JPH05317664A - 多孔質中空糸膜 - Google Patents
多孔質中空糸膜Info
- Publication number
- JPH05317664A JPH05317664A JP4155685A JP15568592A JPH05317664A JP H05317664 A JPH05317664 A JP H05317664A JP 4155685 A JP4155685 A JP 4155685A JP 15568592 A JP15568592 A JP 15568592A JP H05317664 A JPH05317664 A JP H05317664A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- membrane
- hollow fiber
- weight
- pva
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
る分離膜に、水濡れ性、蛋白非吸着性、耐汚染性、剥離
性等に優れた親水性のPVA系樹脂を含有させた、製造
が容易で、安価な多孔質中空糸膜を提供する。 【構成】 疎水性樹脂、孔形成剤およびそれらの共通溶
媒からなる原液を用い、かつ0.1〜20重量%のポリ
ビニルアルコール系樹脂を含有する溶液を内部凝固液お
よび/または外部凝固液として用いて製膜された多孔質
中空糸膜であって、該多孔質中空糸膜は膜中にポリビニ
ルアルコール系樹脂を0.5〜10重量%含有する多孔
質中空糸膜。
Description
ール(以下PVAと略称する)系樹脂を含有する多孔質
中空糸膜、特に蛋白非吸着性、耐汚染性等に優れた多孔
質中空糸膜に関するものである。
た技術の発展はめざましく、医療用途、工業用途等で実
用化されている。かかる分離膜用の樹脂として、従来よ
りセルロース系、ポリイミド系、ポリアミド系、ポリア
クリロニトリル系、PVA系、ポリスルホン系等の樹脂
が使用されている。なかでもポリスルホン系等の疎水性
樹脂は耐熱性や耐薬品性等の物理化学的性質に優れてお
り、最近各用途に幅広く使用されている。
燥させると透過性能が著しく減少するため、グリセリン
や界面活性剤等を膜に含浸させる親水化処理を施して透
過性能の低下を防止している。また乾燥させた分離膜を
再使用する場合には、アルコールや界面活性剤等による
湿潤化処理が施される。そのため親水化樹脂からなる分
離膜と比べコストが増加するとともに、取り扱いがめん
どうであり、また蛋白等の吸着、膜の汚染や目詰まり等
が生じやすいという欠点があった。
いるところが大きく、この欠点を、疎水性の分離膜に親
水性を付与することにより解決する試みがなされ、以下
に示すような種々の方法が提案されている。
用いて製膜し、膜中に親水性樹脂を残存させる方法。
(特開昭58−104940号公報、同60−9700
1号公報、同61−93801号公報、同62−382
05号公報、同63−99325号公報、特開平2−1
15028号公報等)
水基を導入あるいは親水性樹脂をグラフトする方法(特
開昭59−196322号公報、同60−87803号
公報、同62−45303号公報等) (3) 含浸法 製膜後、膜を親水性樹脂の溶液中に浸漬して膜中に親水
性樹脂を残存させる方法(特開昭61−268032号
公報、同61−268032号公報、同63−2291
08号公報等)
法のうち、特開昭58−104940号公報、同60−
97001号公報、同61−93801号公報、同62
−38205号公報、同63−99325号公報には、
ポリスルホン、ポリアミド、ポリフッ化ビニリデン等の
疎水性樹脂にポリビニルピロリドンを混合した原液を用
いて製膜して、膜中にポリビニルピロリドンを残存させ
る方法が記載されているが、ポリビニルピロリドンは親
水性には優れているが、他の物質とイオンコンプレック
スを形成したり、他の物質を吸着し易いため、イオンコ
ンプレックスの形成や吸着する物質を含む用途には吸着
性、汚染性、剥離性等において適用できないという欠点
がある。
水性樹脂との相溶性が優れたポリビニルピロリドンを用
いることによって初めて製膜できるのであって、疎水性
樹脂との相溶性が劣る他の親水性樹脂に適用できるわけ
ではない。
染性や蛋白非吸着性等が優れるPVA系樹脂を含有した
ポリスルホン膜およびその製法が記載されているが、P
VA系樹脂はポリスルホンとの相溶性が劣るため、製膜
原液へ電解質を大量に添加してポリスルホンとの相溶性
を上げたり、氷浴中で製膜する等の特別な製造方法を採
用する必要があり、コストアップが避けられない。また
特別な製造方法であるために透過性の低い膜しか得られ
ていない。
険物であることが多く、取扱いに注意を要する上、反応
中に膜素材の分解や膜の変質が起こる恐れがある。また
反応の制御も困難であり、工業的規模の実施には適当で
ない。(3) の方法は孔径の極めて小さな膜、例えば逆浸
透膜、透析膜あるいは限外濾過膜では膜中に親水性高分
子を含浸させることは困難である。そのため適用される
分離膜が比較的孔径の大きい膜、例えば精密濾過膜等に
限定される。また、孔径制御が困難なため膜を安定に製
造することが難しく、工業的規模での実施には適当でな
い。
性能に優れた疎水性樹脂からなる分離膜に、水濡れ性、
蛋白非吸着性、耐汚染性、剥離性等に優れた親水性のP
VA系樹脂を含有させた、製造が容易で、安価な多孔質
中空糸膜を提供することにある。
からなる分離膜に親水性を付与する上記従来の方法を徹
底的に検討した結果、多孔質中空糸膜においては、中空
糸膜を製造する際に、PVA系樹脂を含有させた内部凝
固液及び/または外部凝固液を使用すると、凝固段階で
凝固液中に含まれるPVA系樹脂が膜内部に拡散する
が、この膜内部に拡散したPVA系樹脂は、意外にも後
工程における洗浄によっても完全には抽出されず、膜内
部及び膜の内外表面に残存すること、また疎水性樹脂と
PVA系樹脂の相互作用の影響がほとんどないため任意
の疎水性樹脂との組み合わせが可能であることを見いだ
し、更に鋭意検討した結果本発明に到達したものであ
る。
およびそれらの共通溶媒からなる原液を用い、かつ内部
凝固液および/または外部凝固液として0.1〜20重
量%のポリビニルアルコール系樹脂を含有する溶液を用
いて製膜された多孔質中空糸膜であって、該多孔質中空
糸膜は膜中にポリビニルアルコール系樹脂を0.5〜1
0重量%含有することを特徴とする多孔質中空糸膜であ
る。
濾過の範疇の膜であり、膜の少なくとも一方の表面に平
均孔径が100オングストローム以上、通常500オン
グストローム以上の多数の微細孔を有し、かつ透水性は
100l/(m↑2 ・hr・Kg/cm↑2)以上、通常50
0l/(m↑2 ・hr/Kg)以上の膜をいう。また膜構造
はスポンジやフィンガーライク等の公知の構造を有する
膜である。通常膜の少なくとも一表面に緻密層を有する
非対称構造の膜が好適に用いられる。
(以下膜中という)にはPVA系樹脂を0.5〜10重
量%含有している。PVA系樹脂の含有量が0.5重量
%未満であると十分な親水性が得られず、また10重量
%を越えると透水性の低下や膜を構成する疎水性樹脂の
特性が低下する。通常PVA系樹脂の含有量は1.0〜
7.0重量%、好ましくは2.5〜5.0重量%であ
る。
固液および/または外部凝固液(以下凝固液という)に
PVA系樹脂を含有する溶液を使用し、凝固中にPVA
系樹脂を膜内部に拡散させて、該PVA系樹脂を膜内部
や内外表面に残存させるため、原液を形成する疎水性樹
脂は任意の樹脂が使用できる。また原液としては従来公
知の技術をそのまま採用することができる。従来より疎
水性樹脂、溶媒、ポア形成剤からなる原液が一般的に使
用されており、本発明でも上記原液を使用することがで
きる。
樹脂が使用できる。かかる疎水性樹脂としては、例えば
ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリアミド、ポ
リイミド、ポリアクリロニトリル、ポリスチレン、ポリ
フッ化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリメタクリル酸
メチル等が例示できる。
のであり、膜素材や溶媒によりその種類や添加量が異な
るが、例えば水、アルコール類、グリコール類、エステ
ル類、グリセリン、有機酸、ポリエチレングリコール、
無機塩類等の単独あるいは2種類以上の混合物等の疎水
性樹脂の非溶媒、貧溶媒、膨潤剤等や、ZnO 、シリカ等
の無機微粒子が使用される。溶媒は疎水性樹脂と孔形成
剤を溶解し、かつPVA系樹脂を溶解できるものであれ
ば特に制限はない。
コール類、エステル類、グリセリン等の疎水性樹脂に対
して非溶媒又は貧溶媒の単独又は2種類以上の混合溶
液、あるいはこれらと溶媒との混合溶液にPVA系樹脂
を添加した系が用いられる。
は、PVA、ビニルアルコールと酢酸ビニル、スチレ
ン、イタコン酸等のビニル化合物との共重合体、あるい
はグラフトポリマー等が例示できる。さらに荷電基を有
するPVA系樹脂を用いれば、親水性の他にイオン交換
性やイオン選択透過性をも付与することができる。また
PVA系樹脂の平均分子量は1万以上が好ましい。平均
分子量が1万未満であると拡散速度が速く膜中に比較的
均一に分散するが、洗浄によって抽出され易いため、膜
中の残存量を増加させることが困難である。また高分子
量のPVA系樹脂を用いれば拡散速度が遅くなって膜中
に残存させ易いが、凝固液の粘度上昇が大きく製膜が困
難となったり、洗浄に長時間を要する場合がある。
系樹脂の分子量は、疎水性樹脂の種類、膜構造により適
宜決定されるが、通常例えば限外濾過膜のように孔径の
小さい膜は比較的低分子量のもの、精密濾過膜等のよう
な孔径の大きな膜は比較的高分子量のものが用いられ
る。また、平均分子量の異なる2種類以上のPVA系樹
脂を混合使用することもできる。
は、凝固液中のPVA系樹脂の濃度管理が容易で、また
少ない添加量でもPVA系樹脂を効率よく膜中に残存さ
せることができる。しかし溶液の粘度が紡糸性に影響を
与える場合があるので添加できるPVA系樹脂の量が限
定される場合がある。逆に外部凝固液にPVA系樹脂を
添加する場合は添加できるPVA系樹脂の量は任意であ
る。内部凝固液にPVA系樹脂を添加すると内表面側
に、また外部凝固液にPVA系樹脂を添加すると外表面
側にPVA系樹脂を局在化させることもできる。上記P
VA系樹脂の局在化はPVA系樹脂の分子量や添加量を
調節することで可能である。PVA系樹脂を内部凝固液
または外部凝固液に添加するか、あるいはその両方に添
加するかは紡糸方法、工程管理、コスト、膜特性等を考
慮にいれて選択することができる。
〜20重量%、通常1〜10重量%が好ましい。PVA
系樹脂の添加量が0.1重量%未満では疎水性膜に充分
な親水性効果を付与することができない。またPVA系
樹脂の添加量が20重量%を越えると余剰のPVA系樹
脂の洗浄除去が困難であるとともに、不経済でもある。
えば乾湿式法、湿式法等により製膜できる。透過性能の
優れた膜を得る場合は通常乾湿式法が採用される。ノズ
ルから吐出された膜を湿式法では直接外部凝固液に浸漬
する。一方乾湿式法ではノズルから吐出された膜を気体
中(一般的には空気中)を通過させた後、外部凝固液に
浸漬する。乾湿式法ではノズルの吐出面と外部凝固液の
表面との距離、すなわち気中走行距離(ドライゾーン長
という)は0.1〜100cm、通常1〜50cmが好
ましく採用される。ドライゾーン長が0.1cm未満で
は外部凝固液の僅かな波立ちでノズルの先端が外部凝固
液に接触する恐れがある。一方ドライゾーン長が100
cmを越えると多ホール紡糸においては糸揺れによる中
空糸膜同志の膠着が発生する。
80%以上に加湿すると、空気中の水分によりミクロ相
分離や緩和な凝固が促進されて膜外表面に孔径の大きな
多数の微孔を容易に形成することができる。この効果
は、ドライゾーン長が0.1cmと非常に短い場合にも
同様に認められる。
水洗、または40〜70℃以下の温水で処理され、膜に
含有される溶媒、非溶媒、膨潤剤および余剰のPVA系
樹脂が抽出除去される。膜中に含ませたZno 、シリカ等
の無機粒子を抽出して微孔を形成させる場合には、特別
な抽出処理を行う必要がある。これらの処理によって余
剰のPVA系樹脂が膜から抽出除去される。しかし上記
処理によってもPVA系樹脂は完全に抽出することがで
きず、膜中に残存する。本発明では膜中に残存するPV
A系樹脂量を制御することにより、疎水性膜に親水性を
付与する。PVA系樹脂が膜中に残存する理由として
は、凝固段階でPVA系樹脂が膜中に拡散し、凝固によ
って膜中に取り込まれ固定化されるためと推測される。
を行う。熱水処理をあらかじめ行っておくと、洗浄効率
が向上する上に熱に対する安定性が向上し、例えば高圧
蒸気滅菌処理を行う際に、中空糸膜の収縮等が防止でき
るので高圧蒸気滅菌処理を施す用途には有効である。ま
た、必要に応じて使用中に膜中に残存するPVA系樹脂
の溶出を防止するために、膜に物理的、または化学的処
理を施して膜中のPVA系樹脂を不溶化することもでき
る。不溶化処理には100℃以上の乾熱処理、アルデヒ
ドによるアセタール化、紫外線照射等の公知の技術が用
いられる。
枠等に捲き取り、乾燥される。乾燥した中空糸膜は束ね
られて、ハウジング内に収納された後、その両端部はポ
リウレタン樹脂などの熱硬化性樹脂によりハウジングに
固定されモジュール化される。
って更に詳しく説明する。なお、透水性は有効長15c
mのモジュールを作製し、乾燥状態の膜を25℃の純水
で膜の内側から1Kg/cm↑2の水圧をかけ、膜を透
過してきた純水の量を測定し、膜面積単位当たりの透水
量を算出した値であり、分画粒子径は90%以上阻止す
る粒子の大きさを示した。また、PVA系樹脂の膜中の
残存量は疎水性樹脂を溶媒で抽出した後に、残存した未
溶解物量の重量を測定し算出した。
0重量%、ポリエチレングリコール(三洋化成工業製
#600、分子量600) 36重量%、ジメチルホル
ムアミド 44重量部%を混合し、加熱撹拌して均一透
明な原液を調整した。この原液は33℃以上で相分離を
起こす性状を示した。上記原液を28℃にて16時間静
置し、脱泡した後、外径1.6mm、内径0.8mmの
2重環状ノズルより、ポリビニルアルコール(クラレ製
PVA−217)3重量%、ジメチルホルムアミド8
0重量%、水17重量%からなる28℃の内部凝固液と
ともに、50℃、相対湿度100%に調整された空気中
に押し出し、10cmの空中走行後、50℃の水からな
る外部凝固液中に浸漬して凝固させた。
熱水洗浄により膜中のジメチルホルムアミド、ポリエチ
レングリコールおよび過剰のPVAを抽出した後、枠に
捲き取った。ついで膜をグルタールアルデヒド0.2重
量%、硫酸2重量%からなる60℃の溶液中に60分間
浸漬してPVAを架橋させた後、グルタールアルデヒド
及び硫酸を洗浄除去し、しかる後50℃の温風で乾燥し
て外径1.3mm、内径0.8mmの中空糸膜を得た。
5000倍の走査型電子顕微鏡写真(以下SEM写真と
いう)から、外表面には約0.1〜2μの多数の微細孔
が存在しており、また図2に示す膜の内表面の5000
倍のSEM写真から、内表面には約0.05〜0.1μ
の多数の微細孔が存在している。図3は膜の中央部の断
面、図4は膜の外表面側の断面、図5は膜の内表面側の
断面を示す5000倍のSEM写真である。図3〜図5
により、膜の断面構造は、外表面側と内表面側が比較的
緻密な構造であり、中央部が粗い非対称のスポンジ構造
であった。
00l/(m↑2 ・hr・Kg/cm↑2)、分画粒子径は
0.1μであった。また中空糸膜中のPV系樹脂の残存
量は3.8重量%であった。この膜は乾燥と湿潤化を5
回繰り返しても透水性の変化は認められず、恒久的な親
水性が認められた。
0重量%をジメチルホルムアミドに溶解し、この溶液に
ポリビニルアルコール(クラレ製 PVA−217)を
ポリスルホンに対して5重量%添加させただけで溶液は
白濁し、完全に相分離した。この原液では全く製膜でき
なかった。
の2重環状ノズルより、ジメチルホルムアミド80重量
%、水20重量%からなる28℃の内部凝固液ととも
に、50℃、相対湿度100%に調整された空気中に押
し出し、10cmの空中走行後、50℃の水からなる外
部凝固液中に浸漬して凝固させた。次いで50℃の温水
洗浄と95℃の熱水洗浄によってジメチルホルムアミ
ド、ポリエチレングリコールを抽出除去し、ラウリル硫
酸ナトリウム0.1重量%の溶液中に浸漬した後に枠に
捲き取り、50℃の温風で乾燥して、外径1.3mm、
内径0.8mmの中空糸膜を得た。
量%の水溶液で湿潤化し、水洗した後に透水性を測定し
たところ、3600l/(m↑2 ・hr・Kg/cm↑
2 )であり、分画粒子径は0.1μであった。しかしこ
の膜を乾燥した後に再度測定すると透水性はほとんどゼ
ロであった。
長30cm、有効膜面積500cm↑2 の内圧型ラボモ
ジュールを作製した。このモジュールを用いて水道水の
内圧全濾過を実施し、透水性が300l/(m↑2 ・h
r・Kg/cm↑2 )になった時点で、膜間圧力差1k
g/cm↑2 で1分間透過液逆洗を行い、透水性の回復
性を調べた。上記試験を3回繰り返した結果、比較例2
の中空糸膜を用いたモジュールでは透水性が21%、1
5%、8%しか回復しなかったのに対し、実施例1の中
空糸膜を用いたモジュールは透水性が88%、85%、
87%と回復し、実施例1の中空糸膜が透過液逆洗によ
る剥離性が格段に優れていることが認められた。
膜を25℃のγ−グロブリン0.1重量%溶液中に24
時間浸漬して吸着性を調べた結果、γ−グロブリン吸着
率が比較例2の中空糸膜が35%であるのに対し、実施
例1の中空糸膜はわずかに1.5%であり実施例1の中
空糸膜は蛋白非吸着性に優れていることが認められた。
0重量%、ポリエチレングリコール(三洋化成工業製
#600、分子量600)10重量%、ジメチルホルム
アミド58.5重量%、無定形シリカ(徳山曹達社製
ファインシールB)11.5重量%を混合し、無定形シ
リカが均一に分散した白色の原液を調整した。
内径1.5mmの2重環状ノズルよりポリビニルアルコ
ール(クラレ製 PVA−217)6重量%、ジメチル
ホルムアミド75重量%、水19重量%からなる30℃
の内部凝固液とともに、40℃、相対湿度100%に調
整された空気中に押し出し、10cmの空中走行後、3
0℃の水からなる外部凝固液中に浸漬して凝固させた。
水洗浄によってジメチルホルムアミド、ポリエチレング
リコールおよび過剰のPVA系樹脂を抽出除去した後、
枠に捲き取った。更に実施例1と同様な方法でPVA系
樹脂を架橋した後、硫酸およびグルタールアルデヒドを
洗浄除去し、しかる後90℃に加温された15重量%の
水酸化ナトリウム水溶液で2時間処理して無定形シリカ
を抽出し、水酸化ナトリウムを洗浄除去し、50℃の温
風で乾燥することにより外径1.9mm、内径1.2m
mの中空糸膜を得た。
↑2 ・hr・Kg/cm↑2 )、分画粒子径は0.3μ
であった。また中空糸膜中のPVAの残存量は4.8重
量%であった。この膜は乾燥と湿潤化の繰り返しによっ
ても透水性の変化は認められず、恒久的な親水性が認め
られた。
8重量%、ポリエチレングリコール(三洋化成工業製
#600、分子量600)36重量%、ジメチルホルム
アミド 46重量部%を混合溶解して原液とした。この
原液は37℃以上で相分離を起こす性状を示した。32
℃に保ったこの原液を、外径1.0mm、内径0.5m
mの2重環状ノズルよりポリビニルアルコール(クラレ
製 PVA−205)3重量%、ジメチルホルムアミド
81重量%、水16重量%からなる32℃に加温された
内部凝固液とともに、50℃、相対湿度100%に調整
された空気中に押し出し、10cmの空中走行後に50
℃の水からなる外部凝固液に浸漬凝固させた。
浄によってジメチルホルムアミド、ポリエチレングリコ
ールおよび過剰のPVA系樹脂を抽出除去して、枠に捲
き取った。ついで実施例1と同様な方法でPVA系樹脂
を架橋した後、グルタールアルデヒド及び硫酸を洗浄除
去し、50℃の温風で乾燥して外径0.45mm、内径
0.32mmの中空糸膜を得た。この膜の乾燥状態の透
水性は7000l/(m↑2 ・hr・Kg/cm↑2
)、分画粒子径は0.2μであった。また中空糸膜中
のPVAの残存量は3.4重量%であった。この膜は乾
燥と湿潤化の繰り返しによって透水性の変化は認められ
ず、恒久的な親水性が認められた。
した牛血液によるin vitro評価を行った。その
結果透水性:QF max=40ml/min(血液流
量:QB =100ml/min),血中蛋白の透過率は
95%以上と優れた濾過性能を示した。
8重量%、ポリエチレングリコール(三洋化成工業製
#600、分子量600)34重量%、水0.1重量%
をジメチルホルムアミドで混合溶解して原液とした。こ
の原液は21℃以上で相分離する性状を示した。18℃
に保ったこの原液を、外径1.0mm、内径0.5mm
の2重環状ノズルよりジメチルホルムアミド75重量
%、水25重量%からなる18℃の内部凝固液ととも
に、40℃、相対湿度100%に調整された空気中に押
し出し、20cmの空中走行後に40℃のポリビニルア
ルコール(PVA−205)12重量%水溶液からなる
外部凝固液中に浸漬凝固させた。
浄によってジメチルホルムアミド、ポリエチレングリコ
ールおよび過剰のPVA系樹脂を抽出除去して、枠に捲
き取った。ついで実施例1と同様な方法でPVA系樹脂
を架橋した後、グルタールアルデヒド及び硫酸を洗浄除
去し、50℃の温風で乾燥して外径0.8mm、内径
0.5mmの中空糸膜を得た。この膜の乾燥状態の透水
性は1600l/(m↑2 ・hr・Kg/cm↑2 )、
分画粒子径は0.02μであった。また中空糸膜中のP
VAの残存量は2.6重量%であり、乾燥と湿潤化の繰
り返しによって透水性の変化は認められず、恒久的な親
水性が認められた。
−506)3重量%、ジメチルホルムアミド79重量
%、水18重量%とした以外は実施例1と同一の方法で
中空糸膜を作製した。得られた中空糸膜の乾燥状態の透
水性は2800l/(m↑2 ・hr・Kg/cm↑2
)、分画粒子径は0.08μであった。また中空糸膜
中のPVAの残存量は2.8重量%であり、アニオン基
のイオン基量は0.1ミリ当量であった。この膜は乾燥
と湿潤化の繰り返しによって透水性の変化は認められ
ず、恒久的な親水性が認められた。
%、エチレングリコール20重量%をジメチルホルムア
ミドに混合溶解して原液とした。この原液を30℃に保
ち、外径1.6mm、内径0.8mmの2重環状ノズル
よりポリビニルアルコール(クラレ製 PVA−20
5)4重量%、ジメチルホルムアミド70重量%、エチ
レングリコール6重量%、水20重量%からなる30℃
の内部凝固液とともに、50℃、相対湿度100%の空
気中に押し出し、10cmの空中走行後、50℃の水か
らなる外部凝固液中に浸漬して凝固させた。
洗浄でジメチルホルムアミド、ポリエチレングリコール
および過剰のPVAを抽出して、枠に捲き取った。つい
でグルタールアルデヒド0.2重量%、硫酸2重量%か
らなる60℃の溶液中に60分間浸漬してPVAを架橋
し、グルタールアルデヒドおよび硫酸を洗浄除去してか
ら、50℃の温風で乾燥して、外径1.3mm、内径
0.8mmの中空糸膜を得た。この膜の乾燥状態の透水
性は1300l/(m↑2 ・hr・Kg/cm↑2 )、
分画粒子径は0.02μであった。また中空糸膜中のP
VAの残存量は3.5重量%であり、乾燥と湿潤化の繰
り返しによって透水性の変化は認められず、恒久的な親
水性が認められた。
は、特定量のPVA系樹脂を含有する凝固液を用いるだ
けのわずかな操作で、疎水性樹脂をベースとする膜中に
PVA系樹脂が0.5〜10重量%残存させることがで
き、疎水性膜の性質の他に、親水性、蛋白非吸着性にも
優れた多孔性中空糸膜が提供できる。そのため逆洗等で
簡単に濾過性能が回復できるために安定した濾過性能を
得ることができる。
ているため、本発明の多孔性中空糸膜を医療用途に適用
すると、蛋白付着が抑制できて安定した濾過性能が得ら
れる。そして、抗血栓性の作用により、膜表面への血小
板付着の抑制と凝固系の非活性化等をもたすことができ
る。
VA等の荷電基を有するPVA系樹脂を選択すると、親
水性効果の他に電気的作用により耐汚染性や分離性能を
向上させることやイオン選択透過性、イオン交換性を付
与することができる。
構造を示す5000倍のSEM写真である。
00倍のSEM写真である。
5000倍のSEM写真である。
す5000倍のSEM写真である。
す5000倍のSEM写真である。
Claims (1)
- 【請求項1】 疎水性樹脂、孔形成剤およびそれらの共
通溶媒からなる原液を用い、かつ0.1〜20重量%の
ポリビニルアルコール系樹脂を含有する溶液を内部凝固
液および/または外部凝固液として用いて製膜された多
孔質中空糸膜であって、該多孔質中空糸膜は膜中にポリ
ビニルアルコール系樹脂を0.5〜10重量%含有する
ことを特徴とする多孔質中空糸膜。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15568592A JP3216910B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 多孔質中空糸膜 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15568592A JP3216910B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 多孔質中空糸膜 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05317664A true JPH05317664A (ja) | 1993-12-03 |
| JP3216910B2 JP3216910B2 (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=15611323
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15568592A Expired - Lifetime JP3216910B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 多孔質中空糸膜 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3216910B2 (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005193200A (ja) * | 2004-01-09 | 2005-07-21 | Kuraray Co Ltd | 機械的強度に優れる中空糸膜およびその製造方法 |
| JP2005230811A (ja) * | 2004-01-19 | 2005-09-02 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 多孔質膜の製造方法 |
| JP2005329087A (ja) * | 2004-05-20 | 2005-12-02 | Toyobo Co Ltd | 血液適合性に優れたポリスルホン系選択透過性中空糸膜 |
| JP2005342102A (ja) * | 2004-06-01 | 2005-12-15 | Toyobo Co Ltd | 血液適合性に優れたポリスルホン系選択透過性中空糸膜 |
| WO2006001528A1 (ja) * | 2004-06-28 | 2006-01-05 | Kureha Corporation | 水処理用多孔質膜及びその製造方法 |
| JP2010155204A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Kuraray Co Ltd | 複合中空糸膜の製造方法 |
| WO2015008668A1 (ja) * | 2013-07-18 | 2015-01-22 | 株式会社クラレ | 親水化フッ化ビニリデン系多孔中空糸膜およびその製造方法 |
| WO2016072409A1 (ja) * | 2014-11-04 | 2016-05-12 | 旭化成メディカル株式会社 | 中空糸濾過膜 |
| CN107158845A (zh) * | 2017-04-27 | 2017-09-15 | 舒尔环保科技(合肥)有限公司 | 一种有吸附性的空气过滤膜及其制备方法 |
| CN114272773A (zh) * | 2021-12-24 | 2022-04-05 | 中化(宁波)润沃膜科技有限公司 | 一种高强度大通量多孔纳滤膜及其制备方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5609116B2 (ja) | 2008-02-21 | 2014-10-22 | 東洋紡株式会社 | 耐ファウリング性に優れる中空糸型限外ろ過膜 |
-
1992
- 1992-05-22 JP JP15568592A patent/JP3216910B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005193200A (ja) * | 2004-01-09 | 2005-07-21 | Kuraray Co Ltd | 機械的強度に優れる中空糸膜およびその製造方法 |
| JP2005230811A (ja) * | 2004-01-19 | 2005-09-02 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 多孔質膜の製造方法 |
| JP2005329087A (ja) * | 2004-05-20 | 2005-12-02 | Toyobo Co Ltd | 血液適合性に優れたポリスルホン系選択透過性中空糸膜 |
| JP2005342102A (ja) * | 2004-06-01 | 2005-12-15 | Toyobo Co Ltd | 血液適合性に優れたポリスルホン系選択透過性中空糸膜 |
| WO2006001528A1 (ja) * | 2004-06-28 | 2006-01-05 | Kureha Corporation | 水処理用多孔質膜及びその製造方法 |
| JP2010155204A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Kuraray Co Ltd | 複合中空糸膜の製造方法 |
| WO2015008668A1 (ja) * | 2013-07-18 | 2015-01-22 | 株式会社クラレ | 親水化フッ化ビニリデン系多孔中空糸膜およびその製造方法 |
| CN105392553A (zh) * | 2013-07-18 | 2016-03-09 | 可乐丽股份有限公司 | 亲水化偏二氟乙烯类多孔中空纤维膜及其制造方法 |
| JPWO2015008668A1 (ja) * | 2013-07-18 | 2017-03-02 | 株式会社クラレ | 親水化フッ化ビニリデン系多孔中空糸膜およびその製造方法 |
| US10406487B2 (en) | 2013-07-18 | 2019-09-10 | Kuraray Co., Ltd. | Hydrophilised vinylidene fluoride-based porous hollow fibre membrane, and manufacturing method therefor |
| WO2016072409A1 (ja) * | 2014-11-04 | 2016-05-12 | 旭化成メディカル株式会社 | 中空糸濾過膜 |
| CN107158845A (zh) * | 2017-04-27 | 2017-09-15 | 舒尔环保科技(合肥)有限公司 | 一种有吸附性的空气过滤膜及其制备方法 |
| CN114272773A (zh) * | 2021-12-24 | 2022-04-05 | 中化(宁波)润沃膜科技有限公司 | 一种高强度大通量多孔纳滤膜及其制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3216910B2 (ja) | 2001-10-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0568045B1 (en) | Polysulfone-based hollow fiber membrane and process for manufacturing the same | |
| US6432309B1 (en) | Polysulfone-base hollow-fiber hemocathartic membrane and processes for the production thereof | |
| JP3117575B2 (ja) | ポリスルホン系中空繊維膜とその製造方法 | |
| JPWO1998052683A1 (ja) | ポリスルホン系中空糸型血液浄化膜とその製造方法 | |
| US20080214687A1 (en) | Cross Linking Treatment of Polymer Membranes | |
| US20060157404A1 (en) | Membrane post treatment | |
| WO2015032786A1 (en) | Permselective asymmetric membranes | |
| JP3216910B2 (ja) | 多孔質中空糸膜 | |
| JPH10108907A (ja) | 血液浄化膜、その製造方法及び血液浄化用モジュール | |
| JPS61283305A (ja) | 多孔質中空糸膜 | |
| JP3617194B2 (ja) | 選択透過性分離膜及びその製造方法 | |
| JP2519831B2 (ja) | 荷電型分離膜の製造方法 | |
| JPH07289863A (ja) | ポリスルホン系中空糸膜及びその製造方法 | |
| JP3314861B2 (ja) | 中空糸膜 | |
| JPH11309355A (ja) | ポリスルホン系中空糸型血液浄化膜とその製造方法 | |
| JP3211701B2 (ja) | 中空糸型選択分離膜およびその製造方法 | |
| JP3043093B2 (ja) | 分離膜の処理方法 | |
| JPH0929078A (ja) | 中空糸膜の製造方法 | |
| JPH0970431A (ja) | ポリスルホン系中空糸型人工腎臓の製造方法および人工腎臓 | |
| JP2883406B2 (ja) | 親水化膜 | |
| CN114749035B (zh) | 低压大通量中空纤维纳滤膜、其制备方法及其应用 | |
| JPH09253463A (ja) | ポリスルホン系限外濾過膜の製造方法 | |
| JPH0938473A (ja) | ポリスルホン系多孔質中空糸膜の製造方法 | |
| JP4386607B2 (ja) | ポリスルホン系血液浄化膜の製造方法およびポリスルホン系血液浄化膜 | |
| JP2000210544A (ja) | 半透膜の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080803 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090803 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100803 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120803 Year of fee payment: 11 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120803 Year of fee payment: 11 |