JPH05315706A - 半導体レーザ - Google Patents

半導体レーザ

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JPH05315706A
JPH05315706A JP4146597A JP14659792A JPH05315706A JP H05315706 A JPH05315706 A JP H05315706A JP 4146597 A JP4146597 A JP 4146597A JP 14659792 A JP14659792 A JP 14659792A JP H05315706 A JPH05315706 A JP H05315706A
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JP
Japan
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layer
laser
electrode
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current
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JP4146597A
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Eitaro Ishimura
栄太郎 石村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作製が容易で、波長制御電流に対する波長変
化のレスポンスの良い半導体レーザを得る。 【構成】 半導体基板1上に順次形成された活性層2,
上クラッド層4,及びコンタクト層5を有し、上記活性
層2のストライプ状の領域に電流を注入してレーザ動作
を行なうものにおいて、上記上クラッド層4の上記スト
ライプ状活性領域2直上の部分に接する部分に層と平行
方向にかつ上記ストライプ方向に対し垂直方向に電流を
流す一対の電極8a,8bを備えた構成とした。 【効果】 構造が簡単になり製造を容易とでき、また抵
抗膜から活性層への熱伝達が良好となり、制御電流に対
する波長変化のレスポンスを向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は発振波長が可変である
半導体レーザに関し、特に製造が容易でかつ波長制御用
電流に対する波長変化のレスポンスの高い半導体レーザ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば応用物理学会予稿集(19
91年春季講演予原稿集No.3, P969,29p-D-8 )に示さ
れた従来の抵抗膜加熱型波長可変半導体レーザの構造を
示す斜視図であり、図において、101はn型半導体基
板である。ストライプ状の活性層102はレーザ素子中
央部の基板101上に配置され、活性層102の両側の
基板101上には半絶縁性の電流ブロック層103が配
置される。p型半導体層104は電流ブロック層103
及び活性層102上に配置される。活性層102にレー
ザ駆動電流を注入するp側電極105,及びn側電極1
06はそれぞれp型半導体層104上,及び基板101
裏面に配置される。絶縁膜107はp側電極105の活
性層102直上部を覆って配置され、白金抵抗膜108
は絶縁膜107の活性層102直上部上に配置される。
【0003】次に動作について説明する。p側電極10
5とn側電極106の間に半導体レーザのpn接合に対
し順方向のバイアス電圧を印加すると、活性層102に
キャリアが注入され、活性層102内で再結合し光を発
生する。ここで電流ブロック層103は活性層102に
電流が集中するように設けられている。活性層102内
で発生した光は活性層ストライプに沿って導波され、反
射,増幅を繰り返してレーザ発振に至る。
【0004】ところで半導体レーザの発振波長は活性層
の温度により変化し、温度が高くなると一般に波長が長
くなる。これは、主に以下の理由によるものである。即
ち、活性層の温度が上昇すると、活性層を構成する半導
体のバンドギャップが小さくなり、これにより発振波長
は長波長側にシフトすることとなる。
【0005】図5の波長可変半導体レーザはこの効果を
利用したものである。即ち、このレーザでは活性層10
2上部の素子表面に抵抗膜108を設け、この抵抗膜1
08の両端108aと108b間に電流を流して抵抗膜
を発熱させて活性層102を加熱する構成としている。
従って、本従来例では抵抗膜188を流れる電流が増加
すると活性層102の温度が上昇し、図5(b) に示すよ
うに発振波長が長波長側へシフトする。
【0006】図6は特開平1-173686号公報に記載され
た、従来の波長可変半導体レーザの構造を示す斜視図で
あり、図において、111はn型GaAs基板である。
n型GaAsバッファ層112は基板111上に配置さ
れ、n型AlGaAsクラッド層113はバッファ層1
12上に配置され、GaAs活性層115はクラッド層
113上に配置され、p型AlGaAsクラッド層11
7は活性層115上に配置され、p型GaAsキャップ
層118はクラッド層117上に配置される。幅wd の
ストライプ状のレーザ駆動用電極121はレーザ素子中
央部分のキャップ層118上に配置され、幅wm (但し
wm はwd より十分に大きい)の温度制御用電極122
はレーザ駆動用電極121の両側のキャップ層118上
にレーザ駆動用電極121と分離されて配置される。レ
ーザ駆動用電極121が配置された領域と温度制御用電
極122が配置された領域との間の領域の半導体積層構
造にはキャップ層118表面から基板111上部に達す
るまで例えばHeイオン等が注入されており、高抵抗層
119となっている。共通電極123は基板111裏面
に配置される。125はレーザ活性領域である。
【0007】この従来例では、駆動用電極121から注
入された励起電流により活性層115の駆動用電極12
1直下の領域125でレーザ発振が生ずる。また、活性
層115の温度制御用電極122直下の領域は、その幅
が大きいため、電極122から図中の矢印Aに示すよう
に電流を流してもレーザ発振は起こりにくく、電極12
2から比較的大きな電流を流すことにより電極122直
下の領域を発熱体として使用することができる。従っ
て、電極122直下の領域で発生した熱により活性層1
15の駆動用電極121直下のレーザ活性領域125の
温度を変化させて、レーザの発振波長を制御することが
できる。
【0008】図7は同じく特開平1-173686号公報に記載
された、従来の他の波長可変半導体レーザの構造を示す
断面図であり、図において、131はn型GaAs基板
である。n型GaAsバッファ層132は基板131上
に配置され、n型AlGaAsクラッド層133はバッ
ファ層132上に配置され、n型AlGaAs−GaA
sグレード層134はクラッド層133上に配置され、
GaAs活性層135はグレード層134上に配置さ
れ、p型GaAs−AlGaAsグレード層136は活
性層135上に配置され、p型AlGaAsクラッド層
137はグレード層136上に配置され、p型GaAs
キャップ層138はクラッド層137上に配置される。
幅wd のストライプ状のレーザ駆動用電極141はレー
ザ素子中央部分のキャップ層18上に配置され、幅wm
(但しwm はwd よりも充分に大きい)の温度制御用電
極142はレーザ駆動用電極141の両側のキャップ層
18上に配置される。レーザ駆動用電極21が配置され
た領域と温度制御用電極22が配置された領域との間の
領域はキャップ層18表面からクラッド層137の中ほ
どまでエッチングにより溝が形成されており、該溝はポ
リイミド等により埋め込まれ絶縁層139となってい
る。共通電極143は基板131裏面に配置される。1
45はレーザ活性領域である。
【0009】この従来例においても、上記図6の半導体
レーザと同様、駆動用電極141から注入された励起電
流により活性層135の駆動用電極121直下の領域1
45でレーザ発振が生ずる。また、活性層135の温度
制御用電極142直下の領域は、その幅が大きいため、
電極142から図中の矢印Bに示すように電流を流して
もレーザ発振は起こりにくく、電極142から比較的大
きな電流を流すことにより電極142直下の領域を発熱
体として使用することができる。従って、電極142直
下の領域で発生した熱により活性層135の駆動用電極
141直下のレーザ活性領域145の温度を変化させ
て、レーザの発振波長を制御することができる。
【0010】図8は同じく特開平1-173686号公報に記載
された、従来のさらに他の波長可変半導体レーザの構造
を示す一部切り欠き斜視図であり、図において、151
はp型GaAs基板である。p型GaAsバッファ層1
52は基板121上に配置され、p型AlGaAsクラ
ッド層153はバッファ層152上に配置され、GaA
s活性層155はクラッド層153上に配置され、n型
AlGaAsクラッド層157は活性層155上に配置
され、p型GaAsキャップ層158はクラッド層15
7上に配置される。キャップ層158〜バッファ層15
2の積層構造はストライプ状リッジ形状に成形され、リ
ッジの両側の基板151上には絶縁層159が配置され
る。絶縁層159中にはリッジと平行にストライプ状の
抵抗層164が配置される。絶縁膜165は絶縁層15
9及び抵抗層164を覆って配置される。この絶縁膜1
65は抵抗層164の両端部分に開口部を有し、温度制
御用電極162は該開口部に露出した抵抗層164上に
配置される。レーザ駆動用のn側電極161はストライ
プ状のキャップ層158に接して配置される。またp側
電極163は基板151裏面に配置される。
【0011】この従来例では、駆動用電極161から注
入された励起電流により活性層155でレーザ発振が生
ずる。また、電極162を通して抵抗層164に図中の
矢印Cに示すように電流を流すことにより、この抵抗層
164を発熱させ、この熱により活性層155の温度を
変化させて、レーザの発振波長を制御することができ
る。ストライプ状の抵抗層164は絶縁層159にイオ
ン注入などによって形成されるが、この際のイオン注入
量によりその抵抗値を任意に設定することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す、従来の抵
抗膜加熱型の波長可変レーザはp電極2の上に絶縁膜3
を形成し、白金抵抗膜4をその上に設ける工程が必要で
あり、製造コストが高くなるという問題点があり、ま
た、抵抗膜4と活性層1の間に絶縁膜3があるため熱の
伝導性が悪く、白金抵抗膜に電流を流してこれを加熱し
ても、この熱が活性層にまで伝わるのに時間がかかるた
め、波長制御電流に対する波長変化のレスポンスが悪い
という問題点があった。
【0013】また、図6,図7の波長可変レーザは、レ
ーザ構造を構成する結晶成長層の一部を加熱する構成と
なっており、加熱領域の形成のために特に複雑な工程を
要しないという利点があるが、加熱される領域が活性領
域から十〜数十ミクロン離れて配置されており、加熱領
域の熱が活性領域にまで伝わるのに時間がかかるため、
やはり波長制御電流に対する波長変化のレスポンスが悪
いという問題点があった。
【0014】さらに、図8の波長可変レーザは、抵抗層
形成のためにイオン注入工程等を必要とし、工程が複雑
であるという問題点があり、また、上記他の従来例と同
様、加熱される領域が活性領域から十〜数十ミクロン離
れて配置されており、加熱領域の熱が活性領域にまで伝
わるのに時間がかかるため、波長制御電流に対する波長
変化のレスポンスが悪いという問題点があった。
【0015】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、構造が簡単になり工程を減らす
ことができ、かつ波長制御電流に対する波長変化のレス
ポンスのよい半導体レーザを提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体レ
ーザは、基板上に順次形成された活性層,上クラッド
層,及びコンタクト層を有し、上記活性層のストライプ
状の領域に電流を注入してレーザ動作を行なうものにお
いて、上記クラッド層の上記ストライプ状活性領域の直
上の部分に接する部分に層と平行方向にかつ上記ストラ
イプ方向に対し垂直方向に電流を流す一対の電極を備え
たものである。
【0017】また、この発明に係る半導体レーザは、活
性層を含むレーザ発光領域と、該レーザ発光領域に共振
器長方向に直列に配置された回折格子を含む反射器領域
を有し、上記活性層で発生した光のうち、上記回折格子
の周期に合う波長の光が選択的に増幅されてレーザ発振
するものにおいて、上記回折格子を構成する半導体層に
層と平行方向にかつ共振器長方向に対し垂直方向に電流
を流す一対の電極を備えたものである。
【0018】
【作用】この発明においては、基板上に順次形成された
活性層,上クラッド層,及びコンタクト層を有し、上記
活性層のストライプ状の領域に電流を注入してレーザ動
作を行なうものにおいて、上記クラッド層の上記ストラ
イプ状活性領域の直上の部分に接する部分に層と平行方
向にかつ上記ストライプ方向に対し垂直方向に電流を流
す一対の電極を備えた構成としたから、製造が容易でか
つ、温度制御電流に対して極めて良好な波長変化応答性
を有する半導体レーザを得ることができる。
【0019】また、この発明においては、活性層を含む
レーザ発光領域と、該レーザ発光領域に共振器長方向に
直列に配置された回折格子を含む反射器領域を有し、上
記活性層で発生した光のうち、上記回折格子の周期に合
う波長の光が選択的に増幅されてレーザ発振するものに
おいて、上記回折格子を構成する半導体層に層と平行方
向にかつ共振器長方向に対し垂直方向に電流を流す一対
の電極を備えた構成としたから、DBRレーザの発振波
長を回折格子を構成する半導体層の温度変化で変化させ
ることができる半導体レーザを得ることができる。
【0020】
【実施例】以下この発明の一実施例を図について説明す
る。図1は本発明の第1の実施例1よる半導体レーザを
示す斜視図であり、図において、1はn型(以下n−と
記す)InP基板である。InGaAsPからなるスト
ライプ状の活性層2は基板1の中央部分に配置され、そ
の両側にはFeドープInPからなる半絶縁性の電流ブ
ロック層3が配置される。活性層2及び電流ブロック層
3上には不純物濃度が1018cm-3オーダとなるようにp
型不純物であるZnがドープされたp型(以下p−と記
す)InPからなる抵抗層4が配置される。抵抗層4上
には不純物濃度が1019cm-3オーダとなるようにZnが
ドープされたp−InPからなるコンタクト層5が配置
され、このコンタクト層5は活性層2の直上にあたる部
分が溝により島状に分離されている。活性層1に対応す
るコンタクト層5上にはレーザ駆動電流を注入するTi
(500オングストローム)/Pt(1000オングス
トローム)/Au(2500オングストローム)からな
るp側電極6が配置され、両側のコンタクト層5上には
抵抗層4に電流を流す同じくTi(500オングストロ
ーム)/Pt(1000オングストローム)/Au(2
500オングストローム)からなる抵抗体用電極8a,
8bが配置される。またレーザ駆動電流を注入するAu
Ge(800オングストローム)/Ni(1000オン
グストローム)/Au(2500オングストローム)か
らなるn側電極7は基板1裏面に設けられる。
【0021】次に図1の半導体レーザの動作について説
明する。図において、p側電極6とn側電極7と間にレ
ーザのpn接合に対し順方向のバイアスを印加すると、
キャリアが活性層2に注入され活性層2内で再結合し光
を発生する。ここで電流ブロック層3は活性層2に電流
が集中するように設けられている。活性層2内で発生し
た光は活性層ストライプに沿って導波され、反射,増幅
を繰り返してレーザ発振に至る。
【0022】コンタクト層5は電極8a,8b,2と半
導体との接触抵抗を小さくするために導入した半導体層
で、不純物濃度が高く抵抗の小さい層である。一方、p
型InP層4は通常のレーザ発振動作においては、活性
層2内にキャリア及び光を閉じ込めるクラッド層として
機能するものであり、コンタクト層に比して不純物濃度
が低く抵抗の大きい層である。本実施例では電極8aと
電極2の間及び電極8bと電極2の間のコンタクト層5
が取り除かれており、電極8aと電極8bの間に電流を
流すと、コンタクト層5を取り除いてある部分の抵抗層
(p型InP層4)で発熱する。この発熱により活性層
を加熱して半導体レーザの波長を変化させる。このよう
に、本実施例では活性層と接する半導体層を発熱させ
て、活性層を加熱するようにしているので、電極8aと
電極8bの間に流す温度制御電流に対して極めて良好な
応答性を得ることができる。
【0023】また、本実施例の半導体レーザは、コンタ
クト層5の形成までは通常の半導体レーザと全く同様の
工程で作製でき、この後コンタクト層5の部分的除去を
行なうだけで図1の構造を得ることができるので、製造
が極めて容易である。
【0024】ところで、図1に示す半導体レーザの電極
8aと電極8bの間の抵抗R1 は、R1 =(d/L・
t)・wで求めることができる。ここでdはコンタクト
層5を取り除いてある部分の抵抗層4の電極8a,8b
を結ぶ方向の長さの合計値(d1 +d2 )、Lはレーザ
長、tは抵抗層10の層厚、wは抵抗層4の抵抗率であ
る。本実施例では、例えばd=20ミクロン(10ミク
ロン+10ミクロン),L=300ミクロン,t=2ミ
クロン,w=10-1Ωcm2 であり、R1 は33Ωとな
る。従って、電極8a,8b間に100mAの電流を流
すと、抵抗層の温度tはおよそ(100mA)2 ×33
Ω×(熱抵抗(100℃/W))=33℃となる。抵抗
層4は活性層2に接して配置されているので、活性層の
温度も約33℃上昇することとなる。発振波長は活性層
の温度が1℃上昇する毎に約1オングストローム長波長
側にシフトし、33℃の温度上昇により発振波長は約3
3オングストローム長くなる。
【0025】図9は図1の半導体レーザの等価回路図で
あり、図において図1と同一符号は同一又は相当部分で
ある。温度制御用電極8aとp側電極6との間、及びp
側電極6と温度制御用電極8bとの間の抵抗RA ,RB
は、図1中のコンタクト層5を取り除いてある部分の抵
抗層4で構成され、それぞれ16.5Ωである。レーザ
の直列抵抗成分であるRLDは抵抗RA ,RB よりも充分
に小さい値(即ちRLDは16.5Ωより充分に小さい
値)である。
【0026】例えばレーザ発光のための電圧VLDが約
1.5Vであり、上述のように抵抗層に100mAの温
度制御用電流を流す場合の、各電極に印加する電圧とし
ては、n側電極7を接地(0V)とすると、p側電極6
にはVLD即ち約1.5V、温度制御用電極8aにはVLD
+1.65V即ち約3.15V、温度制御用電極8bに
はVLD−1.65V即ち約−0.15Vの電圧を印加す
ればよい。
【0027】図2は本発明の第2の実施例による半導体
レーザの構造を示す斜視図であり、図において、図1と
同一符号は同一又は相当部分であり、8は抵抗体用電
極、9はレーザ用電極と抵抗用電極を兼ねた電極であ
る。
【0028】本第2の実施例では、レーザの発振動作の
ためには兼用電極9とn側電極7の間に電流を流し、波
長を変化させるためには抵抗体用電極8と兼用電極9の
間に電流を流す。
【0029】兼用電極9とn側電極7と間にレーザのp
n接合に対し順方向のバイアスを印加した際のレーザ発
振動作は上記第1の実施例と全く同じである。一方、本
実施例では電極8と電極9の間コンタクト層5が取り除
かれており、電極8と電極9の間に電流を流すと、コン
タクト層5を取り除いてある部分の抵抗層(p型InP
層4)で発熱する。この発熱により活性層を加熱して半
導体レーザの波長を変化させる。このように、本実施例
においても上記第1の実施例と同様、活性層と接する半
導体層を発熱させて、活性層を加熱するようにしている
ので、電極8と電極9の間に流す温度制御電流に対して
極めて良好な波長変化の応答性を得ることができる。
【0030】また、本実施例の半導体レーザも、上記第
1の実施例と同様、コンタクト層5の形成までは通常の
半導体レーザと全く同様の工程で作製でき、この後コン
タクト層5の部分的除去を行なうだけで図2の構造を得
ることができるので、製造が極めて容易である。
【0031】図10は図2の半導体レーザの等価回路図
であり、図において図2と同一符号は同一又は相当部分
である。抵抗体用電極8と兼用電極9との間の抵抗RC
は、図2中のコンタクト層5を取り除いてある部分の抵
抗層4で構成される。図2の半導体レーザにおいて、抵
抗層4が第1の実施例と同様の材料で構成されている場
合、例えばd3 =20ミクロン,L=300ミクロン,
t=2ミクロンであれば、RC は33Ωとなる。レーザ
の直列抵抗成分であるRLDは抵抗RC よりも充分に小さ
い値(即ちRLDは33Ωより充分に小さい値)である。
【0032】上記第1の実施例と同様、レーザ発光のた
めの電圧VLDが約1.5Vであり、抵抗層に100mA
の温度制御用電流を流す場合の、各電極に印加する電圧
としては、n側電極7を接地(0V)とすると、p側電
極6にはVLD即ち1.5V、抵抗体用電極8にはVLD+
3.3V即ち約4.8Vの電圧を印加すればよい。
【0033】本第2の実施例では加熱する領域は活性層
の片側のみに配置されているため、加熱する領域が活性
層の両側に配置されている第1の実施例に比べて、活性
層の加熱の効率は若干劣るが、電極を少なくできるの
で、印加電圧のコントロールが容易となる利点がある。
【0034】図3は本発明の第3の実施例による半導体
レーザの構造を示す斜視図であり、図において、図2と
同一符号は同一又は相当部分である。本第3の実施例の
構造は、上記第2の実施例とほぼ同じであるが、抵抗体
用電極8がコンタクト層を介さず直接抵抗層4上に配置
されている点が異なる。動作は上記第2の実施例と同
様、レーザの発振動作のためには兼用電極9とn側電極
7の間に電流を流し、波長を変化させるためには抵抗体
用電極8と兼用電極9の間に電流を流す。
【0035】兼用電極9とn側電極7と間にレーザのp
n接合に対し順方向のバイアスを印加した際のレーザ発
振動作は上記第1,第2の実施例と全く同じである。一
方、本実施例では活性層ストライプの両サイド上の一方
のコンタクト層5が取り除かれており、抵抗体用電極
8′は兼用電極9と所定の間隔d4 をもって抵抗層4上
に直接配置されている。このように不純物濃度の低い半
導体層上に直接電極を形成した場合は、電極と半導体層
間の接触抵抗が高いので、本実施例ではこの接触抵抗も
加熱抵抗として利用することができ、活性層の加熱効率
を向上することができる。即ち、電極8′と兼用電極9
の間に電流を流すと、電極8′と抵抗層4との界面、及
び電極8′と電極9の間の抵抗層で発熱する。この発熱
により活性層を加熱して半導体レーザの波長を変化させ
る。このように、本実施例においても上記第1,第2の
実施例と同様、活性層と接する半導体層を発熱させて、
活性層を加熱するようにしているので、電極8と電極9
の間に流す温度制御電流に対して極めて良好な波長変化
の応答性を得ることができる。
【0036】また、本実施例の半導体レーザも、上記第
1,第2の実施例と同様、コンタクト層5の形成までは
通常の半導体レーザと全く同様の工程で作製でき、この
後コンタクト層5の部分的除去を行ない、露出したクラ
ッド層上に電極8′を形成するだけで図3の構造を得る
ことができるので、製造が極めて容易である。
【0037】図11は図3の半導体レーザの等価回路図
であり、図において図3と同一符号は同一又は相当部分
である。抵抗体用電極8と兼用電極9との間の抵抗RD
は、図3中の抵抗体用電極8と兼用電極9との間の抵抗
層4で構成される。図3の半導体レーザにおいて、抵抗
層4が第1の実施例と同様の材料で構成されている場
合、例えばd4 =20ミクロン,L=300ミクロン,
t=2ミクロンであれば、RD は33Ωとなる。また抵
抗RE は電極8と抵抗層4との間の接触抵抗であり、本
実施例ではたとえば10Ωである。レーザの直列抵抗成
分であるRLDは抵抗RC よりも充分に小さい値(即ちR
LDは33Ωよりも充分に小さい値)である。
【0038】上記第1,第2の実施例と同様、レーザ発
光のための電圧VLDが約1.5Vであり、抵抗層に10
0mAの温度制御用電流を流す場合の、各電極に印加す
る電圧としては、n側電極7を接地(0V)とすると、
p側電極6にはVLD即ち1.5V、抵抗体用電極8には
VLD+4.3V即ち約5.8Vの電圧を印加すればよ
い。
【0039】以上のように、上記第1〜第3の実施例で
は、活性層に隣接する半導体層の、活性領域に接する部
分に温度制御電流を流してこの部分で発熱を生じさせ、
この熱により活性領域を加熱して発振波長を変化させる
ようにしたので、制御電流に対して応答性のよいものを
実現できる。
【0040】なお、上記第1〜第3の実施例ではいずれ
も基板としてInPを用い、活性層としてInGaAs
Pを用いたものについて述べたが、レーザを構成する材
料としては、GaAs,AlGaAs等の他の化合物半
導体を用いてもよく、上記実施例と同様の効果を奏す
る。
【0041】ところで、発振波長を変化できる半導体レ
ーザとして、例えば特開昭 62-247582号公報に示される
ような、分布ブラッグ反射器型(distributed Bragg re
flector :DBR)レーザの回折格子に電流を注入し
て、回折格子を構成する材料の屈折率を変化させ、これ
により発振波長を変化させるものがある。これは回折格
子を構成する半導体層にキャリアを注入すると、プラズ
マ効果によって半導体層の屈折率が変化することを利用
している。一方、半導体層は温度変化によってもその屈
折率が変化することが知られている。従って、DBRレ
ーザの回折格子を構成する半導体層を加熱することによ
っても半導体レーザの発振波長を変化させることができ
る。
【0042】図4はDBRレーザの回折格子を構成する
半導体層を加熱する構成とした、本発明の第4の実施例
による半導体レーザを示す図であり、図4(a) はその斜
視図であり、図4(b) は図4(a) のIVb−IVb断面図で
ある。これら図において、図1と同一符号は同一又は相
当部分である。レーザ発光領域20と、回折格子からな
る反射器領域21はDBRレーザの共振器長方向に直列
に配置されている。反射器領域21の電流ブロック層3
上には、ストライプ状の活性層2の延長線上に対応して
例えばInGaAsPからなるストライプ状の回折格子
形成層11が配置され、この回折格子形成層11の表面
には共振器長方向に周期的な凹凸構造(回折格子12)
が形成されている。また例えばInPからなるp型半導
体層10は活性層2及び回折格子形成層11を埋め込む
ように配置される。ここで、p型半導体層10はレーザ
発光領域では活性層2内にキャリア及び光を閉じ込める
クラッド層として機能するものである。回折格子形成層
11とp型半導体層10とはバンドギャップエネルギが
異なる材料で構成されており、また上述のように回折格
子形成層11の表面には共振器長方向に周期的な凹凸構
造が形成されているので、これにより反射器領域21で
は共振器長方向に周期的な屈折率の分布が形成される。
【0043】DBRレーザでは活性層2で発生した光の
うち回折格子12の周期に合う波長のみ選択的に増幅さ
れレーザ発振するしくみになっている。本実施例ではこ
のレーザの回折格子12の上部のみに図4(a) に示すよ
うに抵抗層用電極8aと8bを設けており、この電極8
aと8bにより回折格子形成層11上に配置されたp型
半導体層(抵抗層)10にストライプを横切る方向に電
流を流して、このp型半導体層を発熱させる。p型半導
体層は発熱によりその屈折率が変化し、さらに温度上昇
による半導体の熱膨張のため回折格子12の周期が変化
し発振波長が変わる。
【0044】このように、本実施例では、DBRレーザ
の回折格子を構成する半導体層10上に半導体層10に
電流を流すための電極を備えた構成としたから、この電
極から注入する制御電流により、レーザの発振波長を変
化させることができる。なお、上記第4の実施例ではレ
ーザ発光領域の一方の端部に反射器領域を備えたものに
ついて示したが、レーザ発光領域の両側に反射器領域を
設けたものであってもよく、上記実施例と同様の効果を
奏する。
【0045】また、上記第4の実施例においても基板と
してInPを用い、活性層としてInGaAsPを用い
たものについて述べたが、上記第1〜第3の実施例と同
様、レーザを構成する材料としては、GaAs,AlG
aAs等の他の化合物半導体を用いてもよく、上記実施
例と同様の効果を奏する。
【0046】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、基板上
に順次形成された活性層,上クラッド層,及びコンタク
ト層を有し、上記活性層のストライプ状の領域に電流を
注入してレーザ動作を行なうものにおいて、上記クラッ
ド層の上記ストライプ状活性領域の直上の部分に接する
部分に層と平行方向にかつ上記ストライプ方向に対し垂
直方向に電流を流す一対の電極を備えた構成としたか
ら、製造が容易でかつ、温度制御電流に対して極めて良
好な波長変化応答性を有する半導体レーザを得ることが
できる効果がある。
【0047】また、この発明によれば、活性層を含むレ
ーザ発光領域と、該レーザ発光領域に共振器長方向に直
列に配置された回折格子を含む反射器領域を有し、上記
活性層で発生した光のうち、上記回折格子の周期に合う
波長の光が選択的に増幅されてレーザ発振するものにお
いて、上記回折格子を構成する半導体層に層と平行方向
にかつ共振器長方向に対し垂直方向に電流を流す一対の
電極を備えた構成としたから、DBRレーザの発振波長
を回折格子を構成する半導体層の温度変化で変化させる
ことができる半導体レーザが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例による半導体レーザを
示す斜視図である。
【図2】この発明の第2の実施例による半導体レーザを
示す斜視図である。
【図3】この発明の第3の実施例による半導体レーザを
示す斜視図である。
【図4】この発明の第4の実施例による半導体レーザを
示す図である。
【図5】従来の半導体レーザの構造及びその特性を示す
図である。
【図6】従来の他の半導体レーザを示す斜視図である。
【図7】従来の更に他の半導体レーザを示す断面図であ
る。
【図8】従来の更に他の半導体レーザを示す一部切り欠
き斜視図である。
【図9】本発明の第1の実施例の等価回路図である。
【図10】本発明の第2の実施例の等価回路図である。
【図11】本発明の第3の実施例の等価回路図である。
【符号の説明】
1 n型InP基板 2 InGaAsP活性層 3 半絶縁性InP電流ブロック層 4 p型InP層 5 p型InGaAsPコンタクト層 6 レーザ駆動用p側電極 7 レーザ駆動用n側電極 8 温度制御用電極 9 兼用電極 10 p型InP層 11 InGaAsP回折格子形成層 12 回折格子 20 レーザ発光領域 21 反射器領域
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】図5は例えば応用物理学会予稿集(19
91年春季講演予稿集No.3, P969, 29p-D-8 )に示され
た従来の抵抗膜加熱型波長可変半導体レーザの構造を示
す斜視図であり、図において、101はn型半導体基板
である。ストライプ状の活性層102はレーザ素子中央
部の基板101上に配置され、活性層102の両側の基
板101上には半絶縁性の電流ブロック層103が配置
される。p型半導体層104は電流ブロック層103及
び活性層102上に配置される。活性層102にレーザ
駆動電流を注入するp側電極105,及びn側電極10
6はそれぞれp型半導体層104上,及び基板101裏
面に配置される。絶縁膜107はp側電極105の活性
層102直上部を覆って配置され、白金抵抗膜108は
絶縁膜107の活性層102直上部上に配置される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】図5の波長可変半導体レーザはこの効果を
利用したものである。即ち、このレーザでは活性層10
2上部の素子表面に抵抗膜108を設け、この抵抗膜1
08の両端108aと108b間に電流を流して抵抗膜
を発熱させて活性層102を加熱する構成としている。
従って、本従来例では抵抗膜108を流れる電流が増加
すると活性層102の温度が上昇し、図5(b) に示すよ
うに発振波長が長波長側へシフトする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】図7は同じく特開平1-173686号公報に記載
された、従来の他の波長可変半導体レーザの構造を示す
断面図であり、図において、131はn型GaAs基板
である。n型GaAsバッファ層132は基板131上
に配置され、n型AlGaAsクラッド層133はバッ
ファ層132上に配置され、n型AlGaAs−GaA
sグレード層134はクラッド層133上に配置され、
GaAs活性層135はグレード層134上に配置さ
れ、p型GaAs−AlGaAsグレード層136は活
性層135上に配置され、p型AlGaAsクラッド層
137はグレード層136上に配置され、p型GaAs
キャップ層138はクラッド層137上に配置される。
幅wd のストライプ状のレーザ駆動用電極141はレー
ザ素子中央部分のキャップ層138上に配置され、幅w
m (但しwm はwd よりも充分に大きい)の温度制御用
電極142はレーザ駆動用電極141の両側のキャップ
138上に配置される。レーザ駆動用電極141が配
置された領域と温度制御電142が配置された領域と
の間の領域はキャップ層138表面からクラッド層13
7の中ほどまでエッチングにより溝が形成されており、
該溝はポリイミド等により埋め込まれ絶縁層139とな
っている。共通電極143は基板131裏面に配置され
る。145はレーザ活性領域である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】図8は同じく特開平1-173686号公報に記載
された、従来のさらに他の波長可変半導体レーザの構造
を示す一部切り欠き斜視図であり、図において、151
はp型GaAs基板である。p型GaAsバッファ層1
52は基板151上に配置され、p型AlGaAsクラ
ッド層153はバッファ層152上に配置され、GaA
s活性層155はクラッド層153上に配置され、n型
AlGaAsクラッド層157は活性層155上に配置
され、p型GaAsキャップ層158はクラッド層15
7上に配置される。キャップ層158〜バッファ層15
2の積層構造はストライプ状リッジ形状に成形され、リ
ッジの両側の基板151上には絶縁層159が配置され
る。絶縁層159中にはリッジと平行にストライプ状の
抵抗層164が配置される。絶縁膜165は絶縁層15
9及び抵抗層164を覆って配置される。この絶縁膜1
65は抵抗層164の両端部分に開口部を有し、温度制
御用電極162は該開口部に露出した抵抗層164上に
配置される。レーザ駆動用のn側電極161はストライ
プ状のキャップ層158に接して配置される。またp側
電極163は基板151裏面に配置される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す、従来の抵
抗膜加熱型の波長可変レーザはp電極105の上に絶縁
107を形成し、白金抵抗膜108をその上に設ける
工程が必要であり、製造コストが高くなるという問題点
があり、また、抵抗膜108と活性層102の間に絶縁
107があるため熱の伝導性が悪く、白金抵抗膜に電
流を流してこれを加熱しても、この熱が活性層にまで伝
わるのに時間がかかるため、波長制御電流に対する波長
変化のレスポンスが悪いという問題点があった。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】次に図1の半導体レーザの動作について説
明する。図において、p側電極6とn側電極7と間に
レーザのpn接合に対し順方向のバイアスを印加する
と、キャリアが活性層2に注入され活性層2内で再結合
し光を発生する。ここで電流ブロック層3は活性層2に
電流が集中するように設けられている。活性層2内で発
生した光は活性層ストライプに沿って導波され、反射,
増幅を繰り返してレーザ発振に至る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】兼用電極9とn側電極7と間にレーザの
pn接合に対し順方向のバイアスを印加した際のレーザ
発振動作は上記第1の実施例と全く同じである。一方、
本実施例では電極8と電極9の間コンタクト層5が取
り除かれており、電極8と電極9の間に電流を流すと、
コンタクト層5を取り除いてある部分の抵抗層(p型I
nP層4)で発熱する。この発熱により活性層を加熱し
て半導体レーザの波長を変化させる。このように、本実
施例においても上記第1の実施例と同様、活性層と接す
る半導体層を発熱させて、活性層を加熱するようにして
いるので、電極8と電極9の間に流す温度制御電流に対
して極めて良好な波長変化の応答性を得ることができ
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】兼用電極9とn側電極7と間にレーザの
pn接合に対し順方向のバイアスを印加した際のレーザ
発振動作は上記第1,第2の実施例と全く同じである。
一方、本実施例では活性層ストライプの両サイド上の一
方のコンタクト層5が取り除かれており、抵抗体用電極
8′は兼用電極9と所定の間隔d4 をもって抵抗層4上
に直接配置されている。このように不純物濃度の低い半
導体層上に直接電極を形成した場合は、電極と半導体層
間の接触抵抗が高いので、本実施例ではこの接触抵抗も
加熱抵抗として利用することができ、活性層の加熱効率
を向上することができる。即ち、電極8′と兼用電極9
の間に電流を流すと、電極8′と抵抗層4との界面、及
び電極8′と電極9の間の抵抗層で発熱する。この発熱
により活性層を加熱して半導体レーザの波長を変化させ
る。このように、本実施例においても上記第1,第2の
実施例と同様、活性層と接する半導体層を発熱させて、
活性層を加熱するようにしているので、電極8と電極9
の間に流す温度制御電流に対して極めて良好な波長変化
の応答性を得ることができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に順次形成された活性層,
    上クラッド層,及びコンタクト層を有し、上記活性層の
    ストライプ状の領域に電流を注入してレーザ動作を行な
    う半導体レーザにおいて、 上記上クラッド層の上記ストライプ状活性領域直上の部
    分に接する部分に層と平行方向にかつ上記ストライプ方
    向に対し垂直方向に電流を流す一対の電極を備えたこと
    を特徴とする半導体レーザ。
  2. 【請求項2】 上記一対の電極は上記コンタクト層上に
    配置されており、該一対の電極間の上記コンタクト層が
    除去されていることを特徴とする請求項1記載の半導体
    レーザ。
  3. 【請求項3】 上記一対の電極のうち少なくとも一方が
    上記コンタクト層が除去されて露出した上記上クラッド
    層上に直接配置されていることを特徴とする請求項2記
    載の半導体レーザ。
  4. 【請求項4】 上記一対の電極のうち一の電極は上記活
    性層に電流を注入する電極であることを特徴とする請求
    項2又は請求項3記載の半導体レーザ。
  5. 【請求項5】 活性層を含むレーザ発光領域と、該レー
    ザ発光領域に共振器長方向に直列に配置された回折格子
    を含む反射器領域を有し、上記活性層で発生した光のう
    ち、上記回折格子の周期に合う波長の光が選択的に増幅
    されてレーザ発振する半導体レーザにおいて、 上記回折格子を構成する半導体層に層と平行方向にかつ
    共振器長方向に対し垂直方向に電流を流す一対の電極を
    備えたことを特徴とする半導体レーザ。
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