JPH05314589A - テープ駆動装置 - Google Patents

テープ駆動装置

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JPH05314589A
JPH05314589A JP4117291A JP11729192A JPH05314589A JP H05314589 A JPH05314589 A JP H05314589A JP 4117291 A JP4117291 A JP 4117291A JP 11729192 A JP11729192 A JP 11729192A JP H05314589 A JPH05314589 A JP H05314589A
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tape
speed
reel
pressure
capstan
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JP4117291A
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與治 ▲高▼井
Tomoji Takai
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープ走行系の小型化できるテープ駆動装置
を提供する。 【構成】 キヤプスタン12は、ドライバ44の出力V
a,Vbに駆動される超音波キヤプスタンモータ12a
により回転し、テープ16を走行させる。サーボ回路4
2は、信号FGとRef、または信号PGとCNTを同
期させるように、信号SRVにより、キヤプスタン12
の回転数を調整し、テープ16の走行速度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープ駆動装置に関し、
例えば、磁気記録再生装置におけるテープ駆動装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図11,図12は磁気記録再生装置にお
ける従来のテープ駆動装置の構成を示す図である。図1
1において、1は回転ドラム、2はキヤプスタン、3は
ピンチローラ、4a〜4dは垂直ガイドローラ、5a,
5bは傾斜ポスト、6は磁気テープ、7はカセツトケー
ス、8は供給リール、9は巻取リールである。
【0003】図11はカセツトケース7が装着されテー
プローデイング前の状態を示し、磁気テープ6は、垂直
ガイドローラ4b,4c、傾斜ポスト5a,5b、およ
びピンチローラ3によつて、カセツトケース7から引出
されテープローデイングされる。図12はテープローデ
イング完了の状態を示し、磁気テープ6は、傾斜ポスト
5a,5bによつて、回転ドラム1に斜めに巻付けられ
る。
【0004】磁気テープ6は、供給リール8と巻取リー
ル9の回動によつて、駆動されテープ走行するが、磁気
テープ6を順送りする場合は、磁気テープ6がピンチロ
ーラ3とキヤプスタン2に挟まれ、テープ走行速度が制
御される。また、早送りの場合と巻戻しの場合は、ピン
チローラ3はキヤプスタン2から離れるので、磁気テー
プ6を高速テープ走行させることができる。
【0005】また、図17は磁気記録再生装置における
従来のテープ駆動装置の構成を示すブロツク図である。
図17において、1は回転ドラム、6は磁気テープ、8
は供給リール、9は巻取リールである。105と106
はそれぞれテンシヨン検出器で、磁気テープ6のテンシ
ヨンを検出し、118は速度検出器で、磁気テープ6の
走行速度を検出する。
【0006】107,110,111はそれぞれスイツ
チで、互いに連動している。117は供給側リールモー
タで、供給リール8のリール軸を直接駆動し、114は
巻取側リールモータで、巻取リール9のリール軸を直接
駆動する。順方向走行の場合、磁気テープ6は、供給リ
ール8から送出され、巻取リール9に巻取られる。磁気
テープ6のテンシヨンは、供給側はテンシヨン検出器a
105で、巻取側はテンシヨン検出器b106で検出さ
れ、ともにスイツチ107へ入力される。順方向走行の
場合、スイツチ107は、b端側へ接続して、テンシヨ
ン検出器b106の検出信号を出力する。また、逆方向
走行の場合、スイツチ107は、a端側へ接続して、テ
ンシヨン検出器a105の検出信号を出力する。
【0007】108は減算器aで、スイツチ107から
出力されたテンシヨン検出信号と、テンシヨン基準値1
09との差を、テンシヨン誤差信号として出力する。1
19は減算器で、速度検出器118から出力された速度
検出信号と、速度基準値120との差を、速度誤差信号
として出力する。112と115はループフイルタで、
スイツチ110と111を介して、それぞれ誤差信号の
一方を入力して、サーボループの動作を安定させるため
の位相利得補償を行う。すなわち、順方向走行の場合
は、ループフイルタa112はテンシヨン誤差信号を入
力し、ループフイルタb115は速度誤差信号を入力す
る。また、逆方向走行の場合は、ループフイルタa11
2は速度誤差信号を入力し、ループフイルタb115は
テンシヨン誤差信号を入力する。
【0008】113と116はドライバで、それぞれル
ープフイルタ112と115の出力に応じて、それぞれ
リールモータ114と117を駆動する。以上の構成に
よつて、従来のテープ駆動装置において、磁気テープ6
を送出す側のリールの回転は速度で制御され、磁気テー
プ6を巻取る側のリールの回転はテンシヨンで制御され
ていた。従つて、従来のテープ駆動装置において、テン
シヨン基準値109および速度基準値120を変更する
ことによつて、所望の速度でテープを走行させることが
できた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、次のような問題点があつた。すなわ
ち、図11,図12に示した上記従来例においては、磁
気テープ6を順送りする際、低速で安定したテープ走行
速度とするためには、低回転でかつ大きな回転トルクを
発生するモータが必要であつたため、キヤプスタンモー
タ2aを小さくすることができなかつた。従つて、キヤ
プスタンモータ2aの大きさは、垂直ガイドローラ4d
の配置に影響を及ぼし、テープ走行系全体を小さくでき
ない欠点があつた。
【0010】また、図17に示した上記従来例において
は、リールモータ114と117に、電磁力によつて回
転する一般的なモータを用いるが、低速で高トルクを得
るためには、リールモータが大型化する欠点があつた。
また、リールモータ114と117に、超音波モータを
使おうとすると、回転制御が難しく、さらに、静止時の
大きな保持力によつて、テープローデイングのときに磁
気テープ6を痛めるという欠点があつた。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決することを目的としたもので、前記課題を解決するた
めの一手段として以下の構成を備える。すなわち、進行
性振動波を発生する発生手段と、前記発生手段が発生し
た進行性振動波により回転体を回転させてテープを駆動
する駆動手段と、前記駆動手段の駆動するテープの走行
速度を制御するための制御手段と、前記制御手段の出力
に応じた圧力を前記回転体に印加する圧力手段とを備
え、前記制御手段は前記圧力手段に印加させる圧力によ
り前記回転体の回転を調整してテープの走行速度を制御
するテープ駆動装置とする。
【0012】
【作用】以上の構成により、テープ走行系が小型化でき
るテープ駆動装置を提供できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳
細に説明する。
【0014】
【第1実施例】図1は第1実施例のキヤプスタンの構造
例を示す一部破断正面図、図2は図1のキヤプスタンの
分解斜視図である。図1,図2において、21aは略ド
ーナツ状のステータ部材、21bは円盤状のステータ部
材で、その片面の中心には先端にねじが切られた円柱部
材21cを有し、ナツト22によつて、ステータ部材2
1aとステータ部材21bは螺合され、ステータ21を
構成する。また、ステータ部材21bの円柱部材21c
を有しないもう一方の面には、ドーナツ状の振動吸収材
28が接合されている。
【0015】ステータ21の円柱部材21cには、図2
に示すように下から順に、ドーナツ状の圧電素子23,
振動体24,電歪素子25、ベアリング26、円筒状の
金属ブツシユ27、ベアリング26、ドーナツ状の電歪
素子25,振動体24,圧電素子23が貫通し積み重な
つている。なお、2個のベアリング26は、金属ブツシ
ユ27の上下の内面部位27aに埋設され、円柱部材2
1cを軸として、金属ブツシユ27が回転可能としてい
る。
【0016】振動体25は、電歪素子24が発生する進
行性振動波を、金属ブツシユ27に伝達させるものであ
る。金属ブツシユ27は、電歪素子24が発生する進行
性振動波により回転し、ピンチローラ13との間に挟ん
だテープ16を駆動するものである。圧電素子23は、
金属ブツシユ27と下側の振動体25の接触圧を調整す
るものである。
【0017】以上のように、ステータ21は、電歪素子
24や振動体25などを支持するほか、円柱部材21c
とナツト22の螺合時の締付トルクによつて、電歪素子
24や振動体25などに適度な圧力を加えている。次
に、超音波モータの回転原理について説明する。図3は
超音波モータの回転原理を説明する図である。
【0018】図3において、24a,24b,24c,
24dは電歪素子24の各ドメインで、各ドメイン24
a〜24dは、図3に‘+’および‘−’の記号で示す
極性をもち、極性に対して電界が、順方向に加わると機
械的に伸び、逆方向に加わると機械的に縮む性質をも
ち、従つて、交番電界を加えると機械的振動を得ること
ができる。なお、各ドメインは、振動の波長をλとする
と、λ/4間隔で配設され、1組のドメイン24a〜2
4dはλ間隔で連続的に配設されている。
【0019】複数のドメイン24aと24cはすべて電
気的に並列接続され、ドメイン24a,24cと振動体
25の間には、交流電源31から電圧Vaが印加されて
いる。同様に、複数のドメイン24bと24dもすべて
電気的に並列接続され、ドメイン24b,24dと振動
体25の間には、交流電源31から移相器32を介し
て、Vaに比べ位相がπ/2ラジアンずれた電圧Vbが
印加されている。なお、電圧VaとVbは次の式のよう
に表される。
【0020】Va=Vo・sinωt Vb=Vo・sin(ωt±π/2) ただし、Vo:電圧の尖頭値 ω:角周波数 t:時間 ドメイン24a,24cの組合せだけに、電圧Vaを加
えると、図3(a)に示す機械的振動の定在波が発生す
る。また、ドメイン24b,24dの組合せだけに、電
圧Vbを加えると、同図(a)の振動に比べて位相がπ
/2ラジアンずれた、同図(b)に示す機械的振動の定
在波が発生する。
【0021】ドメイン24a,24cと、ドメイン24
b,24dとの両組合せに、それぞれ電圧VaとVbを
加えると、発生する振動波は進行性になる。同図(c)
は時間t=2nπ/ωのときの振動波の様子を表し、以
下同様に、同図(d)はt=π/(2ω)+2nπ/
ω、同図(e)はt=2π/(2ω)+2nπ/ω、同
図(f)はt=3π/(2ω)+2nπ/ωのときの振
動波の様子を表している。なお、n=0,1,2,3,
・・・である。すなわち、図3(c)から(f)に時間
を追つて示すように、振動波はx方向に進行し、また、
振動波は縦波と横波の両方からなる。
【0022】図4は振動体25と金属ブツシユ27の接
触状態の一例を示す要部拡大図である。図4に示すよう
に、振動体25と金属ブツシユ27は、圧力Pによつ
て、振動体25の振動の頂点部分で接触する。従つて、
金属ブツシユ27は、楕円運動する質点A,A’の縦振
幅成分uに駆動され、矢印Bの方向に移動する。このと
きの質点A,A’の頂点における速度νはωuで表さ
れ、金属ブツシユ27の移動速度ν’は、νに依存する
とともに、振動体25と金属ブツシユ27が圧力Pで加
圧接触していることによる摩擦駆動のため、質点A,
A’の横振幅成分wにも依存する。
【0023】すなわち、金属ブツシユ27の移動速度
ν’は、質点A,A’の楕円運動の大きさに比例し、質
点A,A’の楕円運動の大きさは、電歪素子24に加わ
る電圧Voと圧力Pに依存する。次に、金属ブツシユ2
7の移動速度ν’が、電歪素子24に加わる電圧Vo
と、圧力Pとに依存することを利用した回転トルク制御
について説明する。
【0024】図5は超音波モータの回転数nと回転トル
クTの関係の一例を示す図で、同図(a)は電圧Voを
一定,圧力Pをパラメタとした場合、同図(b)は電圧
Voを一定,角周波数ωをパラメタとした場合を示す。
図5に示すように、一定の回転数Nを保て、圧力Pまた
は角周波数ωを変えると、回転トルクTを変化させるこ
とができるが、回転数nが比較的小さい領域において
は、角周波数ωを変化させるよりも、圧力Pを変化させ
た方が回転トルクTの変化ΔTが大きい。従つて、角周
波数ωによる回転トルクTの制御も可能であるが、圧力
Pによる回転トルクTの制御の方が容易であり、以下の
説明では、圧力Pによる回転トルク制御の例を説明す
る。なお、本実施例において、角周波数ωによる回転ト
ルク制御を行つてもよいことはいうまでもない。
【0025】さて、圧力Pを調整するには、図1に示し
たステータ部材21bと、電歪素子24との間に挟んだ
圧電素子23に加える電圧Vcによつて行う。図6は圧
電素子23の発生する力Fと機械的伸びδの関係の一例
を示す図で、電圧Vcをパラメタとしている。図6に示
すように、圧電素子23のサイズが固定されれば、圧電
素子23が発生する力Fは、電圧Vcに比例するので、
金属ブツシユ27と振動体25とを接触させる圧力P
は、圧電素子23に加える電圧Vcによつて調整するこ
とができる。
【0026】従つて、金属ブツシユ27の回転トルクT
は、圧電素子23に加える電圧Vcによつて制御でき、
回転トルクTを制御することによつて、金属ブツシユ2
7の回転数Nを制御できる。以上、超音波モータの回転
原理と回転トルク制御について説明したが、次に、この
超音波モータをテープ駆動装置に応用した本実施例につ
いて説明する。
【0027】図7は本実施例の構成例を示すブロツク図
である。図7において、11は回転ドラム、12はキヤ
プスタン、13はピンチローラ、14a〜14dは垂直
ガイドローラ、15a,15bは傾斜ポスト、16は磁
気テープ、17はカセツトケース、18は供給リール、
19は巻取リールである。以上の構成部材の動作・機能
は従来と略同一であり、詳細な説明は省略する。
【0028】次に、41はコントロールヘツド、45は
CNT記録再生回路で、信号記録時には、テープ16へ
コントロール信号CNTを記録し、信号再生時には、テ
ープ16から信号CNTを再生し、CNT記録再生回路
45は、再生した信号CNTを出力する。42はサーボ
回路、回転ドラム11から信号PGと超音波キヤプスタ
ンモータ12aからキヤプスタン12の回転数を示す信
号FGと、コントロールヘツド41から信号CNTと、
基準信号回路43から基準信号Refとを入力して、信
号SRVを出力する。なお、信号SRVは、超音波キヤ
プスタンモータ12aの圧電素子23を駆動する。
【0029】44はドライバで、超音波キヤプスタンモ
ータ12aの電歪素子24を駆動する交流電圧Va,V
bを出力する。テープ16へ信号を記録する場合、サー
ボ回路42は、信号FGと基準信号Refが同期するよ
うに、信号SRVにより圧電素子23が発生する圧力P
を調整し、キヤプスタン12の回転数Nを制御する。
【0030】次に、テープ16から信号を再生する場
合、サーボ回路42は、信号PGと信号CNTが同期す
るように、信号SRVにより圧電素子23が発生する圧
力Pを調整し、キヤプスタン12の回転数Nを制御す
る。図8,図9は本実施例と、従来のテープ駆動装置と
の構成の違いの一例を示す図である。図8は従来のキヤ
プスタンモータ2aを用いたテープ駆動装置で、図9は
超音波キヤプスタンモータ12aを用いた本実施例であ
る。
【0031】図8に比べ図9の方がテープ16の走行距
離が短く、超音波キヤプスタンモータ12aの採用によ
り、テープ走行系の専有面積が小さくなる。以上説明し
たように、本実施例によれば、金属ブツシユ27と振動
体25の接触圧Pを調整する圧電素子23を、金属ブツ
シユ27とステータ21の間に設けることにより、金属
ブツシユ27の回転トルクTと回転数Nを容易に制御で
きる。さらに、上記の制御方法を用いた超音波モータ
を、キヤプスタンモータ12aとして用いることによ
り、テープ走行系の専有面積が小さいテープ駆動装置と
することができる。
【0032】
【第2実施例】前述の第1実施例においては、キヤプス
タン12および超音波キヤプスタンモータ12aを固定
し、テープ16のローデイング時に、ガイドポストやピ
ンチローラ3によつて、テープ16をカセツトケース1
7から引出し、キヤプスタン12に押付ける例を示した
が、第2実施例では、キヤプスタン52および超音波キ
ヤプスタンモータ52aを揺動可能とした例を示す。
【0033】なお、第2実施例において、第1実施例と
同様な構成については同一符号を付し、詳細な説明を省
略する。図10は本実施例の構成例を示す図である。5
2はキヤプスタン、52aは超音波キヤプスタンモータ
で、キヤプスタン52と超音波キヤプスタンモータ52
aは、52bを支点としてアーム52cにより、揺動す
るように設置されている。
【0034】53はピンチローラで、カセツトケース7
に回動可能に連結され、カセツトケース7の切欠部位7
aにおいて、キヤプスタン52と接するようになつてい
る。キヤプスタン52は、テープローデイング中や早巻
き/巻戻し中は、ピンチローラ53から離れていて、テ
ープ16を順送りをする場合には、テープ16をピンチ
ローラ53に押圧するように働く。
【0035】以上説明したように、本実施例によれば、
カセツトケース7内にピンチローラ53を連結し、さら
に、揺動可能なキヤプスタン52および超音波キヤプス
タンモータ12aを設置することにより、テープ走行系
の専有面積が小さいテープ駆動装置とすることができる
だけでなく、さらに、テープ走行系の設計自由度の大き
いテープ駆動装置とすることができる。
【0036】
【第3実施例】図13は第3実施例のリールモータの構
造例を示す一部破断正面図、図14は図13のリーフモ
ータの分解斜視図である。なお、本実施例の超音波モー
タによるリールモータは、第1実施例と略同様の回転原
理によつて回転し、第1実施例と略同様に回転トルクを
制御できる。従つて、以下では、回転原理および回転ト
ルク制御についての説明は省略する。
【0037】図13,図14において、135は略ドー
ナツ状のステータ固定台で、その中央部にはベアリング
140が嵌合されている。ベアリング140の中央に
は、その先端にねじが切られた円柱状の軸136が、ナ
ツト137によつて螺合されている。134はリング状
の圧電素子で、ステータ固定台135の外周近傍の上面
に載置されている。
【0038】132は略ドーナツ状のステータで、圧電
素子134の上面に載置されていて、その外周近傍の上
面には溝部位132aが設けられている。溝部位132
aには、リング状の電歪素子131が、その下面と溝部
位132aの底面とが接合するように組込まれている。
さらに、電歪素子131の上面には、リング状の振動体
130が積層されている。なお、溝部位132aの裏面
には、振動吸収材133が接合されている。
【0039】129は略円盤状のロータで、その中心は
軸136に軸支され、その外周近傍の下面にはリング状
の突起部位129aが設けられていて、該突起部位12
9aは振動体130の上面に接している。なお、ロータ
129とステータ132とは、電歪素子131と振動体
130の厚さによつて、所定の間隙で分離されている。
【0040】138は略円盤状のリール台で、軸136
によつて軸止されている。従つて、ロータ129が回動
すると、ともに軸136に軸止されるリール台138も
回動し、リール台138上に載置されたリールを駆動し
て、磁気テープ16を走行させる。振動体130は、電
歪素子131が発生する進行性振動波を、ロータ129
へ伝達するためのものである。
【0041】圧電素子134は、ロータ129と振動体
130との接触圧Pを調整するためのものである。以上
のように、軸136は、ロータ129やリール台138
などを軸止するほか、ナツト137との螺合時の締付ト
ルクによつて、電歪素子131や圧電素子134などに
適度な圧力を加えている。
【0042】次に、このリールモータをテープ駆動装置
に応用した本実施例について説明する。図15は本実施
例の構成例を示すブロツク図である。図15において、
11は回転ドラム、16は磁気テープ、18は供給リー
ル、19は巻取リールである。
【0043】205と206はそれぞれテンシヨン検出
器で、磁気テープ16のテンシヨンを検出し、218は
速度検出器で、磁気テープ16の走行速度を検出する。
207,210,211はそれぞれスイツチで、互いに
連動している。217は供給側リールモータで、図13
に示した超音波モータで構成され、供給リール18のリ
ール軸を直接駆動する。214は巻取側リールモータ
で、図13に示した超音波モータで構成され、巻取リー
ル19のリール軸を直接駆動する。
【0044】順方向走行の場合、磁気テープ16は、供
給リール18から送出され、巻取リール19に巻取られ
る。磁気テープ16のテンシヨンは、供給側はテンシヨ
ン検出器a205で、巻取側はテンシヨン検出器b20
6で検出され、ともにスイツチ207へ入力される。順
方向走行の場合、スイツチ207は、b端側へ接続し
て、テンシヨン検出器b206の検出信号を出力する。
また、逆方向走行の場合、スイツチ207は、a端側へ
接続して、テンシヨン検出器a205の検出信号を出力
する。
【0045】208は減算器aで、スイツチ207から
出力されたテンシヨン検出信号と、テンシヨン基準値2
09との差を、テンシヨン誤差信号として出力する。2
19は減算器bで、速度検出器218から出力された速
度検出信号と、速度基準値220との差を、速度誤差信
号として出力する。212と215はループフイルタ
で、スイツチ210と211を介して、それぞれ誤差信
号の一方を入力して、サーボループの動作を安定させる
ための位相利得補償を行う。すなわち、順方向走行の場
合は、ループフイルタa212はテンシヨン誤差信号を
入力し、ループフイルタb215は速度誤差信号を入力
する。また、逆方向走行の場合は、ループフイルタa2
12は速度誤差信号を入力し、ループフイルタb215
はテンシヨン誤差信号を入力する。
【0046】213と216はドライバで、それぞれリ
ールモータ214と217を構成する電歪素子131に
電圧を印加して、前述の超音波モータの動作原理によつ
て、リールモータ214と217を駆動する。221と
222はドライバで、それぞれループフイルタ212と
215からの誤差信号を入力して、それぞれリールモー
タ214と217を構成する圧電素子134に電圧を印
加して、前述の超音波モータの回転トルク制御によつ
て、リールモータ214と217の回転数と回転トルク
を制御する。
【0047】以上説明したように、本実施例によれば、
ロータ129と振動体130の接触圧Pを調整する圧電
素子134を、ロータ129とステータ135の間に設
けることにより、ロータ129の回転トルクTと回転数
Nを容易に制御でき、上記の制御方法を用いた超音波モ
ータを、リールモータとして用いることにより、テープ
走行系の専有面積が小さいテープ駆動装置とすることが
でき、かつ、磁気テープ16をローデイングする場合
に、磁気テープ16にダメージを与えることがない。
【0048】
【第4実施例】第3実施例では、図13に示した圧電体
134によつて、ロータ129と振動体130の接触圧
Pを調整して、ロータ129の回転トルクTと回転数N
とを制御する一例を示したが、第4実施例においては、
クラツチ機構によつて回転トルクTを制御する一例を示
す。
【0049】図16は第4実施例のリールモータの構造
例を示す一部破断正面図である。なお、図16に示した
第4実施例のリールモータにおいて、図13に示した第
3実施例のリールモータと略同一構成については、同一
符号を付して詳細説明を省略する。図16において、1
41は円柱状の小歯車で、ソレノイド144の可動軸に
接合されている。
【0050】142は略円盤状の大歯車で、軸136に
よつて回動自在に軸止され、大歯車142とリール台1
38とは同軸に接合され、リール台138は大歯車14
2とともに回動する。143はドーナツ状のフエルト材
で、ロータ129と大歯車142との間に挟持されてい
る。
【0051】本実施例のロータ129は、略円盤状の歯
車になつていて、ロータ129の回動は、小歯車141
を介して、大歯車142へ伝達する構成となつている。
すなわち、磁気テープ16をローデイングする場合、ソ
レノイド144によつて、小歯車141はロータ129
と大歯車142から分離され、ロータ129から大歯車
142への回動の伝達が断たれる。続いて、ローデイン
グ終了後、磁気テープ16を走行させる場合は、ソレノ
イド144によつて、小歯車141はロータ129と大
歯車142へ噛合わされ、ロータ129から大歯車14
2への回動の伝達される。なお、この場合の回転トルク
制御は、電歪素子131に印加する電圧によつて行う。
【0052】また、フエルト材143は、ローデイング
時に、引出される磁気テープ16の慣性によつて、リー
ル台138が回転し過ぎるのを防ぐためのものである。
図15に示すように、ロータ129と台歯車142の間
へフエルト材143を挟むと、ローデイング中は静止し
ているロータ129との接触摩擦によつて、リール台1
38が回転し過ぎるのを防ぐことができる。
【0053】また、ロータ129と振動体130との摩
擦係数に比べて、フエルト材143とロータ129との
摩擦係数は約1/3、さらに、ロータ129と振動体1
30との接触位置に比べて、フエルト材143とロータ
129との接触位置は回転半径で約1/2であるから、
アンローデイング時におけるフエルト材143による回
転トルクは、ロータ129の回転トルクの約1/6程度
であり、磁気テープ16へダメージを与えることなくア
ンローデイングできる。
【0054】以上説明したように、本実施例によれば、
小歯車141によつて、ロータ129の回転トルクをリ
ール台138に伝達/非伝達とすることができ、さら
に、ローデイング/アンローデイング時には、フエルト
材143によつて、適切な回転トルクをリール台138
に与えることができるので、磁気テープ16にダメージ
を与えることがなく、かつ、上記の制御方法を用いた超
音波モータを、リールモータとして用いることにより、
テープ走行系の専有面積が小さいテープ駆動装置とする
ことができ、なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。
【0055】また、本発明は、システムあるいは装置に
プログラムを供給することによつて達成される場合にも
適用できることはいうまでもない。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
テープ走行系が小型化できるテープ駆動装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例のキヤプスタンの構造例
を示す一部破断正面図である。
【図2】図1のキヤプスタンの分解斜視図である。
【図3】超音波モータの回転原理を説明する図である。
【図4】本実施例の振動体と金属ブツシユの接触状態の
一例を示す要部拡大図である。
【図5】超音波モータの回転数と回転トルクの関係の一
例を示す図である。
【図6】圧電素子の発生する力と機械的伸びの関係の一
例を示す図である。
【図7】本実施例の構成例を示すブロツク図である。
【図8】本実施例と従来のテープ駆動装置との構成の違
いの一例を示す図である。
【図9】本実施例と従来のテープ駆動装置との構成の違
いの一例を示す図である。
【図10】本発明に係る第2実施例の構成例を示す図で
ある。
【図11】従来例のテープ駆動装置を示す図である。
【図12】従来例のテープ駆動装置を示す図である。
【図13】本発明に係る第3実施例のリールモータの構
造例を示す一部破断正面図である。
【図14】図13のリールモータの分解斜視図である。
【図15】本実施例の構成例を示すブロツク図である。
【図16】本発明に係る第4実施例のリールモータの構
造例を示す一部破断正面図である。
【図17】従来例のテープ駆動装置の構成を示すブロツ
ク図である。
【符号の説明】 11 回転ドラム 12 キヤプスタン 12a キヤプスタンモータ 13 ピンチローラ 16 磁気テープ 17 カセツトケース 21 ステータ 23 圧電素子 24 電歪素子 25 振動体 27 金属ブツシユ 41 コントロールヘツド 45 CNT記録再生回路 42 サーボ回路 44 ドライバ 52 キヤプスタン 53 ピンチローラ 18 供給リール 19 巻取リール 129 ロータ 131 電歪素子 132 ステータ 134 圧電素子 138 リール台 205,206 テンシヨン検出器 214,217 リールモータ 218 速度検出器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 進行性振動波を発生する発生手段と、 前記発生手段が発生した進行性振動波により回転体を回
    転させてテープを駆動する駆動手段と、 前記駆動手段の駆動するテープの走行速度を制御するた
    めの制御手段と、 前記制御手段の出力に応じた圧力を前記回転体に印加す
    る圧力手段とを備え、 前記制御手段は前記圧力手段に印加させる圧力により前
    記回転体の回転を調整してテープの走行速度を制御する
    ことを特徴とするテープ駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のテープ駆動装置におい
    て、 前記駆動手段はキヤプスタンとピンチローラとを含みテ
    ープ格納手段内に前記ピンチローラを備えることを特徴
    とするテープ駆動装置。
  3. 【請求項3】 進行性振動波を発生する発生手段と、 前記発生手段が発生した進行性振動波により回転体を回
    転させてテープを駆動する駆動手段と、 前記テープの張力を検出する張力検出手段と、 前記テープの走行速度を検出する速度検出手段と、 前記張力検出手段と前記速度検出手段との検出結果に応
    じて前記駆動手段の駆動するテープの走行状態を制御す
    るための制御手段と、 前記制御手段の出力に応じた圧力を前記回転体に印加す
    る圧力手段とを備え、 前記制御手段は前記圧力手段に印加させる圧力により前
    記回転体の回転を調整してテープの走行状態を制御する
    ことを特徴とするテープ駆動装置。
JP4117291A 1992-05-11 1992-05-11 テープ駆動装置 Withdrawn JPH05314589A (ja)

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