JPH05329273A - 乗物玩具の駆動装置 - Google Patents

乗物玩具の駆動装置

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JPH05329273A
JPH05329273A JP4160045A JP16004592A JPH05329273A JP H05329273 A JPH05329273 A JP H05329273A JP 4160045 A JP4160045 A JP 4160045A JP 16004592 A JP16004592 A JP 16004592A JP H05329273 A JPH05329273 A JP H05329273A
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gears
motor
turning
drive
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Shohei Sudo
昭平 須藤
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Taiyo Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高スピードと高トルクを兼ね備えるととも
に、操作性が優れ、かつ電池寿命を長くできる乗物玩具
の駆動装置を提供する。 【構成】 ラジオ・コントロールにより制御されるモー
タで駆動されるモータギアと、左右ホイールをそれぞれ
独立に駆動する第1及び第2駆動ギアと、前記第1及び
第2駆動ギアをそれぞれ減速回転させるための第1及び
第2中間ギア、並びに前記第1または第2中間ギアに噛
み合い前記第1及び第2駆動ギアを互いに逆方向に回転
させるためのアイドルギアと、前記モータギアに回転駆
動され前記モータの回転方向により前進側位置と旋回側
位置との間を移動し、前記前進側位置では前記第1及び
第2駆動ギアを直接駆動し、前記旋回位置では前記第1
及び第2中間ギア並びにアイドルギアを介して前記第1
及び第2駆動ギアを駆動する移動ギアとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗物玩具のホイールを
駆動するための駆動装置、特に、キャタピラを備えたタ
ンク等の乗物玩具の走行を制御するための駆動装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の遠隔操縦玩具において、無軌道等
のキャタピラを備えたタンク(戦車)等の乗物玩具が知
られている。この乗物玩具は、左右フロントホイールと
左右リアホイールとの間に掛け渡されたキャタピラで走
行するため、接地面が多くなりスタックしにくく、砂
地、草地等のオフロードを走行することができる。この
ようなキャタピラを備えた乗物玩具では、左右リアホイ
ールをそれぞれ駆動する駆動機構を備えており、方向転
換するときには左右リアホイールを互いに反対方向に回
転させキャタピラの回転差を利用したその場旋回方式と
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のキャタピタを備
えた乗物玩具は、キャタピラを駆動するため接触面積が
大きくなるとともに摩擦抵抗が大きくなり、特に、旋回
するときの負荷が非常に大きくなる。そのため、例え
ば、高性能モータや高出力のニッケルカドミウム電池等
を用いても、スピード感を求めて低いギア比にすれば、
トルク不足を生じたり、旋回時のスピードも速くなり操
作性が悪くなる。また、トルクを求めた高いギア比にす
れば、スピード感が得られないことがあった。すなわ
ち、従来のキャタピラ走行の乗物玩具では、高スピード
と高トルクを両立させた十分な性能を得ることが困難
で、また、両方を同時に達成しようとした場合には、電
池寿命が極端に短くなる欠点があった。
【0004】そこで本発明は、乗物玩具において、高ス
ピードと高トルクを兼ね備えるとともに、操作性が優
れ、かつ電池寿命を長くできる乗物玩具の駆動装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の乗物玩具の駆動装置は、ラジオ・コントロ
ールにより制御されるモータで駆動されるモータギア
と、左右ホイールをそれぞれ独立に駆動する第1及び第
2駆動ギアと、前記第1及び第2駆動ギアをそれぞれ減
速回転させるための第1及び第2中間ギア、並びに前記
第1または第2中間ギアに噛み合い前記第1及び第2駆
動ギアを互いに逆方向に回転させるためのアイドルギア
と、前記モータギアに回転駆動され前記モータの回転方
向により前進側位置と旋回側位置との間を移動し、前記
前進側位置では前記第1及び第2駆動ギアを直接駆動
し、前記旋回位置では前記第1及び第2中間ギア並びに
アイドルギアを介して前記第1及び第2駆動ギアを駆動
する移動ギアとを備えたものである。
【0006】また、本発明の他の態様では、前記前進側
位置と旋回側位置の中間位置に前記移動ギアに噛み合う
ラックが配置されたものである。
【0007】
【作用】
【0008】本発明によれば、モータギアに噛み合う移
動ギアが、モータの回転方向により前進側位置と旋回側
位置との間を移動し、前進側位置では第1及び第2駆動
ギアに噛み合い直接駆動し、旋回位置では第1及び第2
中間ギア並びにアイドルギアを介して互いに逆転するよ
う第1及び第2駆動ギアを駆動することで、第1及び第
2中間ギアの分だけ減速比を高くし、前進より旋回を低
速ギアにすることで、前進するときには高スピードに、
旋回するときには高トルクにでき、操作性が優れ、かつ
電池寿命が長くなる。
【0009】また、前進側位置と旋回側位置の中間位置
に移動ギアに噛み合うラックを配置することで、移動ギ
アを中立状態においても強制的に移動させ、確実にギア
に噛み合わせることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図示の一実施例により具体的
に説明する。図2は本発明実施例の乗物玩具の側面図、
図3は本発明実施例の乗物玩具の平面図である。
【0011】これらの図において、本実施例の乗物玩具
は、それぞれプラスティック等の材料から成型された上
部側車体を形成するボディ10、及び下部側車体を形成
するとともに上部のボディ10を支持するシャーシ部1
2とを備えている。これらボディ10とシャーシ部12
は、全体として高速走行する自動車等の乗物を模した形
状に形成され、かつ内部にはラジオ・コントロールの受
信回路を有するプリント基板、受信回路やモータに電源
等を供給する電池が搭載されている。このシャーシ部1
2の後部側には、後に詳細に説明するモータやトランス
ミッション機構を有する駆動装置14が設けられてい
る。そして、左右フロントホイール16a及び16b
は、シャーシ部12の前側に設けられた車軸18の左右
両端部に回転自在に取り付けられ、また左右リアホイー
ル20a及び20bは、駆動装置14の左右側面にそれ
ぞれ突出された左右の駆動軸40,56の端部に取り付
けられている。左右キャタピラ22a及び22bは、例
えば、ゴム等の材質からなり、左右フロントホイール1
6(a,b)と左右リアホイール20(a,b)との間
にそれぞれ掛け渡されている。
【0012】図4は本発明実施例の駆動装置の平面図、
図5は図4の駆動装置のE方向矢視図、図6は本発明実
施例の駆動装置の分解斜視図、図7は図6の駆動装置の
右ケーシング内のモータ及びギア類の分解斜視図、図8
は図6の駆動装置の左ケーシング内のギア類の分解斜視
図、図9は本発明実施例の移動ギア部分の取り付け状態
を説明する斜視図、図10は本発明実施例の移動ギア部
分の移動状態を説明する図である。
【0013】これらの図において、駆動装置14は、ラ
ジオ・コントロールにより制御される1つの動力源(モ
ータ)からの回転力が、左右それぞれ独立に設けられた
2組のギア類に伝達され、これら2組のギア類の最終の
駆動ギアからそれぞれ独立に動力を出力する機構を有
し、右リアホイール20bを駆動するギア類及びモータ
等を収納する右ケーシング24、左リアホイール20a
を駆動するギア類等を収納する左ケーシング26、及び
これら右ケーシング24と左ケーシング26との間に介
装されるスペーサ28を備えている。
【0014】上記右ケーシング24は、一方の側面側
(左側)を開口したギア収納部24aと、このギア収納
部24aの上部側に形成されたモータ収納部24bと、
このギア収納部24aの他方側(右側)の側面に水平方
向に突出された軸案内部24cとが一体的に形成されて
いる。このギア収納部24a内には、第1中間ギア3
0、アイドルギア32、第1駆動ギア34がそれぞれ配
置されている。第1中間ギア30は、同一軸心上に一体
的に形成された大きい歯数のギア30aと小さい歯数の
ギア30bとからなる。そして、第1中間ギア30及び
アイドルギア32は、ギア収納部24aの内壁にそれぞ
れ突出形成されたボスに一端部側を固定した軸36,3
8に回転自在に取り付けられている。また、第1駆動ギ
ア34は、駆動軸40の一端部側に固定されており、こ
の駆動軸40の他端部側(右側)は、軸案内部24cを
通して右水平方向に突出され、この突出端部に右リアホ
イール20bが固定されている。これら軸36,38及
び駆動軸40の端部側(左端部側)は、スペーサ28側
面の対応する位置に形成された軸受け部において回転自
在に支持されている。モータ42は、その出力軸42a
にモータギア44が取り付けられており、このモータギ
ア44側をギア収納部24aの内側に臨ませてモータ収
納部24b内に配置されている。このモータ収納部24
bの開口部分には、カバー46がビス47等で取り付け
られている。なお、ギア類の噛み合い状態は後に説明す
る。
【0015】上記左ケーシング26は、一方の側面側
(右側)を開口したギア収納部26aと、このギア収納
部26aの他方側(左側)の側面に水平方向に突出され
た軸案内部26bとが一体的に形成されている。このギ
ア収納部26a内には、移動ギア48、第2中間ギア5
0、第2駆動ギア52が配置されている。第1中間ギア
50は、同一軸心上に一体的に形成された大きい歯数の
ギア50aと小さい歯数のギア50bとからなる。第2
中間ギア50は、ギア収納部26aの内壁に突出形成さ
れたボスに一端部側を固定した軸54に回転自在に取り
付けられ、第2駆動ギア52は、駆動軸56の一端部側
に固定されている。これら軸54,56の端部側(右端
部側)は、スペーサ28側面の対応する位置に形成され
た軸受け部で回転自在に支持されている。移動ギア48
は、モータギア44に噛み合いながら移動する遊星ギア
58と、この遊星ギア58の両側面側の同軸心上に一体
的に形成された、大小2つの第1移動ギア59a,59
b及び大小2つの第2移動ギア60a,60bとから構
成されている(図9参照)。この移動ギア48は、アー
ム62の一方の端部に水平方向に固定された軸64に回
転自在に取り付けられている。このアーム62の他端部
は、モータギア44と同一軸心上の左ケーシング26内
壁に突出形成された軸66に回動自在に取り付けられて
いる。また、このアーム62は、左ケーシング26の内
壁に形成された2つのストッパ68,68により、垂直
線Aから一定角度、例えば、約38度だけ傾斜した線B
までの間を回動するようになっている(図10参照)。
【0016】上記スペーサ28は、右ケーシング24と
左ケーシング26の開口部分を覆う形状に形成されてい
る。そして、スペーサ28の両側面部分には、上述の軸
の他端部を支持する軸受け部が形成され、かつモータギ
ア44とこのモータギア44の回りを回動する移動ギア
48が接触しない大きさの開口部28aが形成されてい
る。そして、上記の内部にモータ42やギア類を収納し
た右ケーシング24、及びギア類を収納した左ケーシン
グ26は、それぞれの開口部を向き合わせ間にスペーサ
28を介在させてビス70等で固定される。
【0017】図1は本発明実施例の駆動装置のギア類の
噛み合い状態を説明する斜視図である。
【0018】同図において、モータ42の出力軸42a
に取り付けられたモータギア44は、前述のように右ケ
ーシング24側からスペーサ28の開口部28aに臨ま
されており、この部分において左ケーシング26側に回
動自在に設けられた移動ギア48の遊星ギア58が噛み
合っている。この移動ギア48は、モータギア44と同
一軸線上にある左ケーシング26内壁に形成された軸6
6に取り付けられているため、モータギア44に噛み合
いながら回動する。この移動ギア48は、アーム62が
一方のストッパ68に当接してその軸心が垂直線上(図
10において垂直線AのFの位置)にあるときには、移
動ギア48の大きい第1移動ギア59aが第1駆動ギア
34に直接に噛み合い、同時に移動ギア48の大きい第
2移動ギア60aが第2駆動ギア52に直接に噛み合う
ようになっている。また、移動ギア48は、アーム62
が他方のストッパ68に当接してその軸心が傾斜線上
(図10において傾斜した線B上のRの位置)にあると
きには、移動ギア48の小さい第1移動ギア59bが第
1中間ギア30の大きいギア30aに噛み合い、同時
に、移動ギア48の小さい第2移動ギア60bが第2中
間ギア50の歯数の大きいギア50aに噛み合うように
なっている。また、第1中間ギア30の歯数の小さいギ
ア30bは、アイドルギア32を介して第1駆動ギア3
4に噛み合い、第2中間ギア50の小さいギア50b
は、直接第2駆動ギア52に噛み合っている。すなわ
ち、移動ギア48の軸心が垂直線上(F)にあるときに
は、モータ42の回転力は、モータギア44から移動ギ
ア48の遊星ギア58に伝達され、ここで2段に別れ
て、一方は第1移動ギア59aから直接第1駆動ギア3
4に、他方は第2移動ギア60aから直接第2駆動ギア
52にそれぞれ伝達される。また、移動ギア48の軸心
が傾斜線上(R)にあるときには、モータ42の回転力
は、モータギア44から移動ギア48の遊星ギア58に
伝達され、ここで2段に別れて、一方は第1移動ギア5
9b、ギア30a、ギア30b、さらにアイドルギア3
2を介して第1駆動ギア34に、他方は第2移動ギア6
0b、ギア50a、ギア50bを介して第2駆動ギア5
2にそれぞれ伝達される。なお、本実施例における好ま
しいギア類の歯数は、例えば、モータギア44が8枚、
遊星ギア58が32枚、第1及び第2移動ギア59a,
60aが12枚、第1及び第2移動ギア59b,60b
が8枚、第1及び第2中間ギア30a,50aが32
枚、第1及び第2中間ギア30b,50bが17枚、ア
イドルギア32が21、第1及び第2駆動ギア34,5
2が42枚である。
【0019】次に、上記実施例の駆動装置の動作を説明
する。図11及び図12は前進時の右及び左リアホイー
ルを駆動するギア類の噛み合い状態を説明する図、図1
3及び図14は旋回時の右及び左リアホイールを駆動す
るギア類の噛み合い状態を説明する図である。なお、こ
れらの図は全て左側(左リアホイール20a側)から見
たギア類の噛み合い状態を示している。
【0020】図11及び図12において、まず、モータ
42に駆動されるモータギア44が矢印C方向(図にお
いて反時計方向)に回転すると、このモータギア44の
回転力により遊星ギア58の軸心が垂直方向の前進位置
(F)に移動し、大きい歯数のギア59a及び60aが
第1及び第2駆動ギア34及び52にそれぞれ直接に噛
み合う。この前進位置において移動ギア48は、アーム
62が一方のストッパ68に当接して移動が制限されて
いる。そのため、モータ42の回転力は、モータギア4
4、遊星ギア58、移動ギア59a及び60a、第1及
び第2駆動ギア34及び52に順次伝達され、同じ方向
に回転する。この第1及び第2駆動ギア34及び52の
回転力は、それぞれ駆動軸40及び56を介して右及び
左リアホイール20b及び20aに伝達され、左右キャ
タピラ22(a,b)が同じ前進方向に駆動される。こ
の前進のときのギア類による減速比は、実施例の歯数で
は1/14になる。
【0021】次に、図13及び図14において、モータ
42に駆動されるモータギア44が矢印D方向(図にお
いて時計方向)に回転すると、このモータギア44の回
転力により遊星ギア58の中心軸心が傾斜線上の旋回位
置(R)に移動し、移動ギア59b及び60bが第1及
び第2中間ギア30a及び50aにそれぞれ噛み合う。
この旋回位置で移動ギア48は、アーム62が他方のス
トッパ68に当接して移動が制限されている。そのた
め、モータ42の回転力は、モータギア44、遊星ギア
58、小さい歯数の移動ギア59b及び60bに伝達さ
れ、さらに一方はギア30a、ギア30b、アイドルギ
ア32から第1駆動ギア34に、他方はギア50b、ギ
ア50bから第2駆動ギア52に順次伝達され、第1駆
動ギア34と第2駆動ギア52とが互いに反対方向に回
転する。この第1及び第2駆動ギア34及び52の回転
力は、それぞれ駆動軸40及び56を介して右及び左リ
アホイール20b及び20aに伝達され、左右キャタピ
ラ22(a,b)が逆方向に駆動されるため、乗物玩具
はその場で右旋回動作をする。この旋回のときのギア類
による減速比は、実施例の歯数では1/39.5にな
る。
【0022】上記の構成によれば、モータ44を前進方
向に回転させれば、モータギア44の回転力で移動ギア
44が直接に第1及び第2駆動ギア34,52に噛み合
い同じ方向に回転し、また、モータ44を旋回方向に回
転させれば、モータギア44の回転力で移動ギア44が
第1及び第2中間ギア30,50に噛み合い、さらに一
方はアイドルギア32を介して噛み合うことで、第1及
び第2駆動ギア34,52を互いに逆方向に回転させて
いる。そのため、旋回するときには、第1及び第2中間
ギア30,50に噛み合わせる分ギアの減速比を高くで
き、前進するときに比較して低速ギアになる。このこと
により、従来のキャタピラを備えた乗物玩具の問題であ
った旋回時の負荷に対して、減速比を高くすることで高
トルクにして有効に駆動力を左右キャタピラ22(a,
b)に伝達でき、また、旋回時のスピードを低速にする
ことで方向性、操作性を向上することができ、さらにバ
ッテリー寿命を長くすることができた。また、これまで
のキャタピラを備えた乗物玩具は、一般的にニッケルカ
ドミウム電池を専用に使用するようにされてきたが、こ
の駆動装置14のトランスミッション機構を使用するこ
とで、ニッケルカドミウム電池ではよりパワフルに、マ
ンガン電池でも十分に性能を発揮し楽しむことができる
ようになった。また、本実施例では、1つのモータ44
の正転、逆転、停止を制御するだけで、前進、旋回、停
止を制御でき、ラジオ・コントロールの送信機では、1
つのレバーを操作するだけで全ての操作が可能になり、
送信機回路や受信機回路を簡単にでき、かつ特別のステ
アリング機構を必要とせず機構も簡単になる。
【0023】図15は本発明の他の実施例の駆動装置を
説明する図、図16は図15の駆動装置のラック部分を
詳細に説明する図である。なお、前記実施例に対応する
部分は同一の符号を記す。
【0024】これらの図において、移動ギア48が前進
位置と旋回位置との間を移動するとき、それぞれのギア
に噛み合わない中立位置において、移動ギア48のいず
れか1つのギア、例えば、遊星ギア58、あるいは移動
ギア59a,59b,60a,60bの1つに噛み合う
ラック80が設けられている。このようなラック80
は、例えば、右ケーシング24のギア収納部24aの内
壁に一体的に形成され、例えば、移動ギア59aと噛み
合うものである。このラック80は、例えば、歯数が2
枚で、谷の位置が前進位置と旋回位置との間の回動角度
(38度)の半分の角度(19度)の位置に配置されて
いる。なお、他の構成は上記の実施例と同じである。
【0025】図17は本発明の他の実施例の前進から旋
回するときの動作を説明する図である。
【0026】まず、図17(a)に示すように、移動ギ
ア48が前進位置にあるときに、モータ42で駆動され
るモータギア44を旋回方向(D方向)に回転させる
と、モータギア44の回転力で班と軽方向に移動を開始
する。次に、図17(b)に示すように、移動ギア48
が中立位置にきたときに、移動ギア48は第1及び第2
駆動ギア34及び52との噛み合いが完全にはずれ、ラ
ック80に移動ギア59bが噛み合い、このラック80
により強制的に押し出される。次に、図17(b)に示
すように、ラック80によって強制的に押し出されてき
た移動ギア48は、第1及び第2中間ギア30及び50
に噛み合う。これによって前進から旋回に確実に切り替
えられる。なお、旋回から前進に切り替えるときには、
上記の動作と逆になる。
【0027】上記構成によれば、移動ギア48が切り替
えで移動するときに中立位置にラック80が配置されて
いるため、このラック80に移動ギア48が噛み合い、
強制的に押し出されることで、確実かつ円滑に切り替え
することができるようになった。すなわち、ラック80
がない場合には、前進または旋回に切り替えるときに、
逆転している第1及び第2駆動ギア34及び52または
第1及び第2中間ギア30及び50に、移動ギア48を
モータ42の回転力で噛み合わせようとするため、回転
方向が異なり互いのギアが反発して噛み合わないことが
あったり、第1及び第2中間ギア30,50の回転が遅
くなるまで噛み合うまでに時間がかかり、その間に惰性
で進んでしまう等の不自然な動作を生じることがあっ
た。このような問題点に対する対策として、例えば、遊
星ギアを用いるトランスミッション機構で、遊星ギアに
押しバネによりある程度の付勢力を与えておき、たえず
モータの回転により回転方向に振られやすくする方法が
あるが、この方法では、噛み合いの確実性に欠け、高速
回転を必要とするギアには適しておらず、また、付勢力
を与えておくため、スピードが損失したり無駄に電流を
消費し、電池寿命も短くなる欠点があった。本実施例で
は、上記のラック80を設けることで、切り替えが確実
にでき、走行中の動作も的確で自然な動作が得られるよ
うになった。
【0028】なお、上記実施例では、キャタピラを備え
た乗物玩具を例に説明したが、上記構成の駆動装置を、
通常の4輪を備えた乗物玩具の駆動装置として使用する
こともできる。また、左右リアホイールを駆動する例を
説明したが、左右フロントホイールを駆動するようにし
ても同様に作用する。
【0029】また、上記各実施例において、移動ギア4
8は、少なくともモータ44で駆動されるモータギア4
4により前進位置と旋回位置との間を移動し、前進位置
では駆動ギア34,52を直接駆動し、旋回位置では中
間ギア30,50並びにアイドルギア32を介して駆動
ギア34,52を駆動するように構成されていればよ
い。移動ギア48が旋回位置に切り替えられるときに
は、前進位置よりも減速する中間ギア30,50等のギ
ア類に噛み合い、かつ互いに逆方向に回転するよう途中
にアイドルギア32等が噛み合わされていればよく、実
施例のようなギア配置、ギア数、ギアの歯数に限定され
ない。
【0030】また、モータ44を右ケーシング24側に
配置しているが、左ケーシング24側に配置してもよ
く、また、実施例では右旋回を例に説明したが左旋回に
できることも当然である。
【0031】さらに、ラック80は歯数が2枚のものを
例に説明したが、中立状態において強制的に移動ギア4
8を押し出せるように設けられていればよく、その歯数
も任意にできる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、モ
ータギアに噛み合う移動ギアが、モータの回転方向によ
り前進位置と旋回位置との間を移動し、前進位置では第
1及び第2駆動ギアに噛み合い直接駆動し、旋回位置で
は第1及び第2中間ギア並びにアイドルギアを介して噛
み合い互いに逆転するよう第1及び第2駆動ギアを駆動
することで、第1及び第2中間ギアの分だけ減速比を高
くし、前進より旋回を低速ギアにすることで、前進する
ときには高スピードに、旋回するときには高トルクにで
き、操作性が優れ、かつ電池寿命が長くなる効果があ
る。また、前進位置と旋回位置の中間位置に移動ギアに
噛み合うラックを配置することで、移動ギアを中立状態
においても強制的に移動させ、確実にギアに噛み合わせ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の駆動装置のギア類の噛み合い状
態を説明する斜視図である。
【図2】本発明実施例の乗物玩具の側面図である。
【図3】本発明実施例の乗物玩具の平面図である。
【図4】本発明実施例の駆動装置の平面図である。
【図5】図4の駆動装置のE方向矢視図である。
【図6】本発明実施例の駆動装置の分解斜視図である。
【図7】図6の駆動装置の右ケーシング内のモータ及び
ギア類の分解斜視図である。
【図8】図6の駆動装置の左ケーシング内のギア類の分
解斜視図である。
【図9】本発明実施例の移動ギア部分の取り付け状態を
説明する斜視図である。
【図10】本発明実施例の移動ギア部分の移動状態を説
明する図である。
【図11】本発明実施例の前進時の右ホイール側を駆動
するギア類の噛み合い状態を説明する図である。
【図12】本発明実施例の前進時の左ホイール側を駆動
するギア類の噛み合い状態を説明する図である。
【図13】本発明実施例の旋回時の右ホイール側を駆動
するギア類の噛み合い状態を説明する図である。
【図14】本発明実施例の旋回時の左ホイール側を駆動
するギア類の噛み合い状態を説明する図である。
【図15】本発明の他の実施例を駆動装置を説明する図
である。
【図16】図15の駆動装置のラック部分を詳細に説明
する図である。
【図17】本発明の他の実施例の前進から旋回するとき
の動作を説明する図である。
【符号の説明】
10 ボディ 12 シャーシ部 14 駆動装置 16a,16b フロントホイール 18 車軸 20a,20b リアホイール 22a,22b キャタピラ 24 右ケーシング 26 左ケーシング 28 スペーサ 30,50 中間ギア 32 アイドルギア 34,52 駆動ギア 40,56 駆動軸 42 モータ 44 モータギア 48 移動ギア 58 遊星ギア 68 ストッパ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジオ・コントロールにより制御される
    モータで駆動されるモータギアと、 左右ホイールをそれぞれ独立に駆動する第1及び第2駆
    動ギアと、 前記第1及び第2駆動ギアをそれぞれ減速回転させるた
    めの第1及び第2中間ギア、並びに前記第1または第2
    中間ギアに噛み合い前記第1及び第2駆動ギアを互いに
    逆方向に回転させるためのアイドルギアと、 前記モータギアに回転駆動され前記モータの回転方向に
    より前進側位置と旋回側位置との間を移動し、前記前進
    側位置では前記第1及び第2駆動ギアを直接駆動し、前
    記旋回位置では前記第1及び第2中間ギア並びにアイド
    ルギアを介して前記第1及び第2駆動ギアを駆動する移
    動ギアとを備えたことを特徴とする乗物玩具の駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 前記前進側位置と旋回側位置の中間位置
    に前記移動ギアに噛み合うラックが配置された請求項1
    記載の乗物玩具の駆動装置。
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