JPH05308342A - スペクトル拡散無線通信装置 - Google Patents
スペクトル拡散無線通信装置Info
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- JPH05308342A JPH05308342A JP13600492A JP13600492A JPH05308342A JP H05308342 A JPH05308342 A JP H05308342A JP 13600492 A JP13600492 A JP 13600492A JP 13600492 A JP13600492 A JP 13600492A JP H05308342 A JPH05308342 A JP H05308342A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 SN比向上,周波数の安定性確保,送・受信
部での回路兼用等を図る。 【構成】 送信部には、1次変調用の角度変調回路(5
2),局部発振器(49),発振周波数をN1 倍する逓倍器(5
1),角度変調波にN1 逓倍出力を乗ずるミキサ(9),角度
変調波を1/N1 にする分周器(25),この分周出力に局部
発振出力を乗ずるミキサ(2),この出力を1/N2 にする分
周器(26),この出力より拡散符号を生成するPNG(4
8),ミキサ(9)出力に拡散符号を乗じてSS変調するミ
キサ(10)を備え、 受信部には、SS信号を逆拡散する
回路(3),局部発振器(59),局部発振周波数をN1 倍する
逓倍器(53),この出力に逆拡散回路(3) 出力を乗じるミ
キサ(31),この出力を角度復調する回路(61),VCO(2
2)の出力を1/N1 にする分周器(27),この出力に局部発
振信号を乗じるミキサ(32),この出力を各1/N2,1/N3
にする分周器(28,29),制御信号生成用の同期検出回路(6
0),各分周出力選択用回路(Sw),この出力より拡散符号
を生成するPNG(47)等を備えた。
部での回路兼用等を図る。 【構成】 送信部には、1次変調用の角度変調回路(5
2),局部発振器(49),発振周波数をN1 倍する逓倍器(5
1),角度変調波にN1 逓倍出力を乗ずるミキサ(9),角度
変調波を1/N1 にする分周器(25),この分周出力に局部
発振出力を乗ずるミキサ(2),この出力を1/N2 にする分
周器(26),この出力より拡散符号を生成するPNG(4
8),ミキサ(9)出力に拡散符号を乗じてSS変調するミ
キサ(10)を備え、 受信部には、SS信号を逆拡散する
回路(3),局部発振器(59),局部発振周波数をN1 倍する
逓倍器(53),この出力に逆拡散回路(3) 出力を乗じるミ
キサ(31),この出力を角度復調する回路(61),VCO(2
2)の出力を1/N1 にする分周器(27),この出力に局部発
振信号を乗じるミキサ(32),この出力を各1/N2,1/N3
にする分周器(28,29),制御信号生成用の同期検出回路(6
0),各分周出力選択用回路(Sw),この出力より拡散符号
を生成するPNG(47)等を備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスペクトル拡散無線通信
装置に係り、特に、キャリヤ周波数と拡散符号とが同期
関係にあるスペクトル拡散(以下“SS”とも記載す
る)無線通信装置における送信部と受信部を改良したS
S無線通信装置に関する。
装置に係り、特に、キャリヤ周波数と拡散符号とが同期
関係にあるスペクトル拡散(以下“SS”とも記載す
る)無線通信装置における送信部と受信部を改良したS
S無線通信装置に関する。
【0002】
【技術的背景】最近のSS通信において、SS技術によ
る多元接続法を用いた移動体通信が実用域に達して来て
いる。周知の如く電波資源は有限なので、周波数を有効
に利用する必要がある。その点、SS信号は広い周波数
帯域に拡散されてそのパワースペクトル密度は非常に小
さくなり、これにより他の通信に与える影響は小さく、
既存の通信周波数帯での混用が可能になるため、その面
での効用も大きく、原理的に周波数利用効率の向上に寄
与できるものである。かかる理由によりSSによる無線
通信は身近になりつつあり、今後は家庭用のワイヤレス
通信にまで応用が拡大されると予想され、その将来性や
発展性が大きく嘱望されている。
る多元接続法を用いた移動体通信が実用域に達して来て
いる。周知の如く電波資源は有限なので、周波数を有効
に利用する必要がある。その点、SS信号は広い周波数
帯域に拡散されてそのパワースペクトル密度は非常に小
さくなり、これにより他の通信に与える影響は小さく、
既存の通信周波数帯での混用が可能になるため、その面
での効用も大きく、原理的に周波数利用効率の向上に寄
与できるものである。かかる理由によりSSによる無線
通信は身近になりつつあり、今後は家庭用のワイヤレス
通信にまで応用が拡大されると予想され、その将来性や
発展性が大きく嘱望されている。
【0003】
【従来の技術】SS無線通信において、受信における同
期捕捉と同期保持は基本的に必要なものであり、今まで
に種々の同期捕捉方法や保持方法が提案され、且つ、実
用化されている。その中で、変調時に1次変調である角
度変調(周波数変調や位相変調)用キャリヤと、2次変
調であるSS変調に用いられる拡散符号用クロック信号
とに同期関係を持たせてSS変調を行なう所謂同期型S
S変調,復調方式も、受信,復調において回路構成を多
少なりとも簡素化できる方式として知られている。
期捕捉と同期保持は基本的に必要なものであり、今まで
に種々の同期捕捉方法や保持方法が提案され、且つ、実
用化されている。その中で、変調時に1次変調である角
度変調(周波数変調や位相変調)用キャリヤと、2次変
調であるSS変調に用いられる拡散符号用クロック信号
とに同期関係を持たせてSS変調を行なう所謂同期型S
S変調,復調方式も、受信,復調において回路構成を多
少なりとも簡素化できる方式として知られている。
【0004】かかるSS無線通信の従来技術について、
図面を参照し乍ら説明する。図1及び図2は従来のSS
無線通信装置の夫々送信部及び受信部のブロック構成
図、図3はDLL(遅延ロックループ)型同期保持回路
の主要部となる信号処理回路の具体的ブロック構成図、
図4はDLL型同期保持回路における同期保持特性図、
図5はスライディング相関型の同期捕捉動作を示す相関
特性図である。
図面を参照し乍ら説明する。図1及び図2は従来のSS
無線通信装置の夫々送信部及び受信部のブロック構成
図、図3はDLL(遅延ロックループ)型同期保持回路
の主要部となる信号処理回路の具体的ブロック構成図、
図4はDLL型同期保持回路における同期保持特性図、
図5はスライディング相関型の同期捕捉動作を示す相関
特性図である。
【0005】まず、送信部の構成及び動作について、図
1と共に説明する。入力端子In1 より音声や情報等の信
号S(t)が、発振器49より1次変調用のキャリヤ cosω
tが、共に変調用の乗算器1に供給され、ここで情報S
(t)の1次変調が行なわれて、変調波 S(t)cosωtが得
られる。更に、発振器出力を分周器25に供給してここ
で 1/N1 (N1 は任意の自然数)に分周することによ
りクロック信号を作り、これを基に拡散符号発生器(P
NG)48にて拡散符号P(t) を生成している。従っ
て、出力される拡散符号P(t) は、上記キャリヤ cosω
tと同期関係が保たれる。かかる拡散符号P(t) は拡散
変調用の乗算器10に供給され、ここでSS変調が行な
われてSS変調波P(t)S(t)cosωtが生成され、BPF
(帯域濾波器)11を介して出力端子Out1より出力され
る。
1と共に説明する。入力端子In1 より音声や情報等の信
号S(t)が、発振器49より1次変調用のキャリヤ cosω
tが、共に変調用の乗算器1に供給され、ここで情報S
(t)の1次変調が行なわれて、変調波 S(t)cosωtが得
られる。更に、発振器出力を分周器25に供給してここ
で 1/N1 (N1 は任意の自然数)に分周することによ
りクロック信号を作り、これを基に拡散符号発生器(P
NG)48にて拡散符号P(t) を生成している。従っ
て、出力される拡散符号P(t) は、上記キャリヤ cosω
tと同期関係が保たれる。かかる拡散符号P(t) は拡散
変調用の乗算器10に供給され、ここでSS変調が行な
われてSS変調波P(t)S(t)cosωtが生成され、BPF
(帯域濾波器)11を介して出力端子Out1より出力され
る。
【0006】このような同期型SS変調波は電波となっ
て、空気等の伝送媒体を介して、他のSS無線通信装置
のアンテナを介して、その復調部へと伝送される。そこ
で、従来の代表的なSS無線通信装置の復調部の構成及
び動作について、図2を参照し乍ら説明する。
て、空気等の伝送媒体を介して、他のSS無線通信装置
のアンテナを介して、その復調部へと伝送される。そこ
で、従来の代表的なSS無線通信装置の復調部の構成及
び動作について、図2を参照し乍ら説明する。
【0007】上記SS変調波は、他機のアンテナ(図示
せず)で受信されて、入力端子In2よりBPF12を介
してAGC(自動利得制御回路)20に供給され、ここ
で必要に応じて増幅又は減衰された後、スライディング
相関及び逆拡散復調兼用の乗算器3と、DLL型同期保
持用信号処理回路(以下単に「DLL用信号処理回路」
等と記載する)36に供給される。乗算器3にはPNG
(拡散符号発生器)47にて生成される拡散符号も供給
されており、この拡散符号用のクロック信号周波数は、
同期捕捉されるまでは同期保持時に比較してやゝ高めに
VCO(電圧制御発振器)21により設定されている。
従って、スライディング相関と逆拡散復調は時系列的に
行なわれる。
せず)で受信されて、入力端子In2よりBPF12を介
してAGC(自動利得制御回路)20に供給され、ここ
で必要に応じて増幅又は減衰された後、スライディング
相関及び逆拡散復調兼用の乗算器3と、DLL型同期保
持用信号処理回路(以下単に「DLL用信号処理回路」
等と記載する)36に供給される。乗算器3にはPNG
(拡散符号発生器)47にて生成される拡散符号も供給
されており、この拡散符号用のクロック信号周波数は、
同期捕捉されるまでは同期保持時に比較してやゝ高めに
VCO(電圧制御発振器)21により設定されている。
従って、スライディング相関と逆拡散復調は時系列的に
行なわれる。
【0008】ここで、同期捕捉(確立)に至る動作を説
明する。BPF12にて不要な周波数帯域成分を減衰〜
除去された入力SS変調波P(t)S(t)cosωtは、乗算器
3において拡散符号発生器47からの拡散符号P(t) と
の乗算による相関が行われる。この拡散符号P(t) は受
信側のPNG48で生成される拡散符号P(t) に比べ、
実際には時間τだけ異なるもので、これをρ(t) で表わ
すことにすれば、乗算器3からの乗算出力はP(t)*ρ
(t)S(t)cosωtと表現される。
明する。BPF12にて不要な周波数帯域成分を減衰〜
除去された入力SS変調波P(t)S(t)cosωtは、乗算器
3において拡散符号発生器47からの拡散符号P(t) と
の乗算による相関が行われる。この拡散符号P(t) は受
信側のPNG48で生成される拡散符号P(t) に比べ、
実際には時間τだけ異なるもので、これをρ(t) で表わ
すことにすれば、乗算器3からの乗算出力はP(t)*ρ
(t)S(t)cosωtと表現される。
【0009】かかる乗算出力は乗算器4と5に供給さ
れ、乗算器4ではVCO22からの再生キャリヤcos(ω
t-φ)との乗算による同期検波が行われる。従って、乗
算器4からは(1/2)P(t)*ρ(t)*S(t){cosφ+cos(2ωt-
φ)}なる信号が出力され、次段のLPF(低域濾波器)
45でP(t)*ρ(t)S(t)cos(2ωt-φ)/2成分が除去さ
れて、P(t)*ρ(t)S(t)cosφとなる。φの値が0に近い
値であれば、LPF45出力P(t)*ρ(t)S(t)cosφは約
1/2のレベルとなる。一方乗算器5には、VCO22よ
りの再生キャリヤcos(ωt-φ)がπ/2位相シフト回路2
3にて位相をπ/2シフトされてsin(ωt-φ)となって供
給されている。
れ、乗算器4ではVCO22からの再生キャリヤcos(ω
t-φ)との乗算による同期検波が行われる。従って、乗
算器4からは(1/2)P(t)*ρ(t)*S(t){cosφ+cos(2ωt-
φ)}なる信号が出力され、次段のLPF(低域濾波器)
45でP(t)*ρ(t)S(t)cos(2ωt-φ)/2成分が除去さ
れて、P(t)*ρ(t)S(t)cosφとなる。φの値が0に近い
値であれば、LPF45出力P(t)*ρ(t)S(t)cosφは約
1/2のレベルとなる。一方乗算器5には、VCO22よ
りの再生キャリヤcos(ωt-φ)がπ/2位相シフト回路2
3にて位相をπ/2シフトされてsin(ωt-φ)となって供
給されている。
【0010】従って、乗算器5の出力は(-1/2)P(t)*ρ
(t)*S(t){sinφ+sin(2ωt-φ)}となり、LPF46から
は−P(t)*ρ(t)sinφが出力されるが、実際のレベルは
0に近くなっている。LPF45とLPF46の出力は
共に乗算器6に供給され、ここで乗算が行なわれて、そ
の出力はP2 (t)*ρ2 (t)S2 (t)*(-1/2)sin2φなる誤差
信号として得られる。かかる誤差信号は、更にループの
応答時定数を決めるループフィルタ24にて-Ksin2φな
る誤差信号に変換された後、VCO22に制御用信号と
して供給される。かかる一巡の位相同期ループからなる
キャリヤ再生回路50は、入力キャリヤに同期してPS
K復調を同時に行なうことができる。
(t)*S(t){sinφ+sin(2ωt-φ)}となり、LPF46から
は−P(t)*ρ(t)sinφが出力されるが、実際のレベルは
0に近くなっている。LPF45とLPF46の出力は
共に乗算器6に供給され、ここで乗算が行なわれて、そ
の出力はP2 (t)*ρ2 (t)S2 (t)*(-1/2)sin2φなる誤差
信号として得られる。かかる誤差信号は、更にループの
応答時定数を決めるループフィルタ24にて-Ksin2φな
る誤差信号に変換された後、VCO22に制御用信号と
して供給される。かかる一巡の位相同期ループからなる
キャリヤ再生回路50は、入力キャリヤに同期してPS
K復調を同時に行なうことができる。
【0011】通信装置における受信部の入電後、最初に
働きだすのはこのキャリヤ再生回路50であり、従って
キャリヤ再生の後、LPF45より得られる相関出力P
(t)*ρ(t) 、即ち図5のt0 点を中心とする3角出力特
性に基づく出力は、スライディング相関の同期捕捉用の
同期判定回路34に供給され、ここで同期捕捉点SHLを
検出された後、更に波形整形回路35に供給され、同期
捕捉時より一定の直流出力を得ている。この直流出力は
加算回路41に供給され、ここでDLL用信号処理回路
36からの相関出力と加算された後、VCO21に供給
される。得られた加算出力によってVCO21は制御さ
れ、制御された電圧制御発振出力は、正規の同期保持時
の拡散符号を発生させるためのクロック信号となる。
働きだすのはこのキャリヤ再生回路50であり、従って
キャリヤ再生の後、LPF45より得られる相関出力P
(t)*ρ(t) 、即ち図5のt0 点を中心とする3角出力特
性に基づく出力は、スライディング相関の同期捕捉用の
同期判定回路34に供給され、ここで同期捕捉点SHLを
検出された後、更に波形整形回路35に供給され、同期
捕捉時より一定の直流出力を得ている。この直流出力は
加算回路41に供給され、ここでDLL用信号処理回路
36からの相関出力と加算された後、VCO21に供給
される。得られた加算出力によってVCO21は制御さ
れ、制御された電圧制御発振出力は、正規の同期保持時
の拡散符号を発生させるためのクロック信号となる。
【0012】次に、同期保持動作について説明する。入
力SS変調波はBPF12を介してDLL用信号処理回
路36に供給されるが、ここで、DLL用信号処理回路
36の具体的回路例を図3に示して、機能,動作を説明
する。図3から明らかなように、入力端子In3 からのS
S変調波は、乗算器7及び8において、PNG47より
夫々供給される拡散符号(イ){正規の拡散符号P(t) よ
りも位相がΔt早いP(t−Δt),及び拡散符号(ロ){同
じくΔt遅いP(t+Δt)}と、夫々乗算される。 な
お、ΔtはSS方式では拡散符号の1ビット分の時間,
即ち1チップ時間なので、乗算器7の出力は正規動作時
の逆拡散出力であるPSK変調波であり、これを伝送で
きる狭帯域特性のBPF13を介して絶対値回路(又は
エンベロープ検出回路)38に供給される。同様に、乗
算器8の出力もBPF14を介して絶対値回路39に供
給されている。
力SS変調波はBPF12を介してDLL用信号処理回
路36に供給されるが、ここで、DLL用信号処理回路
36の具体的回路例を図3に示して、機能,動作を説明
する。図3から明らかなように、入力端子In3 からのS
S変調波は、乗算器7及び8において、PNG47より
夫々供給される拡散符号(イ){正規の拡散符号P(t) よ
りも位相がΔt早いP(t−Δt),及び拡散符号(ロ){同
じくΔt遅いP(t+Δt)}と、夫々乗算される。 な
お、ΔtはSS方式では拡散符号の1ビット分の時間,
即ち1チップ時間なので、乗算器7の出力は正規動作時
の逆拡散出力であるPSK変調波であり、これを伝送で
きる狭帯域特性のBPF13を介して絶対値回路(又は
エンベロープ検出回路)38に供給される。同様に、乗
算器8の出力もBPF14を介して絶対値回路39に供
給されている。
【0013】従って、絶対値回路38からの出力は、近
似的にキャリヤ周波数の2倍の成分にP(t)*P(t−Δt)
が乗じられた信号となり、絶対値回路39の出力も同様
にキャリヤ周波数の2倍の成分にP(t)*P(t+Δt)が乗
じられた信号として得られる。 夫々の出力信号は引算
回路40に供給されて引算されるが、その特性は図4に
示す逆S字型の相関特性となる。なお、点(C) は同期保
持点である。このようにして得られた相関出力は、これ
を制御信号に加工するためのループフィルタ37を介し
て出力端子Out3より出力され、図2の加算回路41にて
前記出力整形回路35の出力と加算された後VCO21
に供給され、同期の保持が行われる。
似的にキャリヤ周波数の2倍の成分にP(t)*P(t−Δt)
が乗じられた信号となり、絶対値回路39の出力も同様
にキャリヤ周波数の2倍の成分にP(t)*P(t+Δt)が乗
じられた信号として得られる。 夫々の出力信号は引算
回路40に供給されて引算されるが、その特性は図4に
示す逆S字型の相関特性となる。なお、点(C) は同期保
持点である。このようにして得られた相関出力は、これ
を制御信号に加工するためのループフィルタ37を介し
て出力端子Out3より出力され、図2の加算回路41にて
前記出力整形回路35の出力と加算された後VCO21
に供給され、同期の保持が行われる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスペクトル
拡散無線通信装置においては、乗算器3におけるアップ
コンバージョンにより変換されたSS変調波において、
そのSS変調波のキャリヤ周波数と拡散符号とを同期関
係に保ち、受信,復調の場合に変調時と対称性を持たせ
たダウンコンバージョンを乗算器4,5で行なうこと
は、復調時のSS同期を得る狙いだけでなく、変調時と
復調時の回路部品の共用化による部品コストの低廉化や
変調,復調性能を確保しつつ安定性を高める面からも必
要なことである。従来例はこのような方法を取り入れた
例は見あたらず、変調時の信号対雑音比や復調時の信号
対雑音比を確保する等の性能面だけではなく、低廉化に
厚い壁が存在するという問題点があった。
拡散無線通信装置においては、乗算器3におけるアップ
コンバージョンにより変換されたSS変調波において、
そのSS変調波のキャリヤ周波数と拡散符号とを同期関
係に保ち、受信,復調の場合に変調時と対称性を持たせ
たダウンコンバージョンを乗算器4,5で行なうこと
は、復調時のSS同期を得る狙いだけでなく、変調時と
復調時の回路部品の共用化による部品コストの低廉化や
変調,復調性能を確保しつつ安定性を高める面からも必
要なことである。従来例はこのような方法を取り入れた
例は見あたらず、変調時の信号対雑音比や復調時の信号
対雑音比を確保する等の性能面だけではなく、低廉化に
厚い壁が存在するという問題点があった。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のスペクトル拡散
無線通信装置は、まず送信部側には、被変調入力信号を
角度変調する角度変調回路と、変調用局部発振信号を出
力する局部発振器と、局部発振信号の周波数をN1 逓倍
する逓倍器と、上記角度変調波にN1 逓倍された局部発
振信号を乗じてアップコンバージョンを施す第1のミキ
サと、角度変調波を 1/N1 に分周して第1の分周角度
変調波を得る第1の分周器と、この分周器の出力に上記
局部発振信号を乗算することによりアップコンバージョ
ンを施す第2のミキサと、このミキサの出力を 1/N2
(N2 ≠N1 )に分周して第2の分周角度変調波を得る
第2の分周器と、この分周角度変調波をクロック信号と
して変調用拡散符号を生成する拡散符号発生器と、第1
のミキサ出力に拡散符号を乗じてスペクトル拡散信号を
送出する第3のミキサ等を設けている。
無線通信装置は、まず送信部側には、被変調入力信号を
角度変調する角度変調回路と、変調用局部発振信号を出
力する局部発振器と、局部発振信号の周波数をN1 逓倍
する逓倍器と、上記角度変調波にN1 逓倍された局部発
振信号を乗じてアップコンバージョンを施す第1のミキ
サと、角度変調波を 1/N1 に分周して第1の分周角度
変調波を得る第1の分周器と、この分周器の出力に上記
局部発振信号を乗算することによりアップコンバージョ
ンを施す第2のミキサと、このミキサの出力を 1/N2
(N2 ≠N1 )に分周して第2の分周角度変調波を得る
第2の分周器と、この分周角度変調波をクロック信号と
して変調用拡散符号を生成する拡散符号発生器と、第1
のミキサ出力に拡散符号を乗じてスペクトル拡散信号を
送出する第3のミキサ等を設けている。
【0016】また、受信部には、スペクトル拡散信号を
入力して復調用拡散符号により逆拡散復調を行なって角
度変調波を得る逆拡散復調回路と、送信部における変調
用局部発振信号と同じ周波数の復調用局部発振信号を出
力する局部発振器と、この局部発振信号周波数をN1 逓
倍する逓倍器と、逆拡散復調回路の出力にこの逓倍器出
力を乗じてダウンコンバージョンを施す第4のミキサ
と、振幅制限増幅器を通過した第4のミキサ出力を角度
復調する位相同期ループ型の角度復調回路と、角度復調
回路内の電圧制御発振器出力信号を 1/N1 に分周する
第3の分周器と、この分周器の出力に復調用局部発振信
号を乗じてアップコンバージョンする第5のミキサと、
このミキサの出力を夫々 1/N2 及び 1/N3 (N3 ≠
N1,N2 )に分周する第4,第5の分周器と、角度復調
回路の出力を基に同期検出用制御信号を生成する同期検
出回路と、第4,第5の分周器のうちいずれかの出力を
同期検出用制御信号により選択出力する選択回路と、こ
の選択回路出力をクロック信号として復調用拡散符号を
生成する拡散符号発生器とを設けている。
入力して復調用拡散符号により逆拡散復調を行なって角
度変調波を得る逆拡散復調回路と、送信部における変調
用局部発振信号と同じ周波数の復調用局部発振信号を出
力する局部発振器と、この局部発振信号周波数をN1 逓
倍する逓倍器と、逆拡散復調回路の出力にこの逓倍器出
力を乗じてダウンコンバージョンを施す第4のミキサ
と、振幅制限増幅器を通過した第4のミキサ出力を角度
復調する位相同期ループ型の角度復調回路と、角度復調
回路内の電圧制御発振器出力信号を 1/N1 に分周する
第3の分周器と、この分周器の出力に復調用局部発振信
号を乗じてアップコンバージョンする第5のミキサと、
このミキサの出力を夫々 1/N2 及び 1/N3 (N3 ≠
N1,N2 )に分周する第4,第5の分周器と、角度復調
回路の出力を基に同期検出用制御信号を生成する同期検
出回路と、第4,第5の分周器のうちいずれかの出力を
同期検出用制御信号により選択出力する選択回路と、こ
の選択回路出力をクロック信号として復調用拡散符号を
生成する拡散符号発生器とを設けている。
【0017】
【実施例】図6以降を参照し乍ら、本発明のスペクトル
拡散無線通信装置の一実施例について説明する。図6
(A),(B) は本発明のスペクトル拡散無線通信装置1の夫
々送信部及び受信部のブロック系統図である。1台の無
線通信装置は、かかる送信部と受信部の双方を備え、ア
ンテナA1,A2 は兼用されているわけであるが、使用
(通信)時には当然他の装置との間で、アンテナA1,A
2 を介して送受信が行なわれるので、以下の説明では変
調部と復調部とは別個の通信装置に搭載されているもの
として説明する。なお、この図6において、図2,図3
に示した従来装置と同一構成要素には同一符号を付して
いる。
拡散無線通信装置の一実施例について説明する。図6
(A),(B) は本発明のスペクトル拡散無線通信装置1の夫
々送信部及び受信部のブロック系統図である。1台の無
線通信装置は、かかる送信部と受信部の双方を備え、ア
ンテナA1,A2 は兼用されているわけであるが、使用
(通信)時には当然他の装置との間で、アンテナA1,A
2 を介して送受信が行なわれるので、以下の説明では変
調部と復調部とは別個の通信装置に搭載されているもの
として説明する。なお、この図6において、図2,図3
に示した従来装置と同一構成要素には同一符号を付して
いる。
【0018】図6(A) に示す送信部において、オーディ
オ(音声)信号やデータ等の情報信号S(t)が、入力端子
In1 より1次変調用の角度変調回路52に供給される。
角度変調は一般的にFM変調やPM変調を指すが、広義
にはFSK(Frequency ShiftKeying)やMSK(Minimum
Shift Keying)及びGMSK(Gausian Minimum ShiftKey
ing)の各データ変調も含まれる。ここでは便宜上、FM
変調に限定して説明を行なうことにする。
オ(音声)信号やデータ等の情報信号S(t)が、入力端子
In1 より1次変調用の角度変調回路52に供給される。
角度変調は一般的にFM変調やPM変調を指すが、広義
にはFSK(Frequency ShiftKeying)やMSK(Minimum
Shift Keying)及びGMSK(Gausian Minimum ShiftKey
ing)の各データ変調も含まれる。ここでは便宜上、FM
変調に限定して説明を行なうことにする。
【0019】一般的に角度変調回路は、そのキャリヤ周
波数として高い周波数に選んで直接送信する方法と、予
め低い周波数に選び、角度変調を行ってからアップコン
バージョンにより高い周波数に変換して送信する方法が
ある。直接送信する方法は回路構成は簡単になるが、一
般的に周波数偏移に対するキャリヤ周波数は高くなるほ
ど変調回路での信号対雑音比(SN比)は悪くなる傾向
にある。これにより、必要SN比の確保の面から、キャ
リヤ周波数を低く選び、その変調波を目的の周波数にア
ップコンバージョンする方法を本発明装置では用いてい
る。
波数として高い周波数に選んで直接送信する方法と、予
め低い周波数に選び、角度変調を行ってからアップコン
バージョンにより高い周波数に変換して送信する方法が
ある。直接送信する方法は回路構成は簡単になるが、一
般的に周波数偏移に対するキャリヤ周波数は高くなるほ
ど変調回路での信号対雑音比(SN比)は悪くなる傾向
にある。これにより、必要SN比の確保の面から、キャ
リヤ周波数を低く選び、その変調波を目的の周波数にア
ップコンバージョンする方法を本発明装置では用いてい
る。
【0020】従って、角度変調回路52からはFM変調
出力f(t) が出力されて、アップコンバージョン用ミキ
サ(乗算器)9と 1/N1 分周器25に供給される。一
方、局部発振器49からの信号をミキサ(乗算器)2に
供給すると共に、N1 逓倍器51にてN1 逓倍してから
ミキサ9に供給してFM変調出力f(t) のアップコンバ
ージョンを行なう。また、ミキサ2では分周器25から
の分周FM出力の、局部発振信号によるアップコンバー
ジョンを行っている。
出力f(t) が出力されて、アップコンバージョン用ミキ
サ(乗算器)9と 1/N1 分周器25に供給される。一
方、局部発振器49からの信号をミキサ(乗算器)2に
供給すると共に、N1 逓倍器51にてN1 逓倍してから
ミキサ9に供給してFM変調出力f(t) のアップコンバ
ージョンを行なう。また、ミキサ2では分周器25から
の分周FM出力の、局部発振信号によるアップコンバー
ジョンを行っている。
【0021】ここで、FM変調出力の周波数を受信部の
中間周波と同じf1 ,周波数編移を△f,局部発振信号
をf2 とすると、BPF15の出力は(f2 ×N1 )+
f1=f3 となり、周波数編移は△f不変となってい
る。BPF16の出力は(f1/N1 )+f2 で周波数
編移は△f/N1 となっている。このBPF16の出力
を増幅器54で増幅した後分周器26に供給し、ここで
1/N2 に分周している。従って、その分周出力は{(f
1 /N1 )+f2 }/N2 の周波数を基本とする方形波
となり、周波数編移は△f/(N1 *N2 )となる。
中間周波と同じf1 ,周波数編移を△f,局部発振信号
をf2 とすると、BPF15の出力は(f2 ×N1 )+
f1=f3 となり、周波数編移は△f不変となってい
る。BPF16の出力は(f1/N1 )+f2 で周波数
編移は△f/N1 となっている。このBPF16の出力
を増幅器54で増幅した後分周器26に供給し、ここで
1/N2 に分周している。従って、その分周出力は{(f
1 /N1 )+f2 }/N2 の周波数を基本とする方形波
となり、周波数編移は△f/(N1 *N2 )となる。
【0022】分周器26の出力はクロック信号として拡
散符号発生器48に供給され、拡散符号P(t) を発生さ
せている。拡散符号P(t) の周波数スペクトルにおける
メインローブのみを伝送してサイドローブを除去するた
めのLPF42を介して拡散変調用乗算器10に供給し
ている。拡散変調用乗算器10にはBPF15を介して
出力されるアップコンバージョンされたFM変調出力f
m(t)が供給されているので、乗算器10の出力はスペク
トル拡散変調出力P(t)*fm(t)として得られ、増幅器5
5で適宜増幅されて送信アンテナA1 より送信される。
散符号発生器48に供給され、拡散符号P(t) を発生さ
せている。拡散符号P(t) の周波数スペクトルにおける
メインローブのみを伝送してサイドローブを除去するた
めのLPF42を介して拡散変調用乗算器10に供給し
ている。拡散変調用乗算器10にはBPF15を介して
出力されるアップコンバージョンされたFM変調出力f
m(t)が供給されているので、乗算器10の出力はスペク
トル拡散変調出力P(t)*fm(t)として得られ、増幅器5
5で適宜増幅されて送信アンテナA1 より送信される。
【0023】次に、本発明装置の受信部について、図6
(B) と共に説明する。受信アンテナA2 により受信され
たスペクトル拡散信号fm(t)P(t) は、BPF12を介
して逆拡散復調用の乗算器3に供給される。拡散符号発
生器47より出力される同期捕捉用拡散符号ρ(t) はL
PF43を介して乗算器3に供給され、ここでBPF1
2の出力との乗算が行なわれてfm(t)P(t)*ρ(t) なる
信号を出力し、BPF17を介してミキサ(乗算器)3
1に供給している。
(B) と共に説明する。受信アンテナA2 により受信され
たスペクトル拡散信号fm(t)P(t) は、BPF12を介
して逆拡散復調用の乗算器3に供給される。拡散符号発
生器47より出力される同期捕捉用拡散符号ρ(t) はL
PF43を介して乗算器3に供給され、ここでBPF1
2の出力との乗算が行なわれてfm(t)P(t)*ρ(t) なる
信号を出力し、BPF17を介してミキサ(乗算器)3
1に供給している。
【0024】受信部における局部発振器59の発振信号
の周波数はf2 としている。これは送信部における発振
周波数と同じなので、局部発振器49と59は、同一通
信装置内においては1台で兼用できる。この局部発振信
号をN1 逓倍器53にてN1逓倍してミキサ31に供給
し、ここでダウンコンバージョンを行っている。従っ
て、BPF18の出力は中間周波のf3 −(f2 ×
N1 )=f1 となり、振幅制限増幅器56を介して、位
相同期ループ(PLL)型角度復調回路を構成する位相
比較器33に供給されている。
の周波数はf2 としている。これは送信部における発振
周波数と同じなので、局部発振器49と59は、同一通
信装置内においては1台で兼用できる。この局部発振信
号をN1 逓倍器53にてN1逓倍してミキサ31に供給
し、ここでダウンコンバージョンを行っている。従っ
て、BPF18の出力は中間周波のf3 −(f2 ×
N1 )=f1 となり、振幅制限増幅器56を介して、位
相同期ループ(PLL)型角度復調回路を構成する位相
比較器33に供給されている。
【0025】位相比較器33の出力を誤差増幅器57,
ループフィルタ24に供給することより誤差出力(FM
復調出力)が得られ、これをVCO22に供給して、P
LL同期が確立されていると、そのVCO出力はf'(t)
となる。VCO出力f'(t)は位相比較器33に供給され
ると共に 1/N1 分周器27に供給されてN1 分の1に
分周される。分周器27の出力は基本周波数f1 /N1
で示される方形波であり、これをミキサ28に供給し、
ここで局部発振器59からの周波数f2 なる局部発振信
号との乗算によるアップコンバージョンを行ない、BP
F19を介してf2 +(f1 /N1 )なる周波数の出力を
得ている。
ループフィルタ24に供給することより誤差出力(FM
復調出力)が得られ、これをVCO22に供給して、P
LL同期が確立されていると、そのVCO出力はf'(t)
となる。VCO出力f'(t)は位相比較器33に供給され
ると共に 1/N1 分周器27に供給されてN1 分の1に
分周される。分周器27の出力は基本周波数f1 /N1
で示される方形波であり、これをミキサ28に供給し、
ここで局部発振器59からの周波数f2 なる局部発振信
号との乗算によるアップコンバージョンを行ない、BP
F19を介してf2 +(f1 /N1 )なる周波数の出力を
得ている。
【0026】このBPF出力は増幅器58を介して分周
器28と分周器29に同時に供給され、分周器28では
1/N2 に分周し、分周器29では 1/N3 に分周して
いる。従って、分周器28の出力は基本周波数として
{f2 +(f1 /N1 )}/N2となり、分周器29の出
力は基本周波数として{f2 +(f1 /N1 )}/N3 と
なる。即ち、分周器28の出力の周波数は送信部側の拡
散符号用クロック信号の周波数と等しく、分周器29の
出力周波数は送信部の拡散符号用クロック信号周波数と
僅かに異なる周波数となる。
器28と分周器29に同時に供給され、分周器28では
1/N2 に分周し、分周器29では 1/N3 に分周して
いる。従って、分周器28の出力は基本周波数として
{f2 +(f1 /N1 )}/N2となり、分周器29の出
力は基本周波数として{f2 +(f1 /N1 )}/N3 と
なる。即ち、分周器28の出力の周波数は送信部側の拡
散符号用クロック信号の周波数と等しく、分周器29の
出力周波数は送信部の拡散符号用クロック信号周波数と
僅かに異なる周波数となる。
【0027】これら夫々の分周器出力(イ),(ロ)は選
択回路Swに供給され、PLL(位相同期ループ)型FM
復調回路61の出力から、情報S(t)の周波数帯域よりも
高域に分布する雑音の大小を同期検出回路60により検
出して、この検出出力を制御信号に変換している。SS
同期が確立している場合は同期検出回路60に供給され
る雑音レベルは小さく、SS同期が確立していない時
(非同期時)に雑音レベルは大きいので、ここではSS
同期が非同期時に制御信号が出力されるようにしてい
る。
択回路Swに供給され、PLL(位相同期ループ)型FM
復調回路61の出力から、情報S(t)の周波数帯域よりも
高域に分布する雑音の大小を同期検出回路60により検
出して、この検出出力を制御信号に変換している。SS
同期が確立している場合は同期検出回路60に供給され
る雑音レベルは小さく、SS同期が確立していない時
(非同期時)に雑音レベルは大きいので、ここではSS
同期が非同期時に制御信号が出力されるようにしてい
る。
【0028】非同期時には、分周器29の出力がクロッ
ク信号として拡散符号発生器47に供給され、これによ
り拡散符号発生器47からはρ(t) なる拡散符号が出力
される。この拡散符号ρ(t) は受信部の電源ON後、SS
同期が確立するまで出力されるが、同期確立ポイントは
主に拡散符号P(t) の周期と、拡散符号P(t) と拡散符
号ρ(t) との周波数差で定まり、その出力はバースト的
に生じるため、短時間で同期確立ポイントに至り次第制
御信号がローレベルとなり、分周器28の出力がクロッ
ク信号として拡散符号発生器47に供給され、拡散符号
がP(t) となって逆拡散用乗算器3に供給されるわけで
ある。
ク信号として拡散符号発生器47に供給され、これによ
り拡散符号発生器47からはρ(t) なる拡散符号が出力
される。この拡散符号ρ(t) は受信部の電源ON後、SS
同期が確立するまで出力されるが、同期確立ポイントは
主に拡散符号P(t) の周期と、拡散符号P(t) と拡散符
号ρ(t) との周波数差で定まり、その出力はバースト的
に生じるため、短時間で同期確立ポイントに至り次第制
御信号がローレベルとなり、分周器28の出力がクロッ
ク信号として拡散符号発生器47に供給され、拡散符号
がP(t) となって逆拡散用乗算器3に供給されるわけで
ある。
【0029】これにより、乗算器3の出力はfm(t)P
(t)*P(t) となるが、周知の如くP(t)は+1と−1を
とる符号であるから、P(t)*P(t) はほぼ1(直流)と
なって、BPF17の出力は逆拡散復調された出力、即
ち、アップコンバージョンされたFM変調出力fm(t)と
なる。このようなSS同期が確立すると、LPF44の
出力はFM復調されたオーディオ信号又は情報信号S(t)
となり、出力端子Out2より出力される。
(t)*P(t) となるが、周知の如くP(t)は+1と−1を
とる符号であるから、P(t)*P(t) はほぼ1(直流)と
なって、BPF17の出力は逆拡散復調された出力、即
ち、アップコンバージョンされたFM変調出力fm(t)と
なる。このようなSS同期が確立すると、LPF44の
出力はFM復調されたオーディオ信号又は情報信号S(t)
となり、出力端子Out2より出力される。
【0030】ここで、図7(A) は角度変調回路52のF
M変調出力のスペクトルを示し、同図(B) はアップコン
バージョンされたFM変調出力を示し、(C) はLPF4
2の出力である拡散符号のスペクトルを示し、(D) は送
信アンテナA1 より出力されるスペクトル拡散信号のス
ペクトルを示す。
M変調出力のスペクトルを示し、同図(B) はアップコン
バージョンされたFM変調出力を示し、(C) はLPF4
2の出力である拡散符号のスペクトルを示し、(D) は送
信アンテナA1 より出力されるスペクトル拡散信号のス
ペクトルを示す。
【0031】図8は、本発明装置の送信部の他の構成例
を示したものである。この図を図6(B) と比較すれば分
るように、かかる構成例では、角度変調回路からのFM
変調情報信号の代りに、LPF21からの拡散符号(メ
インローブ)を、N1 逓倍された局部発振信号によりミ
キサ30でアップコンバージョンしている。そして、両
信号を乗算器10に供給してFM変調信号の拡散変調を
行なっている。従って、最終的に出力されるスペクトル
拡散信号、及びその他の構成は図6(B) のものと略等し
いので、詳細な動作説明は省略する。
を示したものである。この図を図6(B) と比較すれば分
るように、かかる構成例では、角度変調回路からのFM
変調情報信号の代りに、LPF21からの拡散符号(メ
インローブ)を、N1 逓倍された局部発振信号によりミ
キサ30でアップコンバージョンしている。そして、両
信号を乗算器10に供給してFM変調信号の拡散変調を
行なっている。従って、最終的に出力されるスペクトル
拡散信号、及びその他の構成は図6(B) のものと略等し
いので、詳細な動作説明は省略する。
【0032】
【発明の効果】叙上の如く、本発明のSS無線通信装置
によれば、拡散符号とFM変調キャリヤとが同期関係を
保ちながら、送信部では予め受信部の中間周波と同一周
波数のFM変調キャリヤを得てからアップコンバージョ
ンして、所定のキャリヤ周波数に設定して拡散変調を行
なっているので、FM変調段ではFM変調度(周波数偏
移)対キャリヤ周波数特性から、その設定キャリヤ周波
数は高くないため、変調時のSN比は良好な値が確保で
き、同時にFM変調段での周波数の安定性確保でも良好
な値が確保できる。
によれば、拡散符号とFM変調キャリヤとが同期関係を
保ちながら、送信部では予め受信部の中間周波と同一周
波数のFM変調キャリヤを得てからアップコンバージョ
ンして、所定のキャリヤ周波数に設定して拡散変調を行
なっているので、FM変調段ではFM変調度(周波数偏
移)対キャリヤ周波数特性から、その設定キャリヤ周波
数は高くないため、変調時のSN比は良好な値が確保で
き、同時にFM変調段での周波数の安定性確保でも良好
な値が確保できる。
【0033】また、受信部では送信部と構成の対称性を
取りながら送信部と受信部とのSS同期を取りつつ、逆
拡散復調後ダウンコンバージョンして中間周波に変換し
てからPLLによるFM復調を行っているので、SN比
の良好なFM復調と高安定なFM復調を行ないつつ、使
用部品が送信部と受信部との共用ができ、使用部品の兼
用による装置の低廉化を達成している。
取りながら送信部と受信部とのSS同期を取りつつ、逆
拡散復調後ダウンコンバージョンして中間周波に変換し
てからPLLによるFM復調を行っているので、SN比
の良好なFM復調と高安定なFM復調を行ないつつ、使
用部品が送信部と受信部との共用ができ、使用部品の兼
用による装置の低廉化を達成している。
【0034】更に、FM変調キャリヤ周波数と同期関係
の無い局部発振信号を受信部に用いているにも拘らず、
局部発振信号成分を相殺してから受信用の拡散符号発生
用クロック信号を得ているので送信部とのSS同期は確
実に取れて、受信用局部発振周波数が温度特性や経時変
化特性により多少周波数がずれてもSS同期には問題は
全く生じなく、FM変調出力の分周やFM復調用PLL
回路のVCO出力の分周を含めた回路内の分周において
は、周波数がそれほど高くならないように工夫している
ため、高速で大電流対応の分周器を用意しなくても、良
好な分周が行える等の、優れた特長を有している。
の無い局部発振信号を受信部に用いているにも拘らず、
局部発振信号成分を相殺してから受信用の拡散符号発生
用クロック信号を得ているので送信部とのSS同期は確
実に取れて、受信用局部発振周波数が温度特性や経時変
化特性により多少周波数がずれてもSS同期には問題は
全く生じなく、FM変調出力の分周やFM復調用PLL
回路のVCO出力の分周を含めた回路内の分周において
は、周波数がそれほど高くならないように工夫している
ため、高速で大電流対応の分周器を用意しなくても、良
好な分周が行える等の、優れた特長を有している。
【図1】従来の代表的なSS無線通信装置の変調部のブ
ロック構成図。
ロック構成図。
【図2】従来のSS無線通信装置の復調部のブロック構
成図。
成図。
【図3】従来装置の主要部であるDLL型同期保持用信
号処理回路の具体的構成図。
号処理回路の具体的構成図。
【図4】DLL型同期保持用信号処理回路における同期
保持特性を示す特性図。
保持特性を示す特性図。
【図5】スライディング相関型同期捕捉動作の説明用相
関特性図。
関特性図。
【図6】本発明のスペクトル拡散無線通信装置の一実施
例を示すブロック構成図。
例を示すブロック構成図。
【図7】本発明装置の動作説明用周波数スペクトル図。
【図8】本発明装置における復調部の他の構成例を示す
ブロック図。
ブロック図。
2〜10 乗算器 11〜19 BPF(帯域濾波器) 21,22 VCO(電圧制御発振器) 24,37 ループフィルタ 25〜29 分周器 30〜32 ミキサ 33 位相比較器 42〜46 LPF(低域濾波器) 47,48 PNG(拡散符号発生器) 49,59 局部発振器 51,53 N1 逓倍器 52 角度変調回路 54〜58 増幅器 60 同期検出回路 61 PLL型角度復調回路 Sw 選択回路
Claims (2)
- 【請求項1】変調側である送信部と、復調側である受信
部とを備え、 送信部には、オーディオ信号やデータ等の情報信号を入
力して所定のキャリヤ周波数で角度変調を行なって角度
変調波を出力する角度変調回路と、該キャリヤ周波数と
は異なる周波数の変調用局部発振信号を出力する第1の
局部発振器と、該局部発振信号の周波数をN1 逓倍(N
1 は任意の自然数)する第1の逓倍器と、上記角度変調
波にN1 逓倍された局部発振信号を乗算することにより
該角度変調波にアップコンバージョン(高域変換)を施
す第1のミキサと、上記角度変調波を 1/N1 に分周し
て第1の分周角度変調波を得る第1の分周器と、該分周
器の出力に上記局部発振信号を乗算することによりアッ
プコンバージョンを施す第2のミキサと、該第2のミキ
サの出力を 1/N2 (N2 はN1 と異なる任意の自然
数)に分周して第2の分周角度変調波を得る第2の分周
器と、該第2の分周角度変調波をクロック信号として拡
散変調用拡散符号を生成する第1の拡散符号発生器と、
上記第1のミキサ出力である角度変調波に該拡散符号を
乗算することにより拡散変調してスペクトル拡散信号を
送出する第3のミキサとを設け、 受信部には、スペクトル拡散信号を入力して復調用拡散
符号により逆拡散復調を行なって角度変調波を得る逆拡
散復調回路と、上記送信部における変調用局部発振信号
と同じ周波数の復調用局部発振信号を出力する第2の局
部発振器と、該第2の局部発振器の発振信号周波数をN
1 逓倍する第2の逓倍器と、上記逆拡散復調回路の出力
に該第2の逓倍器の出力を乗算することによりダウンコ
ンバージョン(低域変換)を施す第4のミキサと、振幅
制限増幅器を通過した該第4のミキサの出力を角度復調
する位相同期ループ型の角度復調回路と、該角度復調回
路内の電圧制御発振器出力信号を 1/N1 に分周する第
3の分周器と、該第3の分周器の出力に上記復調用局部
発振信号を乗算することによりアップコンバージョンを
行なう第5のミキサと、該第5のミキサの出力を夫々 1
/N2 及び 1/N3(N3 ≠N1,N2 )に分周する第
4,第5の分周器と、上記角度復調回路の出力を基に同
期検出用制御信号を生成する同期検出回路と、上記第
4,第5の分周器の各分周出力を該同期検出用制御信号
により択一的に選択してクロック信号として出力する選
択回路と、該クロック信号を基に復調用拡散符号を生成
する第2の拡散符号発生器とを設け、 上記同期検出用制御信号は、前記角度復調出力信号中の
情報周波数帯域より高域の雑音レベルの大小を検出する
ことにより得られるよう構成したことを特徴とするスペ
クトル拡散無線通信装置。 - 【請求項2】変調側である送信部と、復調側である受信
部とを備え、 送信部には、オーディオ信号やデータ等の情報信号を入
力して所定のキャリヤ周波数で角度変調を行なって角度
変調波を出力する角度変調回路と、該角度変調波を 1/
N1 に分周して第1の分周角度変調波を得る第1の分周
器と、上記キャリヤ周波数とは異なる周波数の変調用局
部発振信号を出力する第1の局部発振器と、該局部発振
信号の周波数をN1 逓倍(N1 は任意の自然数)する第
1の逓倍器と、上記第1の分周角度変調波に上記変調用
局部発振信号を乗算することによりアップコンバージョ
ンを施す第1のミキサと、該第1のミキサ出力を 1/N
2(N2 はN1 と異なる任意の自然数)に分周して第2
の分周角度変調波を得る第2の分周器と、該第2の分周
器の出力をクロック信号として拡散符号を生成する第1
の拡散符号発生器と、該拡散符号に上記N1 逓倍された
局部発振信号を乗算することによりキャリヤ変調された
拡散符号を得る第2のミキサと、該キャリヤ変調された
拡散符号を上記角度変調波に乗算することにより拡散変
調を行なってスペクトル拡散信号を送出する第3のミキ
サとを設け、 受信部には、スペクトル拡散信号を入力して復調用拡散
符号により逆拡散復調を行なって角度変調波を得る逆拡
散回路と、上記送信部における変調用局部発振信号と同
じ周波数の復調用局部発振信号を出力する第2の局部発
振器と、該第2の局部発振器の発振信号周波数をN1 逓
倍する第2の逓倍器と、上記逆拡散回路の出力に該第2
の逓倍器の出力を乗算することによりダウンコンバージ
ョン(低域変換)を施す第4のミキサと、振幅制限増幅
器を通過した該第4のミキサの出力を角度復調する位相
同期ループ型の角度復調回路と、該角度復調回路内の電
圧制御発振器出力信号を 1/N1 に分周する第3の分周
器と、該第3の分周器の出力に上記復調用局部発振信号
を乗算することによりアップコンバージョンを行なう第
5のミキサと、該第5のミキサの出力を夫々 1/N2 及
び 1/N3 (N3 ≠N1,N2 )に分周する第4,第5の
分周器と、上記角度復調回路の出力を基に同期検出用制
御信号を生成する同期検出回路と、上記第4,第5の分
周器の各分周出力を該同期検出用制御信号により択一的
に選択してクロック信号として出力する選択回路と、該
クロック信号を基に復調用拡散符号を生成する第2の拡
散符号発生器とを設け、 上記同期検出用制御信号は、前記角度復調出力信号中の
情報周波数帯域より高域の雑音レベルの大小を検出する
ことにより得られるよう構成したことを特徴とするスペ
クトル拡散無線通信装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13600492A JP2591401B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | スペクトル拡散無線通信装置 |
| US08/013,728 US5301206A (en) | 1992-02-07 | 1993-02-04 | Spread spectrum communication system |
| EP93300861A EP0555089B1 (en) | 1992-02-07 | 1993-02-05 | Spread spectrum communication system |
| DE69326268T DE69326268T2 (de) | 1992-02-07 | 1993-02-05 | Kommunikationssystem mit gespreiztem Spektrum |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13600492A JP2591401B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | スペクトル拡散無線通信装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05308342A true JPH05308342A (ja) | 1993-11-19 |
| JP2591401B2 JP2591401B2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=15164944
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13600492A Expired - Lifetime JP2591401B2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-04-28 | スペクトル拡散無線通信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2591401B2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP13600492A patent/JP2591401B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2591401B2 (ja) | 1997-03-19 |
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