JPH0531919Y2 - - Google Patents

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JPH0531919Y2
JPH0531919Y2 JP1988096944U JP9694488U JPH0531919Y2 JP H0531919 Y2 JPH0531919 Y2 JP H0531919Y2 JP 1988096944 U JP1988096944 U JP 1988096944U JP 9694488 U JP9694488 U JP 9694488U JP H0531919 Y2 JPH0531919 Y2 JP H0531919Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、家庭等で豆腐を製造する場合に使用
する豆腐製造用攪拌棒に関する。
[従来の技術] 従来、豆腐を家庭で製造するための製品とし
て、豆乳粉末を充填した小袋と凝固剤を充填した
小袋とからなる製品が市販に供されている。該製
品を利用して豆腐を製造する方法としては以下の
方法がある。
先ず、鍋等に所定量の水と小袋の豆乳粉末とを
入れ、これらを所定時間加熱しつつ撹拌し該豆乳
粉末を水に溶解せしめて豆乳となす。次いで、加
熱を止め、豆乳が冷めない間に凝固剤を豆乳に注
加し、混合撹拌して該凝固剤を豆乳に溶解せしめ
る。次いで、豆乳を容器(型)に入れ、一定時間
静置することにより豆腐を得る。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、家庭等において上記製品を使用
して豆腐を製造する場合、意外にも失敗すること
が多かつた。本考案者等は、失敗の原因について
鋭意研究を行つた結果、豆腐の製造に失敗するの
は、以下の3つのケースのいずれかに該当する場
合がほとんどであることを知つた。
凝固剤の入つた小袋の開封時或いは凝固剤の
注加時に凝固剤をこぼす等により、所定量目の
凝固剤を豆乳に溶解させ得なかつたために失敗
するケース。
凝固剤が完全に溶解していないにもかかわら
ず撹拌を止め、所定量の凝固剤を豆乳に均一に
溶解させることができなかつたために失敗する
ケース。
凝固剤の完全に溶解し、豆乳が凝固しかけて
いるのに撹拌を続け形成しかけている豆腐の組
織を崩したために失敗するケース。
[問題点を解決するための手段] 本考案者等は更に上記したケースについて研究
した結果、上記及びはいずれも凝固剤が豆乳
に完全に溶解したか否かの確認が困難であること
に起因することを知つた。
そこで、本考案者等は、凝固剤をこぼす等のこ
とがなく且つ凝固剤が完全に溶解したか否かが容
易に確認できる手段を得る目的で鋭意研究開発を
行つた結果、塊状化された凝固剤を、攪拌棒本体
の先端部に形成した収納部に収納させることによ
り、上記目的を達成し得ることを知り、本考案を
完成したのである。
上記した知見を基に完成された本考案の要旨
は、攪拌棒本体の先端部に凝固剤を収納するため
の収納部を形成すると共に、該収納部の側面に複
数個の孔を設け、上記収納部に塊状化された凝固
剤を収納してなる豆腐製造用攪拌棒にある。
以下、本考案の実施例を第1図,第2図及び第
3図に基づいて詳細に説明する。
第1図及び第3図は本考案の一実施例の斜視図
であり、第2図は第1図の断面図である。
図中1は本考案の豆腐製造用攪拌棒であり、該
豆腐製造用攪拌棒1は、塊状化された凝固剤2を
攪拌棒本体3の先端に具備させることにより構成
されている。
先ず、塊状化された凝固剤2について説明す
る。凝固剤が、豆腐製造用の凝固剤であれば特に
制限されず、例えば、硫酸カルシウム・塩化カル
シウムなどのカルシウム塩、塩化マグネシウム等
のマグネシウム塩、グルコノデルタラクトン等が
あり、これらの中から1種又は2種以上を適宜選
択して使用する。溶解性及び豆乳との反応速度の
点でグルコノデルタラクトンが好ましい。
凝固剤の量は、凝固剤の種類、豆乳の量等によ
り異なるが、例えば凝固剤としてグルコノデルタ
ラクトンを採用し、380gの豆乳(約豆腐1丁分)
に使用する場合、1.6〜7.3g好ましくは1.8〜2.5g
である。
また、凝固剤は、粉末状、顆粒状或いは塊状の
いずれかのタイプの凝固剤を利用しても良いが、
収納部4からの凝固剤の脱落を有効に防止し得る
と共に、凝固剤を豆乳中により均一に溶解させ得
る点で塊状の凝固剤を利用することが重要であ
る。凝固剤を塊状化するための方法は、例えば圧
縮成形による方法を利用しても良いし、結合剤に
よる方法を利用しても良く特に制限されないが、
溶解性の点から結合剤を使用する方法が好まし
い。
上記結合剤としては、牛脂、豚脂、パーム核
油、ヤシ油等の動植物性油脂、グアーガム、アラ
ビアガム等のガム類、寒天、ゼラチン、カラギー
ナン等のゲル化剤があり、その他にも澱粉粉末、
粉糖、上白糖等が使用できる。中でも動植物性油
脂が得られる豆腐の風味及び物性への影響が少な
い点及び溶解性が良好である点で好ましい。
上記動植物性油脂は、特に制限されないが、好
ましくは融点が30〜50℃更には43〜50℃のものを
好適に使用できる。上記温度範囲を上回る場合に
は塊状の凝固剤の溶解性が低下する傾向にあり、
一方上記温度範囲を下回る場合には、運搬時・保
存時等における塊状の凝固剤の保形性が低下する
傾向にある。
動植物性油脂の使用量は、特に制限されない
が、一例として凝固剤としてグルコノデルタラク
トンを採用した場合、グルコノデルタラクトン
100重量部に対して、5.0〜34.0重量部好ましくは
11.0〜22.0重量部の動植物性油脂を使用すること
が適当である。
次いで、攪拌棒本体3について説明すると、攪
拌棒本体3は耐熱性を有する材質で製造されてい
る必要がある。例として、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、ポリカーボネイト、ポリエチレンテレ
フタレート等の合成樹脂が好適に使用でき、その
他にもガラス、金属、木、紙等も使用できる。
上記攪拌棒本体3の先端には、凝固剤2を収納
するための収納部4が設けられている。
上記収納部4の側面5には複数個の孔6が均一
或いは略均一に形成されている。これにより豆腐
製造用攪拌棒1を上記収納部4が豆乳内に入れた
状態で撹拌すると、該収納部4の側面5に形成さ
れた孔6より豆乳が侵入して、収納部4内に収納
された凝固剤2が徐々に溶解する。孔の形状は特
に制限されず、長方形、正方形等の多角形であつ
ても良いし、或いは楕円形、円形等であつても良
く特に制限されない。また、孔の幅は1.0〜4.0mm
好ましくは1.5〜2.5mmが溶解性の点で適当であ
る。また、開孔率は収納部4の側面5(内面)の
全面積に対して9〜47%更に好ましくは18〜40%
が適当である。尚、収納部4の端部7は、完全に
閉鎖した状態であつても良いし、或いは開放した
状態であつても良いが、凝固剤の溶解性の点から
後者の方が好ましい。この場合、撹拌時に凝固剤
2が塊状態で脱落するのを防止するために止め具
8を配設することが好ましい。該止め具8の形状
は、例えば、第3図に示すように孔が形成された
ものであつても良いし、或いは十字状であつても
良く特に制限されない。
上記攪拌棒本体3の収納部4には、前記凝固剤
2が収納されている。
以上が本考案の構成であるが、本考案の豆腐製
造用攪拌棒は、単独で製品とすることもできる
し、豆乳、豆乳粉末、耐熱性容器等と組み合せて
製品化することも可能である。豆乳粉末は、特に
制限されず、常法により得られた豆乳を噴霧乾燥
等の手段によつて粉末化したものを利用すること
ができる。
また、耐熱性容器は100℃以上の温度に耐え得
るものであることが好ましい。該耐熱性容器の材
質としては、例えば、ポリプロピレン、ポリメチ
ルペンテン、ポリエチレン、ポリエチレンテフタ
レート等の合成樹脂、該合成樹脂と紙とを積層し
たものがあり、その他にも金属、ガラス等を利用
することもできる。尚、耐熱性容器に豆乳を入
れ、電子レンジで加熱を行うように商品設計する
場合、加熱時に豆乳表面にゆば状の膜が形成され
るのを防止するために、上記耐熱性容器に蓋を付
けることが好ましい。
また、豆腐製造用攪拌棒と豆乳、豆乳粉末、耐
熱性容器等とを組み合わせて製品とする場合に
は、耐熱性容器における豆乳の深さが予測できる
ので、豆腐製造用攪拌棒の収納部の深さを該豆乳
の深さとほぼ同じになるようにし、且つ収納部の
各部分の凝固剤の量を均等にすることが好まし
い。これにより、凝固剤を豆乳中により均一に溶
解させることができる。
[考案の効果] 本考案は、上述の通り構成されているので、次
に記載する効果を奏する。
請求項(1)の豆腐製造用攪拌棒においては、攪拌
棒本体の先端に凝固剤を具備させる構成を採用す
ることにより、豆乳に凝固剤を溶解させるに当り
凝固剤が具備された豆腐製造用攪拌棒の先端を豆
乳に入れて撹拌するだけで良く、従来法の如く小
袋の開封作業及び凝固剤の注加作業を行う必要が
ない。その結果、小袋の開封時及び凝固剤の注加
時にこぼす等によつて凝固剤の量目が狂うことが
なく、所定量の凝固剤を確実に豆乳に溶解させる
ことができる。また、撹拌中に撹拌棒の先端を豆
乳より取り出し凝固剤が完全に溶解したか否かを
容易に知ることができる。その結果、凝固剤が完
全に溶解していないのに撹拌を止めることがな
く、また、凝固剤が完全に溶解しているのに撹拌
を続け形成しかけている豆腐組織を崩すことがな
い。その結果、家庭等において、豆腐を失敗する
ことなく確実に製造することができる。
また、請求項(1)の豆腐製造用攪拌棒において
は、収納部の中に凝固剤を具備させるので、外部
からの衝撃による凝固剤の脱落を有効に防止でき
る。
また、請求項(1)の豆腐製造用攪拌棒において
は、塊状化された凝固剤を使用するので、収納部
からの凝固剤を脱落を有効に防止できると共に、
凝固剤を豆乳中により均一に溶解させることがで
きる。
また、請求項(2)の豆腐製造用攪拌棒において
は、結合剤により凝固剤が塊状化されているの
で、該塊状化された凝固剤の溶解性が良好であ
る。
また、請求項(3)の豆腐製造用攪拌棒において
は、結合剤として油脂を使用しているので、得ら
れる豆腐の物性及び風味への影響が少なく、常法
により得られる豆腐とほぼ同等な品質の豆腐を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第3図は本考案の一実施例の斜視図
であり、第2図は第1図の断面図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 攪拌棒本体の先端部に凝固剤を収納するため
    の収納部を形成すると共に、該収納部の側面に
    複数個の孔を設け、上記収納部に塊状化された
    凝固剤を収納してなる豆腐製造用攪拌棒。 (2) 凝固剤が結合剤により塊状化されたものであ
    ることを特徴とする請求項(1)記載の豆腐製造用
    攪拌棒。 (3) 結合剤が油脂である請求項(2)記載の豆腐製造
    用攪拌棒。
JP1988096944U 1988-07-21 1988-07-21 Expired - Lifetime JPH0531919Y2 (ja)

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JP1988096944U JPH0531919Y2 (ja) 1988-07-21 1988-07-21

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JPH0217092U JPH0217092U (ja) 1990-02-02
JPH0531919Y2 true JPH0531919Y2 (ja) 1993-08-17

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