JPH05322576A - 電子式方位計 - Google Patents

電子式方位計

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JPH05322576A
JPH05322576A JP15156592A JP15156592A JPH05322576A JP H05322576 A JPH05322576 A JP H05322576A JP 15156592 A JP15156592 A JP 15156592A JP 15156592 A JP15156592 A JP 15156592A JP H05322576 A JPH05322576 A JP H05322576A
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JP
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azimuth
magnetic
data
signal
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JP15156592A
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Inventor
Nagahiko Okuzono
祥彦 奥薗
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気検出手段の磁気検出方向毎の検出誤差を
補正し、正確な方位を算出する電子式方位計を提供する
ことを目的とする。 【構成】 電源が投入されたり、モードスイッチが投入
されると、補正モード処理を行ない、磁気検出方向の全
方位において各磁気検出方向毎に検出信号X、Yの最大
値MX、MYを検出する(ステップP1)。この最大値
MX、MYを使用して、通常の方位検出時の検出信号
X、Yを補正し、方位Dを算出する(ステップP2)。
算出した方位Dを、その方位Dの算出に使用した検出信
号X、Yの符号に基づいて決定し(ステップP3、P4
P、6P、P7)、決定した方位Dを表示部に表示出力
する(ステップP5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子式方位計に関し、詳
細には、磁気検出手段の検出誤差を補正し、正確に磁気
の方位を算出する電子式方位計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子式方位計において、相直交す
る2つの磁気検出方向を有した磁気センサを備え、地磁
気の該2つの磁気検出方向成分の強さを磁気センサによ
り検出する方法がある。そして、この磁気センサの出力
する2つの磁気検出方向成分の検出信号に基づいて地磁
気の方位を算出する。また、上記のような電子式方位計
において地磁気の向きや大きさを正確に検出するため
に、磁気センサに相直交する2方向にバイアスコイルを
卷回し、このバイアスコイルを用いて、相直交する2方
向のバイアス磁界を印加した状態で地磁気を検出する方
法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電子式方位計にあっては、単に地磁気を相直
交する2つの磁気検出方向成分に分割して、磁気センサ
で検出し、その磁気センサの各磁気検出方向成分毎の検
出信号に基づいて地磁気の方位を算出するのみであった
ため、磁気センサの前記2つの磁気検出方向の検出精度
の誤差により、地磁気の検出結果に誤差が生じ、地磁気
の方位を正確に算出することができないという問題があ
った。この磁気センサの磁気検出方向の検出精度の誤差
は、磁気センサ自体の検出誤差に起因したり、また、バ
イアス磁界を印加する電子式方位計では、バイアスコイ
ルに起因して、相直交する2方向のバイアス磁界の大き
さの相違により発生する。そこで、本発明は、磁気検出
手段の各磁気検出方向の検出信号の誤差を補正し、正確
な方位を算出できる電子式方位計を提供することを目的
としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、相直交する2つの磁気検出方向を有し、
作用する磁界の前記各磁気検出方向成分の強さに応じて
各磁気検出方向毎に第1検出信号と第2検出信号を出力
する磁気検出手段と、前記磁気検出手段が前記作用する
磁界の全方位について出力する前記第1検出信号のうち
の最大値を最大第1検出信号、前記第2検出信号のうち
の最大値を最大第2検出信号として検出する最大値検出
手段と、前記最大値検出手段が検出した最大第1検出信
号及び最大第2検出信号を記憶する記憶手段と、前記作
用する任意方位の磁界に対して前記記憶手段が記憶して
いる前記最大第1検出信号及び前記最大第2検出信号に
よりそれぞれ補正する補正手段と、前記補正手段が補正
した第1検出信号及び第2検出信号の補正値から前記作
用する磁界の方位を算出する方位算出手段と、を備えた
ことを特徴としている。
【0005】
【作用】本発明の電子式方位計によれば、次のようにし
て、磁気検出手段の各磁気検出方向毎の検出誤差を補正
して、方位を算出することができ、作用する磁気の方位
を正確に算出することができる。もしも、磁気検出手段
において各検出方向毎の誤差がなければ、最大第1検出
信号と最大第2検出信号は同じ値になるはずである。こ
のため、各検出方向毎の誤差がある場合、最大第1検出
信号及び最大第2検出信号は、その誤差の程度を示す指
標となる。例えば、両最大検出信号で測定値を規格化す
る等して、記憶手段が記憶している両最大検出信号を利
用して誤差の補正を行なうことができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。図1〜図8は、本発明に係る電子式方位計の一
実施例を示す図である。図1は、電子式方位計1の平面
図であり、電子式方位計1は、その本体ケース2に、表
示部3、メインスイッチ4、補正モードスイッチ5及び
方位矢印6が設けられている。
【0007】表示部3は、例えば、液晶表示装置等が使
用され、電子式方位計1として必要な情報、特に、方位
を北を0度として時計方向の角度で表示出力する。
【0008】メインスイッチ4は、電子式方位計1の電
源のオン/オフを行なうスイッチであり、補正モードス
イッチ5は、後述する補正モード処理を行なわせるとき
に投入するスイッチである。
【0009】方位矢印6は、電子式方位計1により方位
を測定したい向きを示す矢印であり、この向きに矢印を
合せた状態で方位を測定する。
【0010】電子式方位計1は、その本体ケース2の内
部に、図2に示す磁気センサ10を内蔵している。
【0011】磁気センサ(磁気検出手段)10は、例え
ば、ガラスあるいはアルミナで形成された基板11上に
4個の磁気抵抗素子MR1、MR2、MR3、MR4及
び4個のパッドP1、P2、P3、P4が形成されてい
る。
【0012】この磁気抵抗素子MR1、MR2、MR
3、MR4は、例えば、基板11上にパーマロイ等の強
磁性体を真空蒸着することにより形成されており、パッ
ドP1、P2、P3、P4は、例えば、基板11上に通
常の配線用材料を真空蒸着することにより形成されてい
る。
【0013】この磁気抵抗素子MR1、MR2、MR
3、MR4は、各磁気検出方向がそれぞれ相隣接する他
の磁気抵抗素子MR1、MR2、MR3、MR4の各磁
気検出方向と相直交する角度に配設されており、また、
上記本体ケース2上に付けられた方位矢印6に対して、
各検出方向が45度の傾きを持つように形成されてい
る。すなわち、磁気センサ10は、磁気検出方向の異な
る複数(実施例では、4つ)の磁気抵抗素子MR1、M
R2、MR3、MR4を有している。
【0014】これら各磁気抵抗素子MR1、MR2、M
R3、MR4は、ブリッジ状に接続されており、相対向
するパッドP1、P3間には、所定の電圧が印加されて
いる。各磁気抵抗素子MR1、MR2、MR3、MR4
は、一般に知られているように、磁界が作用することに
よりその抵抗値が変化し、いま、パッドP1、P3間に
所定電圧が印加されることにより、磁界が作用してその
抵抗値が変化すると、パッドP2とパッドP4には、所
定の電位が発生する。すなわち、パッドP2の電位をV
1、パッドP4の電位をV2とすると、パッドP2とパ
ッドP4との間には、V1−V2の電位差VSが発生す
る。
【0015】また、磁気センサ10には、2つのバイア
スコイルCL1、CL2が相互に直交するように磁気抵
抗素子MR1、MR2、MR3、MR4に卷回されてい
る。
【0016】バイアスコイルCL1は、流される電流の
向きにより図2に矢印Xで示す方向に相反転するバイア
ス磁界BXを磁気抵抗素子MR1、MR2、MR3、M
R4に印加する。
【0017】バイアスコイルCL2は、流される電流の
向きにより図2に矢印Yで示す方向に相反転するバイア
ス磁界BYを磁気抵抗素子MR1、MR2、MR3、M
R4に印加する。
【0018】すなわち、バイアスコイルCL1、CL2
により印加されるバイアス磁界BX、BYの方向X、Y
と各磁気抵抗素子MR1、MR2、MR3、MR4の磁
気検出方向とは、それぞれ45度ずれている。
【0019】したがって、磁気センサ10は、相直交す
る2つの磁気検出方向を有し、作用する磁界の強さに応
じて各磁気検出方向毎に第1検出信号及び第2検出信号
として、電位V1、V2、すなわち電位差VSを出力す
る。
【0020】図3は、上記図2の磁気センサ10を利用
した電子式方位計1のブロック構成図であり、電子式方
位計1は、素子駆動回路21、磁気抵抗素子部22、差
動増幅回路23、A/D変換回路24、レジスタ(R
1)25、バイアスコイルCL1、CL2、コイル駆動
回路26、波形合成回路27、レジスタ(R2)28、
CPU(Central Processing Unit)29、表示部3、R
OM(Read Only Memory)30、RAM(Random Access
Memory)31及びスイッチ部32等を備えている。
【0021】磁気抵抗素子部22は、上記ブリッジ状に
接続された磁気抵抗素子MR1、MR2、MR3、MR
4を総称したものであり、素子駆動回路21は、この磁
気抵抗素子MR1、MR2、MR3、MR4の形成され
た磁気センサ10のパッドP1に印加する所定電圧Vを
供給する。磁気抵抗素子部22は、そのパッドP2及び
パッドP4から検出電圧V1、V2を差動増幅回路23
に出力する。
【0022】差動増幅回路23は、通常の差動増幅回路
であり、磁気抵抗素子部22から入力される検出電圧V
1、V2の電位差VS(V1−V2)を増幅してA/D
変換回路24に出力する。
【0023】A/D変換回路24は、差動増幅回路23
から入力される電位差VSをディジタル変換し、レジス
タ(R1)25に出力する。
【0024】一方、バイアスコイルCL1、CL2に
は、それぞれコイル駆動回路26からバイアス電流I
1、I2が供給される。このバイアス電流I1、I2
は、各々電流の向きが反転し、バイアス電流I1、I2
の向きが反転することより、バイアスコイルCL1、C
L2は、それぞれ図2に示したように、相直交するとと
もに反転するバイアス磁界BX及びバイアス磁界BYを
磁気抵抗素子MR1、MR2、MR3、MR4に印加す
る。
【0025】コイル駆動回路26には、波形合成回路2
7からバイアス電流の向きと導通タイミング、すなわち
バイアス磁界BX、BYの向きを指示する信号S1、S
2、S3、S4が入力され、コイル駆動回路26は、こ
の信号S1、S2、S3、S4に基づいてバイアス電流
I1、I2のバイアスコイルCL1、CL2への供給・
停止を行ない、また、バイアス電流I1、I2の向きの
切り換えを行なう。
【0026】波形合成回路27は、前記コイル駆動回路
26へ信号S1、S2、S3、S4を出力するととも
に、バイアス磁界BX、BYに対応するRAM31の検
出データX1、X2、Y1、Y2の格納領域を示す領域
信号A1、A0をレジスタ(R2)28に出力し、また
A/D変換回路24に信号S1、S2、S3、S4に基
づいてA/D変換のタイミングを指示する変換タイミン
グ信号Saを出力する。
【0027】これに対して、A/D変換回路24は、A
/D変換中であることを示す変換中信号Sbを波形合成
回路27に出力する。
【0028】さらに、波形合成回路27は、CPU29
に対してデータ書換処理の開始を指示する割込み信号I
NTを出力し、CPU29は、この割込み信号INTに
基づいてRAM31のデータの書換処理を開始する。
【0029】前記レジスタ(R1)25は、A/D変換
回路24からの電位差VSの検出データX1、X2、Y
1、Y2を一時記憶し、CPU29の要求に応じてCP
U29に電位差VSの検出データX1、X2、Y1、Y
2を出力する。
【0030】前記レジスタ(R2)28は、波形合成回
路27からの領域信号A1、A0を一時記憶し、CPU
29の要求に応じてCPU29に領域信号A1、A0の
データを出力する。
【0031】ROM30は、電子式方位計1としてのプ
ログラム、例えば、方位演算処理プログラムや磁気セン
サ10の検出した電位差VSの検出データX1、X2、
Y1、Y2の書換処理プログラム及び補正処理プログラ
ム等を格納している。
【0032】RAM31は、領域D、領域X、領域Y、
領域X1、領域X2、領域Y1、領域Y2、領域MX及
び領域MYに区分されており、領域X1、X2は、バイ
アスコイルCL1によりバイアス磁界BXを印加したと
きの電位差VSの検出データX1、X2を格納する領
域、領域Y1、Y2は、バイアスコイルCL2によりバ
イアス磁界BYを印加したときの電位差VSの検出デー
タY1、Y2を格納する領域、領域Xは、バイアスコイ
ルCL1によりバイアス磁界XBを印加したときの検出
データX1、X2の差データX(X1−X2)を格納す
る領域、領域Yは、バイアスコイルCL2によりバイア
ス磁界YBを印加したときの検出データY1、Y2の差
データY(Y1−Y2)を格納する領域、領域Dは、C
PU29が算出した方位データDを格納する領域、領域
MXは、後述する補正モード処理で検出したバイアス磁
界XBを印加したときの検出データX1、X2の差デー
タXの最大値MXを格納する領域、領域MYは、後述す
る補正モードで検出したバイアス磁界YBを印加したと
きの検出データY1、Y2の差データYの最大値MYを
格納する領域である。
【0033】CPU29は、ROM30内のプログラム
に従って電子式方位計1の各部を制御し、電位差VSの
検出を行なわせ、また、検出した電位差VSの検出デー
タX1、X2、Y1、Y2から差データX及び差データ
Yを算出するとともに、この差データX及び差データY
に基づいて方位Dを算出する。CPU29は、この検出
した電位差VSの検出データX1、X2、Y1、Y2、
差データX、Y及び算出した方位データDをRAM31
に格納するとともに、表示部3に算出した方位を表示出
力させる。
【0034】また、CPU29は、補正モードが設定さ
れると、全方位における磁気抵抗素子MR1、MR2、
MR3、MR4の各磁気検出方向毎の検出データX1、
X2の差データXの最大値MX及び検出データY1、Y
2の差データYの最大値MYを検出し、検出した最大値
MX、MYをRAM31の領域MX、MYに書き込む。
【0035】したがって、CPU29は、磁気検出手段
としての磁気抵抗素子MR1、MR2、MR3、MR4
が作用する磁界の全方位に対して出力する第1検出信号
としての検出データX1、X2(具体的には、差データ
X)及び第2検出信号としての検出データY1、Y2
(具体的には、差データY)のうち最大値MX、MYの
検出信号を検出する最大値検出手段として機能する。そ
して、CPU24は、この最大値MX、MYに基づいて
検出データX1、X2、Y1、Y2(具体的には、差デ
ータX、Y)を補正し、この補正した検出データから方
位を算出する。したがって、CPU24は、補正手段及
び方位算出手段として機能する。
【0036】スイッチ部32は、上記メインスイッチ
4、補正モードスイッチ5を総称したものであり、図3
には、特に、補正モードスイッチ5のみ表示している。
【0037】次に、作用を説明する。電子式方位計1
は、上述のように、その磁気センサ10に磁気抵抗素子
MR1、MR2、MR3、MR4が使用されており、そ
の磁気抵抗素子MR1、MR2、MR3、MR4がブリ
ッジ状に結合されている。このブリッジ状に結合された
磁気抵抗素子MR1、MR2、MR3、MR4の相対向
するパッドP1とパッドP3との間に素子駆動回路21
から駆動電圧Vを印加し、磁気センサ10は、磁気抵抗
素子MR1、MR2、MR3、MR4の他の相対向する
パッドP2とパッドP4との電位を検出電位V1、V2
として差動増幅回路23に出力する。
【0038】また、磁気センサ10には、バイアスコイ
ルCL1、CL2が相直交する方向に卷回されており、
バイアスコイルCL1、CL2には、コイル駆動回路2
6からそれぞれバイアス電流I1、I2が供給される。
このバイアス電流I1、I2は、各々電流の向きが反転
し、バイアス電流I1、I2の向きが反転することによ
り、バイアスコイルCL1、CL2は、それぞれ図2に
示したように、反転するバイアス磁界BX及びバイアス
磁界BYを磁気抵抗素子MR1、MR2、MR3、MR
4に印加する。したがって、磁気センサ10は、磁気検
出方向毎に時分割で地磁気を検出して、磁気強度信号と
して電位V1、V2を出力する。
【0039】ところで、磁気センサ10に使用されてい
る磁気抵抗素子MR1、MR2、MR3、MR4の検出
方向の検出感度に誤差があったり、バイアスコイルCL
1、CL2により発生するバイアス磁界BX、BYの大
きさの違い等があると、磁気センサ10の出力する検出
信号が、例えば、図4に示すように、X方向では、その
最大値がα、Y方向では、その最大値がβとなり、検出
信号に誤差が発生する。その結果、方位を正確に算出す
ることができない。
【0040】そこで、本実施例では、後述するように、
磁気センサ10の検出信号に補正処理を行なうことによ
り、方位の算出を正確に行なえるようにしている。
【0041】そして、電子式方位計1は、磁気センサ1
0で検出したパッドP1の電位V1とパッドP2の電位
V2を、上述のように、差動増幅回路23に出力し、差
動増幅回路23が、この両電位V1、V1の電位差VS
を増幅してA/D変換回路24に出力する。A/D変換
回路24は、差動増幅回路23から入力される電位差V
Sをディジタル変換して、検出データX1、X2、Y
1、Y2としてレジスタ(R1)25に出力するが、こ
の電位差VSのディジタル変換を、波形合成回路27か
ら入力される変換タイミング信号Saに基づいて行って
いる。
【0042】すなわち、波形合成回路27は、図5に示
すように、変換タイミング信号SaをA/D変換回路2
4に出力し、A/D変換回路24は、変換タイミング信
号Saが入力されると、電位差VSのディジタル変換を
開始するとともに、変換中であることを示す変換中信号
Sbを波形合成回路27に出力する。
【0043】A/D変換回路24は、ディジタル変換し
た検出データX1、X2、Y1、Y2をレジスタ(R
1)25に出力し、レジスタ(R1)25は、入力され
る検出データX1、X2、Y1、Y2を一時格納する。
【0044】波形合成回路27は、A/D変換回路24
から変換中信号Sbの入力が無くなると、図5に示すよ
うに、CPU29にデータ書換処理の開始を指示する割
込み信号INTを出力し、CPU29は、割込み信号I
NTが入力されると、レジスタ(R1)25から検出デ
ータX1、X2、Y1、Y2を読み取り、データ書換処
理や方位の演算処理を開始する。
【0045】また、波形合成回路27は、図5に示すよ
うに、コイル駆動回路26にバイアス磁界BX、BYを
発生させるための信号S1、S2、S3、S4を出力
し、コイル駆動回路26は、信号S1、S2、S3、S
4に基づいてバイアスコイルCL1、CL2へのバイア
ス電流I1、I2の供給・停止及びバイアス電流I1、
I2の向きの切り換えを行なう。
【0046】そして、波形合成回路27は、上記変換タ
イミング信号Saをこの各信号S1、S2、S3、S4
の出力期間の中間あたりの安定したときに出力する。
【0047】したがって、上述のように、磁気抵抗素子
MR1、MR2、MR3、MR4にバイアス磁界BX、
BYが印加される。
【0048】さらに、波形合成回路27は、コイル駆動
回路26への信号S1、S2、S3、S4の出力タイミ
ング、すなわちバイアス磁界BX、BYの印加タイミン
グに応じて、RAM31への検出データX1、X2、Y
1、Y2の格納領域を示す領域信号A1、A0をレジス
タ(R2)28に出力し、レジスタ(R2)28は、こ
の領域信号A1、A0を一時格納する。レジスタ(R
2)28に格納された領域信号A1、A0は、CPU1
9により読み取られる。この領域信号A1、A0は、図
5に示すように、領域信号A1と領域信号A0との組合
わせにより4つの領域X1、X2、Y1、Y2を指定し
ている。
【0049】上述のように、CPU29は、波形合成回
路27から割込み信号INTが入力されて、割込みがか
かると、図6に示すデータ書換処理を行なう。
【0050】すなわち、CPU29は、割込み信号IN
Tにより割込みがかかると、レジスタ(R2)28から
領域信号A1、A0を読み出し、領域信号A0が「0」
かどうかチェックする(ステップS1)。
【0051】領域信号A0が「0」のときには、領域信
号A1が「0」かどうかチェックし(ステップS2)、
領域信号A1が「0」でないときには、レジスタ(R
1)25から読み出した検出データを領域X1に書き込
む(ステップS3)。
【0052】また、ステップS2で領域信号A1が
「0」のときには、レジスタ(R1)25の検出データ
を領域X2に書き込み(ステップS4)、領域X1の検
出データと領域X2の検出データとの差データX(X=
X1−X2)を演算し、領域Xに書き込む(ステップS
5)。
【0053】また、ステップS1で、領域信号A0が
「0」でないときには、領域信号A1が「0」かどうか
チェックし(ステップS6)、領域信号A1が「0」で
ないときには、レジスタ25の検出データを領域Y1に
書き込む(ステップS7)。
【0054】ステップS6で、領域信号A1が「0」の
ときには、レジスタ25の検出データを領域Y2に書き
込み(ステップS8)、領域Y1の検出データY1と領
域Y2の検出データY2との差データY(Y=Y1−Y
2)を演算し、領域Yに書き込む(ステップS9)。
【0055】CPU29は、1回割込み信号INTが入
力される毎にレジスタ25から1つの検出データを読み
込み、上記RAM31への書換処理を行なう。
【0056】上記図6のステップS5及びステップS9
において、CPU29は、バイアスコイルCL1による
バイアス磁界BXを印加したときの電位差VSの検出デ
ータX1、X2の差データX(X1−X2)及びバイア
スコイルCL2によるバイアス磁界BYを印加したとき
の電位差VSの検出データY1、Y2の差データY(Y
1−Y2)を演算しているが、これは、逆方向にバイア
ス磁界BX、BYを印加したときの各電位差VSの検出
データX1、X2、Y1、Y2自体の値よりも、差デー
タX、Yの方が地磁気の変化に対して出力を大きくする
ことができ、検出感度を向上させることができるからで
ある。
【0057】上記書換処理が完了すると、CPUは割込
み処理から抜け、方位の算出処理や表示部3への表示出
力処理等(図7)を行なう。
【0058】ところが、上述のように、磁気抵抗素子M
R1、MR2、MR3、MR4の検出結果に誤差がある
と、CPU29が正確に方位を算出することができな
い、そこで、CPU29は、図7に示すように、まず、
補正モード処理を行なった後、方位の算出処理及び表示
処理を行なっている。
【0059】すなわち、CPU29は、この電子式方位
計1の電源が投入されると、この図7のフローをスター
トし、まず、補正モード処理を行なう(ステップP
1)。
【0060】この補正モード処理は、図8に示すよう
に、電子式方位計1の全方位の検出データから最大値M
X、MYを検出して、RAM31に格納する処理であ
る。
【0061】そこで、補正モード処理では、図1に矢印
で示す方向に、電子式方位計1をその方位矢印6が平面
上でゆっくり360度回転回転するように使用者が回転
させ、全方位について地磁気の大きさを検出して、その
検出データから最大値MX、MYを検出する。
【0062】このように、電子式方位計1が360度回
転している間に、電子式方位計1は、図8に示すよう
に、補正モード処理を行なう。
【0063】すなわち、CPU29は、上記データ書込
処理と同様に、レジスタ(R2)28から領域信号A
1、A0を読み出し、領域信号A0が「0」かどうかチ
ェックする(ステップQ1)。
【0064】領域信号A0が「0」のときには、領域信
号A1が「0」かどうかチェックし(ステップQ2)、
領域信号A1が「0」でないときには、レジスタ(R
1)25から読み出した検出データを領域X1に書き込
む(ステップQ3)。
【0065】また、ステップQ2で領域信号A1が
「0」のときには、レジスタ(R1)25の検出データ
を領域X2に書き込み(ステップQ4)、領域X1の検
出データと領域X2の検出データとの差データX(X=
X1−X2)を演算し、領域Xに書き込む(ステップQ
5)。差データXの書き込みが完了すると、RAM31
の最大値領域MXから最大値MXを読み出し、今回書き
込んだ差データXが最大値MXより大きいかどうかチェ
ックする(ステップQ6)。差データXが最大値MXよ
り大きくないときには、最大値MXの書き換えを行なわ
ずにそのまま処理を終了し、差データXが最大値MXよ
り大きいときには、差データXをRAM31の最大値領
域MXに最大値MXとして書き込む(ステップQ7)。
【0066】また、ステップQ1で、領域信号A0が
「0」でないときには、領域信号A1が「0」かどうか
チェックし(ステップQ8)、領域信号A1が「0」で
ないときには、レジスタ(R1)25の検出データを領
域Y1に書き込む(ステップQ9)。
【0067】ステップQ8で、領域信号A1が「0」で
ないときには、レジスタ(R1)25の検出データを領
域Y2に書き込み(ステップQ10)、領域Y1の検出
データY1と領域Y2の検出データY2との差データY
(Y=Y1−Y2)を演算し、領域Yに書き込む(ステ
ップQ11)。差データYの書き込みが完了すると、R
AM31の最大値領域MYから最大値MYを読み出し、
今回書き込んだ差データYが最大値MYより大きいかど
うかチェックする(ステップQ12)。差データYが最
大値MYより大きくないときには、最大値MYの書き換
えを行なわずにそのまま処理を終了し、差データYが最
大値MYより大きいときには、差データYをRAM31
の最大値領域MYに最大値MYとして書き込む(ステッ
プQ13)。
【0068】上記処理を所定サンプリングタイミング毎
に行ない、全方位において複数の方位について上記補正
処理を行なう。この場合、例えば、上記バイアス磁界方
向であるX方向及びY方向について、1つのバイアス磁
界BX、BY毎に、0.25秒の処理時間を必要とする
と、1回の補正処理を行なうのに1秒間必要となる。そ
こで、補正モードでは、40秒間程度の処理時間を設
け、10の方位について上記補正モード処理を行なう。
【0069】このように、上記補正モード処理を行なう
ことにより、RAM31の最大値領域MX、MYに、最
大値MX及び最大値MYが格納される。
【0070】この補正モード処理は、上述のように、電
子式方位計1の電源が投入されたときに行なうだけでな
く、図1に示すモードスイッチ5が投入されたときに、
そのモードスイッチ5の投入を示す割込み信号を受け
て、実行する。
【0071】CPU29は、上記補正モード処理が完了
すると、図7の方位算出処理及び表示処理を行なう。
【0072】すなわち、CPU29は、上述のように、
波形合成回路27から割込み信号INTを受け取ると、
電位差VSの検出データX1、X2、Y1、Y2をRA
M31の各領域X1、X2、Y1、Y2に格納するとと
もに、検出データX1、X2及び検出データY1、Y2
の差データX、Yを演算して領域X、Yに格納し、割込
み処理から抜け出す。
【0073】CPU29は、次に、RAM31から差デ
ータX、Y及び最大値MX、MYを読み出し、次式によ
り方位Dを算出する(ステップP2)。 D=tan-1(MX・Y/MY・X)………(1)
【0074】ところが、tan-1(MX・Y/MY・
X)の値は、その値だけでは、0度から360度のどの
値であるかが判別しない。そこで、本実施例では、X、
Yの値の大きさに基づいて方位を判別している。
【0075】すなわち、まず、差データXが負かどうか
チェックし(ステップP3)、差データXが負のときに
は、ステップP2で算出した方位Dに180度を加算し
た値を方位Dとして採用して、RAM31のD領域に格
納する(ステップP4)。
【0076】このRAM31に格納した方位Dを表示部
3を駆動して、表示部3に表示出力させる(ステップP
5)。
【0077】また、ステップP3で差データXが負でな
いときには、差データYが負かどうかチェックし(ステ
ップP6)、差データYが負のときには、ステップP2
で算出したD方位に360度を加算した値を方位Dとし
て算出して、RAM31のD領域に格納する(ステップ
P7)。この算出した方位を表示部3に表示出力させる
(ステップP5)。
【0078】さらに、ステップP6で、差データYの値
が負でないときには、ステップP2で算出した方位Dを
そのまま方位Dとして採用し、その方位Dを表示部3に
表示出力させる(ステップP5)。
【0079】このように、磁気センサ10の磁気抵抗素
子MR1、MR2、MR3、MR4の各磁気検出方向
X、Yで検出誤差があっても、補正モード処理により各
磁気検出方向X、Yの最大値MX、MYを検出し、この
最大値MX、MYにより差データX、Yを補正して、方
位の算出を行なうことができ、正確に方位を算出するこ
とができる。
【0080】なお、上記実施例においては、磁気センサ
10を4つの磁気抵抗素子MR1、MR2、MR3、M
R4で構成しているが、これに限るものではなく、2つ
の磁気抵抗素子を利用したものであってもよいし、4つ
以上の磁気抵抗素子を直列あるいは並列にブリッジを形
成するように接続して、構成してもよい。また、ブリッ
ジ状に形成したものに限るものではない。
【0081】また、1回の補正モード処理において、1
0の方位から最大値を検出するとしているが、これは1
0に限るものではなく、より多い程、正確な補正が行な
える。
【0082】さらに、磁気検出手段も、上記実施例のよ
うに、磁気抵抗素子を用いたものに限るものではない。
【0083】また、最大値でなく最小値で補正すること
も可能である。さらに、最大値検出時の回転は人力によ
るものでなく、モータ等によるものであってもよい。
【0084】また、本発明の電子式方位計は、方位計専
用装置に限るものではなく、電子腕時計や高度計等に組
み込むこともでき、また、自動車や航空機のナビゲーシ
ョン装置に適用することもできる。
【0085】
【発明の効果】本発明によれば、極めて簡単な構成で、
磁気検出手段が、その各磁気検出方向で検出誤差があっ
ても、各磁気検出方向の最大値を検出し、この最大値に
より検出データを補正して、方位の算出を行なうことが
できるので、作用する磁気の方位を正確に算出すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電子式方位計の平面
図。
【図2】図1の電子式方位計に組み込まれている磁気セ
ンサの平面図。
【図3】図1の電子式方位計の回路ブロック図。
【図4】磁気センサが検出誤差を有している場合の磁気
センサの検出信号の波形図。
【図5】図3の各部の出力信号のタイミング図。
【図6】検出データ書込処理を示すフローチャート。
【図7】方位算出処理を示すフローチャート。
【図8】補正モード処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 電子式方位計 2 本体ケース 3 表示部 4 メインスイッチ 5 モードスイッチ 6 方位矢印 10 磁気センサ 11 基板 21 素子駆動回路 22 磁気抵抗素子部 23 差動増幅回路 24 A/D変換回路 25、28 レジスタ 26 コイル駆動回路 27 波形合成回路 29 CPU 30 ROM 31 RAM 32 スイッチ部 MR1、MR2、MR3、MR4 磁気抵抗素子 P1、P2、P3、P4 パッド BX、BY バイアス磁界 CL1、CL2 バイアスコイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相直交する2つの磁気検出方向を有し、
    作用する磁界の前記各磁気検出方向成分の強さに応じて
    各磁気検出方向毎に第1検出信号と第2検出信号を出力
    する磁気検出手段と、 前記磁気検出手段が前記作用する磁界の全方位について
    出力する前記第1検出信号のうちの最大値を最大第1検
    出信号、前記第2検出信号のうちの最大値を最大第2検
    出信号として検出する最大値検出手段と、 前記最大値検出手段が検出した最大第1検出信号及び最
    大第2検出信号を記憶する記憶手段と、 前記作用する任意方位の磁界に対して前記記憶手段が記
    憶している前記最大第1検出信号及び前記最大第2検出
    信号によりそれぞれ補正する補正手段と、 前記補正手段が補正した第1検出信号及び第2検出信号
    の補正値から前記作用する磁界の方位を算出する方位算
    出手段と、 を備えたことを特徴とする電子式方位計。
JP15156592A 1992-05-18 1992-05-18 電子式方位計 Pending JPH05322576A (ja)

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JP15156592A JPH05322576A (ja) 1992-05-18 1992-05-18 電子式方位計

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014035329A (ja) * 2012-08-10 2014-02-24 Casio Comput Co Ltd 電子方位計

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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