JPH05315150A - 箔巻変圧器 - Google Patents

箔巻変圧器

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JPH05315150A
JPH05315150A JP12062192A JP12062192A JPH05315150A JP H05315150 A JPH05315150 A JP H05315150A JP 12062192 A JP12062192 A JP 12062192A JP 12062192 A JP12062192 A JP 12062192A JP H05315150 A JPH05315150 A JP H05315150A
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JP
Japan
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cooling
refrigerant
tank
pure water
foil
Prior art date
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Pending
Application number
JP12062192A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyoichi Uehara
京一 上原
Akifumi Inui
昭文 乾
Tsuneji Teranishi
常治 寺西
Hiroshi Murase
洋 村瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却性能の向上、冷媒の取扱いの容易化、及
び冷却系の経済性の向上に貢献可能であり、かつ、保守
の容易な箔巻変圧器を提供する。 【構成】 導体シート30と絶縁シート31とを重ねて
巻いた箔巻巻線3をゲル状絶縁物などの絶縁媒体22と
共にタンク21内に封入する。タンク21内の箔巻巻線
3の内部または外部に冷却パネルなどの冷却手段4を配
置し、タンク21外に設けた冷媒循環手段23,24か
ら冷却配管9を介して冷却手段4内に冷媒25を導入す
る。冷媒25として純水を使用し、冷却系のタンク21
外の一部に、冷却手段4内に導入する冷媒25の純水状
態を維持するイオン交換樹脂などの純水変換手段26を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属シートと絶縁シー
トとを重ねて巻いた箔巻巻線を用い、この巻線内に冷却
パネルを設けた箔巻変圧器に関する。
【0002】
【従来の技術】箔巻変圧器は、巻線の占積率が高く、小
型・軽量化できるという優れた特徴を有するため、すで
に低電圧クラスでの数100kVA程度の変圧器まで実
用化されている。近年では、このような箔巻変圧器を、
さらに、高電圧大容量器(例えば、275kV−300
MVA級)に拡大適用するための技術が研究開発されて
いるが、この場合の最大の技術的問題点は、冷却性能の
向上と巻線の高い絶縁性能の確保である。
【0003】従来、このような大容量変圧器としては、
図5に示すような箔巻変圧器が考えられている。すなわ
ち、タンク1内には、鉄心2とその周囲に形成された箔
巻巻線3、及びこの箔巻巻線3内に内蔵された冷却パネ
ル4からなる変圧器中身が、対地絶縁性能を確保するた
めの絶縁媒体であるSF6 ガス5と共に封入されてい
る。そして、箔巻巻線3の外周面の上下端部には、電界
緩和用のシールド6が設けられている。
【0004】また、タンク1外には、冷媒循環手段とし
て、冷却器7及びポンプ8が設けられ、冷却配管9を介
して、タンク1内の冷却パネル4と接続され、冷却系を
形成している。この冷却系においては、冷媒として、絶
縁耐力の高いフロロカーボン10が使用されており、こ
のフロロカーボン10を箔巻巻線3内に内蔵された冷却
パネル4に送り込み、箔巻巻線3で発生する熱損失をフ
ロロカーボン10の潜熱を利用して冷却するように構成
されている。この場合、フロロカーボン10の圧力は、
同圧器11によって、タンク1内のSF6 ガス5の圧力
と等しく調整されるようになっている。
【0005】なお、タンク1内の箔巻巻線3は、導線1
2を介してケーブル終端箱13内に引き込まれ、さら
に、ケーブルコーン14を介してケーブル15に接続さ
れている。このケーブル終端箱13内にも、SF6 ガス
5が封入されており、絶縁スペーサ16によって、タン
ク1内のSF6 ガス5とガス区分されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な従来の箔巻変圧器においては、冷媒として、絶縁耐力
の高いフロロカーボン類が使用されているが、この種の
冷媒は、比熱が水に比べて若干低く、ガスを吸着し易い
ため、組立時のフラッシングや注入時の取扱いが難し
く、容易に入手することもできないという欠点がある。
その上、絶縁油と比較すると、フロロカーボン類の価格
は約20倍と高価であり、ポンプや冷却器についても、
耐磨耗性や浸透性などの観点からフロロカーボン類専用
のものを使用しなければならないため、冷却系の経済性
に問題がある。また、このようにフロロカーボン類専用
のポンプや冷却器を使用することにより、これらの機器
に不具合を発見した場合などには、その不具合を解消
し、あるいは代替品を準備するために、多くの時間が必
要となり、また、保守の時間も長くなるという欠点があ
る。一方、絶縁媒体として、SF6 ガスを使用した場合
には、SF6 ガスを高圧でタンク内に封入する必要か
ら、タンクとして高い圧力に耐え得る圧力容器を使用す
る必要があり、この点も変圧器のコストアップにつなが
っている。
【0007】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
冷却性能の向上、冷媒の取扱いの容易化、及び冷却系の
経済性の向上に貢献可能であり、かつ、保守の容易な箔
巻変圧器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による箔巻変圧器
は、導体シートと絶縁シートとを重ねて巻いた箔巻巻線
を絶縁媒体と共にタンク内に封入し、このタンク内の箔
巻巻線の内部または外部に冷却手段を配置し、タンク外
に設けた冷媒循環手段から冷却配管を介して前記冷却手
段内に冷媒を導入する冷却系を備えた箔巻変圧器におい
て、前記冷媒として純水を使用し、前記冷却系のタンク
外の一部に、前記冷却手段内に導入する冷媒の純水状態
を維持する純水変換手段を設けたことを特徴としてい
る。また、望ましくは、絶縁媒体としてゲル状絶縁物を
使用する。さらに、冷却手段は、一般的には、箔巻巻線
内に内蔵された冷却パネルであり、また、純水変換手段
としては、一般的にはイオン交換樹脂を使用する。
【0009】
【作用】以上のような構成を有する本発明の作用は次の
通りである。まず、冷媒として純水を用いることによ
り、純水の潜熱がフロロカーボン類に比較して大きいた
め、冷却性能を向上できる。そして、純水変換手段によ
り、冷媒の純水状態を維持し、常に純水を冷却パネルな
どの冷却手段に導入することができるため、純水のイオ
ン化による絶縁性能の低下を生じることがない。
【0010】また、このように冷媒として純水を使用し
た場合には、冷却系に標準的なポンプや冷却器を使用で
きると共に、組立時の冷却系のフラッシングや冷媒の取
扱いが容易となる。さらに、絶縁媒体としてゲル状絶縁
物を使用した場合には、ゲル状絶縁物が高いシール性を
有するため、圧力容器ではない通常のタンクを使用する
ことが可能となり、また、万一冷媒である純水がリーク
した場合でも、巻線の絶縁性能を低下させることはな
い。
【0011】
【実施例】以下には、本発明による箔巻変圧器の複数の
実施例について、図1乃至図4を参照して説明する。
【0012】まず、図1乃至図3は、本発明による箔巻
変圧器の代表的な一実施例を示す図であり、図1は側面
断面図、図2は巻線の構造を示す断面図、図3は図2の
A部に相当する巻線の端部を示す断面図である。なお、
図5に示した従来技術と同一部分には同一符号を付し、
説明を省略する。
【0013】すなわち、図1に示すように、圧力容器で
ない通常のタンク21内には、鉄心2と箔巻巻線3及び
この箔巻巻線内に内蔵された冷却パネル4からなる変圧
器中身と共に、対地絶縁性能を確保するための絶縁媒体
として、シール性能の高いゲル状絶縁物22が封入され
ている。また、タンク21外には、冷媒循環手段とし
て、標準の冷却器23及びポンプ24が設けられ、冷却
配管9を介して、タンク21内の冷却パネル4と接続さ
れ、冷却系を形成している。そして、この冷却系におい
ては、冷媒として純水25が使用されている。さらに、
ポンプ24から冷却パネル4への冷媒の導入部と、冷却
パネル4から冷却器23への冷媒の導出部には、イオン
化した純水25を中和するイオン交換樹脂26が配置さ
れている。なお、タンク21内における絶縁上それ程重
要でない箇所には、詰め物27が配置されており、これ
によってゲル状絶縁物22の量の低減が図られている。
【0014】一方、図2に示すように、箔巻巻線3は、
内周側の低圧箔巻巻線3aと外周側の高圧箔巻巻線3b
とから構成されており、各巻線3a,3bは、それぞれ
巻線絶縁筒28の周囲に巻回形成され、ダクトピース2
9を介して配置されている。そして、各巻線3a,3b
は、図3に示すように、導体シート30とこれより幅広
の絶縁シート31とを重ねて巻回して構成されており、
絶縁シート31の導体シート30からの突出部分の間に
は、巻線端部詰め物32が挿入されている。なお、図中
4aは冷却パネル4のヘッダであり、冷却パネル4と冷
却配管9との接続部に相当する。
【0015】以上のような構成を有する本実施例におい
ては、まず、冷媒として、フロロカーボン類よりも潜熱
の大きい純水25を使用することから、前述した従来技
術よりも冷却性能を向上できる。そして、冷却パネル4
への冷媒の導入部及び導出部にイオン交換樹脂26を設
けたことにより、冷却パネル4、あるいは冷却器23ま
たはポンプ24でイオン化した純水25を、常時中和さ
せることができるため、純水25のイオン化によって絶
縁性能が低下する問題はない。
【0016】また、冷媒として純水25を使用した結
果、冷却系に使用する冷却器やポンプについては、従来
使用していたフロロカーボン類専用のものを使用する必
要がなくなり、標準的な冷却器23やポンプ24を使用
することができる。さらに、絶縁媒体としてシール性の
高いゲル状絶縁物22を使用するため、タンクについて
も、圧力容器ではなく通常のタンク21を使用すること
ができる。
【0017】このように、本実施例においては、箔巻変
圧器の冷媒として純水を使用することにより、冷却性能
を向上でき、また、組立時におけるフラッシングや冷媒
注入時の取扱いが容易になり、その入手も容易である。
そして、このような純水の使用により、冷却系に標準的
なポンプや冷却器が使用できるため、純水が安価である
ことも合せて冷却系の経済性が改善されると共に、不具
合発生時における代替品の確保や保守が容易となる。さ
らに、本実施例では、絶縁媒体としてゲル状絶縁物を使
用していることから、通常のタンクを使用できるため、
この点からも変圧器全体の経済性を向上することができ
る。
【0018】次に、図4は、本発明による箔巻変圧器の
別の実施例を示す断面図である。この実施例において
は、ポンプ24から冷却パネル4への冷媒の導入部に、
2系統の冷却配管9a,9bが設けられ、それぞれに、
イオン交換樹脂26が取り付けられている。そして、こ
の2系統のイオン交換樹脂26の前後2箇所にバルブ3
3がそれぞれ設けられ、これらのバルブ33の開閉によ
り、純水25がいずれか一方の系統のみを流れるように
切り換え可能に構成されている。
【0019】このように構成した場合には、イオン交換
樹脂26の交換にあたって、交換するイオン交換樹脂2
6の配管系統を閉鎖し、他方のイオン交換樹脂26の配
管系統にのみ純水25を流すことにより、変圧器の運転
を停止することなくイオン交換樹脂26を交換すること
ができ、保守管理が容易になると共に、純水の絶縁耐力
を低下させず、信頼性の高い変圧器が得られる。
【0020】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、その他の実施例として、巻線端部
のみにゲル状絶縁物を充填し、対地絶縁についてはSF
6 ガスを使用することも可能である。この場合には、前
記実施例と同様に、冷媒である純水の充電部への漏出を
防止でき、絶縁性能の低下を防止できる。また、本発明
は、絶縁媒体としてゲル状絶縁物以外の絶縁媒体、すな
わち、SF6 ガスなどの絶縁性ガス、絶縁油などの絶縁
性液体、固体絶縁物によるモールド絶縁などの各種の絶
縁媒体を使用する全ての箔巻変圧器に適用可能である。
【0021】一方、冷却系において、イオン交換樹脂を
設ける位置やその数は、適宜選択可能であり、また、純
水変換手段として、イオン交換樹脂以外の各種の手段を
使用することも可能である。そして、タンク内に設ける
冷却手段についても、冷却パネル以外の各種の手段を使
用可能であり、例えば、冷却パイプを使用して、巻線内
に巻き込んだり、あるいはまた、巻線の外周に巻き付け
る形で配置するなど、その構成は自由に変更可能であ
る。また、冷却系を一部または全てにわたって透明な材
料で形成し、外部から冷媒の状態を監視できるような構
成とすることにより、保守を容易にできる。さらに、冷
却配管を絶縁物にて構成することにより、タンク内の配
管部分における純水に加わる電界を大幅に緩和すること
ができ、冷却系の絶縁信頼性を一層向上することができ
る。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、箔
巻変圧器の冷却系にイオン交換樹脂などの純水変換手段
を設けることにより、純水のイオン化による絶縁性能の
低下を生じることなく、冷媒として純水が使用できるた
め、冷却性能の向上、冷媒の取扱いの容易化、及び冷却
系の経済性の向上に貢献可能であり、かつ、保守の容易
な箔巻変圧器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による箔巻変圧器の代表的な一実施例を
示す側面断面図。
【図2】図1の巻線の構造を示す断面図。
【図3】図2のA部に相当する巻線の端部を示す断面
図。
【図4】本発明による箔巻変圧器の別の実施例を示す側
面断面図。
【図5】従来の箔巻変圧器の一例を示す側面断面図。
【符号の説明】
1,21…タンク 2…鉄心 3…箔巻巻線 3a…低圧箔巻巻線 3b…高圧箔巻巻線 4…冷却パネル 4a…ヘッダ 5…SF6 ガス 6…シールド 7,23…冷却器 8,24…ポンプ 9,9a,9b…冷却配管 10…フロロカーボン 11…同圧器 12…導線 13…ケーブル終端箱 14…ケーブルコーン 15…ケーブル 16…絶縁スペーサ 22…ゲル状絶縁物 25…純水 26…イオン交換樹脂 27…詰め物 28…巻線絶縁筒 29…ダクトピース 30…導体シート 31…絶縁シート 32…巻線端部詰め物 33…バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村瀬 洋 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体シートと絶縁シートとを重ねて巻い
    た箔巻巻線を絶縁媒体と共にタンク内に封入し、このタ
    ンク内の箔巻巻線の内部または外部に冷却手段を配置
    し、タンク外に設けた冷媒循環手段から冷却配管を介し
    て前記冷却手段内に冷媒を導入する冷却系を備えた箔巻
    変圧器において、 前記冷媒として純水を使用し、前記冷却系のタンク外の
    一部に、前記冷却手段内に導入する冷媒の純水状態を維
    持する純水変換手段を設けたことを特徴とする箔巻変圧
    器。
  2. 【請求項2】 前記絶縁媒体として、ゲル状絶縁物を使
    用したことを特徴とする請求項1に記載の箔巻変圧器。
JP12062192A 1992-05-13 1992-05-13 箔巻変圧器 Pending JPH05315150A (ja)

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JP12062192A JPH05315150A (ja) 1992-05-13 1992-05-13 箔巻変圧器

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