JPH05332714A - 走査型トンネル顕微鏡の微動機構 - Google Patents
走査型トンネル顕微鏡の微動機構Info
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- JPH05332714A JPH05332714A JP4142850A JP14285092A JPH05332714A JP H05332714 A JPH05332714 A JP H05332714A JP 4142850 A JP4142850 A JP 4142850A JP 14285092 A JP14285092 A JP 14285092A JP H05332714 A JPH05332714 A JP H05332714A
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- 230000005641 tunneling Effects 0.000 claims description 5
- 230000008602 contraction Effects 0.000 claims description 3
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 abstract description 17
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 探針を変位させたとき、その変位方向以外の
方向の微小変位の発生を防止することができるトンネル
顕微鏡の微動機構を提供すること。 【構成】 基部部材1の支持部1a、1b、1cには圧
電素子2X、2Y、2Zが支持されている。圧電素子2
Zには直接に、又、圧電素子2X、2Yには平行平板構
造10X、10Yを介して絶縁部材3が固定され、これ
に探針5を取付けた取付部4が固定される。圧電素子2
Zを駆動すると、探針5はZ軸方向に変位するが、この
とき平行平板構造10X、10Yが変形して絶縁部材3
は平行移動し、圧電素子2X、2Yは圧電素子2Zの駆
動力による変形を生じない。したがって、探針5のZ軸
方向以外の方向の変位は防止される。
方向の微小変位の発生を防止することができるトンネル
顕微鏡の微動機構を提供すること。 【構成】 基部部材1の支持部1a、1b、1cには圧
電素子2X、2Y、2Zが支持されている。圧電素子2
Zには直接に、又、圧電素子2X、2Yには平行平板構
造10X、10Yを介して絶縁部材3が固定され、これ
に探針5を取付けた取付部4が固定される。圧電素子2
Zを駆動すると、探針5はZ軸方向に変位するが、この
とき平行平板構造10X、10Yが変形して絶縁部材3
は平行移動し、圧電素子2X、2Yは圧電素子2Zの駆
動力による変形を生じない。したがって、探針5のZ軸
方向以外の方向の変位は防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は探針と試料表面との間に
流れるトンネル電流を利用して各種測定を行う走査型ト
ンネル顕微鏡の微動機構に関する。
流れるトンネル電流を利用して各種測定を行う走査型ト
ンネル顕微鏡の微動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】走査型トンネル顕微鏡(以下、単にトン
ネル顕微鏡という)は、例えば、試料表面の原子レベル
の凹凸の測定に用いられる。この測定は、トンネル顕微
鏡の探針と試料表面とが原子レベルの距離に接近したと
き両者の間に生じるトンネル現象により、当該両者の間
に流れるトンネル電流を利用して行われる。即ち、探針
又は試料をトンネル電流が流れる距離に調整保持しなが
ら移動させ、その移動の間の探針と試料表面との距離の
変化をみることにより試料表面の凹凸を測定することが
できる。
ネル顕微鏡という)は、例えば、試料表面の原子レベル
の凹凸の測定に用いられる。この測定は、トンネル顕微
鏡の探針と試料表面とが原子レベルの距離に接近したと
き両者の間に生じるトンネル現象により、当該両者の間
に流れるトンネル電流を利用して行われる。即ち、探針
又は試料をトンネル電流が流れる距離に調整保持しなが
ら移動させ、その移動の間の探針と試料表面との距離の
変化をみることにより試料表面の凹凸を測定することが
できる。
【0003】探針と試料表面との間の距離の調整および
試料表面に平行な面の探針の走査は、圧電素子で構成さ
れる微動機構により行われる。この微動機構としては、
トライポッド形式のものが広く用いられている。このト
ライポッド形式を利用した微動機構を図により説明す
る。
試料表面に平行な面の探針の走査は、圧電素子で構成さ
れる微動機構により行われる。この微動機構としては、
トライポッド形式のものが広く用いられている。このト
ライポッド形式を利用した微動機構を図により説明す
る。
【0004】図5は従来のトンネル顕微鏡の微動機構の
斜視図である。図で、X、Y、Zは互いに直交する座標
軸を示す。1は基部部材であり、微動機構を試料に対し
て比較的大きく移動させるための図示しない粗動機構に
載置される。基部部材1には、その先端部分に支持部1
a、1bが、又、後端部に直立する支持部1cが形成さ
れている。2Xは支持部1aに支持され、電圧の印加に
よりX軸方向に伸縮する積層型圧電素子、2Yは支持部
1bに支持され、電圧の印加によりY軸方向に伸縮する
積層型圧電素子、2Zは支持部1cに支持され、電圧の
印加によりZ軸方向に伸縮する積層型圧電素子である。
圧電素子2X、2Yは探針を走査させるためのアクチュ
エータ、圧電素子2Zは探針を試料表面に対して調整変
位(前進、後退)させるアクチュエータとして用いられ
る。各圧電素子2X、2Y、2Zは、それらの軸の延長
線が一点で交わるように配置されている。
斜視図である。図で、X、Y、Zは互いに直交する座標
軸を示す。1は基部部材であり、微動機構を試料に対し
て比較的大きく移動させるための図示しない粗動機構に
載置される。基部部材1には、その先端部分に支持部1
a、1bが、又、後端部に直立する支持部1cが形成さ
れている。2Xは支持部1aに支持され、電圧の印加に
よりX軸方向に伸縮する積層型圧電素子、2Yは支持部
1bに支持され、電圧の印加によりY軸方向に伸縮する
積層型圧電素子、2Zは支持部1cに支持され、電圧の
印加によりZ軸方向に伸縮する積層型圧電素子である。
圧電素子2X、2Yは探針を走査させるためのアクチュ
エータ、圧電素子2Zは探針を試料表面に対して調整変
位(前進、後退)させるアクチュエータとして用いられ
る。各圧電素子2X、2Y、2Zは、それらの軸の延長
線が一点で交わるように配置されている。
【0005】3は各圧電素子2X〜2Zの端部に固定さ
れた絶縁部材、4は絶縁部材3に固定された取付部であ
る。取付部4は導電体で構成されている。5は取付部4
にねじ6により取付けられた探針であり、その先端は図
示しない試料の表面と対向している。
れた絶縁部材、4は絶縁部材3に固定された取付部であ
る。取付部4は導電体で構成されている。5は取付部4
にねじ6により取付けられた探針であり、その先端は図
示しない試料の表面と対向している。
【0006】圧電素子2Zは電圧が印加されることによ
りZ軸方向に伸長し、絶縁部材3、取付部4を介して探
針5を試料表面に接近させる。探針5と試料表面との距
離が原子レベルの距離になったとき、両者の間にはトン
ネル電流が流れる。又、走査部により圧電素子2X、2
Yに適切な電圧を印加すると両者は伸縮変位し、探針5
はX軸又はY軸方向に沿って走査せしめられる。トンネ
ル顕微鏡では、検出回路により当該トンネル電流を検出
し、探針位置制御部により走査中のトンネル電流を一定
にするように、即ち、走査中の探針5と試料表面との距
離が一定になるように、圧電素子2Zの印加電圧を制御
して探針5の位置を制御し、さらに、演算部により探針
5の位置の変化に関するデータを収拾し、処理する。こ
れにより、試料表面の凹凸が測定される。なお、上記走
査部、検出回路、探針位置制御部、および演算部は図示
されていない。
りZ軸方向に伸長し、絶縁部材3、取付部4を介して探
針5を試料表面に接近させる。探針5と試料表面との距
離が原子レベルの距離になったとき、両者の間にはトン
ネル電流が流れる。又、走査部により圧電素子2X、2
Yに適切な電圧を印加すると両者は伸縮変位し、探針5
はX軸又はY軸方向に沿って走査せしめられる。トンネ
ル顕微鏡では、検出回路により当該トンネル電流を検出
し、探針位置制御部により走査中のトンネル電流を一定
にするように、即ち、走査中の探針5と試料表面との距
離が一定になるように、圧電素子2Zの印加電圧を制御
して探針5の位置を制御し、さらに、演算部により探針
5の位置の変化に関するデータを収拾し、処理する。こ
れにより、試料表面の凹凸が測定される。なお、上記走
査部、検出回路、探針位置制御部、および演算部は図示
されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記微動機構におい
て、圧電素子2Zに電圧を印加し、これを伸長させて探
針5をZ軸方向に変位させると、これと同時に探針5に
X軸およびY軸方向の変位も生じ、このため試料表面の
凹凸の測定精度が低下するという問題が生じていた。こ
れを図6〜図9を参照しながら説明する。
て、圧電素子2Zに電圧を印加し、これを伸長させて探
針5をZ軸方向に変位させると、これと同時に探針5に
X軸およびY軸方向の変位も生じ、このため試料表面の
凹凸の測定精度が低下するという問題が生じていた。こ
れを図6〜図9を参照しながら説明する。
【0008】図6および図7は図5に示す微動機構の側
面図であり、図6は圧電素子2Zに電圧が印加されてい
ない状態、図7は圧電素子2Zに電圧が印加された状態
を示す。各図で、図5に示す部分と同一部分には同一符
号が付してある。P0 は図6に示す状態における探針5
の先端位置を示す。圧電素子2Zに電圧が印加される
と、図7に示すように、探針5はZ軸方向にΔZだけ変
位すると同時に、この変位により圧電素子2X、2Yに
曲げ変形が生じて絶縁部3が角度θだけ傾き、この結
果、探針5の先端は上下方向にΔHだけずれて位置P1
に変位する。圧電素子2X、2Yは紙面に対して45度
傾斜しているので、X方向およびY方向の変位は、ΔH
/(2)1/2 となる。なお、上記の各変位および角度は
理解を容易にするため図7では極端に誇張して描かれて
いる。
面図であり、図6は圧電素子2Zに電圧が印加されてい
ない状態、図7は圧電素子2Zに電圧が印加された状態
を示す。各図で、図5に示す部分と同一部分には同一符
号が付してある。P0 は図6に示す状態における探針5
の先端位置を示す。圧電素子2Zに電圧が印加される
と、図7に示すように、探針5はZ軸方向にΔZだけ変
位すると同時に、この変位により圧電素子2X、2Yに
曲げ変形が生じて絶縁部3が角度θだけ傾き、この結
果、探針5の先端は上下方向にΔHだけずれて位置P1
に変位する。圧電素子2X、2Yは紙面に対して45度
傾斜しているので、X方向およびY方向の変位は、ΔH
/(2)1/2 となる。なお、上記の各変位および角度は
理解を容易にするため図7では極端に誇張して描かれて
いる。
【0009】図8および図9は上記角度θを求めるため
の説明図である。各図で、8は圧電素子2X、2Yをモ
デル化した梁を示す。Lは梁8の長さ、θは梁8の傾
き、Wは圧電素子2Zが伸長したときに圧電素子2X、
2Yを押す力を示す。梁8の下端は拘束され、上端は自
由端となっている。今、梁8の断面二次モーメントを
I、梁8の縦弾性係数をEとすると、傾きθは、 θ=WL2 /2EI で表される。
の説明図である。各図で、8は圧電素子2X、2Yをモ
デル化した梁を示す。Lは梁8の長さ、θは梁8の傾
き、Wは圧電素子2Zが伸長したときに圧電素子2X、
2Yを押す力を示す。梁8の下端は拘束され、上端は自
由端となっている。今、梁8の断面二次モーメントを
I、梁8の縦弾性係数をEとすると、傾きθは、 θ=WL2 /2EI で表される。
【0010】上記のように、圧電素子2Zの微動に応じ
て圧電素子2X、2Yに曲げ変形が発生し、探針5の先
端はX軸およびY軸方向に微小変位を生じ、この微小変
位は探針5の走査とは無関係に発生する。ところで、探
針5はその走査中、試料表面の凹凸に応じて絶えず微動
せしめられるので、この微動に応じて当該微小変位も絶
えず発生し、この微小変位は、結局、走査におけるXY
座標の誤差となり、その結果、トンネル顕微鏡の像にひ
ずみを生じさせることになる。
て圧電素子2X、2Yに曲げ変形が発生し、探針5の先
端はX軸およびY軸方向に微小変位を生じ、この微小変
位は探針5の走査とは無関係に発生する。ところで、探
針5はその走査中、試料表面の凹凸に応じて絶えず微動
せしめられるので、この微動に応じて当該微小変位も絶
えず発生し、この微小変位は、結局、走査におけるXY
座標の誤差となり、その結果、トンネル顕微鏡の像にひ
ずみを生じさせることになる。
【0011】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、上記微小変位の発生を防止することがで
き、正確な像を得ることができるトンネル顕微鏡の微動
機構を提供することにある。
題を解決し、上記微小変位の発生を防止することがで
き、正確な像を得ることができるトンネル顕微鏡の微動
機構を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、支持構造に支持され試料表面と対向する
探針と、この探針を前記試料表面に沿って走査させる2
つのアクチュエータと、前記探針をその軸方向に沿って
微動させる他のアクチュエータとを備え、前記各アクチ
ュエータをその伸縮方向が互いに直交するように配置し
た走査型トンネル顕微鏡において、前記探針を走査させ
る2つのアクチュエータをそれぞれ、走査面と平行な方
向に剛性が高くかつ前記探針の軸方向には剛性が低い平
行平板構造を介して前記支持構造に結合したことを特徴
とする。
め、本発明は、支持構造に支持され試料表面と対向する
探針と、この探針を前記試料表面に沿って走査させる2
つのアクチュエータと、前記探針をその軸方向に沿って
微動させる他のアクチュエータとを備え、前記各アクチ
ュエータをその伸縮方向が互いに直交するように配置し
た走査型トンネル顕微鏡において、前記探針を走査させ
る2つのアクチュエータをそれぞれ、走査面と平行な方
向に剛性が高くかつ前記探針の軸方向には剛性が低い平
行平板構造を介して前記支持構造に結合したことを特徴
とする。
【0013】
【作用】上記他のアクチュエータを駆動すると、支持構
造が変位して探針を試料表面に接近させる。一方、当該
支持構造の変位により平行平板構造は変形を生じ、上記
2つのアクチュエータに何等の影響も及ぼすことなく、
支持構造をその変位方向、即ち探針の軸方向に平行に変
位させる。これにより、探針にはその軸方向の変位のみ
発生し、他の方向の変位は防止される。
造が変位して探針を試料表面に接近させる。一方、当該
支持構造の変位により平行平板構造は変形を生じ、上記
2つのアクチュエータに何等の影響も及ぼすことなく、
支持構造をその変位方向、即ち探針の軸方向に平行に変
位させる。これにより、探針にはその軸方向の変位のみ
発生し、他の方向の変位は防止される。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図1は本発明の実施例に係るトンネル顕微鏡の微
動機構の斜視図である。図で、図5に示す部分と同一部
分には同一符号を付して説明を省略する。10Xは圧電
素子2Xと絶縁部材3の下面との間に介在固定された平
行平板構造、10Yは圧電素子2Yと絶縁部材3の下面
との間に介在固定された平行平板構造である。他の部分
の構成は、図5に示すものと同じである。
する。図1は本発明の実施例に係るトンネル顕微鏡の微
動機構の斜視図である。図で、図5に示す部分と同一部
分には同一符号を付して説明を省略する。10Xは圧電
素子2Xと絶縁部材3の下面との間に介在固定された平
行平板構造、10Yは圧電素子2Yと絶縁部材3の下面
との間に介在固定された平行平板構造である。他の部分
の構成は、図5に示すものと同じである。
【0015】図2は図1に示す平行平板構造の斜視図で
ある。図で、10は平行平板構造を示す。この平行平板
構造は、剛体部11a、11b、およびこれら剛体部1
1a、11b間に連結された弾性平板12a、12bで
構成されている。弾性平板12a、12bは互いに平行
関係にある。この平行平板構造10は方形の剛体ブロッ
クに貫通孔を形成することにより構成される。図1に示
す平行平板構造10Xは図2に示す平行平板構造の剛体
部11aを絶縁部材3と連結し、剛体部11bを圧電素
子2Xと連結したものであり、同じく、平行平板構造1
0Yは図2に示す平行平板構造の剛体部11aを絶縁部
材3と連結し、剛体部11bを圧電素子2Yと連結した
ものである。したがって、各平行平板構造10X、10
Yの弾性平板12a、12bの面は、圧電素子2Zの軸
に対して垂直な面となる。
ある。図で、10は平行平板構造を示す。この平行平板
構造は、剛体部11a、11b、およびこれら剛体部1
1a、11b間に連結された弾性平板12a、12bで
構成されている。弾性平板12a、12bは互いに平行
関係にある。この平行平板構造10は方形の剛体ブロッ
クに貫通孔を形成することにより構成される。図1に示
す平行平板構造10Xは図2に示す平行平板構造の剛体
部11aを絶縁部材3と連結し、剛体部11bを圧電素
子2Xと連結したものであり、同じく、平行平板構造1
0Yは図2に示す平行平板構造の剛体部11aを絶縁部
材3と連結し、剛体部11bを圧電素子2Yと連結した
ものである。したがって、各平行平板構造10X、10
Yの弾性平板12a、12bの面は、圧電素子2Zの軸
に対して垂直な面となる。
【0016】次に、本実施例の動作を図3および図4を
参照して説明する。図3および図4は図1に示す微動機
構の側面図であり、図3は圧電素子2Zに電圧が印加さ
れていない状態、図4は圧電素子2Zに電圧が印加され
た状態を示す。各図で、図1に示す部分と同一部分には
同一符号が付してある。圧電素子2Zに電圧が印加され
ていない状態では平行平板構造10X、10Yには何等
の力も作用せず、図3に示すように各平行平板構造10
X、10Yは変形しない。
参照して説明する。図3および図4は図1に示す微動機
構の側面図であり、図3は圧電素子2Zに電圧が印加さ
れていない状態、図4は圧電素子2Zに電圧が印加され
た状態を示す。各図で、図1に示す部分と同一部分には
同一符号が付してある。圧電素子2Zに電圧が印加され
ていない状態では平行平板構造10X、10Yには何等
の力も作用せず、図3に示すように各平行平板構造10
X、10Yは変形しない。
【0017】圧電素子2Zに電圧が印加されると、絶縁
部材3がZ軸方向に押圧され、これに連結された各平行
平板構造10X、10Yの剛体部11aも同一方向に押
圧される。各平行平板構造10X、10Yの剛体部11
bは各圧電素子2X、2Yに拘束されているので、各剛
体部11aが押圧されることにより各弾性平板12a、
12bには図4に示すように、剛体部11aを平行に変
位させるという平行平板構造特有の曲げ変形が生じ、各
剛体部11a、絶縁部材3、したがって探針5はZ軸方
向に平行に変位する。この場合、圧電素子2X、2Yは
変形せず、探針5の上下方向の動きはほぼ0となる。
部材3がZ軸方向に押圧され、これに連結された各平行
平板構造10X、10Yの剛体部11aも同一方向に押
圧される。各平行平板構造10X、10Yの剛体部11
bは各圧電素子2X、2Yに拘束されているので、各剛
体部11aが押圧されることにより各弾性平板12a、
12bには図4に示すように、剛体部11aを平行に変
位させるという平行平板構造特有の曲げ変形が生じ、各
剛体部11a、絶縁部材3、したがって探針5はZ軸方
向に平行に変位する。この場合、圧電素子2X、2Yは
変形せず、探針5の上下方向の動きはほぼ0となる。
【0018】なお、圧電素子2X、2Yの伸縮方向の力
に対して、各平行平板構造10X、10Yの弾性平板1
2a、12bは剛性が高いので、圧電素子2X、2Yに
よる探針5の走査は、各平行平板構造10X、10Yが
介在していても何等支障なく実施することができる。
に対して、各平行平板構造10X、10Yの弾性平板1
2a、12bは剛性が高いので、圧電素子2X、2Yに
よる探針5の走査は、各平行平板構造10X、10Yが
介在していても何等支障なく実施することができる。
【0019】このように、本実施例では、圧電素子2
X、2Yと絶縁部材3との間に平行平板構造10X、1
0Yを、それらの弾性平板12a、12bの面が圧電素
子2Zの軸方向と垂直になるように介在させたので、X
軸方向、Y軸方向の微小変位の発生を防止することがで
き、正確なトンネル顕微鏡像を得ることができる。
X、2Yと絶縁部材3との間に平行平板構造10X、1
0Yを、それらの弾性平板12a、12bの面が圧電素
子2Zの軸方向と垂直になるように介在させたので、X
軸方向、Y軸方向の微小変位の発生を防止することがで
き、正確なトンネル顕微鏡像を得ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、探針を
走査させる2つのアクチュエータをそれぞれ、走査面と
平行な方向に剛性が高くかつ前記探針の軸方向には剛性
が低い平行平板構造を介して前記支持構造に結合したの
で、他のアクチュエータを駆動して探針を変位させたと
き生じる当該変位方向以外の方向の微小変位をなくすこ
とができ、ひいては、正確なトンネル顕微鏡像を得るこ
とができる。
走査させる2つのアクチュエータをそれぞれ、走査面と
平行な方向に剛性が高くかつ前記探針の軸方向には剛性
が低い平行平板構造を介して前記支持構造に結合したの
で、他のアクチュエータを駆動して探針を変位させたと
き生じる当該変位方向以外の方向の微小変位をなくすこ
とができ、ひいては、正確なトンネル顕微鏡像を得るこ
とができる。
【図1】本発明の実施例に係るトンネル顕微鏡の微動機
構の斜視図である。
構の斜視図である。
【図2】図1に示す平行平板構造の斜視図である。
【図3】図1に示す微動機構の斜視図である。
【図4】図1に示す微動機構の斜視図である。
【図5】従来のトンネル顕微鏡の微動機構の斜視図であ
る。
る。
【図6】図5に示す微動機構の斜視図である。
【図7】図5に示す微動機構の斜視図である。
【図8】図7に示す角度θを求めるための説明図であ
る。
る。
【図9】図7に示す角度θを求めるための説明図であ
る。
る。
2X、2Y、2Z 圧電素子 3 絶縁部材 4 取付部 5 探針 10X、10Y 平行平板構造
Claims (1)
- 【請求項1】 支持構造に支持され試料表面と対向する
探針と、この探針を前記試料表面に沿って走査させる2
つのアクチュエータと、前記探針をその軸方向に沿って
微動させる他のアクチュエータとを備え、前記各アクチ
ュエータをその伸縮方向が互いに直交するように配置し
た走査型トンネル顕微鏡の微動機構において、前記探針
を走査させる2つのアクチュエータをそれぞれ、走査面
と平行な方向に剛性が高くかつ前記探針の軸方向には剛
性が低い平行平板構造を介して前記支持構造に結合した
ことを特徴とする走査型トンネル顕微鏡の微動機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4142850A JPH05332714A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 走査型トンネル顕微鏡の微動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4142850A JPH05332714A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 走査型トンネル顕微鏡の微動機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05332714A true JPH05332714A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15325076
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4142850A Pending JPH05332714A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 走査型トンネル顕微鏡の微動機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05332714A (ja) |
-
1992
- 1992-06-03 JP JP4142850A patent/JPH05332714A/ja active Pending
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