JPH07179705A - フッ素ゴム組成物の架橋方法およびその架橋成形体 - Google Patents
フッ素ゴム組成物の架橋方法およびその架橋成形体Info
- Publication number
- JPH07179705A JPH07179705A JP5324187A JP32418793A JPH07179705A JP H07179705 A JPH07179705 A JP H07179705A JP 5324187 A JP5324187 A JP 5324187A JP 32418793 A JP32418793 A JP 32418793A JP H07179705 A JPH07179705 A JP H07179705A
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- Japan
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- fluororubber composition
- fluororubber
- crosslinking
- molded article
- crosslinked
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Abstract
(57)【要約】
【構成】テトラフルオロエチレンおよびプロピレンを共
重合して得られるフッ素ゴム、熱可塑性ポリオレフィン
樹脂、および不飽和多官能性化合物からなるフッ素ゴム
組成物を電離放射線照射により架橋させる方法およびそ
の架橋成形体。 【効果】フッ素ゴム組成物の成形加工性および得られる
成形体の機械的特性が改善される。
重合して得られるフッ素ゴム、熱可塑性ポリオレフィン
樹脂、および不飽和多官能性化合物からなるフッ素ゴム
組成物を電離放射線照射により架橋させる方法およびそ
の架橋成形体。 【効果】フッ素ゴム組成物の成形加工性および得られる
成形体の機械的特性が改善される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフッ素ゴム組成物の架橋
方法に関し、さらに詳しくは電気絶縁被覆材、ホース、
チューブ等への適用が可能なフッ素ゴム組成物の架橋方
法およびその架橋成形体に関するものである。
方法に関し、さらに詳しくは電気絶縁被覆材、ホース、
チューブ等への適用が可能なフッ素ゴム組成物の架橋方
法およびその架橋成形体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テトラフルオロエチレンおよびプロピレ
ンを共重合して得られるフッ素ゴムは電気絶縁性、耐熱
性、耐油性、耐薬品性、耐候性等に優れるため、幅広い
分野で用いられている。しかし、例えば電線等の電気絶
縁材料に用いた場合には該フッ素ゴム単独の成形体では
機械的特性が不十分であるためそれを改善する目的で、
電気絶縁性、機械的特性がバランスよく優れ、また安価
であるポリオレフィン等とブレンドした組成物を有機過
酸化物で架橋する方法が提案されている(特公昭60−
46486)。
ンを共重合して得られるフッ素ゴムは電気絶縁性、耐熱
性、耐油性、耐薬品性、耐候性等に優れるため、幅広い
分野で用いられている。しかし、例えば電線等の電気絶
縁材料に用いた場合には該フッ素ゴム単独の成形体では
機械的特性が不十分であるためそれを改善する目的で、
電気絶縁性、機械的特性がバランスよく優れ、また安価
であるポリオレフィン等とブレンドした組成物を有機過
酸化物で架橋する方法が提案されている(特公昭60−
46486)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、有機過酸化物
により架橋する方法では、フッ素ゴムと熱可塑性ポリオ
レフィン樹脂とのブレンド物に有機過酸化物を混合する
際、またはそのブレンド物を成形する際にポリオレフィ
ンの溶融温度の150℃以上に加熱する必要がある。し
かし、それにより成形前に有機過酸化物が分解してしま
う、あるいは該ブレンド物の一部が架橋するため成形が
容易ではなく、良好な架橋成形体が得られないという問
題があった。
により架橋する方法では、フッ素ゴムと熱可塑性ポリオ
レフィン樹脂とのブレンド物に有機過酸化物を混合する
際、またはそのブレンド物を成形する際にポリオレフィ
ンの溶融温度の150℃以上に加熱する必要がある。し
かし、それにより成形前に有機過酸化物が分解してしま
う、あるいは該ブレンド物の一部が架橋するため成形が
容易ではなく、良好な架橋成形体が得られないという問
題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の問題点
を解決すべくなされたものであり、テトラフルオロエチ
レンおよびプロピレンを共重合して得られるフッ素ゴ
ム、熱可塑性ポリオレフィン樹脂、および不飽和多官能
性化合物からなるフッ素ゴム組成物を電離放射線照射に
より架橋させることを特徴とするフッ素ゴム組成物の架
橋方法およびその架橋成形体を提供するものである。
を解決すべくなされたものであり、テトラフルオロエチ
レンおよびプロピレンを共重合して得られるフッ素ゴ
ム、熱可塑性ポリオレフィン樹脂、および不飽和多官能
性化合物からなるフッ素ゴム組成物を電離放射線照射に
より架橋させることを特徴とするフッ素ゴム組成物の架
橋方法およびその架橋成形体を提供するものである。
【0005】本発明に用いられるテトラフルオロエチレ
ンおよびプロピレンを共重合して得られるフッ素ゴム
は、テトラフルオロエチレンとプロピレンとが30/7
0〜70/30(モル比)の割合で共重合されたもの
で、さらに1種またはそれ以上のフッ素含有オレフィン
や炭化水素系オレフィンが共重合されてもよい。
ンおよびプロピレンを共重合して得られるフッ素ゴム
は、テトラフルオロエチレンとプロピレンとが30/7
0〜70/30(モル比)の割合で共重合されたもの
で、さらに1種またはそれ以上のフッ素含有オレフィン
や炭化水素系オレフィンが共重合されてもよい。
【0006】本発明に用いられるフッ素ゴムの製造に
は、塊状重合、懸濁重合、乳化重合、溶液重合等の従来
公知の各種重合方法を採用することが可能である。ま
た、本発明に用いられるフッ素ゴムは任意の分子量の範
囲において使用可能であるが、成形性や成形物の機械的
強度等を満足させるためには1〜30万程度の分子量の
ものが好ましく用いられる。
は、塊状重合、懸濁重合、乳化重合、溶液重合等の従来
公知の各種重合方法を採用することが可能である。ま
た、本発明に用いられるフッ素ゴムは任意の分子量の範
囲において使用可能であるが、成形性や成形物の機械的
強度等を満足させるためには1〜30万程度の分子量の
ものが好ましく用いられる。
【0007】本発明に用いられる熱可塑性ポリオレフィ
ン樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レン−プロピレン共重合体、ポリスチレン等のポリ−α
−オレフィン類が挙げられる。
ン樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レン−プロピレン共重合体、ポリスチレン等のポリ−α
−オレフィン類が挙げられる。
【0008】テトラフルオロエチレンおよびプロピレン
を共重合して得られるフッ素ゴム/熱可塑性ポリオレフ
ィン樹脂の混合割合は、特に限定されないが、好ましく
は40/60〜90/10、さらに好ましくは50/5
0〜80/20(重量比)の範囲である。
を共重合して得られるフッ素ゴム/熱可塑性ポリオレフ
ィン樹脂の混合割合は、特に限定されないが、好ましく
は40/60〜90/10、さらに好ましくは50/5
0〜80/20(重量比)の範囲である。
【0009】本発明に用いられる不飽和多官能性化合物
はフッ素ゴム組成物を架橋させる際の架橋助剤として用
いられるもので、トリアリルイソシアヌレート、ポリブ
タジエン、ジアリルフタレート、トリメチロールプロパ
ントリメタクリレート等が好ましく用いられる。フッ素
ゴム100重量部に対する不飽和多官能性化合物の使用
量は0.5〜20重量部、好ましくは1〜10重量部の
範囲である。
はフッ素ゴム組成物を架橋させる際の架橋助剤として用
いられるもので、トリアリルイソシアヌレート、ポリブ
タジエン、ジアリルフタレート、トリメチロールプロパ
ントリメタクリレート等が好ましく用いられる。フッ素
ゴム100重量部に対する不飽和多官能性化合物の使用
量は0.5〜20重量部、好ましくは1〜10重量部の
範囲である。
【0010】本発明のフッ素ゴム組成物は、上記フッ素
ゴム、熱可塑性ポリオレフィン樹脂、および不飽和多官
能性化合物を溶融混合することにより得られる。本発明
のフッ素ゴム組成物は、その性能を損なわない範囲にお
いてカーボン、シリカ等の充填剤やガラス繊維、炭素繊
維、金属酸化物、顔量、内部離型剤、その他用途に応じ
て任意の添加剤を混合することが可能である。また、他
の合成ゴム、フッ素樹脂や熱可塑性樹脂等とブレンドし
て使用してもよい。
ゴム、熱可塑性ポリオレフィン樹脂、および不飽和多官
能性化合物を溶融混合することにより得られる。本発明
のフッ素ゴム組成物は、その性能を損なわない範囲にお
いてカーボン、シリカ等の充填剤やガラス繊維、炭素繊
維、金属酸化物、顔量、内部離型剤、その他用途に応じ
て任意の添加剤を混合することが可能である。また、他
の合成ゴム、フッ素樹脂や熱可塑性樹脂等とブレンドし
て使用してもよい。
【0011】フッ素ゴム組成物は押し出し成形、カレン
ダー成形、射出成形やプレス成形等の金型を用いる方法
や従来公知の方法により成形することが可能である。こ
うして得られたフッ素ゴム組成物成形体の架橋は電離放
射線を照射することにより容易に行うことができる。架
橋条件は成形物の形状や厚さ等にもよるが一般的には1
〜20Mrad、好ましくは3〜10Mrad程度の線
量を照射することで架橋可能である。
ダー成形、射出成形やプレス成形等の金型を用いる方法
や従来公知の方法により成形することが可能である。こ
うして得られたフッ素ゴム組成物成形体の架橋は電離放
射線を照射することにより容易に行うことができる。架
橋条件は成形物の形状や厚さ等にもよるが一般的には1
〜20Mrad、好ましくは3〜10Mrad程度の線
量を照射することで架橋可能である。
【0012】
【作用】テトラフルオロエチレンおよびプロピレンを共
重合して得られるフッ素ゴム、熱可塑性ポリオレフィン
樹脂および不飽和多官能性化合物を溶融混合して得られ
るフッ素ゴム組成物は、電離放射線により架橋すること
により成形性が改良され、機械的特性に優れた成形体を
与えるものと考えられる。
重合して得られるフッ素ゴム、熱可塑性ポリオレフィン
樹脂および不飽和多官能性化合物を溶融混合して得られ
るフッ素ゴム組成物は、電離放射線により架橋すること
により成形性が改良され、機械的特性に優れた成形体を
与えるものと考えられる。
【0013】
【実施例】実施例中、部とは重量部を示す。
【0014】[実施例1]アフラス150E(テトラフ
ルオロエチレン/プロピレン=55/45(モル比)、
旭硝子製フッ素ゴム)50部、M90M(三菱油化製ポ
リエチレン)50部、トリアリルイソシアヌレート5
部、炭酸カルシウム粉末40部をニーダーを用い150
℃で3分間混練し、フッ素ゴム組成物を得た。これを押
出機(シリンダー温度160℃、ダイス温度180℃)
により錫メッキ銅集合撚線上に0.5mmの厚さに押出
被覆し、その後5Mradの電離放射線を照射し架橋し
た。成形物の表面に発泡はなく、また、その引張強さは
260kg/cm2 、伸びは220%であった。
ルオロエチレン/プロピレン=55/45(モル比)、
旭硝子製フッ素ゴム)50部、M90M(三菱油化製ポ
リエチレン)50部、トリアリルイソシアヌレート5
部、炭酸カルシウム粉末40部をニーダーを用い150
℃で3分間混練し、フッ素ゴム組成物を得た。これを押
出機(シリンダー温度160℃、ダイス温度180℃)
により錫メッキ銅集合撚線上に0.5mmの厚さに押出
被覆し、その後5Mradの電離放射線を照射し架橋し
た。成形物の表面に発泡はなく、また、その引張強さは
260kg/cm2 、伸びは220%であった。
【0015】[比較例1]アフラス150Eの50部、
M90Mの50部、トリアリルイソシアヌレートの5
部、ライトンAの40部をニーダーを用い150℃で3
分間混練し、フッ素ゴム組成物を得た。このフッ素ゴム
組成物を冷却後、ニーダーで冷却しながらパーカドック
ス14(日本油脂製有機過酸化物)を1.5部混合し
た。これを押出機(シリンダー温度160℃、ダイス温
度180℃)により錫メッキ銅集合撚線上に0.5mm
の厚さに押出被覆しようとしたが、フッ素ゴム組成物が
押出機のシリンダー中で架橋してしまい良好な成形体が
得られなかった。
M90Mの50部、トリアリルイソシアヌレートの5
部、ライトンAの40部をニーダーを用い150℃で3
分間混練し、フッ素ゴム組成物を得た。このフッ素ゴム
組成物を冷却後、ニーダーで冷却しながらパーカドック
ス14(日本油脂製有機過酸化物)を1.5部混合し
た。これを押出機(シリンダー温度160℃、ダイス温
度180℃)により錫メッキ銅集合撚線上に0.5mm
の厚さに押出被覆しようとしたが、フッ素ゴム組成物が
押出機のシリンダー中で架橋してしまい良好な成形体が
得られなかった。
【0016】
【発明の効果】本発明の電離放射線によるフッ素ゴム組
成物の架橋方法は、成形加工が容易であり、得られる成
形体の機械的特性が改善され、電気絶縁性、耐熱性、耐
油性、耐薬品性、耐候性等に優れ電気絶縁被覆、ホー
ス、チューブ等への適用に好適で工業的に極めて有用で
ある。
成物の架橋方法は、成形加工が容易であり、得られる成
形体の機械的特性が改善され、電気絶縁性、耐熱性、耐
油性、耐薬品性、耐候性等に優れ電気絶縁被覆、ホー
ス、チューブ等への適用に好適で工業的に極めて有用で
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】テトラフルオロエチレンおよびプロピレン
を共重合して得られるフッ素ゴム、熱可塑性ポリオレフ
ィン樹脂、および不飽和多官能性化合物からなるフッ素
ゴム組成物を電離放射線照射により架橋させることを特
徴とするフッ素ゴム組成物の架橋方法。 - 【請求項2】請求項1記載の方法により架橋されたフッ
素ゴム組成物の架橋成形体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5324187A JPH07179705A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | フッ素ゴム組成物の架橋方法およびその架橋成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5324187A JPH07179705A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | フッ素ゴム組成物の架橋方法およびその架橋成形体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07179705A true JPH07179705A (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=18163051
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5324187A Pending JPH07179705A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | フッ素ゴム組成物の架橋方法およびその架橋成形体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07179705A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7220788B2 (en) | 2003-02-28 | 2007-05-22 | Nichias Corporation | Fluororubber molded article and method for producing the same |
| US8426527B2 (en) | 2009-10-01 | 2013-04-23 | Asahi Glass Company, Limited | Crosslinkable fluororubber composition and crosslinked rubber article |
| JP2013170259A (ja) * | 2012-02-22 | 2013-09-02 | Asahi Glass Co Ltd | 含フッ素エラストマー組成物およびその架橋物品 |
| WO2014010508A1 (ja) * | 2012-07-09 | 2014-01-16 | 住友電気工業株式会社 | 耐熱難燃性樹脂組成物及び絶縁電線、チューブ |
| JP2015003985A (ja) * | 2013-06-20 | 2015-01-08 | 日立金属株式会社 | 含フッ素エラストマー組成物、並びにこれを用いた絶縁電線及び絶縁ケーブル |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP5324187A patent/JPH07179705A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7220788B2 (en) | 2003-02-28 | 2007-05-22 | Nichias Corporation | Fluororubber molded article and method for producing the same |
| US8426527B2 (en) | 2009-10-01 | 2013-04-23 | Asahi Glass Company, Limited | Crosslinkable fluororubber composition and crosslinked rubber article |
| JP2013170259A (ja) * | 2012-02-22 | 2013-09-02 | Asahi Glass Co Ltd | 含フッ素エラストマー組成物およびその架橋物品 |
| WO2014010508A1 (ja) * | 2012-07-09 | 2014-01-16 | 住友電気工業株式会社 | 耐熱難燃性樹脂組成物及び絶縁電線、チューブ |
| CN103842431A (zh) * | 2012-07-09 | 2014-06-04 | 住友电气工业株式会社 | 耐热阻燃树脂组合物、绝缘电线和管 |
| JP2015003985A (ja) * | 2013-06-20 | 2015-01-08 | 日立金属株式会社 | 含フッ素エラストマー組成物、並びにこれを用いた絶縁電線及び絶縁ケーブル |
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