JPH0532946U - 自動車用空気吹き出し口のフインの軸受け構造 - Google Patents

自動車用空気吹き出し口のフインの軸受け構造

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JPH0532946U
JPH0532946U JP8683091U JP8683091U JPH0532946U JP H0532946 U JPH0532946 U JP H0532946U JP 8683091 U JP8683091 U JP 8683091U JP 8683091 U JP8683091 U JP 8683091U JP H0532946 U JPH0532946 U JP H0532946U
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fin
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正博 羽尻
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株式会社イノアツクコーポレーシヨン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2つのケースを合わせて形成する、フィンの
軸受け穴の加工に特に工数をかけなくても、ほど好い操
作感でフィンの角度を変えられる。 【構成】 半円の切り欠き部と、U形の切り欠き部で形
成される軸受け穴で、フィン10の両端の軸14a,1
4bに嵌合されたエラストマーの円筒体13a,13b
がしまりばめ状態で支持されている。 【効果】 軸受け穴が真円ではなくても、エラストマー
の円筒体が自在に変形し、フィンの角度調整が違和感な
く行われる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車の車内の空調のための空気吹き出し口に設けられるフィンの軸 受け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のインストルメントパネル等には車内に空調用の空気を供給するための 吹き出し口がある。それらの吹き出し口には、風向きが一定のものもあるが、上 下又は左右に風向きを調節するために、縦あるいは横の板状のフィンが、その角 度を変えられるようにして複数設けられているものもある。この風向きの調節に は、操作レバー等で、一枚のフィンを主に操作し、その他のフィンはリンク機構 等を介して同調して動くようになっているのが一般的である。その操作は、フィ ンに直接又は間接に連結している操作レバーを、指先で押して又はつまんで角度 を変えるか、円弧状のダイアルの外周部を指の腹で押しながら角度を変えるよう になっている。このときの重要な性能に、設定範囲内での風向きの自由な調節が あげられることは当然であるが、更に、操作に対する抵抗感があげられる。この 抵抗感は弱すぎても強すぎても良いとはいえず、操作する人の感性で判断される ところではあるが、ほど好い抵抗を指先で感じられる状態が良いとされている。 プラスチックの射出成形品である2分割ケースの間に挟んで、フィンを所定の間 隔で支持するタイプの空気吹き出し口について、図3を参照して、その抵抗感を 説明する(図中、a付き番号の部位と対称のb付き番号の部位は、一部を除き、 図示してない)。フィン30の両端にある軸31a,32bは、フリクションプ レート33a,33bの穴34a,34bを隙間をもって貫通し、突き出した軸 端を、ケースのU形と半円の切り欠き部37a,38aで形成される穴と37b ,38bで形成される穴で支持されている。フリクションプレート33a,33 bを収納するケースの両内端に位置する凹部35a,36aと35b,36b間 の距離は、フィン30の軸方向の長さ即ちフランジ部32a,32bの各々の外 側で測った長さにフリクションプレート33a,33bの厚さを加えた長さより 僅かに短い。その僅かな差がエラストマーで作られているフリクションプレート を圧縮することになる。そこで、フィンの角度を変えるためにフィンの軸を回転 させるとき、フランジ部の外側面とフリクションプレートの内側面の間に摩擦力 が生まれ、操作をする人の指先にほど好い抵抗感を与えるのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように、2分割したケースの合わせ部に、相対するように切り欠き部を 設け、その切り欠き部で形成される穴でフィンの軸を挟んだ状態で支持しようと するとき、その穴形状はU形と半円の組み合わせになるのが一般的である。つま り、2分割ケースの合わせ部を突き合わせにすると、合わせ部から空気が漏れ易 いが、互いにオーバラップするように合わせれば、空気は漏れにくくなり、さら に位置決め上も都合がよく、そのとき、少なくとも一方のケースの切り欠き部は 、半円にその直径を幅とする溝をオーバーラップ代だけ継ぎ足してU形にせざる を得ないからである。しかし、半円とU形の切り欠き部で形成される穴形状は真 円になりにくい傾向がある。その主な原因は金型の放電加工において、U形部の 加工が容易ではなく、工数のかかることにある。このような穴を軸受け穴として 利用すると、そこで回転する軸は芯振れを起こす。即ち、実際の操作においては 、フィンを回転させる力は、操作する人の指先から単に回転力だけとしては与え られず、軸の半径方向の力も同時に与えられることとなる。そのため、その力の 向きが変わるとき、軸は支持される穴内を移動する。そして、風向きを調節しよ うとする人には、その軸の不規則な移動は、指先に不快ながたつき感を受けるも のとなる。
【0004】 本考案は、上記のように、金型の調整加工に多大な工数をかける必要がなく、 風向きの調節にがたつき感を受けない、自動車用空気吹き出し口を得ることを目 的とする。
【0005】
【問題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、車両内の空調のための、2分割のケース を合わせて1ケースとする合わせ部の所定の位置に、双方のケースの半円又はU 形の切り欠き部が、互いに補完しあって形成する略円形の軸受け穴を設け、その 軸受け穴でフィンの両端の軸を支持して成る空気吹き出し口において、ケースの 合わせ部に形成された軸受け穴の内径よりも大きな外径からなるエラストマー製 の中空円筒体を、少なくとも1つのフィンの両端の軸に互いに回転しないように 嵌合し、その中空円筒体の外周部をケースの合わせ部に形成された上記軸受け穴 で回転可能状態で支持することとした。
【0006】
【作用】
本考案のエラストマーの成形品である中空円筒体をフィン両端の軸に嵌合し、 その円筒体の外周部を、2分割ケースの合わせ部の軸受け穴で挟んだ状態で支持 する場合、その組み付け前の円筒体の外径は、軸受けの穴の内径より大きくなっ ている。いわゆるしまりばめに相当する、このような軸受け状態では、中心方向 に圧縮される円筒体は、反力を軸受け穴の内面に作用させ、フィンの軸を回転さ せると、摩擦力が発生し、操作をする人の指先に抵抗を感じさせる。この抵抗は 、軸受け穴が円として形成されなかった場合、そこで案内される円筒体は穴の形 に合うように変形しつつ回転するので、その円筒体の中心にある軸が一定の位置 で回転しなくても、人の指先には連続した変化であり、不快ではないものとして 感じられる。即ち、不快感として伝わるものは、軸が振れることそのものではな く、僅かであっても、不連続な変化を伴う振れとして伝わるものである。一方、 風向きを変えるためのフィンとしては、軸が多少動いても機能上何ら問題にはな らない。したがって、軸受け穴を形成するケースの切り欠き部の形状が通常の精 度で加工されていれば、調整加工は一切必要なくなり、金型加工のコストの削減 になる。
【0007】
【実施例】
図面を参照して実施例を説明すると、図1は実施例の略全体を示す一部切り欠 き斜視図である。空気吹き出し口は、ケース11とケース12を合わせた1つの ケースの中に、リンク15で連結した3枚のフィンを内蔵している。その1つの フィン10にフィンの角度を変える操作をするための突起16が設けられている 。フィン10の両端の軸14a、14b(14bは14aの反対側端部にあるが 図示せず)にエラストマーの中空円筒体13a、13bを回転しない状態で嵌合 してある。図2は、図1に示した軸受け部の部分拡大斜視図である。中空円筒体 13aの外直径は、ケース11の半円の切り欠き部20とケース12のU形の切 り欠き部21で形成される略円形の穴の最大直径よりやや大きく、中空円筒体1 3aはその穴でしまりばめ状態で軸受けされる。同様のことが、他方の軸受け部 における中空円筒体13bにおいても成り立っている。
【0008】 実施例では、中空円筒体を得るために、ポリエステルエラストマーを成形して いるが、他のエラストマーでもよく、シリコンゴム等でもかまわない。また、そ の硬度は50〜70°(ASTM D2240 ショアD)が好ましい。また、 中空円筒体とフィンの軸が回転しないように、フィン軸の断面形状を正方形にし てあるが、円以外ならどんな形状の組み合わせでもよく、フィン軸と中空円筒体 の中空部のいずれか一方に突起部を設け、他方に対応する凹部を設けてもよい。
【0009】 実施例では、中空円筒体のフィン軸からの脱落防止については何もしめしてな いが、必要があれば、次のような対策をたてればよい。中空円筒体にフランジ部 を設け、ケースの内側とフィンの間で挟んでもよく、中空円筒体の中空部とフィ ン軸の対応する部位のいずれか一方に突起部を、他方に凹部を設けてもよく、ま た、ケースの外側にストッパーを一体に設けてもよい。
【0010】
【考案の効果】
本考案のフィンの軸受け構造においては、2分割ケースの各々の合わせ部にあ る切り欠き部で形成する軸受け穴の形状の調整が不要となり、中空円筒体を前も ってフィン軸に嵌合しておいて組み付けができるので、その作業が容易になる。 さらに、フィンの角度調節の操作に、がたつき感を受けることなく、ほど好い抵 抗を感じることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の吹き出し口の斜視図。
【図2】本考案実施例の吹き出し口の軸受け部の部分拡
大斜視図。
【図3】従来技術の吹き出し口におけるフィンの取り付
け構造の斜視図。
【符号の説明】
10,30・・・フィン、11,12・・・ケース、1
3,13a,13b・・・中空円筒体、33a・・・フ
リクションプレート、20・・・半円の切り欠き部、2
1・・・U形の切り欠き部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両内の空調のための、2分割のケース
    を合わせて1ケースとする合わせ部の所定の位置に、双
    方のケースの半円又はU形の切り欠き部が、互いに補完
    しあって形成する略円形の軸受け穴を設け、その軸受け
    穴でフィンの両端の軸を支持して成る空気吹き出し口に
    おいて、ケースの合わせ部に形成された軸受け穴の内径
    よりも大きな外径からなるエラストマー製の中空円筒体
    を、少なくとも1つのフィンの両端の軸に互いに回転し
    ないように嵌合し、その中空円筒体の外周部をケースの
    合わせ部に形成された上記軸受け穴で回転可能状態で支
    持することを特徴とする自動車用空気吹き出し口のフィ
    ンの軸受け構造。
JP1991086830U 1991-09-27 1991-09-27 自動車用空気吹き出し口のフィンの軸受け構造 Expired - Lifetime JP2560877Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013515649A (ja) * 2009-12-28 2013-05-09 株式会社ニフココリア 車両用エアベント

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49141884U (ja) * 1973-04-02 1974-12-06
JP3016509U (ja) * 1995-04-03 1995-10-03 株式会社ラジカルスタッフ ダイエット計画用具の組合せ

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US9358860B2 (en) 2009-12-28 2016-06-07 Nifco Korea Inc. Air vent for a vehicle

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JP2560877Y2 (ja) 1998-01-26

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