JPH0530636B2 - - Google Patents

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JPH0530636B2
JPH0530636B2 JP2075765A JP7576590A JPH0530636B2 JP H0530636 B2 JPH0530636 B2 JP H0530636B2 JP 2075765 A JP2075765 A JP 2075765A JP 7576590 A JP7576590 A JP 7576590A JP H0530636 B2 JPH0530636 B2 JP H0530636B2
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JP
Japan
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thermal transfer
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layer
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ink image
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JP2075765A
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Tsutomu Murata
Kensaku Azuma
Motoki Takeuchi
Koichi Aoyama
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Tomoegawa Co Ltd
Original Assignee
Tomoegawa Paper Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野> 本発明は熱転写方式に用いられる被熱転写媒体
に関するものであり、特に乗車券、定期券、通行
券等の券紙、プリペードカード、IDカード、セ
ーフテイカード等のカード類、及びPOSラベル
等のラベル類に好適な被熱転写媒体に関する。 <従来の技術> OA、FAの急速な発展に伴い種々の端末機が
要求され、中でも電気信号を可視画像に変換する
フアクシミリ、プリンター等の記録装置の需要は
めざましいものがある。感熱転写記録方式は装置
が簡便かつコンパクト、無騒音、メンテナンスフ
リー等の利点を有することからこれらの端末機に
広く使用されている。最近では、感熱転写記録方
式は磁気記録方式との組み合わせによる乗車券、
定期券、通行券等の券紙類、プリペードカード、
IDカード、セーフテイーカード等のカード類及
び物流、流通関係で需要が伸びているPOSラベ
ル等のラベル類へも使用されるようになつてき
た。これらの券紙、カード類及びラベル類は信頼
性、セキユリテイーを得るために、厳しい要求特
性、即ち、高品質・高解像性の転写画像の得られ
る受像性や、耐水性、耐汗性、耐油性、耐アルコ
ール性、耐酸性、耐アルカリ性、耐可塑剤性等の
耐薬品性を満足する必要がある。また、磁気記録
方式を組み合わせた券紙、カード類においては、
磁気記録情報を読み取る磁気ヘツドを内蔵した装
置内を高速で通過させることから、またラベル類
において印字されたバーコードを正確に読みとる
必要性から耐摩耗性も要求されている。 従来の感熱転写記録方式は極薄いポリエチレン
テレフタレートフイルム等の支持体上にパラフイ
ンワツクス、マイクロクリスタリンワツクス等の
ワツクス類を主体に、ステアリン酸等の高級脂肪
酸、ステアリルアルコール等の高級アルコール及
び染料、顔料からなる着色材等から構成される感
熱転写インク層を設け、その反対面に感熱ヘツド
とのステイツクを防止するめに、シリコン樹脂、
ニトロセルロース等からなる耐熱性保護層を設け
た感熱転写媒体(インクリボン)を、被熱転写媒
体と重ね合わせ、耐熱性保護層面側から感熱ヘツ
ドにより記録情報に従つた加熱を行い、感熱転写
媒体を剥離することにより被熱転写媒体上に望の
画像を形成するものであつた。この場合、従来の
被熱転写媒体は紙とかインク受像性のないポリエ
チレンテレフタレートフイルムやポリエチレンラ
ミネート紙であつたので、感熱転写インクは柔ら
かいワツクスを主体とする感熱転写インクを上記
被転写媒体に転写すると、前記の諸要求、特に耐
摩耗性を満足することができず、転写された画像
は爪等すぐ取れてしまうという欠点を有してい
た。この欠点を改善するために、カルナバワツク
ス、ポリエチレンワツクス、モンタンワツクス等
の針入度の小さいワツクスもしくはポリエステル
樹脂、エポキシ樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合
体樹脂、ポリアミド樹脂等の熱可塑性樹脂を主体
として感熱転写インクが提案されている。特に該
熱可塑性樹脂を主体とした感熱転写インクは耐薬
品性、耐摩耗性に有効であることから、最近急速
に開発が進められている。 しかし、これら感熱転写インクの改良がなされ
ているにもかかわらず、従来の被熱転写媒体自身
に感熱転写インクの受像性、耐摩耗性(定着性)
等に問題があるので前記の諸特性を満足すること
はできない。一方、ポリエチレンテレフタレート
フイルム等を支持体とした被熱転写媒体のインク
受像部および非受像部の耐薬品性、耐摩耗性を満
足するために、例えば、ポリエステル樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、各種繊維素系樹脂、シリコーン樹
脂等の各種熱硬化性樹脂類、紫外線硬化性樹脂類
及び電子線硬化性樹脂類に顔料、ワツクス、シリ
コーンオイル等を含有せしめたインク受像層を支
持体上に設ける提案がなされているが、前記樹脂
群は耐薬品性、耐摩耗性、耐熱性等に優れている
反面、熱軟化しにくく、被熱転写媒体のインク受
像層として適用するには、熱転写エネルギー感度
との関係から、感熱転写インクの受像性、耐摩耗
性(定着性)の要求特性を満足することができな
いという問題を有するものである。また、該イン
ク受像層に含有するワツクス、シリコーンオイル
等も、前記の感熱転写インクの受像性、耐摩耗性
(定着性)に対して有効に機能しないので、結局
従来の被熱転写媒体においては感熱転写インクの
耐薬品性と耐摩耗性および受像性をすべて同時に
満足するには至つていない。 <発明が解決しようとする課題> 本発明は上記事情に鑑み、耐水性、耐汗性、耐
油性、耐アルコール性、耐酸性、耐アルカリ性、
耐可塑剤性等の耐薬品性、耐摩耗性および受像性
に優れた被熱転写媒体を提供するものである。 <課題を解決するための手段> 本発明は上記事情に鑑み、その問題点を解決す
るために鋭意検討の結果なされたものである。即
ち本発明は、支持体上に感熱転写インクを受像す
るインク受像層を設けた被熱転写媒体において、
該インク受像層はガラス転移点(Tg)が20〜90
℃の範囲にある熱可塑性樹脂と滑剤とを含有し、
かつ該インク受像層のビツカース硬さ(JIS Z
2251−1980)が10以上、ベツク平滑度(JIS8119
−1976)が300秒以上であることを特徴とする被
熱転写媒体である。 本発明の被熱転写媒体の構造(層構成)を図に
従つて説明する。第1図は本発明の被熱転写媒体
の基本構成である。また、第2図〜第4図は本発
明の被熱転写媒体を応用した代表的な構成につい
ての模式的断面図であるが、本発明はこれらの構
成に限定されるものではない。第1図は支持体1
の上にインク受像層2を設けた被熱転写媒体であ
り、第2図は支持体1の上にインク受像層2を設
け、そのの反対面に粘着層3、離型紙4を順次設
けた被熱転写媒体であり、第3図は支持体1の上
にインク受像層2を設け、その反対面に磁気記録
層5、保護層6を順次設けた被熱転写媒体であ
り、第4図は支持体1の上にインク受像層2を設
け、その反対面に磁気記録層5、隠蔽層7、印刷
層8、保護層6を順次設けた被熱転写媒体であ
る。 次に本発明の被熱転写媒体の各層につき、以下
詳述する。 〔支持体〕 本発明で用いられる支持体には、ポリエチレ
ン、チレフタレート、ポリイミド、ポリカーボネ
イト、セロフアン、芳香族ポリアミド、ポリオレ
フイン、塩化ビニル等の各種の樹脂フイルム、上
質紙、コート紙、アート紙、織布シート、金属、
ガラス等が使用できる。 〔インク受像層〕 本発明のインク受像層は熱可塑性樹脂に滑剤を
溶解もしくは分散して成層されるものである。 該熱可塑性樹脂はTgが20〜90℃であることが
必要であり、好ましくは40〜80℃である。Tgが
20℃より低い場合は被熱転写媒体自身の耐摩耗性
が悪くなり、90℃より高い場合は感熱転写インク
の受像性、定着性及び転写エネルギー感度が悪く
なる。該熱可塑性樹脂の具体例として、ポリアク
リル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン
系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、
ポリビニル系樹脂及びこれらの樹脂間の共重合体
等をあげることができる。これらの樹脂は単独ま
たは2種以上を混合して用いることもできるが、
当該樹脂はこれらに限定されるものではなく、
Tgが20〜90℃の範囲の樹脂であれば適宜用いる
ことができる。なお、本発明におけるTgはDSC
法(昇温速度10℃/分)にて求められるものであ
る。 インク受像層に配合する滑剤にはカルナバワツ
クス、キヤンデリラワツクス、ポリエチレンワツ
クス、ポリプロピレンワツクス、エステルワツク
ス、モンタンワツクス、モンタンワツクス誘導
体、酸化マイクロワツクス、フイツシヤートロブ
シユワツクス、硬化ひまし油等のワツクス類、パ
ルミチン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、オレ
イン酸等の高級脂肪酸、パルミチン酸アミド、ス
テアリン酸アミド、オレイン酸アミド等の脂肪酸
アミド、パルミチン酸ラウリル、ステアリン酸ス
テアリル、ベヘン酸ステアリル、ベヘン酸ベヘニ
ル等の高級脂肪酸のエステル、ステアリルアルコ
ール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール、
ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸バリウム、ステ
アリン酸カルシウム等の脂肪族金属塩、フルオロ
カーボン微粒子、等をあげることができる。これ
らの滑剤は単独または2種以上を混合して用いる
こともできる。滑剤の配合量は等該層中の全固形
分100重量部に対し、1〜30重量部、好ましくは
3〜15重量部の範囲が適当である。配合量が1重
量部より少ない場合は、インク受像層の摩擦係数
が大きくなり耐摩耗性が悪くなる。30重量部より
多い場合は、インクの受像性、定着性が悪くな
る。 上記の熱可塑性樹脂と滑剤とを含有するインク
受像層はビツカース硬さ(JIS Z 2251−1980)
が10以上であることが必要である。ビツカース硬
さが10より小さい場合はインク受像層の表面強度
が低下し耐摩耗性がが悪くなる。 インク受像層のビツカース硬さを10以上ととす
るためには、前記の熱可塑性樹脂と滑剤および必
要に応じて用いられる各種添加剤の配合割合や各
素材を適宜選択することによつて得ることができ
る。即ち、インク受像層に用いられている各材料
の硬さと各材料の配合割合に応じてビツカース硬
さは決まつてくる。従つて、例えば滑剤として用
いられるワツクス類は硬さが柔らかいので、ワツ
クス類を多く用い過ぎると所望のビツカース硬度
が得られなくなつてしまうことになる。 また、インク受像層の表面は、感熱転写インク
リボンとの密着性を良くするために、平滑性が良
いことが望まれる。即ち、インク受像層のベツク
平滑度(JIS 8119−1976)は300秒以上であるこ
とが必要であり、好ましくは500秒以上である。
ベツク平滑度が300秒より小さい場合は、転写画
像にトギレ、カスレ、ボイド等が発生し、画像品
質が悪くなる。 インク受像層のベツク平滑度を300秒以上とす
るためには、支持体として例えばポリエチレンテ
レフタレートフイルムの如き平滑性のよい樹脂フ
イルムを使用するとか、インク受像層表面をキヤ
レンダー処理等の表面処理を施して平滑化を図る
とか、熱可塑性樹脂中に滑剤が溶解もしくは良好
に分散した均一な塗液を用いてインク受像層を設
ける等によつて達成することができる。 インク受像層は、前記した熱可塑性樹脂、滑剤
及び必要に応じて無機または有機顔料、酸化防止
剤、帯電防止剤、硬化剤等を加え、適当な溶剤中
に溶解もしくは分散させることによつて得られる
塗料を用いて、ソルベントコーテイング法法、グ
ラビア印刷、スクリーン印刷等により支持体上に
0.01〜20μm、好まくは0.1〜10μmの厚さになるよ
うに設けられる。 なお、インク受像層表面には感熱転写インクの
受像性および定着性を阻害しない程度に印刷を施
すことができる。即ち、例えば券紙、カード類に
おける改ざん防止を目的として、ベタ部を有しな
い模様、マーク、文字等の印刷を施すことが可能
である。印刷は、例えばグラビヤ印刷、フレキソ
印刷、スクリーン印刷、オフセツト印刷等の公知
の印刷技術により適宜行なうことができる。 次に第2図から第4図に示した本発明の応用例
における各層について説明する。 第2図に示した被熱転写媒体における粘着層3
は、例えばラベルに用いられている様な感圧粘着
剤よりなるものである。また離型紙4は、粘着剤
に重ね合わされる面がシリコーン加工されて剥離
性を有するもので、従来公知の離型紙を適宜用い
ることができる。 第3図及び第4図は磁気記録方式と組み合わせ
た応用例であり、磁気記録層5とこれに付随して
保護層6、隠蔽層7および印刷層8が設けられて
いる。 磁気記録層5はバインダー中に磁性粉を均一分
散して成層されるものである。 該バインダーとしてはポリエステル樹脂、塩化
ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、塩化ビニル・酢
酸ビニル共重合体等をあげることができる。これ
らの樹脂は単独または2種以上を混合して用いる
こともできるが、当該樹脂はこれらに限定するも
のではない。 磁性粉としてはγ−Fe2O3、バリウムフエライ
ト、ストロンチウムフエライト等の強磁性体があ
げられるが、磁気記録情報が通常の永久磁石によ
り消去又は減衰するトラブルを防止するために
は、バリウムフエライト、ストロンチウムフエラ
イトのような保持力が1500〜5000エルステツドと
いう高保磁力材料を使用することが好ましい。 該磁気記録層の塗料またはインクは前記バイン
ダー、磁性粉及び必要に応じて分散剤、硬化剤、
顔料等を加え、適当な溶剤中に分散して得られ、
ソルベントコーテイング法、グラビア印刷、スク
リーン印刷等によりインク受像層とは反対面の支
持体上に1〜30μm、好ましくは3〜15μmの厚さ
になるように設けられる。また、偽造防止を目的
に、センダスト、パーマロイ等の高透磁率磁気記
録層、さらに酸化鉄磁性粉の如く200〜1000エル
ステツド程度の低保磁力の磁気記録層を上記方法
により複数的に積層することもできる。 なお、必要により磁気記録層上に、会社名、注
意書き、コマーシヤル及び各種のマーク、模様等
の印刷層8をモノカラーもしくはフルカラーで設
けることができる。印刷層は、例えばグラビア印
刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷、オフセツト
印刷等により設けられる。ここで、良好な印刷層
をるためには磁気記録層の着色を隠蔽するためと
磁気記録層と印刷層の間に隠蔽層7を設けたほう
が良い。隠蔽層ポリエステル樹脂、ポリウレタン
樹脂等の樹脂中に、アルミペーストや酸化チタン
等の顔料を均一分散した塗料を塗工もしくは印刷
で設けることができる。 また、磁気記録層の表面保護を目的に磁気記録
層上(印刷層を設定した場合は印刷層上)に保護
層6を設けることができる。 該保護層のバインダーとしては機械的強度及び
安定性、耐熱強度及び安定性、ならびに耐薬品性
に優れた樹脂類が好ましい。その具体例として、
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリスチ
レン樹脂、各種繊維素系樹脂、ポリイミド樹脂、
シリコーン樹脂、フツ素樹脂、ポリアリレート樹
脂、ポリカーボネート樹脂、フエノール樹脂、エ
ポキシ樹脂、アルキツド樹脂、メラミン樹脂及び
これらの樹脂間の共重合体等の各種熱可塑性樹脂
類及び熱硬化性樹脂類をあげることができる。こ
れらの樹脂は単独または2種以上を混合して用い
ることもできる。上記の樹脂で硬化が可能な場
合、各種添加剤を用いることができる。例えば、
硬化の手段が熱である場合、主剤樹脂中に硬化
剤、鎖延長剤、触媒等を添加することができる。
硬化の手段が光、特に紫外線である場合には、主
剤樹脂中に、樹脂モノマー(あるいはオリゴマ
ー)、光重合開始剤、熱重合禁止剤、各種増感剤
を添加することができる。硬化の手段が電子線で
ある場合には、主剤樹脂中に各種増感剤を添加す
ることができる。保護層は前記バインダーに必要
に応じ、ワツクス、シリコーン及び顔料等を加え
混練するか、適当な溶剤中に溶解もしくは分散さ
せることによつて得られたインクもしくは塗料を
ソルベントコーテイング、グラビア印刷、フレキ
ソ印刷、スクリーン印刷、オフセツト印刷等によ
り、磁気記録層上(印刷層を設定した場合は印刷
層上)に0.01〜10μm、好ましくは0.1〜5μmの厚
さになるように設けられる。 <実施例> 以下、本発明を実施例により具体的に説明する
が、これらの実施例は、本発明を限定するもので
はない。尚、配合部数は全て重量部を意味するも
のである。 実施例 1 〔インク受像層の形成〕 ● 熱可塑性樹脂:ポリエステル樹脂(Tg67℃) (東洋紡績社製、商品名バイロン200) 90部 ● 滑剤:カルナバワツクス 10部 ● 溶剤:メチルエチルケトン/トルエン=50/
50 667部 上記の混合液にガラスビースを加え、アトライ
ターにて2時間分散した後、厚さ250μmのポリプ
ロピレン系合成紙(王子油化合成紙社製:ユポ原
紙FP250)からなる支持体上に、ソルベントコー
テイング法によつて、乾燥後の塗布厚が2.0μmと
なるように塗工してインク受像層を設け、本発明
の被熱転写媒体を得た。 実施例 2 〔磁気記録層の形成〕 ● 磁性粉:バリウムフエライトBaO・6
(Fe2O3) (保磁力2750エルステツド) 100部 ● バインダー:塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニ
ルアルコール共重合体(UCC社製、商品名
VAGH) 20部 ポリウレタン樹脂(日本ポリウレタン社製、ニ
ツポランN−2304) 20部 ● 顔料:カーボンブラツク 3部 ● 分散剤:レシチン 1部 ● 溶剤:トルエン 60部 メチルエチルケトン 60部 メチルイソブチルケトン 60部 上記混合液をボールミルで8時間分散後、 ● 硬化剤:ポリイソシアネート 75%酢酸エチ
ル溶液(日本ポリウレタン社製、商品名コロネ
ートL) 12部 上記硬化剤を加え、さらに1時間分散後、厚さ
188μmの乳白色のポリエチレンテレフタレートフ
イルムからなる支持体上に、ソルベントコーテイ
ング法により塗布し、塗料が未乾燥状態の間に磁
場配向処理装置によつて配向処理を行い、100℃
で5分間乾燥し、厚さ15μmの磁気記録層を形成
した。 〔保護層の形成〕 ● バインダー:ニトロセルロース(ダイセル化
学工業社製) 7部 ● 溶剤:メチルエチルケトン 43部 トルエン 50部 上記の混合液をデイスパーにて攪拌、バインダ
ーを溶解後、上記磁気記録層上に、ソルベントコ
ーテイング法により、乾燥後の塗布厚が3.0μmと
なるように塗工し、保護層を形成した。 〔インク受像層の形成〕 ● 熱可塑性樹脂:ポリエステル樹脂(Tg75℃) (ユニチカ社製、商品名エリーテルUE−3600)
45部 エポキシ樹脂(Tg73℃) (油化シエルエポキシ社製、商品名エピコート
1007) 45部 ● 滑剤:ポリエチレンワツクス (三井石油化学社製、商品名三井ハイワツクス
100P) 10部 ● 溶剤:メチルエチルケトン/トルエン=50/
50 567部 上記の混合液にガラスビーズを加え、アトライ
ターにて2時間分散した後、上記保護層の反対面
にポリエチレンテレフタレートフイルム上に、ソ
ルベントコーテイング法によつて、乾燥後の塗布
厚が2.0μmとなるように塗工し、インク受像層を
形成した。 〔インク受像層上への印刷〕 ● バインダー:ポリウレタン樹脂 メチルエチ
ルケトン40%溶液 (日本ポリウレタン社製、商品名ニツポラン
2301) 207部 ● 着色剤:シアン顔料 (三菱化成社製、商品名ダイアセリトンフアス
トブリリアントブルーR) 5部 ● ワツクス:ポリエチレンワツクス (三井石油化学社製、商品名三井ハイワツクス
100P) 3部 ● 溶剤:メチルエチルケトン/トルエン=50/
50 106部 上記の混合液にガラスビーズを加え、ダイノミ
ルにて1時間分散後、 ● 硬化後:ポリイソシアネート 75%酢酸エチ
ル溶液 (日本ポリウレタン社製、商品名コロネート
HL) 12部 上記硬化剤を加え、グラビア印刷方式によつ
て、インク受像層上に地紋印刷を施し、本発明の
被熱転写媒体を得た。 実施例 3 インク受像層の処方を以下に変えた以外は、実
施例2と同様にして、本発明の被熱転写媒体を得
た。 ● 熱可塑性樹脂:ポリウレタン樹脂 (Tg70℃)(三菱化成社製、商品名マイテツク
MX−4014) 90部 ● 滑剤:酸化マイクロワツクス (アクセル・リサーチ、ラボラトリーズ社製、
商品名モールド・ウイズF−57) 10部 ● 溶剤:メチルエチルケトン/トルエン=50/
50 567部 実施例 4 インク受像層の処方を以下に変えた以外は、実
施例2と同様にして、本発明の被熱転写媒体を得
た。 ● 熱可塑性樹脂:ポリエステル樹脂 (Tg45℃)(ユニチカ社製、商品名エリーテル
UE−3210) 80部 ● 硬化剤:ポリイソシアネート 75%酢酸エチ
ル溶液 (日本ポリウレタン社製、商品名コロネート
HL) 12部 ● 滑剤:ステアリン酸亜鉛 10部 ● 溶 剤:メチルエチルケトン/トルエン=
50/50 565部 比較例 1 インク受像層の処方を以下に変えた以外は、実
施例2と同様にして、比較用の被熱転写媒体を得
た。 ● 熱可塑性樹脂:ポリエステル樹脂 (Tg70℃)(日本合成化学工業社製、商品名ニ
チゴーポリエスターTP−220) 100部 ● 溶剤:メチルエチルケトン/トルエン=50/
50 567部 比較例 2 実施例2のインク受像層の処方を以下のように
滑剤を増量することによりビツカース硬さを10以
下にした以外は、実施例2と同様にして、比較用
の被熱転写媒体を得た。 ● 熱可塑性樹脂:ポリウレタン樹脂 (Tg70℃)(三越化成社製、商品名マイテツク
MX−4014) 60部 ● 滑剤:ポリプロピレンワツクス (三洋化成社製、商品名ビスコール660P)
40部 ● 溶剤:メチルエチルケトン/トルエン=50/
50 567部 比較例 3 インク受像層の処方を以下に変えた以外は、実
施例2と同様にして、比較用の被熱転写媒体を得
た。 ● 熱可塑性樹脂:ポリエステル樹脂 (Tg4℃)(日本合成化学社製、商品名ポリエ
スターLP−011) 45部 エポキシ樹脂(Tg45℃) (油化シエルエポキシ社製、商品名エピコート
1002) 45部 ● 滑剤:ポリエチレンワツクス (三井石油化学社製、商品名三井ハイワツクス
100P) 10部 ● 溶剤:メチルエチルケトン/トルエン=50/
50 565部 比較例 4 実施例3のインク受像層塗料の分散時間を15分
に変えて平滑度を300秒以下にした以外は実施例
3と同様にして比較用の被熱転写媒体を得た。 次に、実施例および比較例の被熱転写媒体の評
価に使用する感熱転写インクリボンの製法を以下
に示すが、本発明の被写媒体の優れた特性は該感
熱転写インクリボンにより限定されるものではな
い。 4.5μmのポリエチレンテレフタレートフイルム
上に厚さ0.5μのシリコン樹脂からなる耐熱層を設
けた。 ● バインダー:ポリリエステル樹脂 (東洋紡社製、商品名バイロン200) 25部 ポリエステル樹脂(日本合成化学社製、商品名
ポリエスター#2323) 40部 エポキシ樹脂 (油化シエルエポキシ社製、商品名エピコート
1002) 13部 ● 添加剤:ポリエチレンワツクス (三井石油化学社製、商品名三井ハイワツクス
2203A) 14部 ● 着色剤:カーボン35%メチルエチルケトン分
散液 (御国色素社製、商品名MHIブラツクNo.47)
8部 ● 溶剤:メチルエチルケトン 300部 上記からなる混合液をアトライターにより2時
間分散した塗料を、前記耐熱層とは反対面のポリ
エチレンテレフタレートフイルム上にソルベント
コーテイング法により乾燥後の塗布厚さ3μmとな
るように感熱転写インク層を設けて、評価用の感
熱転写インクリボンを得た。 上記の感熱転写インクリボンを使用し、各実施
例及び比較例の被熱転写媒体の耐水性、耐汗性、
耐油性、耐アルコール性、耐酸性、耐アルカリ
性、耐可塑剤性等の耐薬品性、耐摩耗性、受像性
等の各諸特性を評価した結果は第1表のとおりで
であり、本発明の被熱転写媒体は優れた特性を有
している事が確認された。
【表】 なお、第1表における各諸特性の測定方法及び
評価方法を下記に示す。 (a) 受像性 高密度のサーマルプリンター(8dot/mmのサー
マルヘツドを搭載するプリンター:印字エネルギ
ー;0.65mj/dot、パルス幅;1.5ms)、及び上記
のインクリボンを使用して被熱転写媒体へ画像転
写を行い、画像濃度ムラ、均一性、鮮明性、及び
ランダムブリツジ、ボイド発生の有無について評
価した。評価はいずれも拡大写真等による目視視
評価である。 〇:評価項目を全て満足するもの。 △:評価項目に一つだけ欠点があるもの。 ×:評価項目に二つ以上欠点があるもの。 (b) 耐アルコール性 (a)のプリンターで転写を行つた被熱転写媒体を
エタノール中に2分間浸漬し、転写面の変化を調
べた。 〇:転写画像部のはがれ、傷、退色、消色及びイ
ンク受像層の剥がれ、傷がほとんど見られない
もの。 △:転写画像部のはがれ、傷、退色、消色およ
び/またはインク受像層の剥がれ、傷がやや見
られるもの。 ×:転写画像部のはがれ、傷、退色、消色およ
び/またはインク受像層の剥がれ、傷がかなり
見られるもの。 (c) 耐酸性 PH3の5%酢酸水溶液を使用。評価方法は(b)に
準拠する。 (d) 耐アルカリ性 PH12、1Nの水酸化ナトリウム水溶液を使用。
評価方法は(b)に準拠する。 (e) 耐油性 (a)のプリンターで転写を行つた後、食用大豆油
を転写面に数滴滴下し、24時間後ガーゼで該油を
拭き取つて該転写面の変化を調べた。評価方法は
(b)に準拠する。 (f) 耐可塑剤性 (a)のプリンターで転写を行つた後、転写面に可
塑剤含有のプラスチツク消しゴムを2Kg/cm2の圧
力で圧着し、24時間放置後、該プラスチツク消し
ゴムを剥して転写面の変化を調べた。 〇:全く変化無し。 △:消しゴムへの転写面(転写画像部 非画像部
であるインク受像層表面)の転移、剥がれ、汚
れ等がわずかにみられるもの。 ×:消しゴムへの転写面(転写画像部、非画像部
であるインク受像層表面)の転移や剥がれ、汚
れ等がかなりみられるもの。 (g) 耐摩擦性 (a)のプリンターで転写を行つた後、板紙摩耗性
試験機(熊谷理機工業社製)を使用し、研磨シー
ト(三共理化学社製、商品名ラツピングシート
WA#8000)に対する転写面の耐摩擦性を室温:
20℃、荷重:500gw/cm、摩擦回数:1000往復の
一定条件下で調べた。 〇:転写面(転写画像部、非画像部であるインク
受像層表面)に、傷、剥がれ、汚れがほとんど
見られないもの。 △:転写面(転写画像部、非画像部であるインク
受像層表面)に、傷、剥がれ、汚れのうち少な
くとも一つがやや見られるもの。 ×:転写面(転写画像部、非画像部であるインク
受像層表面)に、傷、剥がれ、汚れのうち二つ
以上が見られるか、一つであつてもその程度が
大きいもの。 (h) 耐汗性 JIS L 0848−1978に示された人工汗液(酸性
及びアルカリ性)中に1週間浸漬後、(g)のテスト
行う。 <発明の効果> 本発明の被熱転写媒体は、感熱転写インクを受
像するインク受像層が、ガラス転移点(Tg)20
〜90℃の範囲にある熱可塑性樹脂と滑剤とを含有
し、該インク受像層のビツカース硬さ(JIS Z
2251−1980)が10以上、ベツク平滑度(JIS 8119
−1976)が300秒以上である構成を有しているた
め、耐水性、耐汗油性、耐油性、耐アルコール
性、耐酸性、耐アルカリ性、耐可塑剤性等の耐薬
品性、耐摩耗性等の諸特性を満足し、かつ転写品
質が良好な受像性を得ることができた。したがつ
て、本発明の被熱転写媒体は、乗車券、定期券、、
通行券等の券紙、プリペードカード、IDカード、
セーフテイカード等のカード類、及びPOSラベ
ル等のラベル類に好適に使用できた。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の被熱転写媒体の構成
例をす示す断面図である。 1……支持体、2……インク受像層、3……粘
着部、4……離型紙、5……磁気記録層、6……
保護層、7……隠蔽層、8……印刷層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 支持体上に感熱転写インクを受像するインク
    受像層を設けた被熱転写媒体において、該インク
    受像層はガラス転移点(Tg)が20〜90℃の範囲
    にある熱可塑性樹脂と滑剤とを含有し、かつ該イ
    ンク受像層のビツカース硬さ(JIS Z 2251−
    1980)が10以上、ベツク平滑度(JIS 8119−
    1976)が300秒以上であることを特徴とする被熱
    転写媒体。 2 前記支持体のもう一方の面に磁気記録層を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の被熱転写媒
    体。
JP2075765A 1990-03-27 1990-03-27 被熱転写媒体 Granted JPH03275386A (ja)

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