JPH053148U - 燃料キヤツプ - Google Patents
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- JPH053148U JPH053148U JP5762791U JP5762791U JPH053148U JP H053148 U JPH053148 U JP H053148U JP 5762791 U JP5762791 U JP 5762791U JP 5762791 U JP5762791 U JP 5762791U JP H053148 U JPH053148 U JP H053148U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、燃料タンク内を調圧する燃料キャ
ップ1に関し、その調圧弁41の弁体43と着座面91
とのシール性を向上させることを目的とする。 【構成】 調圧弁41は、キャップ本体5の流路孔33
を開閉して燃料タンク内の調圧を行なう。この調圧弁4
1では、ばね71及び燃料タンク内の圧力に応じて、弁
体43が着座面91に着座する。着座面91は、キャッ
プ本体5と別体に形成されたシール部材93に設けられ
ている。このシール部材93は、キャップ本体5に比べ
て小型であるので、成形時における樹脂収縮に伴う変形
やソリ等がなく、平滑な着座面91が得られる。この着
座面91に弁体の環状のリップ部51が着座するので、
閉弁状態での圧力下において完全に密閉され、シール性
が向上する。
ップ1に関し、その調圧弁41の弁体43と着座面91
とのシール性を向上させることを目的とする。 【構成】 調圧弁41は、キャップ本体5の流路孔33
を開閉して燃料タンク内の調圧を行なう。この調圧弁4
1では、ばね71及び燃料タンク内の圧力に応じて、弁
体43が着座面91に着座する。着座面91は、キャッ
プ本体5と別体に形成されたシール部材93に設けられ
ている。このシール部材93は、キャップ本体5に比べ
て小型であるので、成形時における樹脂収縮に伴う変形
やソリ等がなく、平滑な着座面91が得られる。この着
座面91に弁体の環状のリップ部51が着座するので、
閉弁状態での圧力下において完全に密閉され、シール性
が向上する。
Description
【0001】
本考案は、燃料タンク内を調圧する調圧弁を備えた燃料キャップに関し、詳し くは調圧弁の弁体と着座面とのシール性を向上させる機構に関する。
【0002】
従来、この種の燃料キャップ200として、図8の要部にて示すように、燃料 タンクの注入口に螺着される樹脂製のキャップ本体201と、このキャップ本体 201に装着され、かつ燃料タンク内の圧力を調圧する負圧用の調圧弁203と を備えたものがある。すなわち、調圧弁203は、キャップ本体201側に形成 した流路孔205の周囲の着座面207に着座するゴム製の弁体209と、この 弁体209を閉弁方向へ付勢するばね211とを備えている。この調圧弁203 は、弁体209に加わる力、つまり、ばね力と、大気圧と燃料タンク内の圧力と の差圧(燃料タンク負圧)とに応じて弁体209が開閉する。
【0003】 また、この調圧弁203の弁体209には、環状のリップ部213が形成され ている。このリップ部213は、着座面207に線接触で押圧されると共に弾性 的に押しつぶされて密着することでシール性を高めている。
【0004】 上記燃料キャップ200では、図9の燃料タンク負圧Pと、調圧弁203を流 れる流量Qとの関係にて示すように、燃料タンク負圧Pが所定圧Pr以下では閉 弁してその流量Qが0であり、所定圧Pr以上では開弁して、その流量Qが垂直 に立ち上がる実線の特性を有することが調圧作用上望ましい。しかし、従来の燃 料キャップ200では、通常、破線のような所定圧Pr付近において緩やかな流 量Qの立ち上がりを示す特性を有している。したがって、調圧弁203を実線の ような理想的な特性へ近づけることが要請されていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、上記キャップ本体201は、樹脂射出により一体成形されている。 したがって、着座面207もキャップ本体201の成形と同時に形成される。
【0006】 しかし、キャップ本体201は、射出成形時に樹脂収縮を受け、着座面207 を十分な平滑な面に形成することができない程度の大きさである。したがって、 キャップ本体201の着座面207には、成形時の樹脂収縮の影響を受けて変形 やソリが生じることがある。このため、上述のようにゴム製の弁体209にリッ プ部213を設けてシール性を高める構成を採っていても、変形等のある着座面 207に対して、完全にシールすることができない。したがって、所定圧Pr以 下での流量が0である理想的な調圧弁203へ近づけるための支障となっていた 。
【0007】 こうした問題は、燃料タンク負圧Pが大きいときに開弁する上述の負圧用の調 圧弁203に限らず、燃料タンク内の圧力が大気圧より所定圧以上大きくなった 場合に開弁する正圧用の調圧弁においても同様にあった。
【0008】 本考案は、上記従来の技術の問題点を解決するものであり、開弁する所定圧ま での流量をきわめて減少させ、シール性に優れた調圧弁を備えた燃料キャップを 提供することを目的とする。
【0009】
上記課題を解決するためになされた本考案は、 燃料タンクの注入口に装着されるキャップ本体と、このキャップ本体に装着さ れ、かつ該キャップ本体に形成された流路孔を開閉することにより燃料タンク内 の調圧を行なう調圧弁とを備えた燃料キャップにおいて、 上記調圧弁は、 上記キャップ本体の流路孔の外周の着座面に着座する環状のリップ部を有する と共に、該着座により流路孔を閉じる弁体と、 キャップ本体側に固定されると共に、弁体に対して閉じ方向への付勢力を加え るばねと、 キャップ本体と別体に形成され、上記着座面を有するシール部材と、 を備えたことを特徴とする。
【0010】
本考案の燃料キャップでは、キャップ本体の流路孔を開閉して燃料タンク内の 調圧を行なう調圧弁を備えている。この調圧弁は、キャップ本体側に固定された ばねにより、弁体に対して閉じ方向の付勢力が加えられており、燃料タンク内の 圧力に応じてばね力に抗して開く。
【0011】 このとき、弁体が着座する着座面は、キャップ本体と別体に形成されたシール 部材に設けられている。このシール部材は、キャップ本体に比べて小さい部材で あるので、成形時における樹脂収縮に伴う変形やソリ等がなく、平滑な着座面が 得られる。この平滑な着座面に弁体の環状のリップ部が着座するので、閉弁する 所定圧を超える閉弁方向への圧力下においてシール性が向上する。
【0012】
以上説明した本考案の構成・作用を一層明らかにするために、以下本考案の好 適な実施例について説明する。
【0013】 図1において、1は燃料タンクの燃料補給用の注入口を有するフィラーネック 3に螺着される燃料キャップである。燃料キャップ1は、ポリアセタール等の合 成樹脂材料から形成されたキャップ本体5と、このキャップ本体5の上部に装着 され、ナイロン等の合成樹脂材料から形成される蓋体7とを備えている。
【0014】 上記キャップ本体5は、フィラーネック3の内周部に螺着されるほぼ円筒状の 壁体11と、壁体11上部の外周に形成されて蓋体7を保持するためのフランジ 部13とを備えている。上記壁体11の外周には、フィラーネック3の一条ネジ 3aに螺合するネジ15が設けられ、ネジ15の上端のフランジ部13の下面に は、シールリング17が外装されている。
【0015】 上記蓋体7は、フランジ部13に装着されており、その上部に把持部21を備 え、上部裏面に、フランジ部13側の弾性爪部(図示省略)と係合可能なラチェ ット凸部25が複数形成されている。なお、上記弾性爪部及びラチェット凸部2 5は、蓋体7に閉じ方向へ所定以上の回転力を加えた場合、つまり燃料キャップ 1がフィラーネック3に螺着される必要以上のトルクを加えた場合に、蓋体7が キャップ本体5に対して空回りするようにして、燃料キャップ1の締め過ぎを防 止するように構成されている。
【0016】 また、キャップ本体5の壁体11の上部内周には、壁体11の上部を塞ぐよう に天板部31が形成され、天板部31の中央には、流路孔33が形成されている 。上記壁体11の内側には、上記流路孔33を開閉することにより燃料タンク内 を調圧する負圧用の調圧弁41が設けられている。
【0017】 上記調圧弁41は、図2及び図3に示すように、天板部31の流路孔33を開 閉するフッ素ゴム等からなる弁体43を備えている。この弁体43は、弁体保持 部材61の内周側嵌合突起63に嵌合する支持凹所45を有する支持部47と、 この支持部47の上部外周に延設された円板部49とを備えている。上記円板部 49の外周上部には、頂部をR付した山形の環状のリップ部51が形成されてい る。 また、上記円板部49は、弁体保持部材61の外周上面に対して間隙Lを有し ている。したがって、円板部49は、弁体43の閉弁状態にて所定圧より大きい 閉弁方向への圧力を受けたときに上記間隙Lを狭くする方向へ撓むように形成さ れている。
【0018】 上記弁体保持部材61は、上述したように弁体43を保持すると共に、コイル ばね71により弁体43と一体に閉弁方向へ付勢されている。コイルばね71は 、下端部でばね受け部材73に支持されている。このばね受け部材73は、上記 壁体11の下部内周に放射状に複数(4カ所)突設された補強用リブ81の凹部 83に係止されている。
【0019】 弁体43のリップ部51が着座する天板部31の下部には、着座面91を有す るシール部材93が装着されている。すなわち、シール部材93は、図4に示す ように、上記流路孔33を構成する通路94を有する円筒部95と、この円筒部 95の下面外周から延設された円板部97とを備え、これらの表面がプラスチッ クシートからなる被覆膜99で覆われている。シール部材93は、円筒部95が 上記流路孔33に嵌合されて天板部31に保持されると共に、円板部97の外周 縁部101にて超音波溶着により天板部31に気密状態で固定されている。
【0020】 上記シール部材93は、図5に示すように、樹脂による射出成形にて成形型1 03により成形される。すなわち、まず、凹所105を有する下型107上に、 被覆膜99の形成用のプラスチックシート109を設置する。このプラスチック シート109は、4フッ化ポリエチレンからなる多孔質の軟質シート材(ポアフ ロンシート:商品名:住友電工株式会社製)であり、膜厚10〜50μmに形成 したものである。続いて、図6に示すように、上型113を下降させて、下型1 07に対して型合わせ及び型締めを行なう。その後、キャビティ115に樹脂材 料(例えば、ポリアセタール)を射出する。冷却した後に製品を取り出し、外周 部及び中央部のプラスチックシート109をカットする。これにより、シール部 材93が完成する。
【0021】 上記構成において、調圧弁41による燃料タンク内の調圧は、以下の動作によ り行われる。すなわち、燃料キャップ1をフィラーネック3に装着させた状態に て、燃料タンク負圧Pが所定圧Prを超えると(図9参照)、コイルばね71の 付勢力に抗して弁体43及び弁体保持部材61が下がり、蓋体7の外縁下面から 蓋体7とフランジ部13との間を通った空気が流路孔33を経てフィラーネック 3から燃料タンク内に入る。これにより、燃料タンク内の負圧状態が解消される 。そして、燃料タンク内の負圧状態が解消されると、コイルばね71の付勢力に より弁体43が押し上げられて閉弁する。
【0022】 上記構成において、弁体43に着座するシール部材93は、キャップ本体5と 別体に射出成形された小さい部品となっている。したがって、シール部材93に は、収縮や変形がほとんど発生しないので、平滑な着座面91が得られる。この 平滑な着座面91に、弁体43が気密状態で着座することから、閉弁時の流量が 少なくなり、図9に示すような理想的な調圧弁41の特性に近づく。
【0023】 また、本実施例では、成形型103にプラスチックシート109を設置し、こ のプラスチックシート109にて着座面91を被覆する被覆膜99を形成してい る。上記のような流路孔33を有するキャップ本体5を樹脂形成する場合には、 図7に示すように、ノズルNから射出された樹脂の合流する位置にウエルドライ ンWLが必ず形成されるが、このウエルドラインWLは、被覆膜99により覆わ れており、外表面に表れない。よって、ウエルドラインによる肌荒れ等が着座面 91に生じないので、より一層、シール性を向上させることができる。
【0024】 さらに、本実施例では、燃料タンク負圧Pが所定圧Pr以下で、正圧方向への 圧力が大きくなった場合に、弁体43の円板部49が間隙Lを狭めるように撓ん でリップ部51を着座面91に強く押しつぶすので(図3)、この正圧状態にお けるシール性を向上させることができる。
【0025】 また、シール部材93は、外周縁部101にて天板部31に超音波溶着により 固着されているので、その間に間隙が生せず、よってシール性が低下することも ない。
【0026】 なお、上記実施例では、負圧用の正圧弁について説明したが、これに限らず正 圧用の調圧弁であってもよい。
【0027】
【考案の効果】 以上説明したように本考案によれば、弁体が着座する着座面を、キャップ本体 と別体に形成されたシール部材に設けられている。したがって、このシール部材 は、キャップ本体に比べて小さい部材であるので、成形時における樹脂収縮に伴 う変形がなく、平滑な着座面が得られる。この平滑な着座面にて弁体が着座する ので、シール性が向上し、閉弁下における流量をなくすことができる。
【図1】本考案の実施例にかかる燃料キャップを示す断
面図。
面図。
【図2】同実施例における燃料キャップの調圧弁の周辺
を示す断面図。
を示す断面図。
【図3】同実施例における燃料キャップの調圧弁の周辺
を示す断面図。
を示す断面図。
【図4】同実施例におけるシール部材を半分に破断した
状態を示す斜視図。
状態を示す斜視図。
【図5】シール部材の製造工程を示す説明図。
【図6】シール部材の製造工程を示す説明図。
【図7】シール部材の作用を説明する説明図。
【図8】従来の燃料キャップの調圧弁の周辺を示す断面
図。
図。
【図9】調圧弁の燃料タンク負圧Pと流量Qとの関係を
示すグラフ。
示すグラフ。
1 燃料キャップ 3 フィラーネック 5 キャップ本体 11 壁体 13 フランジ部 33 流路孔 41 調圧弁 43 弁体 51 リップ部 61 弁体保持部材 71 コイルばね 81 補強用リブ 83 凹部 91 着座面 93 シール部材 99 被覆膜 101 外周縁部
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 燃料タンクの注入口に装着されるキャッ
プ本体と、このキャップ本体に装着され、かつ該キャッ
プ本体に形成された流路孔を開閉することにより燃料タ
ンク内の調圧を行なう調圧弁とを備えた燃料キャップに
おいて、 上記調圧弁は、 上記キャップ本体の流路孔の外周の着座面に着座する環
状のリップ部を有すると共に、該着座により流路孔を閉
じる弁体と、 キャップ本体側に固定されると共に、弁体に対して閉じ
方向への付勢力を加えるばねと、 キャップ本体と別体に形成され、上記着座面を有するシ
ール部材と、 を備えたことを特徴とする燃料キャップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5762791U JPH053148U (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 燃料キヤツプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5762791U JPH053148U (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 燃料キヤツプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH053148U true JPH053148U (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=13061128
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5762791U Pending JPH053148U (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 燃料キヤツプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH053148U (ja) |
-
1991
- 1991-06-27 JP JP5762791U patent/JPH053148U/ja active Pending
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