JPH05331371A - 溶剤希釈型剥離紙用シリコーン化合物、及びそのシリコーン化合物を用いた剥離紙の製造方法 - Google Patents
溶剤希釈型剥離紙用シリコーン化合物、及びそのシリコーン化合物を用いた剥離紙の製造方法Info
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- JPH05331371A JPH05331371A JP4139493A JP13949392A JPH05331371A JP H05331371 A JPH05331371 A JP H05331371A JP 4139493 A JP4139493 A JP 4139493A JP 13949392 A JP13949392 A JP 13949392A JP H05331371 A JPH05331371 A JP H05331371A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】溶剤回収システムを備えた剥離紙製造工程にお
いて、溶剤回収システムに使用される活性炭の溶剤吸着
能力の低下を軽減せしめた溶剤希釈型剥離紙用シリコー
ン化合物を提供する。また、溶剤回収システムを備えた
剥離紙製造工程において、効率よく剥離紙を製造し得る
方法を提供する。 【構成】ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測
定される分子量が1000以下のシリコーン化合物の含
有量を、10重量%(対固形分)以下としたことを特徴
とする溶剤希釈型剥離紙用シリコーン化合物、及び、そ
のシリコーン化合物を用いた剥離紙の製造方法。
いて、溶剤回収システムに使用される活性炭の溶剤吸着
能力の低下を軽減せしめた溶剤希釈型剥離紙用シリコー
ン化合物を提供する。また、溶剤回収システムを備えた
剥離紙製造工程において、効率よく剥離紙を製造し得る
方法を提供する。 【構成】ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測
定される分子量が1000以下のシリコーン化合物の含
有量を、10重量%(対固形分)以下としたことを特徴
とする溶剤希釈型剥離紙用シリコーン化合物、及び、そ
のシリコーン化合物を用いた剥離紙の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粘着シートに使用され
る剥離紙用シリコーン化合物、及びシリコーン化合物を
用いた剥離紙の製造方法に関し、特に、溶剤で希釈した
シリコーン化合物を用いて剥離紙を製造する工程におい
て、溶剤回収システムの回収効率の低下を軽減せしめた
シリコーン化合物、及びそのシリコーン化合物を用いた
剥離紙の製造方法に関するものである。
る剥離紙用シリコーン化合物、及びシリコーン化合物を
用いた剥離紙の製造方法に関し、特に、溶剤で希釈した
シリコーン化合物を用いて剥離紙を製造する工程におい
て、溶剤回収システムの回収効率の低下を軽減せしめた
シリコーン化合物、及びそのシリコーン化合物を用いた
剥離紙の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、粘着シートは商業用、事務用、家
庭用等非常に広範囲な用途に、ラベル、シール、ステッ
カー、ワッペン等として使用されている。この粘着シー
トの一般的構成は、表面基材と剥離紙用原紙との間に粘
着剤層と剥離剤層を形成したものである。なお、剥離紙
用原紙に剥離剤層を形成したものは、通常、剥離紙と呼
ばれており、剥離紙用原紙としては例えばグラシン紙の
ような高密度原紙、クレーコート紙、ポリラミ原紙等が
使用される。また、剥離剤の主成分には、シリコーン化
合物、フッソ化合物、アミノアルキド化合物、ポリエス
テル化合物等があり、これらをエマルジョン、溶剤希釈
型、あるいは無溶剤型に調製して使用される。一方、表
面基材には、紙、フィルム、金属ホイル等が用いられ、
また粘着剤層の形成には、ゴム系、アクリル系、ビニル
エーテル系等の粘着剤を、エマルジョン、溶剤型、また
は無溶剤型に調製して使用される。
庭用等非常に広範囲な用途に、ラベル、シール、ステッ
カー、ワッペン等として使用されている。この粘着シー
トの一般的構成は、表面基材と剥離紙用原紙との間に粘
着剤層と剥離剤層を形成したものである。なお、剥離紙
用原紙に剥離剤層を形成したものは、通常、剥離紙と呼
ばれており、剥離紙用原紙としては例えばグラシン紙の
ような高密度原紙、クレーコート紙、ポリラミ原紙等が
使用される。また、剥離剤の主成分には、シリコーン化
合物、フッソ化合物、アミノアルキド化合物、ポリエス
テル化合物等があり、これらをエマルジョン、溶剤希釈
型、あるいは無溶剤型に調製して使用される。一方、表
面基材には、紙、フィルム、金属ホイル等が用いられ、
また粘着剤層の形成には、ゴム系、アクリル系、ビニル
エーテル系等の粘着剤を、エマルジョン、溶剤型、また
は無溶剤型に調製して使用される。
【0003】粘着シート用の剥離紙には、剥離剤として
主にシリコーン化合物が用いられ、このシリコーン化合
物を溶剤で希釈して得た塗液を剥離紙用原紙に塗布し、
熱風乾燥機にて乾燥・キュアーさせて剥離紙を製造する
方法が一般的である。このような剥離紙の製造工程にお
いて、従来は、熱風乾燥する際に蒸発する溶剤を大気中
に放出していたが、近年は、環境保護の高まりと相俟っ
て、使用した溶剤を活性炭に吸着させた後、活性炭に蒸
気や熱等を作用させて溶剤を回収し、再利用するシステ
ムが使用されている。
主にシリコーン化合物が用いられ、このシリコーン化合
物を溶剤で希釈して得た塗液を剥離紙用原紙に塗布し、
熱風乾燥機にて乾燥・キュアーさせて剥離紙を製造する
方法が一般的である。このような剥離紙の製造工程にお
いて、従来は、熱風乾燥する際に蒸発する溶剤を大気中
に放出していたが、近年は、環境保護の高まりと相俟っ
て、使用した溶剤を活性炭に吸着させた後、活性炭に蒸
気や熱等を作用させて溶剤を回収し、再利用するシステ
ムが使用されている。
【0004】ところが、活性炭を用いた溶剤回収システ
ムを使用して剥離紙を製造する場合に、活性炭の吸着能
力が急速に低下することがある。そして、このような吸
着能力の急速な低下は、活性炭の交換頻度を高め、剥離
紙の製造コストが上昇するばかりか、剥離紙の生産効率
を低下させてしまう。
ムを使用して剥離紙を製造する場合に、活性炭の吸着能
力が急速に低下することがある。そして、このような吸
着能力の急速な低下は、活性炭の交換頻度を高め、剥離
紙の製造コストが上昇するばかりか、剥離紙の生産効率
を低下させてしまう。
【0005】このため、本発明者等は、剥離紙の製造に
使用するシリコーン化合物について、溶剤回収システム
をも含めて幅広く検討した。その結果、乾燥工程で発生
する溶剤中には低分子量のシリコーン化合物も含まれて
おり、この低分子量シリコーン化合物が活性炭に吸着さ
れ、しかもかかる低分子量シリコーン化合物は、蒸気や
熱などを作用させても活性炭から完全には離脱せず、次
第に活性炭の吸着表面を覆い、溶剤の回収効率を低下さ
せることが判明した。そして、本発明者等が、更に検討
を重ねた結果、特定の分子量を有する低分子量シリコー
ン化合物の含有量を規制することで、溶剤回収システム
の活性炭への悪影響を顕著に低減できることを見出し、
本発明を完成するに至った。
使用するシリコーン化合物について、溶剤回収システム
をも含めて幅広く検討した。その結果、乾燥工程で発生
する溶剤中には低分子量のシリコーン化合物も含まれて
おり、この低分子量シリコーン化合物が活性炭に吸着さ
れ、しかもかかる低分子量シリコーン化合物は、蒸気や
熱などを作用させても活性炭から完全には離脱せず、次
第に活性炭の吸着表面を覆い、溶剤の回収効率を低下さ
せることが判明した。そして、本発明者等が、更に検討
を重ねた結果、特定の分子量を有する低分子量シリコー
ン化合物の含有量を規制することで、溶剤回収システム
の活性炭への悪影響を顕著に低減できることを見出し、
本発明を完成するに至った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、溶剤
希釈型シリコーン化合物を使用し、溶剤回収システムを
備えた製造工程で剥離紙を生産する際に、溶剤回収シス
テムの回収効率低下を軽減しうる剥離紙用シリコーン化
合物を提供することにある。また、溶剤回収システムを
備えた剥離紙製造工程において、効率よく剥離紙を製造
しうる方法を提供することにある。
希釈型シリコーン化合物を使用し、溶剤回収システムを
備えた製造工程で剥離紙を生産する際に、溶剤回収シス
テムの回収効率低下を軽減しうる剥離紙用シリコーン化
合物を提供することにある。また、溶剤回収システムを
備えた剥離紙製造工程において、効率よく剥離紙を製造
しうる方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶剤希釈型剥
離紙用シリコーン化合物において、ゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィーで測定される分子量が1000以
下であるシリコーン化合物の含有量を、10%重量(対
固形分)以下としたことを特徴とするシリコーン化合物
である。また、本発明は、シリコーン化合物の溶剤溶液
を剥離紙用原紙に塗布・乾燥して剥離紙を製造すると共
に、乾燥工程で発生した溶剤を活性炭を用いた溶剤回収
システムで回収・再使用する剥離紙の製造方法におい
て、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定さ
れる分子量が1000以下であるシリコーン化合物の含
有量が、10重量%(対固形分)以下のシリコーン化合
物を用いることを特徴とする剥離紙の製造方法である。
離紙用シリコーン化合物において、ゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィーで測定される分子量が1000以
下であるシリコーン化合物の含有量を、10%重量(対
固形分)以下としたことを特徴とするシリコーン化合物
である。また、本発明は、シリコーン化合物の溶剤溶液
を剥離紙用原紙に塗布・乾燥して剥離紙を製造すると共
に、乾燥工程で発生した溶剤を活性炭を用いた溶剤回収
システムで回収・再使用する剥離紙の製造方法におい
て、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定さ
れる分子量が1000以下であるシリコーン化合物の含
有量が、10重量%(対固形分)以下のシリコーン化合
物を用いることを特徴とする剥離紙の製造方法である。
【0008】
【作用】本発明は、上記の如く、ゲルパーミエーション
クロマトグラフィーで測定される分子量が1000以下
のシリコーン化合物が溶剤回収システムの活性炭に悪影
響を及ぼすことを見出し、かかる特定の低分子量シリコ
ーン化合物の含有量を規制することで溶剤回収システム
に使用される活性炭の交換サイクルを大幅に延長でき、
結果として剥離紙を高効率で製造し得るという極めて顕
著な効果を発揮するものである。なお、本発明では、分
子量1000以下のシリコーン化合物含有量が10重量
%(対固形分)以下のシリコーン化合物を使用するもの
であるが、かかるシリコーン化合物の含有量を8重量%
以下にすると、特に顕著な効果が発揮されるため好まし
い。因に、分子量が1000を越えるシリコーン化合物
は、通常の熱風乾燥工程では蒸発せず、従って活性炭に
吸着することもなく、このため活性炭の溶剤吸着能力を
低下させることはない。
クロマトグラフィーで測定される分子量が1000以下
のシリコーン化合物が溶剤回収システムの活性炭に悪影
響を及ぼすことを見出し、かかる特定の低分子量シリコ
ーン化合物の含有量を規制することで溶剤回収システム
に使用される活性炭の交換サイクルを大幅に延長でき、
結果として剥離紙を高効率で製造し得るという極めて顕
著な効果を発揮するものである。なお、本発明では、分
子量1000以下のシリコーン化合物含有量が10重量
%(対固形分)以下のシリコーン化合物を使用するもの
であるが、かかるシリコーン化合物の含有量を8重量%
以下にすると、特に顕著な効果が発揮されるため好まし
い。因に、分子量が1000を越えるシリコーン化合物
は、通常の熱風乾燥工程では蒸発せず、従って活性炭に
吸着することもなく、このため活性炭の溶剤吸着能力を
低下させることはない。
【0009】ゲルパーミエーションクロマトグラフィー
(以下、単にGPCと略記する。)とは、高分子ゲルの
多孔性物質をクロマトグラフィー用のカラムに充填し、
多孔性物質の口径の大小と測定する物質の分子量の大き
さにより、分子がその中へ浸透したり排除されたりする
現象を利用して高分子物質の分子量分布を測定するもの
である。本発明では、東ソー株式会社製HLC8020
で測定した分子量分布から分子量1000以下のシリコ
ーン化合物の含有量を算出した。
(以下、単にGPCと略記する。)とは、高分子ゲルの
多孔性物質をクロマトグラフィー用のカラムに充填し、
多孔性物質の口径の大小と測定する物質の分子量の大き
さにより、分子がその中へ浸透したり排除されたりする
現象を利用して高分子物質の分子量分布を測定するもの
である。本発明では、東ソー株式会社製HLC8020
で測定した分子量分布から分子量1000以下のシリコ
ーン化合物の含有量を算出した。
【0010】本発明で使用される剥離紙用シリコーン化
合物は、縮合反応型シリコーン化合物または付加反応型
シリコーン化合物であるが、かかるシリコーン化合物に
は通常、分子中に>SiH−結合を有するシリコーン化
合物が配合されており、その配合量などを適宜調節した
りすることでシリコーン化合物の剥離特性を調整するの
が一般的である。ところが、この分子中に>SiH−結
合を有するシリコーン化合物は、剥離紙用シリコーン化
合物中に含まれる他の構造を有するシリコーン化合物に
比べて反応性が高い。この為、上記の如きGPCによる
分子量1000以下の成分を規制したシリコーン化合物
のうちでも、特に、分子中に>SiH−結合を有するシ
リコーン化合物の全シリコーン化合物に対する含有率が
200ppm 以下である剥離紙用シリコーン化合物がより
好ましい。
合物は、縮合反応型シリコーン化合物または付加反応型
シリコーン化合物であるが、かかるシリコーン化合物に
は通常、分子中に>SiH−結合を有するシリコーン化
合物が配合されており、その配合量などを適宜調節した
りすることでシリコーン化合物の剥離特性を調整するの
が一般的である。ところが、この分子中に>SiH−結
合を有するシリコーン化合物は、剥離紙用シリコーン化
合物中に含まれる他の構造を有するシリコーン化合物に
比べて反応性が高い。この為、上記の如きGPCによる
分子量1000以下の成分を規制したシリコーン化合物
のうちでも、特に、分子中に>SiH−結合を有するシ
リコーン化合物の全シリコーン化合物に対する含有率が
200ppm 以下である剥離紙用シリコーン化合物がより
好ましい。
【0011】本発明の剥離紙用シリコーン化合物の調製
法としては、シリコーン化合物合成後に真空蒸留し、分
子量1000以下のシリコーン化合物を除去する方法が
一般的であるが、市販の剥離紙用シリコーン化合物の稀
釈溶剤を除去した後、真空蒸留して分子量1000以下
のシリコーン化合物を除去する方法も可能である。な
お、真空蒸留する際の処理条件としては、温度80〜1
80℃、好ましくは100〜150℃、真空度10-2〜
102 mmHg、好ましくは0〜80mmHgの範囲で
調節すればよい。
法としては、シリコーン化合物合成後に真空蒸留し、分
子量1000以下のシリコーン化合物を除去する方法が
一般的であるが、市販の剥離紙用シリコーン化合物の稀
釈溶剤を除去した後、真空蒸留して分子量1000以下
のシリコーン化合物を除去する方法も可能である。な
お、真空蒸留する際の処理条件としては、温度80〜1
80℃、好ましくは100〜150℃、真空度10-2〜
102 mmHg、好ましくは0〜80mmHgの範囲で
調節すればよい。
【0012】本発明において使用される剥離紙用シリコ
ーン化合物のタイプとしては、例えば縮合反応型シリコ
ーン化合物や付加反応型シリコーン化合物等の溶剤希釈
型のものであれば何れを使用することもできる。
ーン化合物のタイプとしては、例えば縮合反応型シリコ
ーン化合物や付加反応型シリコーン化合物等の溶剤希釈
型のものであれば何れを使用することもできる。
【0013】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明をより具体的
に説明するが、勿論これらに限定されるものでない。な
お、例中の%は特に断らない限り重量%を示す。
に説明するが、勿論これらに限定されるものでない。な
お、例中の%は特に断らない限り重量%を示す。
【0014】実施例1および比較例1 市販の剥離紙用シリコーン化合物(商品名「KS−83
7」,固形分濃度30%,信越化学工業株式会社製)を
150℃の常圧下で3時間処理してトルエンを蒸発させ
た後、150℃,真空度10mmHgの条件下にて5時
間処理した。このシリコーン化合物をトルエンで0.5
%に希釈し、GPC(HLC8020型,東ソー株式会
社製)で測定したところ、分子量1000以下のシリコ
ーン化合物の含有量は5%であり、また、低分子量で且
つ>SiH−結合を有するシリコーン化合物の含有率は
70ppm であった。一方、150℃,真空度10mmH
gの条件下で処理する前のシリコーン化合物をトルエン
で0.5%に希釈してGPCで測定したところ、分子量
1000以下のシリコーン化合物の含有量は13%であ
った。そして、低分子量シリコーン化合物の含有量を減
少させた剥離紙用シリコーン化合物は、処理をする前の
シリコーン化合物に比べて、溶剤回収システムの活性炭
の交換時期を約4倍に延長することができた。
7」,固形分濃度30%,信越化学工業株式会社製)を
150℃の常圧下で3時間処理してトルエンを蒸発させ
た後、150℃,真空度10mmHgの条件下にて5時
間処理した。このシリコーン化合物をトルエンで0.5
%に希釈し、GPC(HLC8020型,東ソー株式会
社製)で測定したところ、分子量1000以下のシリコ
ーン化合物の含有量は5%であり、また、低分子量で且
つ>SiH−結合を有するシリコーン化合物の含有率は
70ppm であった。一方、150℃,真空度10mmH
gの条件下で処理する前のシリコーン化合物をトルエン
で0.5%に希釈してGPCで測定したところ、分子量
1000以下のシリコーン化合物の含有量は13%であ
った。そして、低分子量シリコーン化合物の含有量を減
少させた剥離紙用シリコーン化合物は、処理をする前の
シリコーン化合物に比べて、溶剤回収システムの活性炭
の交換時期を約4倍に延長することができた。
【0015】実施例2および比較例2 市販の剥離紙用シリコーン化合物(商品名「SD−72
39」,固形分濃度30%,東レ・ダウ・コーニング・
シリコーン株式会社製)を150℃の常圧下で3時間処
理してトルエンを蒸発させた後、150℃で真空度10
mmHgの条件下にて5時間処理した。このシリコーン
化合物をトルエンで0.5%に希釈し、GPCで測定し
たところ、分子量1000以下のシリコーン化合物の含
有量は6%であり、また、低分子量で且つ>SiH−結
合を有するシリコーン化合物の含有率は130ppm であ
った。一方、150℃,真空度10mmHgの条件下で
処理する前のシリコーン化合物は、分子量1000以下
のシリコーン化合物の含有量が14%であった。そし
て、低分子量シリコーン化合物の含有量を減少させた剥
離紙用シリコーン化合物は、処理をする前のシリコーン
化合物に比べて、溶剤回収システムの活性炭の交換時期
を約4倍に延長することができた。
39」,固形分濃度30%,東レ・ダウ・コーニング・
シリコーン株式会社製)を150℃の常圧下で3時間処
理してトルエンを蒸発させた後、150℃で真空度10
mmHgの条件下にて5時間処理した。このシリコーン
化合物をトルエンで0.5%に希釈し、GPCで測定し
たところ、分子量1000以下のシリコーン化合物の含
有量は6%であり、また、低分子量で且つ>SiH−結
合を有するシリコーン化合物の含有率は130ppm であ
った。一方、150℃,真空度10mmHgの条件下で
処理する前のシリコーン化合物は、分子量1000以下
のシリコーン化合物の含有量が14%であった。そし
て、低分子量シリコーン化合物の含有量を減少させた剥
離紙用シリコーン化合物は、処理をする前のシリコーン
化合物に比べて、溶剤回収システムの活性炭の交換時期
を約4倍に延長することができた。
【0016】実施例3および比較例3 市販の剥離紙用シリコーン化合物(商品名「KS−77
0」,固形分濃度30%,信越化学工業株式会社製)を
150℃の常圧下で3時間処理してトルエンを蒸発させ
た後、150℃で真空度10mmHgの条件下にて5時
間処理した。このシリコーン化合物をトルエンで0.5
%に希釈し、GPCで測定したところ、分子量1000
以下のシリコーン化合物の含有量は6%であり、また、
低分子量で且つ>SiH−結合を有するシリコーン化合
物の含有率は80ppm であった。一方、150℃,真空
度10mmHgの条件下で処理する前のシリコーン化合
物は、分子量1000以下のシリコーン化合物の含有量
が12%であった。そして、低分子量シリコーン化合物
の含有量を減少させた剥離紙用シリコーン化合物は、処
理をする前のシリコーン化合物に比べて、溶剤回収シス
テムの活性炭の交換時期を約4倍に延長することができ
た。
0」,固形分濃度30%,信越化学工業株式会社製)を
150℃の常圧下で3時間処理してトルエンを蒸発させ
た後、150℃で真空度10mmHgの条件下にて5時
間処理した。このシリコーン化合物をトルエンで0.5
%に希釈し、GPCで測定したところ、分子量1000
以下のシリコーン化合物の含有量は6%であり、また、
低分子量で且つ>SiH−結合を有するシリコーン化合
物の含有率は80ppm であった。一方、150℃,真空
度10mmHgの条件下で処理する前のシリコーン化合
物は、分子量1000以下のシリコーン化合物の含有量
が12%であった。そして、低分子量シリコーン化合物
の含有量を減少させた剥離紙用シリコーン化合物は、処
理をする前のシリコーン化合物に比べて、溶剤回収シス
テムの活性炭の交換時期を約4倍に延長することができ
た。
【0017】実施例4および比較例4 市販の剥離紙用シリコーン化合物(商品名「KS−85
7」,固形分濃度30%,信越化学工業株式会社製)を
150℃の常圧下で3時間処理してトルエンを蒸発させ
た後、150℃で真空度10mmHgの条件下にて5時
間処理した。このシリコーン化合物をトルエンで0.5
%に希釈し、GPCで測定したところ、分子量1000
以下のシリコーン化合物の含有量は7%であり、また、
低分子量で且つ>SiH−結合を有するシリコーン化合
物の含有率は250ppm であった。一方、150℃,真
空度10mmHgの条件下で処理する前のシリコーン化
合物は、分子量1000以下のシリコーン化合物の含有
量が14%であった。そして、低分子量シリコーン化合
物の含有量を減少させた剥離紙用シリコーン化合物は、
処理をする前のシリコーン化合物に比べて、溶剤回収シ
ステムの活性炭の交換時期を約2倍に延長することがで
きた。
7」,固形分濃度30%,信越化学工業株式会社製)を
150℃の常圧下で3時間処理してトルエンを蒸発させ
た後、150℃で真空度10mmHgの条件下にて5時
間処理した。このシリコーン化合物をトルエンで0.5
%に希釈し、GPCで測定したところ、分子量1000
以下のシリコーン化合物の含有量は7%であり、また、
低分子量で且つ>SiH−結合を有するシリコーン化合
物の含有率は250ppm であった。一方、150℃,真
空度10mmHgの条件下で処理する前のシリコーン化
合物は、分子量1000以下のシリコーン化合物の含有
量が14%であった。そして、低分子量シリコーン化合
物の含有量を減少させた剥離紙用シリコーン化合物は、
処理をする前のシリコーン化合物に比べて、溶剤回収シ
ステムの活性炭の交換時期を約2倍に延長することがで
きた。
【0018】
【発明の効果】本発明の剥離紙用シリコーン化合物は、
GPCで測定される分子量1000以下のシリコーン化
合物の含有量が少なく、溶剤回収システムで使用される
活性炭の溶剤吸着能への悪影響が大幅に軽減されている
ため、極めて能率よく剥離紙を製造することができる。
GPCで測定される分子量1000以下のシリコーン化
合物の含有量が少なく、溶剤回収システムで使用される
活性炭の溶剤吸着能への悪影響が大幅に軽減されている
ため、極めて能率よく剥離紙を製造することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】溶剤希釈型剥離紙用シリコーン化合物にお
いて、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定
される分子量が1000以下であるシリコーン化合物の
含有量を、10%重量(対固形分)以下としたことを特
徴とするシリコーン化合物。 - 【請求項2】請求項1記載のシリコーン化合物におい
て、分子量が1000以下であって且つ分子中に>Si
H−結合を有するシリコーン化合物の含有量が200pp
m 以下であることを特徴とするシリコーン化合物。 - 【請求項3】シリコーン化合物の溶剤溶液を剥離紙用原
紙に塗布・乾燥して剥離紙を製造すると共に、乾燥工程
で発生した溶剤を活性炭を用いた溶剤回収システムで回
収・再使用する剥離紙の製造方法において、ゲルパーミ
エーションクロマトグラフィーで測定される分子量が1
000以下であるシリコーン化合物の含有量が、10重
量%(対固形分)以下のシリコーン化合物を用いること
を特徴とする剥離紙の製造方法。 - 【請求項4】請求項3記載の剥離紙の製造方法におい
て、分子量が1000以下であって且つ分子中に>Si
H−結合を有するシリコーン化合物の含有量が200pp
m 以下であるシリコーン化合物を用いることを特徴とす
る製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4139493A JPH05331371A (ja) | 1992-03-30 | 1992-05-29 | 溶剤希釈型剥離紙用シリコーン化合物、及びそのシリコーン化合物を用いた剥離紙の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7464392 | 1992-03-30 | ||
| JP4-74643 | 1992-03-30 | ||
| JP4139493A JPH05331371A (ja) | 1992-03-30 | 1992-05-29 | 溶剤希釈型剥離紙用シリコーン化合物、及びそのシリコーン化合物を用いた剥離紙の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05331371A true JPH05331371A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=13553108
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4139493A Pending JPH05331371A (ja) | 1992-03-30 | 1992-05-29 | 溶剤希釈型剥離紙用シリコーン化合物、及びそのシリコーン化合物を用いた剥離紙の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05331371A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010018751A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Dow Corning Toray Co Ltd | ヒドロシリル化反応により硬化してなるシリコーン層を備えた基材の製造方法および回収された有機溶媒を使用するシリコーン組成物 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6469306A (en) * | 1987-09-10 | 1989-03-15 | Toray Silicone Co | Releasing agent |
| JPH0341153A (ja) * | 1989-07-10 | 1991-02-21 | Toray Dow Corning Silicone Co Ltd | 剥離性硬化皮膜形成性オルガノポリシロキサン組成物 |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP4139493A patent/JPH05331371A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6469306A (en) * | 1987-09-10 | 1989-03-15 | Toray Silicone Co | Releasing agent |
| JPH0341153A (ja) * | 1989-07-10 | 1991-02-21 | Toray Dow Corning Silicone Co Ltd | 剥離性硬化皮膜形成性オルガノポリシロキサン組成物 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010018751A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Dow Corning Toray Co Ltd | ヒドロシリル化反応により硬化してなるシリコーン層を備えた基材の製造方法および回収された有機溶媒を使用するシリコーン組成物 |
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