JPH05323109A - 光学反射素子 - Google Patents

光学反射素子

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JPH05323109A
JPH05323109A JP15130792A JP15130792A JPH05323109A JP H05323109 A JPH05323109 A JP H05323109A JP 15130792 A JP15130792 A JP 15130792A JP 15130792 A JP15130792 A JP 15130792A JP H05323109 A JPH05323109 A JP H05323109A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxide layer
film
metal film
silicon substrate
optical
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP15130792A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Morishita
一郎 森下
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄型化に対応でき、かつ生産コストが低減さ
れる光学反射素子を得る。 【構成】 表面が熱処理されて酸化層13が形成された
シリコン基板12と、酸化層13の表面に蒸着されるな
どして形成された高反射率の金属皮膜14と、前記金属
皮膜14上に形成された酸化防止皮膜15とから光学反
射素子11が形成されている。シリコン基板12を使用
することにより、厚さを薄くしても剛性が保たれる。ま
た、シリコン基板12の表面に酸化層13を形成するこ
とにより、金属皮膜14が蒸着などにより密着されやす
くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ピックアップ等の各
種光学機器においてレーザ光等を反射させてその光路を
変更するために用いる光学反射素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ピックアップ等に使用される光
の光路を変更させるための光学反射素子として反射ミラ
ー(鏡)があり、その一例を図4に示す。図4は従来の
反射ミラーの構成を示す断面図である。図4に示すミラ
ー1は、いわゆるK5,BK7等のようなクラウン系の
ガラス材料を用いて平板形状または三角プリズム形状に
形成されたガラス基板2と、この基板2上に誘電体皮膜
として形成された例えば高屈折率部材のZnS(屈折率
n1=2.35)よりなる皮膜3と低屈折率部材のMgF
2(屈折率n2=1.38)よりなる皮膜4とを有してい
る。前記誘電体皮膜3及び誘電体皮膜4は交互に成膜さ
れて、この2種類の皮膜3及び皮膜4の厚さの合計d
が、
【0003】
【数1】nd=λ/4 [但し (λ:波長),(n:n1とn2とによる誘電体
皮膜の実質的屈折率)]となるように形成されている。
このように、皮膜を形成すれば入射されたレーザ光など
が高い反射率にて反射され、この反射面への入射角度に
応じてその進路を変更することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年光学機器の小型化
及び軽量化が要望されいる。このため、上記構成のミラ
ー1では、三角プリズム形状のものより平板形状のもの
が多く採用され、基板2の薄型化により小型軽量化に対
応するようにしている。
【0005】しかしながら、基板2の材料としてガラス
を用いたため、小型軽量化するにあたり前記基板2の厚
みを薄くした場合、基板自体が外力による剛性が低くく
なり、例えば他の部材等に接着する場合に湾曲(歪み)
が生じる等の課題があり、薄型化に限界がある。また、
上記のようにガラス基板2を薄型化する場合には、研磨
工程等が確立されていないためこの作業に時間的,経済
的負担がかかり、生産コストが増加するという課題を生
じる。
【0006】そこで本発明は上記課題を解決するために
なされたものであり、薄型化に対応でき、かつ生産コス
トが低減される光学反射素子を提供することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、シリコン基板と、この基板表面を熱
処理して形成した酸化層と、この酸化層上に成膜された
光反射層とから成ることを特徴とし、前記光反射層は、
金属膜とこの金属膜上に成膜された酸化層により構成さ
れ、または前記光反射層が、多層に成膜された誘電体皮
膜により構成されるものである。
【0008】
【作用】上記構成では、基板としてシリコン基板を使用
することにより、基板を薄くでき且つ剛性も保たれる。
また、シリコン基板は薄型化技術及び研磨技術が確立さ
れているため量産が可能である。さらにシリコン基板の
表面を熱処理して酸化層を形成することにより、この酸
化層に対し金属膜や誘電体皮膜が付着しやすくなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明による光学反射素子の一実施例を示す
断面図である。図1に示す光学反射素子11は、集積回
路の基板に使用されるものと同様のシリコン基板(シリ
コンウエハー)12が使用されている。この基板12
は、回路基板と同様に所望の厚さに研磨された後、適宜
切断されて微小チップとなっている。また、この基板1
2の表面は熱処理されて酸化層13すなわち石英ガラス
と同じSiO2層が形成されている。
【0010】前記酸化層13上には、例えば780nm
付近の波長のレーザ光に対する反射率の高い金属皮膜1
4が形成されている。この金属皮膜14は、アルミニウ
ム(反射率86.3%),銀(反射率98.7%),金
(反射率97.8%),銅(反射率98.1%)等であ
り、これらが真空蒸着などの適宜方法により成膜されて
いる。前記基板12の表面が熱処理されて酸化層13が
形成されていることにより、シリコン基板12に直接付
着しにくい前記金属皮膜14が付着されやすくなる。酸
化層13と金属皮膜14との密着強度が高いため、温
度,湿度等の環境変化の影響によって前記金属皮膜14
が剥離等を生じることがなくなり、環境変化により特性
劣化を生じることのない光学反射素子が形成できる。
【0011】前記金属皮膜14上には、酸化防止皮膜1
5が形成されている。この酸化防止皮膜15は、SiO
2(酸化珪素)を上記同様に真空蒸着等の適宜方法によ
り蒸着することにより形成される。この酸化防止皮膜1
5は、(λ/2)の厚さに成膜されることが好ましい。
この厚さに成膜することにより所定波長λのレーザ光な
どの入射光と金属皮膜14により反射された反射光とに
位相差が生じなくなり、入射光と反射光との干渉が生じ
なくなる。
【0012】図2は本発明の他の実施例に係る光学反射
素子の構造を示す概略断面図である。図2に示す光学反
射素子21は、図1に示したもと同様に集積回路の基板
に使用されるのと同様のシリコン基板12が使用され、
その表面が熱処理されて酸化層13が形成されている。
【0013】前記酸化層13上には、通常のガラスミラ
ーの表面に形成されるのと同様な誘電体皮膜が形成され
ている。この誘電体皮膜は、例えば高屈折率部材のZn
S(屈折率2.35)皮膜3と、低屈折率部材のMgF2
(屈折率1.38)皮膜4とが交互に成膜されることに
より形成されている。これら2種類の皮膜厚さの合計n
dが従来例と同様に
【0014】
【数1】nd=λ/4 に適合するように形成されている。このように、皮膜を
形成すれば入射されたレーザ光などが高い反射率により
反射される。
【0015】以上のような構成の各実施例よれば、薄型
化技術及び研磨技術が確立されているシリコン基板12
を使用することにより、薄型化に対応でき、かつ生産コ
ストを低減することができる。またシリコン基板の表面
に酸化層を形成することにより、金属皮膜や誘電体皮膜
が高い密着強度により付着されるようになる。
【0016】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく様々に変形実施が可能である。例えば上記各実
施例では、基板12の表面を熱処理して形成された酸化
層13と、この酸化層13上に形成された金属皮膜14
または誘電体皮膜3,4とにより反射部材を構成するよ
うに説明したが、シリコン(Si)の反射率(30%)
程度で使用可能な光学装置であれば表面に酸化層が形成
されたシリコン基板12をそのまま光学反射素子として
用いてもよい。
【0017】また、シリコンはガラスに比べて剛性が高
いため面精度を保ったまま極めて薄くすることができる
が、機器の光学系のミラーとして用いる場合には、固定
する必要がある。固定には一般的に接着材が用いられる
が、板厚を薄くしすぎると接着歪みが問題となる。この
ため、薄膜基板として使用し且つ、接着による歪みを解
消するため、図3に示すようにシリコン基板を断面コ字
状に形成し、その外周部分に例えばアクリル系の紫外線
硬化樹脂をポンティングして、接着固定する構成の光学
反射素子16としてもよい。そして、このようなコ字状
の加工は、異方性エッチング法等により容易にできる。
【0018】さらに、上記のようなミラーを多面に設け
た構成として、いわゆるポリゴンミラーとして適用して
もよい。この場合ポリゴンミラーの多角面に図1または
図2などに示す薄板状の光学反射素子を接着してもよい
し、あるいは多角形の面を有するシリコン基板を形成
し、このシリコン基板の多角面を酸化処理して酸化層の
表面に金属皮膜または誘電体皮膜を形成してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、薄型化に
対応でき、かつ生産コストが低減される光学反射素子を
提供することができる。特にシリコン基板の表面を熱処
理して酸化層を形成することにより、金属皮膜や誘電体
皮膜がシリコン基板に付着しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学反射素子の一実施例に係る光
学反射素子の構造を示す概略断面図である。
【図2】本発明による光学反射素子の他の実施例に係る
光学反射素子の構造を示す概略断面図である。
【図3】本発明による光学反射素子の一実施例に係る光
学反射素子の固定方法の一例を示す概略断面図である。
【図4】従来の光学反射素子の一例としてのミラーの構
造を示す概略断面図である。
【符号の説明】
11,16,21 光学反射素子 12 シリコン基板 13 酸化層 14 金属皮膜 15 酸化防止皮膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板と、この基板表面を熱処理
    して形成した酸化層と、この酸化層上に成膜された光反
    射層とから成ることを特徴とする光学反射素子。
  2. 【請求項2】 前記光反射層は、金属膜とこの金属膜上
    に成膜された酸化層である請求項1記載の光学反射素
    子。
  3. 【請求項3】 前記光反射層は、多層に成膜された誘電
    体皮膜である請求項1記載の光学反射素子。
JP15130792A 1992-05-19 1992-05-19 光学反射素子 Withdrawn JPH05323109A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15130792A JPH05323109A (ja) 1992-05-19 1992-05-19 光学反射素子

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JP15130792A JPH05323109A (ja) 1992-05-19 1992-05-19 光学反射素子

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Publication Number Publication Date
JPH05323109A true JPH05323109A (ja) 1993-12-07

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JP15130792A Withdrawn JPH05323109A (ja) 1992-05-19 1992-05-19 光学反射素子

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007534970A (ja) * 2003-07-01 2007-11-29 ローズマウント・エアロスペース・インコーポレーテツド 広角度走査用のシリコン基板上の硬く平坦なミラー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007534970A (ja) * 2003-07-01 2007-11-29 ローズマウント・エアロスペース・インコーポレーテツド 広角度走査用のシリコン基板上の硬く平坦なミラー

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