JPH05320431A - ポリオレフィン樹脂組成物 - Google Patents
ポリオレフィン樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH05320431A JPH05320431A JP4123314A JP12331492A JPH05320431A JP H05320431 A JPH05320431 A JP H05320431A JP 4123314 A JP4123314 A JP 4123314A JP 12331492 A JP12331492 A JP 12331492A JP H05320431 A JPH05320431 A JP H05320431A
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- JP
- Japan
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- polyolefin resin
- resin composition
- mandrel
- phosphite
- pentene
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】架橋剤、加硫剤等を含有する重合体と表面接触
しても、重合体から移行してくる架橋剤または加硫剤に
よってラジカル生成物が生成するのを顕著に抑制し、繰
り返し使用できる回数が従来に比して増加するため、生
産・製造コストの低減下を図ることができるポリオレフ
ィン樹脂組成組成物、および電力ケーブル、またはゴム
ホース等の架橋反応時に用いられる被覆材、あるいはゴ
ムホース製造用マンドレルの提供。 【構成】ポリオレフィン樹脂(A)、アミン系化合物
(B)およびホスファイト系化合物(C)を含むポリオ
レフィン樹脂組成物、ならびにそれからなる被覆材およ
びゴムホース製造用マンドレル。
しても、重合体から移行してくる架橋剤または加硫剤に
よってラジカル生成物が生成するのを顕著に抑制し、繰
り返し使用できる回数が従来に比して増加するため、生
産・製造コストの低減下を図ることができるポリオレフ
ィン樹脂組成組成物、および電力ケーブル、またはゴム
ホース等の架橋反応時に用いられる被覆材、あるいはゴ
ムホース製造用マンドレルの提供。 【構成】ポリオレフィン樹脂(A)、アミン系化合物
(B)およびホスファイト系化合物(C)を含むポリオ
レフィン樹脂組成物、ならびにそれからなる被覆材およ
びゴムホース製造用マンドレル。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリオレフィン樹脂組
成物に関する。さらに詳しくは、特に架橋ポリオレフィ
ン系樹脂からなる絶縁被覆層を有する電力ケーブル、ま
たはゴムホース等の架橋反応時に用いられる被覆材、あ
るいはゴムホース製造用マンドレル等の用途に好適なポ
リオレフィン樹脂組成物に関する。
成物に関する。さらに詳しくは、特に架橋ポリオレフィ
ン系樹脂からなる絶縁被覆層を有する電力ケーブル、ま
たはゴムホース等の架橋反応時に用いられる被覆材、あ
るいはゴムホース製造用マンドレル等の用途に好適なポ
リオレフィン樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】架橋ポリオレフィン系樹脂からなる絶縁
被覆層を有する電力ケーブル、特に架橋エチレン系重合
体からなる絶縁被覆層を有する電力ケーブルを製造する
方法として、導体線の外周上に架橋剤を含有するエチレ
ン系重合体を押出し被覆させた後、該エチレン系重合体
を架橋反応させて電力ケーブルを製造する方法が知られ
ている。この製造方法における架橋反応は、従来、架橋
管と称される金属管内で行われている。しかし、この方
法では、得られる電力ケーブルの架橋エチレン系重合体
からなる絶縁被覆層に偏肉が生じ易い問題があった。そ
のため、本発明者らは、導体線の外周上に架橋剤を含有
するエチレン系重合体を押出し被覆させて未架橋のエチ
レン系重合体からなる被覆層を形成した後、さらにその
被覆層の外周部に他の耐熱性を有するポリオレフィン樹
脂を押出し被覆し、架橋管内で架橋させる製造方法を見
い出し、先に提案した。(特願平3−30421号)
被覆層を有する電力ケーブル、特に架橋エチレン系重合
体からなる絶縁被覆層を有する電力ケーブルを製造する
方法として、導体線の外周上に架橋剤を含有するエチレ
ン系重合体を押出し被覆させた後、該エチレン系重合体
を架橋反応させて電力ケーブルを製造する方法が知られ
ている。この製造方法における架橋反応は、従来、架橋
管と称される金属管内で行われている。しかし、この方
法では、得られる電力ケーブルの架橋エチレン系重合体
からなる絶縁被覆層に偏肉が生じ易い問題があった。そ
のため、本発明者らは、導体線の外周上に架橋剤を含有
するエチレン系重合体を押出し被覆させて未架橋のエチ
レン系重合体からなる被覆層を形成した後、さらにその
被覆層の外周部に他の耐熱性を有するポリオレフィン樹
脂を押出し被覆し、架橋管内で架橋させる製造方法を見
い出し、先に提案した。(特願平3−30421号)
【0003】また、加硫ゴムホースを製造する際、ホー
スの芯材として耐熱性のあるポリオレフィン樹脂製のマ
ンドレルを用い、このマンドレルの外周に未加硫ゴムを
押出し被覆し、その後、加硫釜中で加硫した後にマンド
レルを抜いてゴムホースを製造する方法が知られてい
る。
スの芯材として耐熱性のあるポリオレフィン樹脂製のマ
ンドレルを用い、このマンドレルの外周に未加硫ゴムを
押出し被覆し、その後、加硫釜中で加硫した後にマンド
レルを抜いてゴムホースを製造する方法が知られてい
る。
【0004】上記従来の製造方法においては、架橋また
は加硫工程終了後に、使用済のポリオレフィン樹脂から
なる被覆層は剥離粉砕されて再度押出し被覆に利用さ
れ、またゴムホースから抜かれたポリオレフィン樹脂製
のマンドレルは、再度、芯材として繰り返し使用されて
いる。
は加硫工程終了後に、使用済のポリオレフィン樹脂から
なる被覆層は剥離粉砕されて再度押出し被覆に利用さ
れ、またゴムホースから抜かれたポリオレフィン樹脂製
のマンドレルは、再度、芯材として繰り返し使用されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、架橋剤または
加硫剤を含有する重合体と表面接触したポリオレフィン
樹脂には、架橋剤または加硫剤が移行し、ポリオレフィ
ン樹脂を繰り返し使用するにつれて、ポリオレフィン樹
脂中への架橋剤または加硫剤等の移行に起因するラジカ
ル生成物が増加する。そのため、表面接触したポリオレ
フィン樹脂の分子量が低下し、物性が劣化する。その結
果、剥離粉砕した樹脂やマンドレル等は、数回繰り返し
て使用すると、もはや使用できなくなるため、生産コス
ト上での大きな問題を有していた。
加硫剤を含有する重合体と表面接触したポリオレフィン
樹脂には、架橋剤または加硫剤が移行し、ポリオレフィ
ン樹脂を繰り返し使用するにつれて、ポリオレフィン樹
脂中への架橋剤または加硫剤等の移行に起因するラジカ
ル生成物が増加する。そのため、表面接触したポリオレ
フィン樹脂の分子量が低下し、物性が劣化する。その結
果、剥離粉砕した樹脂やマンドレル等は、数回繰り返し
て使用すると、もはや使用できなくなるため、生産コス
ト上での大きな問題を有していた。
【0006】そこで、本発明の目的は、架橋剤、加硫剤
等を含有する重合体と表面接触しても、重合体から移行
してくる架橋剤または加硫剤によってラジカル生成物が
生成するのを顕著に抑制し、繰り返し使用できる回数が
従来に比して増加するため、生産・製造コストの低減下
を図ることができ、架橋ポリオレフィン系樹脂からなる
絶縁被覆層を有する電力ケーブル、またはゴムホース等
の架橋反応時に用いられる被覆材、あるいはゴムホース
製造用マンドレル等の用途に好適なポリオレフィン樹脂
組成物を提供し、また、このポリオレフィン樹脂組成物
からなる架橋ポリオレフィン系樹脂からなる絶縁被覆層
を有する電力ケーブル、またはゴムホース等の架橋反応
時に用いられる被覆材、あるいはゴムホース製造用マン
ドレルを提供することにある。
等を含有する重合体と表面接触しても、重合体から移行
してくる架橋剤または加硫剤によってラジカル生成物が
生成するのを顕著に抑制し、繰り返し使用できる回数が
従来に比して増加するため、生産・製造コストの低減下
を図ることができ、架橋ポリオレフィン系樹脂からなる
絶縁被覆層を有する電力ケーブル、またはゴムホース等
の架橋反応時に用いられる被覆材、あるいはゴムホース
製造用マンドレル等の用途に好適なポリオレフィン樹脂
組成物を提供し、また、このポリオレフィン樹脂組成物
からなる架橋ポリオレフィン系樹脂からなる絶縁被覆層
を有する電力ケーブル、またはゴムホース等の架橋反応
時に用いられる被覆材、あるいはゴムホース製造用マン
ドレルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、ポリオレフィン樹脂(A)、アミン系化
合物(B)およびホスファイト系化合物(C)を含むポ
リオレフィン樹脂組成物を提供するものである。
決するために、ポリオレフィン樹脂(A)、アミン系化
合物(B)およびホスファイト系化合物(C)を含むポ
リオレフィン樹脂組成物を提供するものである。
【0008】また、前記ポリオレフィン樹脂組成物にお
いて、ポリオレフィン樹脂(A)100重量部に対し、
アミン系化合物(B)とホスファイト系化合物(C)の
総量が0.1〜10重量部の含有割合であり、かつ
(B)/(C)の含有割合が1/5〜5/1であると、
好ましい。
いて、ポリオレフィン樹脂(A)100重量部に対し、
アミン系化合物(B)とホスファイト系化合物(C)の
総量が0.1〜10重量部の含有割合であり、かつ
(B)/(C)の含有割合が1/5〜5/1であると、
好ましい。
【0009】前記ポリオレフィン樹脂(A)が、4−メ
チル−1−ペンテンを85モル%以上含む4−メチル−
1−ペンテン系重合体であると、好ましい。
チル−1−ペンテンを85モル%以上含む4−メチル−
1−ペンテン系重合体であると、好ましい。
【0010】前記アミン系化合物が、4,4’−ビス
(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミンである
と、好ましい。
(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミンである
と、好ましい。
【0011】前記ホスファイト系化合物が、トリス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイトであ
ると、好ましい。
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイトであ
ると、好ましい。
【0012】また、本発明は、前記ポリオレフィン樹脂
組成物の用途として、前記ポリオレフィン樹脂組成物か
らなる電力ケーブル製造用被覆材、ゴムホース製造用被
覆材、およびマンドレルを提供するものである。
組成物の用途として、前記ポリオレフィン樹脂組成物か
らなる電力ケーブル製造用被覆材、ゴムホース製造用被
覆材、およびマンドレルを提供するものである。
【0013】以下、本発明のポリオレフィン樹脂組成物
(以下、「本発明の組成物」という)およびその用途に
ついて詳細に説明する。
(以下、「本発明の組成物」という)およびその用途に
ついて詳細に説明する。
【0014】本発明の組成物の(A)成分であるポレオ
レフィン樹脂としては、オレフィンの単独重合体、2種
以上のオレフィンの共重合体等が挙げられる。このオレ
フィンとしては、例えば、エチレン、プロピレン、1−
ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1
−オクテン、1−デセン、1−テトラデセン、1−オク
タデセン等の炭素数2〜20のα−オレフィンなどが挙
げられる。
レフィン樹脂としては、オレフィンの単独重合体、2種
以上のオレフィンの共重合体等が挙げられる。このオレ
フィンとしては、例えば、エチレン、プロピレン、1−
ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1
−オクテン、1−デセン、1−テトラデセン、1−オク
タデセン等の炭素数2〜20のα−オレフィンなどが挙
げられる。
【0015】このポリオレフィン樹脂(A)は、1種単
独でも2種以上を組み合わせても用いられる。これらの
中でも、電力ケーブルの架橋ポリオレフィン系樹脂から
なる絶縁被覆層の架橋、あるいはゴムホース製造時の加
硫に際して、本発明の組成物を被覆材またはマンドレル
に用いる場合には、架橋または加硫時の温度に対する耐
熱性の点で、4−メチル−1−ペンテンを主成分とする
重合体が好ましい。
独でも2種以上を組み合わせても用いられる。これらの
中でも、電力ケーブルの架橋ポリオレフィン系樹脂から
なる絶縁被覆層の架橋、あるいはゴムホース製造時の加
硫に際して、本発明の組成物を被覆材またはマンドレル
に用いる場合には、架橋または加硫時の温度に対する耐
熱性の点で、4−メチル−1−ペンテンを主成分とする
重合体が好ましい。
【0016】前記4−メチル−1−ペンテンを主成分と
する重合体(以下、「4−メチル−1−ペンテン系重合
体」という)は、4−メチル−1−ペンテンの単独重合
体、もしくは4−メチル−1−ペンテンと他のα−オレ
フィン、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、
1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、1−テトラ
デセン、1−オクタデセンなどの炭素数2〜20のα−
オレフィンとの共重合体で、通常、4−メチル−1−ペ
ンテンを85モル%以上、好ましくは90モル%以上含
む4−メチル−1−ペンテンを主体とした共重合体であ
る。
する重合体(以下、「4−メチル−1−ペンテン系重合
体」という)は、4−メチル−1−ペンテンの単独重合
体、もしくは4−メチル−1−ペンテンと他のα−オレ
フィン、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、
1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、1−テトラ
デセン、1−オクタデセンなどの炭素数2〜20のα−
オレフィンとの共重合体で、通常、4−メチル−1−ペ
ンテンを85モル%以上、好ましくは90モル%以上含
む4−メチル−1−ペンテンを主体とした共重合体であ
る。
【0017】本発明の組成物の(B)成分として使用さ
れるアミン系化合物(B)としては、例えば、フェニル
−α−ナフチルアミン、フェニル−β−ナフチルアミ
ン、N,N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、
N,N’−ジ−β−ナフチル−p−フェニレンジアミ
ン、N−シクロヘキシル−N’−フェニル−p−フェニ
レンジアミン、N−フェニレン−N’−イソプロピル−
p−フェニレンジアミン、イルド−ル−α−ナフチルア
ミン、2,2,4−トリメチル−1,2−ジハイドロキ
ノリンのポリマー、4,4’−ビス(α,α−ジメチル
ベンジル)ジフェニルアミン等が挙げられる。これらは
1種単独でも2種以上を組み合わせても用いられる。こ
れらの中でも、特に耐熱性に優れるポリオレフィン樹脂
組成物が得られる点で、4,4’−ビス(α,α−ジメ
チルベンジル)ジフェニルアミンが好ましい。
れるアミン系化合物(B)としては、例えば、フェニル
−α−ナフチルアミン、フェニル−β−ナフチルアミ
ン、N,N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、
N,N’−ジ−β−ナフチル−p−フェニレンジアミ
ン、N−シクロヘキシル−N’−フェニル−p−フェニ
レンジアミン、N−フェニレン−N’−イソプロピル−
p−フェニレンジアミン、イルド−ル−α−ナフチルア
ミン、2,2,4−トリメチル−1,2−ジハイドロキ
ノリンのポリマー、4,4’−ビス(α,α−ジメチル
ベンジル)ジフェニルアミン等が挙げられる。これらは
1種単独でも2種以上を組み合わせても用いられる。こ
れらの中でも、特に耐熱性に優れるポリオレフィン樹脂
組成物が得られる点で、4,4’−ビス(α,α−ジメ
チルベンジル)ジフェニルアミンが好ましい。
【0018】また、本発明の組成物の(C)成分として
使用されるホスファイト系化合物(C)としては、例え
ば、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス
(モノ,ジノリルフェニル)ホスファイト、テトラキス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)−4,4’−ビフ
ェニレンジホスファイト、ビス(2,6−ジ−t−ブチ
ル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリト−ル−ジホ
スファイト、2,2−メチレンビス(4,6−ジ−t−
ブチルフェニル)オクチルホスファイト、トリス(2,
4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト等が挙げら
れる。これらは、1種単独でも2種以上を組み合わせて
使用してもよい。これらの中でも、ポリオレフィン樹脂
(A)として4−メチル−1−ペンテン系重合体を使用
する場合には、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)ホスファイトが最も好ましい。
使用されるホスファイト系化合物(C)としては、例え
ば、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス
(モノ,ジノリルフェニル)ホスファイト、テトラキス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)−4,4’−ビフ
ェニレンジホスファイト、ビス(2,6−ジ−t−ブチ
ル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリト−ル−ジホ
スファイト、2,2−メチレンビス(4,6−ジ−t−
ブチルフェニル)オクチルホスファイト、トリス(2,
4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト等が挙げら
れる。これらは、1種単独でも2種以上を組み合わせて
使用してもよい。これらの中でも、ポリオレフィン樹脂
(A)として4−メチル−1−ペンテン系重合体を使用
する場合には、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)ホスファイトが最も好ましい。
【0019】ここで、本発明においては、使用されるホ
スファイト系化合物(C)あるいはその配合比率を、使
用するポリオレフィン樹脂(A)に応じて適宜選択する
ことにより、特に熱安定性に優れたポリオレフィン樹脂
組成物を得ることができる。例えば、ポリオレフィン樹
脂(A)として4−メチル−1−ペンテン系重合体を使
用し、ホスファイト系化合物(C)としてトリス(ノニ
ルフェニル)ホスファイトまたはトリス(モノ,ジノリ
ルフェニル)ホスファイト等を使用する場合、0.2重
量%未満の濃度で使用すれば、得られるポリオレフィン
樹脂組成物を造粒する際に280℃以上の成形温度でも
熱分解せず、良好な熱安定性を有するポリオレフィン樹
脂組成物を得ることができるため、好ましい。これは、
ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィンの単独重
合体、エチレンとα−オレフィンとの共重合体等につい
ては、ガス透過性が低いために、得られるポリオレフィ
ン樹脂組成物のペレット中に含有されたホスファイト系
化合物(C)が経時により加水分解する傾向はほとんど
ないのに対して、4−メチル−1−ペンテン系重合体
は、ガス透過性が大きいため、使用するホスファイト系
化合物(C)によっては、得られるポリオレフィン樹脂
組成物のペレット中に含有されたホスファイト系化合物
(C)が経時変化により加水分解が進行し、経時により
熱安定化助剤としての効果が発揮できなくなることがあ
るためである、と考えられる。
スファイト系化合物(C)あるいはその配合比率を、使
用するポリオレフィン樹脂(A)に応じて適宜選択する
ことにより、特に熱安定性に優れたポリオレフィン樹脂
組成物を得ることができる。例えば、ポリオレフィン樹
脂(A)として4−メチル−1−ペンテン系重合体を使
用し、ホスファイト系化合物(C)としてトリス(ノニ
ルフェニル)ホスファイトまたはトリス(モノ,ジノリ
ルフェニル)ホスファイト等を使用する場合、0.2重
量%未満の濃度で使用すれば、得られるポリオレフィン
樹脂組成物を造粒する際に280℃以上の成形温度でも
熱分解せず、良好な熱安定性を有するポリオレフィン樹
脂組成物を得ることができるため、好ましい。これは、
ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィンの単独重
合体、エチレンとα−オレフィンとの共重合体等につい
ては、ガス透過性が低いために、得られるポリオレフィ
ン樹脂組成物のペレット中に含有されたホスファイト系
化合物(C)が経時により加水分解する傾向はほとんど
ないのに対して、4−メチル−1−ペンテン系重合体
は、ガス透過性が大きいため、使用するホスファイト系
化合物(C)によっては、得られるポリオレフィン樹脂
組成物のペレット中に含有されたホスファイト系化合物
(C)が経時変化により加水分解が進行し、経時により
熱安定化助剤としての効果が発揮できなくなることがあ
るためである、と考えられる。
【0020】本発明の組成物において、ポリオレフィン
樹脂(A)に配合されるアミン系化合物(B)とホスフ
ァイト系化合物(C)の配合割合は、ポリオレフィン樹
脂(A)100重量部に対し、アミン系化合物(B)と
ホスファイト系化合物(C)の総量が0.1重量部〜1
0重量部、好ましくは0.3〜5重量部、特に1〜4重
量部の範囲が好ましい。また、アミン系化合物(B)/
ホスファイト系化合物(C)の割合は、1/5〜5/1
の範囲であり、特に1.5/4.5〜2/4の範囲が好
ましい。
樹脂(A)に配合されるアミン系化合物(B)とホスフ
ァイト系化合物(C)の配合割合は、ポリオレフィン樹
脂(A)100重量部に対し、アミン系化合物(B)と
ホスファイト系化合物(C)の総量が0.1重量部〜1
0重量部、好ましくは0.3〜5重量部、特に1〜4重
量部の範囲が好ましい。また、アミン系化合物(B)/
ホスファイト系化合物(C)の割合は、1/5〜5/1
の範囲であり、特に1.5/4.5〜2/4の範囲が好
ましい。
【0021】本発明の組成物には、前記ポリオレフィン
樹脂(A)、アミン系化合物(B)およびホスファイト
系化合物(C)以外に、必要に応じて、各種配合剤を本
願発明の目的を損なわない範囲で配合してもよい。この
配合剤としては、例えば、紫外線吸収剤、増核剤、可塑
剤、滑剤、帯電防止剤、顔料、染料、カオリン、タルク
等の粉末状充填剤、ティスモ、ガラス繊維、炭素繊維等
の繊維状充填剤などが挙げられる。
樹脂(A)、アミン系化合物(B)およびホスファイト
系化合物(C)以外に、必要に応じて、各種配合剤を本
願発明の目的を損なわない範囲で配合してもよい。この
配合剤としては、例えば、紫外線吸収剤、増核剤、可塑
剤、滑剤、帯電防止剤、顔料、染料、カオリン、タルク
等の粉末状充填剤、ティスモ、ガラス繊維、炭素繊維等
の繊維状充填剤などが挙げられる。
【0022】本発明の組成物を調製する方法としては、
公知の任意の方法が採用できる。例えば、タンブラーブ
レンダー、ヘンシェルミキサー、リボンブレンダー等の
混合機で、前記(A)、(B)および(C)成分、なら
びに必要に応じて配合される各種配合剤を混合後、押出
機、ニーダー、二本ロール等で混練して調製する方法等
を採用することができる。
公知の任意の方法が採用できる。例えば、タンブラーブ
レンダー、ヘンシェルミキサー、リボンブレンダー等の
混合機で、前記(A)、(B)および(C)成分、なら
びに必要に応じて配合される各種配合剤を混合後、押出
機、ニーダー、二本ロール等で混練して調製する方法等
を採用することができる。
【0023】本発明の組成物は、従来公知の種々の溶融
成形法により種々の形状に成形することができる。この
溶融形成法としては、例えば、射出成形法、押出成形
法、押出被覆法、圧縮成形法などの方法が挙げられる。
成形法により種々の形状に成形することができる。この
溶融形成法としては、例えば、射出成形法、押出成形
法、押出被覆法、圧縮成形法などの方法が挙げられる。
【0024】また、本発明の組成物は、各種用途に適用
することができ、特に架橋剤を含有する重合体と接触し
て使用される用途、例えば、ゴム管製造におけるマンド
レル、被覆材料、あるいは、エチレン系重合体からなる
絶縁被覆層を有する電力ケーブル製造用被覆剤として好
適である。
することができ、特に架橋剤を含有する重合体と接触し
て使用される用途、例えば、ゴム管製造におけるマンド
レル、被覆材料、あるいは、エチレン系重合体からなる
絶縁被覆層を有する電力ケーブル製造用被覆剤として好
適である。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例および比較例を挙げ、
本発明を具体的に説明する。
本発明を具体的に説明する。
【0026】(実施例1〜3)MFRが0.5g/10
分(ASTM D1238、260℃、5kg荷重)、
密度0.835g/cm3 (ASTM D 1505)
のポリ4−メチル−1−ペンテン(三井石油化学工業株
式会社製、MX004)(以下、「TPX−A」とい
う)100重量部に対し、アミン系化合物として4,
4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルア
ミンと、ホスファイト系化合物としてトリス(2,4−
ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイトとを、表
1の割合で配合し、ヘンシェルミキサーにて3分間低速
回転にて混合し、その後、一軸押出機にて260℃の温
度で溶融混練してポリ4−メチル−1−ペンテン組成物
のペレットを製造した。次に、得られたペレットを一軸
押出機に供給して外径4mmφのマンドレルを成形し
た。このマンドレルの外周に、ジクミルパーオキサイド
を0.1重量%配合したエチレン・酢酸ビニル共重合体
(以下、「EVA」という)(三井デュポン・ポリケミ
カル(株)製、エバフレックスP−1407)を押出し
被覆して、肉厚2.5mmの未架橋のEVAからなる管
を形成した。その後、150℃に設定したエアーオーブ
ン中で10時間加熱してEVAを架橋させ、架橋EVA
からなる管を形成した。次いで、架橋EVA製の管をマ
ンドレルから引抜いた後、使用済のポリ4−メチル−1
−ペンテン組成物からなるマンドレルを粉砕し、得られ
たポリ4−メチル−1−ペンテン組成物の粉体のMFR
を測定した。結果を表1に示す。
分(ASTM D1238、260℃、5kg荷重)、
密度0.835g/cm3 (ASTM D 1505)
のポリ4−メチル−1−ペンテン(三井石油化学工業株
式会社製、MX004)(以下、「TPX−A」とい
う)100重量部に対し、アミン系化合物として4,
4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルア
ミンと、ホスファイト系化合物としてトリス(2,4−
ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイトとを、表
1の割合で配合し、ヘンシェルミキサーにて3分間低速
回転にて混合し、その後、一軸押出機にて260℃の温
度で溶融混練してポリ4−メチル−1−ペンテン組成物
のペレットを製造した。次に、得られたペレットを一軸
押出機に供給して外径4mmφのマンドレルを成形し
た。このマンドレルの外周に、ジクミルパーオキサイド
を0.1重量%配合したエチレン・酢酸ビニル共重合体
(以下、「EVA」という)(三井デュポン・ポリケミ
カル(株)製、エバフレックスP−1407)を押出し
被覆して、肉厚2.5mmの未架橋のEVAからなる管
を形成した。その後、150℃に設定したエアーオーブ
ン中で10時間加熱してEVAを架橋させ、架橋EVA
からなる管を形成した。次いで、架橋EVA製の管をマ
ンドレルから引抜いた後、使用済のポリ4−メチル−1
−ペンテン組成物からなるマンドレルを粉砕し、得られ
たポリ4−メチル−1−ペンテン組成物の粉体のMFR
を測定した。結果を表1に示す。
【0027】(実施例4)ポリ4−メチル−1−ペンテ
ン(TPX−A)100重量部に対して、アミン系化合
物/ホスファイト系化合物の割合が3/1である混合物
を5重量部配合した以外は、実施例1と同様に溶融混練
してマスターバッチ(以下、「PMP−1」という)を
調製した。
ン(TPX−A)100重量部に対して、アミン系化合
物/ホスファイト系化合物の割合が3/1である混合物
を5重量部配合した以外は、実施例1と同様に溶融混練
してマスターバッチ(以下、「PMP−1」という)を
調製した。
【0028】次いで、MFRが26g/10分のポリ4
−メチル−1−ペンテン(三井石油化学工業(株)製、
商品名:TPXRT−18)(以下、「TPX−B」と
いう)とPMP−1を80/20の重量比率で配合して
ポリ4−メチル−1−ペンテン樹脂組成物を調製し、こ
の樹脂組成物を用いて実施例1と同様にしてマンドレル
を成形した。次に、マンドレルの外周に実施例1と同様
にして未架橋のEVAを押出し被覆し、エアーオーブン
中で10時間加熱してEVAを架橋させた。次に、架橋
EVA層を剥離した後、マンドレルを粉砕し、得られた
ポリ4−メチル−1−ペンテン樹脂組成物の粉体(PM
P−2)のMFRを測定した。結果を表1に示す。
−メチル−1−ペンテン(三井石油化学工業(株)製、
商品名:TPXRT−18)(以下、「TPX−B」と
いう)とPMP−1を80/20の重量比率で配合して
ポリ4−メチル−1−ペンテン樹脂組成物を調製し、こ
の樹脂組成物を用いて実施例1と同様にしてマンドレル
を成形した。次に、マンドレルの外周に実施例1と同様
にして未架橋のEVAを押出し被覆し、エアーオーブン
中で10時間加熱してEVAを架橋させた。次に、架橋
EVA層を剥離した後、マンドレルを粉砕し、得られた
ポリ4−メチル−1−ペンテン樹脂組成物の粉体(PM
P−2)のMFRを測定した。結果を表1に示す。
【0029】(実施例5)実施例4で得られたPMP−
2 80重量部とマスターバッチPMP−120重量部
とをブレンドした樹脂組成物を使用する以外は、実施例
4と同様にしてマンドレルの成形、架橋EVA層の形
成、剥離、マンドレルの粉砕を行い、樹脂組成物の粉体
(PMP−3)を得、そのMFRを測定した。結果を表
1に示す。
2 80重量部とマスターバッチPMP−120重量部
とをブレンドした樹脂組成物を使用する以外は、実施例
4と同様にしてマンドレルの成形、架橋EVA層の形
成、剥離、マンドレルの粉砕を行い、樹脂組成物の粉体
(PMP−3)を得、そのMFRを測定した。結果を表
1に示す。
【0030】(実施例6)PMP−2の代わりに実施例
5で得られたPMP−3を用いる以外は、実施例5と同
様にしてマンドレルの成形、架橋EVA層の形成、剥
離、マンドレルの粉砕を行い、樹脂組成物の粉体(PM
P−4)を得、そのMFRを測定した。結果を表1に示
す。
5で得られたPMP−3を用いる以外は、実施例5と同
様にしてマンドレルの成形、架橋EVA層の形成、剥
離、マンドレルの粉砕を行い、樹脂組成物の粉体(PM
P−4)を得、そのMFRを測定した。結果を表1に示
す。
【0031】(実施例7)TPX−B100重量部に対
し、表1に示すアミン系化合物とホスファイト系化合物
を3:1の比率で混合した混合物1重量部を配合し、ヘ
ンシェルミキサーにて低速で3分間混合し、一軸押出機
にて260℃の温度で溶融混練してペレットを製造し
た。得られたペレットを恒温恒湿槽(40℃、90%雰
囲気)に7日間放置し、そのペレットを用いる以外は、
実施例1と同様にしてマンドレルの成形、架橋EVA層
の形成、剥離、マンドレルの粉砕を行い、樹脂組成物の
粉体(PMP−5)を得、そのMFRを測定した。結果
を表1に示す。
し、表1に示すアミン系化合物とホスファイト系化合物
を3:1の比率で混合した混合物1重量部を配合し、ヘ
ンシェルミキサーにて低速で3分間混合し、一軸押出機
にて260℃の温度で溶融混練してペレットを製造し
た。得られたペレットを恒温恒湿槽(40℃、90%雰
囲気)に7日間放置し、そのペレットを用いる以外は、
実施例1と同様にしてマンドレルの成形、架橋EVA層
の形成、剥離、マンドレルの粉砕を行い、樹脂組成物の
粉体(PMP−5)を得、そのMFRを測定した。結果
を表1に示す。
【0032】(比較例1)ポリ4−メチル−1−ペンテ
ン樹脂組成物の代わりに、アミン系化合物およびホスフ
ァイト系化合物を配合しないポリ4−メチル−1−ペン
テン(TPX−A)を用いる以外は実施例1と同様にし
てマンドレルを成形し、その外周に架橋剤配合EVAを
押出被覆して架橋EVA層の形成、剥離、マンドレルの
粉砕を行い、TPX−Aの粉体を得、そのMFRを測定
した。結果を表1に示す。
ン樹脂組成物の代わりに、アミン系化合物およびホスフ
ァイト系化合物を配合しないポリ4−メチル−1−ペン
テン(TPX−A)を用いる以外は実施例1と同様にし
てマンドレルを成形し、その外周に架橋剤配合EVAを
押出被覆して架橋EVA層の形成、剥離、マンドレルの
粉砕を行い、TPX−Aの粉体を得、そのMFRを測定
した。結果を表1に示す。
【0033】(比較例2)ホスファイト系化合物を配合
せず、アミン系化合物の配合量をTPX−A100重量
部に対し、1.0重量部配合したポリ4−メチル−1−
ペンテン組成物を用いる以外は、実施例1と同様にして
マンドレルを成形し、架橋剤配合EVAを押出被覆して
架橋EVA層の形成、剥離、マンドレルの粉砕を行い、
ポリ−4−メチル−1−ペンテン組成物の粉体を得、そ
のMFRを測定した。結果を表1に示す。
せず、アミン系化合物の配合量をTPX−A100重量
部に対し、1.0重量部配合したポリ4−メチル−1−
ペンテン組成物を用いる以外は、実施例1と同様にして
マンドレルを成形し、架橋剤配合EVAを押出被覆して
架橋EVA層の形成、剥離、マンドレルの粉砕を行い、
ポリ−4−メチル−1−ペンテン組成物の粉体を得、そ
のMFRを測定した。結果を表1に示す。
【0034】(比較例3)アミン系化合物を配合せず、
ホスファイト系化合物の配合量をTPX−A100重量
部に対し、1.0重量部配合したポリ4−メチル−1−
ペンテン組成物を用いる以外は、実施例1と同様にして
マンドレルを成形し、架橋剤配合EVAを押出被覆して
架橋EVA層の形成、剥離、マンドレルの粉砕を行い、
ポリ−4−メチル−1−ペンテン組成物の粉体を得、そ
のMFRを測定した。結果を表1に示す。
ホスファイト系化合物の配合量をTPX−A100重量
部に対し、1.0重量部配合したポリ4−メチル−1−
ペンテン組成物を用いる以外は、実施例1と同様にして
マンドレルを成形し、架橋剤配合EVAを押出被覆して
架橋EVA層の形成、剥離、マンドレルの粉砕を行い、
ポリ−4−メチル−1−ペンテン組成物の粉体を得、そ
のMFRを測定した。結果を表1に示す。
【0035】(実施例8)実施例4で得られたマスター
バッチPMP−1 5部と、MFRが26g/10分の
ポリ4−メチル−1−ペンテン系重合体95部とをブレ
ンドして樹脂組成物を調製し、この樹脂組成物を用いて
実施例1と同様にマンドレルを作製する以外は、実施例
1と同様にしてマンドレルの成形、架橋EVA層の形
成、剥離、マンドレルの粉砕を行い、樹脂組成物の粉体
(PMP−5)を得、そのMFRを測定した。結果を表
1に示す。
バッチPMP−1 5部と、MFRが26g/10分の
ポリ4−メチル−1−ペンテン系重合体95部とをブレ
ンドして樹脂組成物を調製し、この樹脂組成物を用いて
実施例1と同様にマンドレルを作製する以外は、実施例
1と同様にしてマンドレルの成形、架橋EVA層の形
成、剥離、マンドレルの粉砕を行い、樹脂組成物の粉体
(PMP−5)を得、そのMFRを測定した。結果を表
1に示す。
【0036】(実施例9、10)各例において、実施例
1で使用したものとは異なるホスファイト系化合物を使
用した以外は、実施例1と同様にしてマンドレルの成
形、架橋EVA層の形成、剥離、マンドレルの粉砕を行
い、樹脂組成物の粉体を得、そのMFRを測定した。結
果を表1に示す。
1で使用したものとは異なるホスファイト系化合物を使
用した以外は、実施例1と同様にしてマンドレルの成
形、架橋EVA層の形成、剥離、マンドレルの粉砕を行
い、樹脂組成物の粉体を得、そのMFRを測定した。結
果を表1に示す。
【0037】(参考例1、2)各例において、実施例9
または10で作製したペレットを恒温恒湿槽(40℃、
90%相対湿度)中に7日間放置した後、50℃のエア
ーオーブン中で1時間乾燥したペレットを用いる以外は
実施例1と同様にして樹脂組成物の粉体を作製し、その
粉砕品のMFRを測定した。結果を表1に示す。
または10で作製したペレットを恒温恒湿槽(40℃、
90%相対湿度)中に7日間放置した後、50℃のエア
ーオーブン中で1時間乾燥したペレットを用いる以外は
実施例1と同様にして樹脂組成物の粉体を作製し、その
粉砕品のMFRを測定した。結果を表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】(注)*1 P−1;トリス(2,4−ジ−
tert−ブチルフェニル)ホスファイト(Irgafos168:チバ
ガイギー) *2 P−2;ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチ
ルフェニル)ペンタエリスリトール−ジ−ホスファイト
(MARK PEP-36:旭電化) *3 P−3;テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェ
ニール)4,4′−ビフェニレンジホスファイト(Sando
stab P-EPQ:サンド) *4 A−1;4,4′−ビス(α,α−ジメチルベンジ
ル)ジフェニルアミン(ノクラックCD:大内新興) *5(判定方法)粉砕品のMFR測定結果を下記のランク
別にて区分判定を行った。 判 定 MFR ○ <50 △ 50〜100 × >100
tert−ブチルフェニル)ホスファイト(Irgafos168:チバ
ガイギー) *2 P−2;ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチ
ルフェニル)ペンタエリスリトール−ジ−ホスファイト
(MARK PEP-36:旭電化) *3 P−3;テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェ
ニール)4,4′−ビフェニレンジホスファイト(Sando
stab P-EPQ:サンド) *4 A−1;4,4′−ビス(α,α−ジメチルベンジ
ル)ジフェニルアミン(ノクラックCD:大内新興) *5(判定方法)粉砕品のMFR測定結果を下記のランク
別にて区分判定を行った。 判 定 MFR ○ <50 △ 50〜100 × >100
【0040】
【発明の効果】本発明のポリオレフィン樹脂組成物は、
架橋剤、加硫剤等を含有する重合体と表面接触しても、
重合体から移行してくる架橋剤または加硫剤によってラ
ジカル生成物が生成するのを顕著に抑制し、繰り返し使
用できる回数が従来に比して増加するため、生産・製造
コストの低減下を図ることができるため、工業的実用性
が高い。また、このポリオレフィン樹脂組成物からなる
本発明の架橋ポリオレフィン系樹脂からなる絶縁被覆層
を有する電力ケーブル、またはゴムホース等の架橋反応
時に用いられる被覆材、あるいはゴムホース製造用マン
ドレルは、生産・製造コストの低減に有効なものであ
る。
架橋剤、加硫剤等を含有する重合体と表面接触しても、
重合体から移行してくる架橋剤または加硫剤によってラ
ジカル生成物が生成するのを顕著に抑制し、繰り返し使
用できる回数が従来に比して増加するため、生産・製造
コストの低減下を図ることができるため、工業的実用性
が高い。また、このポリオレフィン樹脂組成物からなる
本発明の架橋ポリオレフィン系樹脂からなる絶縁被覆層
を有する電力ケーブル、またはゴムホース等の架橋反応
時に用いられる被覆材、あるいはゴムホース製造用マン
ドレルは、生産・製造コストの低減に有効なものであ
る。
Claims (9)
- 【請求項1】ポリオレフィン樹脂(A)、アミン系化合
物(B)およびホスファイト系化合物(C)を含むポリ
オレフィン樹脂組成物。 - 【請求項2】ポリオレフィン樹脂(A)100重量部に
対し、アミン系化合物(B)とホスファイト系化合物
(C)の総量が0.1〜10重量部の含有割合であり、
かつ(B)/(C)の含有割合が1/5〜5/1である
請求項1に記載のポリオレフィン樹脂組成物。 - 【請求項3】前記ポリオレフィン樹脂(A)が、4−メ
チル−1−ペンテンを85モル%以上含む4−メチル−
1−ペンテン系重合体である請求項1〜2のいずれかに
記載のポリオレフィン樹脂組成物。 - 【請求項4】前記アミン系化合物が、4,4’−ビス
(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミンである
請求項1〜3のいずれかに記載のポリオレフィン樹脂組
成物。 - 【請求項5】前記ホスファイト系化合物が、トリス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイトであ
る請求項1〜4のいずれかに記載のポリオレフィン樹脂
組成物。 - 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載のポリオレ
フィン樹脂組成物であって、架橋剤を含有した重合体と
接触し、さらに繰り返し使用される用途に使用されるポ
リオレフィン樹脂組成物。 - 【請求項7】請求項1〜5のいずれかに記載のポリオレ
フィン樹脂組成物からなる電力ケーブル製造用被覆材。 - 【請求項8】請求項1〜5のいずれかに記載のポリオレ
フィン樹脂組成物からなるゴムホース製造用被覆材 - 【請求項9】請求項1〜5のいずれかに記載のポリオレ
フィン樹脂組成物からなるマンドレル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12331492A JP3269847B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | ポリオレフィン樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12331492A JP3269847B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | ポリオレフィン樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05320431A true JPH05320431A (ja) | 1993-12-03 |
| JP3269847B2 JP3269847B2 (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=14857491
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12331492A Expired - Fee Related JP3269847B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | ポリオレフィン樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3269847B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002332409A (ja) * | 2001-05-08 | 2002-11-22 | Bridgestone Corp | 加硫モールド用樹脂組成物及びゴム状弾性体のパーオキシド加硫方法 |
| CN115746420A (zh) * | 2022-12-01 | 2023-03-07 | 枣庄市天一实业有限公司 | 高耐磨的液压胶管及其制备方法 |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP12331492A patent/JP3269847B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002332409A (ja) * | 2001-05-08 | 2002-11-22 | Bridgestone Corp | 加硫モールド用樹脂組成物及びゴム状弾性体のパーオキシド加硫方法 |
| CN115746420A (zh) * | 2022-12-01 | 2023-03-07 | 枣庄市天一实业有限公司 | 高耐磨的液压胶管及其制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3269847B2 (ja) | 2002-04-02 |
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|---|---|---|---|
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