき、電極部材特に正側電位に維持される
電極部材と緯糸または他方の電極部材との間にアーク放
電が発生し、それによる溶融物の膜が電極部材に形成さ
れる。この溶融物の膜は、極めて脱落しやすい酸化膜で
ある。また、ウォータージェットルームの場合には、さ
らに、接触部が水、該水に含まれる糊等、周囲の雰囲気
の影響を受け、その結果正側電位に維持される電極部材
に極めて脱落しやすい酸化膜が形成される。正側電位に
維持される電極部材に形成された酸化膜、特に緯糸と接
触するいわゆる接触部に形成された酸化膜は緯糸により
剥され、剥された膜は緯糸により移動され、そのとき接
触部の金属部材が膜の移動にともなって削り取られる。
上記の酸化膜は、負側電位に維持される電極部材の接触
部よりも、正側電位に維持される電極部材の接触部に多
く形成されやすい。上記の結果、両電極部材の接触部、
特に正側電位に維持される電極部材の接触部が通常の導
電性材料、特に卑金属材料で形成されている常開型の緯
糸検知装置では、極めて脱落しやすい酸化膜がアーク放
電や周囲の雰囲気により正側電位に維持される電極部材
の接触部に形成されやすいから、その接触部を形成する
金属部材の損耗が激しく、緯糸の検知性能が短期間で低
下してしまう。
【0004】
【解決しようとする課題】本発明は、接触部を形成する
金属部材の損耗を少なくし、緯糸の検知性能と装置の寿
命を向上させることを目的とする。
金属部材の損耗を少なくし、緯糸の検知性能と装置の寿
命を向上させることを目的とする。
【0005】
【解決手段、作用、効果】本発明の緯糸検知装置は、緯
糸に接触して該緯糸により互いに電気的に短絡される接
触部を有する第1および第2の電極部材であって前記接
触部の一方が正側の電位にまた前記電極部材の他方が負
側の電位にそれぞれ維持される第1および第2の部材を
含み、前記正側の電位に維持される前記接触部は貴金属
材料で形成されていることを特徴とする。
糸に接触して該緯糸により互いに電気的に短絡される接
触部を有する第1および第2の電極部材であって前記接
触部の一方が正側の電位にまた前記電極部材の他方が負
側の電位にそれぞれ維持される第1および第2の部材を
含み、前記正側の電位に維持される前記接触部は貴金属
材料で形成されていることを特徴とする。
【0006】正側電位に維持される電極部材の接触部が
貴金属で形成されていると、その電極部材と緯糸または
他方の電極部材との間にアーク放電が発生しても、この
アーク放電により生じる溶融物が少なく、従って正側電
位に維持される電極部材の接触部に形成される溶融物の
酸化膜が少ない。また、貴金属は周囲雰囲気による影響
を受けにくく、従って正側電位に維持される電極部材の
接触部に形成される酸化膜が少ない。
貴金属で形成されていると、その電極部材と緯糸または
他方の電極部材との間にアーク放電が発生しても、この
アーク放電により生じる溶融物が少なく、従って正側電
位に維持される電極部材の接触部に形成される溶融物の
酸化膜が少ない。また、貴金属は周囲雰囲気による影響
を受けにくく、従って正側電位に維持される電極部材の
接触部に形成される酸化膜が少ない。
【0007】上記のように、本発明によれば、正側電位
に維持される電極部材の接触部が貴金属で形成されてい
るから、その接触部に形成される酸化膜が少なく、従っ
てその接触部を形成する金属部材の損耗が少なく、緯糸
の検知性能が長期間高精度に維持され、長命である。
に維持される電極部材の接触部が貴金属で形成されてい
るから、その接触部に形成される酸化膜が少なく、従っ
てその接触部を形成する金属部材の損耗が少なく、緯糸
の検知性能が長期間高精度に維持され、長命である。
【0008】前記負側電位に維持される前記接触部を、
貴金属材料以外の導電性材料で形成することが好まし
い。これにより、形成される酸化膜が少ない接触部に高
価な貴金属を用いる必要がなく、装置が廉価になる。前
記貴金属材料として、白金族系の材料を用いることがで
きる。
貴金属材料以外の導電性材料で形成することが好まし
い。これにより、形成される酸化膜が少ない接触部に高
価な貴金属を用いる必要がなく、装置が廉価になる。前
記貴金属材料として、白金族系の材料を用いることがで
きる。
【0009】
【実施例】図1を参照するに、緯糸10は、図示しない
緯入れ用ノズルにより図示しない経糸の開口に緯入れさ
れ、筬12により織り前に筬打ちされる。緯糸検知装置
14は、筬12の前面(緯糸10の側)に筬12と共に
移動可能に取り付けられた一対の電極部材16,18
と、両電極間の電気信号を基に緯糸10の有無を決定す
る検知回路20とを含む。
緯入れ用ノズルにより図示しない経糸の開口に緯入れさ
れ、筬12により織り前に筬打ちされる。緯糸検知装置
14は、筬12の前面(緯糸10の側)に筬12と共に
移動可能に取り付けられた一対の電極部材16,18
と、両電極間の電気信号を基に緯糸10の有無を決定す
る検知回路20とを含む。
【0010】電極部材16,18は、耐腐食性を有する
導電性材料で形成されており、また緯糸10の飛走方向
に隔てられており、さらに上下方向へ伸びる。電極部材
16は検知回路20の正側端子に接続されており、電極
部材18は検知回路20の負側端子に接続されている。
両電極部材16,18には、数100〜3000V程度
の直流電圧が印加される。
導電性材料で形成されており、また緯糸10の飛走方向
に隔てられており、さらに上下方向へ伸びる。電極部材
16は検知回路20の正側端子に接続されており、電極
部材18は検知回路20の負側端子に接続されている。
両電極部材16,18には、数100〜3000V程度
の直流電圧が印加される。
【0011】電極部材16のうち、緯糸10と接触する
いわゆる接触部22には、金、銀、白金およびそれらの
合金等からなる貴金属が所定の範囲にわたって配置され
ている。この貴金属としては、例えば、JIS規格のC
P2により規定された貴金属を用いることができる。し
かし、貴金属材料として、白金族系のPt,PdにI
r,Ru,Os,Rh等を加えた,材料を用いることが
好ましい。電極部材18が検知回路の正側端子に接続さ
れる場合には、その接触部24の所定の範囲にわたって
貴金属を配置すればよい。
いわゆる接触部22には、金、銀、白金およびそれらの
合金等からなる貴金属が所定の範囲にわたって配置され
ている。この貴金属としては、例えば、JIS規格のC
P2により規定された貴金属を用いることができる。し
かし、貴金属材料として、白金族系のPt,PdにI
r,Ru,Os,Rh等を加えた,材料を用いることが
好ましい。電極部材18が検知回路の正側端子に接続さ
れる場合には、その接触部24の所定の範囲にわたって
貴金属を配置すればよい。
【0012】筬12が緯入れされた緯糸10を織り前に
打ち付けるとき、電極部材16,18が筬12と共に移
動されるから、両電極部材16,18は、緯入れ用の水
に濡れた緯糸に接触し、電気的に短絡される。これによ
り、両電極部材16,18を経る電気信号は緯糸有りを
意味する信号となり、検知回路20は緯糸有りと検知す
る。
打ち付けるとき、電極部材16,18が筬12と共に移
動されるから、両電極部材16,18は、緯入れ用の水
に濡れた緯糸に接触し、電気的に短絡される。これによ
り、両電極部材16,18を経る電気信号は緯糸有りを
意味する信号となり、検知回路20は緯糸有りと検知す
る。
【0013】両電極部材16,18が緯糸10に接触す
るときと緯糸10から離れるとき、電極部材16の接触
部22と緯糸10または他方の電極部材18との間にア
ーク放電が発生する。しかし、アーク放電による溶融物
が付着しやすい接触部22すなわち正側電位に維持され
た電極部材16の接触部22に貴金属が配置されている
から、接触部22に貴金属を配置しない場合に比べ、ア
ーク放電により接触部22に形成される溶融物の酸化膜
が少ない。また、接触部22に貴金属を配置しない場合
に比べ、水、該水に含まれる糊等、周囲の雰囲気に起因
して接触部22に形成される酸化膜が少ない。
るときと緯糸10から離れるとき、電極部材16の接触
部22と緯糸10または他方の電極部材18との間にア
ーク放電が発生する。しかし、アーク放電による溶融物
が付着しやすい接触部22すなわち正側電位に維持され
た電極部材16の接触部22に貴金属が配置されている
から、接触部22に貴金属を配置しない場合に比べ、ア
ーク放電により接触部22に形成される溶融物の酸化膜
が少ない。また、接触部22に貴金属を配置しない場合
に比べ、水、該水に含まれる糊等、周囲の雰囲気に起因
して接触部22に形成される酸化膜が少ない。
【0014】このため、緯糸検知装置14によれば、接
触部22に形成される酸化膜が少ないから、緯糸10に
より剥される膜が少ないし、剥された膜より削り取られ
る金属部材も少なく、従って接触部22,24を形成す
る金属部材の損耗が少なく、緯糸の検知性能が長期間高
精度に維持され、長命である。
触部22に形成される酸化膜が少ないから、緯糸10に
より剥される膜が少ないし、剥された膜より削り取られ
る金属部材も少なく、従って接触部22,24を形成す
る金属部材の損耗が少なく、緯糸の検知性能が長期間高
精度に維持され、長命である。
【0015】接触部24にも貴金属を配置してもよい。
しかし、アーク放電および周囲雰囲気に起因する酸化膜
は、負側電位が作用される接触部24よりも、正側電位
が作用される接触部24に形成されやすいことから、接
触部24は貴金属以外の導電性材料製とすることが好ま
しい。これにより、接触部24に貴金属を配置した場合
に比べ、装置が廉価になる。
しかし、アーク放電および周囲雰囲気に起因する酸化膜
は、負側電位が作用される接触部24よりも、正側電位
が作用される接触部24に形成されやすいことから、接
触部24は貴金属以外の導電性材料製とすることが好ま
しい。これにより、接触部24に貴金属を配置した場合
に比べ、装置が廉価になる。
【図1】本発明の緯糸検知装置を備えた織機の織り前部
分の一実施例を示す図である。
分の一実施例を示す図である。
10 緯糸 12 筬 14 緯入れ検知装置 16,18 電極部材 22,24 接触部
Claims (3)
- 【請求項1】 緯糸に接触して該緯糸により互いに電気
的に短絡される接触部を有する第1および第2の電極部
材であって前記接触部の一方が正側の電位にまた前記電
極部材の他方が負側の電位にそれぞれ維持される第1お
よび第2の部材を含み、前記正側の電位に維持される前
記接触部は貴金属材料で形成されている、織機の緯糸検
知装置。 - 【請求項2】 前記負側の電位に維持される前記接触部
は、貴金属材料以外の導電性材料で形成されている、請
求項1の緯糸検知装置。 - 【請求項3】 前記貴金属材料は白金族系の材料であ
る、請求項1または2の緯糸検知装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12546092A JPH05302242A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 織機の緯糸検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12546092A JPH05302242A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 織機の緯糸検知装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05302242A true JPH05302242A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=14910644
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12546092A Pending JPH05302242A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 織機の緯糸検知装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05302242A (ja) |
-
1992
- 1992-04-20 JP JP12546092A patent/JPH05302242A/ja active Pending
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