JPH0531306Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0531306Y2 JPH0531306Y2 JP1986094441U JP9444186U JPH0531306Y2 JP H0531306 Y2 JPH0531306 Y2 JP H0531306Y2 JP 1986094441 U JP1986094441 U JP 1986094441U JP 9444186 U JP9444186 U JP 9444186U JP H0531306 Y2 JPH0531306 Y2 JP H0531306Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- teeth
- belt
- toothed belt
- woven fabric
- tooth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、歯部の表面に歯布を被着せしめた歯
付ベルト、特に自動車用歯付ベルトの改善に関す
るものである。
付ベルト、特に自動車用歯付ベルトの改善に関す
るものである。
(従来の技術)
歯付ベルトは、一般にプーリより受ける負荷を
その歯部に受けるため歯部は弾性エラストマー材
とその表面を被着する伸縮性のある歯布とで構成
され、またエンジンの高速回転により各々の歯部
は1分間に数百〜数千回に及ぶ繰り返し変形を受
けるため弾性エラストマー材に歯布を強固に接着
させる必要から歯布に接着剤及びエラストマー材
を含浸させる処理を施して使用するのが一般的で
ある。
その歯部に受けるため歯部は弾性エラストマー材
とその表面を被着する伸縮性のある歯布とで構成
され、またエンジンの高速回転により各々の歯部
は1分間に数百〜数千回に及ぶ繰り返し変形を受
けるため弾性エラストマー材に歯布を強固に接着
させる必要から歯布に接着剤及びエラストマー材
を含浸させる処理を施して使用するのが一般的で
ある。
更に、最近ではベルト歯部を更に強固に保護す
るために、ベルト歯部に2枚以上の織布を付着さ
せてなる歯付ベルトも、特開昭53−86955号公報
に開示されている。
るために、ベルト歯部に2枚以上の織布を付着さ
せてなる歯付ベルトも、特開昭53−86955号公報
に開示されている。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、近年エンジンの高性能化に伴
い、自動車用歯付ベルトはその使用条件が苛酷に
なり、特に高熱により歯部を保護している織布は
熱劣化や摩耗によりたとえ2重に織布を重ねても
ベルト歯部が損傷してベルト寿命を早めるケース
が多発している。
い、自動車用歯付ベルトはその使用条件が苛酷に
なり、特に高熱により歯部を保護している織布は
熱劣化や摩耗によりたとえ2重に織布を重ねても
ベルト歯部が損傷してベルト寿命を早めるケース
が多発している。
この原因の1つとして、特にベルト歯部を保護
している織布の構成、素材等に問題あり、この織
布を改善することが重要な解決課題になつてい
る。
している織布の構成、素材等に問題あり、この織
布を改善することが重要な解決課題になつてい
る。
本考案はかかる熱によるベルト歯部を保護する
カバー織布の劣化、摩耗に対処し、これを改善し
てなる歯付ベルトを提供することを目的とする。
カバー織布の劣化、摩耗に対処し、これを改善し
てなる歯付ベルトを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
即ち、本考案の特徴とするところは、内側に一
定ピツチで歯部を形成し、ピツチライン位置に抗
張体を埋設せしめた歯付ベルトにおいて、前記歯
部の表面に少なくとも2枚以上の織布を重ね合わ
せ、これらをベルト巾方向へ縫製することにより
連結し、そして該縫製した位置を歯部と歯部間の
溝部とに配置した多重帆布を用いた点にあり、上
記多重帆布は複数の帆布を単に重ね合わせたもの
でなく複数の織布がベルト布方向に糸で縫製して
連結し、織布間で発生した剥離の伝播を阻止して
ベルト歯部を長時間保護する。そして、この縫製
した位置を歯部と歯部間の溝部とに配置したこと
によつて、各歯部と各溝部とで発生した織布間の
剥離、とりわけ最も応力を受けやすい歯部の歯元
部付近から発生した剥離が隣の歯部の歯元部へ向
かつて伝播しようとしても、それを阻止すること
ができ、たとえ剥離が発生してもその範囲を最小
範囲にくい止めることができる。
定ピツチで歯部を形成し、ピツチライン位置に抗
張体を埋設せしめた歯付ベルトにおいて、前記歯
部の表面に少なくとも2枚以上の織布を重ね合わ
せ、これらをベルト巾方向へ縫製することにより
連結し、そして該縫製した位置を歯部と歯部間の
溝部とに配置した多重帆布を用いた点にあり、上
記多重帆布は複数の帆布を単に重ね合わせたもの
でなく複数の織布がベルト布方向に糸で縫製して
連結し、織布間で発生した剥離の伝播を阻止して
ベルト歯部を長時間保護する。そして、この縫製
した位置を歯部と歯部間の溝部とに配置したこと
によつて、各歯部と各溝部とで発生した織布間の
剥離、とりわけ最も応力を受けやすい歯部の歯元
部付近から発生した剥離が隣の歯部の歯元部へ向
かつて伝播しようとしても、それを阻止すること
ができ、たとえ剥離が発生してもその範囲を最小
範囲にくい止めることができる。
本考案において使用する織布は、耐熱性、耐摩
耗性に優れたもので伸縮性を有するものであり、
例えば経糸にポリアミド繊維、ポリエステル繊
維、アラミド繊維等を用い、他方ベルト長手方向
に位置する緯糸にポリエステル繊維、ポリアミド
繊維等のウーリー加工糸あるいはポリエステル繊
維、アラミド繊維とウレタン弾性糸との混撚糸を
用いて緯糸方向、即ちベルトの長手方向に伸縮性
を付与させた織布である。もちろん、バイアス方
向に裁断させた織布も使用できる。
耗性に優れたもので伸縮性を有するものであり、
例えば経糸にポリアミド繊維、ポリエステル繊
維、アラミド繊維等を用い、他方ベルト長手方向
に位置する緯糸にポリエステル繊維、ポリアミド
繊維等のウーリー加工糸あるいはポリエステル繊
維、アラミド繊維とウレタン弾性糸との混撚糸を
用いて緯糸方向、即ちベルトの長手方向に伸縮性
を付与させた織布である。もちろん、バイアス方
向に裁断させた織布も使用できる。
上記織布は従来より歯付ベルトのカバーとして
使用されていたものと同様に、CR,NBR,
HNBR,CSM,CHM,ACM、あるいはポリウ
レタンよりなるエラストマーが塗布あるいは含浸
される。
使用されていたものと同様に、CR,NBR,
HNBR,CSM,CHM,ACM、あるいはポリウ
レタンよりなるエラストマーが塗布あるいは含浸
される。
そして、該織布は複数枚重ね合わされ、糸によ
つて織布同志が機械的に結合される。この結合方
法としては、織布の有する伸縮性を著しく損なわ
ない限り、いかなる方法であつてもかまわない。
また、その結合点の密度は小さければ歯付ベルト
製造工程に於いて、織布のズレ剥離を生じ、大き
ければ織布の伸縮性を損なわせるため、実際には
歯付ベルト製造工程の能力に合わせて求められる
べきであり、この縫製方式は本縫、単環縫、2重
環縫、偏平縫、縁かがり縫等であつて、針本数、
糸本数等は縫い合わせる織布の枚数、厚み等によ
り変化する。
つて織布同志が機械的に結合される。この結合方
法としては、織布の有する伸縮性を著しく損なわ
ない限り、いかなる方法であつてもかまわない。
また、その結合点の密度は小さければ歯付ベルト
製造工程に於いて、織布のズレ剥離を生じ、大き
ければ織布の伸縮性を損なわせるため、実際には
歯付ベルト製造工程の能力に合わせて求められる
べきであり、この縫製方式は本縫、単環縫、2重
環縫、偏平縫、縁かがり縫等であつて、針本数、
糸本数等は縫い合わせる織布の枚数、厚み等によ
り変化する。
(実施例)
以下、本考案歯付ベルトの実施例を図面により
説明する。
説明する。
第1図は本考案に係る歯付ベルトの1例であ
り、図において1は歯付ベルトの本体を示し、該
ベルト1は低伸度高強力のロープ抗張体2をスパ
イラルに伸張部ゴム層3内に並列状に埋設し、そ
の下面(図では説明の都合上、上面になつている
が)に伸張部ゴム層3と同質ゴム歯部4を形成す
ると共に、その歯部表面に歯布5を被着すること
によつて構成されている。
り、図において1は歯付ベルトの本体を示し、該
ベルト1は低伸度高強力のロープ抗張体2をスパ
イラルに伸張部ゴム層3内に並列状に埋設し、そ
の下面(図では説明の都合上、上面になつている
が)に伸張部ゴム層3と同質ゴム歯部4を形成す
ると共に、その歯部表面に歯布5を被着すること
によつて構成されている。
ここで、上記スパイラル状に並列埋設された抗
張体ロープ2はポリエステル、脂肪族ポリアミ
ド、芳香族ポリアミド、レーヨンあるいはガラス
繊維、スチールワイヤー等から選ばれた低伸度高
強力のロープ抗張体からなり、これを埋設する前
記伸張部ゴム層3及び歯部4を形成ゴムはNR
(天然ゴム)、SBR(スチレン・ブタジエンゴム)、
CR(クロロブレンゴム)、NBR(アクリロニトリ
ルブタジエンゴム)、IIR(ブチルゴム)、H−
NBR(水素添加アクリロニトリルブタジエンゴ
ム)、等の単一材又はこれを適宜ブレンドしたゴ
ムあるいはポリウレタンゴム等からなる。
張体ロープ2はポリエステル、脂肪族ポリアミ
ド、芳香族ポリアミド、レーヨンあるいはガラス
繊維、スチールワイヤー等から選ばれた低伸度高
強力のロープ抗張体からなり、これを埋設する前
記伸張部ゴム層3及び歯部4を形成ゴムはNR
(天然ゴム)、SBR(スチレン・ブタジエンゴム)、
CR(クロロブレンゴム)、NBR(アクリロニトリ
ルブタジエンゴム)、IIR(ブチルゴム)、H−
NBR(水素添加アクリロニトリルブタジエンゴ
ム)、等の単一材又はこれを適宜ブレンドしたゴ
ムあるいはポリウレタンゴム等からなる。
また、一方歯布5は第2図に示すように予めエ
ラストマーあるいは接着剤で処理された2枚以上
(本実施例では2枚)の織布6をベルト巾方向に
且つ円周方向に一定間隔で糸8により縫製したベ
ルト長手方向に伸縮性を有する多重帆布7であ
る。この縫製した位置は歯部4とこの歯部4間の
溝部とに配置している。このため、各歯部4と溝
部とで発生した織布6間の剥離、とりわけ最も応
力を受けやすい歯部4の歯元部付近から発生した
剥離が隣の歯部4の歯元部へ向かつて伝播しよう
としても、それを阻止することができ、たとえ剥
離が発生してもその範囲を最小範囲にくい止める
ことができる。
ラストマーあるいは接着剤で処理された2枚以上
(本実施例では2枚)の織布6をベルト巾方向に
且つ円周方向に一定間隔で糸8により縫製したベ
ルト長手方向に伸縮性を有する多重帆布7であ
る。この縫製した位置は歯部4とこの歯部4間の
溝部とに配置している。このため、各歯部4と溝
部とで発生した織布6間の剥離、とりわけ最も応
力を受けやすい歯部4の歯元部付近から発生した
剥離が隣の歯部4の歯元部へ向かつて伝播しよう
としても、それを阻止することができ、たとえ剥
離が発生してもその範囲を最小範囲にくい止める
ことができる。
(効果)
以上のように本考案の歯付ベルトにおいては、
ベルトの歯部に被覆された歯布がベルト長手方向
に伸縮性を有する多重帆布であつて、しかもこれ
を構成している織布間が糸により機械的に連結さ
れており、ベルト走行時において発生しやすい最
外層織布と内側層織布間の剥離の伝播を阻止し、
また剥離が発生してもその伝播を最小範囲にくい
止めることができ、更に歯布の劣化、摩耗を改善
してベルト歯部を充分保護してベルトの寿命を向
上させる効果を有している。
ベルトの歯部に被覆された歯布がベルト長手方向
に伸縮性を有する多重帆布であつて、しかもこれ
を構成している織布間が糸により機械的に連結さ
れており、ベルト走行時において発生しやすい最
外層織布と内側層織布間の剥離の伝播を阻止し、
また剥離が発生してもその伝播を最小範囲にくい
止めることができ、更に歯布の劣化、摩耗を改善
してベルト歯部を充分保護してベルトの寿命を向
上させる効果を有している。
第1図は本考案に係る歯付ベルトの斜視図、そ
して第2図は第1図に示される歯付ベルトに使用
される歯布の断面図である。 1……歯付ベルト、2……抗張体、3……伸張
部ゴム層、4……歯部、5……歯布、6……織
布、7……多重帆布。
して第2図は第1図に示される歯付ベルトに使用
される歯布の断面図である。 1……歯付ベルト、2……抗張体、3……伸張
部ゴム層、4……歯部、5……歯布、6……織
布、7……多重帆布。
Claims (1)
- 内側に一定ピツチの歯部を有し、ピツチライン
位置に抗張体を埋設せしめた歯付ベルトにおい
て、前記歯部の表面に少なくとも2枚以上の織布
を重ね合わせ、これらをベルト巾方向へ縫製する
ことにより連結し、該縫製した位置を歯部と歯部
間の溝部とに配置した多重帆布を用いたことを特
徴とする歯付ベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986094441U JPH0531306Y2 (ja) | 1986-06-19 | 1986-06-19 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986094441U JPH0531306Y2 (ja) | 1986-06-19 | 1986-06-19 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS631949U JPS631949U (ja) | 1988-01-08 |
| JPH0531306Y2 true JPH0531306Y2 (ja) | 1993-08-11 |
Family
ID=30957906
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986094441U Expired - Lifetime JPH0531306Y2 (ja) | 1986-06-19 | 1986-06-19 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0531306Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS596276U (ja) * | 1982-07-02 | 1984-01-14 | 東北金属工業株式会社 | 複写機の管理装置 |
| JPS6014223A (ja) * | 1983-07-05 | 1985-01-24 | Nippon Kogaku Kk <Nikon> | フイルム巻上検出装置 |
-
1986
- 1986-06-19 JP JP1986094441U patent/JPH0531306Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS631949U (ja) | 1988-01-08 |
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