JPH05306730A - 液封防振支持装置 - Google Patents

液封防振支持装置

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JPH05306730A
JPH05306730A JP13596892A JP13596892A JPH05306730A JP H05306730 A JPH05306730 A JP H05306730A JP 13596892 A JP13596892 A JP 13596892A JP 13596892 A JP13596892 A JP 13596892A JP H05306730 A JPH05306730 A JP H05306730A
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liquid
inner cylinder
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vibration
liquid chamber
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Mamoru Tanabe
守 田辺
Motoyuki Yokota
素行 横田
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Marugo Rubber Industries Ltd
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Marugo Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 構造が簡単で製作の容易な中高周波数域すべ
てにおいてバネ定数の低い液封防振支持装置を提供す
る。 〔構成〕 平行配置した内筒10と外筒14との間にゴ
ム弾性材の介在体12を介装し、介在体12にオリフィ
ス34で連通され、液が封入された液室16、18を内
筒10の上下に隔設した液封防振支持装置において、下
方の液室18内に、細径の首部36を有する翼体38を
内筒10側から垂下させるとともに、この翼体38及び
首部36を、液室16、18を形成する軸方向両側の側
壁32に対してそれぞれゴム弾性材の連結帯44、46
で連結したことを特徴とする液封防振支持装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のエンジンマウ
ント等に使用される液封防振支持装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の液封防振支持装置は、オリフィ
スのチューニング周波数域より高い周波数域でバネ定数
が上がる特性を有している。これは、この高い周波数域
では液を十分に移動させることができなくなり、液の存
在がかえってバネの硬さを引き起こすからであると考え
られる。又、ゴム弾性材と液との共振が起こり、バネ定
数が高くなることもある。従って、このままでは車両走
行時に発生する中高周波振動の振動伝達率が上がり、室
内騒音の問題が起こる。
【0003】このため、液室内に振動する首細の翼体を
設け、これで液を攪拌してバネ定数の上昇を抑制しよう
とするものが提案されているが(実開昭63−6248
号)、このものは翼体と周囲の壁との隙間をかなり狭く
するか、若しくは翼体と対面部(底部)までの隙間を狭
くし、且つ、翼体に高い剛性を持たせないと効果は少な
い。しかし、実際に自動車に使用される場合、あらゆる
方向から振動入力があるため、翼体の周りには一定の隙
間を設けていないと翼体が側壁又は対面部と接触し、シ
ョックとなる。そこで、実用可能なまでに隙間を拡げた
場合、車内騒音として問題となる高周波数域(100〜
500Hz間)でバネ定数のピークが発生するといった
こともある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これを解決するものと
して、本発明者等は、翼体の先端に凸部を設けるととも
に、液室の壁にこの凸部が侵入できる凹陥ポットを形成
し、この凸部を凹陥ポットに出入りさせることで、液の
攪拌をより促進させる方法を提唱している(特願平3−
353281号)。しかし、このものは構造が複雑にな
り、コストが高くなるとともに、目的周波数に対するチ
ューニング要素も十分ではない。本発明は、このような
課題を解決するものであり、要するに、チューニング要
素が多くて中高周波域すべてでバネ定数の上昇を抑制で
きる液封防振支持装置を安価に製作できるようにしたも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明は、平行配置した内筒と外筒との間にゴム弾
性材の介在体を介装し、介在体にオリフィスで連通さ
れ、液が封入された液室を内筒の上下に隔設した液封防
振支持装置において、下方の液室内に、細径の首部を有
する翼体を内筒側から垂下させるとともに、この翼体及
び首部を、液室を形成する軸方向両側の側壁に対してそ
れぞれゴム弾性材の連結帯で連結したことを特徴とする
液封防振支持装置を提供する。
【0006】又、本発明は、平行配置した内筒と外筒と
の間にゴム弾性材の介在体を介装し、介在体にオリフィ
スで連通され、液が封入された液室を内筒の上下に隔設
した液封防振支持装置において、下方の液室内に、細径
の首部を有する翼体を内筒側から垂下させるとともに、
この翼体を、液室を形成する軸方向両側の側壁に対して
ゴム弾性材の連結帯で連結したことを特徴とする液封防
振支持装置を併せて提供する。
【0007】
【作用】以上の手段をとることにより、即ち、首部及び
翼体又は翼体のみは連結帯で側壁に連結されているか
ら、上下方向の剛性を大きく上げることなく、側壁の強
度を高めることができる。又、連結帯の構成要素を変え
ることにより、液の流動量を変化させることができ、結
果的に中高周波数域のバネ定数を低く抑えることができ
る。即ち、特定の周波数域でバネ定数のピークが発生し
て騒音の問題が起きるときには、連結帯の幅、厚み及び
数量等を変えることにより、ピークの位置を変更させる
ことができる。
【0008】又、振動時における側壁の座屈や外方への
膨出(胴膨れ)を抑えることができるため、へたり量が
少なく、耐久性が向上する。更に、オリフィスの液移動
量が増大するため、減衰性能も向上する。その他、構造
も簡単になる等の特徴を有している。
【0009】
【実施例】図6は液封防振支持装置の正面図であるが、
この液封防振支持装置は、内筒10と、内筒10の外周
に装着されるゴム弾性材からなる円筒形の介在体12
と、介在体12の外周に嵌着される外筒14とからな
る。尚、本実施例は、内筒10がシャーシ側部材、外筒
14がエンジン側部材に固定されるエンジンマウントを
示したものであり、エンジンの重量を支持するために内
筒10は荷重方向(図6の下から上に向かう方向)上手
側に予め偏心させてある。
【0010】図3は本発明の実施例を示す液封防振支持
装置の外筒14を切断した一部断面右側面図、図4は左
側面図、図5は横断面図であるが、介在体12には、両
方の端部はそのままにして外周から中心に向かって凹陥
する凹陥部16、18が上下に隔設されている。尚、介
在体12の内筒10の上側にある部分には、ゴムを軟ら
かくする目的で軸方向に貫通する貫通部20が形成され
ており、上方の凹陥部16は、外周が外筒14に当接
し、内周が貫通部20内を内筒10側に張り出すように
形成された張出部22の左右に、その底部が貫通部20
と一定の肉厚を保つ程度まで凹陥している。この肉厚は
比較的薄く設定され、凹陥部16の底部は液の移動量を
増すダイヤフラム構造となって貫通部20内に垂れ下が
っている。従って、上方の凹陥部16は張出部22を境
に左右二つに分割された構造となっている。但し、張出
部22の外周の前後には通路24が形成されており、二
つの凹陥部16は連通している。
【0011】下方の凹陥部18は、内筒10の下側に介
在体12が相当の肉厚を保つ程度まで凹陥して形成され
ているが、その頂部(図5では最下部)には、凹陥部1
8の前後の壁部を構成する壁面に架橋する架橋部26が
設けられている。更に、介在体12の外周付近には、以
上二つの凹陥部16、18を窓状に切り抜いた補強リン
グ28が埋め込まれて補強されている。この他、荷重が
かかる内筒10の直下の介在体12の外側表面には部分
的に凹陥した窪み29を形成し、耐久性の向上を図って
いる。
【0012】以上の介在体12を液中に浸し、この中で
外筒14を嵌着すれば、二つの凹陥部16、18は液を
封入された液室16、18に構成される。即ち、二つの
凹陥部16、18は、底面と側面とをそれぞれ介在体1
2で囲まれ(このとき、底面側に存在する介在体12を
隔壁30、側面側に存在する介在体12を側壁32とす
る)、上面を外筒14で覆われて密閉されるから、この
中に液を充填すれば液封状態となる。尚、このとき、下
方の液室18を主液室、上方の液室16を従液室と称す
る。
【0013】但し、主液室18と従液室16とはオリフ
ィス34で連通されており、振動によって主従液室1
8、16が膨張、収縮すると内部の液は移動できるよう
になっている。このオリフィス34は、主従液室18、
16の壁部を構成する介在体12の円筒形部分に外筒1
4とのシールを保持するためにシールリップ35が設け
られた環状凹溝として形成され、その両端は主従液室1
8、16に通じている。尚、このオリフィス34の出入
り口は、主液室18と通ずる部分は架橋部26近くに設
定し、従液室16と通ずる部分は張出部22を通り越し
た遠い側まで延ばし、このオリフィス34が、少なくと
もゴム弾性体12の半周以上を周回するようにしてその
全長を長くしてある。更に、このオリフィス34は、介
在体12の円筒形部分に主従液室18、16の前後一方
又は両方に形成される。
【0014】ところで、本発明は、以上の構成の他に細
径の首部36を有する翼体38を主液室18内に設ける
のである。即ち、図5等に示すように、金属製の芯材4
0の先端に同じく金属製の翼板42を固着したものを内
筒10から張出して垂下させ、その周囲を隔壁30を延
長して被覆するのである。尚、翼板42の拡張方向は軸
芯方向又は軸芯と直角方向にし、翼板42の先端と隔壁
30との間を絞って細径の首部36とする。次に、本発
明は、図3に示すように、以上の翼体38と両側の側壁
32とをゴム弾性材の連結帯44で連結するのである。
図7は翼体38の底面図であるが、この連結帯44の幅
Lは後述するように周波数チューニングの要素として利
用される。
【0015】図1は本発明の他の実施例を示す液封防振
支持装置の外筒14を切断した一部断面右側面図、図2
は横断面図であるが、本実施例のものは、細径の首部3
6の部分もゴム弾性材の連結帯46で側壁32と連結し
てある。尚、図示のものは翼体38の連結帯44の幅L
は翼体38とほぼ同じにしてあり、首部36の連結帯4
6の幅Rは前記した連結帯44の幅Lよりも大きくして
ある。これら各連結帯44、46の幅L、Rもチューニ
ング要素として利用されるが、本実施例のものは幅L、
Rの他にその個数(段数)も採用できるから、チューニ
ングの幅が広いと言える。
【0016】このように連結帯44、46で側壁32に
連結された翼体38又は首部36を設けることにより、
振動時、翼体38が液を攪拌するのを助長するととも
に、ゴム弾性材の共振点を変えることになり、その結
果、任意の周波数域でのバネ定数の上昇を抑制できる。
図8は種々の液封防振支持装置の振動数と絶対バネ定数
との関係を示す特性であるが、翼体38だけを設けたも
のでは、振動数が400Hzを越える高周波域になる
と、絶対バネ定数が突然高くなる特性を有している。し
かし、本発明品のように翼体38及び首部36を二つの
連結帯44、46で側壁32に連結したものでは、ピー
クに至るまで比較的低いバネ定数を維持する特性を示し
た。更に、この場合、各連結帯44、46の幅L、Rを
長くするほどピークが低周波数側に移行することも判っ
た。又、ピークもそれほど突出しない特性も有してい
る。これに対して翼体38のみを連結帯44で側壁32
に連結したものでは、ピークが比較的高周波数域にある
が、翼体38だけのものに比べてピークの値が低い特性
を示す。
【0017】
【発明の効果】以上、本発明は、前記したものであるか
ら、即ち、主液室内に細径の首部を有する翼体を設け、
首部及び翼体又は翼体を連結帯で側壁に連結したもので
あるから、連結帯の幅、厚み及び個数を変えることによ
り、液の攪拌作用を任意に変化させることができるとと
もに、ゴム弾性材と液との共振点も任意に変化させ得、
これによって特定の周波数域でのバネ定数の上昇を抑制
することができる。例えば、バネ定数の上昇を抑制した
い周波数域を低い側にスライドさせたいときには連結帯
の幅及び厚みを大きくし、且つ、個数を増やすことで対
処でき、反対に高い側にスライドさせたいときにはこれ
と逆の方法をとることで対処できる。
【0018】又、連結帯の存在により、振動時における
側壁の座屈や胴膨れを抑えることができ、へたり量を少
なく、耐久性を向上させることができる。更に、オリフ
ィスの液移動量を増大させるため、減衰性能も向上させ
る。その他、その構造も首部及び翼体又は翼体と側壁と
を連結帯で連結するだけであるから、大したコストアッ
プにもならない等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液封防振支持装置の外筒を切断し
た一部断面右側面図である。
【図2】本発明に係る液封防振支持装置の横断面図であ
る。
【図3】本発明に係る液封防振支持装置の外筒を切断し
た一部断面右側面図である。
【図4】本発明に係る液封防振支持装置の外筒を切断し
た左側面図である。
【図5】本発明に係る液封防振支持装置の横断面図であ
る。
【図6】本発明に係る液封防振支持装置の正面図であ
る。
【図7】連結帯を下から見た正面図である。
【図8】液封防振支持装置の振動数と絶対バネ定数との
関係を示す特性である。
【符号の説明】
10 内筒 12 介在体 14 外筒 16 液室 18 液室 32 側壁 34 オリフィス 36 首部 38 翼体 44 連結帯 46 連結帯

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行配置した内筒と外筒との間にゴム弾
    性材の介在体を介装し、介在体にオリフィスで連通さ
    れ、液が封入された液室を内筒の上下に隔設した液封防
    振支持装置において、下方の液室内に、細径の首部を有
    する翼体を内筒側から垂下させるとともに、この翼体及
    び首部を、液室を形成する軸方向両側の側壁に対してそ
    れぞれゴム弾性材の連結帯で連結したことを特徴とする
    液封防振支持装置。
  2. 【請求項2】 平行配置した内筒と外筒との間にゴム弾
    性材の介在体を介装し、介在体にオリフィスで連通さ
    れ、液が封入された液室を内筒の上下に隔設した液封防
    振支持装置において、下方の液室内に、細径の首部を有
    する翼体を内筒側から垂下させるとともに、この翼体
    を、液室を形成する軸方向両側の側壁に対してゴム弾性
    材の連結帯で連結したことを特徴とする液封防振支持装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006349068A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 Kurashiki Kako Co Ltd 液体封入ブッシュ及びこれを用いた防振リンク装置
EP2371600A1 (en) * 2010-03-29 2011-10-05 Tokai Rubber Industries, Ltd. Stopper structure of torque rod

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EP2371600A1 (en) * 2010-03-29 2011-10-05 Tokai Rubber Industries, Ltd. Stopper structure of torque rod
US8430382B2 (en) 2010-03-29 2013-04-30 Tokai Rubber Industries, Ltd. Stopper structure of torque rod

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