JPH05328968A - 希ガスによる酵素活性の調節方法 - Google Patents

希ガスによる酵素活性の調節方法

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JPH05328968A
JPH05328968A JP4160460A JP16046092A JPH05328968A JP H05328968 A JPH05328968 A JP H05328968A JP 4160460 A JP4160460 A JP 4160460A JP 16046092 A JP16046092 A JP 16046092A JP H05328968 A JPH05328968 A JP H05328968A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】酵素を希ガスと接触させることにより、酵素の
活性を調節する。活性を調節する酵素としては、オキシ
ドレダクタ−ゼ、ヒドロラ−ゼ、リア−ゼ、トランスフ
ェラ−ゼ、イソメラ−ゼ、リガ−ゼが対象となり、単独
であっても、2種以上の混合物であってもよい。希ガス
としては、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノンが
用いられ、1種単独であっても、2種以上の混合物であ
っても、希ガス以外のガスとの混合物であってもよい。
使用する希ガス、温度を変えることにより酵素活性の抑
制、増強を調節することができる。 【効果】単純かつ簡便に酵素活性の調節ができる。ま
た、酵素毎に特別に設計された試薬もしくは酵素の基質
と構造的に関連性を有する酵素毒を用意する必要もな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】この発明は、希ガスによって酵素活性を
調節する方法に関する。
【0002】
【背景の説明】希ガスであるヘリウム(He)、ネオン
(Ne)、アルゴン(Ar)、クリプトン(Kr)、キ
セノン(Xe)およびラドン(Ra)の、他の原子との
化学結合に参加する能力は非常に限られたものである。
一般に、クリプトン、キセノンおよびラドンのみがフッ
素および酸素のような他の原子と反応するが、それによ
り形成された化合物は爆発的に不安定である。 F.A.Cot
ton および G.Wilkinsonによる Advanced Inorganic Ch
emistry ( Wiley、第3版)を参照。しかしながら、一
般に希ガスは化学的に不活性ではあるものの、キセノン
が、麻酔のような生理学的効果を現わすことが知られて
いる。他の生理学的効果も、窒素のような他の不活性ガ
スについて観察されており、窒素は、例えば、深海ダイ
ビングにおいて非常に高い圧力の下で用いられる場合に
は昏睡状態を引き起こすことが知られている。
【0003】Schreiner に対する米国特許第 3,183,171
号には、アルゴンおよび他の不活性ガスが真菌の成長速
度に影響を与え得ること、およびアルゴンが魚および海
産物の保存性を改善することが報告されている。Schves
ter に対する米国特許第 4,946,326号、JP 52105232 、
JP 80002271 、JP 77027699 。しかしながら、これらの
観察に対する根本的な理解の欠如が、それらの結果の解
釈を、不可能ではないとしたならば、困難にしているこ
とは明らかである。その上、これらの研究に、酸素を含
む多くのガスの混合物が用いられたという事実が、その
ような観察の意義を不明瞭なものにしている。さらに、
これらの研究の幾つかは、高圧および凍結温度で行なわ
れている。そのような高圧では、観察された結果が、細
胞成分および酵素自身の圧力損傷によるものであったこ
とが考えられる。
【0004】例えば、Schreiner は、1964ないし1966年
に、深海ダイビング、潜水艦および航空宇宙機のための
適切な閉じ込め大気の開発に関する研究における不活性
ガスの、特に麻酔効果に関する生理学的効果を文書にし
ている。この研究の結果は、3本の報告にまとめられて
おり、それぞれ、海軍省海軍研究所(the office ofNav
al Research, Department of the Navy)に宛てて作成
された「技術報告.アルゴン、ヘリウムおよび希ガス類
の生理学的効果」との題目がつけられている。Contract
Nonr 4115(00)、NR: 102-597。この研究の最後の3
本の概要および要約は、公開された。
【0005】要約の1つである「不活性ガス相互作用お
よび酵素的に活性なタンパク質に対する効果」 Fed.Pro
c.26:650 (1967)では、局部的な昇圧で、希ガスおよ
び他の不活性ガスが、生来のままの動物(昏睡状態)お
よび微生物並びに哺乳動物細胞系(成長阻害)において
生理学的効果を生じるという観察を改めて記述してい
る。
【0006】第2の要約である「化学的に不活性なガス
の生物学的活性についての可能な分子機構」In:Inter
n. Congr. Physiol.Sci. 、23rd、Tokyo では、種々の
レベルの細胞性器官で、高圧で、不活性ガスが生物学的
活性を示すという観察を改めて記述している。
【0007】また、希ガスの一般的な生物学的効果の概
要が Schreinerにより公開されており、その中では、彼
の初期の研究の主要な結果が再録されている。「ヘリウ
ム−キセノン系元素の一般的な生物学的効果」 Fed. Pr
oc. 27:872-878 (1986)。
【0008】しかしながら、1969年、Behnkeらが Schre
inerの主要な結論に反駁した。Behnkeらは、Schreiner
によって初期に報告された効果は再現性がなく、静水圧
力からそれ単独で起こる、すなわち、酵素に対する希ガ
スの効果は見られないと結論付けた。「高圧での、不活
性ガスによる影響を受けた酵素- 触媒反応」 J. FoodSc
i. 34:370-375 。
【0009】基本的に、Schreiner の研究は、化学的に
不活性なガスは細胞部位に対して酸素分子と競合し、酸
素置換は不活性ガス濃度に対する酸素の割合に依存する
という仮説に基づいていた。この仮説は、亜酸化窒素を
用いて観察される、最も重大な観測された効果としては
いまだ示されておらず(抑制効果のみが観察されてい
る)、酸素分圧から独立していることが見出された。そ
の上、観測された抑制は、亜酸化窒素添加大気当りわず
か 1.9%であった。
【0010】Schreiner の初期の研究に反駁するため
に、Behnkeらは、酵素に対する静水圧力の効果を独立に
試験し、Schreiner によって得られた結果を再現しよう
と試みた。Behnkeらは、キモトリプシン、インベルタ−
ゼおよびチロシナ−ゼのわずかな抑制が観察されるのに
必要な圧力を越えて窒素またはアルゴンのガス圧を上昇
させても、Schreiner の発見とは正反対に、抑圧のさら
なる増加は起こらないことを見出した。
【0011】Behnkeらの発見は、圧力が安定する際に解
放される単純な初期静水抑制(initial hydrostatic in
hibition)によって説明することができる。明らかに、
この発見は、Schreiner によって提唱された化学的なO
2 /不活性ガス相互依存では説明することができない。
Behnkeらは、高圧不活性ガスは、酵素を物理的に変える
ことによるよりも、酸素利用率を減少させることによ
り、非流体(すなわち、ゼラチン)系においてチロシナ
−ゼを抑制すると結論付けた。この結論は、Schreiner
の発見と真っ向から対立する。
【0012】Behnkeらの反駁に加えて、Schreiner によ
って報告された結果は、同様に他の理由により、不可能
というわけではないのであれば、説明が困難である。
【0013】第1に、全ての分析は非常に高い圧力で行
われており、静水圧効果の制御が行なわれていない。
【0014】第2に、多くの場合、種々の希ガスの間に
も、また希ガスと窒素との間にも重要な差異は見出され
ていない。
【0015】第3に、酵素の純度が用いられたように、
これらの研究時においては、作用および抑制の酵素モ−
ドについての知識は非常に貧しいものであった。酵素活
性を混乱させることがなく、または異なるガスの有効性
を評価するに十分な程度の解像性で測定が行なわれたこ
とが確実であるとすることは不可能である。さらに、作
用のどのモ−ドも、無試験の仮説としてしか説明するこ
とができない。
【0016】第4に、種々のガスの間の溶解度の相違は
制御されておらず、結果において考慮もされていない。
【0017】第5に、全ての試験は、1気圧の空気に加
えて高圧の不活性ガスを用いて行なわれており、酸素圧
力の制御が不十分である。
【0018】第6に、報告されたガスの効果は全て抑制
のみである。
【0019】第7に、作業の全ての手順が十分に記述さ
れていないだけではなく、実験的に制御されていない可
能性がある。さらに、酵素反応開始後の長い遅滞がそれ
に続く反応の全工程を妨げ、その結果、最も高い可読性
の変化率の損失を招いている。
【0020】第8に、報告されたデ−タの範囲は少数の
観察に基づく高い可変性を有しており、このため重要性
が排除されている。
【0021】第9に、観察された抑制のレベルは、高圧
においてさえ非常に小さい。
【0022】第10に、酵素濃度への依存を報告する研究
では、有意な使用に耐える図面が報告されていない。
【0023】第11に、低圧、すなわち<2気圧での不活
性ガスの抑制能力の研究は、全て、実際のデ−タではな
く、高圧での測定から補外されたラインに基づいて主張
されている。
【0024】最後に、これは繰り返す価値のあることで
あるが、Behnkeらの結果は、幾つかの決定的な点におい
て、Schreiner によって報告された結果を明らかに否定
する。その主たるものは、高圧効果が小さく、Schreine
r によっては制御されていない静水効果がそれらの研究
における間違った結論の主な原因となっている点であ
る。
【0025】加えて、キセノン、亜酸化窒素およびハロ
タンが微粒子シアリダ−ゼの活性を増強することがSand
hoffらにより、FEBS Letters、62巻、 3号(1976年 3
月)に報告されてはいるが、これらの結果は、この研究
に用いられた酵素の純度が非常に低いために疑問であ
り、おそらく粒子中のオキシダ−ゼの抑制によるもので
あろう。
【0026】以下は、上記特許および刊行物をまとめ、
およびそれらに関連する他のものに言及するために示す
ものである。
【0027】Behnkeら(1969)は、酵素触媒反応は高圧
で不活性ガスにより影響を受けることを開示する。J. F
ood. Sci. 34:370-375 。
【0028】Schreiner ら(1967)は、酵素的に活性な
タンパク質に対する不活性ガスの相互作用および効果を
記述している。Abstract No.2209. Fed. Proc. 26 :65
0 。
【0029】Schreiner, H.R. 1964、技術報告(Techni
cal Report)には、アルゴン、ヘリウムおよび希ガスの
生理学的効果が記述されている。Contract Nonr 4115
(00)、NR:102-597 。海軍研究所、ワシントン D.C. Schreiner, H.R. 1965、技術報告(Technical Report)
には、アルゴン、ヘリウムおよび希ガスの生理学的効果
が記述されている。Contract Nonr 4115(00)、NR:10
2-597 。海軍研究所、ワシントン D.C. Schreiner, H.R. 1966、技術報告(Technical Report)
には、アルゴン、ヘリウムおよび希ガスの生理学的効果
が記述されている。Contract Nonr 4115(00)、NR:10
2-597 。海軍研究所、ワシントン D.C. 上述の研究は、いずれも、処理ガスが酵素活性部位と相
互作用することを示す、実験に基づく結論ではないこと
は重要である。
【0030】それにもかかわらず、現時点では、酵素活
性が幾つかの方法で抑制されることが知られている。例
えば、多くの酵素は、それらの通常の基質と構造的に関
連する特定の毒によって抑制されることがある。代わり
に、多くの異なる試薬が、標的酵素の特定の不活性化剤
であることが知られている。一般に、これらの試薬は、
酵素の活性部位に化学修飾を施して触媒活性の損失、活
性部位指向性の非可逆的不活性化または親和性標識を誘
発する。C.Walsh による「酵素反応機構(Enzymatic Re
action Mechanisms )」(W.H. Freeman&Co., 1979 )
を参照。代わりに、特定の多酵素配列(multi-enzyme s
equence )が、調節またはアロステリック酵素として知
られている酵素によって調節されることが知られてい
る。A.L. Leninger 、Bioenergetics (Benjamin/Cumm
ings Publishing Co. 、1973)を参照。 しかしなが
ら、酵素活性の調節へのより簡単なアプロ−チが予測可
能かつ制御可能な方法でなされたならば、非常に好都合
であろう。さらに、酵素活性を、予測可能かつ制御可能
な方法で選択的に抑制もしくは増強する手段が見出され
たならば、非常に好都合であろう。
【0031】
【発明の概要】したがって、この発明は、単純かつ簡便
な方式で酵素活性を調節する方法を提供することを目的
とする。
【0032】また、この発明は、標的酵素を不活性化す
るよう構造的に設計された試薬を用いることなく、酵素
活性を調節する方法を提供することをも目的とする。
【0033】また、この発明は、通常の酵素基質と構造
的に関連する酵素毒(enzyme poisons)を用いることな
く、酵素活性を調節する方法を提供することをも目的と
する。
【0034】さらに、この発明は、最適相対酵素基質濃
度を移行させる方法を提供し、物理パラメ−タに関して
最適の反応条件を修飾することを目的とする。
【0035】上述の目的および以下の記述からより明確
になるであろう事項は、1種もしくはそれ以上の酵素を
1種もしくはそれ以上の希ガスを含有するガスと接触さ
せることを必要とする酵素活性の調節方法により与えら
れる。
【0036】
【好ましい態様の詳細な説明】この発明によると、驚く
べきことに、1種もしくはそれ以上の酵素を1種もしく
はそれ以上の希ガスを含むガスと接触させることによ
り、制御された予測可能な方式で酵素活性を調節できる
ことが見出された。さらに驚くべきことに、希ガスは、
低圧でさえ、かつ広い温度範囲にわたって、酵素に対す
る有意の効果を有することが見出された。
【0037】実際、この発明は、幾つかの理由により全
く驚くべきものである。第1に、この発明によると、酵
素の調節を低圧で行なうことが可能である。しかしなが
ら、より高い圧力を用いることもできる。第2に、例え
ば、窒素、酸素、二酸化炭素、一酸化炭素および亜酸化
窒素のような他のガスを含む希ガスの混合物を用いて優
れた結果を得ることも可能である。一般に、この発明に
おける希ガスに加えてガス混合物中にいかなるガスを用
いることもできる。しかしながら、最も典型的には、そ
のような他のガスには酸素、窒素および二酸化炭素が含
まれる。
【0038】ここで用いられる「希ガス」という用語
は、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノ
ンまたはラドンの群からのいかなるガスをも意味するも
のである。しかしながら、一般に、ネオン、クリプトン
またはキセノンを用いることが好ましい。これは、単
に、ヘリウムの溶解度が低く、かつ適用系からの逸脱速
度が大きく、およびラドンは放射活性を有し危険である
ためである。
【0039】この発明によると、単一の純粋な希ガスを
用いることができ、また希ガスの混合物を用いることも
できる。例えば、全ガス容量を基にした容量%でKr約
90%およびXe10%の組成を有する、安価な製造プラン
ト分離流ガス(offstream gas )を用いることが好都合
である。しかしながら、例えば、1種もしくはそれ以上
の希ガスと、窒素、六フッ化硫黄、酸化炭素(carbon o
xygen )もしくは酸素のような他のガスとの混合物を用
いることもできる。
【0040】この発明によると、酵素活性に対する1種
もしくはそれ以上の希ガスの効果は、水溶液もしくは有
機溶液、分散液、懸濁液またはゲルのような他のタイプ
のマトリックス中で観察されることが見出された。さら
に、調節された酵素は、支持体に結合されても結合され
なくてもよい。希ガスそれ自体は、溶液中にあっても、
大気中にあっても、あるいは結合されていてもよい。
【0041】この発明は、Joint Commission on Bioche
mical Nomenclature of the International Union of B
iochemistry and International Union of Pure and Ap
plied Chemistry によって分類された6種の酵素クラス
の全てを表わす酵素群が、低い圧力においてさえ、純粋
な希ガスもしくはそれらの混合物または他のガスとの混
合物とさせ接触させることにより、それらの活性が再現
可能に増強もしくは抑制されるという基本的な発見に基
づくものである。
【0042】この発明によると、この発明のガスおよび
ガス混合物は、酵素活性に対する速度論的および熱力学
的制御の両方に作用する。すなわち、いまや酵素反応の
速度および収量の両者を制御することが可能になったの
である。
【0043】反応混合物におけるこの発明のガスおよび
ガス混合物の溶解度はガスおよびガス混合物の測定され
る効果に影響を及ぼすが、溶解度が効果を全て決定する
わけではない。効果は、大きくは分極率、イオン性(io
nicity)、ファン・デル・ワ−ルス力および原子半径の
ような分子効果によるものである。一般に、この発明に
よると、温度を上昇させることは、溶解度を減少させる
ために利用可能なガスを制限し、効果を減少させる。し
かしながら、この効果の減少は、昇温に伴う分極の増加
によって相殺される。このため、約30℃以上の温度で、
ガスおよびガス混合物の増大した分極率は、ガスおよび
ガス混合物の効果として、溶解度特性よりも著しい影響
を有する。
【0044】一般に、標準温度および圧力(STP)よ
り上で希ガスおよび希ガス混合物のモル濃度を増加させ
ることにより、酵素に対する観測される効果は増大す
る。さらに、効果はガス分子と酵素との相互作用に基づ
くように思われ、これは他のガスの添加とは独立してお
り、しかし他のガスの添加により改善され強化され得る
ものである。特に、希ガスの混合物は純粋な希ガスと同
様の方式で振るまい、数種のガスの混合物は単一の希ガ
スを用いて観測された効果を模倣し、反対にし、または
改良する。
【0045】加えて、この発明によると、特定の希ガス
もしくはそれらの混合物が酵素活性を温度の関数として
抑制または増強し得ることが見出された。
【0046】さらにまた、この発明によると、一般に、
pH、温度、圧力、[E]および[S]の適当な条件の
下で、全ての酵素がこの発明による各希ガスにより特異
的に抑制され得ることが見出された。
【0047】この発明は、酵素が用いられるいかなる用
途における酵素活性の調節にも用いることができる。例
えば、この発明は、ペニシリンのような抗生物質の生
産;エタノ−ルおよび酢酸の生産;診断キットの製造;
ビ−ル、ワインおよびチ−ズのような発酵生成物の製
造;および大規模な酵素的変換一般に有利に用いること
ができる。
【0048】上述のように、この発明は酵素の活性の調
節に有利に用いることができるものであって、酵素は6
種の識別された酵素カテゴリ−のいずれからのものであ
ってもよい。以下の例は説明のために示すものであり、
限定することを意図するものではない。
【0049】特に、この発明は、例えば、デヒドロゲナ
−ゼ、オキシダ−ゼ、ペルオキシダ−ゼ、ヒドロキシダ
−ゼおよびオキシゲナ−ゼを含むオキシドレダクタ−ゼ
の調節に有利に用いることができる。オキシドレダクタ
−ゼの例としては、特に、チロシナ−ゼ、グルコ−スオ
キシダ−ゼ、アセトインデヒドロゲナ−ゼ、タウリンデ
ヒドロゲナ−ゼ、オクトパインデヒドロゲナ−ゼ、アゾ
ベンゼンレダクタ−ゼ、アセトインドキシルオキシダ−
ゼ、ハイポタウリンデヒドロゲナ−ゼ、シュ−ドモナス
シトクロ−ムオキシダ−ゼ、3-ヒドロキシアントラニレ
−トオキシダ−ゼ、クロリドペルオキシダ−ゼ、シトク
ロ−ムC3 ヒドロゲナ−ゼ、メリオテ−ト 3- モノオキ
シゲナ−ゼ、CDP-4- ケト-6- デオキシデグルコ−ス
レダクタ−ゼおよびルブレドキシンNaD+ レダクタ−
ゼおよびクロレ−トレダクタ−ゼを挙げることができ
る。しかしながら、いかなるオキシドレダクタ−ゼ類酵
素であっても使用することができる。
【0050】この発明によって調節し得る酵素の第2の
カテゴリ−は、トランスフェラ−ゼである。トランスフ
ェラ−ゼの例としては、特に、カルノシン N- メチルト
ランスフェラ−ゼ、3-オキソアシルアシル担体タンパク
シンセタ−ゼ、ラミナリボ−スホスホリラ−ゼ、ガラク
ト−ス 6- スルファリラ−ゼ、ジヨ−ドチロシンアミノ
トランスフェラ−ゼ、セドヘプチロキナ−ゼおよびサイ
コシンスルファロトランスフェラ−ゼ、8-グルタミルト
ランスペプチダ−ゼおよびアスパルテ−トアミノトラン
スフェラ−ゼを挙げることができる。しかしながら、い
かなるトランスフェラ−ゼであっても使用することがで
きる。
【0051】この発明によって調節し得る酵素の第3の
カテゴリ−は、エステラ−ゼ、ホスファタ−ゼ、グリコ
シダ−ゼおよびペプチダ−ゼを含むヒドロラ−ゼであ
る。
【0052】ヒドロラ−ゼの例としては、特に、ジヒド
ロクマリンヒドロラ−ゼ、β-D- グルコシダ−ゼ、α-
グルコシダ−ゼ、リボソホモシステイナ−ゼ、アシルム
ラミルアラニンカルボキシペプチダ−ゼ、ウレイドスク
シナ−ゼ、フロレチンヒドロラ−ゼおよび2-ハロ酸デハ
ロゲナ−ゼを挙げることができる。しかしながら、どの
ようなヒドロラ−ゼであっても用いることができる。
【0053】この発明によって調節することができる酵
素の第4のカテゴリ−は、例えば、デカルボキシラ−
ゼ、アルドラ−ゼおよびデヒドラタ−ゼを含むリア−ゼ
である。リア−ゼの例としては、特に、フェニルアラニ
ンアンモニアリア−ゼ、クエン酸シンセタ−ゼ、メチル
グリコキシルシンセタ−ゼ、ウレイドグリコレ−トリア
−ゼ、アリインリア−ゼ、コリスメ−トシンセタ−ゼお
よびアルキル水銀リア−ゼを挙げることができる。しか
しながら、いかなるリア−ゼであっても用いることがで
きる。
【0054】この発明によって調節することができる酵
素の第5のカテゴリ−は、例えば、ラセマ−ゼ、エピメ
ラ−ゼ、シス- トランスイソメラ−ゼ、分子内オキシド
レダクタ−ゼおよび分子内トランスフェラ−ゼを含むイ
ソメラ−ゼである。言及し得る例としては、特に、グル
コ−スホスフェ−トイソメラ−ゼ、UDPアラビノ−ス
4- エピメラ−ゼ、マレイルアセトアセテ−トイソメラ
−ゼ、コリスメ−トムタ−ゼおよびムコネ−トシクロイ
ソメラ−ゼを挙げることができる。しかしながら、いか
なるイソメラ−ゼであっても用いることができる。
【0055】この発明によって調節することができる酵
素の第6のカテゴリ−は、例えば、アミノ酸- RNAリ
ガ−ゼ、酸- チオ−ルリガ−ゼ、アミドシンセタ−ゼ、
ペプチドシンセタ−ゼおよびシクロリガ−ゼを含むリガ
−ゼである。特に、アセチルコリンシンセタ−ゼ、セリ
ル-2- RNAシンセタ−ゼ、カルノシンシンセタ−ゼお
よびメチルクロトニルCoAカルボキシラ−ゼを挙げる
ことができる。しかしながら、いかなるリガ−ゼであっ
ても用いることができる。
【0056】この発明は、一般に、酵素活性の調節方法
を提供するものであるが、さらに幾つかの特定の方法を
も提供する。
【0057】第1に、この発明は、1種もしくはそれ以
上の酵素を1種もしくはそれ以上の希ガスまたはそれら
の混合物を含むガスと接触させることによる酵素活性の
増強方法をも提供する。
【0058】第2に、この発明は、1種もしくはそれ以
上の酵素を1種もしくはそれ以上の希ガスまたはそれら
の混合物を含むガスと接触させることによる酵素活性の
抑制方法をも提供する。
【0059】第3に、この発明は、1種もしくはそれ以
上の酵素を1種もしくはそれ以上の希ガスまたはそれら
の混合物を含むガスと接触させることによる、1種もし
くはそれ以上の酵素の最適pHおよび/または温度を移
行させる方法を提供する。
【0060】第4に、この発明は、1種もしくはそれ以
上のオキシドレダクタ−ゼ類酵素を1種もしくはそれ以
上の希ガスまたはそれらの混合物を含むガスと接触させ
ることによる、オキシドレダクタ−ゼの酵素活性を調節
する特定の方法を提供する。
【0061】第5に、この発明は、1種もしくはそれ以
上のヒドロラ−ゼ類酵素を1種もしくはそれ以上の希ガ
スまたはそれらの混合物を含むガスと接触させることに
よる、ヒドロラ−ゼの酵素活性を調節する特定の方法を
も提供する。
【0062】第6に、この発明は、1種もしくはそれ以
上のリア−ゼ類酵素を1種もしくはそれ以上の希ガスま
たはそれらの混合物を含むガスと接触させることによ
る、リア−ゼの酵素活性を調節する特定の方法をも提供
する。
【0063】第7に、この発明は、1種もしくはそれ以
上のイソメラ−ゼ類酵素を1種もしくはそれ以上の希ガ
スまたはそれらの混合物を含むガスと接触させることに
よる、イソメラ−ゼの酵素活性を調節する特定の方法を
も提供する。
【0064】第8に、この発明は、1種もしくはそれ以
上のリガ−ゼ類酵素を1種もしくはそれ以上の希ガスま
たはそれらの混合物を含むガスと接触させることによ
る、リガーゼの酵素活性を調節する特定の方法をも提供
する。
【0065】第9に、この発明は、1種もしくはそれ以
上のトランスフェラ−ゼ類酵素を1種もしくはそれ以上
の希ガスまたはそれらの混合物を含むガスと接触させる
ことによる、トランスフェラ−ゼの酵素活性を調節する
特定の方法をも提供する。
【0066】第10に、この発明は、1種もしくはそれ以
上の酵素を1種もしくはそれ以上の希ガスまたはそれら
の混合物を含むガスと接触させることによる、最適相対
酵素- 基質濃度を変化させる方法をも提供する。
【0067】第11に、この発明は、2種もしくはそれ以
上の酵素の混合物における1種の酵素を選択的に調節す
る方法をも提供する。
【0068】これは重要なことであるが、6種の一般的
な酵素のカテゴリ−の各々から上に列挙した酵素の例
は、単に説明のために挙げたものであり、限定を意図す
るものではない。この発明に従うと、この発明によるガ
スおよびガス混合物を用いて、いかなる酵素であっても
調節することができる。例えば、M. Dixonおよび E.C.W
ebb による「酵素(Enzymes )」第3版(Academic Pre
ss)に記載されるいかなる酵素であっても、この発明に
よって調節することができる。
【0069】上述のように、一般に、1種もしくはそれ
以上の希ガスを含むガスは、単一で純粋な希ガスであっ
ても、または希ガスの混合物であってもよい。また、こ
のガスは、1種もしくはそれ以上の希ガスと上述の他の
ガスとの混合物であってもよい。
【0070】酵素はいかなる形態であってもよい。例え
ば、調節された酵素は、水溶液、水系もしくは有機溶液
中にあってもよい。酵素は、ゲルのような他のマトリッ
クス中にあってもよい。また、酵素は非結合もしくは結
合形態であってもよく、植物および他の組織のような細
胞もしくは生細胞中の結合形態であってさえよい。
【0071】例えば、結合酵素の調節にこの発明を用い
る場合には、多くのタイプの用途に用いることができ
る。例えば、結合酵素は、バッチリアクタ−、連続フロ
−撹拌タンクリアクタ−、充填床リアクタ−のようなカ
ラムリアクタ−、または流動床リアクタ−にさえ用いる
ことができる。
【0072】さらに、酵素抽出および精製のコストが禁
止的であり、またはその本来の環境から除去するときに
酵素が不安定である場合には、細胞内での結合酵素の使
用は好都合である。例えば、L−シトルリンはシュ−ド
モナス・プチダ(Pseudomonas putida)の固定細胞を用
いて調製することができ、ウロカニン酸はアクロモバク
タ・リキジウム(Achromobacter liquidium )の固定細
胞を用いて調製することができる。
【0073】さらに、この発明は、グルコ−スオキシダ
−ゼを用いるグルコ−スの測定に用いられる電極のよう
な酵素電極に伴う酵素活性の調節にも用いることができ
る。
【0074】この発明は、制御可能かつ予測可能な方式
での酵素活性の調節が望ましい場合に有利に用いること
ができる。
【0075】この発明をさらに記述するために、酵素の
6種の基本的なクラスの各々をより詳細に記載する。 I.オキシドレダクタ−ゼ 一般に、オキシドレダクタ−ゼ類酵素は希ガスによって
強く抑制される。しかしながら、抑制の量は1種の希ガ
スから他に、および1種の希ガス混合物から他に変化す
る。
【0076】キセノンは、オキシドレドクタ−ゼ反応の
速度に対して最も高い効果を示し、反応の最終平衡を低
下させる。他の希ガスは、全て、それらの溶解度および
分子特性の両者に依存して、より軽い程度に反応速度を
抑制し、かつ反応の最終平衡を低下させる。クリプトン
は、キセノンよりもいくらか軽い効果を有し、アルゴン
は低温で非常に活性である。したがって、この発明に従
い、周囲温度もしくは冷却温度のいずれを用いるかに依
存して、オキシドレダクタ−ゼ活性を最適化するために
異なるガス混合物を用いることができる。
【0077】1種もしくはそれ以上の希ガスまたはそれ
らの混合物を用いることにより、用いられる適格なガス
もしくは混合物、基質、温度およびガス圧に依存して、
種々のオキシドレダクタ−ゼ抑制が得られる。 II.トランスフェラ−ゼ 一般に、トランスフェラ−ゼ類酵素は抑制される。例え
ば、希ガスもしくはそれらの混合物により、アミノトラ
ンスフェラ−ゼは抑制され、トランスペプチダ−ゼは抑
制される。
【0078】一般に、クリプトンは最も高い抑制または
効果を示すが、トランスフェラ−ゼのサブクラスに依存
するいくらかの変動を伴う。反対に、ネオンは、用いら
れるトランスフェラ−ゼのサブクラスに依存して、最も
低い抑制および増強効果の両者を示す。 III .ヒドロラ−ゼ 一般に、全てのヒドロラ−ゼ類は、希ガスもしくはそれ
らの混合物によって強く増強される。
【0079】クリプトンが最も低い増強効果を示すのに
対して、キセノンが最も高い増強効果を示すことは注目
される。
【0080】しかしながら、所望であれば、ヒドロラ−
ゼも抑制することができる。 IV.リア−ゼ 一般に、リア−ゼ類酵素は、希ガスまたはそれらの混合
物により強くもしくは穏やかに増強される。しかしなが
ら、いくつかのガスは、次善の条件の下ではリア−ゼ酵
素活性を抑制する。
【0081】アルゴンが最も低い増強効果を示すのに対
して、キセノンは最も高い増強効果を示す。 V.イソメラ−ゼ 一般に、イソメラ−ゼ類酵素は、希ガスまたはそれらの
混合物により強くまたは穏やかに増強される。
【0082】しかしながら、アルゴンおよびそれを含有
する混合物は、高温では誘発されて酵素活性を抑制し得
る。 VI.リガ−ゼ(シンセタ−ゼ) 一般に、リガ−ゼ類酵素は、希ガスまたはそれらの混合
物により強く増強される。
【0083】この発明による、1種もしくはそれ以上の
希ガスの酵素活性に対する効果を測定する際に用いられ
るプロトコルを明確にするために、以下に典型的かつ例
示的な実験プロトコルを記述する。 一般的なプロトコル 溶液の調製: 酵素(ユニット/ml)および基質(μ
g/ml)を適当な緩衝液(酵素の最適pHおよびモル
濃度)中に希釈することにより最適W/V溶液を調製す
る。この溶液は、活性の損失を避けるために、直ちにガ
ス実験に用いられる。種々の酵素および基質濃度並びに
阻害剤を用いることができる。物理パラメ−タは要求に
応じて変化する。
【0084】分光分析装置: 実験は、温度制御され、
IBM PS/2 30パ−ソナル・コンピュ−タに接
続されたパ−キン・エルマ−・ラムダ6UV/VIS分
光分析器を用いて実行する。IBMには2種のソフトウ
ェア・パッケ−ジ(スペクトルの記録および観察のため
のPECSSまたはUVDM、速度論的研究のための改
良ENZFITTERおよびGrafit)をロ−ドす
る。
【0085】全域スペクトル: 最終反応混合物の他
に、酵素および基質種の全域スペクトルを取ることによ
り、酵素反応をリアルタイムで追跡するのに適切な波長
を決定することができる(主吸収ピ−クに相当する波
長)。吸収剤種は測定してブランクとする。種々の色原
体物質を用いることができ、特定の環境下では、色原体
反応を研究する酵素反応と一緒にすることができる。
【0086】希釈系列: ガス実験を進行させるための
最適酵素/基質比を見出すために、希釈系列を実行す
る。反応を最適条件で実行し、次いで最適範囲を超え
(superoptimal)、かつ下回る(suboptimal)範囲の基
質で行ない、その後、種々の抑制剤で行なう。
【0087】シリコ−ン密封キュベットの調製: 1 c
mの光透過性のアクリル製もしくは水晶製キュベットを
シリコ−ンラバ−・シ−ラ−で塞ぐ。このシリコ−ン
を、気密キュベットを得るために、48時間硬化させる。
キュベットを空気でパ−ジしてGC/MSで測定される
化学的なガス汚染物質を除去し、漏れの試験を行なう。
【0088】試料の調製: 気密シリンジを用いて、キ
ュベットに基質溶液 2mlを充填する。気密血清バイア
ルを酵素および溶媒で充填する。このキュベットおよび
血清バイアル中で、注入の間隔を 1時間あけて十分なガ
スを連続的に泡立て、ガスの平衡を最大にする。適切な
ガスを充填する前に、全てのシリンジおよびデッド・ス
ペ−スをパ−ジする。使用するガスの量は、必要とする
溶液を飽和するに十分な量であることを測定する。
【0089】コントロ−ル: T、P、他のガス、空気
の漏れ、材料、ガスの変性および試薬の品質、pHを含
む、妨害となる可能性のある全てのパラメ−タを制御す
る。意味を持つまで繰り返しを行なう。
【0090】分光分析タイム・ドライブ、反応速度、お
よび速度論的分析: 実行の40分前に、キュベットおよ
び血清バイアルをガスで飽和させる。空気との接触を避
けるために、ガス充填シリンジを用いて酵素溶液 0.5m
lを回収する。酵素 0.5mlをシリンジで同時に注入し
て、試料に共通の開始時間を生じせしめる。7種のガス
(空気、O2 、N2 、Ne、Ar、Kr、Xe)を、種
々の温度( 0ないし60℃)で実行する。大気に対する反
応の速度または最終平衡における変化を記録する。添加
した酸素、および脱酸素化との比較も行なう。いくつか
の試料は加圧下で調製する。 完全な実験プロトコル 完全な実験においては、最適pHおよび緩衝塩濃度の酵
素を、溶液中において5倍濃度の塩基、 1気圧(飽和溶
液)、10%および50%飽和、並びに 1.5および2気圧お
よび少なくとも1つのより高い圧力の希ガス、並びに 1
および 2気圧で全ガスの10%、20%および50%に相当す
る追加の酸素と反応させる。このときの各々の温度は 0
ないし65℃で 5℃ずつ上昇し、N2 、O2 、Ar、N
e、Kr、Xe、空気および特別な場合には他のガスを
用い、並びに上述のガスのデシル混合物を用い、加え
て、酵素を静水制御下で非常に高い圧力にさらす。コン
トロ−ルも、減圧により溶液を排除した後実行する。反
応は、走査分光分析器において、リアルタイムに熱量測
定により監視し、その信号を数学的に処理して速度およ
び収量の差異を得る。試料数は一定であり、結果の有意
性を確実にするに十分なものである。全てのパラメ−タ
は独立に制御および測定され、時折より複雑な実験が行
なわれる。
【0091】デ−タは、各試料キュベットについて1つ
のリアルタイム生成物形成プロット(標準速度曲線)の
形で得られる。これは、標準の手順で上書き(オ−バ−
レイ)され、各 6ないし12のキュベット実験について1
つのオ−バ−レイをなしている。そのようなオ−バ−レ
イを添付する。これらの曲線および全ての機器パタメ−
タを構築するX−Yデ−タ・ポイント表も作成する。こ
れらのデ−タをさらに変形して、曲線間の差異、収量間
の差異、速度間の差異、もしくは他の論理的な比較を計
算してもよい。これらは、いくつかの独立したソフトウ
ェア・プログラムを用いて計算する。これらのプログラ
ムは、単純もしくは複雑な普通の数学的表現、線形もし
くは非線形回帰曲線近似、log-標準変換、酵素的速度の
計算(Michaelis-Menten、Eadie-Hofstee 、Lineweaver
-Burk )、および多変量解析を利用している。
【0092】この発明をより完全に記述するために、以
下の例を参照するが、これらの例は単に説明のために提
示されたものであり、限定を意図するものではない。 クラスI.オキシドレダクタ−ゼ(EC1) 例 1 チロシナ−ゼ;25℃および最適反応条件、ガスを用いた溶液の単純飽和: 希ガスもしくは混合物 効果 −−−−−−−−−− −−−−−−− Xe -73%(抑制) Kr -73% Ar -60% Ne -46.7% 90:10 Xe:Kr混合物 -50% Ar:Xe 99:1 -70% 例 2 グルコ−スオキシダ−ゼ: 希ガスもしくは混合物 効果 −−−−−−−−−− −−−−−−− Xe -91.6%(抑制) Kr -92.7% Ar -85.8% Ne -61.7% クラスの最大: Xe -95%(抑制) Kr -91% Ar -91% Ne -85% 上記結果は、特に温度および基質濃度に依存する。 クラスII.トランスフェラ−ゼ(EC2) 例 3 γ- グルタミルトランスペプチタ−ゼ: 希ガスもしくは混合物 効果 −−−−−−−−−− −−−−−−− Xe -7 %(抑制) Kr -8 % Ar -5 % Ne -3 % 例 4 アスパルテ−トアミノトランスフェラ−ゼ: 希ガスもしくは混合物 効果 −−−−−−−−−− −−−−−−− Xe -17%(抑制) Kr -82% Ar -17% Ne -12% クラスIII .ヒドロラ−ゼ(EC3) 例 5 β-D- グルコシダ−ゼ: 希ガスもしくは混合物 効果 −−−−−−−−−− −−−−−−− Xe +40%(増強) Kr +14% Ar +16% 90:10 Xe:Kr混合物 +18 上記結果は、温度、基質濃度、および基質のタイプに依
存する。異なる競合基質を添加すると、キセノンを用い
て、 200%までの増強が得られた。 クラスIV.リア−ゼ(EC4) 例 6 結果は、温度および[E/S]に従って変化し得る。
【0093】クエン酸シンセタ−ゼ複合反応に対して: 35℃ 25℃ 10℃ −− −− −− Xe +32 0 +18 Kr +32 + 6 +37 90:10 0 +16 -32 Ar -15 -10 +25 Ne -14 + 9 +11 N2 -17 -25 - 6 例 7 最適酵素濃度のフェニルアラニンアンモニアリア−ゼに
対して: Xe +18 + 3 + 5 Kr + 7 + 4 + 4 90:10 + 5 + 2 + 1 Ar + 6 + 1 + 3 Ne - 2 + 6 - 6 N2 +19 0 + 6 例 8 次善の酵素濃度のフェニルアラニンアンモニアリア−ゼ
に対して: Xe +14 + 8 +11 Kr + 3 +18 +14 90:10 + 5 + 8 + 6 Ar - 1 + 1 + 6.5 Ne +15 0 + 6 N2 0 0 +12 クラスV.イソメラ−ゼ(EC5) 例 9 トリオ−スホスフェ−トイソメラ−ゼ、10℃: 希ガスもしくは混合物 効果 −−−−−−−−−− −−−−−−− Xe +24%(増強) Kr +12% Ar + 8%(しかし、25℃では -37%抑制) Ne + 4% 90:10 Xe:Kr + 6.3% 例 10 ホスホグルコ−スイソメラ−ゼ: 希ガスもしくは混合物 効果 −−−−−−−−−− −−−−−−− Xe +186 %( -16%ストレス) Kr +206.4 % Ar +232.5 % Ne +107 %( -45%ストレス) 「ストレス」は、非最適基質濃度または温度の条件を示
す。 クラスVI.リガ−ゼ(シンセタ−ゼ)(EC6) これらの酵素は増強されるが変動が大きく、非常に活性
部位特異性である。
【0094】観測最大増強 対 観測最大抑制(温度依
存性): 例 11 アセチルS- CoAシンセタ−ゼ 加水分解酵素を含む、一緒になった複合反応列におい
て: Xe +18.3%/ -25.0% Kr +16.1%/ -34.6% Ar +67.7%/ +34.6% Ne + 2.3%/ -21.9% 90/10 +16.1%/ -38.5% N2 +31.2%/ -39.5% 例 12 単独の反応として: Xe +15.4%/ -39.5% Kr + 5.0%/ -52.6% Ar +75.4%/ -27.6% 90/10 + 5.0%/ -57.9% N2 +35.7%/ -118.7 % 一般に、高温では抑制が起こる。低温では増強が起こ
る。窒素は、最適温度を越える温度以外では、通常希ガ
スよりも効果が非常に小さい。我々は、希ガスは、反応
にとって他の点では次善である条件の下で、この反応を
最適の収量および速度の方向に増強していると見てい
る。我々は、混合ガスは、使用するガスに依存する最適
条件の下で起こると考えている。
【0095】さらに例を参照してこの発明を説明する
が、以下の例は説明を目的とするものであって、限定す
ることを意図するものではない。 チロシナ−ゼ触媒反応:チロシナ−ゼ(モノフェノ−
ル、ジヒドロキシフェニルアラニン:酸素オキシドレダ
クタ−ゼ;EC 1.14.18.1)は、オルトジフェノ−ルか
らオルトキノンへの反応を触媒するモノフェノ−ルモノ
オキシゲナ−ゼである。
【0096】チロシナ−ゼは、果物のブロ−イング(br
owing )および食料品の腐敗に重要である。 実験プロトコル 1)溶液調製:リン酸ナトリウム緩衝液(pH6.85、酵
素に最適なpH)において、酵素(ユニット/ml)お
よび基質(μg/ml)を希釈して10%W/V溶液を調
製する。この溶液を冷蔵庫( 0 - 5℃)に保存し、活性
の損失を避けるために 2、 3日以内にガス実験に使用す
る。
【0097】2)分光分析装置:実験は、IBM PS
/2 30パ−ソナル・コンピュ−タに接続されたパ−
キン・エルマ−・ラムダ6UV/VIS分光分析器を用
いて実行する。このIBM機には、2種のソフトウェア
・パッケ−ジ(スペクトルを記録および観察するための
PECSS、速度論的研究のためのENZFITTE
R)がロ−ドされている。
【0098】3)全域スペクトル:E、S、およびE+
Sの全域スペクトルをとることにより、酵素反応を追跡
するのに適した波長を決定することができる(主吸収ピ
−クに相当する波長)。
【0099】4)希釈系列:ガス実験の進行に最適な
[E]/[S]比を見出すために、希釈系列E対S、お
よびS対Eを実行する。吸光度の読取りに従い、2つの
ブランク(緩衝液+Eもしくは緩衝液+S)のうちの最
良のものを選ぶ。
【0100】5)シリコ−ン密封キュベットの作製:ア
クリル製ディスポ−ザブル・キュベット( 1cm、光透
過性)を透明シリコ−ン・ラバ−・シ−ラ−で塞ぐ。気
密キュベットを得るために、このシリコ−ンを48時間硬
化させる。
【0101】6)実行試料の調製:アクリル製キュベッ
トに、気密シリンジを用いて、基質溶液 2mlを充填す
る。気密血清バイアルに酵素を充填する。キュベットお
よびバイアル内で、注入の間隔を 1時間あけて、3 ×10
ccのガスを連続的に泡立てる。これは、ガスの平衡を
最大にしつつ死容積の10×置換を行なうことを意味す
る。適切なガスを充填する前に、全てのシリンジおよび
デッド・スペ−スをパ−ジする。 3回目の10cc注入の
後、キュベットおよびバイアルを、 2本のシリンジに適
切なガスを充填した状態で、 0-5℃の冷蔵庫内に一晩放
置する。
【0102】7)コントロ−ル:T、P、他のガス、空
気漏れ、材料、ガスの変性および試薬の品質、pHを含
む妨げとなる可能性のある全てのパタメ−タを制御す
る。意味を有するまで繰り返しを行なう。
【0103】8)分光分析の実行:実行の前40分に、キ
ュベットおよびバイアルを10ccのガスで充填する。空
気との接触を避けるために、ガス充填シリンジを用いて
酵素溶液 0.5mlを補う。共通の開始時間t0 を生じせ
しめるために、酵素 0.5mlをシリンジで試料に同時に
注入する。7種のガス(空気、O2 、N2 、Ne、A
r、Kr、Xe)を、各々5種の温度(15℃、20℃、25
℃、30℃、35℃)で実行する。対大気との反応の速度お
よび最終平衡における変化を記録する。 2.試薬 チロシナ−ゼ(Sigma Chemical Co.、St Louis、MO): ・カタログ No. T-7755 (ロット 48F-9610 ) ・モノフェノ−ルモノオキシゲナ−ゼ;ポリフェノ−ル
オキシダ−ゼ;カテコ−ルオキシダ−ゼ;モノフェノ−
ルジヒドロキシフェニルアラニン:酸素オキシドレダク
タ−ゼ;EC 1.14.18.1) ・マッシュル−ム起源 ・25,000ユニット 12mg固形 2,200 ユニット/mg(チロシナ−ゼ活性) ・チロシナ−ゼ・ユニット定義: 1ユニットは、L-チロ
シンを用いて、pH6.5、25℃で、 1分当りA280 を 0.
001増加させる。反応容積 3ml。
【0104】( 1cm、光透過性) ・乾燥状態、 0℃未満で保存 L-チロシン(Sigma Chemical Co.、St Louis、MO): ・カタログ No. T-3754 (ロット 48F-0833 ) ・L-3-[4-ヒドロキシフェニル]アラニン ・遊離塩基(pfs )結晶性 ・無水の分子量 181.2 ・室温(25℃)で保存 一塩基性リン酸ナトリウム(E K Industries、 Addiso
n、IL) ・カタログ No.8680 ・NaH2 PO4 ・H2 O ・試薬結晶 ・FW 137.99 二塩基性リン酸ナトリウム(E K Industries、 Addiso
n、IL) ・カタログ No.8720 ・Na2 HPO4 ・無水 ・FW 141.96 脱イオン水 H2 O(Barnstead NANOpure IL ) 3.溶液調製: リン酸ナトリウム緩衝液 pH6.85(25℃): ・ 138g NaH2 PO4 ・H2 O ・ 142g Na2 HPO4 ・20リットル 脱イオン水(D.I.H2 O) ・プラスチック・カ−ボイ中で、室温(25℃)で保存 チロシン溶液( 100μg/ml; 208ユニット/ml;
2.08ユニット/μg): ・リン酸Na緩衝液中に10%W/V ・反転により数回混合して内容物を溶解 ・アルミニウムホイルに包まれた 125ml HDPEボ
トル中で、冷蔵庫[ 0-5℃]内に保存(光分解を避ける
ため) L-チロシン溶液( 100μg/ml): ・リン酸Na緩衝液中に10%W/V ・マグネチック・スタ−ラで撹拌(25℃、30分間) ・ 250mlアンバ−ガラスボトル中で、冷蔵庫[ 0-5
℃]内に保存 4.ガス雰囲気: 空気(大気) アルゴン(Alphagaz、研究グレ−ド(research grad
e)) クリプトン(Alphagaz、研究グレ−ド、最小純度 99.99
5 %[ppm ]) ネオン(Alphagaz、研究グレ−ド、最小純度 99.999 %
[ppm ]) 窒素(Alphagaz、研究グレ−ド、最小純度 99.9995%
[ppm ]) 酸素(Alphagaz、研究グレ−ド、最小純度 99.997 %
[ppm ]) キセノン(Alphagaz、研究グレ−ド、最小純度 99.995
%[ppm ]) 5.機器および機材: 5.1. 機器: 自動移送熱電5-セルホルダ( 5×5 試料および参照セル
ホルダ、モデルC005-0515)を備えたパ−キン・エルマ
−・ラムダ 6 UV/VIS分光分析器(狭バンド幅
分光分析器) パ−キン・エルマ−・ラムダ・アクセサリ・インタ−フ
ェイス(モデルC691-0000) パ−キン・エルマ−・デジタル・コントロ−ラ(モデル
C 570-0701 ) パ−キン・エルマ−温度プログラマ(モデルC 570-071
0 ) IBM PS/2 30 パ−ソナル・コンピュ−タ エプソン EX800 プリンタ ソフトウェア: ・IBM DOS(ディスク・オペレ−ティング・シス
テム・バ−ジョン3.30、Boca Raton、FL) ・PECSS(パ−キン・エルマ−・コンピュ−タライ
ズド・スペクトロスコピ・ソフトウェア、Norwalk 、C
T) ・ENZFITTER(非線形回帰デ−タ分析プログラ
ム、Elsevier-BIOSOFT、Cambridge 、UK) ・PIZAZZ PLUS(プリント拡張ソフトウェ
ア、APTEC 、Pepperell 、MA) メトラ− AE100 はかり: ・計量範囲: 0〜 109g ・可読性: 0.1g バ−ンステッド(Barnstead ) NANOpure II カ−トリ
ッジ脱イオン・システム ト−キョ−・リカキカイ社 マイクロ・チュ−ビング・
ポンプMP-3(パ−キン・エルマ−水冷セル用) 5.2. 機材 100、 200mlメスフラスコ FISHERブランドのアクリル製キュベット(標準タ
イプ/メタクリレ−ト/UVグレ−ド/使い捨て): 1
cm 光透過性、溶液 3ml保持可能な角型キュベット 100%シリコン・ラバ−・シ−ラ−(透明) 3mlゴム栓付血清バイアル 1/100 ml目盛の 1ml(1 ml in 1/100 ml)使い捨
て血清用ピペット 1/100 cc目盛の 1ml使い捨てツベルクリン・シリ
ンジ 1/5 cc目盛の10cc使い捨てシリンジ 20G 1 1/2”使い捨て針 6.技法の開発 6.1. 初期観測 チロシナ−ゼ、L-チロシンおよび酵素反応の最終生成物
を用いて全域走査( 900-190nm)を実行した。 6.1.1. 実験の設定: パラメ−タ(PARAM ):吸光度 スリット 1nm 走査速度 1,500 nm/分 応答時間 1 秒 オ−トセ−ブ 有 AZERO:バックグランド補正( 900-190nm) 走査:デ−タ間隔 1.0nm 温度:周囲温度(26℃)、温度プログラマ OFF 6.1.2. 全域走査 チロシナ−ゼの[ 900-190nm]走査(図1): 試料=チロシナ−ゼ( 100μg/ml)2.5 ml ブランク=リン酸ナトリウム緩衝液 2.5ml ファイル名:T775501.SP L-チロシンの[ 900-190nm]走査(図2): 試料=L-チロシン( 100μg/ml) 2.5ml ブランク=リン酸ナトリウム緩衝液 2.5ml ファイル名:T375401.SP 最終生成物の[ 900-190nm]走査(図3〜4): 試料=L-チロシン( 100μg/ml) 2ml +チロシナ−ゼ( 100μg/ml) 0.5ml 20分の反応時間の後 ブランク=L-チロシン( 100μg/ml) 2ml +リン酸ナトリウム緩衝液 0.5ml ファイル名:TCEB0081.SP 6.1.3. 主吸収ピ−クの決定:この目的のために、グラ
フィック・カ−ソル(Homeキ−)を用いた。
【0105】チロシナ−ゼ: 275nmに吸収ピ−ク(タ
ンパク) L-チロシン: 275nmに吸収ピ−ク 反応の最終生成物: 480nmおよび 305nmに吸収ピ−
ク 6.1.4. 反応の追跡に適した波長の決定 3つの全域スペクトルのオ−バ−レイ(図5)から、 4
80または 305nmのいずれかにおいて、L-チロシンの酵
素的酸化還元の観測を最適に行ない得ることが示唆され
る。 6.1.5. 適切な[E]/[S]比の決定: T-3754 T-7755 リン酸Na 最終[E] ( 100 ug/ml) ( 100 ug/ml) 緩衝液 ( 100 ug/ml) (ml) (ml) (ml) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 試料5 2 0.1 0.4 20 試料4 2 0.2 0.3 40 試料3 2 0.3 0.2 60 試料2 2 0.4 0.1 80 試料1 2 0.5 0.0 100 時間駆動(timedrive )は、セル・プログラマ(CPR
G)の命令を用いて実行した。この命令は、セル 5個ま
での時間駆動デ−タを同時に記録する。
【0106】波長 480nm:オ−バ−レイ(図6) 45点、60秒間隔−−−→45分間実行 TCEB0091.SP [enz.]= 100μg/ml セル1 TCEB0092.SP [enz.]= 80μg/ml セル2 TCEB0093.SP [enz.]= 60μg/ml セル3 TCEB0094.SP [enz.]= 40μg/ml セル4 波長 305nm:オ−バ−レイ(図7) 60点、60秒間隔−−−→ 1時間実行 TCEB0101.SP [enz.]= 100μg/ml セル1 TCEB0102.SP [enz.]= 80μg/ml セル2 TCEB0103.SP [enz.]= 60μg/ml セル3 TCEB0104.SP [enz.]= 40μg/ml セル4 TCEB0105.SP [enz.]= 20μg/ml セル5 結論:最適条件は、[E]/[S]( 100μg/ml)
/( 100μg/ml)で、吸光度の変化を 305nmで観
測するものである。 6.2. 予備実験 6.2.1. 試料および参照の調製: キセノン飽和試料(サンプリング手順を参照) 空気試料: 1mlピペットを用いて、アクリル製キュベ
ットを 2mlの基質T-3754で充填し、プラスチックキャ
ップで蓋をする。この手順は、後に、プラスチックキャ
ップの使用からシリコ−ン密封キュベットの使用に変わ
った。大きな差異は見出せなかった。
【0107】参照(ブランク):プラスチックキャップ
で蓋をしたアクリル製キュベット ・B1: 2ml T-3754 ( 100μg/ml)+ 0.5mlリ
ン酸Na緩衝液 ・B2: 2mlリン酸Na緩衝液+ 0.5ml T-7755 ( 1
00μg/ml) 6.2.2. 305nmでの時間駆動 ブランクB1: ・空気試料:ファイル名=TCEB0114.SP ・キセノン試料:ファイル名=TCEB0115.SP ブランクB2: ・空気試料:ファイル名=TCEB0116.SP ・キセノン試料:ファイル名=TCEB0117.SP L-チロシン・ブランク(B1)は吸光度の読取値を下げ
ることが見出される。このため、チロシナ−ゼ・ブラン
クを用いる実験(B2)を優位に用いる。
【0108】これら4つの時間駆動は、キセノンに対し
て最適な抑制曲線を示す。後記の実行(6.3.7.および
7.2. )に関しては、L-チロシン溶液は時間と共に減衰
し、これが吸光度の読取値の減損を引き起こす。 6.3. 技法の開発: 6.3.1. 工程1:シリコ−ン密封キュベットの作製 アクリル製の使い捨てキュベットを透明シリコン・ラバ
−・シ−ラ−で塞ぐ。シリコ−ンは24時間乾燥させる。
24時間後、気密アクリル製キュベットが得られる。これ
らは、水中で泡立ちについて試験する。 6.3.2. 工程2:基質サンプリング手順 シリコ−ン密封アクリル製キュベットに、 1ccシリン
ジ( 1/100 cc目盛)を用いて、基質 2mlを充填す
る。
【0109】正確にサンプリングするために、シリンジ
をタップして空気を除去する(これは、基質溶液容積の
妨げとなる)。
【0110】充填したキュベットを冷蔵庫(0-5 ℃)内
に保存する。
【0111】ブランクB1( 2ml T-3754 + 0.5ml
リン酸ナトリウム緩衝液)を、プラスチックで栓をした
キュベット中に調製する。これは、後に、シリコ−ン密
封キュベットの使用に変更になる。 6.3.3. 工程3:酵素サンプリング手順 血清バイアルに、 1mlピペット( 1/100 ml目盛)
を用いて、酵素 2mlを充填し、ゴム栓で蓋をし、アル
ミニウム・キャップでクリンプシ−ル(crimp-sealed)
する。血清バイアルは気密になる。
【0112】充填した血清バイアルを冷蔵庫( 0-5℃)
内に保存する。 6.3.4. 工程4:ガス飽和手順(アルゴン、クリプト
ン、ネオン、酸素、キセノン) 注入の間隔を 1時間あけて、シリコ−ン密封キュベット
および血清バイアル(T-3754、T-7755)中で、 3×10c
cのガスを連続的に泡立てる。これは、ガスの平衡を最
大にしながら死容積を10×置換することを意味する。
【0113】適正なガスを充填する前に、全てのシリン
ジおよびデッド・スペ−スをパ−ジする。 3回目の10c
cの注入の後、シリコ−ン密封キュベットおよび血清バ
イアルを、 2本の10ccシリンジに適正なガスを充填し
た状態で、 0-5℃の冷蔵庫内に一晩放置する。 6.3.5. 注:空気試料(酵素および基質の両者)にはい
かなる泡立ても行なわない。アクリル製キュベットは正
規のビニルキャップ(非気密性)で塞がれている。この
手順は、後に、シリコ−ン密封キュベットの使用に変更
される。密封した上での空気泡立て処理との多数の比較
では、2つの方法の間に差異は見られない。 6.3.6. 工程5:分光分析の実行 a.シリコ−ン密封キュベット、血清バイアルおよびプ
ラスチックのキャップをしたキュベットを冷蔵庫から取
り出す。この手順は、後に変更される(7.1.5.参照)。
【0114】b.シリコ−ン密封キュベットおよび血清
バイアルにガス10ccを充填し、 2本の10ccシリンジ
の下で、室温(26℃)で放置した。
【0115】c.キュベットをセルホルダに置き、10分
間、セルホルダと温度を平衡にする。
【0116】d. 1ccシリンジに適正なガスを充填
し、血清バイアルから酵素 0.5mlを回収するのに用い
る。これは、酵素のサンプリングの間にバイアル中に空
気が混入することを防ぐためである。
【0117】e.実行:キュベットへの逐次的な酵素の
0.5mlシリンジ注入を、セル5ないしセル1に可能な
かぎり素早く行なう(遅延X= 2秒)。この手順は、後
に、同時注入に変更される。 6.3.7. 分光分析の実行: 305nmでの時間駆動 60点、60秒間隔−−−−→ 1時間実行 実行1: T1 =15℃(TS =TR =15.1℃) ファイル名 ガス セル No. −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− B1T1G2.SP ネオン セル2 B1T1G3.SP アルゴン セル3 B1T1G4.SP クリプトン セル4 B1T1G5.SP キセノン セル5 実行2: T1 =15℃(TS =TR =15.1℃) ファイル名 ガス セル No. −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− B1T1G6.SP 空気 セル1 B1T1G7.SP 酸素 セル2 実行3: T2 =20℃(TS =TR =20℃) ファイル名 ガス セル No. −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− B1T2G1.SP 空気 セル1 B1T2G2.SP ネオン セル2 B1T2G3.SP アルゴン セル3 B1T2G4.SP クリプトン セル4 B1T2G5.SP キセノン セル5 実行4: T2 =20℃(TS =TR =20℃) ファイル名 ガス セル No. −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− B2T2G6.SP 酸素 セル1 実行5: T3 =25℃(TS =TR =24.9℃) ファイル名 ガス セル No. −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− B1T3G1.SP 空気 セル1 B1T3G2.SP ネオン セル2 B1T3G3.SP アルゴン セル3 B1T3G4.SP クリプトン セル4 B1T3G5.SP キセノン セル5 実行6: T3 =25℃(TS =TR =24.9℃) ファイル名 ガス セル No. −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− B1T3G6.SP 酸素 セル1 実行7: T4 =30℃(TS =TR =29.9℃) ファイル名 ガス セル No. −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− B1T4G1.SP 空気 セル1 B1T4G2.SP ネオン セル2 B1T4G3.SP アルゴン セル3 B1T4G4.SP クリプトン セル4 B1T4G5.SP キセノン セル5 実行8: T4 =30℃(TS =TR =29.9℃) ファイル名 ガス セル No. −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− B1T4G6.SP 酸素 セル1 実行9: T5 =35℃(TS =TR =34.9℃) ファイル名 ガス セル No. −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− B1T5G1.SP 空気 セル1 B1T5G2.SP ネオン セル2 B1T5G3.SP アルゴン セル3 B1T5G4.SP クリプトン セル4 B1T5G5.SP キセノン セル5 実行10: T5 =35℃(TS =TR =34.9℃) ファイル名 ガス セル No. −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− B1T5G6.SP 酸素 セル1 7.3. 結果の図示 時間駆動オ−バ−レイ/温度 − 添付 時間駆動オ−バ−レイ/ガス − 添付 7.最終手順: 7.1. 最終実験プロトコル: 7.1.1. 工程1:シリコ−ン密封キュベットの作製 酵素抑制を妨げ得る酢酸蒸気を除去するために、シリコ
−ンを48時間硬化させる以外は、6.3.1.と同じである。
これは、検定により確認される。 7.1.2. 工程2:基質サンプリング手順 6.3.2.と同じ。
【0118】ガス飽和工程(7.1.4.)を行なわないこと
以外は(シリコ−ン密封キュベット内で)同様の手順に
従い、ブランクB2(リン酸ナトリウム緩衝液 2ml+
T-7755 0.5ml)を調製する。
【0119】コントロ−ルのチェックでは、作業吸収領
域内にはいかなるガスの吸収も見出されない。 7.1.3. 工程3:酵素サンプリング手順 6.3.3.と同様。 7.1.4. 工程4:ガス飽和手順(空気、アルゴン、クリ
プトン、ネオン、窒素、酸素、キセノン) 3×10ccのガスを、各ガス注入の間隔を20分( 0-5℃
で)あけて、シリコ−ン密封キュベットおよび血清バイ
アル(T-3754、T-7755)内で泡立てる。
【0120】3回目の10cc注入の後、キュベットおよ
び血清バイアルを、2本の10ccシリンジに適正なガス
を充填した状態で、 0-5℃の冷蔵庫内に一晩放置する。 7.1.5. 工程5:分光分析の実行 a.実験の実行の40分前に、シリコ−ン密封キュベット
を冷蔵庫から取り出し、2本の10ccシリンジの下で、
ガス10ccを充填して室温(26℃)に放置する。
【0121】b.実験の実行の25分前に、血清バイアル
を冷蔵庫から取り出し、2本の10ccシリンジの下で、
ガス10ccを充填して冷蔵庫に戻す。
【0122】c.実行の15分前に、シリコ−ン密封キュ
ベットから10ccシリンジ(および針)を取り除く。こ
のキュベットをセルホルダに置き、10分間でセルホルダ
と温度平衡にする。
【0123】d.実行の 5分前に、 1ccシリンジにガ
スを充填し、血清バイアル内の酵素溶液 0.5mlを回収
する。これは、酵素のサンプリングの間にバイアル内に
空気が混入することを防ぐためである。
【0124】e.実行:シリコ−ン密封キュベットをセ
ルホルダから手短に取り外し、タップしてキュベットを
ウォ−ミンアップしている間に形成され得る気泡(これ
は特に30および35℃で真実である)を静め、セルホルダ
に戻す。
【0125】酵素の 0.5mlシリンジ注入を同時に行な
い、試料に共通の開始時間t0 を生じせしめる。 7.2. 分光分析の実行: 305nmでの時間駆動 200点、18秒間隔−−−−→ 1時間実行 7.2.1. 実行1:T1 =15℃(TS =TR =15.1℃) ファイル名 ガス セル No. −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− B2T1G1.SP 空気 セル1 B2T1G2.SP ネオン セル2 B2T1G3.SP アルゴン セル3 B2T1G4.SP クリプトン セル4 B2T1G5.SP キセノン セル5 7.2.2. 実行2:T1 =15℃(TS =TR =15.1℃) ファイル名 ガス セル No. −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− B2T1G6.SP 空気 セル1 B2T1G7.SP 酸素 セル2 B2T1G8.SP 窒素 セル3 7.2.3. 実行3:T2 =20℃(TS =TR =19.9℃) ファイル名 ガス セル No. −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− B2T2G1.SP 空気 セル1 B2T2G2.SP ネオン セル2 B2T2G3.SP アルゴン セル3 B2T2G4.SP クリプトン セル4 B2T2G5.SP キセノン セル5 7.2.4. 実行4:T2 =20℃(TS =TR =19.9℃) ファイル名 ガス セル No. −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− B2T2G6.SP 空気 セル1 B2T2G7.SP 酸素 セル2 B2T2G8.SP 窒素 セル3 7.2.5. 実行5:T3 =25℃(TS =TR =24.9℃) ファイル名 ガス セル No. −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− B2T3G1.SP 空気 セル1 B2T3G2.SP ネオン セル2 B2T3G3.SP アルゴン セル3 B2T3G4.SP クリプトン セル4 B2T3G5.SP キセノン セル5 7.2.6. 実行6:T3 =25℃(TS =TR =24.9℃) ファイル名 ガス セル No. −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− B2T3G6.SP 空気 セル1 B2T3G7.SP 酸素 セル2 B2T3G8.SP 窒素 セル3 7.2.7. 実行7:T4 =30℃(TS =TR =29.9℃) ファイル名 ガス セル No. −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− B2T4G1.SP 空気 セル1 B2T4G2.SP ネオン セル2 B2T4G3.SP アルゴン セル3 B2T4G4.SP クリプトン セル4 B2T4G5.SP キセノン セル5 7.2.8. 実行8:T4 =30℃(TS =TR =29.9℃) ファイル名 ガス セル No. −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− B2T4G6.SP 空気 セル1 B2T4G7.SP 酸素 セル2 B2T4G8.SP 窒素 セル3 7.2.9. 実行9:T5 =35℃(TS =TR =34.9℃) ファイル名 ガス セル No. −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− B2T5G1.SP 空気 セル1 B2T5G2.SP ネオン セル2 B2T5G3.SP アルゴン セル3 B2T5G4.SP クリプトン セル4 B2T5G5.SP キセノン セル5 7.2.8. 実行10:T5 =35℃(TS =TR =34.9℃) ファイル名 ガス セル No. −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− B2T5G6.SP 空気 セル1 B2T5G7.SP 酸素 セル2 B2T5G8.SP 窒素 セル3 7.3. 結果の図示: 時間駆動オ−バ−レイ/温度 − 添付 時間駆動オ−バ−レイ/ガス − 添付 7.4 酵素速度論:エンズフィッタ−(ENZFITTER) チロシナーゼ-L- チロシン反応から得られた結果から、
次の結論が導かれる。
【0126】キセノンは、著しく、チロシナーゼ-L- チ
ロシン反応の速度を阻害し、最終平衡を下降させる。さ
らに、その他の希ガスは、全て、それらの溶解性および
分子特性の両方に従って、より少ない程度で、この反応
の速度を阻害し、最終平衡を下降させる。クリプトン
は、通常、キセノンと同様でより少ない効果を有し、一
方、アルゴンは、驚くべきことに低温で活性である。
【0127】さらに、酸素消耗の効果は、窒素を使用す
ることにより制御できる。アルゴンと比較した場合に、
窒素は、活性部位相互作用のための物理的能力が損なわ
れることがわかる。アルゴンは、窒素と比較してより活
性であることは明らかである。このことは、その他の酵
素にも当てはまることも同様に明らかである。
【0128】溶解性の差としてだけ、観察された阻害の
割合、活性部位相互作用または誘導されたたんぱく質の
構造変化が起こることを説明できる。
【0129】酵素速度論は、以下に含まれている。
【0130】高圧試験:試験は、2気圧または3気圧で
リアルタイムに既に溶液に飽和させた後、または、1リ
ットルシリンダ中で1時間〜24時間30.6気圧およ
び100気圧で加圧した後に、試験ガスの添加により加
圧された圧力セル中で行われた。
【0131】次の試験手順を用いた。 プロトコル: 酵素に置ける高圧の効果 理 論: 酵素を高圧に誘導し、それらの活性を
決定する。高圧は酵素の活性を阻害するはずである。 酵 素: チロシナーゼ (SIGMA No.T-7755) (モノフェノール モノオキシゲナーゼ;ポリフェノ−
ルオキシダ−ゼ;カテコール オキシダーゼ;モノフェ
ノール,ジヒドロシキフェニルアラニン;オキシゲン
オキシドリダクタ−ゼ;EC 1.14.18.1) マッシュルーム由来 チロシナーゼ単位の定義:1単位は、pH6.5、25
℃でL−チロシンを含有する3mL反応混合物中A280
において1分あたり0.001の増加を起こす。
【0132】チロシナーゼ活性:3870U/mg固体 7.1mg固体 ==> 27,440単位 0℃以下で乾燥貯蔵する。 基 質: L−チロシン (SIGMA No.T-3754) L−3−[4−ヒドロキシフェニル]アラニン 遊離塩基(pfs) 結晶 無水物分子量 181.2 室温 (25℃) で貯蔵する。 酵 素: β−D−グルコシダーゼ (SIGMA No.G
-4511) (乳剤;β−D−グルコシド グルコヒドロラ−ゼEC
3.2.1.21) アーモンド由来 単位の定義:1単位は、 pH5.0, 37℃で1分あたりサリ
シンからグルコ−ス1.0 μmoleを遊離させる。
【0133】活性: 22U/mg固体 12 mg 固体 ==> 264 単位 0〜5℃で乾燥貯蔵する。
【0134】ロット番号 49F-4021 基 質: p−ニトロフェニル−β−D−グルコ
ピラノサイド(SIGMA No.N-7006) 結晶 2.4%含有溶液 無水物分子量 301.3 0℃以下で乾燥貯蔵する。
【0135】ロット番号 129F-5057 試 験1: 4/10/91 - 4/11/91 ガ ス: 1.空気 2.N2 圧 力: 1.30.6 atm (450 psi) 2.100.0 atm (1470 psi) コントロール: コントロールA:酵素は加圧せずガス
シリンダ中に配置しない。
【0136】コントロールB:酵素は加圧せずガスシリ
ンダ1に配置する。
【0137】ガス1(空気)のためのコントロール コントロールC:酵素は加圧せずガスシリンダ2に配置
する。
【0138】ガス2(N2 )のためのコントロール 溶液の調製: 4/10/91 溶液A: リン酸ナトリウム緩衝液(25℃でpH6.6 ) 脱イオン水1L 141.96 x 0.2 x 187.5 x 1/1000 = Na2 HPO4 5.3g 119.96 x 0.2 x 312.5 x 1/1000 = Na2 HPO4 7.5g 試験したpH: 6.502 溶液B:チロシナーゼ リン酸ナトリウム緩衝溶液(228
U/ml)T-7755 14.2mg をリンナトリウム酸緩衝液240mL
(25℃でpH6.6 )に希釈した。
【0139】溶液C:L−チロシン リン酸ナトリウム
緩衝溶液(50μg/ml) T-3754 10mg を、リン酸ナトリウム緩衝液200ml (25℃
でpH6.6 )に希釈した。
【0140】溶液D: リン酸ナトリウム緩衝液(25℃
でpH6.8 ) 脱イオン水2L 2 x 141.96 x 0.2 x 245 x 1/1000 = Na2 HPO4 13.91
g 2 x 119.96 x 0.2 x 245 x 1/1000= Na 2 HPO4 12.20
g 試験したpH: 6.719 溶液E:β−D−グルコピラノサイド リン酸ナトリウ
ム緩衝溶液( 100μg/mL) N-7006 25mg を、リン酸ナトリウム緩衝液250ml (25℃
でpH6.8 )に希釈した。
【0141】溶液F:β−D−グルコシダーゼ リン酸
ナトリウム緩衝溶液 pH 6.8 (25℃)( 2.18 単位/ml ) G-4511 24mg を、リン酸ナトリウム緩衝液242ml (25℃
でpH6.8 )に希釈した。 方 法: チロシナーゼ: 4/11/91 酵素溶液の試料100ml を、2つの使い捨てガスシリンダ
に夫々入れる。夫々のシリンダ中の酵素を数分間振とう
し、次いで、コントロールBおよびコントロールCのた
めに試料5mlを取る。
【0142】シリンダをドックに移し、適当なガスを注
入し、30.6atm までゆっくりと加圧する。所望の圧力で
60分間放置する。実験室中に運ぶ前に、2psiにゆっく
りと減圧する。
【0143】ガス中に保ちながら、酵素約10mlを各シリ
ンダから別々のビーカーに移し、直ちに、酵素/基質混
合液においてTDrive/CPRG を行う。
【0144】酵素1、ガス1、圧力1、繰り返し1 酵素1、ガス2、圧力1、繰り返し1 シリンダをドックに戻し、適当なガスを用いて100atmま
で再び加圧する。所望の圧力で60分間放置する。実験
室中に運ぶ前に、2psiにゆっくりと減圧する。
【0145】ガス中に保ちながら、酵素約10mlを各シリ
ンダから別々のビーカーに移し、直ちに酵素/基質混合
液においてTDrive/CPRGを行う。
【0146】酵素1、ガス1、圧力2、繰り返し1 酵素1、ガス2、圧力2、繰り返し1 β−グルコシダーゼ:豊富な量の脱イオン水(D.I.H2 O)
でシリンダを濯ぐ。次いで、シリンダを第2の酵素溶液
(グルコシダーゼ)で濯ぐ。酵素溶液の試料100ml を、
2つの使い捨てガスシリンダに夫々入れる。
【0147】夫々のシリンダ中の酵素を数分間振とう
し、次いで、コントロールBおよびコントロールCのた
めに試料5mlを取る。
【0148】シリンダをドックに移し、適当なガスを注
入し、30.6atm までゆっくりと加圧する。所望の圧力で
60分間放置する。実験室中に運ぶ前に、2psiにゆっく
りと減圧する。
【0149】ガス中に保ちながら、酵素約10mlを各シリ
ンダから別々のビーカーに移し、直ちに、酵素/基質混
合液においてTDrive/CPRG を行う。
【0150】酵素2、ガス1、圧力1、繰り返し1 酵素2、ガス2、圧力1、繰り返し1 シリンダをドックに戻し、適当なガスを用いて100atmま
で再び加圧する。所望の圧力で60分間放置する。実験
室中に運ぶ前に、2psiにゆっくりと減圧する。
【0151】ガス中に保ちながら、酵素約10mlを各シリ
ンダから別々のビーカーに移し、直ちに酵素/基質混合
液においてTDrive/CPRGを行う。
【0152】酵素2、ガス1、圧力2、繰り返し1 酵素2、ガス2、圧力2、繰り返し1 スペクトル試験:25℃ キュベット: 最少 34 PARAM : スリット1 スピード 1500 Asave Y Aprint N CPRG: チロシナーゼ: 305 nm 80 Pts ==> 20 分間実行 16s int ymin = 0.0 ymax = 2.0 β−グルコシダーゼ: 400 nm 40 Pts ==> 10 分間実行 16s int ymin = 0.0 ymax = 1.5 ブランク: チロシナーゼ: 溶液A 2mL +
溶液B 0.5mL β−グルコシダーゼ: 溶液E 2mL + 溶液D 0.5
mL 試 料: チロシナーゼ: 溶液C 2mL +
溶液B 0.5mL β−グルコシダーゼ: 溶液E 2mL + 溶液F 0.5
mL セル搬送体: セル1: コントロールA セル2: コントロールB セル3: コントロ−ルC セル4: ガス1(空気) セル5: ガス2(N2 ) ファイル: チロシナーゼ: X1P1G1C1...5.SP ====> DOS でX1P1G1C1...5.SP をX1
P1E1C1...5.SP に名称を変える。
【0153】X1P2E1C1...5.SP ====> 気泡を叩き出
し、全ての5つのセルで全範囲のスキャンを行うため
に、...5.SP をより高い吸光度 (abs)で開始した。: 全範囲スキャン 900〜190nm : ファイル:X1SCAN1...5.SP ------------------ 10ファイル: β−グルコシダーゼ: X2P1E2C1...5.SP X2P2E2C1...5.SP ------------------ 10ファイル: 試 験2: 4/15/91 本試験では、チロシナーゼの圧力試験だけを行う。 ガ ス: 1.空気 2.N2 圧 力: 1.30.6 atm (450 psi) 2.100.0 atm (1470 psi) コントロール: コントロールA:酵素は加圧せずガス
シリンダ中に配置しない。
【0154】コントロールB:酵素は加圧せずガスシリ
ンダ1に配置する。
【0155】ガス1(空気)のためのコントロール コントロールC:酵素は加圧せずガスシリンダ2に配置
する。
【0156】ガス2(N2 )のためのコントロール 溶液の調製: 4/10/91 溶液A: リン酸ナトリウム緩衝液(25℃でpH6.6 ) 脱イオン水1L 141.96 x 0.2 x 187.5 x 1/1000 = Na2 HPO4 5.3g 119.96 x 0.2 x 312.5 x 1/1000 = Na2 HPO4 7.5g 試験したpH: 6.502 溶液B:チロシナーゼ リン酸ナトリウム緩衝溶液(228
U/ml)T-7755 14.2mg をリンナトリウム酸緩衝液240mL
(25℃でpH6.6 )に希釈した。
【0157】溶液C:L−チロシン リン酸ナトリウム
緩衝溶液(50μg/ml) T-3754 10mg を、リン酸ナトリウム緩衝液200ml (25℃
でpH6.6 )に希釈した。 方 法: チロシナーゼ:酵素溶液の試料25ml
を、2つの使い捨てガスシリンダに夫々入れる。夫々の
シリンダ中の酵素を数分間振とうし、次いで、コントロ
ールBおよびコントロールCのために試料5mlを取る。
【0158】シリンダをドックに移し、適当なガスを注
入する。ヘッドスペース/残渣のガスを加圧することに
より取り除き、ガスシリンダを数回減圧する。30.6atm
までゆっくりと加圧する。所望の圧力で60分間放置す
る。実験室中に運ぶ前に、40psi にゆっくりと減圧す
る。
【0159】ガス中に保ちながら、酵素約5ml を各シリ
ンダから別々のビーカーに移し、直ちに、酵素/基質混
合液においてTDrive/CPRGを行う。 酵素1、ガス1、
圧力1、繰り返し2 酵素1、ガス2、圧力1、繰り返し2 酵素1、ガス2、圧力2、繰り返し2 スペクトル試験:25℃ キュベット: 最少 10 PARAM : スリット1 スピード 1500 Asave Y Aprint N CPRG: チロシナーゼ: 305 nm 80 Pts ==> 20 分間実行 16s int ymin = 0.0 ymax = 2.0 ブランク: チロシナーゼ: 溶液A 2mL +
溶液B 0.5mL 試 料: チロシナーゼ: 溶液C 2mL +
溶液B 0.5mL 溶液Cがまだ使用可能である場合には観察を試みる。
【0160】TDrive: 305nm, 80pts, 16 s int S = C 2.0ml + B 0.5ml R = A 2.0ml + D 0.5ml ファイル: TYTRL1.SP セル搬送体: 実行 (RUN)1: 100atm セル1: コントロールA セル2: コントロールB セル3: コントロ−ルC セル4: ガス1(空気) セル5: ガス2(N2 ) 実行 (RUN)2: 30atm セル1: コントロールA セル2: コントロールB セル3: コントロ−ルC セル4: ガス1(空気) セル5: ガス2(N2 試 験3: 4/24/91 (溶液の調製および最初の加
圧) 4/25/91,4/26/91 本試験では、チロシナーゼの圧力試験だけを行う。 ガ ス: 1.空気 2.N2 3.Xe:1 atm/N2 に加圧 圧 力: 1.30.6 atm (450 psi) 2.100.0 atm (1470 psi) コントロール: コントロールA:酵素は加圧せずガス
シリンダ中に配置しない。 溶液の調製: 4/24/91 溶液A: リン酸ナトリウム緩衝液(25℃でpH6.8 ) 脱イオン水2L 2 x 141.96 x 0.2 x 245 x 1/1000 = Na2 HPO4 13.91
g 2 x 119.96 x 0.2 x 255 x 1/1000= Na 2 HPO4 12.20
g 試験したpH: 6.740 溶液B:チロシナーゼ リン酸ナトリウム緩衝溶液(228
U/ml)T-7755 14.2mg をリンナトリウム酸緩衝液240mL
(25℃でpH6.8 )に希釈した。
【0161】溶液C:L−チロシン リン酸ナトリウム
緩衝溶液(50μg/ml) T-3754 10mg を、リン酸ナトリウム緩衝液200ml (25℃
でpH6.8 )に希釈した。 方 法: チロシナーゼ: 4/24/91 シリンダの作製:シリンダ(3つ)を
減圧下に置き、次いで、脱イオン水50ccを注入し、加圧
下に置いた。:シリンダ1は空気で、シリンダ2は窒素
で、シリンダ3は窒素で、60psi に加圧し、振とうし、
上側を下に向け、圧力を解放してシリンダから液体を流
出させた。この手順をリン酸ナトリウム緩衝液50ccで繰
り返した。これらのシリンダを、上述のように3回加圧
して、シリンダから液体を全て除去した。
【0162】酵素の注入:シリンダを再び減圧下に置
き、減圧を利用してシリンダに酵素を吸い込ませて、酵
素をチロシン溶液60ccを注入した。シリンダの圧力を解
放し、シリンダを再び10回加圧してシリンダからO2
除去した。
【0163】最終加圧:シリンダ1(空気)および2
(N2 )を対応するガスで30.6atm まで加圧した。シリ
ンダ3をXeで1atm まで加圧し、次いでN2 で30.6at
m まで加圧し、Xeを保護した。
【0164】タイムテーブル:シリンダを4/24/91 のpm
1:00 に30atm に加圧した。4/25/91 に分光光度計を異
なる試験のために5℃で使用したために、この分光光度
計が25℃に置いて使用できる場合にはその日の終りに
シリンダを試験することを決定した。
【0165】試料の採取は、加圧後28時間で行われ
た。スペクトル/ガスの実行は、直ちに、これらの試料
について行われた。
【0166】4/25/91 再加圧:4/25/91 pm 6:0
0 に、シリンダを100atmに再び加圧した。これらのシリ
ンダを、4/26/91 pm 2:00 に試験する(加圧後20時
間)。 スペクトル試験: 4/25/91 25 ℃ キュベット: 最少 10 PARAM : スリット1 スピード 1500 Asave Y Aprint N CPRG: チロシナーゼ: 305 nm 80 Pts ==> 20 分間実行 16s int ymin = 0.0 ymax = 2.0 ブランク: チロシナーゼ: 溶液A 2mL +
溶液B 0.5mL 試 料: チロシナーゼ: 溶液C 2mL +
溶液B 0.5mL セル搬送体: 実行1: 30atm セル1: コントロールA セル2: ガス1(空気) セル3: ガス2(N2 ) セル4: ガス3(Xe:1atm/N2 :29 atm) スペクトル試験: 4/26/91 25 ℃ キュベット: 最少 10 PARAM : スリット1 スピード 1500 Asave Y Aprint N CPRG: チロシナーゼ: 305 nm 80 Pts ==> 20 分間実行 16s int ymin = 0.0 ymax = 2.0 ブランク: チロシナーゼ: 溶液A 2mL +
溶液B 0.5mL 試 料: チロシナーゼ: 溶液C 2mL +
溶液B 0.5mL セル搬送体: 実行1: 100atm セル1: コントロールA セル2: ガス1(空気) セル3: ガス2(N2 ) セル4: ガス3(Xe:1atm/N2 :29 atm) プロトコル: 酵素に置ける加圧の効果 酵 素: チロシナーゼ (SIGMA No.T-7755) (モノフェノール モノオキシゲナーゼ;ポリフェノ−
ルオキシダ−ゼ;カテコール オキシダーゼ;モノフェ
ノール,ジヒドロシキフェニルアラニン;オキシゲン
オキシドリダクタ−ゼ;EC 1.14.18.1) マッシュルーム由来 チロシナーゼ単位の定義:1単位は、pH6.5、25
℃でL−チロシンを含有する3mL反応混合物中A280
において1分あたり0.001の増加を起こす。
【0167】チロシナーゼ活性:3870U/mg固体 7.1mg固体 ==> 27,440単位 0℃以下で乾燥貯蔵する。 基 質: L−チロシン (SIGMA No.T-3754) L−3−[4−ヒドロキシフェニル]アラニン 遊離塩基(pfs) 結晶 無水物分子量 181.2 室温 (25℃) で貯蔵する。 酵 素: β−D−グルコシダーゼ (SIGMA No.G
-4511) (乳剤;β−D−グルコシド グルコヒドロラ−ゼEC
3.2.1.21) アーモンド由来 単位の定義:1単位は、 pH5.0, 37℃で1分あたりサリ
シンからグルコ−ス1.0 μmoleを遊離させる。
【0168】活性: 22U/mg固体 12 mg 固体 ==> 264 単位 0〜5℃で乾燥貯蔵する。 基 質: p−ニトロフェニル−β−D−グルコ
ピラノサイド (SIGMA No.N-7006) 結晶 2.4%含有溶液 無水物分子量 301.3 0℃以下で乾燥貯蔵する。
【0162】試 験1: ガ ス: 1.空気 2.N2 3.空気 4.O2 圧 力: 1.2 atm (30psi) 溶液の調製: 4/29/91 調製:4/26/91 溶液A: リン酸ナトリウム緩衝液
(25℃でpH6.8 ) 脱イオン水2L 2 x 141.96 x 0.2 x 245 x 1/1000 = Na2 HPO4 13.91
g 2 x 119.96 x 0.2 x 255 x 1/1000= Na 2 HPO4 12.20
g 試験したpH: 溶液B:チロシナーゼ リン酸ナトリウム緩衝溶液(228
U/ml) T-7755 14.2mg をリンナトリウム酸緩衝液240mL (25℃
でpH6.8 )に希釈した。
【0163】溶液C:L−チロシン リン酸ナトリウム
緩衝溶液(50μg/ml) T-3754 10mg を、リン酸ナトリウム緩衝液200ml (25℃
でpH6.8 )に希釈した。
【0164】溶液E:β−D−グルコピラノサイド リ
ン酸ナトリウム緩衝溶液( 100μg/mL) N-7006 25mg を、リン酸ナトリウム緩衝液250ml (25℃
でpH6.8 )に希釈した。
【0165】溶液F:β−D−グルコシダーゼ リン酸
ナトリウム緩衝溶液 pH 6.8 (25℃)( 2.18 単位/ml ) G-4511 24mg を、リン酸ナトリウム緩衝液242ml (25℃
でpH6.8 )に希釈した。 方 法: セル搬送体を分光光度計から取り外
し、固定されたセルを取り付けた。
【0166】アクリルキュベットを、まず、青いシリコ
ンフプラグ、針を取り付け、次いで、通常の全ての提案
されているシリコンを用いてキュベットの頭頂部及ぶ側
面部を被覆する (siliconing)ことにより作製した。こ
れらを使用前48時間放置して硬化ささせた。シリコン
が硬化した場合に、キュベットを、垂直に次いでプラグ
の周囲にストラピングテープでくくった。
【0167】試料の調製:4/29/91 キュベットを、2気圧試験のために両方の酵素で満たし
た。
【0168】各キュベットに、適当なガス10 x 10cc を
注入し、実行する前15分間冷凍した。
【0169】血清用バイアルを、対応する酵素 5ccで満
たし、実行する前に適当なガス10 x 10cc を注入した、
分光光度計を各ガスの連続流を全ての時間において各ス
ペクトルに供給できるように設定した。100 psimax
ージを取り付けてキュベット圧力を示し、開閉弁を取り
付けて、2番目の繰り返しの間に参照セルを加圧するこ
とを可能にした。ボール弁をシリンダ/ハウスラインと
ゲージの間に取り付け、ガス流を、分光光度計において
直接制御できるようにした。チェック弁を各ラインに配
置し、バック圧力がハウスラインまたはガスシリンダの
汚染を起こさないことを保証した。キュベットは全部の
実行の間、2つの針を保持した。これらの針の一つは、
ガスラインに取り付けられ、一方、2番目の針は、酵素
を誘導し、その後塞ぐために使用された。組立部品がか
さばっているために、分光光度計の取り付けられたドア
は使用できないので取り外した。4層薄膜ブラックフェ
ルトカバ−を各スペクトルのために作製し、システムに
入る光量を最小にした。
【0170】キュベットが分光光度計の中の温度が平衡
になる間、両方の針は、まだ取付けられている10ccシリ
ンジと共に、キュベットに残された。酵素を誘導するよ
りも前に、ガスラインを針に取り付けると同時にシリン
ジの一つを取り外した。これにより、少量のガス流がラ
インを通過すると同時に酸素の汚損がないことが保証さ
れた。針は、液面の上に残されていた。2番目のシリン
ジを取り外して、キュベットを通るガス流を一定にし
た。
【0171】酵素は、1ccシリンジを用いて、2番目の
針を通して注入された。この針は、その後に塞がれ、キ
ュベットは加圧され、実行が開始した。
【0172】4/29/91 2 atm 参照は加圧しなかった。
【0173】チロシナーゼ: 1.空気で加圧しなかっ
た参照または試料 2.繰り返し1(参照セルは加圧せず) 4.ガス グルコシダーゼ:1.空気で加圧しなかった参照または
試料 2.繰り返し1(参照セルは加圧せず) 4.ガス スペクトル試験:室温 キュベット: 10 PARAM : スリット1 スピード 1500 Asave Y Aprint N TDrive: チロシナーゼ: 新しい分光光度計
(B) 305 nm 60 Pts ==> 15 分間実行 16s int ymin = 0.0 ymax = 2.0 β−グルコシダーゼ:古い分光光度計(A) 400 nm 60 Pts ==> 15 分間実行 16s int ymin = 0.0 ymax = 2.0 ブランク: チロシナーゼ: 溶液A 2mL +
溶液B 0.5mL β−グルコシダーゼ: 溶液E 2mL + 溶液A 0.5
mL 試 料: チロシナーゼ: 溶液C 2mL +
溶液B 0.5mL β−グルコシダーゼ: 溶液E 2mL + 溶液F 0.5
mL ファイル: 4/29/91 チロシナーゼ: 空気参照(加圧せず):429TYTRL.SP 2 atm (加圧していない参照): Y4E1P1G1...7.SP グルコシダーゼ: 空気参照(加圧せず):429GLUTR.SP 2 atm (加圧していない参照): Y4E2P1G1...7.SP 記 : 固定された試料セルの内側の温度は、我々
が得た結果を直接に達成できる程度に一定に維持されな
かった。我々は、両方の分光光度計に固定されたセルホ
ルダーを取り外し、セル搬送体に取り替えるであろう。 トライアル2:4/30/91 ガス:1.空気 2.窒素 3.アルゴン 4.酸素 圧力:1. 2気圧(30psi) 試料の調製:4/30/91に調製した溶液を使用す
る。 方 法:トライアル1で述べたように、ガスを連続的に
流すため、分光光度計を組み立てた。固定セルホルダー
の代わりにセル運搬装置を設け、フィッシャーサーキュ
レーター、およびデジタルコントローラー用いて温度を
一定に保つことができるようにした。適切に光を遮断す
る目的で、黒色のフェルトカバーを続けて使用した。
【0174】各酵素に対し、上記4種類のガス全てを用
いて加圧せずにガスを供給した。各キュベットを対応す
るガス10×10ccで満たし、更に15分間冷却し
た。これらキュベットを分光光度計内に備え、このとき
キュベットをガスで満たすのに使用した2本の針を取り
除いた。次に、20Gll/2の針が装着された1cc
シリンジを用いて、前記キュベット内に酵素を導入し
た。シリンジの針は、シリコーンプラグを通してキュベ
ット内に入れたが、液中には浸さなかった。この酵素の
導入は、加圧ガスを流した場合と同様であることが確認
された。
【0175】血清バイアルを、操作に先立って、相応の
酵素5ccで満たし、更に適切なガス10×10ccで
満たした。 キュベット: チロシナーゼ:この酵素には、ブルーシリコーン、一般
用シリコーン、およびストラッピングテープを有するキ
ュベットを使用した。
【0176】グルコシダーゼ:この酵素には、ブルーシ
リコーンのみを有するキュベットを使用した。
【0177】全てのキュベットについて、使用前に32
psiまで圧力テストを行った。 分光の検討: キュベット:26 パラメーター:スリット 1 速度 1500 Asave Y Aprint N TDrive: チロシナーゼ:新分光光度計(B)25℃ 305nm 60pts → 15分運転 16秒間隔 y(最小値)=0.0 y(最大値)=1.6 β -グルコシダーゼ:旧分光光度計(A)35℃ 400nm 60pts → 15分運転 16秒間隔 y(最小値)=0.0 y(最大値)=2.0 ブランク: チロシナーゼ :溶液A 2mL+溶液B 0.5
mL β -グルコシダーゼ:溶液E 2mL+溶液A 0.5
mL 試料: チロシナーゼ :溶液C 2mL+溶液B 0.5
mL β -グルコシダーゼ:溶液E 2mL+溶液F 0.5
mL ファイル:4/30/91 チロシナーゼ: ガス供給(加圧せず) :Y6E1RSG1…4.S
P 2気圧(参考 加圧せず):Y6E1P1G1…4.S
P 2気圧(参考 加圧せず):Y7E1P1G1…4.S
P グルコシダーゼ: ガス供給(加圧せず) :Y6E2RSG1…4.S
P 2気圧(参考 加圧せず):Y6E2P1G1…4.S
P 2気圧(参考 加圧せず):Y7E2P1G1…4.S
P 備考:発明者らは、今後の圧力テストにはブルーシリコ
ーンプラグを有するキュバレットを用いることを決定し
た。一般用シリコーンおよびストラッピングテープを用
いると、ブルーシリコーンをキュバレットを用いた場合
のガスの密閉の完全性が損なわれるようである。 トライアル3:5/1/91 ガス:1.空気 2.窒素 3.アルゴン 4.酸素 圧力:1. 3気圧(45psi) 試料の調製:4/29/91に調製した溶液を使用す
る。 方 法:4/30/91のトライアル2と同様の方法
で、本トライアルを行った。 分光の検討: キュベット:31 パラメーター:スリット 1 速度 1500 Asave Y Aprint N TDrive: チロシナーゼ:新分光光度計(B)25℃ 305nm 60pts → 15分運転 16秒間隔 y(最小値)=0.0 y(最大値)=1.6 β -グルコシダーゼ:旧分光光度計(A)35℃ 400nm 60pts → 15分運転 16秒間隔 y(最小値)=0.0 y(最大値)=2.0 ブランク: チロシナーゼ :溶液A 2mL+溶液B 0.5
mL β -グルコシダーゼ:溶液E 2mL+溶液A 0.5
mL 試料: チロシナーゼ :溶液C 2mL+溶液B 0.5
mL β -グルコシダーゼ:溶液E 2mL+溶液F 0.5
mL ファイル:5/1/91 チロシナーゼ: ガス供給(加圧せず) :Y6E1RSG1…4.S
P ガス供給(加圧せず) :Y7E1RSG1…4.S
P 3気圧(参考 加圧せず):Y6E1P2G1…4.S
P 3気圧(参考 加圧せず):Y7E1P2G1…4.S
P グルコシダーゼ: ガス供給(加圧せず) :Y6E2RSG1…4.S
P 3気圧(参考 加圧せず):Y6E2P2G1…4.S
P (新しいブランクを使用) 3気圧(参考 加圧せず):Y7E2P2G1…4.S
P トライアル4:5/3/91 ガス:5.空気 6.ネオン 7.クリプトン 8.キセノン 圧力:1. 2気圧(30psi) 溶液の調製:5/2/91 調製:4/26/91 溶液A:リン酸ナトリウム緩衝液 pH6.8,25℃ 脱イオン水 2L 2×141.96×0.2×245×1/1000=13.91g Na2 HPO4 2×119.96×0.2×255×1/1000=12.20g NaH2 PO4 pH試験済: 溶液B:リン酸ナトリウム緩衝液(228U/ml)中
チロシアナーゼ溶液 T−7755 7.1mgを、pH6.8,25℃,リ
ン酸ナトリウム緩衝液120mLに希釈 溶液C:リン酸ナトリウム緩衝液中L- チロシン50p
g/mLの溶液 T−3754 10mgを、pH6.8,25℃,リン
酸ナトリウム緩衝液200mLに希釈 溶液E:リン酸ナトリウム緩衝液中β- D- グルコピラ
ノサイド100μg/mLの溶液 N−7006 12.5mgを、pH6.8,25℃,
リン酸ナトリウム緩衝液125mLに希釈 溶液F:リン酸ナトリウム緩衝液中β- D- グルコシダ
ーゼの溶液 G−4511 12mgを、pH6.8,25℃,リン
酸ナトリウム緩衝液121mLに希釈 方 法:下記の2点を除き、トライアル2および3と同
様の方法で、本トライアルを行った。即ち、酵素をキュ
バレット内に注入した後シリンジの針を液中に浸し、ま
た多量の一般的なシリコーンを前記針の周辺に配し、ガ
スがキュバレットから漏れ出るのを防止した。 分光の検討: キュベット:20 パラメーター:スリット 1 速度 1500 Asave Y Aprint N TDrive: チロシナーゼ:新分光光度計(B)25℃ 305nm 40pts → 10分運転 16秒間隔 y(最小値)=0.0 y(最大値)=1.6 β -グルコシダーゼ:旧分光光度計(A)35℃ 400nm 40pts → 10分運転 16秒間隔 y(最小値)=0.0 y(最大値)=2.0 ブランク: チロシナーゼ :溶液A 2mL+溶液B 0.5
mL β -グルコシダーゼ:溶液E 2mL+溶液A 0.5
mL 試料: チロシナーゼ :溶液C 2mL+溶液B 0.5
mL β -グルコシダーゼ:溶液E 2mL+溶液F 0.5
mL ファイル:5/1/91 TDriveにより、液中に浸された針が吸収に関して
問題を引き起こさないことを調べる。
【0178】TDrive:40pts,16秒間隔,
305nm:TYRONEE1.SP TDrive:40pts,16秒間隔,400nm:
GLUCNEE1.SP チロシナーゼ: ガス供給(加圧せず) :Y6E1SRG5…8.S
P 2気圧(参考 加圧せず):Y6E1P1G5…8.S
P グルコシダーゼ: ガス供給(加圧せず) :Y6E2SRG5…8.S
P 2気圧(参考 加圧せず):Y6E2P2G5…8.S
P 備考:針が光路に入った場合、液面上へ移動させた。こ
の操作は室内の光を消した状態で行われ、その間、分光
光度計の作動箇所にフェルトカバーが掛けられた。 結 果 結果を、空気1気圧に比較したガスの阻害%/加圧後の
空気1気圧に比較したガスの阻害%として示した。 チロシナーゼに関して: 2気圧 3気圧 30.6気圧 100気圧 (24時間)(1時間)(24時間)(1時間) 空気 -7.0,-15.4 -11.6 -37.0 -4.9 -65.8 -11.1 キセノン -76.0/-86.2 -87.0 -85.7 クリプトン -84.5/-93.1 アルゴン -76.9/-90.4 -55.8/-72.1 ネオン -69.0/-84.5 窒素 -71.2/-88.5 -72.1/-82.6 -78.8 -15.4 -84.7 -20.0 相対的な効果の変化が非常に大きい。例えば、キセノン
については75%である。この結果より、圧力のみがチ
ロシアニンを顕著に阻害しているとが明らかである。 βグルコシダーデに関して:3気圧において、観察され
る増進の程度は以下の如く変化した: 空気 0(増進) > −12.5(阻害) キセノン +3.1 > −15.7 クリプトン +2.0 > −6.2 アルゴン +1.0 > −13.2 ネオン +1.0 > −12.5 窒素 0 > −5.0 上記の結果より明らかなように、従来技術で報告された
希ガスによるヒドロラーゼおよび他の酵素の阻害は、静
水効果によるものである。 酸素添加実験:チロシナーゼに酸素を加えることによ
り、窒素の効果が完全に低減された。一方、酸素を加え
ることによって希ガスの効果はあまり低減されなかっ
た。この理由は、希ガスが溶液からの単なる酸素の競争
的な置換に加えて、分子の特性により酵素に影響を及ぼ
しているからである。この結果より、希ガスの効果と窒
素の効果が明らかに区別される。また、酸素を少量加え
ることはチロシナーゼの活性を僅かに強めるが(酸素を
必要とする反応に対して期待されるように)、更に酸素
を加えても、付加的な効果は全く得られない。このよう
に、酸素の圧力と酵素の活性との間に完全な線形性があ
るという報告は、酸素が極限条件にある場合のみについ
て示されるものであり、全般には該当しない。
【0179】空気に酸素を加えることにより、チロシナ
ーゼの活性が最高6%大きくなった。
【0180】キセノン飽和溶液に酸素を飽和量まで加え
ると、キセノンの効果は、85%の阻害から50%の阻
害まで変化した。
【0181】アルゴン飽和溶液に対して上述したように
酸素を加えると、アルゴンの効果は82%の阻害から1
2%の阻害まで変化する。
【0182】窒素飽和溶液に対して上述したように酸素
を加えると、窒素の効果は完全になくなり、84%の阻
害から阻害0%の状態になる。
【0183】グルコシダーゼの反応に対して酸素を加え
た場合、酸素の独立した反応について期待されるような
効果は見られない。酸素を加えても、どの希ガスの酵素
に対する作用についても効果が得られないことは、希ガ
スの酵素に対する効果が希ガスの分子の特性に因ること
を重ねて示している。 ガス混合物の実験 希ガスと窒素および酸素の混合物に加え、クリプトンと
キセノンとの混合物、続いてアルゴンと、キセノンおよ
びクリプトンのいずれかとの混合物について、テストを
行った。
【0184】抑制VS.エアーコントロールとして表わさ
れるチロシナーゼに対する結果。
【0185】 混合物=AR中のXeの% 抑制% =Ar中のKrの% 抑制% 0 −75 0 −75 0.1 −72 1.0 −73 5.0 −83 10.0 −81 10.0 −80 50.0 −78 50.0 −78 100.0 −86 100.0 −77 同様の結果がベータグルコシダーゼでも得られた。ここ
で、増強が全ての混合物に対して観測された。そして、
これらは、Xe、Kr、又は、Arに対するのと同じ大
きさであり、混合ガスから純粋のガスまでの密接さに依
存している。
【0186】プロトコル;ガス混合物 理論: 酵素活性はガス混合物で変化するであろう。 ガス混合物: 1. Ar/Xe 2. Ar/Kr 3. 0.1% 4. 1.0% 5. 5.0% 6. 10.0% 7. 50.0% 酵素: チロシナーゼ(シグマNo.T−7755) (モノフェノールモノオキシゲナーゼ;ポリフェノール
オキシダーゼ;カテコールキシダーゼ;オキシジンオキ
シドリダクターゼ;EC 1.14.18.1) マッシュルームより チロシナーゼ単位の定義 1単位は、L−チロシンを含む反応混合物3mL中、2
5℃、pH6.5で1分当たり0−001のA280 の増
加を起こすであろう。
【0187】チロシナーゼ活性:3870 U/mg 固体 7.1mg 固体==>27,440単位 0℃以下で乾燥して保存した。
【0188】ロット#8OH9615 基質: L−チロシン(シグマNo.T−3754) L−3−[4−ヒドロキシフェニル]アラニン フリー塩基(pfs)結晶性 無水 分子量181.2 室温(25℃)で保存 ロット#59F−0478 酵素: β−D−グルコシダーゼ(シグマNo.G−4
511) エマルジン;β−D−グルコシドグルコヒドロラーゼ
EC 3.2.1.21) アーモンドより 単位の定義:1単位は37℃、pH5で1分当たりサリ
シンから1μmol のグルコースを遊離するであろう。
【0189】活性:22U/mg固体 12mg個体==>264単位 0−5℃で、乾燥して保存した。
【0190】ロット#49F−4021 基質: p−ニトロフェニル−β−D−グルコピラノシ
ド(シグマNo.N−7006) 結晶性 2.4%の溶媒を含む 無水 分子量301.3 0℃以下で保存 ロット#129F−5057 溶液の調製: 調製:4/15/91 溶液A:リン酸ナトリウム緩衝液 2
5℃でpH6.6 1L の脱イオン化水 141.96×0.2 ×187.5 ×1/1000=5.3g Na2 HPO 4 119.96×0.2 ×312.5 ×1/1000=7.5g Na2 HPO 4 調製:4/17/91 溶液B:リン酸ナトリウム緩衝液のチ
ロシナーゼ溶液(228U/ml) 1L の脱イオン化水 14.2 mg のT-7755を240mlのリン酸ナトリウム緩衝液
pH6.6に希釈した。 調製:4/17/91 溶液C:リン酸ナトリウム緩衝液の50
μg/mlL−チロシン溶液(228 U/ml) 10 mg のT-3754を25℃、pH6.6で200mlのリン
酸ナトリウム緩衝液に希釈した。 調製:4/10/91 溶液D:リン酸ナトリウム緩衝液 2
5℃でpH6.8 2L の脱イオン化水 2 ×141.96×0.2 ×245 ×1/1000=13.91 g Na2 HPO 4 2 ×119.96×0.2 ×255 ×1/1000=12.20 g Na2HPO4 調製:4/15/91 溶液E:リン酸ナトリウム緩衝液の10
0 μg/mlβ−D−グルコピラノシド溶液 25 mg のT-7006を250mlのリン酸ナトリウム緩衝液p
H6.8(25℃)に希釈した。 調製:4/17/91 溶液F:リン酸ナトリウム緩衝液pH
6.8(25℃)の100μg/mlβ−D−グルコシダ
ーゼ溶液(2.18単位/ml) 24 mg のG-4511を242mlのリン酸ナトリウム緩衝液に
25℃pH6.8で希釈した。 方法: 4/17/91 :溶液を調製、キュベットがガス漏れしないこ
とを確認した後、空気でキュベットを浄化し、キュベッ
トを満たし凍結する。酵素血清バイアルを調製し、ガス
バイアルを調製する。
【0191】4/18/91 :ガス混合物の調製:120cc
の血清バイアルがガスを供給して混合するのに用いられ
る。これらのバイアルは1気圧のアルゴンがバイアル中
に維持されるように吸引して浄化する。バイアルはこの
方法で20秒間浄化する。バイアルは針を通して開放し
わずかな加圧下に置く。これを120ccのアルゴンと
みなす。次にアルゴンの必要量と(Xe又はKr)と混
合されるガスは30ccのシリンジと針を用いバイアル
に導入される。
【0192】 % アルゴン Xe/Kr 0.1% 120cc 0.2cc 1.0% 118cc 2.4cc 5.0% 108cc 12cc 10% 96cc 24cc 50% 0cc 120cc トライアル1: 我々は、1つのバイアルのガス混合物
を用い、8×10ccのバイアル外のガスを用いて酵素
にガスを供給した。我々は第2のバイアルのガス混合物
を用い、8×10ccのバイアル外のガスを用いてキュ
ベット/基質にガスを供給した。アルゴンとキセノンを
ガスシリンダーから補給した。
【0193】 酵素 ガス Ar Ar Xe Xe 0.1%Ar/Xe Ar 1.0%Ar/Xe Ar 5.0%Ar/Xe Ar 細胞輸送装置: ガス混合物: Ar/Xe、1回反復 ラン1: 細胞1:Ar 細胞2:Xe 細胞3:Ar/Xe 0.1% 細胞4:Ar/Xe 1.0% 細胞5:Ar/Xe 5.0% (反復1: R1) PARAM:スリット1 スピード1500 Asave Y Aprint N CPRG: チロシナーゼ: 25℃ 305nm 80Pts ===>20分ラン 16s int Ymin =0.0 Ymax =2.0 B−グルコシダーゼ: 35℃ 400nm 60Pts ===> 15分ラン 16s int Ymin =0.0 Ymax =1.5 ブランク: チロシナーゼ: 2mL溶液A+
0.5mL溶液B β−グルコシダーゼ: 2ml溶液E+0.5mL溶液
D サンプル: チロシナーゼ: 2ml溶液C+
0.5ml溶液B β−グルコシダーゼ: 2ml溶液E+0.5ml溶液
F ファイル: チロシナーゼ:X9R1GlM1...5.SP グルコシダーゼ:XOR1G1M1...5.SP トライアル1の結果:我々は、チロシナーゼのラン中
に、空気が混入することを見い出した。そして、同様の
ことがグルコシダーゼの実行に対しても正しいことが推
測された。我々が1のバイアルから8×10ccのガス
混合物を補給できないことを我々は明確にした。従っ
て、我々は、ガス処理するためのキュベット当たり、2
つのバイアルのガス混合物および、キュベット/バイア
ル当たり10×10ccを補給できる酵素当たり2つの
ガス混合物を調製することに決めた。 トライアル2:キュベット当たり2つのバイアルのガス
混合物と、酵素当たり2つのバイアルのガス混合物を用
いて第二のランにガスを供給した。次に、最後の2つの
ガス混合物(10%と50%)を供給し続けた。
【0194】ガス混合物: Ar/Xe、1回反復 細胞輸送装置: ラン2: 細胞1:Ar 細胞2:Xe 細胞3:Ar/Xe 10.0% 細胞4:Ar/Xe 50.0% 細胞5:空気 (反復1: R1) PARAM:スリット1 スピード1500 Asave Y Aprint N CPRG: チロシナーゼ: 25℃ 305nm 80Pts ===>20分ラン 16s int Ymin =0.0 Ymax =2.0 B−グルコシダーゼ: 35℃ 400nm 60Pts ===> 15分ラン 16s int Ymin =0.0 Ymax =1.5 ブランク: チロシナーゼ: 2mL溶液A+
0.5mL溶液B β−グルコシダーゼ: 2ml溶液E+0.5ml溶液
D サンプル: チロシナーゼ: 2ml溶液C+
0.5ml溶液B β−グルコシダーゼ: 2ml溶液E+0.5ml溶液
F ファイル: チロシナーゼ:X9R1G1M6...0.SP グルコシダーゼ:XOR1G1M6...0.SP トライアル2の結果:チロシナーゼは予期したような分
離を与えた。従って、我々は、新しいガスの供給法が適
当であると仮定し、この方法でガスを供給し続けた。グ
ルコシダーゼは、大きな分離を示さなかった。従って、
時間制限により、我々は、10%から50%のガス混合
物を特別にチロシナーゼに集中した。
【0195】ラン3: 細胞1:Ar 細胞2:Xe 細胞3:Ar/Xe 10.0% 細胞4:Ar/Xe 50.0% 細胞5:空気 (反復2: R2) ファイル: チロシナーゼ:X9R2G1M6...0.SP 上述したようにAr/Xe混合物を調製し、10%と5
0%混合物で2回の反復を行った。
【0196】ラン4/5: 細胞1:Ar 細胞2:Kr 細胞3:Ar/Kr 10.0% 細胞4:Ar/Kr 50.0% 細胞5:空気 (反復1、2: R1、R2) ファイル: チロシナーゼ:X9R1G2M6...0.SP X9R2G2M6...0.SP 結果:Ar/Xeでの結果は、我々がAr/Krで得た
結果より良いように思われる。我々は10%および50
%を用いて両混合物の反復を続ける。時間の許すかぎ
り、我々は0.1%、1%および5%の両ガス混合物を
チロシナーゼについてのみ、このように反復すつもりで
ある。 4/19/91 :チロシナーゼは一方の分光器でAr/Xeを
2反復し、他の分光器でAr/Krを反復した。
【0197】新しい分光器: ラン1: 細胞1:Ar 細胞2:Xe 細胞3:Ar/Xe 10.0% 細胞4:Ar/Xe 50.0% 細胞5:空気 (反復3: R3) ラン2: 細胞1:Ar 細胞2:Xe 細胞3:Ar/Xe 10.0% 細胞4:Ar/Xe 50.0% 細胞5:空気 (反復4: R4) 古いスペクトル: ラン1: 細胞1:Ar 細胞2:Xe 細胞3:Ar/Xe 10.0% 細胞4:Ar/Xe 50.0% 細胞5:空気 (反復3: R3) ラン2: 細胞1:Ar 細胞2:Xe 細胞3:Ar/Xe 10.0% 細胞4:Ar/Xe 50.0% 細胞5:空気 (反復4: R4) PARAM:スリット1 スピード1500 Asave Y Aprint N CPRG: チロシナーゼ: 25℃ 305nm 80Pts ===>20分ラン 16秒間隔 Ymin =0.0 Ymax =2.0 ブランク: チロシナーゼ: 2mL溶液A+
0.5mL溶液B サンプル: チロシナーゼ: 2ml溶液C+
0.5ml溶液B ファイル: Ar/Xe: X9R3G1M6...0.SP X9R4G1M6...0.SP −−−−−−−−−−−−−−− 10ファイル Ar/Kr: X9R3G2M6...0.SP X9R4G2M6...0.SP −−−−−−−−−−−−−−− 10ファイル 時間の許す限り:我々は以下をランできたのみであっ
た。
【0198】新しい分光器: ラン3: 細胞1:Ar 細胞2:Xe 細胞3:Ar/Xe 0.1% 細胞4:Ar/Xe 1.0% 細胞5:Ar/Xe 5.0% (反復2: R2) ラン4: 細胞1:Ar 細胞2:Xe 細胞3:Ar/Xe 0.1% 細胞4:Ar/Xe 1.0% 細胞5:Ar/Xe 5.0% (反復3: R3) ファイル: Ar/Xe: X9R2G1M1...5.SP X9R3G1M1...5.SP −−−−−−−−−−−−−−− 10ファイル 従って、本発明は一般に、一以上の貴ガスまたはそれら
の混合物を含むガスに、一以上の酵素を接触させること
によって、酵素活性を調節する方法を提供する。
【0199】本発明に従えば、調節された酵素は、単一
な酵素、単離された酵素、または、複数の酵素からなる
混合物であり得る。例えば、本発明に従えば、酵素の混
合物は一以上の酵素の活性を選択的に抑制し、一以上の
酵素の活性を増強することによって調節することができ
る。
【0200】更に、酵素の活性は、本発明に従えば、液
体窒素の沸点(約−200℃)から約120℃の温度範
囲で調節することができる。
【0201】本発明に従えば、どの酵素もこの貴ガスを
用いて調節することができる。しかし、pH、温度、圧
力、[E]および[S]の条件を適切に選ぶことによっ
て、本発明の全ての貴ガスで全ての酵素を選択的に抑制
することができる。更に、本明細書の開示及びガイドラ
インを利用することによって、興味ある独特な酵素シス
テムまたは混合酵素システムの何に対しても、pH、温
度、圧力、[E]および[S]を最適なレベルに決定す
ることは、当業者の技術範囲である。
【0202】次に、この明細書の図面について、より詳
細に説明する。
【0203】図1は、pH6.85での、チロシナーゼ
2.5ml(100μg/ml)対リン酸ナトリウム緩
衝液2.5mlの吸光スペクトルを示している。
【0204】図2は、pH6.85での、L−チロシン
2.5ml(100μg/ml)対リン酸ナトリウム緩
衝液2.5mlの吸光スペクトルを示している。
【0205】図3は、指示された濃度及びpHでの、チ
ロシシナーゼ及びL−チロシンを省いたL−チロシンの
吸光スペクトルを示す。
【0206】図4は、種々の濃度のチロシナーゼ(4
0,60,80及び100μg/μl)との反応ランの
結果を重ね合わせ示したもので、直接的な線型一次チロ
シナーゼ依存性を示している。
【0207】図5は、指示された濃度およびpHを用い
た、等量のキセノン(w/w)によるチロシナーゼの阻
害を示している。
【0208】図6は、26℃でのキセノンによるチロシ
ナーゼの極めて大きい阻害を示しており、大略次のよう
に見積もられている;面積空気ラン曲線=11217 μ,キ
セノン=3037μ,トータル=14254 μ,%トータル面積
空気=78.69 %,キセノン=21.31 ,キセノントータル
面積=空気面積の27.08 %,キセノンによる空気速度の
阻害=72.92 %。この阻害の比率は他の通常の酵素阻害
剤に比較して著しく大きい。
【0209】図7は、次のことを示している。即ち、1
5℃において、アルゴンはチロシナーゼ−L−チロシン
反応の平衡を僅かに阻害するにすぎず、キセノンは小さ
いが顕著な阻害効果を示し、またネオン及びクリプトン
は強い効果を示す。酸素および空気は略同様な効果を示
す。
【0210】図8は、次のことを示している。即ち、2
0℃において、キセノンはチロシナーゼ−L−チロシン
反応を極めて強く阻害する一方、他のガスであるキセノ
ン及びアルゴンは全て効果的な阻害剤である。
【0211】図9は、酸素がチロシナーゼ−L−チロシ
ン反応に対して温和な阻害効果しかもたないことを示し
ている。
【0212】図10は、20℃における、チロシナーゼ
−L−チロシン反応のアルゴンによる強い阻害を示し、
またクリプトンも略同様の効果を有することを示してい
る。しかし、示された他のガスもまた効果的な阻害剤で
ある。
【0213】図11は、酸素が、25℃のチロシナーゼ
−L−チロシン反応に対して僅かな阻害効果しかもたな
いことを示している。
【0214】図12は、30℃でのチロシナーゼ活性に
対する、ネオン、アルゴン、クリプトン及びキセノンの
阻害効果を示している。
【0215】図13は、30℃でのチロシナーゼ活性に
対する酸素の阻害効果を示している。
【0216】図14は、直接的に酸素溶解度の差に帰結
する速度変化を示す、空気中でのチロシナーゼ−L−チ
ロシン標準反応ランを示している。空気の代わりに酸素
を用いて得られる曲線は同一である。
【0217】図15は、温度依存性であるネオンを用い
た阻害効果を示している。
【0218】図16は、クリプトンのチロシナーゼ阻害
能力と温度との間の、直接的な逆の(負の)関係を示し
ている。
【0219】図17は、キセノンが他のガスよりも良好
に、チロシナーゼ−L−チロシン反応の平行を阻害する
ことを示している。bytはクリプトン及びアルゴンと
同様、この反応の速度のみを減少させる。更に、曲線形
状は高度に変化し、これは不思議にもチロシネートとの
直接的な活性部位相互作用を示唆する。キセノンは温度
と逆に相互作用し、20℃と25℃の間に効果の動的遷
移を有する。
【0220】図18は、20℃において、アルゴン、キ
セノン及びネオンが全て劇的にチロシナーゼ活性を阻害
するのに対して、クリプトンの効果は少ないことを示し
ている。窒素もまた、該反応を極めて良く阻害するが、
酸素は少ない効果しか示さない。
【0221】図19は、25℃において、アルゴン及び
窒素が他の希ガスよりも低レベルで阻害するのに対し、
酸素は反応を増大させることを示している。クリプトン
−キセノン曲線対とネオン−アルゴン曲線対との間の曲
線形状の小さな差は、相対的に良く似たファン・デル・
ワールス排斥および酸素稀釈の効果によるものである。
【0222】図20は、30℃において、酸素は溶解度
が低下するため、もはやチロシナーゼ活性を増大しない
ことを示している。他のガスも全て効果的ではあるが、
キセノンは他のガスよりも極めて良好に反応を阻害す
る。
【0223】図21は、20℃と25℃の間で活性遷移
が起こる、ネオンによるチロシナーゼ活性の阻害を示し
ている。
【0224】図22は、アルゴンによるチロシナーゼ活
性の阻害を示しており、これは20℃におけるアルゴン
による阻害はネオンによる阻害よりも良好であるが、2
5℃での阻害はネオンよりも小さいことを示す。これら
の差は、溶解度/酸素拡散能に直接帰結すると思われ
る。
【0225】図23は、20℃と25℃の間で活性遷移
が起こる、クリプトンによるチロシナーゼ活性の阻害を
示している。これは、ガスと酵素活性部位との間に直接
の相互作用があることの強力な証拠を与える。
【0226】図24は、キセノンによるチロシナーゼ活
性の阻害において、少なくとも二つの活性遷移が存在す
ることを示している。第一の活性遷移は25℃と30℃
の間にあり、第二の活性遷移は30℃と35℃の間にあ
る。20℃と25℃の間に、第三の活性遷移が存在する
かもしれない。これらの遷移は、ガスと酵素活性部位都
の間に直接の相互作用が存在することの強力な証拠を提
供する。
【0227】図25は、純粋に、酸素を溶液から置換す
ることを含む溶解度メカニズムによるチロシナーゼの阻
害を示している。空気は、期待された溶解(駆動された
速度パターン)を示す一方、酸素は30℃で飽和する。
【0228】図26は、窒素によるチロシナーゼ活性の
阻害を示している。窒素は、酸素を溶液から置換するこ
とを含む溶解度メカニズムによってのみ酵素を阻害する
ことができるが、チロシナーゼ活性の阻害においては効
果的である。遷移極大は20℃の後に観察される。窒素
曲線と希ガス曲線との間の相違は、潜在的な活性部位阻
害を表している。殆どの場合において、これらの相違
は、夫々のガスについて少なくとも一つの温度で顕著で
ある。
【0229】図27は、20℃と25℃の間のキセノン
活性における大きな相違を示している。これは、酵素活
性部位光学温度(enzyme active site optical temperat
ure)に対応している。
【0230】図28は、クリプトン、キセノン、アルゴ
ン、窒素およびネオンによるグルコースオキシダーゼの
阻害を示している。
【0231】図29は、クリプトン、キセノン、アルゴ
ン、並びにクリプトン及びキセノン混合物による、α−
グルタミルトランスペプチダーゼの阻害を示している。
【0232】図30は、クリプトン、キセノン、アルゴ
ン、並びにクリプトン及びキセノン混合物による、アス
パルテート・アミノトランスフェラーゼの阻害を示して
いる。
【0233】図31は、SF6 、アルゴン、窒素、ネオ
ン及び酸素によるα−D−グルコシダーゼの阻害を示し
ている。
【0234】図32は、ネオン、酸素および窒素によ
る、フェニルアラニン・アンモニア−ライゼートの増強
を示している。
【0235】図33は、キセノン及びクリプトンによる
サイトレートシンターゼの増強、並びにアルゴンによる
その阻害を示している。
【0236】図34は、10℃における、キセノン、ク
リプトン、アルゴン、並びにクリプトン及びキセノン混
合物によるホスホグルコースイソメラーゼの増強を示し
ている。
【0237】図35は、25℃における、ネオン及び窒
素によるホスホグルコースイソメラーゼの増強、および
酸素によるその阻害理論を示している。
【0238】図36は、25℃における、クリプトン、
並びにクリプトン及びキセノン混合物によるS−アセチ
ルCoAシンセターゼの増強を示している。
【0239】図37は、100気圧での、β−グルコシ
ダーゼに対する空気および窒素の阻害効果を示してい
る。この効果は、単に、高圧による酵素の損傷によるも
のである。
【0240】図38は、30気圧での、β−グルコシダ
ーゼに対する空気および窒素の阻害効果を示している。
この効果は、単に、高圧による酵素の損傷によるもので
ある。
【0241】図39は、30気圧での、チロシナーゼ活
性に対する空気、キセノンおよび窒素の阻害効果を示し
ている。この効果は、高圧による酵素の損傷によるもの
である。
【0242】図40は、100気圧での、チロシナーゼ
に対する空気、キセノン及び窒素の阻害効果を示してい
る。この効果は、高圧による酵素の損傷によるものであ
る。
【0243】図41は、β−D−グルコシダーゼ活性に
ついて例示したように、酵素−基質濃度が希ガスによる
増強または阻害の結果に影響することを示している。S
1 ,S2 及びS3 は、増大する三つの異なった基質濃度
を表している。この結果は、酵素および/または基質の
コストを低減し、或いは現在は不可能である反応に適合
するように現在のバイオ技術プロセスを変形し得ること
を意味するから、有利である。
【0244】図42は、例えば10℃においてラクテー
トデヒドロゲナーゼを増強し、次いで阻害するキセノン
及びネオンの夫々異なった効果を示している。これは、
選択されるガスに応じて、所定の酵素を増強または阻害
し得ることを意味するので、有利である。
【0245】図43は、高温でも、本発明の効果が観察
されることを示している。明らかに、60℃において、
α−グルコシダーゼ活性はアルゴン、窒素およびキセノ
ンによって増強され、クリプトンによって阻害される。
明瞭なように、この酵素に関して、アルゴンは60℃に
おける強力な増強剤である。
【0246】図44は、25℃において、固定化形態の
β−グルコイシダーゼの酵素活性を増大させるキセノン
の効果を示している。
【0247】上記のように、本発明に従えば、酵素活性
は液体窒素温度(約−200℃)の低温から約120℃
の広範な温度領域に亘って調節され得る。更に、使用さ
れるガスまたはガス混合物の圧力は、約10-8大気圧の
超高真空のような低圧から約100大気圧までの間であ
る。しかし、もっと低い圧力または高い圧力を用いるの
が望ましいかもしれない。しかしながら、一般的には、
約10-3〜約3大気圧のガス圧力が用いられ、約10-2
〜約2大気圧のガス圧力が最も普通に用いられる。
【0248】上記のように、本発明は選択される酵素お
よび酵素の形態に拘らず、有効である。以下の例は、固
定化酵素の酵素活性の調節における本発明の有効性を例
示するために与えられる。
【0249】プロトコール:固定化酵素 理論 :遊離の又は固定化された酵素の何れに対
しても、同じガスが奏効する。
【0250】ガス :1.空気 2.キセノン 酵素 :カルドセルム・サッカロリチクム:E.co
li中で発現されたリコンビナント(pfs)からの β−D−グルコシダーゼ(SIGMA 社,No.G-0898 ) β−D−グルコシド・グルコヒドロラーゼ(EC 3.2.1.2
1 ) 凍結乾燥粉末 70℃で38時間の半減期を有する熱安定性酵素 単位定義:1単位は、37℃且つpH5.0 において、サリ
シン(salicin)から1分当り1.0μmol のグルコース
を放出する。
【0251】活性:46U/g固体 10.87g固体→ 500単位 0〜5℃で乾燥して保存した。
【0252】Lot# 50H0251 基質 :p−ニトロフェニル−β−D−グルコピ
ラノシド (SIGMA No.N-7006) 結晶 2.4%の溶媒を含む 無水、分子量 301.3 0℃未満で乾燥して保存 Lot# 129F-5057 溶液調製 : 調製 :5/21/91 溶液A:リン酸ナトリウム緩衝液、25℃でのpH6.
6 1T.脱イオン水 141.96×0.2 ×187.5 ×1/1000= 5.3g Na2 HPO
4 119.96×0.2 ×321.5 ×1/1000= 7.5g Na2 HPO
4 調製 :5/21/91 溶液B: Na Phos. 緩衝液中の 100μg/mL β−D−
グルコピラノシド溶液 25℃、pH6.6の250mL Na Phos.緩衝液に稀釈され
た25mg N-7007 調製 :5/21/91 溶液C1:pH6.6の Na Phos. 緩衝液中(25℃)
中のβ−D−グルコシダーゼ溶液(2.18単位/mL) 25℃でpH6.6の Na Phos. 緩衝液 21 ml中に可溶
化された1g G-0898(不溶性酵素の凍結乾燥粉末の
ために、SIGMA は、必要な量を5−10mg固体/mLH2
Oに懸濁させ、簡単な水和を行わせることを推奨してい
る)。
【0253】我々は簡単な水和(溶液が出現するまで)
を行った。
【0254】400nm 80部 → 16s int Ymin =0.0 Ymax =3.0 ブランク :2mL溶液A+0.5 mL溶液C1 サンプル :2mL溶液B+0.5 mL溶液C1 ファイルズ :G0898G1...4.SP *トライアル2: 5/22/91 セル輸送機 :反復2回 ラン: セル1:空気 セル2:空気(反復) セル3:Xe セル4:Xe(反復) PARAM :スリット1 速度1500 Asave Y Aprint N CPRG :β−グルコシダーゼ:25℃ 400nm 120部 → 16s int Ymin =0.0 Ymax =1.0 ブランク :2mL溶液A+0.5 mL溶液C2 サンプル :2mL溶液B+0.5 mL溶液C2 ファイルズ :2G0898G1...4.SP 更に、本発明、及びそれにより得られた効果を例示する
ために速度論的解析を行った。
【0255】速度論的解析 以前に例示した吸光度曲線のデータは、収量及び速度の
両見地から、異なるガス雰囲気下での酵素活性の相違を
示している。収量は、平衡に達した後、比較曲線の差に
よって、及び正式な線形化及び計算を通して計算され
る。これらはまた速度計算にも必要である。速度の差は
商業的に入手可能なコンピュータープログラムを用いて
計算される(ENZFITTER,GRAFIT,EN
ZPACK,PEAKFIT)。これは、初期のuv/
vis吸光度データ曲線(これらの例においては検出力
曲線)を直線(検出力曲線の線形回帰)に変換するもの
である。これらの線は、その勾配が概算的に速度であ
り、Y−切片が概算的に収量である数式として表わして
もよい。これらのデータは、ミカエリスメンテン或いは
他の標準的な生化学的相関(グラフによって或いは数学
的に表される)を引き出すために処理されてもよく、そ
こから速度及び収量を正確に引き出すことができる。
【0256】図45は、5つの異なる基質濃度における
エアの下でのβ−グルコシダーゼに対するuv/vis
吸光度検出力曲線を示している。
【0257】表1は、Vmax及びKmのミカエリスメ
ンテン酵素速度論的計算、及び各反応速度を示してい
る。Vmaxは限界速度、Kmはミカエリスメンテン定
数である。
【0258】図46及び表2は図45及び表1と同様で
あるが、キセノンの反応に対するものを示している。キ
セノンに対するVmax及びKmの方が大きいことが容
易に明らかである。
【0259】図47、表3、図48及び表4は上記エア
及びキセノンガスの反応に対する検出力曲線の速度につ
いての線形回帰一次変換を示しており、Xe/エア速度
相関が上記と同じ比率であるミカエリスメンテンデータ
に対する近似値を示している。
【0260】図49、図50及び表5はこのランで研究
されたすべてのガスに対する、同様の速度近似一次線形
回帰を示している。この場合、検出力曲線解析におい
て、キセノンのみが重要な増強を示しているが、線形化
は明らかに他のガスが反応を増強することを示してい
る。
【0261】図51、表6、図52、及び表7は、エア
及びキセノンガスに対する検出力曲線として表された1
のチロシナーゼの実験の最初の160秒のデータを示し
ている。線形化された速度の回帰は、キセノンがチロシ
ナーゼ活性を強力に阻害することを示しており、示され
たミカエリスメンテンの計算は、これを実証している。
【0262】
【表1】 残りのデータセットは、上に示したように図面にグラフ
として表されている。
【0263】
【表2】
【0264】
【表3】
【0265】
【表4】
【0266】
【表5】
【0267】
【表6】
【0268】
【表7】 このように、本発明はいずれの酵素の酵素活性も、いず
れかの形で制御する方法を提供する。更にこの制御は、
広範な温度及び示された圧力範囲に渡って生じ得るもの
である。
【0269】前述したように、本発明の制御された1以
上の酵素は、例えば、水溶性又は有機性溶液、固定化さ
れて、分散されて、或いはゲル等のいずれかのタイプの
有機マトリックスであってもよい。このような溶液、固
定化された酵素、分散液、或いは有機マトリックスは当
業者に既知のものである。
【0270】更に、本発明によれば、酵素の混合物は、
その中に含まれる1或いはそれ以上の酵素を阻害するこ
とによって、或いはその中に含まれる1或いはそれ以上
の酵素を増強することによって制御してもよい。また、
混合物中の1またはそれ以上の酵素を阻害し、かつその
中に含まれる1又はそれ以上の他の酵素を増強すること
によって制御することも可能である。
【0271】更に、関心のあるいずれかの特定の酵素シ
ステム或いは混合酵素システムに対して、pH、温度、
圧力、[E]及び[S]の最適なレベルを決定するため
に、上記の本開示及びガイドラインを利用することは、
当該分野においてよく知られている。
【0272】例えば、酵素を購入したときに、関心のあ
るいずれかの特定の酵素システム或いは混合酵素システ
ムに対して、pH、温度、圧力、[E]及び[S]の最
適な状態を、よく知られた参考マニュアルを用いること
によって確かめることができる。例えばシグマケミカル
カンパニーの1990及び1991のカタログ及び、D
ixon及びWebbによるEnzymes、第3版
(Wiley、1979)を見てみよう。この文献か
ら、当業者は本開示を用いることにより、本発明による
所望の効果を得るために、ガスの最適混合物、温度及び
圧力を確かめることができる。
【0273】本発明の記載に関して、本発明の意図及び
範囲を逸脱することなく、上記例に対して多くの変化及
び変形がなされ得ることは当業者において明らかであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】チロシナ−ゼの吸収スペクトルを示す図。
【図2】L−チロシンの吸収スペクトルを示す図。
【図3】L−チロシンをブランクとしたチロシナ−ゼお
よびL−チロシンの吸収スペクトルを示す図。
【図4】チロシナ−ゼの濃度を変えて行なった反応の結
果のオ−バ−レイを示す図であり、各結果は直接線形1
次チロシナ−ゼ濃度依存を示す図。
【図5】等W/Wでのキセノンによるチロシナ−ゼの抑
制を示す図。
【図6】26℃でのキセノンによるチロシナ−ゼの非常に
大きい抑制を示す図。
【図7】15℃でアルゴンがチロシナ−ゼ- L-チロシン反
応の平衡をわずかに抑制し、キセノンは小さくはあるが
有意の抑制効果を有し、ネオンおよびクリプトンは大き
な抑制効果を表わすことを示す図。
【図8】20℃での、チロシナ−ゼ- L-チロシン反応に対
するキセノン、クリプトン、ネオンおよびアルゴンの抑
制効果を示す図。
【図9】酸素が、20℃で、チロシナ−ゼ- L-チロシン反
応に対する増強効果を有していないことを示す図。
【図10】25℃での、チロシナ−ゼ- L-チロシン反応に
対するネオン、アルゴン、クリプトンおよびキセノンの
抑制効果を示す図。
【図11】酸素が、25℃で、チロシナ−ゼ- L-チロシン
反応に対する増強効果を有していないことを示す図。
【図12】30℃での、チロシナ−ゼ- L-チロシン反応に
対するネオン、アルゴン、クリプトンおよびキセノンの
抑制効果を示す図。
【図13】酸素が、30℃で、チロシナ−ゼ- L-チロシン
反応に対する増強効果を有していないことを示す図。
【図14】空気中における種々の温度での標準実行を示
し、速度変化が直接酸素溶解度の差異に起因することを
示す図。
【図15】明確な温度依存性を示す、チロシナ−ゼ- L-
チロシンに対するネオンの抑制効果を示す図。
【図16】クリプトンのチロシナ−ゼ抑制能と温度との
間の直接的逆(否定的)関係を示す図。
【図17】温度とは逆に相互作用する、ネオンによるチ
ロシナ−ゼ- L-チロシンの平衡の抑制を示す図。
【図18】20℃において、アルゴン、キセノンおよびネ
オンの各々がチロシナ−ゼ- L-チロシン反応を劇的に抑
制するのに対して、酸素は反応を増強しないことを示
し、クリプトンは窒素よりも小さい抑制効果を有するこ
とを示す図。
【図19】25℃において、アルゴンおよび窒素は希ガス
よりも少ない程度にチロシナ−ゼ- L-チロシンを抑制
し、酸素は反応を増強することを示す図。
【図20】30℃においては、溶解度の減少のために、酸
素がもはやチロシナ−ゼ- L-チロシン反応を抑制しない
ことを示す図。
【図21】種々の温度における、ネオンによるチロシナ
−ゼ- L-チロシン反応の抑制を示し、20℃および25℃の
間での移行を示す図。
【図22】種々の温度における、アルゴンによるチロシ
ナ−ゼ- L-チロシン反応の抑制を示す図。
【図23】種々の温度における、クリプトンによるチロ
シナ−ゼ- L-チロシン反応の抑制を示す図。
【図24】種々の温度における、キセノンによるチロシ
ナ−ゼ- L-チロシン反応の抑制を示す図。
【図25】純粋に、溶液からの酸素の除去を含む溶解度
機構によるチロシナ−ゼ- L-チロシン反応の抑制を示す
図。
【図26】窒素によるチロシナ−ゼ活性の抑制を示す
図。
【図27】20℃と25℃との間でのキセノン活性の大きな
差異を示す図。
【図28】クリプトン、キセノン、アルゴン、窒素およ
びネオンによるグルコ−スオキシダ−ゼの抑制を示す
図。
【図29】クリプトン、キセノン、アルゴンおよびケト
ンとキセノンとの混合物による、α- グルタミルトラン
スペプチタ−ゼの抑制を示す図。
【図30】クリプトン、キセノン、アルゴンおよびクリ
プトンとキセノンとの混合物によるアスパルテ−トアミ
ノトランスフェラ−ゼの抑制を示す図。
【図31】窒素、ネオンおよび酸素によるα-D- グルコ
シダ−ゼの増強を示す図。
【図32】ネオン、酸素および窒素によるフェニルアラ
ニンアンモニアリア−ゼの増強を示す図。
【図33】キセノンおよびクリプトンによるクエン酸シ
ンセタ−ゼの増強、並びにアルゴンによるそれらの抑制
を示す図。
【図34】10℃での、キセノン、クリプトン、アルゴン
およびクリプトンとキセノンとの混合物によるホスホグ
ルコ−スイソメラ−ゼの増強を示す図。
【図35】25℃での、ネオンおよび窒素によるホスホグ
ルコ−ズイソメラ−ゼの増強、並びに酸素によるそれら
の抑制を示す図。
【図36】25℃での、クリプトンおよびクリプトンとキ
セノンとの混合物によるS- アセチルCoAシンセタ−
ゼの増強を示す図。
【図37】100気圧、25℃での、β- グルコシダ−ゼに
対する空気および窒素の抑制効果を示す図。
【図38】30気圧における、β- グルコシダ−ゼに対す
る空気および窒素の抑制効果を示す図。
【図39】30気圧における、β- グルコシダ−ゼに対す
る空気、キセノンおよび窒素の抑制効果を示す図。
【図40】100気圧における、チロシナ−ゼに対する空
気、キセノンおよび窒素の抑制効果を示す図。
【図41】酵素- 基質濃度が希ガス増強/抑制の結果に
影響を与えることを示す図。
【図42】例えば、10℃で、各々ラクテ−トデヒドロゲ
ナ−ゼを増強し、次いで抑制する、キセノンとネオンと
の異なる効果を示す図。
【図43】例え60℃であっても、希ガスが酵素に対する
増強もしくは抑制効果を表わすことを示す図。
【図44】固相形態にあるβ- グルコシダ−ゼの増強に
おけるキセノンの効果を示す図。
【図45】5種の異なる基質濃度における、空気存在下
での、β- グルコシダ−ゼに対するUV/VIS吸光度
出力曲線を示す図。
【図46】5種の異なる基質濃度における、キセノン存
在下での、β- グルコシダ−ゼに対するUV/VIS吸
光度出力曲線を示す図。
【図47】β- グルコシダ−ゼ -空気供給反応の1次出
力曲線回帰速度線形変換(first-order power curve re
gression rate linear transformation )を示す図。
【図48】β- グルコシダ−ゼ -キセノン供給反応の1
次出力曲線回帰速度線形変換を示す図。
【図49】この実行において研究された全てのガスに対
する1次速度近似回帰線形化(first-order rate appro
ximation regression linearization )を示す図。
【図50】この実行において研究された全てのガスに対
する1次速度近似回帰線形化を示す図。
【図51】空気供給に対する出力曲線として表現される
チロシナ−ゼ単一の実験における最初の 160秒のデ−タ
を示す図。
【図52】キセノン供給に対する出力曲線として表現さ
れるチロシナ−ゼ単一の実験における最初の 160秒のデ
−タを示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 パスカル・シュベステ アメリカ合衆国、イリノイ州 60614、シ カゴ、エヌ・ララビー 1820 (72)発明者 クリスティーヌ・ボワロベール アメリカ合衆国、イリノイ州 60614、シ カゴ、エヌ・デイトン 2145

Claims (61)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1種もしくはそれ以上の酵素を、1種も
    しくはそれ以上の希ガスまたはそれらの混合物を含むガ
    スと接触させることを包含する酵素活性の調節方法。
  2. 【請求項2】 前記ガスが本質的に1種もしくはそれ以
    上の希ガスからなる請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記希ガスが、ネオン、アルゴン、クリ
    プトンおよびキセノンからなる群より選ばれる請求項1
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 1種の単離酵素の調節を前記ガスにより
    行なう請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 酵素の混合物の調節を行なう請求項1記
    載の方法であって、該混合物中の1種もしくはそれ以上
    の酵素を抑制し、または該混合物中の1種もしくはそれ
    以上の酵素を増強し、または該混合物中の1種もしくは
    それ以上の酵素を抑制し、かつ1種もしくはそれ以上の
    他の酵素を増強することにより調節を行なう方法。
  6. 【請求項6】 前記1種もしくはそれ以上の酵素が、溶
    液中、固相形態、分散液中または有機マトリックス中に
    ある請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 1種もしくはそれ以上の酵素を、1種も
    しくはそれ以上の希ガスまたはそれらの混合物を含むガ
    スと接触させることを包含する酵素活性の増強方法。
  8. 【請求項8】 前記ガスが本質的に1種もしくはそれ以
    上の希ガスからなる請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記希ガスが、ネオン、アルゴン、クリ
    プトンおよびキセノンからなる群より選ばれる請求項7
    記載の方法。
  10. 【請求項10】 1種の単離酵素の調節を前記ガスによ
    り行なう請求項7記載の方法。
  11. 【請求項11】 酵素の混合物において、該混合物中の
    1種もしくはそれ以上の酵素の酵素活性が増強される請
    求項7記載の方法。
  12. 【請求項12】 1種もしくはそれ以上の酵素を、1種
    もしくはそれ以上の希ガスまたはそれらの混合物を含む
    ガスと接触させることを包含する酵素活性の抑制方法。
  13. 【請求項13】 前記ガスが本質的に1種もしくはそれ
    以上の希ガスからなる請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記希ガスが、ネオン、アルゴン、ク
    リプトンおよびキセノンからなる群より選ばれる請求項
    12記載の方法。
  15. 【請求項15】 1種の単離酵素を前記ガスによって抑
    制する請求項12記載の方法。
  16. 【請求項16】 酵素の混合物において、該混合物中の
    1種もしくはそれ以上の酵素の酵素活性が抑制される請
    求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記1種もしくはそれ以上の酵素が、
    溶液中、固相形態、分散液中または有機マトリックス中
    にある請求項15記載の方法。
  18. 【請求項18】 酵素活性を調節する方法であって、1
    種もしくはそれ以上の酵素を、1種もしくはそれ以上の
    希ガスおよびそれらの混合物を含むガスと接触させるこ
    とを包含し、前記1種もしくはそれ以上の希ガスが酵素
    活性抑制因子から酵素活性増強因子へ、または酵素活性
    増強因子から酵素活性抑制因子へ移行するに十分な温度
    範囲にわたって行なう方法。
  19. 【請求項19】 1種もしくはそれ以上のオキシドレダ
    クタ−ゼ類酵素を、1種もしくはそれ以上の希ガスまた
    はそれらの混合物を含むガスと接触させることによるオ
    キシドレダクタ−ゼ類酵素の活性を調節する方法。
  20. 【請求項20】 前記ガスが本質的に1種もしくはそれ
    以上の希ガスまたはそれらの混合物からなる請求項19
    記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記希ガスが、ネオン、アルゴン、ク
    リプトンおよびキセノンからなる群より選ばれる請求項
    19記載の方法。
  22. 【請求項22】 1種の単離オキシドレダクタ−ゼ類酵
    素が前記ガスにより調節される請求項19記載の方法。
  23. 【請求項23】 オキシドレダクタ−ゼ類酵素を含有す
    る酵素混合物の調節を行なう請求項19記載の方法であ
    って、該オキシドレダクタ−ゼ類酵素を抑制することに
    より、該混合物中の1種もしくはそれ以上の他の酵素を
    抑制することにより、あるいは該オキシドレダクタ−ゼ
    類酵素を増強することにより調節を行なう方法。
  24. 【請求項24】 前記1種もしくはそれ以上の酵素が、
    溶液中、固相形態、分散液中、または有機マトリックス
    中にある請求項19記載の方法。
  25. 【請求項25】 1種もしくはそれ以上のヒドロラ−ゼ
    類酵素を、1種もしくはそれ以上の希ガスまたはそれら
    の混合物を含むガスと接触させることを包含するヒドロ
    ラ−ゼ類酵素の活性を調節する方法。
  26. 【請求項26】 前記ガスが、本質的に1種もしくはそ
    れ以上の希ガスまたはそれらの混合物からなる請求項2
    5記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記希ガスが、ネオン、アルゴン、ク
    リプトンおよびキセノンからなる群より選ばれる請求項
    25記載の方法。
  28. 【請求項28】 1種の単離ヒドロラ−ゼ類酵素が前記
    ガスにより調節される請求項25記載の方法。
  29. 【請求項29】 ヒドロラ−ゼ類酵素を含有する酵素混
    合物の調節を行なう請求項25記載の方法であって、該
    ヒドロラ−ゼ類酵素を抑制することにより、該混合物中
    の1種もしくはそれ以上の他の酵素を抑制することによ
    り、あるいは該ヒドロラ−ゼ類酵素を増強することによ
    り調節を行なう方法。
  30. 【請求項30】 前記1種もしくはそれ以上の酵素が、
    溶液中、固相形態、分散液中、または有機マトリックス
    中にある請求項25記載の方法。
  31. 【請求項31】 1種もしくはそれ以上のリア−ゼ類酵
    素を、1種もしくはそれ以上の希ガスまたはそれらの混
    合物を含むガスと接触させることを包含するリア−ゼ類
    酵素の活性を調節する方法。
  32. 【請求項32】 前記ガスが、本質的に1種もしくはそ
    れ以上の希ガスまたはそれらの混合物からなる請求項3
    1記載の方法。
  33. 【請求項33】 前記希ガスが、ネオン、アルゴン、ク
    リプトンおよびキセノンからなる群より選ばれる請求項
    31記載の方法。
  34. 【請求項34】 1種の単離リア−ゼ類酵素が前記ガス
    により調節される請求項31記載の方法。
  35. 【請求項35】 リア−ゼ類酵素を含有する酵素混合物
    の調節を行なう請求項31記載の方法であって、該リア
    −ゼ類酵素を抑制することにより、該混合物中の1種も
    しくはそれ以上の他の酵素を抑制することにより、ある
    いは該リア−ゼ類酵素を増強することにより調節を行な
    う方法。
  36. 【請求項36】 前記1種もしくはそれ以上の酵素が、
    溶液中、固相形態、分散液中、または有機マトリックス
    中にある請求項31記載の方法。
  37. 【請求項37】 1種もしくはそれ以上のトランスフェ
    ラ−ゼ類酵素を、1種もしくはそれ以上の希ガスまたは
    それらの混合物を含むガスと接触させることを包含する
    トランスフェラ−ゼ類酵素の活性を調節する方法。
  38. 【請求項38】 前記ガスが、本質的に1種もしくはそ
    れ以上の希ガスまたはそれらの混合物からなる請求項3
    7記載の方法。
  39. 【請求項39】 前記希ガスが、ネオン、アルゴン、ク
    リプトンおよびキセノンからなる群より選ばれる請求項
    37記載の方法。
  40. 【請求項40】 1種の単離トランスフェラ−ゼ類酵素
    が前記ガスにより調節される請求項37記載の方法。
  41. 【請求項41】 トランスフェラ−ゼ類酵素を含有する
    酵素混合物の調節を行なう請求項37記載の方法であっ
    て、該トランスフェラ−ゼ類酵素を抑制することによ
    り、該混合物中の1種もしくはそれ以上の他の酵素を抑
    制することにより、あるいは該トランスフェラ−ゼ類酵
    素を増強することにより調節を行なう方法。
  42. 【請求項42】 1種もしくはそれ以上のイソメラ−ゼ
    類酵素を、1種もしくはそれ以上の希ガスまたはそれら
    の混合物を含むガスと接触させることを包含するイソメ
    ラ−ゼ類酵素の活性を調節する方法。
  43. 【請求項43】 前記ガスが、本質的に1種もしくはそ
    れ以上の希ガスまたはそれらの混合物からなる請求項4
    2記載の方法。
  44. 【請求項44】 前記希ガスが、ネオン、アルゴン、ク
    リプトンおよびキセノンからなる群より選ばれる請求項
    42記載の方法。
  45. 【請求項45】 1種の単離イソメラ−ゼ類酵素が前記
    ガスにより調節される請求項42記載の方法。
  46. 【請求項46】 イソメラ−ゼ類酵素を含有する酵素混
    合物の調節を行なう請求項42記載の方法であって、該
    イソメラ−ゼ類酵素を抑制することにより、該混合物中
    の1種もしくはそれ以上の他の酵素を抑制することによ
    り、あるいは該イソメラ−ゼ類酵素を増強することによ
    り調節を行なう方法。
  47. 【請求項47】 前記1種もしくはそれ以上の酵素が、
    溶液中、固相形態、分散液中、または有機マトリックス
    中にある請求項42記載の方法。
  48. 【請求項48】 1種もしくはそれ以上のリガ−ゼ類酵
    素を、1種もしくはそれ以上の希ガスまたはそれらの混
    合物を含むガスと接触させることを包含するリガ−ゼ類
    酵素の活性を調節する方法。
  49. 【請求項49】 前記ガスが、本質的に1種もしくはそ
    れ以上の希ガスまたはそれらの混合物からなる請求項4
    8記載の方法。
  50. 【請求項50】 前記希ガスが、ネオン、アルゴン、ク
    リプトンおよびキセノンからなる群より選ばれる請求項
    48記載の方法。
  51. 【請求項51】 1種の単離リガ−ゼ類酵素が前記ガス
    により調節される請求項42記載の方法。
  52. 【請求項52】 リガ−ゼ類酵素を含有する酵素混合物
    の調節を行なう請求項48記載の方法であって、該リガ
    −ゼ類酵素を抑制することにより、該混合物中の1種も
    しくはそれ以上の他の酵素を抑制することにより、ある
    いは該リガ−ゼ類酵素を増強することにより調節を行な
    う方法。
  53. 【請求項53】 酵素反応のための酵素および基質の最
    適相対濃度を移行させる方法であって、1種もしくはそ
    れ以上の酵素を、1種もしくはそれ以上の希ガスまたは
    それらの混合物を含むガスと接触させることを包含する
    方法。
  54. 【請求項54】 前記ガスが、本質的に1種もしくはそ
    れ以上の希ガスまたはそれらの混合物からなる請求項5
    2記載の方法。
  55. 【請求項55】 前記希ガスが、ネオン、アルゴン、ク
    リプトンおよびキセノンからなる群より選ばれる請求項
    52記載の方法。
  56. 【請求項56】 1種もしくはそれ以上の酵素の反応速
    度を調節する方法であって、1種もしくはそれ以上の酵
    素を、1種もしくはそれ以上の希ガスまたはそれらの混
    合物を含むガスと接触させることを包含する方法。
  57. 【請求項57】 前記ガスが、本質的に1種もしくはそ
    れ以上の希ガスからなる請求項56記載の方法。
  58. 【請求項58】 前記希ガスが、ネオン、アルゴン、ク
    リプトンおよびキセノンからなる群より選ばれる請求項
    56記載の方法。
  59. 【請求項59】 1種もしくはそれ以上の酵素の反応速
    度を増大させる方法であって、1種もしくはそれ以上の
    酵素を、1種もしくはそれ以上の希ガスまたはそれらの
    混合物を含むガスと接触させることを包含する方法。
  60. 【請求項60】 前記ガスが、本質的に1種もしくはそ
    れ以上の希ガスからなる請求項59記載の方法。
  61. 【請求項61】 前記希ガスが、ネオン、アルゴン、ク
    リプトンおよびキセノンからなる群より選ばれる請求項
    59記載の方法。
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