JPH05333541A - カラーフィルター用光重合性組成物及びカラーフィルター - Google Patents

カラーフィルター用光重合性組成物及びカラーフィルター

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JPH05333541A
JPH05333541A JP16667892A JP16667892A JPH05333541A JP H05333541 A JPH05333541 A JP H05333541A JP 16667892 A JP16667892 A JP 16667892A JP 16667892 A JP16667892 A JP 16667892A JP H05333541 A JPH05333541 A JP H05333541A
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JP
Japan
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color filter
polyoxyethylene
photopolymerizable
pigment
photopolymerizable composition
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Application number
JP16667892A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Kato
芳則 加藤
Naoko Ichinose
尚子 一ノ瀬
Nobuyuki Futamura
信之 二村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】現像性、解像性に優れた微粒子化顔料含有カラ
−フィルタ−用光重合性組成物をえること。 【構成】エチレン性不飽和二重結合を少なくとも1つ以
上有する光重合性化合物、光重合開始剤及び場合によっ
てその他の樹脂からなる感光性樹脂、顔料及び現像性促
進剤を含有するカラ−フイルタ−用光重合性組成物

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラーフィルター用組成
物及びカラ−フィルターに関する。更に詳しくは、液晶
表示デバイス、色分解デバイス及びセンサー等に用いら
れる光学特性の優れたカラーフィルター用光重合性組成
物及びそれから得られるカラ−フィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】VTR用カメラ用,カラー複写機用とし
て需要の大きいカラー撮像素子及び,軽量化,薄型化の
趨勢で,CRT方式からの転換が進みつつあるカラー液
晶表示装置等に用いられるカラーフィルターは,二種以
上の色相に着色された微細な領域を個体撮像素子或いは
透明基板上に設ける事によって形成されている。
【0003】この様な着色薄膜の作製方法としては,染
色法,染料内添法,顔料内添法,電着法,電解ミセル
法,印刷法等が挙げられるが,特に高耐光,高耐熱,高
精細な画像が要求される場合は顔料内添法によって作製
される。
【0004】顔料内添法とは,予め顔料を内添させた感
光性樹脂(レジスト)をガラス基板等に塗布し,マスク
を介して露光し色相部分のみを硬化させ未露光部を現像
除去するフォトリソグラフィー法によって,所望の形状
のカラー微細画素を形成するものである。現像には,有
機溶剤現像,水性現像があるが,安全性,経済性の面か
ら水性現像が主流となっている。現像方法としては,露
光後の塗膜基板を,現像液に浸漬し或いは緩やかに振と
うさせ静的に現像を行うディップ法,現像液を加圧ノズ
ル等によって応力を与えながら現像を行うシャワー法等
がある。
【0005】レジストに使用される水性現像タイプの感
光性樹脂は一般に,非水性の樹脂にカルボキシル基等の
親水性基を付加させたものなどが用いられ,現像にはこ
れに親和性のあるアルカリ水溶液を用いる。しかしなが
ら,未硬化部への現像液の浸透速度が遅い為,ディップ
法では溶解除去に時間を要し,物理的な応力を加えない
と充分な現像ができない。又,時間がかかる為に現像液
の変質や劣化を引き起こす等の問題点を持っていた。シ
ャワー法では,現像液を浪費し更には廃液処理が煩雑化
するなど経済的にも不利である。更に過現像で目的パタ
ーンまでも剥落しやすくなり解像度を低下させる。又,
現像により一旦剥離した樹脂組成物の粕状物が基板上等
に再付着する(現像残渣)為に異物不良となり,欠陥品
を発生するなどの問題点を持っており,高精細なカラー
フィルターの製造に際して,工程の合理化、コストダウ
ン,品質,製品歩留りの向上の点で改善が望まれてい
た。
【0006】
【発明の解決しようとする課題】顔料内添法によってカ
ラーフィルターを作製する際合理化された工程で,現像
性,解像性の良好なカラーフィルター用光重合性組成物
の開発が望まれている。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明者らはこれらの問題
点を解決すべく鋭意検討を行った結果,特定の樹脂組成
物が前記の様な課題を解決することを見出し,本発明を
完成するに至った。
【0008】即ち、本発明は (1)エチレン性不飽和二重結合を少なくとも1つ以上
有する光重合性化合物,光重合開始剤,場合によってそ
の他の樹脂からなる感光性樹脂、顔料及び界面活性剤を
含有する事を特徴とするカラーフィルター用光重合性組
成物 (2)界面活性剤が,HLB3.0以上の非イオン性界
面活性剤である前項(1)に記載のカラーフィルター用
光重合性組成物 (3)非イオン性界面活性剤が,ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル,ポリオキシエチレンアルキルアリール
エーテル,オキシエチレン−オキシプロピレンブロック
コポリマー,ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸
エステル,ポリオキシエチレンロジンエーテル,ポリオ
キシエチレンラノリンエーテル,ポリオキシエチレン脂
肪酸エステル,ポリオキシエチレンアルキルアミン,ポ
リオキシエチレンアルキルアミドエーテル,ソルビタン
脂肪酸エステル又はグリセリン脂肪酸エステルである前
項(2)に記載のカラーフィルター用光重合性組成物 (4)前項(1)乃至(3)に記載のカラーフィルター
用光重合性組成物から得られるカラーフィルターを提供
する。
【0009】本発明のカラ−フィルター用光重合性組成
物を用いると、現像時間が従来処方の場合に比して短縮
できる上に,現像残渣も減少し,工程の合理化,品質向
上,及び歩留りの向上に有用となる。この場合,現像性
促進剤としての非イオン性界面活性剤は未露光部の樹脂
や顔料への現像液の濡れと浸透を促進し,未露光部の溶
解を容易にする為,短時間に現像を可能にするものと推
定される。
【0010】本発明のカラーフィルター用光重合性組成
物及びカラ−フィルターを更に詳しく説明する。本発明
においては界面活性剤が用いられるが、その好ましい例
は非イオン性界面活性剤である。本発明で使用しうる非
イオン性界面活性剤の具体例としては,ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル,ポリオキシエチレンアルキルア
リールエーテル,オキシエチレン−オキシプロピレンブ
ロックコポリマー,ポリオキシエチレン多価アルコール
脂肪酸エステル,ポリオキシエチレンロジンエーテル,
ポリオキシエチレンラノリンエーテル,ポリオキシエチ
レン脂肪酸エステル,ポリオキシエチレンアルキルアミ
ン,ポリオキシエチレンアルキルアミドエーテル,ソル
ビタン脂肪酸エステル,グリセリン脂肪酸エステル等が
挙げられる。現像性促進剤がこれらの非イオン性界面活
性剤のみに限定されるものではないが,HLB3.0以
上のポリオキシエチレンアルキルエーテル,ポリオキシ
エチレンアルキルアリールエーテル系界面活性剤が特に
好ましい例として挙げられる。これらは1種又は2種以
上混合して用いても良い。これらの界面活性剤は現像促
進の効果を有するものと考えられる。界面活性剤の使用
量は感光性樹脂100部に対して0.1〜30部が好ま
しく,特に,2.5〜20部が好ましい。(部は重量部
を意味する。以下同じ)
【0011】本発明においてはエチレン性不飽和二重結
合を少なくとも1つ以上有する光重合性化合物,光重合
開始剤,場合によってその他の樹脂からなる樹脂を感光
性樹脂というものとする。使用されうるエチレン性不飽
和二重結合を少なくとも1つ以上有する光重合性化合物
としては以下の様な化合物が挙げられる。
【0012】先ず、光架橋または光重合可能なモノマ
ー、オリゴマー、プレポリマーとしての、エチルアクリ
レート、ブチルアクリレート、ヒドロキシエチルアクリ
レート、ヒドロキシエチルメタクリレート、エチレング
リコールジメタアクリレート、ペンタエリスリトールト
リアクリレート、ペンタエリスリトールトリメタクリレ
ート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジ
ペンタエリスリトールヘキサメタクリレート、のような
1価又は多価アルコールのアクリル酸又はメタクリル酸
のエステル類;多価アルコールと1塩基酸又は多塩基酸
を縮合して得られるポリエステルプレポリマーに(メ
タ)アクリル酸を反応して得られるポリエステル(メ
タ)アクリレート;ポリオール基と2個のイソシアネー
ト基を持つ化合物を反応させた後(メタ)アクリル酸を
反応して得られるポリウレタン(メタ)アクリレート;
ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型
エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、ポリカルボ
ン酸グリシジルエステル、ポリオールポリグリシジルエ
ステル、脂肪族又は脂環式エポキシ樹脂、アミンエポキ
シ樹脂、トリフェノールメタン型エポキシ樹脂、ジヒド
ロキシベンゼン型エポキシ樹脂などのエポキシ樹脂と
(メタ)アクリル酸を反応させて得られるエポキシ(メ
タ)アクリレート等の光重合性化合物が挙げられる。
【0013】又,(メタ)アクリロイル基とカルボキシ
ル基を併せ持つ光重合性モノマー及びオリゴマーも使用
でき、そのような化合物の具体例としてはビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹
脂、ノボラック型エポキシ樹脂、ポリカルボン酸グリシ
ジルエステル、ポリオールポリグリシジルエステル、脂
肪族又は脂環式エポキシ樹脂、アミンエポキシ樹脂、ト
リフェノールメタン型エポキシ樹脂、ジヒドロキシベン
ゼン型エポキシ樹脂などのエポキシ基と(メタ)アクリ
ル酸を反応させて得られるヒドロキシ基に酸無水物を反
応させたエポキシ(メタ)アクリレート─カルボン酸付
加物;無水マレイン酸と共重合可能な、エチレン、プロ
ペン、イソブチレン、スチレン、ビニルフェノール、ア
クリル酸、アクリル酸エステル、アクリルアミド等のモ
ノマーとの共重合体の無水マレイン酸部にヒドロキシエ
チルアクリレート等のアルコール性のヒドロキシ基を持
つアクリレートやグリシジルメタクリレート等のエポキ
シ基をもつアクリレートを反応させハーフエステル化し
た化合物;アクリル酸、アクリル酸エステルとヒドロキ
シエチルアクリレート等のアルコール性のヒドロキシ基
を持つアクリレートの共重合体の−OH基にさらにアク
リル酸を反応せしめた化合物等が挙げられる。
【0014】これらの光重合性化合物は単独又は混合し
て使用される。感光性樹脂を形成するために、必要によ
り使用されるその他の樹脂の例としては皮膜形成性高分
子結合剤が挙げられる。皮膜形成性高分子結合剤として
は、前記の光重合性樹脂に相溶性のある有機高分子結合
剤である限りいずれも使用可能で、例えば、ポリメタク
リル酸エステル又はその部分加水分解物、ポリ酢酸ビニ
ル又はその加水分解、ポリスチレン、ポリビニルブチラ
ール、ポリクロロプレン、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリ
エチレン、塩素化ポリプロピレン、ポリビニルピロリド
ン、スチレンと無水マレイン酸の共重合体又はそのハー
フエステル、アクリル酸、アクリル酸エステル、メタク
リル酸、メタクリル酸エステル、アクリルアミド、アク
リロニトリルなどの共重合可能なモノマー群から選ばれ
た、ガラス転移点が35℃以上である共重合体などが用
いられる。これらのうちカルボキシル基等の酸性基をも
つものは、水性現像が可能であり有機溶剤現像に比べ
て、経済性、安全性の面で有利である。
【0015】本発明においては更にその他の樹脂とし
て、耐熱性の向上の目的で、エポキシ化合物を使用する
事もできる。エポキシ化合物は前記カルボン酸を持つ化
合物等と熱的に反応し架橋する事により耐熱性を向上さ
せる働きがある。エポキシ化合物の具体例としては、ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エ
ポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、ポリカルボン
酸グリシジルエステル、ポリオールポリグリシジルエス
テル、脂肪族又は脂環式エポキシ樹脂、アミンエポキシ
樹脂、トリフェノールメタン型エポキシ樹脂、ジヒドロ
キシベンゼン型エポキシ樹脂などが挙げられる。これら
その他の樹脂は、光重合性化合物の重量に対し、30%
以下の範囲内で使用され好ましくは、5〜15%の範囲
内で使用されるのが好ましい。
【0016】本発明で使用される光重合開始剤は、種々
の光重合開始剤を単独あるいは混合して使用することが
できるが、一般に、顔料を光重合性樹脂に分散させる着
色光重合性樹脂では、光重合開始剤がラジカルを発生す
るのに必要な紫外線が顔料に吸収されてしまい、充分に
ラジカルを発生できないため、重合が不十分となること
がある。顔料を光重合性樹脂に分散させる着色光重合性
樹脂用の光重合開始剤としては高感度な化合物あるいは
組成物が要求される。そのような光重合開始剤の具体例
としてはベンジル;ベンゾインエーテル;ベンゾインイ
ソブチルエーテル;ベンゾインイソプロピルエーテル;
ベンゾフェノン;ベンゾイル安息香酸;ベンゾイル安息
香酸メチル;4─ベンゾイル─4’─メチルジフェニル
サルファイド;ベンジルメチルケタール;2─n−ブト
キシエチル─4─ジメチルアミノベンゾエート;2─ク
ロロチオキサントン;2,4─ジエチルチオキサント
ン;2,4─ジイソプロピルチオキサントン;ジメチル
アミノメチルベンゾエート;p─ジメチルアミノ安息香
酸イソアミル;3,3’─ジメチル─4─メトキシベン
ゾフェノン;2,4─ジメチルチオキサントン;1─
(4─ドデシルフェニル)─2─ヒドロキシ─2─メチ
ルプロパン─1─オン;1─ヒドロキシシクロヘキシル
フェニルケトン;2─ヒドロキシ─2─メチル─1─フ
ェニルプロパン─1─オン;1─(4─イソプロピルフ
ェニル)─2─ヒドロキシ─2─メチルプロパン─1─
オン;イソプロピルチオキサントン;メチロベンゾイル
フォーメート;2─メチル─1─〔4─(メチルチオ)
フェニル〕─2─モルフォリノプロパン─1─オン;2
−ベンジル─2─ジメチルアミノ─1─(4─モルフォ
リノフェニル)─ブタン−1−オン等があげられる。
【0017】これらの光重合開始剤は光重合性化合物に
対し、0.5〜30重量%、好ましくは2〜15重量%
の範囲内で使用され、これらは単独で又は1乃至3種混
合して使用することができる。又、本発明においては、
光重合開始剤としてヘキサアリールビスイミダゾール系
化合物又は水素供与体を併用してもよい。ヘキサアリー
ルビスイミダゾール系化合物の例としては、2,2’−
ビス(o−クロルフェニル)−4,4’,5,5’−テ
トラフェニルビスイミダゾリル;2,2’−ビス(o−
クロルフェニル)−4,4’,5,5’−テトラ−(p
−メトキシフェニル)ビスイミダゾリルが挙げられ、こ
れらは光重合性化合物に対し、0.5〜30重量%、好
ましくは、2.0〜15重量%の範囲で所望により使用
される。
【0018】別の水素供与体として芳香族メルカプタン
系化合物、芳香族アミン系化合物等を用いることも出来
る。このうち芳香族メルカプタン系水素供与体として
は、ベンゼンあるいは複素環を母核としてメルカプト基
を1つあるいは2つ持つ化合物が良好で,この場合、2
置換の場合には一方のメルカプト基が,アルキル,アラ
ルキル,あるいはフェニル置換されていても良く,或い
は,ジスルフィドの形をとった二量体でも良い。好まし
い例としては、2−メルカプトベンゾチアゾ−ル、2−
メルカプトベンゾオキサゾ−ル等が挙げられ、光重合性
化合物に対し、0.5〜30重量%、好ましくは2.0
〜15重量%の範囲で所望により使用される。又、芳香
族アミン系水素供与体としては、ベンゼン、あるいは複
素環を母核とし、アミノ基を1つあるいは2つ持つ化合
物が良好でこの場合アミノ基は、アルキル基、あるい
は、置換アルキル基で置換されていてもよく、モノアミ
ノ体は、さらにカルボキシル基、アルコキシカルボニル
基、置換アルコキシカルボニル基、フェノキシカルボニ
ル基、置換フェノキシカルボニル基、ニトリル基等によ
って置換されていても良い。これらは光重合性化合物に
対し、0.5〜30重量%、好ましくは2.0〜15重
量%の範囲で所望により使用する。
【0019】使用する顔料は、可視光を透過させる必要
上、透過光の波長の1/2以下の粒度をもつものが望ま
しく、さらに望ましくは、平均個数粒度が、200nm
以下に分散されている顔料が好ましい。又,顔料は通
常,分散剤(例えば、ポリカプロラクトン系化合物、長
鎖アルキルポリアミノアマイド系化合物等が使用され
る。)と共にサンドミル,ロールミル等の分散機によっ
て分散され,その後,前述した樹脂系に加えられる。
【0020】青の顔料としては、フタロシアニン系顔料
等が、赤の顔料としては、キナクリドン系顔料、ペリレ
ン系顔料、ピロロ・ピロール系顔料、アントラキノン系
顔料等が、緑の顔料としては、ハロゲン化フタロシアニ
ン系顔料がそれぞれ好ましい例として挙げられる。これ
らは、単独で用いるか、あるいは他の顔料を加えて調色
しても構わない。また、ブラックマトリクス用顔料とし
ては、ガーボン、チタンカーボン、酸化鉄、アゾ系黒色
顔料が、単独であるいはそれらを2種以上混合して使用
される。これらの赤色、緑色、青色、黒色の各微粒子顔
料は、感光性樹脂に対して、10〜80重量%、好まし
くは20〜50重量%の範囲で使用する。
【0021】又,本発明のカラ−フィルター用光重合性
組成物を用いてカラ−フィルターを調製するに当たって
は、本発明のカラ−フィルター用光重合性組成物のガラ
ス板等の基材に対する塗布性をよくする為に有機溶剤を
用いて希釈してもよい。有機溶剤としては,メチルセロ
ソルブ,エチルセロソルブ,プロピルセロソルブ,イソ
プロピルセロソルブ,ブチルセロソルブなどのアルキル
セロソルブ類及びこれらのアセテート類,エチレングリ
コール,ジエチレングリコール,プロピレングリコール
などのアルキレングリコール類,及びそのアルキルエー
テル,アルキルエーテルアセテート類,シクロヘキサノ
ン,ジグライム,トルエン,キシレン,等が使用できる
が、これらのみに限定されるものではない。これらは,
単独或いは2種以上を併用して用いてもよい。有機溶剤
を用いる場合には樹脂、顔料、光重合開始剤との固形分
が通常5〜80重量%含有されるように調製される。
【0022】本発明のカラーフィルター用光重合性組成
物は光重合性化合物、光重合開始剤,場合によってその
他の樹脂と、顔料分散剤で処理された顔料と溶剤を前記
したような割合で混合することによって得られる。混合
は通常の混合機、分散機により処理しながら行うのが好
ましい。得られた本発明のカラ−フィルター用光重合性
組成物は粗粒子、異物も除去するために瀘過を行うこと
もできる。瀘過は例えば孔径1μm以下、より好ましく
は0.5μm以下のメンブラン,サーフェス,デプスタ
イプなどの瀘材を用い,加圧下に行ってもよい。
【0023】本発明のカラーフィルター用光重合性組成
物を用いたカラーフィルターの一般的な調製法は次の通
りである。本発明のカラーフィルター用光重合性組成物
をスピンナー等により,ガラス板等の基材に塗布され、
さらに溶剤を乾燥することにより平滑な塗膜とされる。
この塗膜を,目的とする画像を形成するために、ネガマ
スクを通して紫外線を照射する。この際、全塗膜に均一
に平行光線が照射される用にマスクアライメント等の装
置を用いることが出来る。次にこの照射された塗膜を短
時間加熱し、重合を促進した後、現像液へ浸漬或いは、
シャワー中にさらし、未硬化部分を溶解させ、現像する
ことにより目的とする画像(カラーフィルター)が得ら
れる。カラ−フィルターの好ましい膜厚は通常0.5〜
5.0μmである。本発明のカラ−フィルター用光重合
性組成物を用いてカラ−フィルターを作成すると、現像
時間が従来の場合に比して短縮できる上に,現像残渣も
減少するので、カラ−フィルター製造における工程の合
理化,品質向上,及び歩留りの向上に有益である。
【0024】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
するが,本発明がこれらの実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0025】実施例1 次の組成よりなる光重合性組成物を調製した。 (光重合性化合物) KAYARAD DPHA(商品名、日本化薬製) 10.0g KAYARAD R2089(商品名、日本化薬製) 18.0g KAYARAD R5198(商品名、日本化薬製) 17.0g (光重合開始剤) IRGACURE 369(商品名、チバガイギー製) 1.0g KAYACURE DETX(商品名、日本化薬製) 0.5g (現像性促進剤) エマルゲン A−60(商品名、花王製) 2.0g (溶剤) エチルセロソルブアセテート 100.0g
【0026】上記光重合性組成物に加える赤,緑,青,
黒の微粒子顔料ペーストを以下の様に調製した。
【0027】 表1 使用顔料 顔 料 混合比 (A)赤;C.I.Pigment Red 177 75 C.I.Pigment Yellow 83 25 (B)緑;C.I.Pigment Green 7 90 C.I.Pigment Yellow 83 10 (C)青;C.I.Pigment Blue 15 95 C.I.Pigment Violet 23 5 (D)黒;カーボンブラック 100
【0028】上記の(A)赤顔料混合物20gに分散剤
としてディスパ−ビック−161(商品名、ビックケミ
−製、ポリカプロラクトン系化合物)4g,エチルセロ
ソルブアセテート76gを加え,サンドミルにて分散化
を行い、赤色微粒子顔料ペ−ストを得、この赤色微粒子
顔料ペーストを前記光重合性組成物に対し40重量%加
え更にサンドミルにて処理後,孔径0.5μmのフィル
ターで加圧瀘過し本発明の赤色用のカラーフィルター用
光重合性組成物を得た。(B)緑色顔料、(C)青色顔
料、(C)黒色顔料についても同様の処理を施し、それ
ぞれ緑色微粒子顔料ぺ−スト、青色微粒子顔料ぺ−ス
ト、黒色微粒子顔料ぺ−ストを得、それらから緑色用、
青色用、黒色用のカラ−フイルタ−用光重合性組成物を
得た。
【0029】実施例2 実施例1で得たカラーフィルター用光重合性組成物をガ
ラス基板にスピンナーにて塗布し100℃で1分間加熱
乾燥した。この様にして得られた塗膜を,解像度テスト
パターンを有するマスクを介して100mJの紫外線を
照射後,25℃の0.1重量%TMAH水溶液のシャワ
ーにて30秒間現像を行い,着色パターンを得,200
℃で10分間ポストベークを行った。得られた着色パタ
ーンを光学顕微鏡にて観察したところ,ガラス基板上及
び画素上への現像残渣汚染は全く認められなかった。こ
の時の膜の最小解像度は,2μmであった。この着色パ
タ−ンは現像後の顔料のマイグレーションや膜の脆弱化
現象,膜減りが認められず,解像度及び膜強度に優れて
いた。
【0030】実施例3〜32 表2〜11の組成により,実施例1と同様にカラーフィ
ルター用光重合性組成物を調製し,実施例2と同様にし
てカラーフィルターを作製した。使用した原料を以下に
示す。尚、表において単位は(g)である。いずれの場
合も最小解像度に優れ、顔料のマイグレ−ション、膜の
脆弱化、膜減り等のない膜品位の高い着色パタ−ン(カ
ラ−フィルター)が得られた。
【0031】A群(光重合性化合物) (1)KAYARAD DPHA(商品名、日本化薬
製、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート) (2)KAYARAD RP1040(商品名、日本化
薬製、ペンタエリスリトールポリエトキシテトラアクリ
レ−ト) (3)KAYARAD TMPTA (商品名、日本化
薬製、トリメチロールプロパントリアクリレート) (4)KAYARAD FM100 (商品名、日本化
薬製、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート) (5)KAYARAD R2089 (商品名、日本化
薬製、フェノールノボラックエポキシアクリレート) (6)KAYARAD R5107 (商品名、日本化
薬製、トリフェニルメタン系エポキシアクリレート無水
フタル酸付加物) (7)KAYARAD R5198 (商品名、日本化
薬製、ビスフェノールA型エポキシ系アクリレート無水
フタル酸付加物) (8)KAYARAD R849 (商品名、日本化
薬製、スチレン−マレイン酸ハーフエステル系アクリレ
ート) (9)KAYARAD R5056 (商品名、日本化
薬製、フェノールノボラックエポキシアクリレート無水
フタル酸付加物) (10)KAYARAD R924 (商品名、日本化
薬製、スチレン−マレイン酸ハーフエステル系アクリレ
ート)
【0032】B群(皮膜形成性高分子結合剤) (11)スチレン−マレイン酸ハーフアルキルエステル
共重合物 (12)ベンジルメタクリレート−メタクリル酸共重合
物 (13)エチルメタクリレート−メタクリル酸共重合物
【0033】C群(エポキシ化合物) (14)AK601(商品名、日本化薬製,シクロヘキ
サンジカルボン酸ジグリシジルエステル) (15)XGE (商品名、日本化薬製、ジヒドロキシ
ベンゼンジグリシジルエーテル) (16)RGE (商品名、日本化薬製、ジメチロール
ベンゼンジグリシジルエーテル) (17)エピコート 828(商品名、油化シェルエポ
キシ製)
【0034】D群(光重合開始剤) (18)IRGACURE 369(商品名、チバガイ
ギー製、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4
−モルフォリノフェニル)−ブタノン) (19)IRGACURE 907(商品名、チバガイ
ギー製、2−メチル−{4−(メチルチオ)フェニル}
−2−モルフォリノ−1−プロパノン) (20)KAYACURE DETX(商品名、日本化
薬製、ジエチルチオキサントン) (21)KAYACURE EPA (商品名、日本化
薬製、パラジエチルアミノ安息香酸エチルエステル) (22)イソプロピルチオキサントン (23)2,2’−ビス(o─クロルフェニル)─4,
4’,5,5’─テトラフェニルビスイミダゾリル (24)2,2’−ビス(o─クロルフェニル)─4,
4’,5,5’─テトラ─(p─メトキシフェニル)ビ
スイミダゾリル (25)2−メルカプトベンゾチアゾール (26)2−メルカプトベンゾオキサゾール (27)ミハラーズケトン (28)4−(p−メトキシフェニル)−2,6−ジ−
(トリクロロメチル)−s−トリアジン
【0035】E群(界面活性剤) (29)エマルゲン A−60 (商品名、花王製、H
LB12.8) (30)エマルゲン 840S (商品名、花王製、H
LB17.9) (31)エマルゲン 930 (商品名、花王製、H
LB15.1) (32)レオドール TW−O120 (商品名、花王
製、HLB15.0) (33)レオドール SP−O10 (商品名、花王
製、HLB4.3) (34)ポイズ 521(商品名、花王製) (35)プルロニック F−108(商品名、旭電化)
【0036】F群(微粒子顔料ペ−スト) (36)実施例1で得られた赤色微粒子顔料ペ−スト (37)実施例1で得られた緑色微粒子顔料ペ−スト (38)実施例1で得られた青色微粒子顔料ペ−スト (39)実施例1で得られた黒色微粒子顔料ペ−スト
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】比較例1 実施例1において、エマルゲンA−60を含まない光重
合性組成物を実施例1と同様にして調製し、実施例2と
同様にして着色パタ−ンを作成した。得られた着色パタ
−ンは現像状態が不良で顔料のバイグレ−ションや現像
残渣がみられた。このパタ−ンの最小解像度は50μm
であった。
【0048】
【発明の効果】優れた現像性、解像性を有する微粒子化
顔料を含有するカラ−フイルタ−用光重合性組成物が得
られ、カラ−フイルタ−製造法の工程が合理化され、歩
留りの高い高精細カラ−フイルタ−を製造することが出
来るようになった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/028

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エチレン性不飽和二重結合を少なくとも1
    つ以上有する光重合性化合物、光重合開始剤、場合によ
    ってその他の樹脂からなる感光性樹脂、顔料及び界面活
    性剤を含有する事を特徴とするカラーフィルター用光重
    合性組成物。
  2. 【請求項2】界面活性剤が、HLB3.0以上の非イオ
    ン性界面活性剤である請求項1に記載のカラーフィルタ
    ー用光重合性組成物。
  3. 【請求項3】非イオン性界面活性剤が,ポリオキシエチ
    レンアルキルエーテル,ポリオキシエチレンアルキルア
    リールエーテル,オキシエチレン−オキシプロピレンブ
    ロックコポリマー,ポリオキシエチレン多価アルコール
    脂肪酸エステル,ポリオキシエチレンロジンエーテル,
    ポリオキシエチレンラノリンエーテル,ポリオキシエチ
    レン脂肪酸エステル,ポリオキシエチレンアルキルアミ
    ン,ポリオキシエチレンアルキルアミドエーテル,ソル
    ビタン脂肪酸エステル又はグリセリン脂肪酸エステルで
    ある請求項2に記載のカラーフィルター用光重合性組成
    物。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3に記載のカラーフィルター
    用光重合性組成物から得られるカラーフィルター。
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