JPH05322893A - 免疫学的測定用bf分離法 - Google Patents
免疫学的測定用bf分離法Info
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- JPH05322893A JPH05322893A JP13550691A JP13550691A JPH05322893A JP H05322893 A JPH05322893 A JP H05322893A JP 13550691 A JP13550691 A JP 13550691A JP 13550691 A JP13550691 A JP 13550691A JP H05322893 A JPH05322893 A JP H05322893A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】加えられる標識抗体(あるいは標識抗原)を削
減しても従来と同様の感度が得られて経済化が達成され
ると共に、従来より高感度に測定が可能となる免疫学的
測定用BF分離法を提供する。 【構成】抗原または抗体に標識した物質Eをリガンドと
し、該リガンドに抗体3Cを架橋的に結合させ、該結合
体を固相1に結合させて分離する。
減しても従来と同様の感度が得られて経済化が達成され
ると共に、従来より高感度に測定が可能となる免疫学的
測定用BF分離法を提供する。 【構成】抗原または抗体に標識した物質Eをリガンドと
し、該リガンドに抗体3Cを架橋的に結合させ、該結合
体を固相1に結合させて分離する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒトまたは動物の体液
中の各種物質を抗原抗体反応を利用して測定する場合に
使用される免疫学的測定用BF分離法に関する。
中の各種物質を抗原抗体反応を利用して測定する場合に
使用される免疫学的測定用BF分離法に関する。
【0002】
【従来の技術】血液や尿等の体液中に存在するホルモ
ン、癌細胞に由来する物質、病原性微生物に由来する物
質、自己抗体、あるいは病原性微生物に対する抗体等を
検出、測定する場合、抗原に抗体が結合する抗原抗体反
応が利用される。この抗原抗体反応を利用した測定方法
(以下免疫測定法と略す)において、BF分離(Bは抗
体(または抗原)に結合した抗原(または抗体)、Fは
非結合であるフリーの抗原(または抗体))が必要な方
法としては、 (1) 酵素免疫測定法(Enzyme Immunoassay…EIA) (2) 放射免疫測定法(Radio Immunoassay …RIA) (3) 蛍光免疫測定法(Fluoro Immunoassay…FIA) (4) 時間分解蛍光免疫測定法(Time Resolved Fluoro I
mmunoassay…TR−FIA)などがある。
ン、癌細胞に由来する物質、病原性微生物に由来する物
質、自己抗体、あるいは病原性微生物に対する抗体等を
検出、測定する場合、抗原に抗体が結合する抗原抗体反
応が利用される。この抗原抗体反応を利用した測定方法
(以下免疫測定法と略す)において、BF分離(Bは抗
体(または抗原)に結合した抗原(または抗体)、Fは
非結合であるフリーの抗原(または抗体))が必要な方
法としては、 (1) 酵素免疫測定法(Enzyme Immunoassay…EIA) (2) 放射免疫測定法(Radio Immunoassay …RIA) (3) 蛍光免疫測定法(Fluoro Immunoassay…FIA) (4) 時間分解蛍光免疫測定法(Time Resolved Fluoro I
mmunoassay…TR−FIA)などがある。
【0003】前記酵素免疫測定法は、図8にサンドイッ
チEIA法について示すように、まず(A)のように、
固相1(なお、この固相は、図示のような容器状をなす
プレートと称されるもの、あるいはビーズ状をなすも
の、またはチューブ状をなすものがある)の表面に予め
測定すべき抗原(抗体である場合もある)2に対応する
抗体(抗原である場合もある)3を結合しておき、
(B)に示すように、抗原2と、酵素Eで標識した抗体
3Aを入れると、液4内で図示のような抗体3−抗原2
−抗体3Aからなるサイドイッチ状の抗原抗体複合体が
形成され、その後液4を洗い流し、(C)に示すよう
に、抗原2の量に対応している酵素Eの量を比色法によ
り測定する方法である。すなわち、固相1に結合してい
る抗体3Aと反応する抗原2の量は、液4中の抗原2の
含有量に比例することに鑑み、この抗原2の量を酵素E
の量として測定する方法である。なお、この酵素Eの量
の測定は、液4を流出し、固相1を洗浄した後、酵素E
により発色または脱色する物質(基質)を含む液をプレ
ートに加え、吸光度の変化を測定することにより行な
う。
チEIA法について示すように、まず(A)のように、
固相1(なお、この固相は、図示のような容器状をなす
プレートと称されるもの、あるいはビーズ状をなすも
の、またはチューブ状をなすものがある)の表面に予め
測定すべき抗原(抗体である場合もある)2に対応する
抗体(抗原である場合もある)3を結合しておき、
(B)に示すように、抗原2と、酵素Eで標識した抗体
3Aを入れると、液4内で図示のような抗体3−抗原2
−抗体3Aからなるサイドイッチ状の抗原抗体複合体が
形成され、その後液4を洗い流し、(C)に示すよう
に、抗原2の量に対応している酵素Eの量を比色法によ
り測定する方法である。すなわち、固相1に結合してい
る抗体3Aと反応する抗原2の量は、液4中の抗原2の
含有量に比例することに鑑み、この抗原2の量を酵素E
の量として測定する方法である。なお、この酵素Eの量
の測定は、液4を流出し、固相1を洗浄した後、酵素E
により発色または脱色する物質(基質)を含む液をプレ
ートに加え、吸光度の変化を測定することにより行な
う。
【0004】前記放射免疫測定法は、前記酵素Eの代わ
りに、標識物質として放射性元素を用い、抗原の量を、
液流出後の放射性元素の量から測定する方法であり、蛍
光免疫測定法は、酵素Eの代わりに蛍光物質を用い、抗
原の量を、液流出後の蛍光物質の光量から測定する方法
である。
りに、標識物質として放射性元素を用い、抗原の量を、
液流出後の放射性元素の量から測定する方法であり、蛍
光免疫測定法は、酵素Eの代わりに蛍光物質を用い、抗
原の量を、液流出後の蛍光物質の光量から測定する方法
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来の測定方法に
は次のような問題点があった。 (1) 抗体3Aに標識した酵素Eによる発色または脱色量
を増やし、測定感度を上昇させるために、大量の抗体3
Aを加える必要があった。 (2) 加えられる抗体3Aの全てが抗原2と結合して抗原
抗体複合体を形成できないため、液4中の未反応の抗体
3Aは洗浄時に標識してある酵素Eを活用しないまま、
洗い流され、不経済であった。
は次のような問題点があった。 (1) 抗体3Aに標識した酵素Eによる発色または脱色量
を増やし、測定感度を上昇させるために、大量の抗体3
Aを加える必要があった。 (2) 加えられる抗体3Aの全てが抗原2と結合して抗原
抗体複合体を形成できないため、液4中の未反応の抗体
3Aは洗浄時に標識してある酵素Eを活用しないまま、
洗い流され、不経済であった。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑み、加えられる
標識抗体(あるいは標識抗原)を削減しても従来と同様
の感度が得られて経済化が達成されるBF分離法を提供
すると共に、従来より高感度に測定が可能となるBF分
離法を提供することを目的とする。
標識抗体(あるいは標識抗原)を削減しても従来と同様
の感度が得られて経済化が達成されるBF分離法を提供
すると共に、従来より高感度に測定が可能となるBF分
離法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】抗原または抗体に標識し
た物質をリガンドとし、該リガンドに抗体を架橋的に結
合させ、該結合体を固相に結合させて分離することを特
徴とする。
た物質をリガンドとし、該リガンドに抗体を架橋的に結
合させ、該結合体を固相に結合させて分離することを特
徴とする。
【0008】
【作用】本発明においては、固相に結合し分離される結
合体中の標識物質量が増大するから、検出すべき抗原あ
るいは抗体に対する標識物質量の検出信号が大きくな
る。
合体中の標識物質量が増大するから、検出すべき抗原あ
るいは抗体に対する標識物質量の検出信号が大きくな
る。
【0009】
【実施例1】本発明を「アビジン−ビオチン系サンドイ
ッチEIA」に応用し、癌胎児性抗原(以下CEAと称
す)の測定について検討した。なお、「アビジン−ビオ
チン系サンドイッチEIA」は、本発明者等が既に開発
し、出願済のBF分離法であり、酵素標識を用いる場
合、図2(A)に示すように、ビオチンBを結合させた
固相(プレートのウェル)1に、(B)に示すように、
アビジンA、抗原2、ビオチンB標識抗体3Bおよび酵
素E標識抗体3Aを加え、洗浄後、(C)に示すよう
に、固相1面に残った酵素Eの量を吸光度により測定す
る方法である。すなわち、抗原2をサンドイッチのよう
に挟んで結合する2つの抗体3B、3Aのうち、一方の
抗体3BをビオチンBで標識しておき、このビオチン標
識抗体3BのビオチンBを、アビジンAを介して、固相
1に予め結合しているビオチンBに結合させることによ
り、抗原2と抗体3Aとの複合体を固相1に固定する方
法である。
ッチEIA」に応用し、癌胎児性抗原(以下CEAと称
す)の測定について検討した。なお、「アビジン−ビオ
チン系サンドイッチEIA」は、本発明者等が既に開発
し、出願済のBF分離法であり、酵素標識を用いる場
合、図2(A)に示すように、ビオチンBを結合させた
固相(プレートのウェル)1に、(B)に示すように、
アビジンA、抗原2、ビオチンB標識抗体3Bおよび酵
素E標識抗体3Aを加え、洗浄後、(C)に示すよう
に、固相1面に残った酵素Eの量を吸光度により測定す
る方法である。すなわち、抗原2をサンドイッチのよう
に挟んで結合する2つの抗体3B、3Aのうち、一方の
抗体3BをビオチンBで標識しておき、このビオチン標
識抗体3BのビオチンBを、アビジンAを介して、固相
1に予め結合しているビオチンBに結合させることによ
り、抗原2と抗体3Aとの複合体を固相1に固定する方
法である。
【0010】一方本発明を「アビジン−ビオチン系サン
ドイッチEIA」に応用する場合は、図1(A)〜
(C)の工程図に示すように、固相1に1つの抗原2に
結合させる標識抗体3Aの数を多くするため、標識(本
例では酵素)抗体3Aをリガンド(受容体と反応する構
造を持つ分子)とし、リガンドに対して複数の結合子を
持つ抗体3Cによって結合する方法である。このように
すれば、抗原2に結合する標識抗体3Aの量が多くな
り、測定感度が増大する。この測定に使用したプレー
ト、試薬は下記の通りである。
ドイッチEIA」に応用する場合は、図1(A)〜
(C)の工程図に示すように、固相1に1つの抗原2に
結合させる標識抗体3Aの数を多くするため、標識(本
例では酵素)抗体3Aをリガンド(受容体と反応する構
造を持つ分子)とし、リガンドに対して複数の結合子を
持つ抗体3Cによって結合する方法である。このように
すれば、抗原2に結合する標識抗体3Aの量が多くな
り、測定感度が増大する。この測定に使用したプレー
ト、試薬は下記の通りである。
【0011】ビオチン結合プレート…ビオチン化BSA
(20μg/ml)をEIAマイクロプレートに結合し
て作製した。 試薬1(抗原2に相当)…CEAをウサギ血清中に0、
2.5、5、10、25あるいは50ng/ml含ませ
たもの。 試薬2(抗体3Bに相当)…ビオチン標識抗ヒトCEA
抗体をTris緩衝液中に5μg/ml含ませたもの。 試薬3(抗体3Aに相当)…ペルオキシターゼ標識抗ヒ
トCEA抗体をウサギ血清中に10μg/ml含ませた
もの。 試薬4(アビジンAVに相当)…ストレプトアビジンを
Tris緩衝液中に10μg/ml含ませたもの。 試薬5(発色用基質溶液)…0.5mg/mlオルトフ
ェニレンジアミン・2HCl−0.015%H2O2 −
0.11MNa2HPO4−0.044Mクエン酸(PH
5.4) 反応停止液…2N−H2SO4 洗浄液…0.05%Tween20−Salin 以上の試薬等を使用し、本発明による方法の効果を証明
するため、前記先願方法によっても測定を行なった。
(20μg/ml)をEIAマイクロプレートに結合し
て作製した。 試薬1(抗原2に相当)…CEAをウサギ血清中に0、
2.5、5、10、25あるいは50ng/ml含ませ
たもの。 試薬2(抗体3Bに相当)…ビオチン標識抗ヒトCEA
抗体をTris緩衝液中に5μg/ml含ませたもの。 試薬3(抗体3Aに相当)…ペルオキシターゼ標識抗ヒ
トCEA抗体をウサギ血清中に10μg/ml含ませた
もの。 試薬4(アビジンAVに相当)…ストレプトアビジンを
Tris緩衝液中に10μg/ml含ませたもの。 試薬5(発色用基質溶液)…0.5mg/mlオルトフ
ェニレンジアミン・2HCl−0.015%H2O2 −
0.11MNa2HPO4−0.044Mクエン酸(PH
5.4) 反応停止液…2N−H2SO4 洗浄液…0.05%Tween20−Salin 以上の試薬等を使用し、本発明による方法の効果を証明
するため、前記先願方法によっても測定を行なった。
【0012】(先願方法) (1)前記ビオチンB結合プレート(図2の1)に、試
薬1(抗原2)、試薬2(抗体3B)および試薬3(抗
体3A)をそれぞれ50μlずつ加え、室温放置により
2時間反応させた。試薬1の濃度は前述の種々の濃度に
変化させた。 (2)次に試薬4(アビジンAV)を50μl加え、室
温放置により1時間反応させた。 (3)次に前記洗浄液により洗浄し、前記試薬5(発色
用基質溶液)を200μl加え、室温放置により10分
間反応させ、その後、前記反応停止液を100μl加
え、波長492nmで吸光度を測定した。
薬1(抗原2)、試薬2(抗体3B)および試薬3(抗
体3A)をそれぞれ50μlずつ加え、室温放置により
2時間反応させた。試薬1の濃度は前述の種々の濃度に
変化させた。 (2)次に試薬4(アビジンAV)を50μl加え、室
温放置により1時間反応させた。 (3)次に前記洗浄液により洗浄し、前記試薬5(発色
用基質溶液)を200μl加え、室温放置により10分
間反応させ、その後、前記反応停止液を100μl加
え、波長492nmで吸光度を測定した。
【0013】(本発明による方法)−PAP添加による
検量線作製 本実施例の方法は、図1の原理図において、「アビジン
−ビオチン系サンドイッチEIA」に例をとって説明す
るように、まず(A)のように本実施例においては、上
記試薬以外に下記の試薬6を使用した。 試薬6(抗体3Cに相当)…抗ペルオキシターゼ抗体
(以下PAPと称す)をTris緩衝液中に50μg/
mlまたは100μg/ml含ませたもの。
検量線作製 本実施例の方法は、図1の原理図において、「アビジン
−ビオチン系サンドイッチEIA」に例をとって説明す
るように、まず(A)のように本実施例においては、上
記試薬以外に下記の試薬6を使用した。 試薬6(抗体3Cに相当)…抗ペルオキシターゼ抗体
(以下PAPと称す)をTris緩衝液中に50μg/
mlまたは100μg/ml含ませたもの。
【0014】方法1…前記試薬3(抗体3A)と試薬6
(抗体3C)とを容量比1:1で混合し、2時間室温で
混合した後、これをPAP混合溶液とした。そして前記
先願方法における操作において、試薬3の代わりにこの
PAP混合溶液100μlを加え、他の操作は先願方法
と同様とした。 方法2…前記先願方法の操作(1)を行なった後、操作
(2)において、試薬4(アビジンAV)を50μl加
え、1時間反応させた後、50μg/mlのPAP(抗
体3C)を50μl加えて反応させた。その後洗浄し、
試薬5(基質溶液)を250μl加えた。 方法3…前記方法2において、PAPの濃度を100μ
g/mlとし、他の操作は方法2と同様とした。
(抗体3C)とを容量比1:1で混合し、2時間室温で
混合した後、これをPAP混合溶液とした。そして前記
先願方法における操作において、試薬3の代わりにこの
PAP混合溶液100μlを加え、他の操作は先願方法
と同様とした。 方法2…前記先願方法の操作(1)を行なった後、操作
(2)において、試薬4(アビジンAV)を50μl加
え、1時間反応させた後、50μg/mlのPAP(抗
体3C)を50μl加えて反応させた。その後洗浄し、
試薬5(基質溶液)を250μl加えた。 方法3…前記方法2において、PAPの濃度を100μ
g/mlとし、他の操作は方法2と同様とした。
【0015】前記先願方法と方法1〜3により得られた
試料について吸光度測定を行なった結果を図3に示す。
図3の結果から分かるように、先願方法に比較し、本発
明の方法1〜3のいずれにおいても、測定感度が上昇し
た。特に、試薬6(抗体3C)をアビジンを加えた後に
加える方法2、3の方が測定感度が上がることが判明し
た。また、PAPの濃度を増加させると、測定感度がや
や増大する。
試料について吸光度測定を行なった結果を図3に示す。
図3の結果から分かるように、先願方法に比較し、本発
明の方法1〜3のいずれにおいても、測定感度が上昇し
た。特に、試薬6(抗体3C)をアビジンを加えた後に
加える方法2、3の方が測定感度が上がることが判明し
た。また、PAPの濃度を増加させると、測定感度がや
や増大する。
【0016】(PAPの加え方の検討)前記方法2、3
では先願方法より反応時間が1時間余分にかかるため、
反応時間の短縮を目的として加え方の検討を試みた。 方法4…方法2と同じ操作で、アビジン試薬4および抗
体3Cの試薬6の濃度を変えて測定を行なった。すなわ
ち、アビジン試薬4の濃度を20μg/ml(方法2の
場合の2倍濃度)とし、その25μl(方法2の場合の
液量の半分)を試薬1〜3の混合液に加えて1時間反応
させた後、濃度を100μg/ml(方法2の場合の2
倍濃度)とした抗体3Cの試薬6を25μl(方法2の
場合の液量の半分)加えて1時間反応させた。 方法5…方法4において、最初に混合する試薬3(抗体
3A)の濃度を20μg/ml(方法4の場合の2倍濃
度)として25μl(方法4の場合の液量の半分)と
し、他の操作は方法4の場合と同じにして反応させた。 方法6…アビジン試薬4および抗体3Cの試薬6の濃
度、量を方法4と同じにし、これらを試薬1〜3の混合
液に別々に加えるのではなく、同時に加えて1時間反応
させた。 方法7…方法1と同じ操作で、試薬3(抗体3A)の濃
度を20μg/ml(方法1の場合の2倍濃度)として
その量を25μl(方法1の場合の液量の半分)に変
え、また試薬6(抗体3C)も100μg/ml(方法
1の場合の2倍濃度)として25μl(方法1の場合の
液量の半分)に変えて方法1と同じ操作で反応させた。
では先願方法より反応時間が1時間余分にかかるため、
反応時間の短縮を目的として加え方の検討を試みた。 方法4…方法2と同じ操作で、アビジン試薬4および抗
体3Cの試薬6の濃度を変えて測定を行なった。すなわ
ち、アビジン試薬4の濃度を20μg/ml(方法2の
場合の2倍濃度)とし、その25μl(方法2の場合の
液量の半分)を試薬1〜3の混合液に加えて1時間反応
させた後、濃度を100μg/ml(方法2の場合の2
倍濃度)とした抗体3Cの試薬6を25μl(方法2の
場合の液量の半分)加えて1時間反応させた。 方法5…方法4において、最初に混合する試薬3(抗体
3A)の濃度を20μg/ml(方法4の場合の2倍濃
度)として25μl(方法4の場合の液量の半分)と
し、他の操作は方法4の場合と同じにして反応させた。 方法6…アビジン試薬4および抗体3Cの試薬6の濃
度、量を方法4と同じにし、これらを試薬1〜3の混合
液に別々に加えるのではなく、同時に加えて1時間反応
させた。 方法7…方法1と同じ操作で、試薬3(抗体3A)の濃
度を20μg/ml(方法1の場合の2倍濃度)として
その量を25μl(方法1の場合の液量の半分)に変
え、また試薬6(抗体3C)も100μg/ml(方法
1の場合の2倍濃度)として25μl(方法1の場合の
液量の半分)に変えて方法1と同じ操作で反応させた。
【0017】方法4〜7により得られた試料について吸
光度測定を行なった結果を図4に示す。図4の結果から
分かるように、先願方法に比較し、本発明の方法4〜7
のいずれにおいても、測定感度が上昇した。さらに方法
6、7は前記先願方法と同じ反応時間でありながら、検
量線は方法4、5とほぼ同一の傾向が認められた。
光度測定を行なった結果を図4に示す。図4の結果から
分かるように、先願方法に比較し、本発明の方法4〜7
のいずれにおいても、測定感度が上昇した。さらに方法
6、7は前記先願方法と同じ反応時間でありながら、検
量線は方法4、5とほぼ同一の傾向が認められた。
【0018】(PAPの濃度検討)前記方法6と同じ操
作で試薬6のPAPの濃度を100、200、400μ
g/mlと変化させたところ、図5に示すように、PA
P濃度が200μg/mlである場合が最の検量線の立
ち上がりが望ましく、先願方法の2倍の感度が確認でき
た。PAP濃度が400μg/mlである場合は200
μg/mlの場合と同様の傾向が認められた。
作で試薬6のPAPの濃度を100、200、400μ
g/mlと変化させたところ、図5に示すように、PA
P濃度が200μg/mlである場合が最の検量線の立
ち上がりが望ましく、先願方法の2倍の感度が確認でき
た。PAP濃度が400μg/mlである場合は200
μg/mlの場合と同様の傾向が認められた。
【0019】(測定感度の検討)前記方法6の操作で、
PAP濃度を200μg/mlとし、試薬1の濃度を
0、0.1、0.25、0.625、1.25、5.0
ng/mlとして6重測定を行ない、その平均値より測
定感度の検討を行なった。その結果、図6に示すよう
に、1.25ng/mlまでのCEAが測定可能であっ
た。この結果から、おおよそ、最高1.0ng/ml程
度までの測定が可能ではないかと思われる。
PAP濃度を200μg/mlとし、試薬1の濃度を
0、0.1、0.25、0.625、1.25、5.0
ng/mlとして6重測定を行ない、その平均値より測
定感度の検討を行なった。その結果、図6に示すよう
に、1.25ng/mlまでのCEAが測定可能であっ
た。この結果から、おおよそ、最高1.0ng/ml程
度までの測定が可能ではないかと思われる。
【0020】
【実施例2】α−フォトプロテイン(AFP)の測定に
ついても、本発明を「アビジン−ビオチン系サンドイッ
チEIA」に応用し、検討を行なった。この測定には、
下記試薬以外は前記と同様の試薬やプレート等を使用し
た。 試薬7(抗原2に相当)…AFPをウサギ血清中に0、
10、20、40、100、250あるいは500ng
/ml含ませたもの。 試薬8(抗体3Bに相当)…ビオチン標識抗ヒトAFP
抗体をTris緩衝液中に5μg/ml含ませたもの。 試薬9(抗体3Aに相当)…ペルオキシターゼ標識抗ヒ
トAFP抗体をウサギ血清に50μg/ml含ませたも
の。
ついても、本発明を「アビジン−ビオチン系サンドイッ
チEIA」に応用し、検討を行なった。この測定には、
下記試薬以外は前記と同様の試薬やプレート等を使用し
た。 試薬7(抗原2に相当)…AFPをウサギ血清中に0、
10、20、40、100、250あるいは500ng
/ml含ませたもの。 試薬8(抗体3Bに相当)…ビオチン標識抗ヒトAFP
抗体をTris緩衝液中に5μg/ml含ませたもの。 試薬9(抗体3Aに相当)…ペルオキシターゼ標識抗ヒ
トAFP抗体をウサギ血清に50μg/ml含ませたも
の。
【0021】(先願方法)前記ビオチンB結合プレート
(図2の1)に、試薬7(抗原2)を20μl、試薬8
(抗体3B)および試薬9(抗体3A)をそれぞれ50
μlずつ加え、室温放置により2時間反応させた。試薬
1の濃度は前述の種々の濃度に変化させた。その後の処
理は前記実施例1における先願方法と同じである。
(図2の1)に、試薬7(抗原2)を20μl、試薬8
(抗体3B)および試薬9(抗体3A)をそれぞれ50
μlずつ加え、室温放置により2時間反応させた。試薬
1の濃度は前述の種々の濃度に変化させた。その後の処
理は前記実施例1における先願方法と同じである。
【0022】(本発明の方法) 方法8…先願方法のように、試薬7〜9を混合後、アビ
ジン試薬4の濃度を20μg/mlにして25ml加
え、さらにPAP試薬6の濃度を200μg/mlとし
て25μl加え、1時間反応させた。他の操作は先願方
法と同じである。 方法9…試薬9の濃度を30μg/mlに変え、2時間
反応後、濃度20μg/mlのアビジン試薬4を20μ
l、濃度200μg/mlのPAPを25μl加えて1
時間反応させた。他の操作は方法8と同じである。
ジン試薬4の濃度を20μg/mlにして25ml加
え、さらにPAP試薬6の濃度を200μg/mlとし
て25μl加え、1時間反応させた。他の操作は先願方
法と同じである。 方法9…試薬9の濃度を30μg/mlに変え、2時間
反応後、濃度20μg/mlのアビジン試薬4を20μ
l、濃度200μg/mlのPAPを25μl加えて1
時間反応させた。他の操作は方法8と同じである。
【0023】図7はこのようにして反応させたものにつ
いての吸光度の測定結果を示すものである。図7に示す
ように、本発明による方法8、9によれば、先願方法に
比較して、感度が約2倍に増大していることが分かる。
また、方法9は方法8に比較して試薬9の濃度が約半分
程度であるが、ほぼ同一傾向の検量線が作製された。こ
のことにより、本発明の方法によれば、標識抗体3Aの
量を削減できる反面、感度を増大させることが確認でき
た。
いての吸光度の測定結果を示すものである。図7に示す
ように、本発明による方法8、9によれば、先願方法に
比較して、感度が約2倍に増大していることが分かる。
また、方法9は方法8に比較して試薬9の濃度が約半分
程度であるが、ほぼ同一傾向の検量線が作製された。こ
のことにより、本発明の方法によれば、標識抗体3Aの
量を削減できる反面、感度を増大させることが確認でき
た。
【0024】以上の説明は、アビジン−ビオチン反応を
利用したBF分離法について説明したが、本発明は従来
法である抗体あるいは抗原を固定しておく図8に示した
方法にも適用できる。本発明において、リガンドである
標識した物質としては、蛋白質およびその類似物質ない
し誘導体、あるいは他の有機化合物およびその類似物質
ないし誘導体が含まれる。
利用したBF分離法について説明したが、本発明は従来
法である抗体あるいは抗原を固定しておく図8に示した
方法にも適用できる。本発明において、リガンドである
標識した物質としては、蛋白質およびその類似物質ない
し誘導体、あるいは他の有機化合物およびその類似物質
ないし誘導体が含まれる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、標識した物質をリガン
ドとしてこのリガンドに対して抗体を架橋的に結合した
ので、感度を増大させることができ、かつ標識抗体また
は標識抗原量を削減でき、経済化が達成できる。
ドとしてこのリガンドに対して抗体を架橋的に結合した
ので、感度を増大させることができ、かつ標識抗体また
は標識抗原量を削減でき、経済化が達成できる。
【図1】本発明によるBF分離法の一例を示す原理図で
ある。
ある。
【図2】本発明との比較に供した先願方法の原理図であ
る。
る。
【図3】本発明の実施例1の検量線図である。
【図4】前記実施例1におけるPAPの加え方の検討結
果を示す検量線図である。
果を示す検量線図である。
【図5】前記実施例1におけるPAPの濃度の検討結果
を示す検量線図である。
を示す検量線図である。
【図6】前記実施例1における測定感度の検討結果を示
す検量線図である。
す検量線図である。
【図7】本発明の実施例2の検量線図である。
【図8】従来の測定方法の原理図である。
1 固相 2 抗原 3、3A〜3C 抗体 AV アビジン B ビオチン E 酵素
Claims (1)
- 【請求項1】抗原または抗体に標識した物質をリガンド
とし、該リガンドに抗体を架橋的に結合させ、該結合体
を固相に結合させて分離することを特徴とする免疫学的
測定用BF分離法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13550691A JPH05322893A (ja) | 1991-05-11 | 1991-05-11 | 免疫学的測定用bf分離法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13550691A JPH05322893A (ja) | 1991-05-11 | 1991-05-11 | 免疫学的測定用bf分離法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05322893A true JPH05322893A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=15153355
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13550691A Pending JPH05322893A (ja) | 1991-05-11 | 1991-05-11 | 免疫学的測定用bf分離法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05322893A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0813064A1 (en) * | 1996-06-10 | 1997-12-17 | Bayer Corporation | Method for amplification of the response signal in a sandwich immunoassay |
-
1991
- 1991-05-11 JP JP13550691A patent/JPH05322893A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0813064A1 (en) * | 1996-06-10 | 1997-12-17 | Bayer Corporation | Method for amplification of the response signal in a sandwich immunoassay |
| AU714613B2 (en) * | 1996-06-10 | 2000-01-06 | Bayer Corporation | Method for amplification of the response signal in a sandwich immunoassay |
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