JPH05318905A - 製版兼用印刷装置 - Google Patents
製版兼用印刷装置Info
- Publication number
- JPH05318905A JPH05318905A JP15927892A JP15927892A JPH05318905A JP H05318905 A JPH05318905 A JP H05318905A JP 15927892 A JP15927892 A JP 15927892A JP 15927892 A JP15927892 A JP 15927892A JP H05318905 A JPH05318905 A JP H05318905A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing
- stencil
- plate
- plate making
- making
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製版兼用印刷装置における印刷用のインクの
粘性がある程度以上に高くなるのを防止する。 【構成】 ステンシル原紙11をサーマルヘッド3で熱
的に穿孔して製版を行う製版手段と、この製版手段で製
版されたステンシル20の供給を受けて版胴21に巻き
付け、この巻き付けられたステンシル20に印刷用紙2
3を重ね合わせ、版胴21内のインク供給部材からイン
ク25を供給して印刷を行う印刷手段と、この印刷手段
のインク供給部材を加熱するための加熱器26とを具備
している。必要に応じてインク供給部材を加熱すること
にして、インク25の粘性がある程度以上に高くなるの
を防止している。
粘性がある程度以上に高くなるのを防止する。 【構成】 ステンシル原紙11をサーマルヘッド3で熱
的に穿孔して製版を行う製版手段と、この製版手段で製
版されたステンシル20の供給を受けて版胴21に巻き
付け、この巻き付けられたステンシル20に印刷用紙2
3を重ね合わせ、版胴21内のインク供給部材からイン
ク25を供給して印刷を行う印刷手段と、この印刷手段
のインク供給部材を加熱するための加熱器26とを具備
している。必要に応じてインク供給部材を加熱すること
にして、インク25の粘性がある程度以上に高くなるの
を防止している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステンシル原紙を熱的
に穿孔して製版し、次いでこれを用いて印刷を行うこと
のできる製版兼用印刷装置に関する。
に穿孔して製版し、次いでこれを用いて印刷を行うこと
のできる製版兼用印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】日本語ワードプロセッサやコンピュータ
の普及が急速に行われており、各種プリンタによって作
成された文書が大量に使用されるに至っている。ところ
でドットプリンタは漢字等の文字をドット(画素)単位
で表現する。従って、日本語のような複雑な文字を高品
位に表現しようとすると、1ページの文書に占めるドッ
トの数が膨大なものとなり、高価な一部のプリンタを除
けばそれらの印字速度は同一文書の大量作成に対応でき
るものではない。
の普及が急速に行われており、各種プリンタによって作
成された文書が大量に使用されるに至っている。ところ
でドットプリンタは漢字等の文字をドット(画素)単位
で表現する。従って、日本語のような複雑な文字を高品
位に表現しようとすると、1ページの文書に占めるドッ
トの数が膨大なものとなり、高価な一部のプリンタを除
けばそれらの印字速度は同一文書の大量作成に対応でき
るものではない。
【0003】このようなことから、従来では1つの文書
について2部以上の部数を必要とする場合でも、プリン
タから通常1部ずつプリントアウトを行っていた。そし
てこのプリントアウトされた書類を原本として、足りな
い分を複写機でコピーするという方法が採られていた。
について2部以上の部数を必要とする場合でも、プリン
タから通常1部ずつプリントアウトを行っていた。そし
てこのプリントアウトされた書類を原本として、足りな
い分を複写機でコピーするという方法が採られていた。
【0004】ところがこのような方法を採ると、1つの
文書について多くの部数を必要とする場合には、複写に
要する諸経費によって文書作成代が割高となる欠点があ
った。
文書について多くの部数を必要とする場合には、複写に
要する諸経費によって文書作成代が割高となる欠点があ
った。
【0005】そこで多くの部数の書類を作成する場合に
備えて、複写機に代わる低価格の軽印刷システムが種々
開発されるに至っている。この1つとして、ステンシル
を作成し、これを用いて多量の印刷を可能とする方法が
ある。
備えて、複写機に代わる低価格の軽印刷システムが種々
開発されるに至っている。この1つとして、ステンシル
を作成し、これを用いて多量の印刷を可能とする方法が
ある。
【0006】ステンシルの作成には従来から鉄筆法、毛
筆法およびタイプライタ法が存在している。鉄筆法は、
鋼鉄製のヤスリの上にロウ引きしたステンシル原紙を載
せて鉄筆で書写する方法である。ヤスリ目の頂点と鉄筆
が摩擦してステンシル原紙に細孔が穿たれ、ステンシル
が作成される。毛筆法は典具状等の多孔質の紙の表面に
ゼラチン質の液を塗ったステンシル原紙を用い、弱酸性
の液で書写する方法である。弱酸性の液がゼラチン膜を
溶解し、ステンシルが作成される。タイプライタ法で
は、ステンシル原紙表面の油性皮膜をタイプライタで除
去し、ステンシルの作成が行われる。
筆法およびタイプライタ法が存在している。鉄筆法は、
鋼鉄製のヤスリの上にロウ引きしたステンシル原紙を載
せて鉄筆で書写する方法である。ヤスリ目の頂点と鉄筆
が摩擦してステンシル原紙に細孔が穿たれ、ステンシル
が作成される。毛筆法は典具状等の多孔質の紙の表面に
ゼラチン質の液を塗ったステンシル原紙を用い、弱酸性
の液で書写する方法である。弱酸性の液がゼラチン膜を
溶解し、ステンシルが作成される。タイプライタ法で
は、ステンシル原紙表面の油性皮膜をタイプライタで除
去し、ステンシルの作成が行われる。
【0007】これら従来から用いられたステンシルの作
成方法では、製版を人が直接行うので、時間がかかり、
また製版ミスを起こしやすかった。また製版ミスが生じ
た場合には、その修正が面倒であった。特開昭53−4
9519号には、ハンダごて等の突起状加熱素子を用い
てステンシル原紙を穿孔する方法が提案されているが、
この方法もやはり同様の欠点を有するものである。
成方法では、製版を人が直接行うので、時間がかかり、
また製版ミスを起こしやすかった。また製版ミスが生じ
た場合には、その修正が面倒であった。特開昭53−4
9519号には、ハンダごて等の突起状加熱素子を用い
てステンシル原紙を穿孔する方法が提案されているが、
この方法もやはり同様の欠点を有するものである。
【0008】以上の欠点を除去するために幾つかの製版
方法が提案されるに至っている。まず(1)ワイヤドッ
トプリンタを用いた製版方法では、硬質ゴムロール上の
ステンシル原紙にワイヤドットを直接押しつけて印字穿
孔する方法である。このため、印字の際の音がうるさい
ばかりでなく、ステンシル原紙のダメージが激しく、十
分な耐刷力を得ることができないという欠点がある。次
に(2)放電式プリンタで製版を行うことも提案されて
いる。これは放電破壊現象を利用するので空中放電によ
りオゾンが発生し、不快な臭いを生じさせるという欠点
がある。更に(3)例えば特開昭56−63449号に
は、レーザ装置を用いた製版方法が提案されている。と
ころがこの方法では、レーザ装置自体が高価な事や、レ
ーザ光を導く光学系に高精度が要求され、その製造が困
難なこと、並びに装置が大型化するという欠点もある。
方法が提案されるに至っている。まず(1)ワイヤドッ
トプリンタを用いた製版方法では、硬質ゴムロール上の
ステンシル原紙にワイヤドットを直接押しつけて印字穿
孔する方法である。このため、印字の際の音がうるさい
ばかりでなく、ステンシル原紙のダメージが激しく、十
分な耐刷力を得ることができないという欠点がある。次
に(2)放電式プリンタで製版を行うことも提案されて
いる。これは放電破壊現象を利用するので空中放電によ
りオゾンが発生し、不快な臭いを生じさせるという欠点
がある。更に(3)例えば特開昭56−63449号に
は、レーザ装置を用いた製版方法が提案されている。と
ころがこの方法では、レーザ装置自体が高価な事や、レ
ーザ光を導く光学系に高精度が要求され、その製造が困
難なこと、並びに装置が大型化するという欠点もある。
【0009】この他、(4)フラッシュ露光により熱的
に製版を行う方法も提案されている。この方法では特公
昭52−4969号明細書に記載されているように、延
伸されたビニル系熱可塑性合成樹脂フィルムと多孔性支
持体とを貼り合わせたステンシル原紙にオリジナル原版
を重ね合わせる。そしてクセノンガスを封入した電子閃
光放電管によって0.7〜1.5μの波長に富む光線を
閃光照射し、画像の黒の部分を発熱させてステンシル原
紙を穿孔させる。
に製版を行う方法も提案されている。この方法では特公
昭52−4969号明細書に記載されているように、延
伸されたビニル系熱可塑性合成樹脂フィルムと多孔性支
持体とを貼り合わせたステンシル原紙にオリジナル原版
を重ね合わせる。そしてクセノンガスを封入した電子閃
光放電管によって0.7〜1.5μの波長に富む光線を
閃光照射し、画像の黒の部分を発熱させてステンシル原
紙を穿孔させる。
【0010】ところがこの感熱複写法によれば、オリジ
ナル原版に使用されたインク等が赤外線吸収効率の悪い
ようなものであると、閃光の照射によっても発熱が十分
行われず、穿孔が明瞭に行われない場合があるという欠
点があった。またオリジナル原版あるいはこれに記され
たインク等が加熱によって溶融するようなものである
と、閃光の照射によってオリジナル原版が再使用不可能
な程度にまで破損してしまうという欠点があった。もち
ろん閃光は目にまぶしく、これを常時見つめることは目
に悪い影響を与えることになる。
ナル原版に使用されたインク等が赤外線吸収効率の悪い
ようなものであると、閃光の照射によっても発熱が十分
行われず、穿孔が明瞭に行われない場合があるという欠
点があった。またオリジナル原版あるいはこれに記され
たインク等が加熱によって溶融するようなものである
と、閃光の照射によってオリジナル原版が再使用不可能
な程度にまで破損してしまうという欠点があった。もち
ろん閃光は目にまぶしく、これを常時見つめることは目
に悪い影響を与えることになる。
【0011】そこでこれらの欠点を除去するものとし
て、特開昭55−103957号明細書や特開昭58−
39457号明細書には、ステンシル原紙をサーマルヘ
ッドで熱的に穿孔して製版する発明が提案されている。
て、特開昭55−103957号明細書や特開昭58−
39457号明細書には、ステンシル原紙をサーマルヘ
ッドで熱的に穿孔して製版する発明が提案されている。
【0012】図10および図11はその原理を説明する
ためのものである。これらの図に示した方法では、ステ
ンシル1と転写シート2を重ね合わせてサーマルヘッド
3とプラテンロール4の間を通過させ、穿孔を行う点で
共通している。このうち図10では、ステンシル1の多
孔性シート1A側をサーマルヘッド3の発熱抵抗体3A
と接触させ、熱転写層1Bのうち熱パルスの供給された
部分1B1を転写シート2上に転写させるようにしてい
る。図11ではこれと反対に転写シート2を発熱抵抗体
3Rと接触させ、熱転写層1Bをこの転写シート2側か
ら加熱して熱転写層1Bの加熱された部分1B1を転写
させる。
ためのものである。これらの図に示した方法では、ステ
ンシル1と転写シート2を重ね合わせてサーマルヘッド
3とプラテンロール4の間を通過させ、穿孔を行う点で
共通している。このうち図10では、ステンシル1の多
孔性シート1A側をサーマルヘッド3の発熱抵抗体3A
と接触させ、熱転写層1Bのうち熱パルスの供給された
部分1B1を転写シート2上に転写させるようにしてい
る。図11ではこれと反対に転写シート2を発熱抵抗体
3Rと接触させ、熱転写層1Bをこの転写シート2側か
ら加熱して熱転写層1Bの加熱された部分1B1を転写
させる。
【0013】このようにこれらの図で示した方法では共
に発熱抵抗体3Rと熱転写層1Bの接触を避けている。
これはサーマルヘッド3に熱転写材が付着することによ
り生ずる印字能力の低下を避けるためである。サーマル
ヘッド3に対する熱転写材の付着はヘッドクリーニング
によってある程度回復する。しかしながらクリーニング
を数回繰り返すうちに発熱抵抗体3の保護膜表面の微細
なクラックやピンホールまで熱転写材が浸透し、逐には
サーマルヘッド3を交換せざるを得ない状態になってし
まう。このような状態を避けるために多孔性シート1A
あるいは転写シート2が発熱抵抗体3Rと接触状態に置
かれている。ところがこのためにサーマルヘッド3から
出力される熱パルスの大部分が途中で反射または吸収さ
れてしまう。
に発熱抵抗体3Rと熱転写層1Bの接触を避けている。
これはサーマルヘッド3に熱転写材が付着することによ
り生ずる印字能力の低下を避けるためである。サーマル
ヘッド3に対する熱転写材の付着はヘッドクリーニング
によってある程度回復する。しかしながらクリーニング
を数回繰り返すうちに発熱抵抗体3の保護膜表面の微細
なクラックやピンホールまで熱転写材が浸透し、逐には
サーマルヘッド3を交換せざるを得ない状態になってし
まう。このような状態を避けるために多孔性シート1A
あるいは転写シート2が発熱抵抗体3Rと接触状態に置
かれている。ところがこのためにサーマルヘッド3から
出力される熱パルスの大部分が途中で反射または吸収さ
れてしまう。
【0014】これらの熱的なロスをカバーするために、
従来ではサーマルヘッド3の出力する熱パルスのエネル
ギレベルを増大させる方法が採られてきた。このような
ものとしては、サーマルヘッド3に供給する印加パルス
の時間幅を長くする方法と印加電圧を上昇させる方法が
存在した。
従来ではサーマルヘッド3の出力する熱パルスのエネル
ギレベルを増大させる方法が採られてきた。このような
ものとしては、サーマルヘッド3に供給する印加パルス
の時間幅を長くする方法と印加電圧を上昇させる方法が
存在した。
【0015】ところが前者の方法では印加パルスの延長
分だけ製版スピードが低下するという欠点があった。ま
た後者の方法では高電圧の印加によりサーマルヘッド3
の寿命が低下するという問題があった。更にこれらの方
法を用いて作成されたステンシルはオペレータが手作業
で印刷機にセットしなければならず、作業に熟練を要す
るばかりでなく、手が汚れる等の欠点もあった。
分だけ製版スピードが低下するという欠点があった。ま
た後者の方法では高電圧の印加によりサーマルヘッド3
の寿命が低下するという問題があった。更にこれらの方
法を用いて作成されたステンシルはオペレータが手作業
で印刷機にセットしなければならず、作業に熟練を要す
るばかりでなく、手が汚れる等の欠点もあった。
【0016】そこでこれらの欠点を除去するものとし
て、比較的少ない熱エネルギで製版を行い、次いで印刷
を行うことのできる製版兼用印刷装置が開発された。こ
の開発された製版兼用印刷装置では、多孔性支持体上に
延伸熱可塑性樹脂膜の形成されたステンシル原紙を用
い、これの延伸熱可塑性樹脂膜をサーマルヘッドに直接
接触させて製版を行い、次いでこれによって得られたス
テンシルを版胴に巻き付けて印刷を行うようになってい
る。
て、比較的少ない熱エネルギで製版を行い、次いで印刷
を行うことのできる製版兼用印刷装置が開発された。こ
の開発された製版兼用印刷装置では、多孔性支持体上に
延伸熱可塑性樹脂膜の形成されたステンシル原紙を用
い、これの延伸熱可塑性樹脂膜をサーマルヘッドに直接
接触させて製版を行い、次いでこれによって得られたス
テンシルを版胴に巻き付けて印刷を行うようになってい
る。
【0017】この製版兼用印刷装置は、延伸熱可塑性樹
脂膜をサーマルヘッドと直接接触させても、所定の条件
の下ではこれがサーマルヘッドに付着しないという新た
な事実を基にして開発されたものである。従って、比較
的少量の熱エネルギで製版が可能であり、また製版に次
いで印刷が行われるので誰でも簡単に印刷物を得ること
ができる。
脂膜をサーマルヘッドと直接接触させても、所定の条件
の下ではこれがサーマルヘッドに付着しないという新た
な事実を基にして開発されたものである。従って、比較
的少量の熱エネルギで製版が可能であり、また製版に次
いで印刷が行われるので誰でも簡単に印刷物を得ること
ができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの開発され
た製版兼用印刷装置においてもそうであるが、版胴を用
いた従来のステンシル印刷機においても、版胴に巻き付
けられたステンシルに印刷用紙を重ね合わせ、版胴内の
インク供給部材からインクを供給して印刷を行うように
なっている。このような機器を常温で使用する場合には
別に問題ないが、低温例えば冬期で室温が10°C程度
以下であるような場合にはインクの粘性が高くなって流
動性が低下し、更には固化してしまうことがあった。イ
ンクの流動性が低下した場合には、ステンシルの穿孔さ
れた部分の通過が悪くなり、印刷濃度が低下したり画像
の抜けが生じてしまうという問題があった。版胴の表面
でインクが固化した場合には、印刷品質が低下するばか
りでなく、ステンシルがこれを介して版胴の表面に付着
し、剥離するときに損傷してしまうことがあるという問
題があった。また版胴の表面にステンシルの穿孔パター
ンに対応するインクが固化して残留し、次の印刷に悪影
響を及ぼすという問題があった。特に先に開発された製
版兼用印刷装置では、ステンシルの剥離を自動的に行っ
ているので、剥離ミスが生じるとその後処理が大変であ
るという問題があった。
た製版兼用印刷装置においてもそうであるが、版胴を用
いた従来のステンシル印刷機においても、版胴に巻き付
けられたステンシルに印刷用紙を重ね合わせ、版胴内の
インク供給部材からインクを供給して印刷を行うように
なっている。このような機器を常温で使用する場合には
別に問題ないが、低温例えば冬期で室温が10°C程度
以下であるような場合にはインクの粘性が高くなって流
動性が低下し、更には固化してしまうことがあった。イ
ンクの流動性が低下した場合には、ステンシルの穿孔さ
れた部分の通過が悪くなり、印刷濃度が低下したり画像
の抜けが生じてしまうという問題があった。版胴の表面
でインクが固化した場合には、印刷品質が低下するばか
りでなく、ステンシルがこれを介して版胴の表面に付着
し、剥離するときに損傷してしまうことがあるという問
題があった。また版胴の表面にステンシルの穿孔パター
ンに対応するインクが固化して残留し、次の印刷に悪影
響を及ぼすという問題があった。特に先に開発された製
版兼用印刷装置では、ステンシルの剥離を自動的に行っ
ているので、剥離ミスが生じるとその後処理が大変であ
るという問題があった。
【0019】そこで本発明の目的は、印刷用のインクの
粘性がある程度以上に高くなるのを防止することのでき
る製版兼用印刷装置を提供することにある。
粘性がある程度以上に高くなるのを防止することのでき
る製版兼用印刷装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、版胴内のインク供給部材を加熱するための加熱手段
を製版兼用印刷装置に具備させ、必要に応じてインク供
給部材を加熱し、これによりインクの粘性をある程度以
下に保つようにしたものである。
は、版胴内のインク供給部材を加熱するための加熱手段
を製版兼用印刷装置に具備させ、必要に応じてインク供
給部材を加熱し、これによりインクの粘性をある程度以
下に保つようにしたものである。
【0021】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0022】本実施例ではまずステンシルの作成を説明
し、次いでこのステンシルを使用しての印刷を説明す
る。
し、次いでこのステンシルを使用しての印刷を説明す
る。
【0023】ステンシルの作成
【0024】図1は本実施例におけるステンシルの作成
原理を説明するためのものである。多孔性シート11A
上に延伸熱可塑性樹脂膜11Bを形成したステンシル原
紙11は、その延伸熱可塑性樹脂膜11Bが発熱抵抗体
3Rと接触するようにサーマルヘッド3に供給される。
原理を説明するためのものである。多孔性シート11A
上に延伸熱可塑性樹脂膜11Bを形成したステンシル原
紙11は、その延伸熱可塑性樹脂膜11Bが発熱抵抗体
3Rと接触するようにサーマルヘッド3に供給される。
【0025】ここで延伸熱可塑性樹脂膜11Bは、例え
ば塩化ビニリデン系共重合体樹脂、ポリ塩化ビニルおよ
び塩化ビニル系共重合体樹脂、ポリエチレンテレフタラ
ート、ポリプロピレン、ポリエチレン、あるいはポリエ
チレンおよびエチレン酢酸ビニル共重合体などの合成樹
脂をインフレーション法や二軸延伸法を用いて2倍以上
に延伸させた5〜250μm厚の層である。また多孔性
シート11Aは、例えばテトロン、ナイロン、シルク、
レーヨン、綿などの繊維で作られた紗や、ガラス繊維、
石綿、天然あるいは人造繊維で作られた不織布などの比
較的溶融点の高い多孔質のシートで作られている。延伸
熱可塑性樹脂膜11Bと多孔性シート11Aの貼り合わ
せには、酢酸ビニル系共重合体、塩化ビニル系共重合
体、塩化ビニリデン系共重合体などの熱可塑性合成樹脂
溶液で一般に接着剤として用いられているものが用いら
れる。またサーマルヘッド3には、プラテンロール4の
図で矢印で示した回転方向(副走査方向)と直角の方向
(主走査方向)に多数の発熱要素を配置した発熱抵抗体
3Rが使用されている。
ば塩化ビニリデン系共重合体樹脂、ポリ塩化ビニルおよ
び塩化ビニル系共重合体樹脂、ポリエチレンテレフタラ
ート、ポリプロピレン、ポリエチレン、あるいはポリエ
チレンおよびエチレン酢酸ビニル共重合体などの合成樹
脂をインフレーション法や二軸延伸法を用いて2倍以上
に延伸させた5〜250μm厚の層である。また多孔性
シート11Aは、例えばテトロン、ナイロン、シルク、
レーヨン、綿などの繊維で作られた紗や、ガラス繊維、
石綿、天然あるいは人造繊維で作られた不織布などの比
較的溶融点の高い多孔質のシートで作られている。延伸
熱可塑性樹脂膜11Bと多孔性シート11Aの貼り合わ
せには、酢酸ビニル系共重合体、塩化ビニル系共重合
体、塩化ビニリデン系共重合体などの熱可塑性合成樹脂
溶液で一般に接着剤として用いられているものが用いら
れる。またサーマルヘッド3には、プラテンロール4の
図で矢印で示した回転方向(副走査方向)と直角の方向
(主走査方向)に多数の発熱要素を配置した発熱抵抗体
3Rが使用されている。
【0026】ところでサーマルヘッド3には図2に示す
ようなサーマルヘッド駆動回路12から駆動用の画デー
タ13が供給されるようになっている。この画データ1
3は、画情報源14から出力される元の画データ15を
製版に適するように処理したものである。例えばサーマ
ルヘッド3がいわゆる交互リード接続方式の厚膜型のヘ
ッドであれば、1本の細長い発熱抵抗体を2つのグルー
プに分けて分割駆動を行うので、画データ15は2画素
分ずつ2画素置きに再編成されて駆動用の画データ13
となる。ディザ法等で中間調の再現を行う場合にも、各
階調に対応したドットパターンを作成するための信号処
理が必要である。画情報源14としては、例えばラスタ
ー・インプット・スキャナ(RIS)を用いた原稿読取
装置やワードプロセッサ等のエレクトロニクス機器が用
いられる。
ようなサーマルヘッド駆動回路12から駆動用の画デー
タ13が供給されるようになっている。この画データ1
3は、画情報源14から出力される元の画データ15を
製版に適するように処理したものである。例えばサーマ
ルヘッド3がいわゆる交互リード接続方式の厚膜型のヘ
ッドであれば、1本の細長い発熱抵抗体を2つのグルー
プに分けて分割駆動を行うので、画データ15は2画素
分ずつ2画素置きに再編成されて駆動用の画データ13
となる。ディザ法等で中間調の再現を行う場合にも、各
階調に対応したドットパターンを作成するための信号処
理が必要である。画情報源14としては、例えばラスタ
ー・インプット・スキャナ(RIS)を用いた原稿読取
装置やワードプロセッサ等のエレクトロニクス機器が用
いられる。
【0027】サーマルヘッド駆動回路12からは駆動用
の画データ13の送出にタイミングを合わせてタイミン
グ制御信号16が出力され、原紙搬送機構17に供給さ
れる。原紙搬送機構17はプレッシャーロール4を駆動
するモータやその駆動回路等から構成されており、1ラ
イン分の画データの穿孔が終了するたびにステンシル原
紙11を所定量ずつ副走査させるようになっている。こ
のようにして全ラインの穿孔が終了するとステンシル原
紙11の製版が終了し、ステンシルが作成される。
の画データ13の送出にタイミングを合わせてタイミン
グ制御信号16が出力され、原紙搬送機構17に供給さ
れる。原紙搬送機構17はプレッシャーロール4を駆動
するモータやその駆動回路等から構成されており、1ラ
イン分の画データの穿孔が終了するたびにステンシル原
紙11を所定量ずつ副走査させるようになっている。こ
のようにして全ラインの穿孔が終了するとステンシル原
紙11の製版が終了し、ステンシルが作成される。
【0028】本実施例では製版条件を次のように設定し
た。
た。
【0029】〔製版条件〕
【0030】ステンシル原紙:ポリエステルスクリーン
ベースに塩化ビニリデン系共重合体樹脂を延伸可塑性樹
脂膜として形成したもの。原紙サイズはA4判。
ベースに塩化ビニリデン系共重合体樹脂を延伸可塑性樹
脂膜として形成したもの。原紙サイズはA4判。
【0031】サーマルヘッド:ローム社製の8ドット/
mmのヘッド。型番はKH・106−6。
mmのヘッド。型番はKH・106−6。
【0032】加熱条件:1ワット/ドットの熱量で1m
sec。
sec。
【0033】プラテンロールの圧力:0.25kg/c
m。
m。
【0034】製版スピード:10.5msec/ライ
ン。
ン。
【0035】以上の条件でサーマルヘッド3のクリーニ
ングを行うことなく連続1000枚の製版を行った。そ
して1枚目と1000枚目のステンシルを抽出し、これ
らの良否を客観的なものとするために堀井謄写堂製のホ
リイロータリ1000にかけて印刷を行った。この結果
これらの平均印刷濃度DAVE として1.4が得られ、ま
た両ステンシルによる印刷濃度差ΔDを0.1に抑える
ことができ、良好な印刷物を得ることができた。
ングを行うことなく連続1000枚の製版を行った。そ
して1枚目と1000枚目のステンシルを抽出し、これ
らの良否を客観的なものとするために堀井謄写堂製のホ
リイロータリ1000にかけて印刷を行った。この結果
これらの平均印刷濃度DAVE として1.4が得られ、ま
た両ステンシルによる印刷濃度差ΔDを0.1に抑える
ことができ、良好な印刷物を得ることができた。
【0036】本実施例における効果を確認するために、
次のような比較用の条件を設定した。
次のような比較用の条件を設定した。
【0037】〔比較条件:1〕
【0038】プラテンロールの圧力:0.5kg/c
m。
m。
【0039】他の製版条件は先の条件と同じ。
【0040】この製版条件下でサーマルヘッド3を何ら
クリーニングすることなく連続1000枚のステンシル
を作成し、1枚目と1000枚目について同様に印刷を
行った。この結果、平均印刷濃度DAVE としてほぼ1.
4を得ることができたが印刷濃度差ΔDは0.25以上
に拡がった。すなわちサーマルヘッド3に熱穿孔の際に
塩化ビニリデン系共重合体樹脂が付着し、製版の劣化が
進行し、1000枚目のステンシルでは良好な製版を行
うことができなかった。
クリーニングすることなく連続1000枚のステンシル
を作成し、1枚目と1000枚目について同様に印刷を
行った。この結果、平均印刷濃度DAVE としてほぼ1.
4を得ることができたが印刷濃度差ΔDは0.25以上
に拡がった。すなわちサーマルヘッド3に熱穿孔の際に
塩化ビニリデン系共重合体樹脂が付着し、製版の劣化が
進行し、1000枚目のステンシルでは良好な製版を行
うことができなかった。
【0041】1000枚目の製版終了後、グリセリン含
有のウエスでサーマルヘッド3をクリーニングし、10
01枚目のステンシルを作成したが、サーマルヘッド3
を十分再成させることができず、良好な製版を行うこと
ができなかった。
有のウエスでサーマルヘッド3をクリーニングし、10
01枚目のステンシルを作成したが、サーマルヘッド3
を十分再成させることができず、良好な製版を行うこと
ができなかった。
【0042】〔比較条件:2〕
【0043】加熱条件は先の製版条件と同一とし、同一
構成のステンシル原紙の多孔性シート11A側をサーマ
ルヘッド3と接触させて穿孔を行った。これによって得
られたステンシルをホリイロータリ1000にかけて印
刷を行ったところ、全く画像が印刷されなかった。これ
は印加エネルギの不足で熱穿孔が行われなかったことに
よる。
構成のステンシル原紙の多孔性シート11A側をサーマ
ルヘッド3と接触させて穿孔を行った。これによって得
られたステンシルをホリイロータリ1000にかけて印
刷を行ったところ、全く画像が印刷されなかった。これ
は印加エネルギの不足で熱穿孔が行われなかったことに
よる。
【0044】図3と図4は製版が長期間安定して行われ
る条件を探るために製版条件を各種設定して得られた結
果を表わしたものである。このうち図3はプラテンロー
ル圧を変化させた場合であり、先に示した比較条件例も
この一部である。図4は製版スピードを変化させた場合
である。これらの図で符号DAVE は1000枚連続して
製版を行ったときの1枚目と1000枚目のステンシル
による平均印刷濃度を示し、符号ΔDは同じく1枚目と
1000枚目のステンシルを用いた印刷濃度差である。
また破線Sは、印刷物の良否の境界を示す一応のボーダ
ーラインであり、これにより上側のものが一般に良好な
ものとされている。
る条件を探るために製版条件を各種設定して得られた結
果を表わしたものである。このうち図3はプラテンロー
ル圧を変化させた場合であり、先に示した比較条件例も
この一部である。図4は製版スピードを変化させた場合
である。これらの図で符号DAVE は1000枚連続して
製版を行ったときの1枚目と1000枚目のステンシル
による平均印刷濃度を示し、符号ΔDは同じく1枚目と
1000枚目のステンシルを用いた印刷濃度差である。
また破線Sは、印刷物の良否の境界を示す一応のボーダ
ーラインであり、これにより上側のものが一般に良好な
ものとされている。
【0045】以上の比較から、すでに説明した製版条件
がステンシルの作成に良好な条件であることがわかる。
がステンシルの作成に良好な条件であることがわかる。
【0046】印刷
【0047】このようにして作成されたステンシルは版
胴に自動的に巻き付けられ、印刷用紙に対して印刷が行
われる。
胴に自動的に巻き付けられ、印刷用紙に対して印刷が行
われる。
【0048】図5はこの原理を表わしたもので、ステン
シル原紙を穿孔して得られたステンシル20はその多孔
性シート11A側が円筒状の版胴21のメッシュ部分と
接触するようにして版胴21に巻き付けられている。版
胴21から多孔性シート11にはインキングロール22
からインクが供給される。この供給されたインクは多孔
性シート11および延伸熱可塑性樹脂膜11Bの穿孔さ
れた部分に保持される。従って版胴21が矢印C方向に
回転している状態で印刷用紙23がこの版胴21とプレ
ッシャーロール24との間を矢印D方向に通過すれば、
穿孔された部分から印刷用紙23にインク25が移さ
れ、印刷が行われる。
シル原紙を穿孔して得られたステンシル20はその多孔
性シート11A側が円筒状の版胴21のメッシュ部分と
接触するようにして版胴21に巻き付けられている。版
胴21から多孔性シート11にはインキングロール22
からインクが供給される。この供給されたインクは多孔
性シート11および延伸熱可塑性樹脂膜11Bの穿孔さ
れた部分に保持される。従って版胴21が矢印C方向に
回転している状態で印刷用紙23がこの版胴21とプレ
ッシャーロール24との間を矢印D方向に通過すれば、
穿孔された部分から印刷用紙23にインク25が移さ
れ、印刷が行われる。
【0049】ところでインキングロール22は、熱伝導
率の良いアルミニウム等の金属からなるパイプ22Aの
外周面にシリコンゴム等からなるゴム層22Bが設けら
れた構造となっている。パイプ22Aの内部には、クォ
ーツランプあるいはニクロム線を用いたヒータ等からな
る加熱器26が設けられている。加熱器26はインキン
グロール22の両端から突出され、インキングロール2
2が矢印方向に回転自在であるのに対し、固定的に配置
されている。
率の良いアルミニウム等の金属からなるパイプ22Aの
外周面にシリコンゴム等からなるゴム層22Bが設けら
れた構造となっている。パイプ22Aの内部には、クォ
ーツランプあるいはニクロム線を用いたヒータ等からな
る加熱器26が設けられている。加熱器26はインキン
グロール22の両端から突出され、インキングロール2
2が矢印方向に回転自在であるのに対し、固定的に配置
されている。
【0050】インキングロール22の表面またはその近
傍の温度は図示しない温度センサで検出されるようにな
っている。そしてこの温度センサで検出された温度が例
えば10°C以下である場合には、加熱器26が通電さ
れて発熱し、10°Cよりもある程度高い温度例えば2
5°C以上になると発熱が停止されるようになってい
る。従ってインキングロール22の表面またはその近傍
の温度が10°C以下である場合には、加熱器26が発
熱し、インキングロール22の表面またはその近傍に付
着しているインクの粘性はある程度以下に保たれる。ま
たインキングロール22は版胴21の内周面に転接され
ているので前者の熱が後者に伝導される。従ってインキ
ングロール22が加熱されると版胴21も加熱され、更
にこれに付着しているインクも加熱されることになる。
このため版胴21に付着しているインクの粘性もある程
度以下に保たれる。このとき版胴21はまんべんなく加
熱されるために数10回空転される。なおインキングロ
ール22の径を30mm程度とし、そのパイプ22Aと
ゴム層22Bをアルミニウムとシリコンゴムでそれぞれ
形成し、加熱器26としてクォーツランプ(100V、
100W)を用いたところ、インキングロール22の表
面の温度を30±3°C程度とすることができた。
傍の温度は図示しない温度センサで検出されるようにな
っている。そしてこの温度センサで検出された温度が例
えば10°C以下である場合には、加熱器26が通電さ
れて発熱し、10°Cよりもある程度高い温度例えば2
5°C以上になると発熱が停止されるようになってい
る。従ってインキングロール22の表面またはその近傍
の温度が10°C以下である場合には、加熱器26が発
熱し、インキングロール22の表面またはその近傍に付
着しているインクの粘性はある程度以下に保たれる。ま
たインキングロール22は版胴21の内周面に転接され
ているので前者の熱が後者に伝導される。従ってインキ
ングロール22が加熱されると版胴21も加熱され、更
にこれに付着しているインクも加熱されることになる。
このため版胴21に付着しているインクの粘性もある程
度以下に保たれる。このとき版胴21はまんべんなく加
熱されるために数10回空転される。なおインキングロ
ール22の径を30mm程度とし、そのパイプ22Aと
ゴム層22Bをアルミニウムとシリコンゴムでそれぞれ
形成し、加熱器26としてクォーツランプ(100V、
100W)を用いたところ、インキングロール22の表
面の温度を30±3°C程度とすることができた。
【0051】具体例
【0052】次に本実施例の製版兼用印刷装置の具体的
な一例を説明する。
な一例を説明する。
【0053】図6はこの製版兼用印刷装置の概略を表わ
したものである。この装置は装置本体27内に製版部2
8と印刷部29を収容している。製版部28には長尺の
ステンシル原紙11をロール状に巻回した供給紙管31
が配設されている。2組の搬送ロール対32、33はス
テンシル原紙11の繰り出しと搬送を行うもので、これ
らの間にはステンシル原紙11を所定の長さに裁断する
ためのカッタ34が配置されている。搬送ロール対33
によって搬送されたステンシル原紙11は、サーマルヘ
ッド3とプラテンロール4の間を通過して製版され、ス
テンシル20が作成される。ステンシル20は他の2組
の搬送ロール対36、37によって印刷部29へと送ら
れる。
したものである。この装置は装置本体27内に製版部2
8と印刷部29を収容している。製版部28には長尺の
ステンシル原紙11をロール状に巻回した供給紙管31
が配設されている。2組の搬送ロール対32、33はス
テンシル原紙11の繰り出しと搬送を行うもので、これ
らの間にはステンシル原紙11を所定の長さに裁断する
ためのカッタ34が配置されている。搬送ロール対33
によって搬送されたステンシル原紙11は、サーマルヘ
ッド3とプラテンロール4の間を通過して製版され、ス
テンシル20が作成される。ステンシル20は他の2組
の搬送ロール対36、37によって印刷部29へと送ら
れる。
【0054】印刷部29では、版胴21の近傍に配置さ
れたセンサ38によってステンシル20を検出すると、
版胴21に取り付けられたグリッパ39でその先端をグ
リップし、これを版胴21に巻き付ける。巻き付けが終
了したら、インク供給管41と連結されたインキングロ
ール22からステンシル20にインクが供給され、印刷
が行われる。このとき印刷用紙23は開閉自在の用紙供
給トレイ43からフィードロール44によって1枚ずつ
送り出され、レジストロール45によってレジストレー
ションの調整(搬送タイミングの調整)が行われた後、
版胴21とプレッシャロール24の間に供給されること
になる。印刷の終了した印刷用紙は、例えば空気吸着方
式あるいは静電吸着方式の搬送ベルト46によって開閉
自在の用紙排出トレイ47に排出される。装置本体27
には、用紙供給トレイ43と用紙排出トレイ47の双方
の開閉状態を検出するためのセンサ48、49が配置さ
れている。
れたセンサ38によってステンシル20を検出すると、
版胴21に取り付けられたグリッパ39でその先端をグ
リップし、これを版胴21に巻き付ける。巻き付けが終
了したら、インク供給管41と連結されたインキングロ
ール22からステンシル20にインクが供給され、印刷
が行われる。このとき印刷用紙23は開閉自在の用紙供
給トレイ43からフィードロール44によって1枚ずつ
送り出され、レジストロール45によってレジストレー
ションの調整(搬送タイミングの調整)が行われた後、
版胴21とプレッシャロール24の間に供給されること
になる。印刷の終了した印刷用紙は、例えば空気吸着方
式あるいは静電吸着方式の搬送ベルト46によって開閉
自在の用紙排出トレイ47に排出される。装置本体27
には、用紙供給トレイ43と用紙排出トレイ47の双方
の開閉状態を検出するためのセンサ48、49が配置さ
れている。
【0055】図7はこの製版兼用印刷装置の電気回路の
要部を表わしたものである。この装置はCPU(中央処
理装置)51を搭載しており、データバス等のバスライ
ン52を通じて各部と接続されている。このうちROM
53は回路制御を行うためのプログラムを書き込んだリ
ード・オンリ・メモリである。RAM54は製版を行う
ための画データ55を一時的に蓄積したり、処理データ
の一時的な記憶を行うランダム・アクセス・メモリであ
る。キーボード56、製版ボタン57および表示装置5
8は装置本体27(図6)の上面に配置された図示しな
い操作パネル上に配置されている。このうち表示ドライ
バ61によって駆動される表示装置58は、製版レディ
ランプ62、製版中ランプ63、印刷中ランプ64の3
種類のランプと、設定枚数等をドットパターンで表示す
るパターン表示器65によって構成されている。
要部を表わしたものである。この装置はCPU(中央処
理装置)51を搭載しており、データバス等のバスライ
ン52を通じて各部と接続されている。このうちROM
53は回路制御を行うためのプログラムを書き込んだリ
ード・オンリ・メモリである。RAM54は製版を行う
ための画データ55を一時的に蓄積したり、処理データ
の一時的な記憶を行うランダム・アクセス・メモリであ
る。キーボード56、製版ボタン57および表示装置5
8は装置本体27(図6)の上面に配置された図示しな
い操作パネル上に配置されている。このうち表示ドライ
バ61によって駆動される表示装置58は、製版レディ
ランプ62、製版中ランプ63、印刷中ランプ64の3
種類のランプと、設定枚数等をドットパターンで表示す
るパターン表示器65によって構成されている。
【0056】画信号入力部67はワードプロセッサ等の
外部装置から画情報68の供給を受け、この装置に適合
した画データ55にこれを変換する。装置によってはビ
デオ信号の代りにコード情報を入力し、キャラクタパタ
ーンジェネレータで所定のビデオ信号に変換することも
可能である。センサ入力部69は図6に示したセンサ3
8、47、48等の検知データ71を入力し、バスライ
ン52に転送するポートである。ソレノイド73はサー
マルヘッド3を数mm程度持ち上げる動作を行うための
もので、ソレノイドドライバ74によって駆動される。
この動作は、ステンシル原紙11をサーマルヘッド3と
プラテンロール4の間にセットする際に行われるもので
ある。サーマルヘッド3はヘッドドライバ75によって
駆動される。製版部28の動力源としては、モータドラ
イバ76によって駆動される製版用モータ77が用いら
れ、印刷部29の動力源としては、他のモータドライバ
78によって駆動される印刷用モータ79によって行わ
れる。グリッパ39はステンシル着脱用のステンシルド
ライバ81によって駆動され、版胴21へのステンシル
20の取り付けを行う。ステンシルドライバ81はまた
リリーサ82の駆動も行い、印刷終了後のステンシル2
0の先端部分を版胴21から剥離させるようになってい
る。温度センサ83はインキングロール22の表面また
はその近傍の温度を検出し、検出データ84をバスライ
ン52に送出する。インキングロール22を加熱するた
めの加熱器26は加熱器ドライバ85によって駆動され
る。
外部装置から画情報68の供給を受け、この装置に適合
した画データ55にこれを変換する。装置によってはビ
デオ信号の代りにコード情報を入力し、キャラクタパタ
ーンジェネレータで所定のビデオ信号に変換することも
可能である。センサ入力部69は図6に示したセンサ3
8、47、48等の検知データ71を入力し、バスライ
ン52に転送するポートである。ソレノイド73はサー
マルヘッド3を数mm程度持ち上げる動作を行うための
もので、ソレノイドドライバ74によって駆動される。
この動作は、ステンシル原紙11をサーマルヘッド3と
プラテンロール4の間にセットする際に行われるもので
ある。サーマルヘッド3はヘッドドライバ75によって
駆動される。製版部28の動力源としては、モータドラ
イバ76によって駆動される製版用モータ77が用いら
れ、印刷部29の動力源としては、他のモータドライバ
78によって駆動される印刷用モータ79によって行わ
れる。グリッパ39はステンシル着脱用のステンシルド
ライバ81によって駆動され、版胴21へのステンシル
20の取り付けを行う。ステンシルドライバ81はまた
リリーサ82の駆動も行い、印刷終了後のステンシル2
0の先端部分を版胴21から剥離させるようになってい
る。温度センサ83はインキングロール22の表面また
はその近傍の温度を検出し、検出データ84をバスライ
ン52に送出する。インキングロール22を加熱するた
めの加熱器26は加熱器ドライバ85によって駆動され
る。
【0057】このような構成の製版兼用印刷装置の動作
を図8と共に説明する。
を図8と共に説明する。
【0058】装置本体27に取り付けられた図示しない
電源スイッチをオンにすると、この製版兼用印刷装置に
電源が投入され、各種製版開始条件がすべて満足であれ
ば(ステップS101;Y)、製版レディランプ62が
点灯する(ステップS102)。ここで製版開始条件と
は次のようなものをいう。
電源スイッチをオンにすると、この製版兼用印刷装置に
電源が投入され、各種製版開始条件がすべて満足であれ
ば(ステップS101;Y)、製版レディランプ62が
点灯する(ステップS102)。ここで製版開始条件と
は次のようなものをいう。
【0059】(イ)用紙供給トレイ44および用紙排出
トレイ47が共にセットされていること。
トレイ47が共にセットされていること。
【0060】これはセンサ48、49の検知データ71
の論理積をとることにより判断することができる。
の論理積をとることにより判断することができる。
【0061】(ロ)印刷用紙23、ステンシル原紙1
1、印刷インクが必要量存在すること。
1、印刷インクが必要量存在すること。
【0062】これは図示しないセンサの検知データ71
を用いて判断される。
を用いて判断される。
【0063】(ハ)製版用の画データが受信されている
こと。
こと。
【0064】(ニ)装置内の紙詰りが発生していないこ
と。
と。
【0065】これは、RAM54の不揮発領域に紙詰り
状態を表わしたジャムデータが書き込まれるかどうかチ
ェックすることにより行われる。このジャムデータはジ
ャム除去作業が行われない限り保存される。
状態を表わしたジャムデータが書き込まれるかどうかチ
ェックすることにより行われる。このジャムデータはジ
ャム除去作業が行われない限り保存される。
【0066】以上の条件のうち不備なものはパターン表
示器65にその内容が表示される。オペレータはこれに
より製版開始のための条件を揃えることができる。
示器65にその内容が表示される。オペレータはこれに
より製版開始のための条件を揃えることができる。
【0067】さて製版レディランプ62が点灯したら、
オペレータは製版ボタン57を押して(ステップS10
3;Y)製版を開始させることができる。ところで製版
ボタン57が押された状態でインキングロール22の表
面またはその近傍の温度が例えば10°C以下と低い場
合には、すでに説明したように印刷品質の低下等の不都
合が生じてしまう。そこでこの製版兼用印刷装置では、
製版ボタン57が押されると、インキングロール22の
表面またはその近傍の温度を温度センサ83で検出し、
10°C以下の場合には加熱器26を発熱させるように
なっている。
オペレータは製版ボタン57を押して(ステップS10
3;Y)製版を開始させることができる。ところで製版
ボタン57が押された状態でインキングロール22の表
面またはその近傍の温度が例えば10°C以下と低い場
合には、すでに説明したように印刷品質の低下等の不都
合が生じてしまう。そこでこの製版兼用印刷装置では、
製版ボタン57が押されると、インキングロール22の
表面またはその近傍の温度を温度センサ83で検出し、
10°C以下の場合には加熱器26を発熱させるように
なっている。
【0068】図9は印刷準備のための加熱器26の動作
等を表わしたものである。製版ボタン57が押されると
(ステップS103;Y)、CPU51は温度センサ8
3で検出された温度Tが所定の基準温度T0 よりも低い
か否かを判断する(ステップS131)。ここで基準温
度T0 とは印刷用のインクの粘性がある程度以上に高く
なって印刷品質に悪影響を及ぼす温度のことをいう。こ
の基準温度T0 は、例えば、製版ボタン57と図示しな
いストップボタンを同時に押しながらキーボード56か
ら数値を入力することで装置にセットすることができ
る。
等を表わしたものである。製版ボタン57が押されると
(ステップS103;Y)、CPU51は温度センサ8
3で検出された温度Tが所定の基準温度T0 よりも低い
か否かを判断する(ステップS131)。ここで基準温
度T0 とは印刷用のインクの粘性がある程度以上に高く
なって印刷品質に悪影響を及ぼす温度のことをいう。こ
の基準温度T0 は、例えば、製版ボタン57と図示しな
いストップボタンを同時に押しながらキーボード56か
ら数値を入力することで装置にセットすることができ
る。
【0069】温度センサ83で検出された温度Tが基準
温度T0 以下である場合には(ステップS131;
Y)、加熱器26がオンとなり(ステップS132)、
またこの時点から版胴21の空転が開始される(ステッ
プS133)。温度センサ83で検出された温度Tが基
準温度T0 以上である場合には(ステップS131;
N)、加熱器26はオフの状態に保持され、また版胴2
1の空転は行われない。加熱器26がオンとなり、版胴
21の空転が開始された場合には、CPU51は温度セ
ンサ83で検出される温度Tが他の基準温度T00(先の
基準温度T0 よりもある程度高い温度例えば25°C)
よりも高くなったか否かを判断する(ステップS13
4)。高くなった場合には(Y)、加熱器26がオフと
なり(ステップS135)、またこの時点から一定の時
間(例えば5秒)経過後に版胴21が停止される(ステ
ップS136)。版胴21の停止をこのように遅延させ
るのは、インキングロール22の熱をより十分に版胴2
1に伝導させるためである。
温度T0 以下である場合には(ステップS131;
Y)、加熱器26がオンとなり(ステップS132)、
またこの時点から版胴21の空転が開始される(ステッ
プS133)。温度センサ83で検出された温度Tが基
準温度T0 以上である場合には(ステップS131;
N)、加熱器26はオフの状態に保持され、また版胴2
1の空転は行われない。加熱器26がオンとなり、版胴
21の空転が開始された場合には、CPU51は温度セ
ンサ83で検出される温度Tが他の基準温度T00(先の
基準温度T0 よりもある程度高い温度例えば25°C)
よりも高くなったか否かを判断する(ステップS13
4)。高くなった場合には(Y)、加熱器26がオフと
なり(ステップS135)、またこの時点から一定の時
間(例えば5秒)経過後に版胴21が停止される(ステ
ップS136)。版胴21の停止をこのように遅延させ
るのは、インキングロール22の熱をより十分に版胴2
1に伝導させるためである。
【0070】図8に戻って説明を続ける。製版ボタン5
7が押されると製版中ランプ63が点灯し(ステップS
104)、ソレノイド73が直ちにまたは加熱器26が
オンとなった後再びオフとなる時点で励磁される(ステ
ップS105)。これと共に、その先端位置がカッタ3
4の位置にあるステンシル原紙11が、搬送ロール対3
2によって搬送を開始され(ステップS106)、先端
部分がサーマルヘッド3とプラテンロール4の隙間を通
過する。これによりステンシル原紙11の先端部分がサ
ーマルヘッド3の近傍に配置されたセット用センサ(図
示せず)によって検知される(ステップS107;
Y)。これと共にCPU51はソレノイドドライバ74
に制御データを送ってソレノイド73を解磁させる(ス
テップS108)。ステンシル原紙11はこのようにし
てサーマルヘッド3とプラテンロール4の間に圧接さ
れ、そのセッティングが終了する。
7が押されると製版中ランプ63が点灯し(ステップS
104)、ソレノイド73が直ちにまたは加熱器26が
オンとなった後再びオフとなる時点で励磁される(ステ
ップS105)。これと共に、その先端位置がカッタ3
4の位置にあるステンシル原紙11が、搬送ロール対3
2によって搬送を開始され(ステップS106)、先端
部分がサーマルヘッド3とプラテンロール4の隙間を通
過する。これによりステンシル原紙11の先端部分がサ
ーマルヘッド3の近傍に配置されたセット用センサ(図
示せず)によって検知される(ステップS107;
Y)。これと共にCPU51はソレノイドドライバ74
に制御データを送ってソレノイド73を解磁させる(ス
テップS108)。ステンシル原紙11はこのようにし
てサーマルヘッド3とプラテンロール4の間に圧接さ
れ、そのセッティングが終了する。
【0071】ステンシル原紙11のセッティングが行わ
れた段階で、ヘッドドライバ75に画データが供給さ
れ、サーマルヘッド3による穿孔作業が開始される(ス
テップS109)。この穿孔作業では、製版用モータ7
7が1ラインの記録終了ごとに間欠的に駆動され、ステ
ンシル原紙11の副走査が行われる。また画データとの
関係で製版1ページ分の後端がカッタ34をわずかに通
過した時点でカッタ34が作動され、ステンシル原紙1
1の裁断が行われる。
れた段階で、ヘッドドライバ75に画データが供給さ
れ、サーマルヘッド3による穿孔作業が開始される(ス
テップS109)。この穿孔作業では、製版用モータ7
7が1ラインの記録終了ごとに間欠的に駆動され、ステ
ンシル原紙11の副走査が行われる。また画データとの
関係で製版1ページ分の後端がカッタ34をわずかに通
過した時点でカッタ34が作動され、ステンシル原紙1
1の裁断が行われる。
【0072】この穿孔作業が進行し、穿孔済のステンシ
ル原紙11(ステンシル20)の先端がセンサ38によ
って検知されると、CPU51はこれから所定距離L1
だけ副走査が行われた時点で(ステップS110;Y)
グリッパ39を作動させる。これによりグリッパ39が
ステンシル20の先端をグリップする(ステップS11
1)。距離L1は穿孔の行われたラインの数を計数する
ことにより算出することができる。この後、印刷用モー
タ79の制御により版胴21の回転が開始され(ステッ
プS112)、製版の進行と併せて版胴21へのステン
シル20の巻き付けが進行する。
ル原紙11(ステンシル20)の先端がセンサ38によ
って検知されると、CPU51はこれから所定距離L1
だけ副走査が行われた時点で(ステップS110;Y)
グリッパ39を作動させる。これによりグリッパ39が
ステンシル20の先端をグリップする(ステップS11
1)。距離L1は穿孔の行われたラインの数を計数する
ことにより算出することができる。この後、印刷用モー
タ79の制御により版胴21の回転が開始され(ステッ
プS112)、製版の進行と併せて版胴21へのステン
シル20の巻き付けが進行する。
【0073】サーマルヘッド3による製版が終了すると
(ステップS113;Y)、製版中ランプ63がオフと
なる(ステップS114)。この時点からCPU51は
副走査方向の移動距離L2の測定を行い(ステップS1
15)、版胴21へのステンシル20の巻き付けの終了
を判断する。ステンシル20が版胴21に巻き付けられ
たら印刷中ランプ64が点灯し(ステップS116)、
印刷が開始される(ステップS117)。印刷は、予め
キーボード56から入力された印刷設定枚数だけ行われ
る。この印刷設定枚数はパターン表示部65に表示され
る。印刷中に印刷用紙23が不足したり、その他印刷を
続行できない事態が発生した場合には、CPU51はそ
の内容に応じて表示ドライバ61の駆動を制御し、パタ
ーン表示器65にトラブルの内容を表示させる。また装
置によっては、印刷設定枚数として例えば5枚程度の少
ない枚数が設定されていた場合には、製版ボタン57の
押下を見合わさせるための警告表示をパターン表示器6
5に表示させてもよい。これは既に説明したようにハー
ドコピーが存在すれば、それを複写機で複写する方が経
済的な書類作成を可能とさせるからである。
(ステップS113;Y)、製版中ランプ63がオフと
なる(ステップS114)。この時点からCPU51は
副走査方向の移動距離L2の測定を行い(ステップS1
15)、版胴21へのステンシル20の巻き付けの終了
を判断する。ステンシル20が版胴21に巻き付けられ
たら印刷中ランプ64が点灯し(ステップS116)、
印刷が開始される(ステップS117)。印刷は、予め
キーボード56から入力された印刷設定枚数だけ行われ
る。この印刷設定枚数はパターン表示部65に表示され
る。印刷中に印刷用紙23が不足したり、その他印刷を
続行できない事態が発生した場合には、CPU51はそ
の内容に応じて表示ドライバ61の駆動を制御し、パタ
ーン表示器65にトラブルの内容を表示させる。また装
置によっては、印刷設定枚数として例えば5枚程度の少
ない枚数が設定されていた場合には、製版ボタン57の
押下を見合わさせるための警告表示をパターン表示器6
5に表示させてもよい。これは既に説明したようにハー
ドコピーが存在すれば、それを複写機で複写する方が経
済的な書類作成を可能とさせるからである。
【0074】設定枚数の印刷が終了したら(ステップS
118;Y)、印刷中ランプ64が消灯し(ステップS
119)、リリーサ82が作動する(ステップS12
0)。リリーサ82はステンシル20の先端部分を版胴
21の内側から外側へ突き上げるように動作し、この部
分を版胴21から剥離する。剥離された先端部分は版胴
21の回転(ステップS121)と共に爪86に乗り上
げ、剥離ロール87に捕らえられる。この結果、剥離ロ
ール87の回転と共にステンシル20は版胴21から引
き剥がされ、廃却ケース88内に廃却される。廃却が完
了したら(ステップS122;Y)、剥離ロール87の
回転が停止し、印刷中ランプ64が消灯する(ステップ
S123)。なお剥離ロール87の回転制御は、印刷用
モータ79の駆動力を伝達する図示しないクラッチのオ
ン・オフ制御によって行われる。
118;Y)、印刷中ランプ64が消灯し(ステップS
119)、リリーサ82が作動する(ステップS12
0)。リリーサ82はステンシル20の先端部分を版胴
21の内側から外側へ突き上げるように動作し、この部
分を版胴21から剥離する。剥離された先端部分は版胴
21の回転(ステップS121)と共に爪86に乗り上
げ、剥離ロール87に捕らえられる。この結果、剥離ロ
ール87の回転と共にステンシル20は版胴21から引
き剥がされ、廃却ケース88内に廃却される。廃却が完
了したら(ステップS122;Y)、剥離ロール87の
回転が停止し、印刷中ランプ64が消灯する(ステップ
S123)。なお剥離ロール87の回転制御は、印刷用
モータ79の駆動力を伝達する図示しないクラッチのオ
ン・オフ制御によって行われる。
【0075】このようにして製版から印刷までのすべて
の動作が終了する。この印刷動作中に次の画情報の受信
が行われていれば,製版レディランプ62が再び点灯し
(ステップS102)、次の製版および印刷作業を開始
させることができる。
の動作が終了する。この印刷動作中に次の画情報の受信
が行われていれば,製版レディランプ62が再び点灯し
(ステップS102)、次の製版および印刷作業を開始
させることができる。
【0076】以上説明した製版兼用印刷装置によれば、
ステンシル原紙の延伸熱可塑性樹脂膜側からサーマルヘ
ッドによって直接的に熱パルスを印加してステンシルを
作成するので、熱の拡散がなく、それだけシャープな製
版を行うことができる。また転写用のシートが不要なの
で経済的である。更にステンシルの作成と印刷物の作成
を一連の作業として行うので、ステンシルの保管による
紛失や破損等のおそれがない等の利点を有する。
ステンシル原紙の延伸熱可塑性樹脂膜側からサーマルヘ
ッドによって直接的に熱パルスを印加してステンシルを
作成するので、熱の拡散がなく、それだけシャープな製
版を行うことができる。また転写用のシートが不要なの
で経済的である。更にステンシルの作成と印刷物の作成
を一連の作業として行うので、ステンシルの保管による
紛失や破損等のおそれがない等の利点を有する。
【0077】なお上記実施例ではステンシル原紙の延伸
熱可塑性樹脂膜にサーマルヘッドを直接接触させて製版
を行っているが、これに限定されるものではない。ステ
ンシル原紙の多孔性シートをサーマルヘッドに接触させ
て製版を行ってもよく、また転写用のシートを用いて製
版を行ってもよい。
熱可塑性樹脂膜にサーマルヘッドを直接接触させて製版
を行っているが、これに限定されるものではない。ステ
ンシル原紙の多孔性シートをサーマルヘッドに接触させ
て製版を行ってもよく、また転写用のシートを用いて製
版を行ってもよい。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
ンク供給部材を必要に応じて加熱しているので、印刷用
のインクの粘性をある程度以下に保つことができる。従
って周囲の温度の低下によって印刷品質が低下すること
がなく、また版胴に付着したインクが固化することがな
く、版胴からのステンシルの剥離がスムーズに行われ、
次の印刷に悪影響を及ぼすこともない。
ンク供給部材を必要に応じて加熱しているので、印刷用
のインクの粘性をある程度以下に保つことができる。従
って周囲の温度の低下によって印刷品質が低下すること
がなく、また版胴に付着したインクが固化することがな
く、版胴からのステンシルの剥離がスムーズに行われ、
次の印刷に悪影響を及ぼすこともない。
【図1】 本発明の一実施例におけるステンシルの作成
原理を示す原理図である。
原理を示す原理図である。
【図2】 本実施例における製版作業に必要な装置部分
の概略構成図である。
の概略構成図である。
【図3】 本実施例でプラテンロールの圧力を変化させ
た場合の印刷特性を示す特性図である。
た場合の印刷特性を示す特性図である。
【図4】 本実施例で製版スピードを変化させた場合の
印刷特性を示す特性図である。
印刷特性を示す特性図である。
【図5】 本実施例におけるステンシルによる印刷の原
理を示す原理図である。
理を示す原理図である。
【図6】 本実施例において具体的な一例として示した
製版兼用印刷装置の概略構成図である。
製版兼用印刷装置の概略構成図である。
【図7】 本実施例の装置の回路構成の要部を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図8】 本実施例の装置の動作を表わした流れ図であ
る。
る。
【図9】 本実施例の装置の加熱器等の動作を表わした
流れ図である。
流れ図である。
【図10】 従来における多孔性シート側から加熱した
場合の穿孔の原理を示す原理図である。
場合の穿孔の原理を示す原理図である。
【図11】 従来におけるインク転写シート側から加熱
した場合の穿孔の原理を示す原理図である。
した場合の穿孔の原理を示す原理図である。
3…サーマルヘッド、11…ステンシル原紙、11A…
多孔性シート、11B…延伸熱可塑性樹脂膜、20…ス
テンシル、21…版胴、22…インキングロール、23
…印刷用紙、25…インク、26…加熱器。
多孔性シート、11B…延伸熱可塑性樹脂膜、20…ス
テンシル、21…版胴、22…インキングロール、23
…印刷用紙、25…インク、26…加熱器。
Claims (1)
- 【請求項1】 ステンシル原紙をサーマルヘッドで熱的
に穿孔して製版を行う製版手段と、この製版手段で製版
されたステンシルの供給を受けて版胴に巻き付け、この
巻き付けられたステンシルに印刷用紙を重ね合わせ、版
胴内のインク供給部材からインクを供給して印刷を行う
印刷手段と、この印刷手段のインク供給部材を加熱する
ための加熱手段とを具備することを特徴とする製版兼用
印刷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4159278A JP2536366B2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4159278A JP2536366B2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 印刷装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05318905A true JPH05318905A (ja) | 1993-12-03 |
| JP2536366B2 JP2536366B2 (ja) | 1996-09-18 |
Family
ID=15690298
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4159278A Expired - Lifetime JP2536366B2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 印刷装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2536366B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003054101A (ja) * | 2001-08-22 | 2003-02-26 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 孔版印刷システム |
| JP2007045121A (ja) * | 2005-08-12 | 2007-02-22 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 部品交換時期延長方法、製版装置、印刷装置および画像形成装置 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5821439U (ja) * | 1981-08-05 | 1983-02-09 | 長本 順行 | 印刷機械 |
| JPS58120036U (ja) * | 1982-02-09 | 1983-08-16 | 株式会社リコー | 印刷機におけるインキロ−ラ |
| JPS5973952A (ja) * | 1982-10-21 | 1984-04-26 | Toppan Printing Co Ltd | ドクターロール及びそれを用いたインキング装置 |
| JPS5967261U (ja) * | 1982-10-26 | 1984-05-07 | 理想科学工業株式会社 | 単胴輪転式孔版印刷装置 |
| JPS603027U (ja) * | 1983-06-20 | 1985-01-10 | 株式会社リコー | 製版及び記録装置 |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP4159278A patent/JP2536366B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5821439U (ja) * | 1981-08-05 | 1983-02-09 | 長本 順行 | 印刷機械 |
| JPS58120036U (ja) * | 1982-02-09 | 1983-08-16 | 株式会社リコー | 印刷機におけるインキロ−ラ |
| JPS5973952A (ja) * | 1982-10-21 | 1984-04-26 | Toppan Printing Co Ltd | ドクターロール及びそれを用いたインキング装置 |
| JPS5967261U (ja) * | 1982-10-26 | 1984-05-07 | 理想科学工業株式会社 | 単胴輪転式孔版印刷装置 |
| JPS603027U (ja) * | 1983-06-20 | 1985-01-10 | 株式会社リコー | 製版及び記録装置 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003054101A (ja) * | 2001-08-22 | 2003-02-26 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 孔版印刷システム |
| JP2007045121A (ja) * | 2005-08-12 | 2007-02-22 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 部品交換時期延長方法、製版装置、印刷装置および画像形成装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2536366B2 (ja) | 1996-09-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5076144B2 (ja) | 孔版印刷装置 | |
| JP2536366B2 (ja) | 印刷装置 | |
| JPH07239630A (ja) | 画像保持シート再使用方法及びその装置 | |
| JPS62264953A (ja) | 感熱穿孔印刷法 | |
| JP2001109328A (ja) | イメージングシステムにおける画像媒体表面の欠陥検出方法および装置 | |
| JPH06255081A (ja) | 画像形成装置 | |
| JPH08332768A (ja) | 孔版印刷方法及び装置及びそれに用いられるマスタ及びそれを製版する製版装置 | |
| JP4260437B2 (ja) | 孔版印刷装置 | |
| JPH0544139Y2 (ja) | ||
| JP3717550B2 (ja) | エマルジョンインキを使用する印刷方法及び印刷装置 | |
| JPH089257B2 (ja) | 製版装置 | |
| JP2009208346A (ja) | サーマルヘッドのクリーニング方法 | |
| JP4121397B2 (ja) | 給送装置・画像形成装置 | |
| JPH0784087B2 (ja) | 孔版印刷装置 | |
| JP2005153175A (ja) | 孔版印刷装置 | |
| JPH0673950B2 (ja) | 謄写版用原紙製版装置および印刷装置 | |
| JPH10119330A (ja) | サーマルヘッドのクリーニング方法 | |
| JPS62264995A (ja) | プリンタ兼用製版装置 | |
| JPS62290538A (ja) | ステンシル原紙穿孔方法 | |
| JP5034048B2 (ja) | 孔版印刷装置 | |
| JPH0729409B2 (ja) | プリンタ兼用製版装置 | |
| JP4727213B2 (ja) | 感熱孔版印刷装置 | |
| JPS62290560A (ja) | プリンタ兼用製版装置 | |
| JP2000079673A (ja) | 孔版式製版印刷装置 | |
| JPS62132640A (ja) | 感熱式孔版印刷原版の作成方法 |