JPH05316943A - 青果物鮮度保持包装用フィルム - Google Patents
青果物鮮度保持包装用フィルムInfo
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- JPH05316943A JPH05316943A JP24832692A JP24832692A JPH05316943A JP H05316943 A JPH05316943 A JP H05316943A JP 24832692 A JP24832692 A JP 24832692A JP 24832692 A JP24832692 A JP 24832692A JP H05316943 A JPH05316943 A JP H05316943A
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Abstract
に維持するための鮮度保持包装用フィルムの提供。 【構成】 フィルム全体の23℃における酸素および炭酸
ガス透過度が1000〜100000cc/m2・24hrs・atm となるよ
うに規定するために、フィルムに平均径100〜300μの微
孔を1000個/m2 以下の割合でかつ微孔1個あたりの酸素
および炭酸ガス透過度が 100〜900cc/24hrs・atm と
し、さらに40℃で90%RHにおける水蒸気透過度を30〜30
0g/m2・24hrsとした青果物鮮度保持包装フィルム。 【効果】 あらゆる材質のフィルムで青果物の密封包装
によるMA包装が可能となり、青果物の鮮度低下を長期
間にわたり抑制することが可能となる。
Description
果物の鮮度低下を抑制するための鮮度保持包装用フィル
ムに関する。更に詳しくは青果物を密封包装し、系内の
ガス組成を適正に維持するための鮮度保持包装用フィル
ムに関する。
として、青果物の雰囲気環境ガス組成を変更する方法が
一般的に行われており、CA (Controlled Atomospher
e) 貯蔵としてリンゴの長期貯蔵等で実用化されてい
る。また、フィルム密封包装と青果物の呼吸作用を利用
して包装内を低酸素、高炭酸ガス濃度に保つ、いわゆる
MA (Modified Atmosphere)貯蔵も広く行われている。
このとき、包装袋内を適切なガス組成に保つためには青
果物の呼吸量に合わせて適度な酸素、炭酸ガス透過性を
有するフィルムを選択することが不可欠である。
ス透過性のコントロール方法には下記の3種がある。 適度なガス透過性を有するフィルム材質の選択 フィルム厚みの変更によるガス透過性の調節 フィルムへの開孔によるガス透過性の調節 はフィルム材質により固有な酸素、炭酸ガス透過性を
利用し、適度な酸素、炭酸ガス透過性を選択するもので
あり、例えば、最も代表的な熱可塑性樹脂であるポリエ
チレンの場合、厚さ30μでの23℃における酸素透過度は
5000〜8000cc/m2・24hrs・atm であり、また同じ厚みで
の2軸延伸ポリプロピレンフィルムの場合には23℃にお
ける酸素透過度は1000〜3000cc/m2・24hrs・atm である
ため、フィルムの材質を変更することにより酸素、炭酸
ガス透過性を制御することが可能である。
することを利用するものであり、同一素材のフィルムで
もフィルム厚みを変更することにより広い範囲のガス透
過性を得ることが可能である。はフィルムに微孔を開
けて、その孔の大きさと数によりガス透過性を制御する
技術である。フィルムに20〜100μの平均直径を有する
孔を有し、平方メートルあたり10〜1000個の孔を有し
て、25℃、75%における酸素透過度が 200000cc/m2・24h
rs・atm 以下で制御可能なフィルムが、特開平2-73831
および特開平2-85181号公報に提案されている。
来技術およびでは、使用フィルムの材質および厚さ
が限定されるという欠点を有しており、フィルム素材が
従来持つ、印刷適性、腰、強度、シール性等が非常に限
定される為、実用的ではなかったのが現状である。更に
上記およびの方法においては積層フィルムの場合に
は更に酸素透過度の選択の幅がせまくなる。通常、青果
物のMA包装に適するガス透過性は、23℃における酸素
透過度で1000〜100000cc/m2・24hrs・atm の範囲である
ことが殆どである。これに対して通常の積層フィルムで
は基材として延伸ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエ
チレンテレフタレート等の比較的酸素透過度の低い包装
材料を用いることが多く、これらから成る積層フィルム
の23℃における酸素透過度は1000cc/m2・24hrs・atm 以
下であり、青果物のMA包装用フィルムには適さない。
ば青ウメ、ブロッコリー、きのこ等のMA包装用フィル
ムの場合、フィルムの酸素透過度が足りないと包装袋内
の酸素濃度が急激に低下し、呼吸障害が発生して異臭・
障害等を発生して商品性を失う。この場合、フィルムの
23℃における酸素透過度は通常 15000cc/m2・24hrs・atm
以上必要な場合があるが、上記およびの方法でこ
の酸素透過度を得ることは困難であり、比較的酸素透過
度が高いフィルム材質であるエチレン・酢酸ビニル共重
合フィルムやポリブタジエンフィルムでも23℃での酸素
透過度は厚さ30μに換算してやはり15000cc/m2・24hrs・
atm 以下であり、夏期の高温流通時には包装袋内の酸素
不足による呼吸障害の恐れがある。
ゆる種類の包装材料に適用可能な方法であり、フィルム
材質、構成、印刷の有無等を選ばない点でおよびの
技術より遙に優れることは明らかである。しかしなが
ら、特開平2-73831および特開平2-85181に提案されて
いる方法では、その平均直径が20〜100μである。この
孔径では青果物を入れて密封する際に青果物からでる微
小なゴミが孔部分を塞ぎやすく、酸素および炭酸ガス透
過度を正確に制御することが困難である。また、開孔加
工時にも粉塵、フィルム片等の種々の微小なゴミが発生
するが、これらも孔部分を塞いで酸素および炭酸ガス透
過度を正確に制御することを困難にする。
印刷を施した場合には印刷インキにより微孔が埋まり、
その効果を発揮しないという欠点をも有する。開孔は必
ずしも積層・印刷後に施されるとは限らず、開孔後に印
刷、防曇加工等を施す場合には、100μ以下の孔では孔
が埋まって孔径が変化してしまい、酸素および炭酸ガス
透過度を正確に制御することが不可能である。更に現状
の技術では平均直径100μ以下の均一な開孔にはレーザ
ー等の光学的な手段を用いなければならず、加工がコス
ト高になるという欠点を有する。物理的な方法、たとえ
ば加熱針による開孔の場合には孔径を 100μ以下で制御
するのは困難であるがコスト的には有利である。
多量の水蒸気も同時に発生する。この場合、MA包装を
行うべくフィルム包装により密封すると、包装袋内が過
剰湿度となり、結露・水滴となって包装袋内に付着す
る。この余剰水分はカビ・腐敗の温床となり、鮮度低下
の要因となる。上述の微孔開孔を施した場合にも、酸素
・炭酸ガスの透過度は制御可能であるが、同時に水蒸気
透過度を制御することは困難であり、フィルムの水蒸気
透過度はフィルム材質自身にほとんど依存することが本
発明者らの実験により明らかになっている。
は、適度な水蒸気透過性を有するフィルム材質を用いる
ことが必要であるが、通常の青果物包装に用いられるポ
リエチレン、ポリプロピレン等のフィルムでは通常用い
られる30μ程度の厚さではその水蒸気透過度は40℃、90
%RHで30g/m2・24hrs以下であり、過剰湿度によるカビ・
腐敗の進行が避けられない。また、水蒸気透過度を増加
させる為に、0.5mm径以上の穴を多数開孔することによ
り水蒸気透過度を制御するフィルムもみられるが、この
フィルムでは逆に酸素・炭酸ガスの制御ができない為
に、MA包装用にフィルムとして用いることができな
い。
消し、青果物を密封包装して、系内のガス組成を適性に
維持するための鮮度保持包装用フィルムを提供すること
を目的としている。
技術の問題点を解決するべく鋭意研究を重ねた結果、平
均径が 100〜300μの微孔であれば、微孔面積と微孔数
によりフィルムの酸素、炭酸ガス透過度の制御が可能で
あり、青果物から出る微細なゴミ、および開孔時に発生
する微細な粉塵等により微孔が塞がらない青果物鮮度保
持包装用フィルムが作成可能であり、尚かつ、適度な水
蒸気透過性を有するフィルム材質を選択することによ
り、カビ・腐敗の進行を抑え、更に長期間に渡り鮮度を
維持することが可能であることを見出し、本発明を完成
するに至った。
明の青果物鮮度保持包装用フィルムは、フィルムに平均
径が 100〜300μの微孔を有する。フィルムの酸素およ
び炭酸ガス透過度は孔径とその数、即ち微孔面積に依存
し、本発明者らの実験によれば、その微孔あたりの酸素
および炭酸ガス透過度は 100〜900cc/24hrs・atm であ
る。これは微孔からの酸素および炭酸ガス透過量は同じ
であり、透過量は孔面積に比例することを意味する。例
えば、微孔直径が 100μの場合には微孔あたりの酸素お
よび炭酸ガス透過度は100cc/24hrs・atm 程度であるこ
とが本発明者等の実験により明らかになっている。した
がって、平方メートルあたりの孔数をかえることにより
フィルムの酸素透過度をコントロールすることが可能と
なる。
り、平均径が 300μ以上では微孔あたりの酸素および炭
酸ガス透過度が900cc/24hrs・atm 以上となり、青果物
のMA貯蔵に適したフィルムの酸素および炭酸ガス透過
度の制御が困難である。また、100μ以下では前述の通
り、青果物を入れて密封する際に青果物からでる微小な
ゴミが孔部分を塞ぎやすく、酸素および炭酸ガス透過度
を正確に制御することが困難である。また、開孔加工時
にも粉塵、フィルム片等の種々の微小なゴミが発生する
が、これらも孔部分を塞いで酸素および炭酸ガス透過度
を正確に制御することを困難にする。
印刷を施した場合には印刷インキにより微孔が埋まり、
その効果を発揮しないという欠点をも有する。開孔は必
ずしも積層・印刷後に施されるとは限らず、開孔後に印
刷、防曇加工等を施す場合には、 100μ以下の孔では孔
が埋まって孔径が変化してしまい、酸素および炭酸ガス
透過度を正確に制御することが不可能である。更に現状
の技術では平均直径100μ以下の均一な開孔にはレーザ
ー等の光学的な手段を用いなければならず、加工がコス
ト高になるという欠点を有する。物理的な方法、たとえ
ば加熱針による開孔の場合には孔径を 100μ以下で制御
するのは困難であるがコスト的には有利である。このた
め、本発明においてはその微孔の平均直径は 100〜300
μであることが必要不可欠な要素である。
よび加工速度により、円または楕円となる。特に物理的
な方法、例えば加熱針を用いた場合には針とフィルムと
の接触時間が長くなるために形状は楕円となりやすい。
このような場合においても孔の平均直径が 100〜300μ
の円と同等の面積を有していれば全く同様の効果が得ら
れる。即ち、本発明において微孔は必ずしも真円である
必要はない。
るすべての高分子フィルムを用いることができ、また積
層したフィルムを用いることも可能であり、フィルム材
質により本発明が限定されることはない。最内層に低温
でヒートシール可能な層を有していれば、シール密封が
容易に可能であるためより望ましいが、密封が完全であ
れば輪ゴム止め等の方法を用いてもよい。また、本発明
のフィルムは必ずしも透明である必要はなく、必要に応
じて印刷、防曇処理等を加えることもできる。開孔は印
刷、防曇処理等の工程の前、後いずれでも可能である。
段および、レーザー等の光学的手段のいずれも用いるこ
とができる。 100〜300μの孔径であれば、物理的な手
段を用いても十分に開孔可能な範囲であり、コスト的に
も有利である。もちろんレーザー等でも加工可能であ
り、この場合には更に精密な孔径の制御が可能となる。
また、微孔開孔にレーザーを用いる場合には、対象フイ
ルムが効率良くレーザーを吸収する必要があり、例え
ば、CO2 レーザーにより加工を施す際には発振波長10.6
μでの吸収率の高いポリスチレンフィルムは微孔開孔に
更に適しており、より低出力のレーザーで効率良く微孔
開孔が可能である。
きく、密封包装により余剰水分が発生してカビ・腐敗が
発生しやすい、例えばブロッコリー・青ウメ・きのこ類
等においては更にフィルム材質を限定してその水蒸気透
過度を選択する必要がある。これらの鮮度保持に必要な
適度な水蒸気透過度は40℃、90%RHで30〜300g/m2・24h
rs 、より好ましくは50〜200g/m2・24hrs である。水蒸
気透過度が30g以下では余剰水分によるカビ・腐敗の進
行が早い。また、300g以上では蒸散による萎れ・重量減
少が著しく、商品性が低下する。
微孔部分からは期待できないことが本発明等の実験によ
り判明しているため、水蒸気透過性はフィルム材質自身
の透過性を用いることが必要である。上述の水蒸気透過
性の範囲を満たすフィルムとしては、ポリスチレン、ポ
リブタジエン、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポ
リ塩化ビニル、ポリメチルペンテン、再生セルロース等
を用いることが可能であり、必要に応じてこれらを積層
して用いることも可能である。
より、あらゆる材質の単体フィルムおよびそれらの積層
フィルムで酸素および炭酸ガス透過度の制御が可能とな
り、青果物を低酸素、高炭酸ガス状態で保存するMA貯
蔵が可能となる。更にその水蒸気透過度をフィルム材質
により選択することにより、フィルムから適度な蒸散を
促し、過剰水分によるカビ・腐敗の発生を抑制すること
が可能である。また、本発明に用いられるフイルムは、
前記のとおり単層或いは多層の何れでもよいが、多層の
例としては、ポリアミド/無延伸ポリスチレン、ポリア
ミド/ポリブタジエン、2軸延伸ポリスチレン、ポリピ
ニールアルコール/無延伸ポリスチレン、ポリピニール
アルコール/ポリブタジエン等がある
体的に説明するが、これにより本発明が限定されるもの
ではない。 (実施例1)片面ヒートシール可能な2軸延伸ポリプロ
ピレンフィルム30μ (東京セロハン紙 (株) 製) に孔の
平均直径 150μ、孔数50個/m2 となるように加熱針を用
いて連続的に開孔した。
延伸ポリプロピレンフィルム30μ (東京セロハン紙
(株) 製) に孔の平均直径 150μ、孔数 100個/m2 とな
るように加熱針を用いて連続的に開孔した。 (実施例3)片面ヒートシール可能な2軸延伸ポリプロ
ピレンフィルム30μ (東京セロハン紙 (株) 製) に孔の
平均直径 150μ、孔数 200個/m2 となるように加熱針を
用いて連続的に開孔した。
延伸ポリプロピレンフィルム30μ (東京セロハン紙
(株) 製) に孔の平均直径 150μ、孔数 200個/m2 とな
るように加熱針を用いて連続的に開孔し、その後に開孔
部分に印刷加工を施した。 (実施例5)無延伸ポリスチレンフィルム30μ (東興資
材工業 (株) 製) に孔の平均直径150μ、孔数 100個/m
2 となるように加熱針を用いて連続的に開孔した。
ム30μ (東京セロハン紙 (株) 製) に孔の平均直径 500
μ、孔数50個/m2 となるように加熱針を用いて連続的に
開孔した。 比較例2 片面ヒートシール可能な2軸延伸ポリプロピレンフィル
ム30μ (東京セロハン紙 (株) 製) に孔の平均直径50
μ、孔数 250個/m2 となるようにレーザーを用いて連続
的に開孔した。
ム30μ (東京セロハン紙 (株) 製) に孔の平均直径50
μ、孔数 500個/m2 となるようにレーザーを用いて連続
的に開孔した。 比較例4 片面ヒートシール可能な2軸延伸ポリプロピレンフィル
ム30μ (東京セロハン紙 (株) 製) に孔の平均直径50
μ、孔数1000個/m2 となるようにレーザーを用いて連続
的に開孔した。
ム30μ (東京セロハン紙 (株) 製) に孔の平均直径50
μ、孔数1000個/m2 となるようにレーザーを用いて連続
的に開孔し、その後に開孔部分に印刷加工を施した。 比較例6 片面ヒートシール可能な2軸延伸ポリプロピレンフィル
ム30μ (東京セロハン紙 (株) 製) を未開孔のまま用い
た。
(東京セロハン紙 (株)製、トーセロTUX) に孔の平均
直径 150μ、孔数 100個/m2 となるように加熱針を用い
て連続的に開口した。 試験例1 上記の本発明の実施例1〜4および比較例1〜6のフィ
ルムについて23℃における酸素および炭酸ガス透過度を
測定した結果を表1に示す。
例のフィルムは未開孔の単体フィルムに比べて高い酸素
透過度を有しており、粉塵等による目詰まりも皆無であ
るため、孔数を変更することにより酸素および炭酸ガス
透過度を自由に制御することが可能であり、酸素および
炭酸ガス透過度は孔数に比例した。また、開孔後に印刷
加工を施した場合でもガス透過度は変化していなかっ
た。
ぎる為に酸素および炭酸ガス透過度が大きくMA包装用
フィルムとしては適さない酸素および炭酸ガス透過度で
あった。また、比較例2〜5から明らかなように、孔径
が50μの場合には開孔加工時の粉塵やゴミ等により孔の
一部が塞がれた為、酸素および炭酸ガス透過度が低く、
バラツキも大きくなっていた。また、孔数と酸素および
炭酸ガス透過度にも比例関係は認められなかった。更に
印刷加工を施した場合には、印刷インキによって一部の
孔が埋まってしまった為、印刷後には更に酸素および炭
酸ガス透過度の低下が認められた。
×150mm のパウチを作成し (パウチ表面積 0.06m2 ) 、
しいたけ200gを密封包装して、20℃で5日間保存した後
に内部ガス組成およびしいたけの品質変化を調べた。そ
の結果を表2に示す。
チ内を最適な酸素濃度に保つことが可能であり、しいた
けの褐変、萎れ防止に効果的であって、尚且つ過度の低
酸素による異臭を発生することがなかった。これに対し
て比較例1では酸素濃度が高いために褐変が進行した。
また、比較例4のフィルムでは、孔が包装時のゴミや微
小なしいたけ片で一部塞がれており、比較例6と同様に
酸素濃度が低過ぎるために異臭が発生した。
×400mm のパウチを作成し (パウチ表面積 0.24m2 ) 、
カットレタス1kgを密封包装して、10℃で3日間保存し
た後に内部ガス組成およびカットレタスの品質変化を調
べた。その結果を表3に示す。
チ内を最適な酸素濃度に保つことが可能であり、カット
レタスの褐変、萎れ防止に効果的であって、尚且つ過度
の低酸素による異臭を発生することがなかった。これに
対して比較例1では酸素濃度が高いために褐変が進行し
た。また、比較例4のフィルムでは、孔が包装時のゴミ
や微小なカットレタス片で一部塞がれており、比較例6
と同様に酸素濃度が低すぎるために異臭が発生した。
過度を測定した結果を表1に示す。表4から明らかなよ
うに、本実施例5のフィルムは蒸散の激しい青果物のM
A包装に適する適度な水蒸気透過度を有しており、尚且
つ適度な酸素透過度を有している。
のパウチを作成し、ブロッコリ1株を密封包装して20℃
で7日間保存して内部ガス組成およびブロッコリーの品
質変化を調べた結果を表5に示す。表5から明らかなよ
うに本実施例においては、パウチ内を最適な酸素濃度に
保つことが可能であり、尚かつ、適度な蒸散によりカビ
・腐敗の発生を防止して鮮度保持期間を延長することが
可能である。
いるから、あらゆる材質のフィルムで青果物の密封包装
によるMA包装が可能となり、青果物の鮮度低下を長期
間にわたり抑制することが可能となり、産業上極めて有
用である。更に適度な水蒸気透過性を有するフィルムを
用いることにより、蒸散の激しい青果物のMA包装も可
能となり、更に繊度保持期間を延長することも可能であ
る。
Claims (7)
- 【請求項1】 平均径が 100〜300μの微孔を有し、微
孔面積と微孔数によりフィルムの酸素、炭酸ガス透過度
を規定することを特徴とする青果物鮮度保持包装用フィ
ルム。 - 【請求項2】 微孔を有するフィルム全体の23℃におけ
る酸素および炭酸ガス透過度が1000〜100000cc/m2・24hr
s・atm である請求項1記載の青果物鮮度保持包装用フ
ィルム。 - 【請求項3】 微孔1個あたりの酸素および炭酸ガス透
過度が100〜900cc/24hrs・atm である請求項1または2
記載の青果物鮮度保持包装用フィルム。 - 【請求項4】 微孔数が1〜1000個/m2 である請求項
1、2または3記載の青果物鮮度保持包装用フィルム。 - 【請求項5】 40℃、90%RHにおけるフィルムの水蒸気
透過度が30〜300g/m 2・24hrs である請求項1〜4項の
いずれかに記載の青果物鮮度保持包装用フィルム。 - 【請求項6】 フィルムの材質が、ポリスチレン、ポリ
ブタジエン、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリ
塩化ビニル、ポリメチルペンテン、再生セルロースのい
ずれかより構成されている請求項1〜5のいずれかに記
載の青果物鮮度保持包装用フィルム。 - 【請求項7】 フィルムの最内面が防曇処理されている
請求項1〜6のいずれかに記載の青果物鮮度保持包装用
フィルム。
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