JPH0533042B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0533042B2 JPH0533042B2 JP60124968A JP12496885A JPH0533042B2 JP H0533042 B2 JPH0533042 B2 JP H0533042B2 JP 60124968 A JP60124968 A JP 60124968A JP 12496885 A JP12496885 A JP 12496885A JP H0533042 B2 JPH0533042 B2 JP H0533042B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- curtain
- repellent
- chlorinated polyethylene
- pests
- curtains
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Building Environments (AREA)
- Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は害虫防除用カーテンに関するもので、
蝿、蚤、ダニ、ゴキブリ、蚊、蟻、昆虫等の害虫
が近寄り易い場所、例えば食品店舗、食品保管倉
庫、食品工場、病院、牛舎、豚舎、鶏舎、犬小屋
等、或いは上記害虫の侵入を極度に嫌う場所、例
えば薬品、化学成品工場、精密品製造工場等に好
適に使用され、通常のカーテンのように吊り下げ
ることによつて、上記害虫の侵入を防止できる害
虫防除用カーテンに関するものである。
蝿、蚤、ダニ、ゴキブリ、蚊、蟻、昆虫等の害虫
が近寄り易い場所、例えば食品店舗、食品保管倉
庫、食品工場、病院、牛舎、豚舎、鶏舎、犬小屋
等、或いは上記害虫の侵入を極度に嫌う場所、例
えば薬品、化学成品工場、精密品製造工場等に好
適に使用され、通常のカーテンのように吊り下げ
ることによつて、上記害虫の侵入を防止できる害
虫防除用カーテンに関するものである。
(従来の技術)
従来、樹脂フイルム等のカーテンは簡易的な間
仕切り用として設置が簡単であることから各所で
重用されていた。かかるカーテンを取付ける目的
は冷暖房等による寒気、暖気の放流防止のため、
或いは防虫、防塵等のためであつたが、このよう
なカーテンが取付けられている場所は、人の出入
りがあつたり、又外から内部が見えるような所に
使用されることが多く、そのためカーテンで仕切
つた内部に害虫が簡単に侵入できるものであつ
た。又、害虫が侵入した場合は殺虫剤を噴霧、燻
煙、蒸散、散布等により使用することが多く、そ
のことによつてカーテンで仕切りした内部の空気
を悪くする等の問題もあつた。
仕切り用として設置が簡単であることから各所で
重用されていた。かかるカーテンを取付ける目的
は冷暖房等による寒気、暖気の放流防止のため、
或いは防虫、防塵等のためであつたが、このよう
なカーテンが取付けられている場所は、人の出入
りがあつたり、又外から内部が見えるような所に
使用されることが多く、そのためカーテンで仕切
つた内部に害虫が簡単に侵入できるものであつ
た。又、害虫が侵入した場合は殺虫剤を噴霧、燻
煙、蒸散、散布等により使用することが多く、そ
のことによつてカーテンで仕切りした内部の空気
を悪くする等の問題もあつた。
また、従来、カーテンとしてポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性合成
樹脂シートやフイルムが使用されており、これら
に防虫効果を付与する方法として比較的虫が嫌う
オレンジ色に着色したシートやフイルムがある
が、これらは初期効果が幾分あるものの効果の持
続性がなく、効果もそれほど顕著でない。
リプロピレン、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性合成
樹脂シートやフイルムが使用されており、これら
に防虫効果を付与する方法として比較的虫が嫌う
オレンジ色に着色したシートやフイルムがある
が、これらは初期効果が幾分あるものの効果の持
続性がなく、効果もそれほど顕著でない。
(発明が解決しようとする問題点)
従来、間仕切りや隔離用として用いられている
カーテンは、その仕切られた内部に例えば食品や
明り等があると、害虫がカーテンの外に群がり、
食品の取り出し時や人の出入り際、害虫が簡単に
侵入できるものであつた。
カーテンは、その仕切られた内部に例えば食品や
明り等があると、害虫がカーテンの外に群がり、
食品の取り出し時や人の出入り際、害虫が簡単に
侵入できるものであつた。
ところでポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル等の熱可塑性樹脂に忌避剤等の薬剤を
混ぜることを試みても、これらの樹脂は一般に融
点が100℃以上で比較的高く、熱可塑性を利用し
て樹脂の溶融状態で薬剤を練り込む場合は薬剤の
分解あるいは蒸散が激しく、たとえ少量の分解、
蒸散であつても長時間の連続運転ではそれが多量
に蓄積されるので、製造工程上の安全性や効率を
考慮すれば実用的でない。
塩化ビニル等の熱可塑性樹脂に忌避剤等の薬剤を
混ぜることを試みても、これらの樹脂は一般に融
点が100℃以上で比較的高く、熱可塑性を利用し
て樹脂の溶融状態で薬剤を練り込む場合は薬剤の
分解あるいは蒸散が激しく、たとえ少量の分解、
蒸散であつても長時間の連続運転ではそれが多量
に蓄積されるので、製造工程上の安全性や効率を
考慮すれば実用的でない。
さらに、薬剤をカーテンの基材表面から蒸散さ
せるためには、薬剤自体が比較的気圧の低い室温
で液体や固体の物質でなければならず、特に効力
の高いものは室温で蒸散性が高く、これらの薬剤
を融点の高い熱可塑性合成樹脂に混練すれば薬剤
の分解や基材表面へのブリードが起こるという問
題があつた。
せるためには、薬剤自体が比較的気圧の低い室温
で液体や固体の物質でなければならず、特に効力
の高いものは室温で蒸散性が高く、これらの薬剤
を融点の高い熱可塑性合成樹脂に混練すれば薬剤
の分解や基材表面へのブリードが起こるという問
題があつた。
また、間仕切り等の用途して使用される合成樹
脂製のカーテンは、カーテンの向う側がうつすら
と見える程度以上の光透過性が必要であるという
条件があつた。そのため、光透過性があり、しか
も害虫が近寄らないような防虫効果があり、さら
にその効果は長期に持続性があり、適度に薬剤の
徐放性がコントロールされたカーテンの開発が切
望されていた。
脂製のカーテンは、カーテンの向う側がうつすら
と見える程度以上の光透過性が必要であるという
条件があつた。そのため、光透過性があり、しか
も害虫が近寄らないような防虫効果があり、さら
にその効果は長期に持続性があり、適度に薬剤の
徐放性がコントロールされたカーテンの開発が切
望されていた。
(問題点を解決するための手段)
上記問題点を解決するため、鋭意研究を行つた
結果、アミド系忌避剤と、透明性のある塩素化ポ
リエチレンと、該塩素化ポリエチレンの屈折率に
略近似の屈折率を有する透明性のある他の熱可塑
性エラストマーとのブレンド物を、シート状又は
フイルム状に成形することによつて、目的の防虫
用カーテンの発明を完成するに至つた。
結果、アミド系忌避剤と、透明性のある塩素化ポ
リエチレンと、該塩素化ポリエチレンの屈折率に
略近似の屈折率を有する透明性のある他の熱可塑
性エラストマーとのブレンド物を、シート状又は
フイルム状に成形することによつて、目的の防虫
用カーテンの発明を完成するに至つた。
アミド系忌避剤としては、N,N−ジエチル−
m−トルアミド、N−ブチルアセトアニリドやプ
ロピルN,N−ジエチルサクシナメート等を挙げ
ることができ、これらの忌避剤の一種又は二種以
上が用いられる。
m−トルアミド、N−ブチルアセトアニリドやプ
ロピルN,N−ジエチルサクシナメート等を挙げ
ることができ、これらの忌避剤の一種又は二種以
上が用いられる。
そして殺虫、防虫殺菌用としての効果を発揮さ
せるためには上記のアミド系忌避剤に下記の殺虫
剤や防虫剤、殺菌剤等を適量混入して使用され
る。殺虫剤としては3−アリル−2−メチルシク
ロプンタ−2−エン−4−オン−1−イル dl−
シス/トランス−クリサンテマート、3−アリル
−2−メチルシクロペンタ−2−エン−4−オン
−1−イル d−シス/トランス−クリサンテマ
ート、d−3−アリル−2−メチルシクロペンタ
−2−エン−4−オン−1−イル− d−トラン
ス−クリサンマート、3−アリル−2−メチルシ
クロペンタ−2−エン−4−オン−1−イル d
−トランス−クリサンマート、5−ベンジル−3
−フリルメチル d−シス/トランス−クリサン
テマート、5−(2−プロパギル)−3−フリルメ
チルクリサンテマート、3−フエノキシベンジル
2,2−ジエチル−3−(2′,2′−ジクロロ)
ビニルシクロプロパンカルボキシレート、3−フ
エノキシベンジル d−シス/トランス−クリサ
ンテマート、0,0−イソプロポキシフエニルメ
チルカーバメート、0,0−ジメチル0−(3−
メチル−4−ニトロフエニル)チオノフオスフエ
ート、0,0−ジメチル 0−2−イソプロピル
−4−メチル−ピリミジル−6−チオフオスフエ
ート、N−(3,4,5,6−テトラヒドロフタ
リミド)−メチル dl−シス/トランス−クリサ
ンテマート、0,0−ジメチル S−(1,2−
ジカルボエトキシエチル)−ジメチオフオスフエ
ート、α−イソプロピル−4−クロロフエニルア
セテート、0−(4−ブロモ−2,5−ジクロロ
フエニル)0,0−ジメチルホスホロチオエート
などが挙げられる。
せるためには上記のアミド系忌避剤に下記の殺虫
剤や防虫剤、殺菌剤等を適量混入して使用され
る。殺虫剤としては3−アリル−2−メチルシク
ロプンタ−2−エン−4−オン−1−イル dl−
シス/トランス−クリサンテマート、3−アリル
−2−メチルシクロペンタ−2−エン−4−オン
−1−イル d−シス/トランス−クリサンテマ
ート、d−3−アリル−2−メチルシクロペンタ
−2−エン−4−オン−1−イル− d−トラン
ス−クリサンマート、3−アリル−2−メチルシ
クロペンタ−2−エン−4−オン−1−イル d
−トランス−クリサンマート、5−ベンジル−3
−フリルメチル d−シス/トランス−クリサン
テマート、5−(2−プロパギル)−3−フリルメ
チルクリサンテマート、3−フエノキシベンジル
2,2−ジエチル−3−(2′,2′−ジクロロ)
ビニルシクロプロパンカルボキシレート、3−フ
エノキシベンジル d−シス/トランス−クリサ
ンテマート、0,0−イソプロポキシフエニルメ
チルカーバメート、0,0−ジメチル0−(3−
メチル−4−ニトロフエニル)チオノフオスフエ
ート、0,0−ジメチル 0−2−イソプロピル
−4−メチル−ピリミジル−6−チオフオスフエ
ート、N−(3,4,5,6−テトラヒドロフタ
リミド)−メチル dl−シス/トランス−クリサ
ンテマート、0,0−ジメチル S−(1,2−
ジカルボエトキシエチル)−ジメチオフオスフエ
ート、α−イソプロピル−4−クロロフエニルア
セテート、0−(4−ブロモ−2,5−ジクロロ
フエニル)0,0−ジメチルホスホロチオエート
などが挙げられる。
また、殺菌剤としては、2,4,4′−トリクロ
ロ−2′−ハイドロキシジフエニルエーテル、2,
3,5,6−テトラクロロ−4(メチルスルフオ
ニル)ピリジン、アルキルベンジルメチルアンモ
ニウムクロライド、ベンジルメチル 2−〔2−
(p−1,1,3,3−テトラメチルブチルフエ
ノキシ)エトキシ〕エチル アンモニウムクロラ
イド、4−イソプロピルトロボロン、N,N−ジ
メチル−N−フエニル−N−(フルオロジクロロ
メチルチオ)スルフオンアミド、2−(4′チアゾ
リル)ベンズイミダゾール、N−(フルオロジク
ロロメチルチオ)−フタ−ルイミド、6−アセト
キシ−2,4−ジメチル−m−ジオキシン、エチ
レンビス(ジチオカルバミド酸)亜鉛、エチレン
ビス(ジチオカルバミド酸)マンガン、亜鉛マン
ネブ錯化合物、ビス(ジメチルジチオカルミド
酸)エチレンビス(ジチオカルバミド酸)二亜
鉛、ビス(ジメチルチオカルバモイル)ジスルフ
イド、クロトン酸2,6−ジニトロ−4−オクチ
ルフエニル反応異性体混合物、N−トリクロロメ
チルチオテトラヒドロフタルイミド、2,3−ジ
シアノ−1,4−ジチアアントラキノン、2,4
−ジクロロ−6−(p−クロロアニリン)−S−ト
リアジン、S−n−ブチルS′−p−ターシヤリ−
ブチルベンジルN−3−ピリジルチオカルボンイ
ミデード、N−(3′,5′−ジクロロフエニル)−
1,2−ジメチルクロロプロパンカルボキシイミ
ド、ビス(クロロフエニル)トリクロロエタノー
ル、6−メチルキノサリン−2,3−ジチオカー
ボネート、テトラクロロイソフタロニトリル、メ
チル−1−(ブチルカルバモイル)−2‐ベンゾイ
ミドゾールカーバメート、プラストサイジンS−
ベンジルアミノベンゼンスルホネート、ストレプ
トマイシン塩酸塩、カスガマイシン塩酸塩、シク
ロヘキシミド等が挙げられる。
ロ−2′−ハイドロキシジフエニルエーテル、2,
3,5,6−テトラクロロ−4(メチルスルフオ
ニル)ピリジン、アルキルベンジルメチルアンモ
ニウムクロライド、ベンジルメチル 2−〔2−
(p−1,1,3,3−テトラメチルブチルフエ
ノキシ)エトキシ〕エチル アンモニウムクロラ
イド、4−イソプロピルトロボロン、N,N−ジ
メチル−N−フエニル−N−(フルオロジクロロ
メチルチオ)スルフオンアミド、2−(4′チアゾ
リル)ベンズイミダゾール、N−(フルオロジク
ロロメチルチオ)−フタ−ルイミド、6−アセト
キシ−2,4−ジメチル−m−ジオキシン、エチ
レンビス(ジチオカルバミド酸)亜鉛、エチレン
ビス(ジチオカルバミド酸)マンガン、亜鉛マン
ネブ錯化合物、ビス(ジメチルジチオカルミド
酸)エチレンビス(ジチオカルバミド酸)二亜
鉛、ビス(ジメチルチオカルバモイル)ジスルフ
イド、クロトン酸2,6−ジニトロ−4−オクチ
ルフエニル反応異性体混合物、N−トリクロロメ
チルチオテトラヒドロフタルイミド、2,3−ジ
シアノ−1,4−ジチアアントラキノン、2,4
−ジクロロ−6−(p−クロロアニリン)−S−ト
リアジン、S−n−ブチルS′−p−ターシヤリ−
ブチルベンジルN−3−ピリジルチオカルボンイ
ミデード、N−(3′,5′−ジクロロフエニル)−
1,2−ジメチルクロロプロパンカルボキシイミ
ド、ビス(クロロフエニル)トリクロロエタノー
ル、6−メチルキノサリン−2,3−ジチオカー
ボネート、テトラクロロイソフタロニトリル、メ
チル−1−(ブチルカルバモイル)−2‐ベンゾイ
ミドゾールカーバメート、プラストサイジンS−
ベンジルアミノベンゼンスルホネート、ストレプ
トマイシン塩酸塩、カスガマイシン塩酸塩、シク
ロヘキシミド等が挙げられる。
また、用途に応じて上記の薬剤の他に殺鼠剤、
齧歯類動物用忌避剤、鳥類用忌避剤、香料、共力
剤、帯電防止剤、除塵剤ん等も併用できることは
勿論である。
齧歯類動物用忌避剤、鳥類用忌避剤、香料、共力
剤、帯電防止剤、除塵剤ん等も併用できることは
勿論である。
本発明に使用する他熱可塑性エラストマーとし
てはポリオレフイン系(エチレン−プロピレンポ
リマー)、スチレンブタジエン系(スチレン−ブ
タジエン共重合体)、塩ビ系(軟質塩ビ、塩ビニ
トリルラバーブレンド体、塩ビウレタン共重合
体)、ポリウレタン系、ポリエステル系、エチレ
ン−プロピレンラバー、エチレン−エチルアクリ
レート共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体、
及びシンジオタクチツク1,2−ポリブタジエン
など融点の低いものが挙げられ、好ましくは融点
100℃以下のものが用いられる。これらはブレン
ドした時、相分離を起こして透明性を失わない程
度の量比でブレンドしなければならない。
てはポリオレフイン系(エチレン−プロピレンポ
リマー)、スチレンブタジエン系(スチレン−ブ
タジエン共重合体)、塩ビ系(軟質塩ビ、塩ビニ
トリルラバーブレンド体、塩ビウレタン共重合
体)、ポリウレタン系、ポリエステル系、エチレ
ン−プロピレンラバー、エチレン−エチルアクリ
レート共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体、
及びシンジオタクチツク1,2−ポリブタジエン
など融点の低いものが挙げられ、好ましくは融点
100℃以下のものが用いられる。これらはブレン
ドした時、相分離を起こして透明性を失わない程
度の量比でブレンドしなければならない。
(作用)
塩素化ポリエチレンは常温で液状のアミド系忌
避剤に対して極めて親和性に富み、その含有率を
高くでき、しかも塩素化ポリエチレンはパウダー
状であり、アミド系忌避剤を均一に含浸させるこ
とができ、これを顆粒状として熱成形できるもの
である。一方、前記熱可塑性エラストマーは、そ
の分子構造(特にポリマーの側鎖や共重合成分)
に起因する化学的性質により忌避剤との親和性の
程度が左右される。
避剤に対して極めて親和性に富み、その含有率を
高くでき、しかも塩素化ポリエチレンはパウダー
状であり、アミド系忌避剤を均一に含浸させるこ
とができ、これを顆粒状として熱成形できるもの
である。一方、前記熱可塑性エラストマーは、そ
の分子構造(特にポリマーの側鎖や共重合成分)
に起因する化学的性質により忌避剤との親和性の
程度が左右される。
またエラストマーの種類(ブロツク共重合体、
グラフト共重合体、ランダム共重合体、単独重合
体、ブレンド体、化学修飾体など)によつては非
拘束成分のゴム相に対して種々の拘束部分(凍結
相、水素結合、結晶相イオン架橋等)が存在し、
この物理的構造が薬剤の保持と放出を多様にコン
トロールすると考えられる。一般にゴム相は分子
がランダムの状態であるために薬剤の保持成分と
なり、拘束部分は分子が緻密にそろつた集合体を
形成しているので、薬剤の放出をコントロールす
る成分として作用すると考えられる。またポリマ
ーブレンドにより生ずるポリマー間の界面は薬剤
が成形体の内部から表面へ移行する微細な通路を
形成すると考えられる。以上の如き要因が絡まつ
た薬剤の徐放性がうまくコントロールされると考
えられる。ところで塩素化ポリエチレンは、塩素
含有率30〜45wt%で構造的にはエチレン、塩化
ビニル、1,2−ジクロルエチレンの三元共重合
体と見られており、原料のポリエチレンの結晶化
度に相応して結晶相とゴム相から形成されてい
る。結晶相である拘束部分は擬似ラメラの硬質相
である。また化学的にはポリエチレンとポリ塩化
ビニルの中間的性質を示す以下の構造を有してい
る。
グラフト共重合体、ランダム共重合体、単独重合
体、ブレンド体、化学修飾体など)によつては非
拘束成分のゴム相に対して種々の拘束部分(凍結
相、水素結合、結晶相イオン架橋等)が存在し、
この物理的構造が薬剤の保持と放出を多様にコン
トロールすると考えられる。一般にゴム相は分子
がランダムの状態であるために薬剤の保持成分と
なり、拘束部分は分子が緻密にそろつた集合体を
形成しているので、薬剤の放出をコントロールす
る成分として作用すると考えられる。またポリマ
ーブレンドにより生ずるポリマー間の界面は薬剤
が成形体の内部から表面へ移行する微細な通路を
形成すると考えられる。以上の如き要因が絡まつ
た薬剤の徐放性がうまくコントロールされると考
えられる。ところで塩素化ポリエチレンは、塩素
含有率30〜45wt%で構造的にはエチレン、塩化
ビニル、1,2−ジクロルエチレンの三元共重合
体と見られており、原料のポリエチレンの結晶化
度に相応して結晶相とゴム相から形成されてい
る。結晶相である拘束部分は擬似ラメラの硬質相
である。また化学的にはポリエチレンとポリ塩化
ビニルの中間的性質を示す以下の構造を有してい
る。
このパウダー状の塩素化ポリエチレンと前述し
た忌避剤を混合すると、後者は前者に非常に良く
吸収される。両者を混合した場合、塩素化ポリエ
チレンの結晶化度が10〜25%と比較的高い場合
は、混合初期において前記忌避剤は塩素化ポリエ
チレンに吸収されにくいが、時間を経ると忌避剤
は徐々に吸収されてカステラ状に膨潤してくる。
一方、結晶化度が約5%までの比較的低い場合は
忌避剤の吸収が速く吸収した粉体が塊状となる。
従つて、本発明に適する塩素化ポリエチレンは拘
束部分である結晶相の少ない換言すればゴム相の
多いものが好ましい。
た忌避剤を混合すると、後者は前者に非常に良く
吸収される。両者を混合した場合、塩素化ポリエ
チレンの結晶化度が10〜25%と比較的高い場合
は、混合初期において前記忌避剤は塩素化ポリエ
チレンに吸収されにくいが、時間を経ると忌避剤
は徐々に吸収されてカステラ状に膨潤してくる。
一方、結晶化度が約5%までの比較的低い場合は
忌避剤の吸収が速く吸収した粉体が塊状となる。
従つて、本発明に適する塩素化ポリエチレンは拘
束部分である結晶相の少ない換言すればゴム相の
多いものが好ましい。
また、分子量の高いもの、例えば10〜20万程度
のものは、忌避剤を徐々に吸収し、全体がブロツ
ク塊となる。このものを使用すると透明性はあま
り良くない。分子量の低いもの、例えば5万以下
のものは忌避剤を吸収しても粉体状であり、透明
性も極めて良好である。
のものは、忌避剤を徐々に吸収し、全体がブロツ
ク塊となる。このものを使用すると透明性はあま
り良くない。分子量の低いもの、例えば5万以下
のものは忌避剤を吸収しても粉体状であり、透明
性も極めて良好である。
一方、前記可塑性エラストマー成分のうち比較
的極性の少ないポリオレフイン系、スチレン−ブ
タジエン系、1,2−ポリブタジエン等はアミド
系忌避剤との親和性が殆どなく、ゴム相あるいは
ポリマーブレンドの界面は物理的に若干忌避剤を
保持するが、結晶相の多少により本質的に忌避剤
の放出に作用する。
的極性の少ないポリオレフイン系、スチレン−ブ
タジエン系、1,2−ポリブタジエン等はアミド
系忌避剤との親和性が殆どなく、ゴム相あるいは
ポリマーブレンドの界面は物理的に若干忌避剤を
保持するが、結晶相の多少により本質的に忌避剤
の放出に作用する。
幾分極性基を含むエチレン−酢ビ共重合体、塩
ビ系ポリウレタン系などは中間的な作用を有す
る。このためエラストマーのブレンド成分は忌避
剤の放出の度合を考慮して自由に選択できる。一
般にアミド系の忌避剤は1重量%以上で効果が顕
著であり、実用的には効果の持続性とコストを考
慮して5〜20%程度が好ましいが用途によつては
40〜50%を含有する場合もある。塩素化ポリエチ
レンは透明性の良好な結晶化度が5〜25%のもの
を使用するとよい。
ビ系ポリウレタン系などは中間的な作用を有す
る。このためエラストマーのブレンド成分は忌避
剤の放出の度合を考慮して自由に選択できる。一
般にアミド系の忌避剤は1重量%以上で効果が顕
著であり、実用的には効果の持続性とコストを考
慮して5〜20%程度が好ましいが用途によつては
40〜50%を含有する場合もある。塩素化ポリエチ
レンは透明性の良好な結晶化度が5〜25%のもの
を使用するとよい。
そして、塩素化ポリエチレンの屈折率に近い熱
可塑性エラストマーとして1,2−ポリブタジエ
ンが挙げられるが、その他の熱可塑性エラストマ
ーであつても、カーテンとしてカーテンの向う側
にうつすらと物が見える程度の光透過度を有する
ものであれば本発明の熱可塑性エラストマーとし
ては使用可能である。また殺虫剤や殺菌剤はそれ
自身単独で混入する場合もあるが徐放的効果を発
揮させるためには、アミド系忌避剤と併用させる
ことにより有効にその効果を出させることができ
る。
可塑性エラストマーとして1,2−ポリブタジエ
ンが挙げられるが、その他の熱可塑性エラストマ
ーであつても、カーテンとしてカーテンの向う側
にうつすらと物が見える程度の光透過度を有する
ものであれば本発明の熱可塑性エラストマーとし
ては使用可能である。また殺虫剤や殺菌剤はそれ
自身単独で混入する場合もあるが徐放的効果を発
揮させるためには、アミド系忌避剤と併用させる
ことにより有効にその効果を出させることができ
る。
又、シート状、フイルム状に熱成形するための
手段は従来公知の押出成形やブレンド成形等によ
つて成形加工すればよい。又、用途によつては、
シート状の内部にガラス繊維やその他の繊維や糸
状部をラミネート等によつて入れることも可能で
ある。その他、本発明によるシート状あるいはフ
イルム状物を短冊状或いは帯状、紐状に切つてそ
のままカーテンと同様に使用する場合や、それを
他の物に貼つてカーテンと同じように使用する場
合も本発明の概念を逸脱するものではない。
手段は従来公知の押出成形やブレンド成形等によ
つて成形加工すればよい。又、用途によつては、
シート状の内部にガラス繊維やその他の繊維や糸
状部をラミネート等によつて入れることも可能で
ある。その他、本発明によるシート状あるいはフ
イルム状物を短冊状或いは帯状、紐状に切つてそ
のままカーテンと同様に使用する場合や、それを
他の物に貼つてカーテンと同じように使用する場
合も本発明の概念を逸脱するものではない。
(効果)
本発明による害虫防除用カーテンは、塩素化ポ
リエチレンにブレンドされる熱可塑性エラストマ
ーによつてアミド系忌避剤の移行、放出がコント
ロールされるため、長期にわたつて持続的に適度
の薬剤を放出するので、害虫は該カーテンに近寄
らず、本発明品を間仕切り等に使用した場合、人
の出入りによつて害虫が侵入することを防ぐこと
ができ、しかもカーテン自身が薬剤によつて汚れ
たりせず、さらに光透過性であるので従来のカー
テンと同様の使用が可能であるという利点があ
る。特に、食品工場や病院等に使用した場合、ゴ
キブリに対して顕著な効果があり、又犬小屋等に
使用すれば蚊の防除ができフイラリアにかかるこ
とを防止できる。
リエチレンにブレンドされる熱可塑性エラストマ
ーによつてアミド系忌避剤の移行、放出がコント
ロールされるため、長期にわたつて持続的に適度
の薬剤を放出するので、害虫は該カーテンに近寄
らず、本発明品を間仕切り等に使用した場合、人
の出入りによつて害虫が侵入することを防ぐこと
ができ、しかもカーテン自身が薬剤によつて汚れ
たりせず、さらに光透過性であるので従来のカー
テンと同様の使用が可能であるという利点があ
る。特に、食品工場や病院等に使用した場合、ゴ
キブリに対して顕著な効果があり、又犬小屋等に
使用すれば蚊の防除ができフイラリアにかかるこ
とを防止できる。
次に本発明の具体的実施例を示す。
(実施例)
塩素化ポリエチレン〔商品名:ダイソラツクG
−235、大阪曹達(株)〕300部と1,2−ポリブタジ
エン〔商品名:JSR RB−810、日本合成ゴム(株)〕
10部を混ぜ、このポリマーブレンド物に忌避剤と
してジメチルトルアミド10重量%をバーチカルグ
ラニユレーターを用いて混合して顆粒状とした。
これを押出機を用いて100℃〜110℃にて押出し、
2mmの軟質シート状の防虫用カーテンを作成し
た。
−235、大阪曹達(株)〕300部と1,2−ポリブタジ
エン〔商品名:JSR RB−810、日本合成ゴム(株)〕
10部を混ぜ、このポリマーブレンド物に忌避剤と
してジメチルトルアミド10重量%をバーチカルグ
ラニユレーターを用いて混合して顆粒状とした。
これを押出機を用いて100℃〜110℃にて押出し、
2mmの軟質シート状の防虫用カーテンを作成し
た。
この実施例のカーテンは光を透過し、カーテン
を通して向うが充分見える程度の透明性を有して
いるものである。これを食品包装等に使用されて
いるアルミホイル製造工場で使用テストを行つ
た。従来使用されているカーテンと上記実施例の
カーテンをそれぞれ高さ3m、巾5mの大きさで
並用して吊り下げ、害虫の集まり数を調べた。そ
の結果、実施例のカーテンと外側には害虫がほと
んど見当たらず、従来のカーテンの外側にはウン
カ等の害虫が10日間で237匹確認された。その後
継続してテストを行つたが、3ケ月経ても本実施
品の効果に変化は見られなかつた。
を通して向うが充分見える程度の透明性を有して
いるものである。これを食品包装等に使用されて
いるアルミホイル製造工場で使用テストを行つ
た。従来使用されているカーテンと上記実施例の
カーテンをそれぞれ高さ3m、巾5mの大きさで
並用して吊り下げ、害虫の集まり数を調べた。そ
の結果、実施例のカーテンと外側には害虫がほと
んど見当たらず、従来のカーテンの外側にはウン
カ等の害虫が10日間で237匹確認された。その後
継続してテストを行つたが、3ケ月経ても本実施
品の効果に変化は見られなかつた。
また、室内に犬小屋を設けてその中に犬を鎖で
繋ぎ、この犬小屋の入り口に実施例のカーテンを
吊りさげてから、室内に蚊を100匹放ち、この挙
動を観察した。蚊は入り口付近に近づこうとはせ
ず、10時間の観察の間、一匹の蚊も犬小屋内に進
入しなかつた。同様の実験を3ケ月後に再度行つ
たが、カーテンの防虫効果は低下しておらず、最
初の観察のときと同じく一匹の蚊も犬小屋内に進
入しなかつた。
繋ぎ、この犬小屋の入り口に実施例のカーテンを
吊りさげてから、室内に蚊を100匹放ち、この挙
動を観察した。蚊は入り口付近に近づこうとはせ
ず、10時間の観察の間、一匹の蚊も犬小屋内に進
入しなかつた。同様の実験を3ケ月後に再度行つ
たが、カーテンの防虫効果は低下しておらず、最
初の観察のときと同じく一匹の蚊も犬小屋内に進
入しなかつた。
Claims (1)
- 1 アミド系忌避剤と、透明性のある塩素化ポリ
エチレンと、該塩素化ポリエチレンの屈折率に略
近似の屈折率を有する透明性のある他の熱可塑性
エラストマーとのブレンド物を、シート状又はフ
イルム状に成形したことを特徴とする害虫防除用
カーテン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12496885A JPS61284210A (ja) | 1985-06-07 | 1985-06-07 | 害虫防除用カ−テン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12496885A JPS61284210A (ja) | 1985-06-07 | 1985-06-07 | 害虫防除用カ−テン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61284210A JPS61284210A (ja) | 1986-12-15 |
| JPH0533042B2 true JPH0533042B2 (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=14898673
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12496885A Granted JPS61284210A (ja) | 1985-06-07 | 1985-06-07 | 害虫防除用カ−テン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61284210A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4651174B2 (ja) * | 2000-10-04 | 2011-03-16 | オカモト株式会社 | 防虫間仕切りシート |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5143473B2 (ja) * | 1972-08-02 | 1976-11-22 |
-
1985
- 1985-06-07 JP JP12496885A patent/JPS61284210A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61284210A (ja) | 1986-12-15 |
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