JPH05309268A - 炭化水素の燃焼用触媒 - Google Patents
炭化水素の燃焼用触媒Info
- Publication number
- JPH05309268A JPH05309268A JP4146570A JP14657092A JPH05309268A JP H05309268 A JPH05309268 A JP H05309268A JP 4146570 A JP4146570 A JP 4146570A JP 14657092 A JP14657092 A JP 14657092A JP H05309268 A JPH05309268 A JP H05309268A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalyst
- mullite
- temperature
- combustion
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃焼活性の高い、かつ耐熱性に優れた炭化水
素の燃焼用触媒を提供。 【構成】 アルミニウムアルコキシドとケイ素アルコキ
シドを特定の割合で混合し、これを芳香族炭化水素溶媒
中にて加熱反応させて得られるムライトに、白金族金属
を担持させてなる炭化水素の燃焼用触媒。 【効果】 触媒担体であるムライトは温度900 ℃以上、
特に、1200℃で焼成した後でも高表面積を維持するの
で、これに白金族金属を担持させてなる触媒は、燃焼活
性が高く、耐熱性にも優れている。
素の燃焼用触媒を提供。 【構成】 アルミニウムアルコキシドとケイ素アルコキ
シドを特定の割合で混合し、これを芳香族炭化水素溶媒
中にて加熱反応させて得られるムライトに、白金族金属
を担持させてなる炭化水素の燃焼用触媒。 【効果】 触媒担体であるムライトは温度900 ℃以上、
特に、1200℃で焼成した後でも高表面積を維持するの
で、これに白金族金属を担持させてなる触媒は、燃焼活
性が高く、耐熱性にも優れている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は炭化水素の燃焼用触媒に
関するものであり、特にボイラー、航空機用ジェットエ
ンジン、自動車用ガスタービン、発電用ガスタービンな
どの触媒燃焼方式を利用した高温燃焼器に用いる触媒に
関する。
関するものであり、特にボイラー、航空機用ジェットエ
ンジン、自動車用ガスタービン、発電用ガスタービンな
どの触媒燃焼方式を利用した高温燃焼器に用いる触媒に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エネルギー資源の枯渇あるいは環
境汚染問題への関心の高まりから、触媒を用いて燃料と
空気の混合物を高温で燃焼せしめる触媒燃焼方式が注目
されている。炭化水素を酸素含有ガスの存在下、炭酸ガ
スと水蒸気とに完全酸化させる触媒としては、白金、バ
ラジウムなどの白金族金属を、アルミナ、シリカ等の無
機耐熱材料に担持させた触媒が、最も活性が高いとさ
れ、広く使用されている。そして、この種の触媒の担体
としては、高温に曝されても諸物性の変化が少なく、熱
転移での強度歪みも少ないことから、ベーマイトを出発
原料として製造されるアルミナを用いるのが一般的であ
る。
境汚染問題への関心の高まりから、触媒を用いて燃料と
空気の混合物を高温で燃焼せしめる触媒燃焼方式が注目
されている。炭化水素を酸素含有ガスの存在下、炭酸ガ
スと水蒸気とに完全酸化させる触媒としては、白金、バ
ラジウムなどの白金族金属を、アルミナ、シリカ等の無
機耐熱材料に担持させた触媒が、最も活性が高いとさ
れ、広く使用されている。そして、この種の触媒の担体
としては、高温に曝されても諸物性の変化が少なく、熱
転移での強度歪みも少ないことから、ベーマイトを出発
原料として製造されるアルミナを用いるのが一般的であ
る。
【0003】上記した種類の触媒を、活性および耐熱性
の点でさらに改良する技術は、従来から多数提案されて
おり、例えば、特開昭60−222145号公報には、
アルミナにLaなどの希土類元素を添加することで、ま
た、特開昭48−14600号公報には、アルミナにシ
リカを添加することで触媒の耐熱性を改良する技術が開
示されている。
の点でさらに改良する技術は、従来から多数提案されて
おり、例えば、特開昭60−222145号公報には、
アルミナにLaなどの希土類元素を添加することで、ま
た、特開昭48−14600号公報には、アルミナにシ
リカを添加することで触媒の耐熱性を改良する技術が開
示されている。
【0004】しかし、これらの従来技術に示されている
アルミナやシリカ添加アルミナ等を担体とした触媒は、
例えば1000℃以上の高温燃焼に使用すると、アルミナの
結晶構造がγ−アルミナからα−アルミナへ転移するた
め、表面積、細孔容積、耐摩耗性などの物性変化を招
き、これに原因して触媒の燃焼活性が著しく低下してし
まう問題点がある。
アルミナやシリカ添加アルミナ等を担体とした触媒は、
例えば1000℃以上の高温燃焼に使用すると、アルミナの
結晶構造がγ−アルミナからα−アルミナへ転移するた
め、表面積、細孔容積、耐摩耗性などの物性変化を招
き、これに原因して触媒の燃焼活性が著しく低下してし
まう問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に燃焼活性は触媒
活性金属の分散性の善し悪しに関係し、触媒活性金属の
分散性は、担体表面積に依存すると考えられている。こ
のような観点から、高温燃焼用触媒の開発には、約1000
℃以上の高温でも高い表面積を保持することができるよ
うな、耐熱性に優れた触媒担体の開発が重要となってい
る。本発明は、この点に着目して上記従来技術の問題点
を解決し、触媒燃焼方式を利用した高温燃焼器などに用
いて、高い活性を発揮すると共に、耐熱性にも優れた炭
化水素の燃焼用触媒を提供することを目的とする。
活性金属の分散性の善し悪しに関係し、触媒活性金属の
分散性は、担体表面積に依存すると考えられている。こ
のような観点から、高温燃焼用触媒の開発には、約1000
℃以上の高温でも高い表面積を保持することができるよ
うな、耐熱性に優れた触媒担体の開発が重要となってい
る。本発明は、この点に着目して上記従来技術の問題点
を解決し、触媒燃焼方式を利用した高温燃焼器などに用
いて、高い活性を発揮すると共に、耐熱性にも優れた炭
化水素の燃焼用触媒を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る炭化水素燃
焼用触媒は、アルミニウムアルコキシドとケイ素アルコ
キシドとを、Al/Siの原子比が2〜7未満になるよ
うに混合し、この混合物を芳香族炭化水素溶媒中で200
〜350 ℃の温度で反応させ、得られた反応生成物を900
℃以上の温度で焼成することで製造されたムライトを担
体とし、これに1種または2種以上の白金族金属を担持
させてなる。
焼用触媒は、アルミニウムアルコキシドとケイ素アルコ
キシドとを、Al/Siの原子比が2〜7未満になるよ
うに混合し、この混合物を芳香族炭化水素溶媒中で200
〜350 ℃の温度で反応させ、得られた反応生成物を900
℃以上の温度で焼成することで製造されたムライトを担
体とし、これに1種または2種以上の白金族金属を担持
させてなる。
【0007】本発明で用いるアルミニウムアルコキシド
(アルミン酸エステル)は、一般式Al(OR)3 (R
はアルキル基を表す)で示され、アルキル基の炭素数は
6以下であることが好ましい。具体例を挙げれば、アル
ミニウムイソプロキシド、アルミニウムエトキシド、ア
ルミニウムt−ブトキシド等が例示でき、このなかでは
アルミニウムイソプロキシドが特に好ましい。一方、本
発明で用いるケイ素アルコキシド(オルトケイ酸エステ
ル)は、一般式Si(OR)4 (Rはアルキル基を表
す)で示すことができ、アルキル基の炭素数は6以下で
あることが好ましい。具体例を挙げれば、オルトケイ酸
メチル、オルトケイ酸エチルが例示でき、このなかでは
オルトケイ酸エチルが特に好ましい。
(アルミン酸エステル)は、一般式Al(OR)3 (R
はアルキル基を表す)で示され、アルキル基の炭素数は
6以下であることが好ましい。具体例を挙げれば、アル
ミニウムイソプロキシド、アルミニウムエトキシド、ア
ルミニウムt−ブトキシド等が例示でき、このなかでは
アルミニウムイソプロキシドが特に好ましい。一方、本
発明で用いるケイ素アルコキシド(オルトケイ酸エステ
ル)は、一般式Si(OR)4 (Rはアルキル基を表
す)で示すことができ、アルキル基の炭素数は6以下で
あることが好ましい。具体例を挙げれば、オルトケイ酸
メチル、オルトケイ酸エチルが例示でき、このなかでは
オルトケイ酸エチルが特に好ましい。
【0008】アルミニウムアルコキシドとケイ素アルコ
キシドとの混合比は、Al/Siの原子比で2〜7未
満、好ましくは、2.5 〜6.5 、特に好ましくは、2.5 〜
3.5 の範囲で選ばれる。Al/Siの原子比が2未満で
ある場合、あるいは7以上である場合は、ムライト生成
に関与しない過剰のシリカ又はアルミナが副生するた
め、好ましくない。
キシドとの混合比は、Al/Siの原子比で2〜7未
満、好ましくは、2.5 〜6.5 、特に好ましくは、2.5 〜
3.5 の範囲で選ばれる。Al/Siの原子比が2未満で
ある場合、あるいは7以上である場合は、ムライト生成
に関与しない過剰のシリカ又はアルミナが副生するた
め、好ましくない。
【0009】本発明によれば、所定量のアルミニウムア
ルコキシドとケイ素アルコキシドとは、芳香族炭化水素
溶媒中で反応せしめられる。芳香族炭化水素溶媒には、
例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、β−メチルス
チレン、β−メチルナフタレンなどが使用可能であっ
て、特にトルエンが好ましい。これらの溶媒は2種以上
を混合して用いることもできる。溶媒の使用量は、反応
に供するアルコキシド全重量の1〜100 倍の範囲で選ば
れ、特に5〜30倍が好ましい。アルミニウムアルコキシ
ドは、必ずしも溶媒中に溶解させる必要はなく、懸濁し
た状態のまま反応に供して差し支えない。
ルコキシドとケイ素アルコキシドとは、芳香族炭化水素
溶媒中で反応せしめられる。芳香族炭化水素溶媒には、
例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、β−メチルス
チレン、β−メチルナフタレンなどが使用可能であっ
て、特にトルエンが好ましい。これらの溶媒は2種以上
を混合して用いることもできる。溶媒の使用量は、反応
に供するアルコキシド全重量の1〜100 倍の範囲で選ば
れ、特に5〜30倍が好ましい。アルミニウムアルコキシ
ドは、必ずしも溶媒中に溶解させる必要はなく、懸濁し
た状態のまま反応に供して差し支えない。
【0010】反応は、一般にオ−トクレ−ブなどの密閉
容器内で攪拌下に行われる。この際、溶媒の酸化を防止
するため、密閉容器内を窒素などの不活性ガスにて置換
しておくことが好ましい。反応温度は、200 ℃〜350
℃、好ましくは250 ℃〜300 ℃の範囲で選ばれる。反応
温度が200 ℃未満であると、アルミニウムアルコキシド
の液相分解が起こり難く、また、反応温度が350 ℃を越
えると、溶媒の分解が生起する虞がある。反応時間は反
応温度によるが、通常は1時間〜10時間程度で所期の反
応生成物を得ることができる。
容器内で攪拌下に行われる。この際、溶媒の酸化を防止
するため、密閉容器内を窒素などの不活性ガスにて置換
しておくことが好ましい。反応温度は、200 ℃〜350
℃、好ましくは250 ℃〜300 ℃の範囲で選ばれる。反応
温度が200 ℃未満であると、アルミニウムアルコキシド
の液相分解が起こり難く、また、反応温度が350 ℃を越
えると、溶媒の分解が生起する虞がある。反応時間は反
応温度によるが、通常は1時間〜10時間程度で所期の反
応生成物を得ることができる。
【0011】こうして得られた反応生成物は、次いで、
デカンテ−ション又は濾過等の手段で溶媒から分離さ
れ、必要に応じてアセトンなどの有機溶媒で洗浄後、焼
成に供せられてムライトとなり、これが本発明の触媒の
担体に使用される。なお、焼成前の反応生成物は、殆ど
無色のゲル状を呈している。反応生成物の焼成は、空気
中、900 ℃以上、好ましくは1000〜1600℃の温度で行わ
れる。焼成温度が900 ℃未満であると、ムライトの結晶
化が起こらず、一方1600℃を越えると、ムライトの表面
積が低下してしまう不都合がある。焼成に先立ち、反応
生成物を室温で風乾し、空気中200 〜500 ℃の温度で乾
燥しておいてもよい。
デカンテ−ション又は濾過等の手段で溶媒から分離さ
れ、必要に応じてアセトンなどの有機溶媒で洗浄後、焼
成に供せられてムライトとなり、これが本発明の触媒の
担体に使用される。なお、焼成前の反応生成物は、殆ど
無色のゲル状を呈している。反応生成物の焼成は、空気
中、900 ℃以上、好ましくは1000〜1600℃の温度で行わ
れる。焼成温度が900 ℃未満であると、ムライトの結晶
化が起こらず、一方1600℃を越えると、ムライトの表面
積が低下してしまう不都合がある。焼成に先立ち、反応
生成物を室温で風乾し、空気中200 〜500 ℃の温度で乾
燥しておいてもよい。
【0012】本発明で触媒担体として使用されるムライ
トは、その製造過程でアルカリ金属酸化物が混入するこ
とがないため、ガラス相を含むことがなく、1000℃以上
の温度で焼成された後に於いても高表面積を保持し、例
えば、1300℃で焼成して得られる本発明のムライトは、
40m2 /g以上の表面積を有している。本発明では触媒
担体の形状および寸法を格別問題にしないので、本発明
の担体ムライトは、粉末状であってもよく、また押出し
形状、タプレット状、球状、顆粒状、ハニカム構造等が
任意の形状に成形することができる。
トは、その製造過程でアルカリ金属酸化物が混入するこ
とがないため、ガラス相を含むことがなく、1000℃以上
の温度で焼成された後に於いても高表面積を保持し、例
えば、1300℃で焼成して得られる本発明のムライトは、
40m2 /g以上の表面積を有している。本発明では触媒
担体の形状および寸法を格別問題にしないので、本発明
の担体ムライトは、粉末状であってもよく、また押出し
形状、タプレット状、球状、顆粒状、ハニカム構造等が
任意の形状に成形することができる。
【0013】本発明に於いて、担体ムライトに担持され
る活性金属は、白金族金属から選ばれ、その白金族金属
としては、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パ
ラジウム(Pd)、オスミニウム(Os)、イリジウム
(Ir)、白金(Pt)が挙げられる。なかでも、パラ
ジウム、ロジウム、白金が好ましいく、特にパラジウム
が好ましい。これらの金属は2種以上を触媒担体に担持
しても差し支えない。
る活性金属は、白金族金属から選ばれ、その白金族金属
としては、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パ
ラジウム(Pd)、オスミニウム(Os)、イリジウム
(Ir)、白金(Pt)が挙げられる。なかでも、パラ
ジウム、ロジウム、白金が好ましいく、特にパラジウム
が好ましい。これらの金属は2種以上を触媒担体に担持
しても差し支えない。
【0014】上記の白金族金属は、任意の方法で担体ム
ライトに担持させることができるが、一般には、有機酸
又は無機酸の白金族金属塩を含んだ水溶液に、ムライト
を浸して含浸させる含浸法が好ましく用いられる。白金
族金属の担持量は、酸化物に換算して、触媒重量の0.01
〜20重量%が好ましく、0.1 〜10重量%がさらに好まし
い。白金族金属を担持させた後は、その触媒を空気中
で、好ましくは200 〜500 ℃の温度で乾燥し、次いで、
空気中、好ましくは500 〜1500℃の温度、さらに好まし
くは900 〜1200℃の温度で焼成することにより、本発明
の触媒を得る。焼成温度が500 ℃未満の場合は、触媒の
使用温度が500 ℃以上の時に、初期活性の変動が大き
く、逆に焼成温度が1500℃以上の場合には、触媒の表面
積が減少して活性金属の凝集を引き起こし、触媒活性が
低下する。本発明の炭化水素燃焼用触媒は、メタン、プ
ロパン、ブタン、都市ガス、天然ガス、灯油、軽油等の
各種炭化水素を燃料とする高温燃焼器に使用して好適で
ある。
ライトに担持させることができるが、一般には、有機酸
又は無機酸の白金族金属塩を含んだ水溶液に、ムライト
を浸して含浸させる含浸法が好ましく用いられる。白金
族金属の担持量は、酸化物に換算して、触媒重量の0.01
〜20重量%が好ましく、0.1 〜10重量%がさらに好まし
い。白金族金属を担持させた後は、その触媒を空気中
で、好ましくは200 〜500 ℃の温度で乾燥し、次いで、
空気中、好ましくは500 〜1500℃の温度、さらに好まし
くは900 〜1200℃の温度で焼成することにより、本発明
の触媒を得る。焼成温度が500 ℃未満の場合は、触媒の
使用温度が500 ℃以上の時に、初期活性の変動が大き
く、逆に焼成温度が1500℃以上の場合には、触媒の表面
積が減少して活性金属の凝集を引き起こし、触媒活性が
低下する。本発明の炭化水素燃焼用触媒は、メタン、プ
ロパン、ブタン、都市ガス、天然ガス、灯油、軽油等の
各種炭化水素を燃料とする高温燃焼器に使用して好適で
ある。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものでは
ない。 実施例−1 アルミニウムイソプロキシド12.5g(61.2m mol) とテト
ラエチルオルソシリケート4.2 g(20.4m mol) との混合
物(Al/Si原子比=3)をトルエン130 ml中に懸濁
させ、これを300 mlのオートクレーブ中に入れた。オー
トクレーブ中を窒素置換した後、300 ℃に昇温して2時
間加熱した。得られた生成物をアセトンで洗浄してから
風乾し、さらに、空気気流中で乾燥してムライト前駆体
を製造した。こうして得られた前駆体を、空気中1100℃
で2時間焼成して粉末状のムライトを得た。このムライ
ト粉末に塩化パラジウム水溶液を含浸させて乾燥した
後、空気中900 ℃で2時間焼成して完成触媒Aを得た。
この触媒のパラジウム担持量は、ムライト100 g当りパ
ラジウムとして1gであった。
が、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものでは
ない。 実施例−1 アルミニウムイソプロキシド12.5g(61.2m mol) とテト
ラエチルオルソシリケート4.2 g(20.4m mol) との混合
物(Al/Si原子比=3)をトルエン130 ml中に懸濁
させ、これを300 mlのオートクレーブ中に入れた。オー
トクレーブ中を窒素置換した後、300 ℃に昇温して2時
間加熱した。得られた生成物をアセトンで洗浄してから
風乾し、さらに、空気気流中で乾燥してムライト前駆体
を製造した。こうして得られた前駆体を、空気中1100℃
で2時間焼成して粉末状のムライトを得た。このムライ
ト粉末に塩化パラジウム水溶液を含浸させて乾燥した
後、空気中900 ℃で2時間焼成して完成触媒Aを得た。
この触媒のパラジウム担持量は、ムライト100 g当りパ
ラジウムとして1gであった。
【0016】実施例−2 実施例−1と同様の方法によって得られたムライト前駆
体を、空気中1100℃で2時間焼成して粉末状のムライト
を得た。このムライト粉末に塩化パラジウム水溶液を含
浸させて乾燥した後、空気中1200℃で2時間焼成して完
成触媒Bを得た。この触媒のパラジウム担持量は、ムラ
イト100 g当りパラジウムとして1gであった。
体を、空気中1100℃で2時間焼成して粉末状のムライト
を得た。このムライト粉末に塩化パラジウム水溶液を含
浸させて乾燥した後、空気中1200℃で2時間焼成して完
成触媒Bを得た。この触媒のパラジウム担持量は、ムラ
イト100 g当りパラジウムとして1gであった。
【0017】実施例−3 実施例−1と同様の方法によって得られたムライト前駆
体を、空気中1300℃で2時間焼成して粉末状のムライト
を得た。このムライト粉末に塩化パラジウム水溶液を含
浸させて乾燥した後、空気中1200℃で2時間焼成して完
成触媒Cを得た。この触媒のパラジウム担持量は、ムラ
イト100 g当りパラジウムとして1gであった。
体を、空気中1300℃で2時間焼成して粉末状のムライト
を得た。このムライト粉末に塩化パラジウム水溶液を含
浸させて乾燥した後、空気中1200℃で2時間焼成して完
成触媒Cを得た。この触媒のパラジウム担持量は、ムラ
イト100 g当りパラジウムとして1gであった。
【0018】比較例−1 実施例−1と同様の方法によって得られたムライト前駆
体を空気中1650℃で2時間焼成して粉末状のムライトを
得た。このムライト粉末に塩化パラジウム水溶液を含浸
させて乾燥した後、空気中1200℃で2時間焼成して比較
触媒Zを得た。この触媒のバラジウム担持量は、ムライ
ト100 g当りパラジウムとして1gであった。
体を空気中1650℃で2時間焼成して粉末状のムライトを
得た。このムライト粉末に塩化パラジウム水溶液を含浸
させて乾燥した後、空気中1200℃で2時間焼成して比較
触媒Zを得た。この触媒のバラジウム担持量は、ムライ
ト100 g当りパラジウムとして1gであった。
【0019】比較例−2 ベーマイトを出発原料として得たアルミナを、空気中70
0 ℃で2時間焼成して得たアルミナ粉末に、塩化パラジ
ウム水溶液を含浸させて乾燥した後、空気中1200℃で2
時間焼成して比較触媒Yを得た。この触媒のパラジウム
担持量は、アルミナ100 g当りパラジウムとして1gで
あった。
0 ℃で2時間焼成して得たアルミナ粉末に、塩化パラジ
ウム水溶液を含浸させて乾燥した後、空気中1200℃で2
時間焼成して比較触媒Yを得た。この触媒のパラジウム
担持量は、アルミナ100 g当りパラジウムとして1gで
あった。
【0020】以上の各実施例および比較例で得た触媒の
燃焼活性を、次の方法で測定した。すなわち、円筒型燃
焼器に触媒0.3 g充填し、5容量%のプロパンを含有す
るプロパン−空気混合気体を1時間当り9リッターの割
合で燃焼器に導入して燃焼させ、その着火温度を測定す
ると共に、入口ガス中のプロパン濃度と出口ガス中のプ
ロパン濃度と出口ガズ中のプロパン濃度との差からプロ
パン転化率を求めて、当該転化率を50%に維持するのに
要する温度(T50)を求めた。結果を表1に示す。な
お、表に示す表面積は、試料を200 ℃で乾操し、流通法
窒素吸着装置を用いて、液体窒素温度、相対圧力0.3 の
条件でBET1点法により求めた値である。
燃焼活性を、次の方法で測定した。すなわち、円筒型燃
焼器に触媒0.3 g充填し、5容量%のプロパンを含有す
るプロパン−空気混合気体を1時間当り9リッターの割
合で燃焼器に導入して燃焼させ、その着火温度を測定す
ると共に、入口ガス中のプロパン濃度と出口ガス中のプ
ロパン濃度と出口ガズ中のプロパン濃度との差からプロ
パン転化率を求めて、当該転化率を50%に維持するのに
要する温度(T50)を求めた。結果を表1に示す。な
お、表に示す表面積は、試料を200 ℃で乾操し、流通法
窒素吸着装置を用いて、液体窒素温度、相対圧力0.3 の
条件でBET1点法により求めた値である。
【0021】
【表1】 実施例-1 実施例-2 実施例-3 比較例-1 比較例-2 触媒 A B C Z Y 担体 ムライト ムライト ムライト ムライト アルミナ 担体焼成温度 ℃ 1100 1100 1300 1650 700 触媒焼成温度 ℃ 900 1200 1200 1200 1200 触媒表面積 m2 /g 67 39 22 1 6 プロパン燃焼活性 着火温度 ℃ 320 325 335 350 340 T50 ℃ 410 420 435 590 565
【0022】表1に示す結果から明らかなように、本発
明の触媒A,B,Cはその担体として使用されているム
ライトが、高温焼成された場合でも高表面積を維持して
いるので、温度900 ℃以上、特に、1200℃で焼成した場
合に於いても、高い燃焼活性を示し、従って、優れた耐
熱性を備えていることが分かる。
明の触媒A,B,Cはその担体として使用されているム
ライトが、高温焼成された場合でも高表面積を維持して
いるので、温度900 ℃以上、特に、1200℃で焼成した場
合に於いても、高い燃焼活性を示し、従って、優れた耐
熱性を備えていることが分かる。
【0023】
【発明の効果】芳香族炭化水素溶媒中で、アルミニウム
アルコキシドとケイ素アルコキシドとを特定な割合で反
応させて得られるムライトは、温度900 ℃以上、特に、
1200℃で焼成しても、高表面積を保持しているので、こ
のムライトに白金族金属を担持させて得られる炭化水素
燃焼触媒は、燃焼活性が高く、かつ耐熱性にも優れてい
る。
アルコキシドとケイ素アルコキシドとを特定な割合で反
応させて得られるムライトは、温度900 ℃以上、特に、
1200℃で焼成しても、高表面積を保持しているので、こ
のムライトに白金族金属を担持させて得られる炭化水素
燃焼触媒は、燃焼活性が高く、かつ耐熱性にも優れてい
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 アルミニウムアルコキシドとケイ素アル
コキシドとをAl/Si原子比が2〜7未満となるよう
に混合した混合物を、芳香族炭化水素溶媒中で200 〜35
0 ℃の温度で反応させ、得られた反応生成物を900 ℃以
上の温度で焼成することにより製造されるムライトに、
1種または2種以上の白金族金属を担持させてなる炭化
水素の燃焼用触媒。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4146570A JPH05309268A (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 炭化水素の燃焼用触媒 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4146570A JPH05309268A (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 炭化水素の燃焼用触媒 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05309268A true JPH05309268A (ja) | 1993-11-22 |
Family
ID=15410677
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4146570A Pending JPH05309268A (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 炭化水素の燃焼用触媒 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05309268A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07256100A (ja) * | 1994-03-24 | 1995-10-09 | Agency Of Ind Science & Technol | 触媒燃焼用耐熱性アルミナ担体の製造法 |
-
1992
- 1992-05-12 JP JP4146570A patent/JPH05309268A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07256100A (ja) * | 1994-03-24 | 1995-10-09 | Agency Of Ind Science & Technol | 触媒燃焼用耐熱性アルミナ担体の製造法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4021185A (en) | Compositions and methods for high temperature stable catalysts | |
| US4056489A (en) | High temperature stable catalyst composition and method for its preparation | |
| EP0130835B1 (en) | High temperature stable catalyst, process for preparing same and process for conducting chemical reaction using same | |
| US4088435A (en) | Method for the combustion of carbonaceous fuels utilizing high temperature stable catalysts | |
| US4537873A (en) | Catalyst for catalytic combustion | |
| US3956188A (en) | Compositions and methods for high temperature stable catalysts | |
| US3966391A (en) | Method of combustion using high temperature stable catalysts | |
| US5336655A (en) | Catalytic system and process for producing synthesis gas by reforming light hydrocarbons with CO2 | |
| US3951860A (en) | Catalyst | |
| JPH06506290A (ja) | パラジウム部分的燃焼触媒およびその使用方法 | |
| JPH0316641A (ja) | U、u助触媒および貴金属を含む内燃機関排気ガス処理用多機能触媒およびその調製法 | |
| US3945946A (en) | Compositions and methods for high temperature stable catalysts | |
| EP0842111A1 (en) | Catalyst support for high temperature applications and catalysts and catalytic processes employing same | |
| JP2533703B2 (ja) | 炭化水素の高温水蒸気改質反応用触媒およびその使用方法 | |
| JPH05309268A (ja) | 炭化水素の燃焼用触媒 | |
| EP0631656A1 (en) | Catalytic combustion process using supported palladium oxide catalysts | |
| JPS59160536A (ja) | 燃焼触媒及びその製造方法 | |
| JPH05309271A (ja) | 炭化水素の燃焼用触媒 | |
| JP3364254B2 (ja) | 炭化水素の燃焼用触媒 | |
| JPH05309270A (ja) | 炭化水素の燃焼用触媒 | |
| JP3318352B2 (ja) | 炭化水素の燃焼用触媒 | |
| JPH11165073A (ja) | 酸化触媒およびその製造方法 | |
| JP3340138B2 (ja) | 炭化水素の燃焼用触媒 | |
| JPS6377545A (ja) | 排ガス浄化用触媒 | |
| US5567667A (en) | Oxidation catalysts |