JPH05317806A - 食品衛生上好ましい高耐食性塗装鋼板 - Google Patents
食品衛生上好ましい高耐食性塗装鋼板Info
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- JPH05317806A JPH05317806A JP13318592A JP13318592A JPH05317806A JP H05317806 A JPH05317806 A JP H05317806A JP 13318592 A JP13318592 A JP 13318592A JP 13318592 A JP13318592 A JP 13318592A JP H05317806 A JPH05317806 A JP H05317806A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】電子レンジ内箱のような間接的に食品を接触す
る用途において、食品衛生性、耐食性ともに優れた塗装
鋼板の提供。 【構成】化成処理を施した両面亜鉛系めっき鋼板を母材
とする塗装鋼板であって、食品と間接的に接触する保証
面(表面)側の下塗り塗膜層は樹脂100重量部に対し
防錆顔料としてりん酸塩系顔料および湿式シリカをそれ
ぞれ5〜100、1〜60重量部の割合で、かつりん酸
塩系顔料と湿式シリカを合計で120重量部以下配合し
た塗料の被膜であり、非保証面(裏面)側の下塗り塗膜
層は樹脂100重量部に対し防錆顔料としてクロム酸塩
を5〜120重量部に配合した塗装の被膜である食品衛
生上好ましい高耐食性塗装鋼板。
る用途において、食品衛生性、耐食性ともに優れた塗装
鋼板の提供。 【構成】化成処理を施した両面亜鉛系めっき鋼板を母材
とする塗装鋼板であって、食品と間接的に接触する保証
面(表面)側の下塗り塗膜層は樹脂100重量部に対し
防錆顔料としてりん酸塩系顔料および湿式シリカをそれ
ぞれ5〜100、1〜60重量部の割合で、かつりん酸
塩系顔料と湿式シリカを合計で120重量部以下配合し
た塗料の被膜であり、非保証面(裏面)側の下塗り塗膜
層は樹脂100重量部に対し防錆顔料としてクロム酸塩
を5〜120重量部に配合した塗装の被膜である食品衛
生上好ましい高耐食性塗装鋼板。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化成処理を施した両面Z
n系めっき鋼板に対して食品と間接接触する側(保証面
側)の下塗りには、りん酸塩系防錆顔料含有塗膜を、そ
の反対側(非保証面側)の塗膜層にはクロム系顔料含有
塗膜を設けた食品衛生上好ましく、かつ端面耐食性に優
れた高耐食性塗装鋼板に関するものである。
n系めっき鋼板に対して食品と間接接触する側(保証面
側)の下塗りには、りん酸塩系防錆顔料含有塗膜を、そ
の反対側(非保証面側)の塗膜層にはクロム系顔料含有
塗膜を設けた食品衛生上好ましく、かつ端面耐食性に優
れた高耐食性塗装鋼板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、Zn系めっき鋼板をベースとした
プレコートメタルにおいては、主に耐食性の観点から下
塗り塗料中に防錆顔料としてクロム系顔料(例えばスト
ロンチウムクロメート、ジンククロメート等)が広範囲
に使用されていた(例えば、特開昭58−177475
号)。又、耐食性をさらに向上させる手段として裏面に
対しても同様の下塗り塗膜層を設けて対処していた。
プレコートメタルにおいては、主に耐食性の観点から下
塗り塗料中に防錆顔料としてクロム系顔料(例えばスト
ロンチウムクロメート、ジンククロメート等)が広範囲
に使用されていた(例えば、特開昭58−177475
号)。又、耐食性をさらに向上させる手段として裏面に
対しても同様の下塗り塗膜層を設けて対処していた。
【0003】また、食品衛生性の観点から、りん酸亜鉛
およびシリカを含む塗膜をクロム系顔料の場合と同様片
面又は両面に設けて対処していた(特願平4−1480
1号)。
およびシリカを含む塗膜をクロム系顔料の場合と同様片
面又は両面に設けて対処していた(特願平4−1480
1号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの方法
つまりストロンチウムクロメート、ジンククロメートに
代表されるクロム系顔料を含有する塗料をプレコートメ
タルの表裏の下塗りとして使用する方法では、耐食性に
ついては十分な性能を示すものの、端面からの溶出顔
料、特に保証面側のプライマーからの溶出顔料が保証面
へ廻り込み、更には乾燥環境によって保証面側に、クロ
ム系顔料が析出する場合がある。
つまりストロンチウムクロメート、ジンククロメートに
代表されるクロム系顔料を含有する塗料をプレコートメ
タルの表裏の下塗りとして使用する方法では、耐食性に
ついては十分な性能を示すものの、端面からの溶出顔
料、特に保証面側のプライマーからの溶出顔料が保証面
へ廻り込み、更には乾燥環境によって保証面側に、クロ
ム系顔料が析出する場合がある。
【0005】したがって、このようなプレコートメタル
を電子レンジ内箱のような間接的に食品と接触する用途
に適用した場合には衛生上問題があった。また、りん酸
亜鉛およびシリカを含んだ塗膜を片面又は両面に設ける
方法では安全衛生上は問題がないが、耐食性が若干劣っ
ている。本発明は、上記電子レンジ内箱のような間接的
に食品と接触する用途において、食品衛生性、耐食性共
に優れたプレコートメタルを提供することを目的とす
る。
を電子レンジ内箱のような間接的に食品と接触する用途
に適用した場合には衛生上問題があった。また、りん酸
亜鉛およびシリカを含んだ塗膜を片面又は両面に設ける
方法では安全衛生上は問題がないが、耐食性が若干劣っ
ている。本発明は、上記電子レンジ内箱のような間接的
に食品と接触する用途において、食品衛生性、耐食性共
に優れたプレコートメタルを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、化成処理を施
した両面亜鉛系めっき鋼板を母材とする塗装鋼板であっ
て、食品と間接的に接触する保証面(表面)側の下塗り
塗膜層は樹脂100重量部に対し防錆顔料として、りん
酸塩系顔料および湿式シリカをそれぞれ5〜100、1
〜60重量部の割合で、かつ、りん酸塩系顔料と湿式シ
リカを合計で120重量部以下配合した塗料の被膜であ
り、非保証面(裏面)側の下塗り塗膜層は樹脂100重
量部に対し防錆顔料としてクロム酸塩を5〜120重量
部に配合した塗装の被膜である食品衛生上好ましい高耐
食性塗装鋼板を提供するものである。この鋼板は少なく
とも保証面側に上塗り塗膜層を有する。
した両面亜鉛系めっき鋼板を母材とする塗装鋼板であっ
て、食品と間接的に接触する保証面(表面)側の下塗り
塗膜層は樹脂100重量部に対し防錆顔料として、りん
酸塩系顔料および湿式シリカをそれぞれ5〜100、1
〜60重量部の割合で、かつ、りん酸塩系顔料と湿式シ
リカを合計で120重量部以下配合した塗料の被膜であ
り、非保証面(裏面)側の下塗り塗膜層は樹脂100重
量部に対し防錆顔料としてクロム酸塩を5〜120重量
部に配合した塗装の被膜である食品衛生上好ましい高耐
食性塗装鋼板を提供するものである。この鋼板は少なく
とも保証面側に上塗り塗膜層を有する。
【0007】以下に本発明をさらに詳細に説明する。
【0008】本発明の塗装鋼板は、母材として化成処理
を施した両面Zn系めっき鋼板上に、部材として使用さ
れた際食品と間接接触する側の下塗りには、りん酸塩系
防錆顔料含有塗膜を、その反対側の下塗りにはクロム系
防錆顔料含有塗膜を設けた構成から成るものであるが、
本発明は上記塗装鋼板が電子レンジ内箱として使用され
た場合の換気の流れを観察しているうちになされたので
ある。
を施した両面Zn系めっき鋼板上に、部材として使用さ
れた際食品と間接接触する側の下塗りには、りん酸塩系
防錆顔料含有塗膜を、その反対側の下塗りにはクロム系
防錆顔料含有塗膜を設けた構成から成るものであるが、
本発明は上記塗装鋼板が電子レンジ内箱として使用され
た場合の換気の流れを観察しているうちになされたので
ある。
【0009】すなわち、電子レンジ内箱部材として使用
される塗装鋼板には内側(食品と間接接触する側)から
外側へパンチングにより数10個の穴が開けられる。そ
してパンチングの際バリは外側へ出ており、内側の下塗
り塗膜は素材端面部にダレている。一方外側の下塗り塗
膜は素材端面部には全くダレていない。
される塗装鋼板には内側(食品と間接接触する側)から
外側へパンチングにより数10個の穴が開けられる。そ
してパンチングの際バリは外側へ出ており、内側の下塗
り塗膜は素材端面部にダレている。一方外側の下塗り塗
膜は素材端面部には全くダレていない。
【0010】電子レンジ内箱には給気口と排気口があ
り、換気空気の流れとしては、給気口より外気をとり入
れ、電子線により暖められた食品から出る大量の水分を
含む空気を排気口より排気する。よって防錆顔料の溶出
がおこり、耐食性が問題となるのは、排気口側である。
排気口側は空気の流れとパンチングによるバリの方向と
が一致しており、前記のように大量の水分を含む空気は
主に内側の下塗り塗膜中の防錆顔料を溶出させる。一方
外側の下塗り塗膜中の防錆顔料は内側のそれの能力を補
助しながら若干溶出するが、排気の流れを加味すると食
品に接触することはなく、食品衛生上からも、端面耐食
性からも優れた性能を示す。
り、換気空気の流れとしては、給気口より外気をとり入
れ、電子線により暖められた食品から出る大量の水分を
含む空気を排気口より排気する。よって防錆顔料の溶出
がおこり、耐食性が問題となるのは、排気口側である。
排気口側は空気の流れとパンチングによるバリの方向と
が一致しており、前記のように大量の水分を含む空気は
主に内側の下塗り塗膜中の防錆顔料を溶出させる。一方
外側の下塗り塗膜中の防錆顔料は内側のそれの能力を補
助しながら若干溶出するが、排気の流れを加味すると食
品に接触することはなく、食品衛生上からも、端面耐食
性からも優れた性能を示す。
【0011】本発明の内容を詳細に説明すると、本発明
に適用できる母材は、電気亜鉛、合金化電気亜鉛、溶融
亜鉛、合金化溶融亜鉛等の通常塗装鋼板用途として使用
できるZn系めっきが施され、これらに化成処理として
りん酸亜鉛のようなりん酸塩処理を行ったものである。
そして、耐食性の要求される用途ではめっき目付量の多
い、溶融亜鉛、合金化溶融亜鉛を使用するのがよく、特
に湿潤環境では合金化溶融亜鉛めっき鋼板を使用するの
が望ましい。
に適用できる母材は、電気亜鉛、合金化電気亜鉛、溶融
亜鉛、合金化溶融亜鉛等の通常塗装鋼板用途として使用
できるZn系めっきが施され、これらに化成処理として
りん酸亜鉛のようなりん酸塩処理を行ったものである。
そして、耐食性の要求される用途ではめっき目付量の多
い、溶融亜鉛、合金化溶融亜鉛を使用するのがよく、特
に湿潤環境では合金化溶融亜鉛めっき鋼板を使用するの
が望ましい。
【0012】この母材への下塗り塗料用の樹脂として
は、化成面および上塗り塗膜との密着性に問題がなく、
上塗り塗膜の外観に問題を生じなければ基本的にどんな
樹脂でも良く、例えばエポキシ、アクリル、ウレタン、
ポリエステル樹脂等を用いることができる。これは防錆
顔料がクロム系、非クロム系の場合を問わず使用可能で
ある。上塗り塗料についても要求性能を満足すれば基本
的にどんな樹脂を使用しても良い。
は、化成面および上塗り塗膜との密着性に問題がなく、
上塗り塗膜の外観に問題を生じなければ基本的にどんな
樹脂でも良く、例えばエポキシ、アクリル、ウレタン、
ポリエステル樹脂等を用いることができる。これは防錆
顔料がクロム系、非クロム系の場合を問わず使用可能で
ある。上塗り塗料についても要求性能を満足すれば基本
的にどんな樹脂を使用しても良い。
【0013】保証面側の下塗り塗膜中の防錆顔料として
は、りん酸亜鉛、りん酸カルシウム、りん酸アルミニウ
ム等のりん酸塩系顔料および湿式シリカを使用する。り
ん酸塩系顔料としては、耐食性の観点からりん酸亜鉛が
好ましい。
は、りん酸亜鉛、りん酸カルシウム、りん酸アルミニウ
ム等のりん酸塩系顔料および湿式シリカを使用する。り
ん酸塩系顔料としては、耐食性の観点からりん酸亜鉛が
好ましい。
【0014】非保証面側の下塗り塗膜中の防錆顔料とし
ては、スチロンチウムクロメート、バリウムクロメー
ト、ジンククロメート等のクロム酸塩が使用されるが、
耐食性の観点からストロンチウムクロメートが好まし
い。
ては、スチロンチウムクロメート、バリウムクロメー
ト、ジンククロメート等のクロム酸塩が使用されるが、
耐食性の観点からストロンチウムクロメートが好まし
い。
【0015】また、りん酸亜鉛などのりん酸塩系顔料と
組合せるシリカとしては、湿式シリカ、気相シリカ、コ
ロイダルシリカなどが挙げられるが、同じく耐食性の持
続性の観点から湿式シリカが好ましい。
組合せるシリカとしては、湿式シリカ、気相シリカ、コ
ロイダルシリカなどが挙げられるが、同じく耐食性の持
続性の観点から湿式シリカが好ましい。
【0016】湿式シリカとしては、日産化学(株)製、
スノーテックス−20、−30、−40を代表としてス
ノーテックス−20L、−0Lなど粒子径を大きくした
もの、スノーテックス−Sに代表されるような粒子径を
小さくしたものなどが挙げられる。
スノーテックス−20、−30、−40を代表としてス
ノーテックス−20L、−0Lなど粒子径を大きくした
もの、スノーテックス−Sに代表されるような粒子径を
小さくしたものなどが挙げられる。
【0017】さらに上記樹脂と顔料の混合比について述
べると、保証面側の下塗り塗料については、樹脂100
重量部に対してりん酸塩系顔料および湿式シリカがそれ
ぞれ5〜100、1〜60重量部かつりん酸塩系顔料と
湿式シリカの合計が120重量部超とならないことが好
ましい。その理由は、りん酸塩系顔料が5重量部未満で
あればたとえ湿式シリカを可能な限り大量に導入しても
耐食性に劣り、また100重量部超であれば上塗り塗装
面の外観、密着性、加工性の観点から不適当であるから
である。よってりん酸塩系顔料は5〜100重量部の範
囲としたが、この時湿式シリカが1重量部未満であれば
耐食性の持続性に劣り、60重量部超であれば上塗り塗
装面の外観不良を引き起す。よって湿式シリカは1〜6
0重量部の範囲とした。さらに塗装性を考慮してりん酸
塩系顔料と湿式シリカの合計が120重量部を越えない
ことが好ましい。
べると、保証面側の下塗り塗料については、樹脂100
重量部に対してりん酸塩系顔料および湿式シリカがそれ
ぞれ5〜100、1〜60重量部かつりん酸塩系顔料と
湿式シリカの合計が120重量部超とならないことが好
ましい。その理由は、りん酸塩系顔料が5重量部未満で
あればたとえ湿式シリカを可能な限り大量に導入しても
耐食性に劣り、また100重量部超であれば上塗り塗装
面の外観、密着性、加工性の観点から不適当であるから
である。よってりん酸塩系顔料は5〜100重量部の範
囲としたが、この時湿式シリカが1重量部未満であれば
耐食性の持続性に劣り、60重量部超であれば上塗り塗
装面の外観不良を引き起す。よって湿式シリカは1〜6
0重量部の範囲とした。さらに塗装性を考慮してりん酸
塩系顔料と湿式シリカの合計が120重量部を越えない
ことが好ましい。
【0018】非保証面側の下塗り塗料としては、上記樹
脂100重量部に対してストロンチウムクロメートのよ
うなクロム酸塩を5〜120重量部加えたものが好まし
い。クロム酸塩が5重量部未満であれば耐食性の持続性
に劣り、120重量部超であれば塗装性、加工密着性等
に劣るため上記範囲が好ましい。
脂100重量部に対してストロンチウムクロメートのよ
うなクロム酸塩を5〜120重量部加えたものが好まし
い。クロム酸塩が5重量部未満であれば耐食性の持続性
に劣り、120重量部超であれば塗装性、加工密着性等
に劣るため上記範囲が好ましい。
【0019】なお、本発明における重量部とは、塗布時
の固形分換算の重量部を示す。すなわち、溶剤と混合し
た樹脂においては、混合前の樹脂の重量部を、また、溶
剤と混合したシリカゾルにおいてはシリカ固形分の重量
部を示す。
の固形分換算の重量部を示す。すなわち、溶剤と混合し
た樹脂においては、混合前の樹脂の重量部を、また、溶
剤と混合したシリカゾルにおいてはシリカ固形分の重量
部を示す。
【0020】さらに、上記2種の下塗り塗料は保証面側
および非保証面側いづれも膜厚2μm以上10μm以下
であれば良い。膜厚が2μm以下であれば耐食性に劣
り、10μm以上であれば加工性に劣るためである。又
上塗り塗膜は10μm以上20μm以下であれば良い。
膜厚が10μm以下であれば隠蔽性に劣り、20μm以
上であれば加工性に劣るためである。
および非保証面側いづれも膜厚2μm以上10μm以下
であれば良い。膜厚が2μm以下であれば耐食性に劣
り、10μm以上であれば加工性に劣るためである。又
上塗り塗膜は10μm以上20μm以下であれば良い。
膜厚が10μm以下であれば隠蔽性に劣り、20μm以
上であれば加工性に劣るためである。
【0021】なお、非保証面側の外観が要求されない場
合は、非保証面側は、樹脂と防錆顔料としてのクロム酸
塩から成る塗膜層のみでも良い。
合は、非保証面側は、樹脂と防錆顔料としてのクロム酸
塩から成る塗膜層のみでも良い。
【0022】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明す
る。
る。
【0023】(実施例1)合金化溶融亜鉛めっき鋼板
(GA)(両面めっき、めっき付着量 片面あたり45
g/m2)にりん酸亜鉛処理(付着量0.8g/m2)を施した
後、保証面プライマー(下塗り塗料)としてポリエステ
ル系樹脂100重量部に対してりん酸亜鉛80重量部、
湿式シリカ(n−ブタノールシリカゾル、日産化学工業
(株)NBA−ST)を固形分として30重量部含む防
錆顔料を配合した樹脂塗料を用い、乾燥膜厚で5μmに
なるように塗布した。また、非保証面プライマー(下塗
り塗料)としてポリエステル系樹脂100重量部に対し
て防錆顔料としてストロンチウムクロメート30重量部
を配合した樹脂塗料を用い、乾燥膜厚で5μmになるよ
うに塗布した。ついで最高到達板温が200±10℃、
焼付け時間45秒の条件で焼付した後、上塗り塗料とし
てポリエステル樹脂塗料を乾燥膜厚で18μmになるよ
うに保証面、非保証面両面に塗布し、ついで最高到達板
温が230±10℃、焼付け時間60秒の条件で焼付し
た。以上のようにして得られた塗装鋼板について性能を
評価した結果を表2に示す。
(GA)(両面めっき、めっき付着量 片面あたり45
g/m2)にりん酸亜鉛処理(付着量0.8g/m2)を施した
後、保証面プライマー(下塗り塗料)としてポリエステ
ル系樹脂100重量部に対してりん酸亜鉛80重量部、
湿式シリカ(n−ブタノールシリカゾル、日産化学工業
(株)NBA−ST)を固形分として30重量部含む防
錆顔料を配合した樹脂塗料を用い、乾燥膜厚で5μmに
なるように塗布した。また、非保証面プライマー(下塗
り塗料)としてポリエステル系樹脂100重量部に対し
て防錆顔料としてストロンチウムクロメート30重量部
を配合した樹脂塗料を用い、乾燥膜厚で5μmになるよ
うに塗布した。ついで最高到達板温が200±10℃、
焼付け時間45秒の条件で焼付した後、上塗り塗料とし
てポリエステル樹脂塗料を乾燥膜厚で18μmになるよ
うに保証面、非保証面両面に塗布し、ついで最高到達板
温が230±10℃、焼付け時間60秒の条件で焼付し
た。以上のようにして得られた塗装鋼板について性能を
評価した結果を表2に示す。
【0024】(実施例2〜4)実施例1においてめっき
鋼板を溶融亜鉛めっき鋼板(GI)(両面めっき、めっ
き付着量片面あたり60g/m2)、電気亜鉛めっき鋼板
(EG)(両面めっき、めっき付着量片面あたり30g/
m2)、電気Zn−Niめっき鋼板(Zn−Ni)(両面
めっき、めっき付着量片面あたり30g/m2)に代えた以
外は実施例1と同様にして塗装鋼板を作成し、その性能
を評価した。結果を表2に示す。
鋼板を溶融亜鉛めっき鋼板(GI)(両面めっき、めっ
き付着量片面あたり60g/m2)、電気亜鉛めっき鋼板
(EG)(両面めっき、めっき付着量片面あたり30g/
m2)、電気Zn−Niめっき鋼板(Zn−Ni)(両面
めっき、めっき付着量片面あたり30g/m2)に代えた以
外は実施例1と同様にして塗装鋼板を作成し、その性能
を評価した。結果を表2に示す。
【0025】(実施例5)合金化溶融亜鉛めっき鋼板
(両面めっき、めっき付着量片面あたり45g/m2)にり
ん酸Zn処理を行い、保証面プライマー(下塗り塗料)
の樹脂がエポキシ系で、非保証面プライマー(下塗り塗
料)の樹脂をエポキシ系に代えた以外は実施例1と同様
にして塗装鋼板を作成し、その性能を評価した。結果を
表2に示す。
(両面めっき、めっき付着量片面あたり45g/m2)にり
ん酸Zn処理を行い、保証面プライマー(下塗り塗料)
の樹脂がエポキシ系で、非保証面プライマー(下塗り塗
料)の樹脂をエポキシ系に代えた以外は実施例1と同様
にして塗装鋼板を作成し、その性能を評価した。結果を
表2に示す。
【0026】(実施例6)実施例1と同じ構成で非保証
面のトップコート(上塗り塗装)を省いた場合の性能を
評価した。結果を表2に示す。
面のトップコート(上塗り塗装)を省いた場合の性能を
評価した。結果を表2に示す。
【0027】(実施例7)保証面側の防錆顔料であるり
ん酸Znの代りにりん酸Caを使用した以外は実施例1
と同様にして塗装鋼板を作成し、その性能を評価した。
結果を表2に示す。
ん酸Znの代りにりん酸Caを使用した以外は実施例1
と同様にして塗装鋼板を作成し、その性能を評価した。
結果を表2に示す。
【0028】(実施例8)非保証面側の防錆顔料である
ストロンチウムクロメートの代りにバリウムクロメート
を使用した以外は実施例1と同様にして塗装鋼板を作成
し、その性能を評価した。結果を表2に示す。
ストロンチウムクロメートの代りにバリウムクロメート
を使用した以外は実施例1と同様にして塗装鋼板を作成
し、その性能を評価した。結果を表2に示す。
【0029】(比較例1)合金化溶融亜鉛めっき鋼板
(両面めっき、めっき付着量片面あたり45g/m2)にり
ん酸Zn処理を行い、保証面プライマー(下塗り塗料)
の樹脂がポリエステル系で防錆顔料のりん酸Znの量を
3重量部、湿式シリカの量を固形分換算で40重量部と
した以外は実施例1と同様にして塗装鋼板を作成し、そ
の性能を評価した。結果を表2に示す。
(両面めっき、めっき付着量片面あたり45g/m2)にり
ん酸Zn処理を行い、保証面プライマー(下塗り塗料)
の樹脂がポリエステル系で防錆顔料のりん酸Znの量を
3重量部、湿式シリカの量を固形分換算で40重量部と
した以外は実施例1と同様にして塗装鋼板を作成し、そ
の性能を評価した。結果を表2に示す。
【0030】(比較例2)保証面プライマー中の防錆顔
料のりん酸Znの量を110重量部、湿式シリカの量を
固形分換算で10重量部とした以外は実施例1と同様に
して塗装鋼板を作成し、その性能を評価した。結果を表
2に示す。
料のりん酸Znの量を110重量部、湿式シリカの量を
固形分換算で10重量部とした以外は実施例1と同様に
して塗装鋼板を作成し、その性能を評価した。結果を表
2に示す。
【0031】(比較例3)保証面プライマー中のシリカ
を無添加とし、りん酸Znの量を90重量部とした以外
は実施例1と同様にして塗装鋼板を作成し、その性能を
評価した。結果を表2に示す。
を無添加とし、りん酸Znの量を90重量部とした以外
は実施例1と同様にして塗装鋼板を作成し、その性能を
評価した。結果を表2に示す。
【0032】(比較例4)保証面プライマー中のシリカ
量を70重量部とし、りん酸Znの量を40重量部とし
た以外は実施例1と同様にして塗装鋼板を作成し、その
性能を評価した。結果を表2に示す。
量を70重量部とし、りん酸Znの量を40重量部とし
た以外は実施例1と同様にして塗装鋼板を作成し、その
性能を評価した。結果を表2に示す。
【0033】(比較例5)非保証面プライマー中のスト
ロンチウムクロメート量を3重量部とした以外は実施例
1と同様にして塗装鋼板を作成し、その性能を評価し
た。結果を表2に示す。
ロンチウムクロメート量を3重量部とした以外は実施例
1と同様にして塗装鋼板を作成し、その性能を評価し
た。結果を表2に示す。
【0034】(比較例6)非保証面プライマー中のスト
ロンチウムクロメート量を130重量部とした以外は実
施例1と同様にして塗装鋼板を作成し、その性能を評価
した。結果を表2に示す。
ロンチウムクロメート量を130重量部とした以外は実
施例1と同様にして塗装鋼板を作成し、その性能を評価
した。結果を表2に示す。
【0035】(比較例7)実施例1と同様の塗装を表、
裏入れ替えて実施し、その性能を評価した。結果を表2
に示す。
裏入れ替えて実施し、その性能を評価した。結果を表2
に示す。
【0036】(比較例8)実施例1と同様の塗装を表、
裏入れ替えて実施し、湿式シリカ無添加の塗装鋼板を作
成し、その性能を評価した。結果を表2に示す。
裏入れ替えて実施し、湿式シリカ無添加の塗装鋼板を作
成し、その性能を評価した。結果を表2に示す。
【0037】なお、耐食性、塗装性、塗装面の外観、密
着性、衛生性の判断基準は以下に示す。 耐 食 性─SST(塩水噴霧試験)1000h後の
端面赤錆面積(%)、平均ふくれ長さ(mm) 塗 装 性 ○─通常のリバースコート塗装が可能 ×─通常のリバースコート塗装が不可能 外 観 ○─目視で凹凸のなき事 ×─目視で凹凸が目立つ 密 着 性 ○─0T折曲げ後セロテープ剥離でプラ
イマーとトップコートとの間で剥離なし ×─上記方法でプライマーとトップコートとの間で剥離 衛 生 性 ○─塗膜中にCr系顔料を含まない ×─塗膜中にCr系顔料を含む 加 工 性 ○─0T折り曲げ加工後のクラック発生
なし ×─0T折り曲げ加工後のクラック発生あり 隠 蔽 性 ○─目視で下塗り塗膜色が判別できぬ事 (保証面) ×─目視で下塗り塗膜色が判別できる
着性、衛生性の判断基準は以下に示す。 耐 食 性─SST(塩水噴霧試験)1000h後の
端面赤錆面積(%)、平均ふくれ長さ(mm) 塗 装 性 ○─通常のリバースコート塗装が可能 ×─通常のリバースコート塗装が不可能 外 観 ○─目視で凹凸のなき事 ×─目視で凹凸が目立つ 密 着 性 ○─0T折曲げ後セロテープ剥離でプラ
イマーとトップコートとの間で剥離なし ×─上記方法でプライマーとトップコートとの間で剥離 衛 生 性 ○─塗膜中にCr系顔料を含まない ×─塗膜中にCr系顔料を含む 加 工 性 ○─0T折り曲げ加工後のクラック発生
なし ×─0T折り曲げ加工後のクラック発生あり 隠 蔽 性 ○─目視で下塗り塗膜色が判別できぬ事 (保証面) ×─目視で下塗り塗膜色が判別できる
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】
【表4】
【0042】
【0043】
【0044】
【発明の効果】本発明の塗装鋼板は本発明の範囲内であ
れば表裏クロメート処理の場合と比べて耐食性は同等で
あり、衛生性に優れている。又、本発明の鋼板は保証面
が非クロム系塗膜であるための、衛生性に優れ、電子レ
ンジ等食品と間接接触する分野に使用拡大される。
れば表裏クロメート処理の場合と比べて耐食性は同等で
あり、衛生性に優れている。又、本発明の鋼板は保証面
が非クロム系塗膜であるための、衛生性に優れ、電子レ
ンジ等食品と間接接触する分野に使用拡大される。
Claims (2)
- 【請求項1】化成処理を施した両面亜鉛系めっき鋼板を
母材とする塗装鋼板であって、 食品と間接的に接触する保証面(表面)側の下塗り塗膜
層は樹脂100重量部に対し防錆顔料として、りん酸塩
系顔料および湿式シリカをそれぞれ5〜100、1〜6
0重量部の割合で、かつ、りん酸塩系顔料と湿式シリカ
を合計で120重量部以下配合した塗料の被膜であり、 非保証面(裏面)側の下塗り塗膜層は樹脂100重量部
に対し防錆顔料としてクロム酸塩を5〜120重量部に
配合した塗装の被膜である食品衛生上好ましい高耐食性
塗装鋼板。 - 【請求項2】少なくとも保証面側の下塗り塗膜層上に上
塗り塗膜層を有する請求項1に記載の食品衛生上好まし
い高耐食性塗装鋼板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13318592A JPH05317806A (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 食品衛生上好ましい高耐食性塗装鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13318592A JPH05317806A (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 食品衛生上好ましい高耐食性塗装鋼板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05317806A true JPH05317806A (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=15098685
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13318592A Withdrawn JPH05317806A (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 食品衛生上好ましい高耐食性塗装鋼板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05317806A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12030082B2 (en) | 2018-12-19 | 2024-07-09 | Posco Co., Ltd | Bilayer composition for surface treatment of steel plate and surface-treated steel plate using same |
-
1992
- 1992-05-26 JP JP13318592A patent/JPH05317806A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12030082B2 (en) | 2018-12-19 | 2024-07-09 | Posco Co., Ltd | Bilayer composition for surface treatment of steel plate and surface-treated steel plate using same |
| US20240351065A1 (en) * | 2018-12-19 | 2024-10-24 | Posco Co., Ltd | Bilayer composition for surface treatment of steel plate and surface-treated steel plate using same |
| US12521757B2 (en) | 2018-12-19 | 2026-01-13 | Posco Co., Ltd | Bilayer composition for surface treatment of steel plate and surface-treated steel plate using same |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990803 |