JPH05331174A - 7−アシル−3−置換カルバモイルオキシセフェム化合物およびその製造法 - Google Patents

7−アシル−3−置換カルバモイルオキシセフェム化合物およびその製造法

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JPH05331174A
JPH05331174A JP3040747A JP4074791A JPH05331174A JP H05331174 A JPH05331174 A JP H05331174A JP 3040747 A JP3040747 A JP 3040747A JP 4074791 A JP4074791 A JP 4074791A JP H05331174 A JPH05331174 A JP H05331174A
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Shigeto Negi
茂人 根木
Motosuke Yamanaka
基資 山中
Kamamasa Katsu
鎌政 勝
Isao Sugiyama
功 杉山
Takeki Komatsu
雄毅 小松
Atsushi Kamata
厚 鎌田
Akihiko Tsuruoka
明彦 鶴岡
Yoshimasa Machida
善正 町田
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Eisai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた抗菌活性を有する新規セフェム系化合
物を提供することにある。 【構成】 一般式 【化1】 (式中、R1 は低級アルキル基、低級アルコキシ基置換
低級アルキル基またはハロゲン原子置換低級アルキル
基、R2 はカルボキシ基または保護されたカルボキシ基
を意味する。)で表わされる化合物、医薬として許容さ
れるその塩およびその製造法。 【効果】 広い抗菌スペクトルを有し、特にインフルエ
ンザ菌に強い抗菌力をもち注射用、経口用抗菌剤として
有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬として優れた作用を
有する新規な抗菌剤3−置換カルバモイルオキシメチル
−3−セフェム誘導体およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、幾つかの種類の半合成セファロス
ポリンが市販され各種感染性疾病の治療剤として用いら
れている。これまで特開昭53−34794号公報には
一般式
【化4】 (式中、Yは水素または求核性化合物機基を示す。)で
表わされる7−アシルアミノセフェム誘導体が開示され
ている。また特公平1−44714号公報には下記一般
式で示される化合物が開示されている。
【化5】 (ここで、R6 はアミノ基またはアシルアミノ基、R7
はカルボキシル基または保護されたカルボキシル基、 アミノ(低級)アルキルアミノ基、低級アルキルで置換
されていてもよい1〜4個の窒素原子を含有する飽和5
もしくは6員複素環式(低級)アルキルアミノ基または
低級アルキルもしくはヒドロキシ(低級)アルキルで置
換されていてもよい2〜4個の窒素原子を含有する飽和
5もしくは6員複素環式基、Xは−S−ま しかし、これはいずれも十分な抗菌力が得られておら
ず、さらに強い抗菌力を有するセフェム系化合物の開発
が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように感染症の
治療には抗生物質が有効であるが、本発明の目的はさら
に強い抗菌力、特にインフルエンザ菌に対し強い活性を
有するセフェム系化合物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは有用な抗菌
力を有するセファロスポリン系化合物の開発を目指し鋭
意研究の結果、7位に2−(2−アミノチアゾール−2
−ハイドロキシイミノ)酢酸基を有し3位にモノ置換カ
ルバモイルオキシ基を有する新規セフェム誘導体が強い
抗菌力を発現することを見い出し本発明を完成させるに
至った。
【0005】即ち、本発明は一般式(I)
【化6】 (式中、R1 は低級アルキル基、低級アルコキシ基置換
低級アルキル基またはハロゲン原子置換低級アルキル
基、R2 はカルボキシ基または保護されたカルボキシ基
を意味する。)で表わされる化合物および医薬として許
容されるその塩、さらにその製造法に関するものであ
る。
【0006】上記一般式(I)においてR1 の定義にみ
られる低級アルキル基とは炭素1〜4の直鎖状もしくは
分枝鎖状のアルキル基、例えば、メチル、エチル、n−
プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、s
ec−ブチルおよびtert−ブチルなどが挙げられ好
ましくはメチル、エチルなどが挙げることができる。
【0007】R1 の定義にみられる低級アルコキシ基と
は上記に記載した低級アルキル基から誘導されるアルコ
キシ基が挙げられ、低級アルコキシ置換低級アルキル基
の好ましい例として2−メトキシエチル、2−エトキシ
エチルなどが挙げられる。アルキル基に置換しえるハロ
ゲン原子とはフッ素、塩素、ヨウ素などが挙げられ、好
ましくはフッ素原子であり置換されてよい数は1〜3で
ある。
【0008】R2 のカルボキシル基の保護基としては、
メチル、エチル、t−ブチルなどの低級アルキル基;p
−メトキシベンジル、p−ニトロベンジル、3,4−ジ
メトキシベンジル、ジフェニルメチル、トリチル、フェ
ネチルなどの置換基を有していてもよいフェニル基で置
換された低級アルキル基;2,2,2−トリクロロエチ
ル、2−ヨードエチルなどのハロゲン化低級アルキル
基;ピバロイルオキシメチル、アセトキシメチル、プロ
ピオニルオキシメチル、ブチリルオキシメチル、バレリ
ルオキシメチル、1−アセトキシエチル、2−アセトキ
シエチル、1−ピバロイルオキシエチル、2−ピバロイ
ルオキシエチルなどの低級アルカノイルオキシ低級アル
キル基;パルミトイルオキシエチル、ヘプタベカノイル
オキシメチル、1−パルミトイルオキシエチルなどの高
級アルカノイルオキシ低級アルキル基;メトキシカルボ
ニルオキシメチル、1−ブトキシカルボニルオキシエチ
ル、1−t−ブトキシカルボニルオキシエチル、1−エ
トキシカルボニルオキシエチル、1−イソプロポキシカ
ルボニルオキシエチルなどの低級アルコキシカルボニル
オキシ低級アルキル基;カルボキシメチル、2−カルボ
キシエチルなどのカルボキシ低級アルキル基;3−フタ
リジルなどの複素環基;4−グリシルオキシベンゾイル
オキシメチル、4−〔N−(t−ブトキシカルボニル)
グリシルオキシ〕ベンゾイルオキシメチルなどの置換基
を有していてもよいベンゾイルオキシ低級アルキル基;
(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4
−イル)メチルなどの(置換ジオキソレン)低級アルキ
ル基;1−(シクロヘキシルアセチルオキシ)エチルな
どのシクロアルキル置換低級アルカノイルオキシ低級ア
ルキル基、1−(シクロヘキシルオキシカルボニルオキ
シ)エチルなどのシクロアルキルオキシカルボニルオキ
シ低級アルキル基等が挙げられる。要するに、何らかの
手段で分解されてカルボン酸となり得る保護基であれば
いかなる基でもよい。
【0009】また、医薬として許容される塩としては、
例えばナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属
塩;アンモニウム塩;テトラエチルアンモニウム塩、ベ
タイン塩などの4級アンモニウム塩;カルシウム塩、マ
グネシウム塩などのアルカリ土類金属塩;塩酸塩、臭化
水素酸塩、沃化水素酸塩、硫酸塩、炭酸塩、重炭酸塩な
どの無機酸塩;酢酸塩、マレイン酸塩、乳酸塩、酒石酸
塩などの有機カルボン酸塩;メタンスルホン酸塩、ヒド
ロキシメタンスルホン酸塩、ヒドロキシエタンスルホン
酸塩、タウリン塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンス
ルホン酸塩などの有機スルホン酸塩;アルギニン塩、リ
ジン塩、セリン塩、アスパラギン酸塩、グルタミン酸
塩、グリシン塩などのアミノ酸塩;トリメチルアミン
塩、トリエチルアミン塩、ピリジン塩、プロカイン塩、
ピコリン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N’−ジ
ベンジルエチレンジアミン塩、N−メチルグルカミン
塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、
トリス(ヒドロキシメチルアミノ)メタン塩、フェネチ
ルベンジルアミン塩などのアミン塩などが挙げられる。
【0010】本発明化合物は次に示す方法によって製造
することができる。一般式(IV)
【化7】 (式中、R5 は水素、低級アルキル基、ハロゲン置換低
級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン置換低級ア
ルコキシ基、フェニル低級アルキル基、チエニル低級ア
ルキル基、フェニル低級アルコキシ基、R2 はカルボキ
シ基または保護されたカルボキシ基を意味する。)で表
わされる化合物あるいはそれらの塩と、N,N’−カル
ボニルジイミダゾールで反応させ活性誘導体へと導いた
【化8】 (式中、R1 は低級アルキル基、低級アルコキシ基置換
低級アルキル基またはハロゲン原子置換低級アルキル基
を意味する。)で表わされる化合物またはその塩と反応
させ、必要によりスルホキシド化、スルホキシドの還元
を行い、R5 のアシル基もしくはアルコキシカルボニル
基を除去して、一般式(II)
【化9】 (式中、R1 およびR2 は前記の定義に同じ)で表わさ
れる化合物またはその塩を得、さらに一般式(III )
【化10】 (式中、R3 は水酸基または保護された水酸基、R4
アミノ基または保護されたアミノ基を意味する。)で表
わされる化合物と縮合剤存在下反応させアシル化する。
縮合剤としてはカーボジイミド(N,N’−ジシクロヘ
キシルカーボジイミドなど)、カルボキシ化合物(カル
ボニルジイミダゾールなど)、イソキサゾリウ塩、アシ
ルアミノ化合物(2−エトキシ−1−エトキシカルボニ
ル1,2−ジヒドロキシキノリンなど)などが適宜使用
することができる。
【0011】また、化合物(III )の反応性酸誘導体を
用いる場合にはその反応性酸誘導体としては酸無水物、
酸ハロゲン化物および活性エステル体が挙げられる。酸
無水物としては対称酸無水物、混合酸無水物が挙げら
れ、混合酸無水物は鉱酸(リン酸、硫酸、炭酸など)、
有機酸(アルカン酸、アラルカン酸、スルホン酸など)
との混合酸無水物を使用すればよい。活性エステル体と
してはN−ヒドロキシスクシンイミド、N−ヒドロキシ
フタルイミドなどとのN−ヒトロキシ化合物とのエステ
ル、チオールエステル(アラルキルチオールエステル、
異項環チオールエステルなど)およびアリールエステル
(フェニルエステル、ハロフェニルエステル、ニトロフ
ェニルエステルなど)などを適宜使用することができ
る。上記反応はジクロロメタン、クロロホルム、テトラ
ハイドロフラン、アセトン、酢酸エチル、メタノール、
エタノール、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチル
ホルムアミド、ベンゼン、トルエン、ヘキサン等の不活
性溶媒中、反応温度−50〜+50℃で行うことができ
る。
【0012】また、アミノ基の保護基としては、例えば
ホルミル基、アセチル基、クロロアセチル基、ジクロロ
アセチル基、フェニルアセチル基、チエニルアセチル
基、t−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボ
ニル基、トリチル基、p−メトキシベンジル基、ジフェ
ニルメチル基、ベンジリデン基、p−ニトロベンジリデ
ン基、m−ニトロベンジリデン基、3,4−メチレンジ
オキシベンジリデン基、m−クロロベンジリデン基など
があげられる。ハイドロキシイミノ基の保護基としては
トリチル基、テトラハイドロピラニル基などがあげられ
る。
【0013】反応生成物は用いた保護基の種類に応じて
アミノ基、水酸基、カルボキシ基の脱保護を行い、一般
式(I)
【化11】 (式中、R1 、R2 は前記の定義に同じ。)で表わされ
る化合物およびその医薬として許容される塩を得ること
ができる。またR4 がカルボキシ基あるいはその塩の時
は、必要に応じてアルカリ金属塩を加え、公知による方
法でそのアルコール反応性誘導体でエステル化を行い式
〔I〕で表わされる化合物およびその医薬として許容さ
れる塩を得ることができる。
【0014】本発明化合物は優れた抗菌活性を有しR2
が保護されたカルボキシ基を有する化合物は、特に経口
用抗菌剤として有用である。本発明化合物を抗菌剤とし
て使用する際には、通常1日100mg〜5gを1〜4
回に分けて、経口あるいは非経口的に投与することがで
きる。なお、その投与量は年齢、症状によって増減され
る。製剤としては錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤、シ
ロップ剤、液剤などがあげられる。これらは、公知の製
剤担体を加え、常法により製造することができる。
【0015】
【発明の効果】次に、本発明化合物の有用性を示すため
に、下記実施例で得られた代表的な本発明化合物の各種
細菌に対する最少発育阻止濃度(MIC)測定結果を表
1に示す。
【表1】 表1に示す如く本発明の化合物は優れた抗菌活性を、特
にヘモフィルス・インフルエンザ菌に強い抗菌力を有す
る有用な化合物である。
【0016】
【実施例】次に実施例を示し、本発明を更に詳しく説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。なお、本発明化合物を製造する際の出発物質は製
造例として掲げた。なお式中、Trはトリチル基をBH
はベンツヒドリル基を示す。
【0017】製造例1 7−〔(Z)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−
4−イル)−2−トリチルオキシイミノアセトアミド〕
−3−N−メチルカルバモイルオキシメチル−3−セフ
ェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
【化12】 7−ホルムアミド−3−モノメチルカルバモイルオキシ
メチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(3.54g)にテトラヒドロフラン(40ml)、メ
タノール(40ml)を加える。次いで、室温で濃塩酸
(3.6ml)を加え、同温で3時間撹拌する。反応液
を減圧下留去し、得られた残渣を酢酸エチルで希釈し、
飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウム
で乾燥後、溶媒を留去する。得られた残渣に、別途に2
−トリチルオキシイミノ−2−(2−トリチルアミノチ
アゾール−4−イル)酢酸(4.9g)、ジシクロヘキ
シルカルボジイミド(1.52g)、1−ヒドロキシベ
ンゾトリアゾール(1.0g)をテトラヒドロフラン
(30ml)に加え30分間撹拌した溶液を室温にて加
える。同温で一晩撹拌した後、反応液を濾過し、濾液を
酢酸エチル水で希釈する。さらに1N塩酸、飽和重曹
水、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、
溶媒を留去する。得られた残渣をカラムクロマトグラフ
ィー(SiO2 、ベンゼン: 酢酸エチル=6: 1)で精
製すると表記化合物(5.39g、収率66%)を得
た。
【0018】NMR(CDCl3 .δ) 2.75(3H,d,J=5Hz)、3.25,3.5
2(2H,ABq,J=18Hz)、4.40(1H,
d,J=5Hz)、4.77,5.07(2H,AB
q,J=14Hz)、5.05(1H,d,J=5H
z)、6.10(1H,dd,J=5Hz,9Hz)、
6.43(1H,s)、6.97(1H,s)、7.2
1〜7.39(40H,m)
【0019】製造例2 7−〔(Z)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−
4−イル)−2−トリチルオキシイミノアセトアミド〕
−3−N−(2−メトキシエチル)カルバモイルオキシ
メチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
【化13】 製造例1と同様にして上記化合物を得た。(収率53
%)
【0020】NMR(CDCl3 .δ) 3.32〜3.38(5H,m)、3.42(2H,
t,J=5Hz)、3.25,3.49(2H,AB
q,J=18Hz)、4.78,5.05(2H,AB
q,J=12Hz)、5.08(1H,d,J=5H
z)、6.1(1H,dd,J=5Hz,9Hz)、
6.42(1H,s)、6.94(1H,s)、7.3
〜7.4(40H,m)
【0021】製造例3 7−〔(Z)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−
4−イル)−2−トリチルオキシアセトアミド〕−3−
N−(2−モノフルオロエチル)カルバモイルオキシメ
チル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
【化14】 製造例1と同様にして上記化合物を得た。
【0022】NMR(CDCl3 .δ) 3.1〜3.4(4H,m)、4.2〜4.4(2H,
m)、4.85(2H,ABq,J=14Hz)、4.
92(1H,d,J=4.9Hz)、6.04(1H,
dd,J=4.9Hz,8.9Hz)、6.44(1
H,s)、6.95(1H,s)、7.1〜7.5(4
0H,m)
【0023】製造例4 7−〔(Z)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−
4−イル)−2−トリチルオキシアセトアミド〕−3−
N−(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイル
オキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル製造例1と同様にして上記化合物を得た。
【化15】
【0024】NMR(CDCl3 ) 3.21(2H,ABq,J=19Hz)、3.52
〜3.58(2H,m)、4.88(2H,ABq,J
=14Hz)、4.91(1H,d,J=4.9H
z)、6.03(1H,dd,J=4.9Hz,8.8
Hz)、6.45(1H,s)、6.95(1H,
s)、7.13〜7.47(40H,m)
【0025】実施例1 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−N
−メチルカルバモイルオキシメチル−3−セフェム−カ
ルボン酸ナトリウム塩
【化16】 製造例1で得られた化合物(5.35g)のアニソール
(25ml)溶液に氷冷下トリフルオロ酢酸(20m
l)を加え、次いで同温で1時間撹拌する。反応液にイ
ソプロピルエーテルを加え沈澱物を濾取する。得られた
粉末状固体にギ酸(35ml)を加え、室温で1時間撹
拌する。反応液を減圧下留去し、残渣をメタノールで希
釈する。この溶液に酢酸ナトリウム(1.0g)を加え
メタノールを留去する。得られた残渣を酢酸エチルで希
釈しイソプロピルエーテルで粉末状にする。これを液体
クロマトグラフィーで精製すると表記化合物(326m
g、収率14%)が得られた。
【0026】NMR(D2 O.δ) 2.54(3H,s)、3.21,3.51(2H,A
Bq,J=18Hz)4.60,4.70(2H,AB
q,J=18Hz)、5.06(1H,d,J=4.8
Hz)、5.69(1H,d,J=4.8Hz)、6.
83(1H,s)
【0027】実施例2 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−N
−(2−メトキシエチル)カルバモイルオキシメチル−
3−セフェム−4−カルボン酸ナトリウム塩
【化17】 製造例2の化合物を用い、実施例1と同様にして上記化
合物を得た。(収率46%)
【0028】NMR(D2 O.δ) 3.17(2H,t,J=5Hz)、3.20(3H,
s)、3.26,3.53(2H,ABq,J=18H
z)、3.40(2H,t,J=5Hz)、4.55,
4.76(2H,ABq,J=12Hz)、5.09
(1H,d,J=5Hz)、5.71(1H,d,J=
5Hz)、6.85(1H,s)
【0029】実施例3 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−N
−(2−モノフルオロエチル)カルバモイルオキシメチ
ル−3−セフェム−4−カルボン酸ナトリウム塩
【化18】 製造例3の化合物を使って実施例1と同様に処理し上記
化合物を得た。
【0030】NMR(D2 O.δ) 3.2〜3.5(4H,m)、4.2〜4.4(2H,
m)、4.65(2H,ABq,J=12Hz)、5.
05(1H,d,J=4.8Hz)、5.68(1H,
d,J=4.8Hz)、6.80(1H,s)
【0031】実施例4 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−N
−(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイルオ
キシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ナトリウム
【化19】 製造例4の化合物を用い実施例1と同様にして上記化合
物を得た。
【0032】NMR(D2 O.δ) 3.39(2H,ABq,J=18Hz)、3.66〜
3.73(2H,m)、4.71(2H,ABq,J=
13Hz)、5.08(1H,d,J=4.8Hz)、
5.70(1H,d,J=4.8Hz)、6.81(1
H,s)
【0033】実施例5 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−N
−メチルカルバモイルオキシメチル−3−セフェム−4
−カルボン酸ピバロイルオキシメチル
【化20】 実施例1で得られた化合物(106mg)のN,N−ジ
メチルアセタミド(2ml)溶液に氷冷下ヨードメチル
ピバレート(51mg)を加え、次いで同温で1時間撹
拌する。反応液に酢酸エチル、水を加え酢酸エチル層を
分取し、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾
燥し、溶媒を減圧留去する。得られた残渣を酢酸エチル
に溶かしイソプロピルエーテルを加え沈澱物を濾取し、
イソプロピルエーテルで洗浄すると表記化合物(44m
g、収率35%)が得られた。
【0034】NMR(CDCl3 .δ) 1.13〜1.15(9H,m)、2.70(3H,
s)、3.42〜3.59(2H,m)、4.72〜
4.76(1H,m)、4.95〜5.05(2H,
m)、5.78〜5.81(1H,m)、5.81〜
5.89(2H,m)、6.93(1H,s)
【0035】実施例6 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−N
−メチルカルバモイルオキシメチル−3−セフェム−4
−カルボン酸 1−(イソプロポキシカルボニルオキ
シ)エチル
【化21】 実施例5と同様にして上記化合物を得た。(収率55
%)
【0036】NMR(CD3 OD.δ) 1.25〜1.35(9H,m)、1.51〜1.57
(3H,m)、2.70(3H,s)、3.48〜3.
70(2H,m)、4.75〜4.90(1H,m)、
5.02〜5.09(1H,ABq,J=14Hz)、
5.16〜5.21(1H,m)、5.90〜5.95
(1H,m)、6.75(1H,s)、6.84〜6.
95(1H,m)
【0037】実施例7 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−N
−(2−メトキシエチル)カルバモイルオキシメチル−
3−セフェム−4−カルボン酸ピバロイルオキシメチル
【化22】 実施例2で得られた化合物を用い実施例5と同様にして
上記化合物を得た。
【0038】NMR(CDCl3 .δ) 1.26〜1.28(9H,m)、3.36〜3.40
(5H,m)、3.47〜3.50(3H,m)、3.
62(1H,d,J=18Hz)、4.84,5.10
(2H,ABq,J=13Hz)、5.04(1H,
d,J=3.5Hz)、5.86,5.96(2H,A
Bq,J=5Hz)、5.91〜5.94(1H,
m)、7.05(1H,s)
【0039】実施例8 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−N
−(2−モノフルオロエチル)カルバモイルオキシメチ
ル−3−セフェム−4−カルボン酸ピバロイルオキシメ
チル
【化23】 実施例3で得られた化合物を用い実施例5と同様にして
上記化合物を得た。
【0040】NMR(CD3 OD.δ) 1.22(9H,s)、3.3〜3.4(2H,m)、
3.63(2H,ABq,J=18Hz)、4.35〜
4.50(2H,m)、4.96(2H,ABq,J=
13Hz)、5.20(1H,d,J=4.8Hz)、
5.83〜5.94(3H,m)、6.76(1H,
s)
【0041】実施例9 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−N
−(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイルオ
キシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ピバロイル
オキシメチル
【化24】 実施例4で得た化合物を用い実施例5と同様にして上記
化合物を得た。
【0042】NMR(CD3 OD.δ) 1.21(9H,s)、3.61(2H,ABq,J=
18Hz)、3.74〜3.81(2H,m)、5.0
0(2H,ABq,J=14Hz)、5.19(1H,
d,J=4.9Hz)、5.83〜5.94(3H,
m)、6.76(1H,s)
フロントページの続き (72)発明者 鎌田 厚 茨城県つくば市春日4−19−13 (72)発明者 鶴岡 明彦 茨城県つくば市天久保2−23−5 (72)発明者 町田 善正 茨城県つくば市下広岡500−81

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1 は低級アルキル基、低級アルコキシ基置換
    低級アルキル基またはハロゲン原子置換低級アルキル
    基、R2 はカルボキシ基または保護されたカルボキシ基
    を意味する。)で表わされる化合物および医薬として許
    容されるその塩。
  2. 【請求項2】 一般式(II) 【化2】 (式中、R1 は低級アルキル基、低級アルコキシ基また
    はハロゲン原子で置換された低級アルキル基、R2 はカ
    ルボキシ基または保護されたカルボキシ基を意味す
    る。)で表わされる化合物またはそれらの塩と一般式
    (III ) 【化3】 (式中、R3 は水酸基または保護された水酸基、R4
    アミノ基または保護されたアミノ基を意味する。)で表
    わされる化合物またはその反応誘導体、あるいはそれら
    の塩を反応させ、得られた化合物が保護基を有する場合
    は所望により保護基を脱離することを特長とする請求項
    1記載の化合物の製造法。
JP3040747A 1990-11-09 1991-02-14 7−アシル−3−置換カルバモイルオキシセフェム化合物およびその製造法 Pending JPH05331174A (ja)

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