JPH05314258A - 画像処理装置及びロボット制御装置 - Google Patents

画像処理装置及びロボット制御装置

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JPH05314258A
JPH05314258A JP11378692A JP11378692A JPH05314258A JP H05314258 A JPH05314258 A JP H05314258A JP 11378692 A JP11378692 A JP 11378692A JP 11378692 A JP11378692 A JP 11378692A JP H05314258 A JPH05314258 A JP H05314258A
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JP11378692A
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Tadashi Akita
正 秋田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は画像処理装置及びロボット制御装置
の改善に関し、対象物の色につき、事前に黒又は白が明
確になっていない場合であっても、それを自動判別し
て、対象物の計測情報を正確に演算すること、及び、高
速に対象物の認識をすることを目的とする。 【構成】 画像処理装置は、画像取得対象16に計算対
象枠Fを設定する範囲設定手段11と、画像取得対象1
6に設定された該対象枠F上の白の画素数Wi又は黒の
画素数Bjを計数する計数手段12と、該対象枠F上の
白の画素数Wiや黒の画素数Bjを比較する比較手段1
3と、該対象枠F内の対象画像の重心座標値を演算する
演算手段14とを具備し、該対象枠F上の白の画素数W
i及び黒の画素数Bjに基づいて該対象枠F内の画像取
得対象16の色調を識別することを含み構成し、ロボッ
ト制御装置は、ロボット作業部17及び画像取得手段1
8と本発明の画像処理装置から成る画像計測手段19と
を具備することを含み構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔目 次〕 産業上の利用分野 従来の技術(図9) 発明が解決しようとする課題(図10) 課題を解決するための手段(図1,2) 作用 実施例 (1)第1の実施例(図3〜5) (2)第2の実施例(図6,7) (3)第3の実施例(図8) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理装置及びロボ
ット制御装置に関するものであり、更に詳しく言えば、
画像取得情報から各種計測量を計算する装置及びその応
用装置の改善に関するものである。
【0003】近年、各種電子機器や精密機械の製造工程
の自動化に伴い、目的とする対象物にロボットハンドを
位置決めして各種教示作業をするロボット制御装置が使
用されている。また、ロボットの目としてテレビカメラ
が搭載され、対象物の画像取得データから計測した位置
情報に基づいてその対象物の教示作業する制御方法が開
発されている。
【0004】ところで、従来例のロボット制御装置によ
れば、画像計測部において、対象画像の重心座標値の演
算処理の高速化を図るため、予め、対象物の色を黒、そ
の周辺の背景色を白又は対象物の色を白、その周辺の背
景色を黒とする識別条件が仮定され、その対象画像の重
み付けとして黒には、「1」,白には「0」が設定さ
れ、これに基づいて、その重心座標値が演算されてい
る。
【0005】このため、対象物の色が黒又は白、その周
辺の背景色が白又は黒とする識別条件を仮定しない場
合,すなわち、未知の色の対象物の場合について、それ
を認識する要求があった場合に、その画像処理が困難と
なる。
【0006】また、計算対象枠の内部に対象物の画像と
対象物以外の物体とが含まれた場合に、その内部画面を
計算対象する重心座標値の計算であっても、演算処理に
限界を生じてその正確さに欠けることから、計算された
重心座標が対象物の重心位置と整合しない場合がある。
【0007】そこで、対象物の色につき、事前に黒又は
白が明確になっていない場合であっても、それを自動判
別して、対象物の計測情報を正確に演算すること、及
び、高速に対象物の認識をすることができる装置及びそ
の応用装置が望まれている。
【0008】
【従来の技術】図9,10は、従来例に係る説明図であ
る。また、図9は、従来例に係るロボット制御装置の物
体認識方法の説明図であり、図9(a)はその構成図で
あり、また、図9(b)はその画像処理フローチャート
をそれぞれ示している。
【0009】例えば、目的とする対象物10にロボット
ハンド1を位置決めして各種教示作業をするロボット制
御装置は、図9(a)において、ロボットハンド1,テ
レビカメラ2,画像計測部3及びロボット制御部4から
成る。
【0010】当該装置の機能は、テレビカメラ2を搭載
したロボットハンド1が対象物10の領域上付近に移動
されると、その領域の画像がテレビカメラ2により撮像
される。また、画像計測部3でその画像信号が白黒階調
係る二値化データに変換され、そのデータが画像計測部
3により演算処理され、対象物10が認識される。これ
により、対象物10にロボットハンド1が位置決めさ
れ、把持作業等の教示作業が行われる。
【0011】なお、図10(a),(b)は、従来例に係
る問題点を説明する対象物10の取得画像図であり、対
象物10の領域の画像データをあるスライスレベルによ
り二値化した明るい部分を白,暗い部分を黒をモニタテ
レビに表示した図を示している。
【0012】例えば、対象物10にロボットハンド1を
位置決めする場合に、画像計測部3において、対象物1
0の色を黒と仮定して、画像取得対象16に計算対象枠
Fが設定され、その内部の対象画像について、その重心
座標が計測される。
【0013】これは、対象物10の色とその周辺の背景
色との識別条件を画像計測部3に予め設定することによ
り、対象画像の重心座標値の演算処理の高速化を図るた
めである。
【0014】すなわち、図9(b)において、まず、ス
テップP1で対象物10の色を予め黒と仮定し、次に、
ステップP2でカメラ入力画像を適当なレベルにより二
値化する。次いで、ステップP3で対象物10がもっと
も有りそうなところに計算対象枠Fを設定する。
【0015】例えば、図10(a)に示すように対象物1
0と対象物以外の物体9との離隔距離や対象物10の大
きさを考慮して、予め、画像計測部3に対して、重心座
標を演算する対象画像領域に係わり計算対象枠Fの大き
さが固定される。これは、計算対象枠Fをある範囲に設
定することによって、対象物10と対象物外の物体9を
切り分けることができるためである。
【0016】これにより、計算対象枠F外の領域につい
ては、重心座標計算に含めず、その枠内に限って演算を
実行することにより計算時間の短縮化が図れる。次に、
ステップP4で計算対象枠Fの内部を対象に、黒を
「1」,白を「0」の重み付けしてその重心座標値を求
め、その後、ステップP5で先に求めた重心座標を対象
物10の重心位置として位置決め等の作業を行う。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例によ
れば画像計測部3において、対象画像の重心座標値の演
算処理の高速化を図るため、予め、対象物10の色を
黒、その周辺の背景色を白とする識別条件が仮定されて
いる。また、対象画像の黒=「1」,白=「0」の重み
付けに基づいて、その重心座標値が演算されている。
【0018】このため、対象物10の色が黒又は白、そ
の周辺の背景色が白又は黒とする識別条件を仮定しない
場合,すなわち、未知の色の対象物10の場合につい
て、それを認識する要求があった場合に、その画像処理
が困難となる。
【0019】例えば、対象物10の色が黒であって、そ
の周辺の背景色が白とする画像取得状態(被写体)にお
いて、画像処理部3に識別条件が仮定されなっかた場合
には、図9(b)のステップP4で、誤って、対象物1
0の色が白=「0」、その周辺の背景色が黒=「1」と
して画像処理が行われることにより、対象画像の正しい
重心座標の演算処理を行うことができない。このため、
ステップP5で誤った対象画像の重心座標値によって対
象物10の重心位置を決定してしまう恐れがある。
【0020】また、図10(b)に示すように計算対象枠
Fの内部に対象物10の画像と対象物以外の物体9とが
含まれた場合に、その内部画面を計算対象する重心座標
値の計算であっても、演算処理に限界を生じてその正確
さに欠けることから、計算された重心座標が対象物10
の重心位置と整合しない場合がある。
【0021】これは、重心座標値の誤差に比べて面積の
違いがわずかとなるためであり、これにより、その面積
差から対象物10を確実に検出するのが困難となる。す
なわち、計算対象枠Fを固定した方法では、テレビカメ
ラ2の位置ずれ等により、図10(b)において、計算対
象枠Fが対象外の物体9のほんの一部のみを含む場合で
あっても、対象物10の重心座標から該物体9までの距
離が遠い成分となるため、重心座標計算値の誤差が大き
くなり、それが真の対象物10の重心座標位置から大き
く掛け離れてしまうこととなる。
【0022】この結果、計算対象枠内の対象物10の面
積計算値が予定していた対象物11の実際面積値と異な
ることにより、計測不能あるいはテレビカメラ2の取得
領域の誤り,すなわち、それが取り付けられたロボット
ハンド1の位置ずれが大きすぎたとして処理される。
【0023】かかる場合、計算対象枠Fの中心とその内
部画面に係る重心座標計算値とがたまたま一致すること
もある。しかし、対象物以外の物体9の画素(ノイズ画
像)が含まれた重心座標計算値では、真に計算対象枠F
の中心が対象物10の画像重心座標に一致するとは限ら
ない。
【0024】このような状態で、制御系が誤って対象物
10の重心位置を認識し、以後の教示作業に移行する
と、ロボットハンド1を対象物10に衝突させたり、そ
れを転倒させる等の制御ミスが起こる。
【0025】これにより、対象物10の色,すなわち、
黒又は白が事前に明確になっていなければ、画像計測部
3において、誤った重心座標値を演算する恐れがあり、
画像処理の信頼性の低下を招く。また、該重心座標値の
計測不能に陥った場合に、再度、テレビカメラ2の移
動,すなわち、ロボットハンド1の移動が必要となり位
置決め処理の高速化の妨げとなるという問題がある。
【0026】本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創
作されたものであり、対象物の色につき、事前に黒又は
白が明確になっていない場合であっても、それを自動判
別して、対象物の計測情報を正確に演算すること、及
び、高速に対象物の認識をすることが可能となる画像処
理装置及びロボット制御装置の提供を目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】図1,2は、本発明に係
る画像処理装置及びロボット制御装置の原理図(その
1,2)をそれぞれ示している。
【0028】本発明の第1の画像処理装置は図1(a)
や図2(a)に示すように、画像取得対象16に計算対
象枠Fを設定する範囲設定手段11と、前記画像取得対
象16に設定された計算対象枠上の白の画素数Wi〔i
=1,2,3…〕又は黒の画素数Bj〔j=1,2,3
…〕を計数する計数手段12と、前記計算対象枠F上の
白の画素数Wiや黒の画素数Bjを比較する比較手段1
3と、前記計算対象枠F内の対象画像の重心座標値を演
算する演算手段14とを具備し、前記計算対象枠F上の
白の画素数Wi及び黒の画素数Bjに基づいて該計算対
象枠F内の画像取得対象16の色調を識別することを特
徴とする。
【0029】なお、本発明の第1の画像処理装置におい
て、前記比較手段13が図2(b)に示すように、計算
対象枠F上の白の画素数Wiと黒の画素数Bjとを比較
することを特徴とする。
【0030】さらに、本発明の第2の画像処理装置は、
前記第1の画像処理装置において、図1(a)に示すよ
うに、前記比較手段13が,予め設定された白の画素数
Wi又は黒の画素数Bjの判定基準値DRと前記計算対
象枠F上の白の画素数Wiや黒の画素数Bjとを比較す
ることを特徴とする。
【0031】また、本発明の第3の画像処理装置は前記
第1,第2の画像処理装置において、予め設定された白
の画素数Wi又は黒の画素数Bjの判定基準値DRと前
記計算対象枠F上の白の画素数Wiや黒の画素数Bjと
の比較処理に基づいて計測異常を発生する警報手段15
が設けられることを特徴とする。
【0032】なお、本発明の第3の画像処理装置におい
て、前記警報手段15が,予め設定された白の画素数W
iの判定基準値DRと前記計算対象枠F上の白の画素数
Wiとの第1の比較処理及び前記黒の画素数Bjの判定
基準値DRと前記計算対象枠F上の黒の画素数Bjとの
第2の比較処理に基づいて計測異常を発生することを特
徴とする。
【0033】さらに、本発明のロボット制御装置は、図
1(b)に示すように、対象物10に係わり各種教示作
業をするロボット作業部17と、前記対象物10の画像
を取得する画像取得手段18と、前記対象物10の位置
情報を計測する画像計測手段19と、前記ロボット作業
部17,画像取得手段18及び画像計測手段19の入出
力を制御する制御手段20とを具備し、前記画像計測手
段19が本発明の第1〜第3の画像処理装置から成るこ
とを特徴とし、上記目的を達成する。
【0034】
【作 用】本発明の第1の画像処理装置によれば、図1
(a)に示すように、範囲設定手段11,計数手段1
2,比較手段13及び演算手段14が具備され、該比較
手段13が図2(b)に示すように、計算対象枠F上の
白の画素数Wiと黒の画素数Bjとを比較する。
【0035】例えば、メモリ領域上に展開された画像取
得対象16に範囲設定手段11により計算対象枠Fが設
定されると、該画像取得対象16に設定された計算対象
枠上の白の画素数Wi〔i=1,2,3…〕又は黒の画
素数Bj〔j=1,2,3…〕が計数手段12により計
数される。また、計算対象枠上の白の画素数Wiや黒の
画素数Bjが比較手段13により比較される。
【0036】この際に、比較手段13により、図2
(b)に示すように、計算対象枠F上の白の画素数Wi
と黒の画素数Bjとが比較される。例えば、白の画素数
Wiが黒の画素数Bjよりも多い場合には、対象物10
の色は黒として、該計算対象枠F内の画像取得対象16
の色調を自動識別することが可能となる。
【0037】また、逆に、黒の画素数Biが白の画素数
Wiよりも多い場合には、対象物10の色は白として、
該計算対象枠F内の画像取得対象16の色調を自動識別
することが可能となる。これにより、当該自動識別処理
に基づいて計算対象枠F内の対象画像の重心座標値が演
算手段14により演算される。
【0038】このため、対象物10の色が黒又は白、そ
の周辺の背景色が白又は黒とする識別条件を設定(仮
定)しない場合,すなわち、対象物10が未知の色の場
合について、それを認識する要求があった場合にも、画
像取得対象16の色調識別処理を容易に実行することが
可能となる。
【0039】これにより、対象画像の正しい重心座標値
の演算処理を行うことが可能となり、正確な対象画像の
重心座標値によって対象物10の重心位置を決定するこ
とが可能となる。
【0040】さらに、本発明の第2の画像処理装置によ
れば、第1の画像処理装置において、図1(a)に示す
比較手段13が,予め設定された白の画素数Wi又は黒
の画素数Bjの判定基準値DRと計算対象枠F上の白の
画素数Wiや黒の画素数Bjとを比較する。
【0041】このため、計算対象枠F上の未知の画素に
ついて、該計算対象枠F内の対象画像の色の画素と反対
の色の画素の画素数を計数し、その画素数が判定基準値
DR,例えば、零又は一定の許容できる数以下の場合に
は、「良」とし、それ以外の場合には「不良」,すなわ
ち、対象物以外の物体9の一部が当該計算対象枠F内の
対象画像に重なっているか,又は、対象物10自身が計
算対象枠Fからはみ出している状態として異常判定をす
ることが可能となる。
【0042】このことで、対象物10の色が既知の場合
であっても、当該異常判定された場合には、演算処理を
行わずに終了し、それ以外の場合には、計算対象枠F内
の対象画像の重心座標値が演算手段14により演算され
る。
【0043】これにより、第1の画像処理装置と同様に
対象画像の正しい重心座標値の演算処理を行うことが可
能となり、正確な対象画像の重心座標値によって対象物
10の重心位置を決定することが可能となる。
【0044】また、本発明の第3の画像処理装置によれ
ば、第1,第2の画像処理装置において、予め設定され
た白の画素数Wi又は黒の画素数Bjの判定基準値DR
と計算対象枠F上の白の画素数Wiや黒の画素数Bjと
の比較処理に基づいて計測異常を発生する警報手段15
が設けられる。
【0045】このため、計算対象枠F上の未知の画素に
ついて、計算対象枠F上の白の画素数Wiや黒の画素数
Bjの計数結果が予め設定された白の画素数Wi又は黒
の画素数Bjの判定基準値DRを満足しない場合には、
当該重心座標値の計測不能に陥った旨の警報等が警報手
段15により発生される。
【0046】この際に、例えば、予め設定された白の画
素数Wiの判定基準値DRと計算対象枠F上の白の画素
数Wiとの第1の比較処理及び黒の画素数Bjの判定基
準値DRと計算対象枠F上の黒の画素数Bjとの第2の
比較処理に基づいて計測異常が警報手段15により発生
される。
【0047】これにより、当該画像処理装置の上位の制
御系に知らしめ、事前に制御ミス等を阻止することが可
能となる。なお、本発明のロボット制御装置によれば、
図1(b)に示すように、ロボット作業部17,画像取
得手段18,画像計測手段19及び制御手段20が具備
され、該画像計測手段19が第1〜第3の画像処理装置
から成っている。
【0048】例えば、対象物10に係わり各種教示作業
をする場合に、制御手段20を介してロボット作業部1
7が対象物10の領域上に移動され、その対象物10の
画像が画像取得手段18により取得される。また、対象
物10の位置情報が画像計測手段19により計測され
る。この際に、本発明の第1〜第3の画像処理装置から
成る画像計測手段19により該計算対象枠F内の画像取
得対象16の色調が自動識別される。
【0049】このため、対象物10の色につき、事前に
黒又は白が明確になっていない場合であっても、計算対
象枠F上の未知の画素について、計算対象枠F内の画像
取得対象16の色調を自動識別する機能を有する画像処
理装置を採用することで、対象物10の正確な重心座標
値の演算をすることができる。
【0050】これにより、従来例のように、予め、対象
物10の色に係わり事前に黒又は白を仮定することな
く、それを自動判別して、対象物の計測情報を正確に演
算すること、及び、高速に対象物10の認識をすること
が可能となる。
【0051】
【実施例】次に、図を参照しながら本発明の各実施例に
ついて説明をする。図3〜8は、本発明の実施例に係る
画像処理装置及びロボット制御装置を説明する図であ
る。
【0052】(1)第1の実施例の説明 図3は、本発明の各実施例に係る画像処理装置を応用し
たロボット制御装置の構成図であり、図4はその対象物
を認識する画像処理フローチャートをそれぞれ示してい
る。
【0053】例えば、本発明の第1〜第3の画像処理装
置の各機能を組み合わせ、それを応用したロボット制御
装置は、図3において、ロボットハンド27,テレビカ
メラ28,画像計測システム29及びCPU(中央演算
処理装置)30及び駆動制御部31等から成る。
【0054】すなわち、ロボットハンド27はロボット
作業部17の一実施例であり、対象物10に係わり各種
教示作業をするものである。例えば、対象物10を把持
するものである。
【0055】テレビカメラ28は画像取得手段18の一
実施例であり、対象物10の画像を取得し、そのアナロ
グ映像信号Sを画像処理システム29に出力するもので
ある。例えば、テレビカメラ28はロボットハンド27
の側面に固定されたり、その作業領域の天井面に設けら
れる。
【0056】画像計測システム29は画像計測手段19
の一実施例であり、対象物10の位置情報を計測するも
のである。なお、画像計測システム29が本発明の第1
〜第3の画像処理装置から成る。
【0057】例えば、画像計測システム29は図3の一
点鎖線に囲んだ部分に示すように、データバス34に接
続された計算枠設定エディタ21,画素計数エディタ2
2,データ比較部23,演算部24,アラーム部25,
信号処理部32及びメモリ部33等から成る。
【0058】すなわち、計算枠設定エディタ21は範囲
設定手段11の一実施例であり、画像取得対象16に計
算対象枠Fを設定するものである。画素計数エディタ2
2は計数手段12の一実施例であり、画像取得対象16
に設定された計算対象枠F上の白の画素数Wi〔i=
1,2,3…〕又は黒の画素数Bj〔j=1,2,3
…〕を計数するものである。
【0059】データ比較部23は比較手段13の一実施
例であり、計算対象枠F上の白の画素数Wiや黒の画素
数Bjを比較するものである。例えば、データ比較部2
3が図2(b)に示すように、計算対象枠F上の白の画
素数Wiと黒の画素数Bjとを直接比較する。当該機能
により、本発明の第1の画像処理装置が構成される。ま
た、データ比較部23が,予め設定された白の画素数W
i又は黒の画素数Bjの判定基準値DRと計算対象枠F
上の白の画素数Wiや黒の画素数Bjとを比較する。当
該機能により、本発明の第2の画像処理装置が構成され
る。
【0060】演算部24は演算手段14の一実施例であ
り、計算対象枠F内の対象画像の重心座標値を演算する
ものである。アラーム部25は警報手段15の一実施例
であり、予め設定された白の画素数Wi又は黒の画素数
Bjの判定基準値DRと、計算対象枠F上の白の画素数
Wiや黒の画素数Bjとの比較処理に基づいて計測異常
を発生するものである。例えば、アラーム部25は,予
め設定された白の画素数Wiの判定基準値DRと計算対
象枠F上の白の画素数Wiとの第1の比較処理及び黒の
画素数Bjの判定基準値DRと計算対象枠F上の黒の画
素数Bjとの第2の比較処理に基づいて計測異常を発生
する。これにより、対象物10の認識をすることができ
ない場合やその認識処理不能の場合に、警報データDa
に基づいて画像計測システム29から直接,外部に警報
をすることができ、本発明の第3の画像処理装置が構成
される。
【0061】また、信号処理部32はテレビカメラ28
から出力されるアナログ映像信号Sを二値化する,例え
ば、A/D変換回路やその閾値回路から成り、その結果
として、白黒階調に係る画像データDinが得られる。
【0062】メモリ部33は、画像データDinを一時記
憶したり、計算対象枠Fの設定,画素の計数,計測不能
に係る警報等に係る各種制御データや判定基準値DRを
記憶するものである。
【0063】これにより、画像計測システム29におい
て、計算対象枠F上の白の画素数Wi及び黒の画素数B
jに基づいて該計算対象枠内の画像取得対象16の色調
を自動識別することができる。
【0064】また、CPU30は制御手段20の一実施
例であり、ロボットハンド27,テレビカメラ28及び
画像計測システム29の入出力を制御するものである。
例えば、駆動制御部31に駆動制御データDmを出力し
たり、アラーム部35に警報データDaを出力する。な
お、駆動制御部31は駆動制御データDmに基づいてロ
ボットハンド27をX,Y,Z方向に駆動制御をするも
のである。
【0065】このようにして、本発明の各実施例に係る
画像処理装置を応用したロボット制制御装置によれば、
図3に示すように、ロボットハンド27,テレビカメラ
28,画像処理システム29,CPU30及び駆動制御
部31が具備され、該画像処理システム29がデータバ
ス34に接続された計算枠設定エディタ21,画素計数
エディタ22,データ比較部23,演算部24,信号処
理部32及びメモリ部33等から成っている。
【0066】例えば、対象物10に係わり各種教示作業
をする場合に、CPU30を介してロボットハンド27
が対象物10の領域上に移動され、その対象物10の画
像がテレビカメラ28により取得される。また、対象物
10の位置情報が画像処理システム29により計測され
る。
【0067】この際に、本発明の第1〜第3の画像処理
装置から成る画像処理システム29により計算対象枠F
上の白の画素数Wi及び黒の画素数Bjに基づいて該計
算対象枠内の画像取得対象16の色調が自動識別処理さ
れる。例えば、メモリ部32の領域上に展開された画像
取得対象16に計算枠設定エディタ21により計算対象
枠Fが設定される。
【0068】また、該画像取得対象16に設定された計
算対象枠上の白の画素数Wi〔i=1,2,3…〕又は
黒の画素数Bj〔j=1,2,3…〕が画素計数エディ
タ22により計数され、計算対象枠F上の白の画素数W
iや黒の画素数Bjがデータ比較部23により比較され
る。
【0069】このため、対象物10の色につき、事前に
黒又は白が明確になっていない場合であっても、計算対
象枠F上の未知の画素について、計算対象枠F内の画像
取得対象16の色調を自動識別する画像処理装置を採用
することにより、対象物10の正確な重心座標値を高速
に演算することができる。
【0070】これにより、ロボット作業部17の位置決
め処理の高速化を図ることが可能となる。また、制御系
における対象物10の重心位置の誤認識が皆無に等しく
なり、以後の教示作業に際に、ロボット作業部11を対
象物10に衝突させたり、それを転倒させる等の制御ミ
スを極力阻止することが可能となる。
【0071】次に、本発明の各実施例に係る対象物を認
識し、それを把持するロボット制御装置について、当該
装置の画像計測システム29の動作を補足しながら説明
をする。
【0072】図4は、本発明の第1の実施例に係る対象
物を認識する画像処理のフローチャートであり、図5は
そのフローチャートの補足説明図をそれぞれ示してい
る。例えば、図3に示すように対象物10を認識して、
それを把持する場合、図4において、まず、ステップP
1でロボットハンド27を対象物10の領域上に移動す
る。この際に、CPU30から駆動制御部31に、駆動
制御データDmが出力されると、該制御データDmに基
づいて駆動制御部31によりロボットハンド27がX,
Y,Z方向に駆動制御される。これにより、ロボットハ
ンド27の側面に固定されたテレビカメラ28が移動さ
れ、対象物10の領域上に移動される。
【0073】次に、ステップP2でテレビカメラ28の
取付け領域下の対象物10の画像取得処理をする。この
際に、テレビカメラ28により対象物10の画像が取得
され、そのアナログ映像信号Sが画像処理システム29
に出力される。
【0074】次いで、ステップP3でカメラ入力画像を
適当なレベルにより二値化する。この際に、信号処理部
32により、テレビカメラ28から出力されたアナログ
映像信号Sが二値化され、その白黒階調に係る画像デー
タDinが出力される。この画像データDinがメモリ部3
3に一時格納される。
【0075】例えば、図5(a)において、その二値化
された画像データDinに基づいてモニタ表示をすると、
対象物10の画像と対象物以外の物体9の画像から成る
画像取得対象16が得られる。
【0076】さらに、ステップP4で対象物10が最も
存在しそうな位置に計算対象枠Fを設定する。この際
に、CPU30を介して画像処理システム29の計算枠
設定エディタ21により、図5(b)に示すような画像
取得対象16に計算対象枠Fが設定される。
【0077】次に、ステップP5で計算対象枠F上の画
素について、白の画素数Wiと黒の画素数Bjを計数す
る。この際に、画素計数エディタ22により画像取得対
象16に設定された計算対象枠F上の白の画素数Wi
〔i=1,2,3…〕又は黒の画素数Bj〔j=1,
2,3…〕が計数される。
【0078】その後、ステップP6で計算対象枠F上の
画素について、白の画素数Wiと黒の画素数Wjとの比
較処理をする。この際に、白の画素数Wiが黒の画素数
Bjよりも多い場合又は白の画素数Wiと黒の画素数W
jとが等しい場合(YES)には、ステップP7に移行す
る。
【0079】また、白の画素数Wiが黒の画素数Bjよ
りも少ない場合,すなわち、黒の画素数Bjが白の画素
数Wiよりの多い場合(NO)には、ステップP8に移
行する。なお、計算対象枠F上の画素については、例え
ば、メモリ部33に展開された画像データDinに基づい
て、データ比較部23により白の画素数Wiと黒の画素
数Wjとが直接比較される(図2(b)参照)。
【0080】ここで、計算対象枠F上の画素について、
白の画素数Wiが黒の画素数Bjよりも多い場合(YE
S)には、ステップP7で該計算対象枠Fの内部を対象
に、黒の画素を「1」,白の画素に「0」をそれぞれ重
み付けして対象画像の重心座標Xg,Ygを求める。こ
の際に、画像データDinに基づいて対象物10の色と見
られる黒を「1」,白を「0」の重み付けをしてX軸方
向,Y軸方向,についてそれぞれ(1),(2)式によ
り平均計算をする。
【0081】
【数1】
【0082】これにより、演算部24を介して対象物1
0の重心座標Xg,Ygを求めることができる。ここ
で、fiはそのi番目の画素が黒の時「1」、白の時
「0」,xi,yiはその画素のX,Y軸の座標値であ
り、nは画面内の全画素数を表している。また、分母の
値はその物体の画素数,すなわち、面積を表している。
【0083】なお、ステップP6で計算対象枠F上の画
素について、白の画素数Wiが黒の画素数Bjよりも少
ない場合(NO)には、ステップP8に移行して該計算
対象枠Fの内部を対象に、黒の画素を「0」,白の画素
に「1」をそれぞれ重み付けして対象画像の重心座標X
g,Ygを求める。この際に、ステップP7と同様に演
算部24を介して対象物10の重心座標Xg,Ygを求
める。
【0084】その後、ステップP9で先に求めた重心座
標Xg,Ygを対象物の重心位置XG,YGとして認識
し、以後の各種作業を行う。この際に、ロボットハンド
27により対象物10に係わり各種教示作業が行われ
る。例えば、駆動制御データDmに基づいて駆動制御部
31を介して、ロボットハンド27がテレビカメラ28
の取付けオフセット分だけX,Y方向に移動され、その
後、それがZ方向に駆動制御され、対象物10が把持さ
れる。
【0085】このようにして、本発明の第1の実施例に
係る対象物を認識するロボット制御装置の画像計測方法
によれば、図4の処理フローチャートに示すように、ス
テップP6で計算対象枠F上の白の画素数Wiと黒の画
素数Bjとが比較処理される。
【0086】このため、図2(b)に示すように、計算
対象枠F上の白の画素数Wiと黒の画素数Bjとが直接
比較されることにより、白の画素数Wiが黒の画素数B
jよりも多い場合には、対象物10の色は黒として、該
計算対象枠F内の画像取得対象16の色調を自動識別す
ることが可能となる。
【0087】また、逆に、黒の画素数Biが白の画素数
Wiよりも多い場合には、対象物10の色は白として、
該計算対象枠F内の画像取得対象16の色調を自動識別
することが可能となる。これにより、ステップP7やP
8で当該自動識別処理に基づいて計算対象枠F内の対象
画像の重心座標値が演算部24により演算される。
【0088】このことで、対象物10の色が黒又は白、
その周辺の背景色が白又は黒とする識別条件を設定(仮
定)しない場合,すなわち、対象物10が未知の色の場
合について、それを認識する要求があった場合にも、画
像取得対象16の色調識別処理を容易に実行することが
可能となる。
【0089】例えば、対象物10の実際の色が黒であっ
て、その周辺の背景色が白とする画像取得状態(被写
体)において、当該画像処理装置に識別条件が仮定され
なっかた場合であっても、計算対象枠F上の白の画素数
Wiと黒の画素数Bjとがデータ比較部23により比較
されることから、ステップP7やP8で従来例のような
対象物10の色が白=「0」、その周辺の背景色が黒=
「1」とする誤った画像処理を無くすことができる。
【0090】これにより、ステップP9で対象画像の正
しい重心座標値の演算処理を行うことが可能となり、正
確な対象画像の重心座標Xg,Ygによって対象物10
の重心位置XG,YGを決定することが可能となる。こ
のことで、各種計測情報の演算に係り画像計測処理の信
頼性の向上を図ることが可能となる。
【0091】(2)第2の実施例の説明 図6は、本発明の第2の実施例に係る対象物を認識する
画像処理のフローチャートであり、図7はその他実施例
に係るフローチャートの補足説明図をそれぞれ示してい
る。
【0092】図6において、第1の実施例と異なるのは
第2の実施例では、計算対象枠F上の白の画素数Wiに
ついて、その判定基準値DRと比較結果によりアラーム
処理をするものである。
【0093】すなわち、ステップP1で第1の実施例と
同様に、ロボットハンド27を対象物10の領域上に移
動し、次に、ステップP2で対象物10の画像取得処理
をする。また、ステップP2でカメラ入力画像を適当な
レベルにより二値化をし、ステップP3で対象物がもっ
とも有りそうなところに第1の計算対象枠Fを設定する
(図7(a)参照)。これまでは、第1の実施例と同様
である。
【0094】次に、ステップP6で計算対象枠F上の白
の画素数Wiを計数する。この際に、該画像取得対象1
6に設定された計算対象枠上の白の画素数Wi〔i=
1,2,3…〕が画素計数エディタ22により計数され
る。
【0095】さらに、ステップP7で計算対象枠F上の
白の画素数Wiとその判定基準値DRとの比較処理をす
る。この際に、該対象枠F上の白の画素数Wiがその判
定基準値DRよりも少ないか,又はそれが判定基準値D
Rと等しい場合(YES)には、ステップP8に移行す
る。ここで、データ比較部23により、予め設定された
白の画素数Wiの判定基準値DRと計算対象枠F上の白
の画素数Wiとが比較される。
【0096】また、該対象枠F上の白の画素数Wiがそ
の判定基準値DRよりも多い場合(NO)には、異常終
了をする。なお、アラーム部25により、比較結果に基
づいて計測異常が発生される。
【0097】従って、図7(a)に示す画像取得対象1
6ような場合には、ステップP7で該対象枠F上の白の
画素数Wiがその判定基準値DRよりも少ない場合(Y
ES)に該当することから、ステップP8で計算対象枠F
の内部を対象に、黒を「1」,白を「0」として重み付
けをし、対象画像の重心座標値Xg,Ygを求める。こ
の際に、第1の実施例と同様に、演算部24を介して対
象物10の重心座標Xg,Ygが求められる。
【0098】これにより、ステップP9で先に求めた重
心座標Xg,Ygを対象物10の重心位置XG,YGと
して認識し、以後の各種教示作業を行う。なお、その他
の処理は第1の実施例と同様であるため、その説明を省
略する。
【0099】このようにして、本発明の第2の実施例に
係る対象物を認識するロボット制御装置の画像計測方法
によれば、図6の処理フローチャートに示すように、ス
テップP7で予め設定された白の画素数Wiの判定基準
値DRと計算対象枠F上の白の画素数Wiとがデータ比
較部23により比較処理されている。
【0100】このため、計算対象枠F上の未知の画素に
ついて、該計算対象枠F内の対象画像の色の画素と反対
の色の画素の画素数,すなわち、本発明の実施例では白
の画素数Wiを計数し、その画素数Wiが判定基準値D
R,例えば、零又は一定の許容できる数以下の場合に
は、「良」とし、それ以外の場合には「不良」,すなわ
ち、対象物以外の物体9の一部が当該計算対象枠F内の
対象画像に重なっているか,又は、対象物10自身が計
算対象枠Fからはみ出している状態として異常判定終了
をすることが可能となる。
【0101】このことで、対象物10の色が既知の場合
であっても、当該異常判定は演算処理を行わずに終了
し、それ以外の場合には、ステップP8で計算対象枠F
内の対象画像の重心座標値が演算部24により第1の実
施例と同様に演算を継続することが可能となる。
【0102】これにより、第1の実施例と同様に対象画
像の正しい重心座標値の演算処理を行うことが可能とな
り、ステップP9で正確な対象画像の重心座標値Xg,
Ygによって対象物10の重心位置XG,YGを決定す
ることが可能となる。
【0103】なお、該重心座標値の計測不能に陥った場
合にはアラーム部25により警報等を発することで、当
該画像計測系において異常が発生した旨を上位の制御系
に知らしめ、従来例のような制御ミス等を事前に阻止す
ることが可能となる。
【0104】(3)第3の実施例の説明 図8は、本発明の第3の実施例に係る対象物を認識する
画像処理のフローチャートをそれぞれ示している。
【0105】図8において、第1,第2の実施例と異な
るのは第3の実施例では、予め設定された白の画素数W
i及び黒の画素数Bjの判定基準値DRと計算対象枠F
上の白の画素数Wi及び黒の画素数Bjとの比較処理に
基づいて、アラーム部25により計測異常終了を行うも
のである。
【0106】すなわち、図8において、ステップP1で
第1,第2の実施例と同様に、ロボットハンド27を対
象物10の領域上に移動し、ステップP2でその対象物
10に係る画像取得処理をする。また、ステップP3で
カメラ入力画像を適当なレベルにより二値化し、さら
に、ステップP4で対象物がもっとも有りそうなところ
に計算対象枠Fを設定する。ここで、図7(b)に示す
ように計算対象枠Fが画像取得対象16に設定される。
【0107】次に、ステップP5で第1の実施例と同様
に、計算対象枠F上の画素について、白の画素数Wiと
黒の画素数Bjを計数する。この際に、画素計数エディ
タ22により画像取得対象16に設定された計算対象枠
F上の白の画素数Wi〔i=1,2,3…〕又は黒の画
素数Bj〔j=1,2,3…〕が計数される。
【0108】その後、ステップP6で計算対象枠F上の
画素について、白の画素数Wiと黒の画素数Wjとの比
較処理をする。この際に、白の画素数Wiが黒の画素数
Bjよりも多い場合又は白の画素数Wiと黒の画素数W
jとが等しい場合(YES)には、ステップP7に移行す
る。
【0109】また、白の画素数Wiが黒の画素数Bjよ
りも少ない場合,すなわち、黒の画素数Bjが白の画素
数Wiよりの多い場合(NO)には、ステップP8に移
行する。なお、計算対象枠F上の画素については、例え
ば、メモリ部33に展開された画像データDinに基づい
て、データ比較部23により白の画素数Wiと黒の画素
数Wjとが直接比較される(図2(b)参照)。
【0110】ここで、計算対象枠F上の画素について、
白の画素数Wiが黒の画素数Bjよりも多い場合(YE
S)には、ステップP7で計算対象枠F上の白の画素数
Wiとその判定基準値DRとの比較処理をする。この際
に、該対象枠F上の白の画素数Wiがその判定基準値D
Rよりも少ないか,又はそれが判定基準値DRと等しい
場合(YES)には、ステップP8に移行する。ここで、
データ比較部23により、予め設定された白の画素数W
iの判定基準値DRと計算対象枠F上の白の画素数Wi
とが比較される(第1の比較処理)。
【0111】また、該対象枠F上の白の画素数Wiがそ
の判定基準値DRよりも多い場合(NO)には、異常終
了をする。なお、アラーム部25により、比較結果に基
づいて計測異常が発生される。
【0112】従って、図7(a)に示す画像取得対象1
6のような場合には、ステップP7で該対象枠F上の黒
の画素数Bjがその判定基準値DRよりも少ない場合
(YES)に該当することから、ステップP8で計算対象
枠Fの内部を対象に、黒を「1」,白を「0」として重
み付けをし、対象画像の重心座標値Xg,Ygを求め
る。この際に、第1の実施例と同様に、演算部24を介
して対象物10の重心座標Xg,Ygが求められる。
【0113】なお、ステップP6で、計算対象枠F上の
画素について、黒の画素数Bjが白の画素数Wiよりも
多い場合(NO)には、ステップP9で計算対象枠F上
の黒の画素数Bjとその判定基準値DRとの比較処理を
する。この際に、該対象枠F上の黒の画素数Bjがその
判定基準値DRよりも少ないか,又はそれが判定基準値
DRと等しい場合(YES)には、ステップP10に移行す
る。ここで、データ比較部23により、予め設定された
黒の画素数Bjの判定基準値DRと計算対象枠F上の黒
の画素数Bjとが比較される(第2の比較処理)。
【0114】また、該対象枠F上の黒の画素数Bjがそ
の判定基準値DRよりも多い場合(NO)には、異常終
了をする(図7(b)参照)。なお、アラーム部25に
より、比較結果に基づいて計測異常が発生される。
【0115】従って、図7(b)に示す画像取得対象1
6のような場合には、ステップP10で該対象枠F上の白
の画素数Wiがその判定基準値DRよりも少ない場合
(YES)に該当することから、ステップP10で計算対象
枠Fの内部を対象に、白を「1」,黒を「0」として重
み付けをし、対象画像の重心座標値Xg,Ygを求め
る。この際に、第1の実施例と同様に、演算部24を介
して対象物10の重心座標Xg,Ygが求められる。
【0116】これにより、ステップP11で先に求めた重
心座標値Xg,Ygを対象物10の重心位置XG,YG
として認識し、各種作業を行う。なお、その他の構成は
第1,第2の実施例と同様であるため、その説明を省略
する。
【0117】このようにして、本発明の第3の実施例に
係る対象物を認識するロボット制御装置の画像計測方法
によれば、図8の処理フローチャートに示すように、ス
テップP6の計算対象枠F上の白の画素数Wiと黒の画
素数Bjとの比較処理に基づいて、ステップP7やP9
で予め設定された白の画素数Wi又は黒の画素数Bjの
判定基準値DRと計算対象枠F上の白の画素数Wiや黒
の画素数Bjとの比較処理(第1,第2の比較処理)に
基づいて計測異常終了をしている。
【0118】このため、計算対象枠F上の未知の画素に
ついて、計算対象枠F上の白の画素数Wiや黒の画素数
Bjの計数結果が予め設定された白の画素数Wi又は黒
の画素数Bjの判定基準値DRを満足しない場合には、
計測異常終了時に当該重心座標値の計測不能に陥った旨
の警報等がアラーム部25により発生される。
【0119】この際に、予め設定された白の画素数Wi
の判定基準値DRと計算対象枠F上の白の画素数Wiと
の第1の比較処理及び黒の画素数Bjの判定基準値DR
と計算対象枠F上の黒の画素数Bjとの第2の比較処理
に基づいて計測異常がアラーム部25により発生され
る。
【0120】これにより、当該画像処理装置の上位の制
御系に知らしめ、事前に制御ミス等を阻止することが可
能となる。このことで、第1,第2の実施例と同様に、
対象物10の計測情報を正確に演算することが可能とな
る。
【0121】なお、本発明の画像処理装置をロボット制
御装置の目に適用した実施例について述べたが、パター
ン認識処理やその他の画像処理に適用した場合にも、同
様な効果が得られる。また、計算対象枠Fは四角形状の
場合について説明したが、円形や楕円形等の任意形状で
も同様に適用可能である。
【0122】さらに、各実施例では計測値として重心座
標と面積について説明をしたが、その他の計測値,例え
ば、慣性主軸角度や等価楕円長径/短径などを用いて計
算対象枠Fの内部に係わり演算処理をしても良い。
【0123】なお、各実施例ではX軸,Y軸の二次元画
像に係る計測処理の場合について説明をしたが、CTス
キャナなどの立体画像に係る計測処理の場合についても
適用可能である。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像処理
装置によれば、範囲設定手段,計数手段,比較手段及び
演算手段が具備され、該比較手段が計算対象枠上の白の
画素数と黒の画素数とを比較している。
【0125】このため、比較手段により計算対象枠上の
白の画素数と黒の画素数とが比較され、白の画素数が黒
の画素数よりも多い場合には、対象物の色は黒として、
また、逆に、黒の画素数が白の画素数よりも多い場合に
は、対象物の色は白として、該対象枠内の画像取得対象
の色調を自動識別することが可能となる。このことで、
対象物の色が黒又は白、その周辺の背景色が白又は黒と
する識別条件を設定しない未知の色の場合について、そ
れを容易に認識することが可能となる。
【0126】また、本発明の画像処理装置によれば、予
め設定された白の画素数又は黒の画素数の判定基準値と
計算対象枠上の白の画素数や黒の画素数とが比較手段に
より比較される。
【0127】このため、計算対象枠上の未知の画素につ
いて、対象物以外の物体の一部が当該計算対象枠内の対
象画像に重なっているか,又は、対象物自身が計算対象
枠からはみ出している状態として異常判定をすることが
可能となる。
【0128】さらに、本発明の画像処理装置によれば予
め設定された白の画素数又は黒の画素数の判定基準値と
計算対象枠上の白の画素数や黒の画素数との比較処理に
基づいて計測異常を発生する警報手段が設けられる。
【0129】このため、計算対象枠上の未知の画素につ
いて、計算対象枠上の白の画素数や黒の画素数の計数結
果が予め設定された白の画素数又は黒の画素数の判定基
準値を満足しない場合には、当該重心座標値の計測不能
に陥った旨の警報等が警報手段により発生される。この
ことで、当該画像処理装置の上位の制御系に知らしめ、
事前に制御ミス等を阻止することが可能となる。
【0130】これにより、対象画像の正しい重心座標値
の演算処理を行うことが可能となり、正確な対象画像の
重心座標値によって対象物の重心位置を決定することが
可能となる。
【0131】また、本発明のロボット制御装置によれ
ば、ロボット作業部,画像取得手段,画像計測手段及び
制御手段が具備され、該画像計測手段が本発明の画像処
理装置から成っている。
【0132】このため、対象物の色につき、事前に黒又
は白が明確になっていない場合であっても、計算対象枠
上の未知の画素について、計算対象枠内の画像取得対象
の色調を自動識別することができるので、該対象物の正
確な重心座標値の演算をすることができる。このことか
ら、従来例のように、予め、対象物の色に係わり事前に
黒又は白を仮定することなく、その計測情報を正確に演
算すること、及び、高速に認識をすることが可能とな
る。
【0133】これにより、高信頼度の画像計測装置及び
それを応用した高性能の物体認識機能を具備するロボッ
ト制御装置の提供に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置及びロボット制御装
置の原理図(その1)である。
【図2】本発明に係る画像処理装置及びロボット制御装
置の原理図(その2)である。
【図3】本発明の実施例に係る画像処理装置を応用した
ロボット制御装置の構成図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係る対象物を認識する
画像処理のフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施例に係るフローチャートの
補足説明図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係る対象物を認識する
画像処理のフローチャートである。
【図7】本発明のその他の実施例に係るフローチャート
の補足説明図である。
【図8】本発明の第3の実施例に係る対象物を認識する
画像処理のフローチャートである。
【図9】従来例に係るロボット制御装置の物体認識方法
の説明図である。
【図10】従来例に係る問題点を説明する対象物の取得画
像図である。
【符号の説明】
11…範囲設定手段、 12…計数手段、 13…比較手段、 14…演算手段、 15…警報手段、 17…ロボット作業部、 18…画像取得手段、 19…画像計測手段、 20…制御手段、 F…計算対象枠、 DR…判定基準値、 Wi〔i=1,2,3…〕…白の画素、 Bj〔j=1,2,3…〕…黒の画素。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像取得対象(16)に計算対象枠
    (F)を設定する範囲設定手段(11)と、前記画像取
    得対象(16)に設定された計算対象枠上の白の画素数
    (Wi〔i=1,2,3…〕)又は黒の画素数(Bj
    〔j=1,2,3…〕)を計数する計数手段(12)
    と、前記計算対象枠(F)上の白の画素数(Wi)や黒
    の画素数(Bj)を比較する比較手段(13)と、前記
    計算対象枠(F)内の対象画像の重心座標値を演算する
    演算手段(14)とを具備し、前記計算対象枠(F)上
    の白の画素数(Wi)及び黒の画素数(Bj)に基づい
    て該計算対象枠(F)内の画像取得対象(16)の色調
    を識別することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置において、
    前記比較手段(13)が計算対象枠(F)上の白の画素
    数(Wi)と黒の画素数(Bj)とを比較することを特
    徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像処理装置において、
    前記比較手段(13)が,予め設定された白の画素数
    (Wi)又は黒の画素数(Bj)の判定基準値(DR)
    と前記計算対象枠(F)上の白の画素数(Wi)や黒の
    画素数(Bj)とを比較することを特徴とする画像処理
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像処理装置において、
    予め設定された白の画素数(Wi)又は黒の画素数(B
    j)の判定基準値(DR)と前記計算対象枠(F)上の
    白の画素数(Wi)や黒の画素数(Bj)との比較処理
    に基づいて計測異常を発生する警報手段(15)が設け
    られることを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の画像処理装置において、
    前記警報手段(15)が,予め設定された白の画素数
    (Wi)の判定基準値(DR)と前記計算対象枠(F)
    上の白の画素数(Wi)との第1の比較処理及び前記黒
    の画素数(Bj)の判定基準値(DR)と前記計算対象
    枠(F)上の黒の画素数(Bj)との第2の比較処理に
    基づいて計測異常を発生することを特徴とする画像処理
    装置。
  6. 【請求項6】 対象物(10)に係わり各種教示作業を
    するロボット作業部(17)と、前記対象物(10)の
    画像を取得する画像取得手段(18)と、前記対象物
    (10)の位置情報を計測する画像計測手段(19)
    と、前記ロボット作業部(17),画像取得手段(1
    8)及び画像計測手段(19)の入出力を制御する制御
    手段(20)とを具備し、前記画像計測手段(19)が
    請求項1〜5記載の画像処理装置から成ることを特徴と
    するロボット制御装置。
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