JPH05331164A - アンジオテンシンii拮抗性イソインドール誘導体 - Google Patents

アンジオテンシンii拮抗性イソインドール誘導体

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JPH05331164A
JPH05331164A JP13387492A JP13387492A JPH05331164A JP H05331164 A JPH05331164 A JP H05331164A JP 13387492 A JP13387492 A JP 13387492A JP 13387492 A JP13387492 A JP 13387492A JP H05331164 A JPH05331164 A JP H05331164A
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group
compound
lower alkyl
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hydrogen atom
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JP13387492A
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English (en)
Inventor
Kiyoaki Katano
野 清 昭 片
Naganori Shidara
楽 永 紀 設
Hiroko Ogino
野 裕 子 荻
Masao Shimizu
水 昌 郎 清
Jun Nagura
倉 純 名
Kenichi Kono
野 賢 一 河
Kazuyuki Fujishima
島 和 幸 藤
Fukio Konno
野 不器夫 紺
Takashi Tsuruoka
岡 崇 士 鶴
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Meiji Seika Kaisha Ltd
Original Assignee
Meiji Seika Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 アンジオテンシンII拮抗作用を有し、抗高血
圧剤として有用な新規なイソインドール誘導体を提供す
る。 【構成】 下記式(I)で表されるイソインドール誘導
体および薬理学的に許容されるそれらの塩。 (式中、Aは下記式(II)、R1 、R2 、およびR3
アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基
等、Bはカルボン酸残基またはテトラゾール残基、Xは
−O−、−S(O)n−(ここでnは0〜2の整数を表
す)等を表す)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の背景]
【産業上の利用分野】本発明はアンジオテンシンIIに対
する拮抗作用を有するイソインドール誘導体およびそれ
らの合成中間体に関するものであり、さらにはそれらの
少なくとも一種を有効成分として含有してなる、高血圧
の治療や予防に有効な抗高血圧剤に関する。
【0002】
【従来の技術】アンジオテンシンIIはアンジオテンシン
変換酵素によりアンジオテンシンIより誘導されるホル
モンであり、ラットや犬やヒトの様な哺乳動物において
は強力な昇圧物質として、高血圧の原因物質の一つとさ
れている。従ってアンジオテンシン変換酵素の阻害剤
や、アンジオテンシンIIの受容体における拮抗剤は高血
圧や鬱血性の心不全の治療薬としての効果が期待でき
る。アンジオテンシン変換酵素の阻害剤の例としてはカ
プトプリルやエナラプリルが既に臨床で使用されてい
る。アンジオテンシンIIの受容体における拮抗作用を持
つ血圧降下剤は未だ臨床では使用されていないが、サ−
キュレ−ション・リサ−チ誌29巻673 ペ−ジ(1971
年)、ジャ−ナル・オブ・メディシナル・ケミストリ−
32巻、466,898,1366ペ−ジ(1989年)にはアンジオテン
シンIIの構造に類似のペプチド性のアンジオテンシン受
容体拮抗剤の報告がある。また、特開昭62-240683 号、
特公昭63-64428号、特開昭63-23868号、特開平1-287071
号、特開平3-5456号、特開平3-27362 号、特開平3-6326
4 号、EP403158、EP403159、EP408332、EP4115
07、EP412594、EP411766各公報には非ペプチド性ア
ンジオテンシンII受容体拮抗剤が開示されている。
【0003】[発明の概要]
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は今般ある
種のイソインド−ル誘導体が強いアンジオテンシンII拮
抗作用を有し、動物モデルで抗高血圧作用を示すことを
見出し本発明を完成させた。従って、本発明は、アンジ
オテンシンII拮抗作用を有する新規なイソインド−ル誘
導体を提供し、さらに、当該イソインド−ル誘導体を製
造するために有用な中間体を提供することを目的として
いる。また本発明は、アンジオテンシンII拮抗作用を有
する新規なイソインド−ル誘導体を含有してなる、抗高
血圧剤を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によるイソインド
−ル誘導体は、下記の一般式(I)で表される化合物お
よび薬理学的に許容されるそれらの塩である。
【0005】
【化4】 (式中、Aは基(II):
【化5】 (R1 、R2 およびR3 は同一または異なっていてもよ
く、それぞれ水素原子、水酸基、ハロゲン原子、ニトロ
基、シアノ基、置換されていてもよい低級アルキル基、
置換されていてもよくまた環状構造を含んでいてもよい
飽和または不飽和の低級アルコキシ基、置換されていて
もよいベンジルオキシ基、フェニル基、基−COOR4
(ここでR4 は水素原子、低級アルキル基、または基−
CH2 OCOC(CH3 3 を表す)、基−CONR5
6 (ここでR5 およびR6 は同一または異なっていて
もよく、それぞれ水素原子または低級アルキル基を表わ
すか、もしくは、R5 とR6 はそれらが結合している窒
素原子と一緒になって5〜7員複素飽和環を形成しても
よい)、または基−NR7 8 (ここでR7 およびR8
は同一または異なっていてもよく、それぞれ水素原子、
低級アルキル基、または炭素数1〜4のアシル基を表わ
す)を表わすか、もしくは、R1 、R2 およびR3 のい
ずれか二つが一緒になって結合して基−(CH2 )m−
(ここでmは3または4の整数を表す)を形成して、R
1 、R2 およびR3 が結合するピリジン環と縮合する環
を形成してもよい)を表わし、Xは−O−、−NR
9 (ここでR9 は水素原子、低級アルキル、または炭素
数1〜4のアシル基を表わす)、または−S(O)n−
(ここでnは0〜2の整数を表す)を表し、Bは基−C
OOR10(ここでR10は水素原子、低級アルキル基また
は基−CH2 OCOC(CH3 3 を表す)またはテト
ラゾリル基を表す)
【0006】また本発明による抗高血圧剤は、前記一般
式(I)で表される化合物または薬学的に許容される塩
を有効成分として含有してなるもの、である。
【0007】更に本発明による前記一般式(I)で表わ
される化合物の製造に適した中間体は、下記の一般式
(III)で表わされる化合物である。
【化6】 (式中、B* は−CO2 10(R10は請求項1で定義し
たものと同じ意味を表わす)または保護されていてもよ
いテトラゾリル基を表わし、Yはハロゲン原子またはス
ルホニルオキシ基を表す)
【0008】前記一般式(I)で表される化合物は、ペ
プチド性の受容体拮抗剤にみられるアゴニスト作用が無
く、経口吸収性や作用の持続性に優れ、またそのアンジ
オテンシンII拮抗活性は従来の非ペプチド性のアンジオ
テンシンII拮抗活性に比較して優れたものである。従っ
て、人体に安全な抗高血圧剤を供給することができる。
【0009】[発明の具体的説明]一般式(I)の化合物 本明細書において、基又は基の一部としての「低級アル
キル」または「低級アルコキシ」という語は、基が直鎖
または分枝鎖の炭素数1〜6、好ましくは1〜4、のア
ルキル基を意味する。また、ハロゲン原子とは、フッ素
原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子をいうものとす
る。
【0010】一般式(II)においてR1 、R2 およびR
3 が表す低級アルキル基の好ましい例としてはメチル、
エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブ
イル、sec-ブチル、tert- ブチル、n-ペンチル、n-ヘキ
シルなどが挙げられる。このアルキル基の一以上の水素
原子は置換されていてもよく、その置換基の好ましい例
としてはハロゲン原子、炭素数1〜4のアルコキシ基、
炭素数1〜4のアシルオキシ基、水酸基などが挙げら
れ、置換されたアルキル基の好ましい例としてはトリフ
ルオロメチル、2-フルオロエチル、ジフルオロメチル、
2,2,2-トリフルオロエチル、メトキシメチル、エトキシ
メチル、アセチルオキシメチル、ヒドロキシメチルなど
が挙げられる。
【0011】またR1 、R2 およびR3 が表す低級アル
コキシ基の好ましい例としてはメトキシ、エトキシ、n-
プロポキシ、イソプロポキシ、n-ブトキシ、イソブトキ
シ、sec-ブトキシ、tert- ブトキシ、n-ペントキシ、n-
ヘキシルオキシなどが挙げられる。この低級アルコキシ
基のアルキル基部分は不飽和であってもよく、従ってR
1 、R2 およびR3 は低級アルケニルオキシ基であって
もよい。また、このアルコキシ基の一以上の水素原子は
置換されていてもよく、その置換基の好ましい例として
はハロゲン原子、炭素数1〜4のアルコキシ基などが挙
げられ、置換されたアルコキシ基の好ましい例としては
トリフルオロメトキシ、2-フルオロエトキシ、ジフルオ
ロメトキシ、2,2,2-トリフルオロエトキシ、メトキシメ
トキシ、エトキシメトキシ、2-(エトキシ)エトキシ、
ビニルオキシなどが挙げられる。さらに、このアルコキ
シ基の一以上の水素原子は飽和または不飽和の環によっ
て置換されていてもよく、そのような環の好ましい例と
してはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル
などが挙げられる。
【0012】R1 、R2 およびR3 が表すベンジルオキ
シ基のベンゼン環部分またはメチレン基部分の水素原子
は置換されていてもよく、その置換基の好ましい例とし
はハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1
〜4のアルコキシ基、ニトロ基、などが挙げられ、置換
されたベンジルオキシ基の好ましい例としてはp-メトキ
シベンジルオキシ、p-ニトロベンジルオキシ、p-メチル
ベンジルオキシ、p-フルオロベンジルオキシなどが挙げ
られる。
【0013】R1 、R2 およびR3 が表す基−CONR
5 6 中のR5 およびR6 は、それらが結合している窒
素原子と一緒になって5〜7員複素飽和環を形成しても
よく、その好ましい例としてはピロリジニル、ピペリニ
ジル、モルホリルなどが挙げられる。
【0014】さらに、このR1 、R2 およびR3 のいず
れか二つが一緒になって結合して基−(CH2 )m−
(ここでmは3または4の整数を表す)を形成して、R
1 、R2 およびR3 が結合するピリジン環と縮合する環
を形成してもよい。そのような環の好ましい例としはシ
クロペンテン、シクロヘキセンなどの環構造が挙げられ
る。
【0015】R7 およびR9 が表す炭素数1〜4のアシ
ル基の好ましい例としては、ホルミル、アセチル、プロ
ピオニル、ブチリルなどが挙げられる。
【0016】本発明の好ましい化合物群としては、基A
が2,6−位に置換基、特にアルキル基、を有する4−
ピリジル、2,6−位に置換基、特にアルキル基、を有
しかつ3位に置換基、特にアルコキシ基またはアルコキ
シカルボニル基を有する4−ピリジルであり、Xが−O
−であり、Bが2位または4位のカルボキシル基または
5−テトラゾリル基であるものが挙げられる。特に好ま
しい化合物としては、5−(2,6−ジエチルピリジン
−4−イル)オキシメチル−2−(2−カルボキシフェ
ニル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−
1,3−ジオン、5−(2,6−ジメチルピリジン−4
−イル)オキシメチル−2−(2−カルボキシフェニ
ル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1,
3−ジオン、5−(2,6−ジメチル−3−エトキシカ
ルボニル−2−ピリジン−4−イル)オキシメチル−2
−(2−カルボキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1
H−イソインドール−1,3−ジオン、5−(2−n−
ブチル−6−メチルピリジン−4−イル)オキシメチル
−2−(2−カルボキシフェニル)−2,3−ジヒドロ
−1H−イソインドール−1,3−ジオン、5−(3−
メトキシ−2,6−ジメチルピリジン−4−イル)オキ
シメチル−2−(2−カルボキシフェニル)−2,3−
ジヒドロ−1H−イソインドール−1,3−ジオン、5
−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)オキシメチ
ル−2−(4−テトラゾール−5−イル)フェニル−
2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1,3−ジ
オン、5−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)オ
キシメチル−2−(2−テトラゾール−5−イル)フェ
ニル−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1,
3−ジオン、などが挙げられる。
【0017】本発明の化合物には硫黄原子に由来する立
体異性体、およびテトラゾ−ル環に由来する互換異性体
として存在しうるが、いずれの異性体も本発明に包含さ
れるものである。
【0018】本発明の化合物はその塩とすることができ
る。そのような塩としては、医学上許容される非毒性塩
が挙げられる。例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、カ
ルシウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩などの無
機塩およびトリエチルアミン塩、ピリジン塩、エタノー
ルアミン塩などの有機アミン塩ならびにリジン、アルギ
ニンなどの塩基性アミノ酸塩が挙げられる。
【0019】一般式(I)化合物の製造 本発明による化合物は、下記に示すような種々の方法
(A法〜C法)で製造することができる。
【0020】本発明による第一の方法(A法)によれ
ば、一般式(I)の化合物(ただし、Xが基−S(0)
n−を表すときはn=0である)は、次の一般式(II
I):
【化7】 (式中、B* は−CO2 4 (R4 は一般式(I)の場
合と同じ意味を表わす)、または保護されていてもよい
テトラゾリル基を表わし、Yはハロゲン原子またはスル
ホニルオキシ基を表す)で表わされるイソインドール誘
導体と、一般式(V):
【化8】 (式中、R1 、R2 、およびR3 は一般式(I)の場合
と同じ意味を表わし、Xは−O−、−NR9 (ここでR
9 は一般式(I)の場合と同じ意味を表す)または−S
−を表わす)で表わされる化合物とを、反応に関与しな
い溶媒(例えば、N,N-ジメチルホルムアミド、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、メタノール、エタノール、ア
セトン、ジメチルスルホキシドなどの有機溶媒、または
これらの溶媒と水との混合溶媒)中、塩基存在下、−3
0〜150℃、好適には10〜100℃の反応温度で3
0分〜24時間、通常で1〜6時間、反応させ、必要に
応じて保護基を除去することによって得ることができ
る。
【0021】上記の化合物(III)のYの置換基として
は、例えば塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロ
ゲン原子、メタンスルホニルオキシ、エタンスルホニル
オキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシなどの炭
素数1〜4のアルキルスルホニルオキシ基、ベンゼンス
ルホニルオキシ、p-トルエンスルホニルオキシなどのア
リールスルホニルオキシ基などが挙げられる。また、B
* におけるテトラゾリル基の保護基としてはトリチル
基、2−シアノエチル基等が挙げられる。
【0022】また、上記縮合反応に用いられる塩基とし
ては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの
アルカリ金属水酸化物、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素
カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカ
リ金属炭酸塩、水素化ナトリウム、水素化カリウムなど
の水素化金属、トリエチルアミン、ピリジンなどの有機
アミンなどが挙げられる。
【0023】本発明による一般式(I)で表わされる化
合物の製造に適した前記一般式(III )の化合物は次の
ようにして製造することができる。まず、次の反応式に
従い次式(III a)で表わされる4−メチル−N−置換
フェニルフタルイミドを合成する。
【化9】 (式中、R10は一般式(I)の場合と同じ意味を表わ
す)
【0024】ここで、R10が水素原子以外である化合物
は、適当なアミノ安息香酸エステルを出発原料とする他
に、R10が水素原子である一般式(III a)の化合物を
常法に従いエステル体とすることによっても得ることが
できる。続いて、この式(III a)の化合物をα,α′
−アゾビス(イソブチロニトリル)の存在下、N−ハロ
ゲン化コハク酸イミドと反応させることによって、一般
式(III)の化合物(ただし、B* は基−CO2 R10を表
わす)を得ることができる。
【0025】更に一般式(III)においてB* がテトラゾ
リル基である化合物は、後記するC法とほぼ同様にして
得ることができる。なお、このテトラゾリル基の形成
は、式(III a)の化合物から式(III)の化合物を誘導
する前の式(III a)の化合物、すなわち式(III 、Y
=H)の化合物に対して行なってもよく、あるいは次の
反応式により合成される4−メチル−N−シアン化フェ
ニルフタルイミド(IIIb)
【化10】 に対して行なってもよい。このようにして得られたB*
がテトラゾリル基である化合物(III a)および(III
b)は、上述のハロゲン化等の反応を行なって一般式
(III )の化合物(但し、B* はテトラゾリル基を表
す)へと誘導することができる。
【0026】本発明による第二の方法(B法)によれ
ば、一般式の化合物(ただし、Xが基−S(0)n−を
表わすときはn=0である)は、次の一般式(VI):
【化11】 (式中、Bは一般式(I)場合と同じ意味を表わし、X
はO、−NR9 (ここでR9 は一般式(I)の場合と同
じ意味を表す)、またはSを表わす)で表わされるイソ
インドール誘導体またはその反応性の塩と、一般式(V
II):
【化12】 (式中、R1 、R2 、R3 は一般式(I)の場合と同じ
意味を表わし、Zはハロゲン原子またはニトロ基を表わ
す)で表わされる化合物とを、前記A法と同様の反応条
件で反応させることにより得ることができる。上記化合
物(VI)の反応性の塩としては、例えばナトリウム、
カリウム、リチウムなどのアルカリ金属塩が挙げられ
る。
【0027】一般式(I)の化合物のうちBがテトラゾ
リル基である化合物は次のC法で合成できる。
【化13】 (式中、A、R10は一般式(I)の場合と同じ意味を表
わし、B**はテトラゾリル基を表わす)
【0028】段階(i)は式(Ia)の化合物にアンモ
ニアを反応させて一般式(VIII)のアミド化体を合成す
る工程である。R10が水素原子である場合には、反応に
先だち式(Ia)の化合物を酸ハロゲン化物または活性
エステル体とするのが好ましい。酸ハロゲン化物として
は塩酸化物や酸臭化物が用いられ、これらは、式(I
a)の化合物と、チオニルクロライド、チオニルブロマ
イド、五塩化リン、オキシ塩化リン、オキザリルクロラ
イド等の酸ハロゲン化物と、反応に関与しない溶媒の存
在下ないしは非存在下、−20〜150℃の温度で反応
させることによって得ることができる。活性エステルと
してはN−ヒドロキシコハク酸イミド、N−ヒドロキシ
ベンズトリアゾール等のエステルが用いられる。
【0029】式(Ia)の化合物とアンモニアとの反応
は、0〜150℃の温度で、水、メタノール、エタノー
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の溶媒中で、3
0分〜24時間で完了させることができる。
【0030】段階(ii)は、アミドの脱水反応によって
式(VIII)の化合物をニトリル化する工程である。反応
は、脱水剤としてチオニルクロライド、五塩化リン、オ
キシ塩化リン、チオニルブロマイド等を用い、反応に関
与しない溶媒の存在下ないしは非存在下に、−20〜1
50℃の温度で、30分〜24時間で完了させることが
できる。
【0031】段階(iii)は、ニトリルとアジド誘導体と
を反応させ、テトラゾール環を形成する工程である。テ
トラゾール環の形状は、式(IX)の化合物を、アジ化ナ
トリウム、アジ化カリウム、アジ化トリメチルスズ、ア
ジ化トリブチルスズなどのアジド誘導体と、反応に関与
しない溶媒の存在下ないしは非存在下、0〜200℃の
温度で、30分〜1週間反応させることによって進行す
る。このようにして得られたテトラゾール化合物は必要
によりトリチル基、p‐メトキシベンジル基、メトキシ
メチル基、2‐シアノエチル基等で保護し、精製後脱保
護して、Aが5‐テトラゾールを表わす一般式(I)の
化合物を得ることができる。
【0032】前記一般式(I)においてXが−S(O)
−を表わしかつnが1または2であるスルホキシド化
合物およびスルホン化合物は、Xが−S−である前記一
般式(I)の化合物を酸化することによって製造するこ
とができる。この酸化反応は、溶媒(例えばベンゼン、
クロロホルム、メチレンクロライド、メタノール、エタ
ノール、酢酸、ギ酸、水あるいはこれらの混合溶媒)中
で、n=1の場合には1〜2当量、好ましくは1〜1.
2当量、の酸化剤を用いて、またn=2の場合には2〜
3当量、好ましくは2〜2.5当量、の酸化剤を用いて
−40〜60℃、好ましくは−20〜室温で5分〜6時
間で終了させることができる。好ましい酸化剤として
は、例えば過酢酸、過酸化水素、トリフルオロ過酢酸、
メタクロロ過安息香酸、メタ過ヨウ素酸ナトリウム、N
−ブロモサクシイミド、tert−ブチルヒドロパーオ
キシド、二酸化マンガンなどが挙げられる。
【0033】前記一般式(V)および(VII)で示され
る誘導体は公知の方法(例えば、特開昭60-178890 号、
同61-17589号、特開平1-211581号、特開昭61-148122 号
公報参照)、およびジャーナル・オブ・オルガニック・
ケミストリー26巻、 1673ページ(1961年)、同28巻725
ページ(1963年)、同44巻870 ページ(1979年)、同51
巻268 ページ(1986年)、ヒェーミッシェス・ベリヒテ
54巻1089ページ(1921年)、同94巻486 ページ(1961
年)、ジャーナル・オブ・インディアン・ケミカル・ソ
サエティー101 巻950 ページ(1974年)、ジャーナル・
オブ・アメリカン・ケミカル・ソサエティー83巻193 ペ
ージ(1961年)、薬学雑誌91巻740 ページ(1971年)、
ブレタン・オブ・ザ・ケミカル・ソサエティー・オブ・
ジャパン42巻2389ページ(1969年)、ヘテロサイクルズ
13巻239 ページ(1979年)、Liebigs Ann. Chem. 1466
ページ(1982年)等に記載の製造法に準じて合成するこ
とができる。
【0034】化合物の用途/医薬組成物 一般式(I)で示される化合物およびその薬理学的に許
容される塩はアンジオテンシンII拮抗作用を有する。従
って、本発明による化合物およびその薬理学的に許容さ
れる塩は、アンジオテンシンIIが関連する疾患の予防お
よび治療に有効である。具体的には、本発明による化合
物およびその薬理学的に許容される塩は抗高血圧薬とし
て用いることができる。
【0035】本発明による化合物およびその薬理学的に
許容される塩を主成分として含有してなる医薬組成物
は、ヒトおよびヒト以外の動物に、主として経口または
非経口投与(例えば筋注、靜注、皮下投与、直腸投与、
経皮投与など)、好ましくは経口投与することができ
る。従って、本発明の化合物を有効成分として含有して
なる医薬組成物は、経口または非経口投与に適した種々
の剤型で使用される。例えばその用途に応じて、錠剤、
カプセル剤、顆粒剤、散剤、丸剤、細粒剤、トローチ錠
などの経口剤や、注射剤、直腸投与剤、油脂性坐剤、水
溶性坐剤などのいずれかの製剤形態に調製することがで
きる。これらの各種製剤は、通常用いられている賦形
剤、増量剤、結合剤、湿潤化剤、崩壊剤、表面活性剤、
潤滑剤、分散剤、緩衝剤、保存剤、溶解補助剤、防腐
剤、矯味矯臭剤、無痛化剤、安定化剤などを用いて常法
により製造することができる。使用可能な無毒性の上記
添加物としては、例えば乳糖、果糖、ブドウ糖、でん
粉、ゼラチン、炭酸マグネシウム、合成ケイ酸マグネシ
ウム、タルク、ステアリン酸マグネシウム、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロースまたはその塩、ア
ラビアゴム、ポリエチレングリコール、シロップ、ワセ
リン、グリセリン、エタノール、プロピレングリコー
ル、クエン酸、塩化ナトリウム、亜硫酸ソーダ、リン酸
ナトリウムなどが挙げられる。
【0036】薬剤中における本発明の化合物の含有量は
その剤形に応じて異なるが、通常全組成物中1〜70重
量%、好ましくは5〜50重量%濃度である。投与量
は、用法、患者の年齢、性別、症状の程度などを考慮し
て適宜決定されるが、通常成人1日当り約0.1〜10
0mg 、好ましくは0.5〜50mg程度とするのがよ
く、これを1日1回または数回に分けて投与することが
できる。
【0037】
【実施例】本発明の化合物を実施例を挙げて詳しく説明
するが、これらの例は単なる実例であって本発明を限定
するものではなく、本発明の範囲を逸脱しない範囲で種
々の変形および修正が可能であることは言うまでもな
い。なお、以下の実施例中のNMRデータは400MH
z NMRによる測定データであり、TMSを基準とし
たδ値(ppm) で示した。
【0038】合成例 合成例 1. 4−ブロモメチル−N−(2−t−ブト
キシカルボニルフェニル)フタルイミド a) 4−メチルフタルイミド(16.2g)とアントラ
ニル酸(13.7g)を混和し、外温160〜170℃で
2時間加熱した。冷却後、酢酸エチル(700ml)を加
え少量の不溶物を濾去した。濾液を濃縮した後、残留物
にイソプロピルエーテルとn−ヘキサンの混合液を加
え、室温下で3日間撹拌し結晶を濾取した。乾燥後、4
−メチル−N−(2−カルボキシフェニル)フタルイミ
ドを26.6g (94.8%)得た。 1H-NMR(CDCl3) δ:2.54(3H,s)、 7.39(1H,dd) 、 7.53
(1H,td) 、 7.57(1H,d)、 7.71(1H,td) 、 7.73(1H,s)、 7.
81(1H,d)、 8.15(1H,dd)
【0039】b) 上記化合物(5g)を塩化メチレン
(80ml) に懸濁し、濃硫酸(0.2ml) とイソブテン
(10ml) を加え、封管中室温下で一晩撹拌した。反応
液を酢酸エチルにて希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液と水にて洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水した後濃
縮し、4−メチル−N−(2−t−ブトキシカルボニル
フェニル)フタルイミドを油状物質として5.66g(9
4%)得た。 1H-NMR(CDCl3) δ:1.33(9H,s)、 2.55(3H,s)、 7.34(1
H,dd) 、 7.50(1H,td)、 7.58(1H,d)、 7.63(1H,td) 、 7.7
7(1H,s)、 7.84(1H,d)、 8.05(1H,dd)
【0040】c) 上記化合物(4.63g)を四塩化炭
素(90ml) に溶かし、α,α’−アゾビス(イソブチ
ロニトリル)(130mg) とN−ブロモコハク酸イミド
(2.94g) を加え、200ワット白熱光照射下3時
間加熱還流した。冷却後、不溶物を濾去し、濾液を飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液と水で洗浄した。硫酸マグネ
シウムで脱水した後、溶媒を留去して、標記化合物を得
た。本化合物は精製する事なく実施例の反応に用いた。 1H-NMR(CDCl3) δ:1.34(9H,s)、 4.59(2H,s)、 7.34(1
H,d)、 7.52(1H,td) 、7.64(1H,td) 、 7.81(1H,dd) 、 7.9
4(1H,d)、 7.98(1H,s)、 8.07(1H,dd)
【0041】合成例 2. 4−ブロモメチル−N−
(2−メトキシカルボニルフェニル)フタルイミド 合成例 1の方法に従って合成した。 1H-NMR(CDCl3) δ:3.75(3H,s)、 4.58(2H,s)、 7.38(1
H,d)、 7.55(1H,td) 、7.70(1H,td) 、 7.80(1H,dd) 、 7.9
3(1H,d)、 7.97(1H,s)、 8.16(1H,dd)
【0042】合成例 3. 4−ブロモメチル−N−
[4−(トリフェニルメチルテトラゾール−5−イル)
フェニル]フタルイミド a) 合成例 1a)に従い、4−メチル−N−(4−
シアノフェニル)フタルイミドを合成した。 1H-NMR(CDCl3) δ:2.58(3H,s)、 7.63(1H,d)、 7.68(2
H,d)、 7.78(1H,s)、 7.80(2H,d)、 7.86(1H,d)
【0043】b) 塩化トリ(n−ブチル)スズ(1.
074g)をトルエン(20ml) に溶かし、アジ化ナトリ
ウム(195mg) を加え室温下で1時間撹拌した。この
懸濁液に上記化合物(786mg) を加え、48時間加熱
還流を行った。冷却後、塩酸ガスを1時間吹き込んだ。
反応液を濃縮した後、酢酸エチルと水を加え、室温下で
一晩撹拌した。沈澱を濾取し、乾燥して、4−メチル−
N−[4−(テトラゾール−5−イル)フェニル]フタ
ルイミドを665mg(72.7%)得た。 1H-NMR(DMSO-D6) δ:2.55(3H,s)、 7.70(2H,d)、 7.73
(1H,d)、 7.82(1H,s)、7.88(1H,d)、 8.20(2H,d)
【0044】c) 上記化合物(336mg) をジメチル
ホルムアミド(5ml) に懸濁し、60%水素化ナトリウ
ム(48mg) を加え、室温下で5分間撹拌した。トリチ
ルクロリド(338mg) を加え、室温下で一晩撹拌し
た。反応液を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。硫酸
マグネシウムで脱水した後、溶媒を留去し、残留物をシ
リカゲルカラム(n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1)
に付して、4−メチル−N−[4−(トリフェニルメチ
ルテトラゾール−5−イル)フェニル]フタルイミド
(226mg,38%) を得た。 1H-NMR(CDCl3) δ:2.56(3H,s)、 7.15〜7.4(15H)、 7.
58(2H,d)、 7.59(1H,d)、 7.76(1H,s)、 7.84(1H,d)、 8.28
(2H,d)
【0045】d) 上記化合物を用い、合成例1c)の
方法に従って標記化合物を合成した。
【0046】合成 4. 4−ブロモメチル−N−[2
−(トリフェニルメチルテトラゾール−5−イル)フェ
ニル]フタルイミド 合成例 3の方法に従って標記化合物を合成した。 1H-NMR(CDCl3) δ:4.48(2H,s)、 6.85〜6.93(6H)、 7.
20〜7.32(10H) 、 7.34〜7.39(1H,m)、 7.56〜7.65(4H)、
8.48〜8.53(1H,m)
【0047】実施例 1. 5−(2,6−ジエチルピ
リジン−4−イル)オキシメチル−2−(2−カルボキ
シフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドー
ル−1,3−ジオン a) 2,6−ジエチル−4(1H)−ピリドン(30
2mg) をジメチルホルムアミド(3ml) に溶かし、氷冷
下60%水素化ナトリウム(96mg) を加え、室温下で
10分間撹拌した。次いで合成例1の化合物(832m
g) のジメチルホルムアミド(4ml) 溶液を加え、室温
下で3時間撹拌した。酢酸エチルで反応液を希釈し水洗
し、硫酸マグネシウムで脱水した後、溶媒を留去した。
残留物をシリカゲルカラム(クロロホルム:酢酸エチル
=3:1)に付して、5−(2,6−ジエチルピリジン
−4−イル)オキシメチル−2−(2−t−ブトキシカ
ルボニルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソイ
ンドール−1,3−ジオン(354mg,36.4%) を
得た。 1H-NMR(CDCl3) δ:1.30(6H,t)、 1.35(9H,s)、 2.77(4
H,q)、 5.27(2H,s)、 6.61(2H,s)、 7.35(1H,dd) 、 7.52(1
H,td) 、 7.65(1H,td) 、 7.85(1H,d)、 7.99(1H,d)、 8.04
(1H,s)、 8.07(1H,dd)
【0048】b) 上記化合物(300mg) に氷冷下ト
リフルオロ酢酸(2.5ml) を加え、室温下で2時間撹
拌した。減圧下反応液を濃縮し、残留物に水と酢酸エチ
ルを加えた。炭酸水素ナトリウム水溶液でpHを3.2
に調整し、有機層を分離し、水洗し、硫酸マグネシウム
で脱水した後、溶媒を留去した。残留物にイソプロピル
エーテルを加え、生じた沈澱を濾取し、乾燥して、標記
化合物を266mg(99%) 得た。 1H-NMR(CDCl3+CD3OD) δ:1.37(6H,t)、 3.03(4H,q)、
5.49(2H,s)、 7.03(2H,s)、 7.39(1H,dd) 、 7.59(1H,td)
、 7.72(1H,td) 、 7.88(1H,d)、 8.02(1H,d)、 8.04(1H,d
d) 実施例1と同様の方法によって実施例2〜5の化合物を
合成した。
【0049】実施例2. 5−(2,6−ジメチルピリ
ジン−4−イル)オキシメチル−2−(2−カルボキシ
フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール
−1,3−ジオン 1H-NMR(CDCl3+CD3OD) δ:2.47(6H,s)、 5.35(2H,s)、
6.79(2H,s)、 7.34(1H,d)、 7.52(1H,t)、 7.59(1H,t)、 7.
89〜7.94(2H,m)、 7.97(1H,s)、 8.08(1H,d)
【0050】実施例 3. 5−(2,6−ジメチル−
3−エトキシカルボニル−ピリジン−4−イル)オキシ
メチル−2−(2−カルボキシフェニル)−2,3−ジ
ヒドロ−1H−イソインドール−1,3−ジオン 1H-NMR(DMSO-D6+CD3OD) δ:1.30(3H,t)、 2.36(3H,
s)、 2.43(3H,s)、 4.34(2H,q)、 5.58(2H,s)、 7.02(1H,
s)、 7.52(1H,dd) 、 7.62(1H,td) 、 7.77(1H,td) 、7.92
(1H,d)、 7.98(1H,d)、 8.01(1H,d)、 8.07(1H,dd)
【0051】実施例 4. 5−(2−n−ブチル−6
−メチルピリジン−4−イル)オキシメチル−2−(2
−カルボキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−イ
ソインドール−1,3−ジオン 1H-NMR(DMSO-D6) δ:0.92(3H,t)、 1.36(2H,m)、 1.69
(2H,m)、 2.63(3H,s)、2.87(2H,t)、 5.62(2H,s)、 7.43(2
H,s)、 7.52(1H,d)、 7.64(1H,t)、 7.78(1H,t)、7.98〜8.1
1(4H)
【0052】実施例 5. 5−(3−メトキシ−2,
6−ジメチルピリジン−4−イル)オキシメチル−2−
(2−カルボキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H
−イソインドール−1,3−ジオン 1H-NMR(DMSO-D6) δ:2.54(3H,s)、 2.61(3H,s)、 3.86
(3H,s)、 5.64(2H,s)、7.53(1H,dd) 、 7.62(1H,s)、 7.64
(1H,td) 、 7.78(1H,td) 、 8.06(3H,m)、 8.12(1H,s)
【0053】実施例 6. 5−(2,6−ジメチルピ
リジン−4−イル)オキシメチル−2−(4−テトラゾ
ール−5−イル)フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−
イソインドール−1,3−ジオン a) 実施例 1a)の方法に従い、5−(2,6−ジ
メチルピリジン−4−イル)オキシメチル−2−[4−
(トリフェニルメチル)テトラゾール−5−イル]フェ
ニル−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1,
3−ジオンを合成した。 1H-NMR(CDCl3) δ:2.50(6H,s)、 5.24(2H,s)、 6.60(2
H,s)、 7.15〜7.19(6H)、 7.32〜7.40(9H)、 7.58(2H,d)、
7.84(1H,d)、 7.99(1H,d)、 8.03(1H,s)、 8.29(2H,d)
【0054】b) 上記化合物(94mg) をメタノー
ル:ジオキサン(1:1,4ml) に懸濁し、5N−HC
l(0.2ml) を加え、室温下で2時間撹拌した。反応
液を濃縮し、エーテルを加え上澄みをデカンテーション
により除いた。不溶物をクロロホルム−メタノール混液
で3回、アセトンで1回洗浄し、乾燥して、標記化合物
を39( 65%) 得た。 1H-NMR(DMSO-D6+CDCl3) δ:2.67(6H,s)、 5.64(2H,
s)、 7.45(2H,s)、 7.71(2H,d)、 8.02(1H,d)、 8.07(1H,
d)、 8.12(1H,s)、 8.24(2H,d)
【0055】実施例 7. 5−(2,6−ジメチルピ
リジン−4−イル)オキシメチル−2−(2−テトラゾ
ール−5−イル)フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−
イソインドール−1,3−ジオン 実施例 6と同様の方法で合成した。1H-NMR(DMSO-D6+C
DCl3) δ:2.80(6H,s)、 5.45(2H,s)、 7.00(2H,s)、 7.
49〜7.54(1H,m)、 7.65〜7.73(2H,m)、 7.82〜7.88(1H,
d)、 7.94〜7.99(2H,m)、 8.11〜8.16(1H,m)
【0056】製剤例 1. 錠剤 以上の全量をよく混和して打錠し、錠剤1000個を製
造する。
【0057】製剤例 2. カプセル剤 以上の全量をよく混和し、硬カプセルに充填し、カプセ
ル剤1000カプセルを製造する。
【0058】製剤例 3. 注射剤 実施例1の化合物とブドウ糖を注射用蒸留水に溶解し、
全量を1000ml とし、これをグラスフィルターで濾
過した後、1mlずつアンプルに分注し、1000本のア
ンプル製剤とする。
【0059】薬理試験 (1)摘出血管平滑筋におけるアンジオテンシンII収縮抑
制作用 体重2.5〜3.0kgの雄性家兎より常法に従い胸部大
動脈ラセン標本を作成し、この標本を、通気し37℃に
保温した栄養液を満たしたマグヌス管内に懸垂した。あ
らかじめ標本にアンジオテンシンII 3×10-9Mを数
回適用して、安定したアンジオテンシンIIの収縮反応を
得、その最大値を記録した。次に、10-5Mあるいは1
-6Mの被験化合物を5分間投与した後、アンジオテン
シンII 3×10-9Mを適用した場合の収縮反応を測定
し、被験化合物投与前と投与後のアンジオテンシンII収
縮反応を比較して収縮抑制率を算出した。その結果は表
1に示される通りである。 表1 アンジオテンシンII収縮抑制率(%) 化合物の濃度 10-5M 10-6 実施例 1の化合物 100 76.4 実施例 2の化合物 62.0 実施例 3の化合物 97.4 32.0 実施例 4の化合物 84.0 19.1 実施例 5の化合物 100 59.7 実施例 6の化合物 33.3 実施例 7の化合物 98.0 66.1
【0060】(2) 単回投与による毒性試験 ddY 系マウス雄性5週令(平均体重約20g )に対して
実施例1の化合物を経口投与した。その結果、LD50
1000mg/kg で、しかも1000mg/kg で何等特別の
症状を示さず低毒性であった。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【化1】
【化2】 (R、RおよびRは同一または異なっていてもよ
く、それぞれ水素原子、水酸基、ハロゲン原子、ニトロ
基、シアノ基、置換されていてもよい低級アルキル基、
置換されていてもよくまた環状構造を含んでいてもよい
飽和または不飽和の低級アルコキシ基、置換されていて
もよいベンジルオキシ基、フェニル基、基−COOR
(ここでRは水素原子、低級アルキル基、または基−
CHOCOC(CHを表す)、基−CONR
(ここでRおよびRは同一または異なっていて
もよく、それぞれ水素原子または低級アルキル基を表わ
すか、もしくは、RとRはそれらが結合している窒
素原子と一緒になって5〜7員複素飽和環を形成しても
よい)、または基−NR(ここでRおよびR
は同一または異なっていてもよく、それぞれ水素原子、
低級アルキル基、または炭素数1〜4のアシル基を表わ
す)を表わすか、もしくは、R、RおよびRのい
ずれか二つが一緒になって結合して基−(CH)m−
(ここでmは3または4の整数を表す)を形成して、R
、RおよびRが結合するピリジン環と縮合する環
を形成してもよい)を表わし、Xは−O−、−NR
(ここでRは水素原子、低級アルキル、または炭素
数1〜4のアシル基を表わす)、または−S(O)n−
(ここでnは0〜2の整数を表す)を表し、Bは基−C
OOR10(ここでR10は水素原子、低級アルキル基
または基−CHOCOC(CHを表す)または
テトラゾリル基を表す)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【化4】
【化5】 (R、RおよびRは同一または異なっていてもよ
く、それぞれ水素原子、水酸基、ハロゲン原子、ニトロ
基、シアノ基、置換されていてもよい低級アルキル基、
置換されていてもよくまた環状構造を含んでいてもよい
飽和または不飽和の低級アルコキシ基、置換されていて
もよいベンジルオキシ基、フェニル基、基−COOR
(ここでRは水素原子、低級アルキル基、または基−
CHOCOC(CHを表す)、基−CONR
(ここでRおよびRは同一または異なっていて
もよく、それぞれ水素原子または低級アルキル基を表わ
すか、もしくは、RとRはそれらが結合している窒
素原子と一緒になって5〜7員複素飽和環を形成しても
よい)、または基−NR(ここでRおよびR
は同一または異なっていてもよく、それぞれ水素原子、
低級アルキル基、または炭素数1〜4のアシル基を表わ
す)を表わすか、もしくは、R、RおよびRのい
ずれか二つが一緒になって結合して基−(CH)m−
(ここでmは3または4の整数を表す)を形成して、R
、RおよびRが結合するピリジン環と縮合する環
を形成してもよい)を表わし、Xは−O−、−NR
(ここでRは水素原子、低級アルキル、または炭素
数1〜4のアシル基を表わす)、または−S(O)n−
(ここでnは0〜2の整数を表す)を表し、Bは基−C
OOR10(ここでR10は水素原子、低級アルキル基
または基−CHOCOC(CHを表す)または
テトラゾリル基を表す)
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】R、RおよびRが表す基−CONR
中のRおよびRは、それらが結合している窒
素原子と一緒になって5〜7員複素飽和環を形成しても
よく、その好ましい例としてはピロリジニル、ピペリジ
ニル、モルホリルなどが挙げられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清 水 昌 郎 神奈川県横浜市港北区師岡町760 明治製 菓株式会社薬品総合研究所内 (72)発明者 名 倉 純 神奈川県横浜市港北区師岡町760 明治製 菓株式会社薬品総合研究所内 (72)発明者 河 野 賢 一 神奈川県横浜市港北区師岡町760 明治製 菓株式会社薬品総合研究所内 (72)発明者 藤 島 和 幸 神奈川県横浜市港北区師岡町760 明治製 菓株式会社薬品総合研究所内 (72)発明者 紺 野 不器夫 神奈川県横浜市港北区師岡町760 明治製 菓株式会社薬品総合研究所内 (72)発明者 鶴 岡 崇 士 神奈川県横浜市港北区師岡町760 明治製 菓株式会社薬品総合研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の一般式(I)で表されるイソインド
    ール誘導体および薬理学的に許容されるそれらの塩。 【化1】 (式中、 Aは基(II): 【化2】 (R1 、R2 およびR3 は同一または異なっていてもよ
    く、それぞれ水素原子、水酸基、ハロゲン原子、ニトロ
    基、シアノ基、置換されていてもよい低級アルキル基、
    置換されていてもよくまた環状構造を含んでいてもよい
    飽和または不飽和の低級アルコキシ基、置換されていて
    もよいベンジルオキシ基、フェニル基、基−COOR4
    (ここでR4 は水素原子、低級アルキル基、または基−
    CH2 OCOC(CH3 3 を表す)、基−CONR5
    6 (ここでR5 およびR6 は同一または異なっていて
    もよく、それぞれ水素原子または低級アルキル基を表わ
    すか、もしくは、R5 とR6 はそれらが結合している窒
    素原子と一緒になって5〜7員複素飽和環を形成しても
    よい)、または基−NR7 8 (ここでR7 およびR8
    は同一または異なっていてもよく、それぞれ水素原子、
    低級アルキル基、または炭素数1〜4のアシル基を表わ
    す)を表わすか、もしくは、R1 、R2 およびR3 のい
    ずれか二つが一緒になって結合して基−(CH2 )m−
    (ここでmは3または4の整数を表す)を形成して、R
    1 、R2 およびR3 が結合するピリジン環と縮合する環
    を形成してもよい)を表わし、 Xは−O−、−NR9 (ここでR9 は水素原子、低級ア
    ルキル、または炭素数1〜4のアシル基を表わす)、ま
    たは−S(O)n−(ここでnは0〜2の整数を表す)
    を表し、 Bは基−COOR10(ここでR10は水素原子、低級アル
    キル基または基−CH2 OCOC(CH3 3 を表す)
    またはテトラゾリル基を表す)
  2. 【請求項2】5−(2,6−ジエチルピリジン−4−イ
    ル)オキシメチル−2−(2−カルボキシフェニル)−
    2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1,3−ジ
    オンおよび薬理学的に許容されるその塩。
  3. 【請求項3】請求項1記載のイソインドール誘導体また
    は薬理学的に許容されるそれらの塩を有効成分として含
    有してなる、抗高血圧剤。
  4. 【請求項4】請求項2記載のイソインドール誘導体また
    は薬理学的に許容されるその塩を有効成分として含有し
    てなる、抗高血圧剤。
  5. 【請求項5】下記の一般式(III)で表されるイソインド
    ール誘導体。 【化3】 (式中、 B* は−CO2 10(R10は請求項1で定義したものと
    同じ意味を表わす)または保護されていてもよいテトラ
    ゾリル基を表わし、 Yはハロゲン原子またはスルホニルオキシ基を表す)
JP13387492A 1992-05-26 1992-05-26 アンジオテンシンii拮抗性イソインドール誘導体 Pending JPH05331164A (ja)

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