JPH05312807A - 血中の肺組織障害マーカー - Google Patents
血中の肺組織障害マーカーInfo
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- JPH05312807A JPH05312807A JP11751092A JP11751092A JPH05312807A JP H05312807 A JPH05312807 A JP H05312807A JP 11751092 A JP11751092 A JP 11751092A JP 11751092 A JP11751092 A JP 11751092A JP H05312807 A JPH05312807 A JP H05312807A
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Abstract
方法を提供する。 【構成】 ヒト血中に存在するレクチンとイムノグロブ
リンとの複合体からなる肺組織障害マーカー、及びこの
複合体又はこの複合体中に含まれるレクチンの免疫学的
測定方法。
Description
チン―イムノグロブリン複合体、およびその複合体なら
びに、複合体中に存するレクチンの測定方法に関する。
さらに詳しくは、血中の肺組織障害マーカーおよびイム
ノグロブリンの抗体または、レクチンの抗体を用い、こ
れらを組み合わせて免疫学的測定系を構成し、好ましく
は反応系で2種類の界面活性剤を共存させることを特徴
とする人血中の肺組織障害マーカーの測定法である。
肺炎(IPF)をはじめとする肺疾患は、死に至る疾患
が多い。しかしながら、その診断方法は現在の所不十分
な点が多い。例えば、67GaシンチグラムはTPFの
活動期を反映しうるが、それはかならずしも肺疾患特異
的ではなく、また放射性物質を用いるため、生体に害を
及ぼす。また赤沈、circulatingimmune complex、3型
プロコラーゲンペプチド等の血中濃度測定は、炎症を反
映するが、肺特異的とはかならずしも言えない。
ーシス、肺炎、肺結核、肺腺癌、肺扁平上皮癌等の種々
の肺疾患が知られているが、その診断、治療に用いられ
うる肺疾患マーカーの血中での存在は知られていない。
した結果、IPF等の肺疾患患者血清中にBio―Ge
l A15mカラム(バイオランドK.K.)を用いた
ゲル濾過において、分子量60〜200万ダルトンの物
質が存在することを見い出し、本発明に到達した。
ンとイムノグロブリンとの複合体、およびその複合体を
構成するレクチンを定量、またはその複合体自信を定量
することにより、肺組織障害を診断するための免疫学的
測定方法ないしそのための測定用キットである。
ンとイムノグロブリンとの複合体、即ちレクチンとイム
ノグロブリンとの複合耐火らなる肺組織障害マーカーで
ある。
患マーカーたりうるレクチン―イムノグロブリン複合体
として、IPF患者血清中に、レクチンとして肺サーフ
ァクタントアポ蛋白A、一方、イムノグロブリンとして
IgG、IgMが見い出された。つづいて同複合体が、
肺腺癌患者血清中にも存在することが発明者によって見
い出された。この複合体が、例えば間質性肺炎や肺腺癌
患者血清中において、なぜ上昇するかについては、まだ
明確ではない。SP―AはC型レクチン様構造を有する
ことが明らかになった。C型レクチンとは、N末端側に
コラーゲン様構造を有し、C末端側にglobal head の構
造を有し、このheadにて糖鎖を結合しうる能力を有する
レクチンをいう。
FCレセプターと結合しうる能力を有する。それゆえに
レクチンは、糖鎖を有する外来の異物の生体からの排除
のために有効な役割をはたすことが期待される。SP―
Aは肺局所における異物排除において、かけがえのない
役割をはたすものと思われる。SP―A/イムノグロブ
リン複合体が、これらの間質性肺炎や肺腺癌疾患患者血
中になぜ、出現するかについて明確な回答はないが、S
P―Aは肺の炎症等において、肺胞のdamageにより血中
に遊離し、血中のイムノグロブリンと結合し、結果とし
て複合体を形成するか、または肺胞においてイムノグロ
ブリンと結合して複合体を形成し、その複合体が血中に
出現するかのいずれかであろう。なお、血中には、遊離
型のSP―Aは存在しない。
スSephare を用いてアフィニティー精製した結果、2―
メルカプトエタノール存在下のSDS―PAGを用いた
Western Blottingでは、分子量3.6万および6.2万
にSP―Aと同一のbandが認められた。一方、antiIg
G(Heavy chain speif )およびantiIgM(μ chain
spedific )を用いてWestern Blottingを行いμ chai
n、γ chainが本複合体に存在することがたしかめられ
た。
ン及び陰イオン界面活性剤、分子量1.6〜5.0万
でかつ等電点が1.0〜5.0である蛋白を同時に存在
させることが好ましい。
により、血液中の肺疾患マーカー蛋白を特に感度よく測
定することが可能になったが、その理由は、次のような
ことが挙げられる。該マーカー蛋白は、羊水中や喀痰中
に存在するSP―Aと同様にリン脂質と複合体を形成し
ているリポ蛋白と思われる。非イオン・陰イオン界面活
性剤共存のみの場合、血中のリポ蛋白は可溶化は十分と
なり該マーカー蛋白が免疫反応に関与する抗体によって
結合されることになる。しかしながら、非特異吸着をお
さえることができるような蛋白成分が存在しないため、
感度の低下が起こり、そのため、血中で存在濃度が低い
該マーカー蛋白を正しく測定できなくなる。
る蛋白と非イオン界面活性剤のみの存在では、血中のリ
ポ蛋白は可溶化が不十分となり、該マーカー蛋白は、免
疫反応に関与する抗体に認識されず、従って、血中の該
マーカー蛋白を測定できない。しかしながら、非イオン
・陰イオン界面活性剤および特定の蛋白の共存により、
それぞれの長所が生かされ、即ち蛋白による非特異吸着
の低下およびリポ蛋白の可溶化によりそのアポ蛋白は抗
体に効率よく認識され、血中の非常に低い濃度で存在す
る該マーカー蛋白を測定しうることになる。
アポ蛋白に対する異なるエピトープを認識する2つの抗
体に関しては、既に特開昭61―277699号に開示
されたモノクローナル抗体PC―6、PE―10等が挙
げられる。また測定法に関しては、特開昭61―275
654号に述べたが、異なるエピトープを認識する抗体
はポリクローナル抗体でもかまわない。
ことのできる蛋白は分子量が1.6〜5.0万で等電点
が1.0〜5.0の範囲にあるものをいう。
シン、オボグリコプロテイン、オロソムコイドやカゼイ
ンやカゼインと無機質の混合物であるスキムミルク等が
挙げられる。分子量1.6万以下の蛋白を用いた場合に
は、非特異吸着が上昇してしまう結果を得ており、また
5.0万以上の分子量では免疫非特異的反応の低減が不
十分かつ特異的免疫反応の低下が見られることにより、
本発明に使用する分子量を1.6〜5.0万と決めた。
蛋白を添加した場合、非特異吸着が上昇し、また等電点
1.0より下では特異的反応がおさえられるために本発
明に使用する蛋白の等電点の範囲を1.0〜5.0と決
めた。
ましい。
溶液中における最終濃度を0.01〜0.9重量%の範
囲にするのが好ましい。例えばスキムミルクの緩衝液中
の濃度をかかる範囲に調製すると、免疫測定法が高感度
であるための2つの必須条件(すなわち、特異的反応を
維持しながら、非特異反応を低減させる)を満たすこと
が容易となる。スキムミルクは、0.9%より濃い濃度
では水に不溶であり、その懸濁液を用いてブロッキング
するため、ミクロ的にみれば、スキムミルクの大きな不
溶物が抗原を覆うため抗体が近づけなくなり、結果とし
て、抗原抗体反応が大きく阻害されやすくなる。また
0.01%以下では、十分な非特異吸着の低減効果が得
られにくくなる。
共存させる本発明に使用する界面活性剤としては、非イ
オン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェノールエ
ーテル類、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル(モノ)
類、ポリオキシエチレンアルキルチオエーテル類があ
り、また、陰イオン界面活性剤としては、高級アルコー
ル硫酸エステル類、アルキルスルホン酸塩類、アルキル
ベンゼンスルホン酸塩類、ジナフチルメタンジスルホン
酸塩類、アルキルスルホコハク酸塩類、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル硫酸エステル類、ポリオキシエチ
レンアルキルフェノール硫酸エステル塩類などが挙げら
れる。
リトン(Rohm & Haas Co. 製の商品名)のごときポリオ
キシエチレンアルキルフェノールエーテル類が好まし
く、陰イオン界面活性剤としては、ソジウムドデシルサ
ルフェート(SDS)のごときアルキルスルホン酸塩類
が好ましい。濃度としては、前者は0.25〜4重量
%、後者は0.2〜3重量%程度用いるのが特に好まし
い。
免疫反応の保護効果があらわれ、4重量%をこえると、
免疫反応を不安定にさせる傾向があらわれる。また、S
DSは0.2重量%以上で界面活性効果があらわれる。
SDSが3重量%をこえると、その界面活性効果があま
りにも強力であり、トリトンの濃度を増しても、その免
疫反応保護効果が発揮されにくくなる。
面活性剤を併用することが好ましいが、併用する場合の
重量比は陰イオン界面活性剤/非イオン界面活性剤=
0.25〜1.5が好ましい。
トアポ蛋白に対する抗体を、または、イムノグロブリン
に対する抗体をそれぞれを1次抗体、2次抗体として用
いる。かかる1次抗体は担体に固定化しておくのが好ま
しいが、固定化の方法は公知の方法を採用でき、担体と
しては固相の、例えば、ポリスチレン、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアクリルニトリ
ル、ポリアクリレート、テフロン等の弗素樹脂、ポリア
セタール、架橋デキストラン、ポリサッカライド等の高
分子、その他紙,ガラス、金属、アガロースおよびこれ
らの組合せ等を用いた、トレイ状、球状、繊維状、棒
状、盤状、容器状、セル、試験管などの種々の形状が挙
げられ、ボール、ビーズ、ギヤ、マイクロプレート等が
好ましく使用される。
好ましいが、かかる2次抗体の標識化の方法や手段、そ
れの検出方法や手段は何ら限定されるものではなく、公
知の方法や手段、例えば放射性物質または酵素もしくは
蛍光物質で標識された抗免疫グロブリン抗体またはブド
ウ球菌蛋白Aとの2次反応により測定することもでき
る。標識剤としては、酵素,蛍光物質,発光物質および
放射性物質が挙げられる。酵素を用いる方法(EIA)
ではホースラディッシュパーオキシダーゼ、β―D―ガ
ラクトシダーゼ、アルカリフォスファターゼ等の酵素
が、放射性物質を用いる方法(RIA)では 125I、
131I、14C、 3H等が、蛍光物質を用いる方法(FI
A)ではフルオレセンイソチオサイアネート、フィコビ
リプロテイン等、発光物質を用いる方法ではイソルシノ
ール、ルシゲニン等が通常使用されるが、その標識剤の
活性が測定可能であれば、その他のものであってもよ
い。
標識されているものを用いることが望ましい。なぜな
ら、間接的な方法では免疫反応が1step多くなり実用的
に不向きであるからである。
測定するために基質、必要により発色剤が用いられる。
基質としては例えば、ホースラディッシュパーオキシダ
ーゼの基質として、2,2′―アジノジ[3―エチルベ
ンズチアゾリンスルホン酸]アンモニウム酸(ABT
S)―H2 O2 、5―アミノサリチル酸―H2 O2 、O
―フェニレンジアミン―H2 O2 、4―アミノアンチピ
リン―H2 O2 、また、ベンジジン(3,3′,5,
5′―テトラメチルベンジジン等)―H2 O2 などが、
β―D―ガラクトシダーゼの基質として、フルオレセイ
ン―ジ―(β―D―ガラクトピラノシド)、O―ニトロ
フェノール―β―D―ガラクトピラノシド、4―メチル
ウンベリフェリル―β―D―ガラクトピラノシドなど、
アルカリフォスファターゼの基質としてO―ニトロフェ
ニルフォスフェート等を挙げることができる。測定のた
めには、これらの試薬以外にも溶解剤,洗浄剤,反応停
止剤等の公知の試薬が使用される。
害マーカー蛋白の免疫学的測定方法 (1)ヒト血中に存在するレクチンであるSP―Aとイ
ムノグロブリンとの複合体中のレクチンであるSP―A
の免疫学的測定方法 肺サーファクタントアポ蛋白A(SP―A)に対するモ
ノクローナル抗体(1次抗体;PC―6)を適当な不溶
性担体(例えばプラスチック容器)に固定化する(以下
これを“固相抗体”という)。次いで不溶性担体と測定
しようとする試薬または検体試料との非特異的結合を避
けるために適当な物質(例えば牛血清アルブミン)で不
溶性担体の表面を被覆する。
された不溶性担体を検体試料と、酵素で標識した抗肺サ
ーファクタントアポ蛋白抗体(2次抗体,PE―10)
(標識抗体)を、非イオン・陰イオン界面活性剤と、分
子量1.6〜5.0でかつ等電点が1.0〜5.0なる
蛋白を同時に、免疫反応液、例えば免疫反応用緩衝液に
共存させ、一定時間および一定温度で接触させ反応させ
る。免疫反応温度は0〜50℃までよいが、比較的高い
温度で用いられる。ただし、低い温度の免疫反応では、
反応時間は長く、比較的高い温度の免疫反応では、免疫
反応時間は短い。実用面から、常温(20℃)から45
℃が好んで用いられる。これを適当な洗浄液で洗い、次
いで不溶性担体上に存在する2次抗体に標識された標識
物質の量を測定する。
(SP―A)―イクノグロブリン複合体のレクチン(S
P―A)の量を算出することができる。
―A)―イムノグロブリン複合体の免疫学的測定方法 肺サーファクタントアポ蛋白に対するモノクローナル抗
体(1次抗体;PC―6)を適当な不溶性担体(例えば
プラスチック容器)に固定化する(以下これを“固相抗
体”という)。次いで不溶性担体と測定しようとする試
薬または検体試料との非特異的結合を避けるために適当
な物質(例えば牛血清アルブミン)で不溶性担体の表面
を被覆する。
された不溶性担体を検体試料とを一定時間反応させ、同
複合体を、固相に結合させしめる。次いで、洗浄後酵素
で標識した抗イムノグロブリンを、非イオン・陰イオン
界面活性剤と、分子量1.6〜5.0でかつ等電点が
1.0〜5.0なる蛋白を同時に、免疫反応液、例えば
免疫反応用緩衝液に共存させ、一定時間および一定温度
で接触させ反応させる。免疫反応温度は0〜50℃まで
よいが、比較的高い温度で用いられる。ただし、低い温
度の免疫反応では、反応時間は長く、比較的高い温度の
免疫反応では、免疫反応時間は短い。実用面から、常温
(20℃)から45℃が好んで用いられる。これを適当
な洗浄液で洗い、次いで不溶性担体上に存在する2次抗
体に標識された標識物質の量を測定する。
イムノグロブリン複合体の量を算出することができる。
る測定試薬は、ヒト肺サーファクタントアポ蛋白に対す
る異なるエピトープを認識する2つの抗体試薬、イムノ
グロブリン(ヒトIgG、ヒトIgM)に対する抗体試
薬、ならびに、非イオンおよび陰イオン界面活性剤と分
子量1.6〜5.0万でかつ等電点1.0〜5.0なる
蛋白からなる。
体に結合した固相抗体試薬と、標識抗体試薬、および上
述した界面活性剤と蛋白を含有する免疫反応用緩衝液と
からなる測定試薬が好ましい。
カー蛋白測定用キットは、上記の測定試薬と、これら測
定試薬を能率よくかつ簡便に利用するための補助剤とし
て、例えば固体状の試薬または液状の検体を溶解させる
ための溶解剤,不溶性担体に非特異的に結合した抗原,
抗体を洗浄するために使用される洗浄剤,および酵素で
標識化した抗体を用いる場合には、酵素活性を測定する
ための基質およびその反応停止剤,その他の免疫学的測
定用のキットとして通常使用されるものが挙げられる。
オンおよび陰イオン界面活性剤と分子量1.6〜5.0
万でかつ等電点1.0〜5.0なる蛋白は検体を溶解さ
せるための溶解剤に加えることが望ましい。
肺組織障害マーカー蛋白を、極めて高感度に測定可能と
なり、従って小量の検体と短い時間で容易に測定でき
る。
の肺疾患マーカー蛋白を測定することにより、その診断
が可能となる。
する。
結合性 SP―Aの構造を図1に示す。trimerとなり、1つのsu
bunit 構造を形成する(図2)。これが6量体になり、
C型レクチン構造を示す(図3)。
A測定方法 (1)モノクローナル抗体不溶化ビーズをよく洗浄して
から、モノクローナル抗体PC―6の20μg/mlの濃
度を有するPBS(pH7.4)溶液中に、4℃の温度
で1昼夜放置した。その後、ビーズをPBS溶液で洗浄
してから、0.5%牛血清アルブミン(BSA)水溶液
中に、4℃の温度で1昼夜放置してポストコーティング
処理を実施して、モノクローナル抗体不溶化ビーズを得
た。
ーゼ標識モノクローナル抗体の調製 モノクローナル抗体PE―10の1.0mg/mlのPBS
溶液に、N―(m―マレイミド安息香酸)―N―サクシ
ンイミドエステル(MBS)の10mg/mlの濃度のジメ
チルホルムアミド溶液50mlを添加し、25℃の温度で
30分間反応させた。次いで、セファデックスG―25
を充填したカラムを用い、0.1Mリン酸緩衝液(pH
6.0)でゲル濾過を行ない、マレイミド化モノクロー
ナル抗体と未反応MBSとを分離した。
ーゼ(HRP)の1.0mg/mlのPBS溶液に、N―サ
クシンイミジル―3―(2―ピリジルチオ)プロピオネ
ート(SPOP)の10mg/mlの濃度のエタノール溶液
を添加し、25℃で30分間反応させた。次いで、セフ
ァデックスG―25を充填したカラムを用い、0.01
M酢酸緩衝液(pH4.5)でゲル濾過して精製し、ピ
リジルジスルフィド化HRPを含有する画分を採集し
て、コロジオンバック中において氷冷下に約10倍に濃
縮した。次に、これに0.85%NaClと0.1Mジ
チオスレイトールとを含有する0.1M酢酸緩衝液(p
H4.5)1mlを添加し、25℃で30分間攪拌して、
HRP分子中に導入したピリジルジスルフィド基を還元
した。次いで、セファデックスG―25カラムにかけて
ゲル濾過し、チオール化HRPを含有する画分を得た。
クローナル抗体とチオール化HRPとを混合し、コロジ
オンバックを用いて氷冷下に4mgの蛋白質濃度まで濃縮
し、4℃で1昼夜放置した後、ウルトロゲルAcA44
を充填したカラムでゲル濾過し、HRP標識モノクロー
ナル抗体を得た。
ーカー蛋白)の測定 血清検体希釈緩衝液として0.6%SDS,2.0%ト
リトンX―100、0.1%スキムミルクを含む混合液
を用い、血清検体の希釈系列を含むこの混合液とHRP
標識モノクローナル抗体PE―10希釈液とを、各々2
00μmずつ試験管中のモノクローナル抗体PC―6固
定ボールに加え、免疫反応を行なった(37℃,2時
間)。次に、試験管の溶液を吸引除去後、生理食塩水で
洗浄してから、3,3′,5,5′―テトラメチルベン
ジジン1%含有メタノール溶液/H 2 O2 0.015%
を含有する1Mリン酸―クエン酸緩衝液(pH4.5)
の3/7(V/V)混合溶液を、各0.4mlずつ各試験
管内に加え、室温で15分間インキュベートした後、反
応停止剤として1.5NH2 SO4 水溶液を2mlずつ加
えて、酵素反応を停止させた。そして分光光度計を用い
てこの溶液の450nmの波長の吸収強度を測定した。
標準物質とし、前記と同じ混合液を希釈緩衝液とし、前
記と同様にしてSDSのそれぞれの濃度に対応した検量
線を作成しておいた。そして、対応するSDS濃度の検
量線を用いて、前記のごとくして得られた450nmの
吸収強度から、該マーカー蛋白(肺疾患マーカー蛋白)
の濃度を求めた。
胞洗浄液から精製したアポ蛋白量とは、物質が異なるた
め、unitで表示している。
液中の陰イオン/非イオン界面活性剤の比の検討 血清検体希釈緩衝液として、トリトンX―100、1、
2、3、4%にそれぞれSDSが1.75、1.5、
1.25、1.0、0.75%含有する混合液を用い
て、血清検体の希釈系列を含むこの混合液と、HRP標
識モノクローナル抗体PE―10希釈とを、各々200
μリットルずつ試験管中のモノクローナル抗体PC―6
固定ボールに加え、免疫反応を行った(37℃、90
分)。以下、実施例1(3)に従って、免疫反応終了後
吸光度を測定し、界面活性剤の陰イオン/非イオン比に
対してプロットした。その結果を図4に示す。
●同2%,△―△同3%,▲―▲同4%を用いた時の測
定値を示す。
適重量比は、0.25〜1.5であることがわかる。
SP―A複合体の分子量の同定 肺胞タンパク症の血清をBio―Gel A15mカラ
ム(16×80cm)にアプライし、各1ccを分画した。
それぞれの画分を実施例1にて構築した測定系に供した
(図5(a))。一方、精製したヒトSP―Aを同様に
Bio―GelA15mカラムにアプライし、同様に実
施例1と測定系に供した(図5(b))。分子量マーカ
ーを同様にアプライした。分子量マーカーは以下の通り
である。
〜200万ダルトンであるのに比べ、精製SP―Aは、
44〜67万ダルトンに分布しており、この両者は、そ
の分子量が明らかに異なることが示された。
いたSP―A複合体のウェスタンブロンティング 肺胞タンパク症の患者血清を、PE―10同定Sepharos
e 4Bカラムにアプライし、結合した物質を溶出し、還
元条件下にてSDS―PAGEおよびWesternBlotting
を行った。その結果を図6(A)(B)にそれぞれ示す
((A)10%ゲル、(B)15%ゲル)。
a、P2は分子量50kDa、P3は分子量28kDa
であった。図6(B)よりP1は、IgMμchain (la
ne4)、P2はIgGγchain (lane3)であることが
わかった。またantiSP―AのPE―10およびantiS
P―A IgGによるWestern Blotting(lane6、lane
8)により、本複合体にSP―AとIgGとIgMが含
有されていることが確認された。
検討 ヒトIgGをプラスチック製マイクロプレートの固相に
しき、精製SP―AのIgG反応性を検討した。その結
果を図7に示す。
P―Aの高い結合性がうかがわれた。なお、ダニ抗原、
抗ダニ抗原は、コントロールのための実験である。
ク症(PAP)、間質性肺炎(IPF)、サルコイドー
シス(SA)、肺炎(Pn)、肺結核(Tbc)の患者
について、その血清中の肺組織障害マーカー値を測定し
た。対象として、健常人の血清中のそれも測定した。
らかに間質性肺炎、肺胞タンパク症患者血清中で、高値
を示した。
c)では陽性を示さず、本発明のヒト血中の肺疾患マー
カー蛋白測定法は、上記種々の疾患の鑑別診断やそれら
疾患のモニタリングに有用である可能性が示された。
ある。
比を変えて免疫反応を行なったときの測定値を示す。
P―A(B)のゲル濾過パターンを示す(実施例2の
(1))。
合体を、アフィニティ精製後、イムノブロット分析した
結果を示す。
するSP―Aの結合性を検討した結果を示す。
P)、間質性肺炎(IPF)、サルコイドーシス(S
A)、肺炎(Pn)、結核(Tbc))を、本発明の免
疫測定法で測定した結果を示す。
Claims (15)
- 【請求項1】 ヒト血中に存在するレクチンとイムノグ
ロブリンの複合体。 - 【請求項2】 レクチンがC型レクチンであることを特
徴とする請求項1記載の複合体。 - 【請求項3】 レクチンが、肺サーファクタントアポタ
ンパクA(SP―A)であることを特徴とする請求項1
記載の複合体。 - 【請求項4】 イムノグロブリンが、IgGであること
を特徴とする請求項1記載の複合体。 - 【請求項5】 イムノグロブリンが、IgMであること
を特徴とする請求項1記載の複合体。 - 【請求項6】 ヒト血中に存在するレクチンとイムノグ
ロブリンとの複合体中のレクチンを特異的に測定する免
疫学的測定方法。 - 【請求項7】 レクチンがC型レクチンであることを特
徴とする請求項6記載の測定方法。 - 【請求項8】 レクチンが、肺サーファクタントアポタ
ンパクA(SP―A)であることを特徴とする請求項6
記載の測定方法。 - 【請求項9】 イムノグロブリンが、IgGであること
を特徴とする請求項6記載の測定方法。 - 【請求項10】 イムノグロブリンが、IgMであるこ
とを特徴とする請求項6記載の測定方法。 - 【請求項11】 ヒト血中に存在するレクチンとイムノ
グロブリン複合体の免疫学的測定方法。 - 【請求項12】 免疫反応系に、非イオンおよび陰イオ
ン界面活性剤を同時に存在させることを特徴とする請求
項6記載および11記載の測定方法。 - 【請求項13】 陰イオン界面活性剤がアルキルスルホ
ン酸塩類である請求項12記載の測定方法。 - 【請求項14】 非イオン界面活性剤が、ポリオキシエ
チレンアルキルフェノールエーテル類である請求項12
記載の測定方法。 - 【請求項15】 陰イオン界面活性剤が、アルキルスル
ホン酸塩類で、非イオン界面活性剤がポリオキシエチレ
ンアルキルフェノールエーテル類である請求項12記載
の測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4117510A JP2702354B2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 血中の肺組織障害マーカー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4117510A JP2702354B2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 血中の肺組織障害マーカー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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