JPH053346U - 土木用排水材 - Google Patents
土木用排水材Info
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Landscapes
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 薄型長尺排水材の両端縁部からの土砂の侵入
を防止するとともに通水路を確保する。 【構成】 直径0.5〜1.5mmの多数の合成重合体連
続線条(8) の不規則な網状の芯材からなる空隙率の大き
い網状ベース(2) と糸条物(4) によって通水路を形成
し、この網状ベース(2) の両端部を網状ベース(2) より
も空隙率の小さい高密度部(3) となして表裏面に通水性
の不織布シート(6)(7)を貼り合わせ、排水材(1) の網状
芯材の両端縁部を高密度部(3)(3)で構成して土砂の侵入
を防止し、糸状物(4) を介入することによって通水路を
確保した。 【効果】 製造コストが安く、耐圧性を有し、側面から
の土砂の侵入が防止されるから、長期間に亘り優れた排
水機能を持続する。
を防止するとともに通水路を確保する。 【構成】 直径0.5〜1.5mmの多数の合成重合体連
続線条(8) の不規則な網状の芯材からなる空隙率の大き
い網状ベース(2) と糸条物(4) によって通水路を形成
し、この網状ベース(2) の両端部を網状ベース(2) より
も空隙率の小さい高密度部(3) となして表裏面に通水性
の不織布シート(6)(7)を貼り合わせ、排水材(1) の網状
芯材の両端縁部を高密度部(3)(3)で構成して土砂の侵入
を防止し、糸状物(4) を介入することによって通水路を
確保した。 【効果】 製造コストが安く、耐圧性を有し、側面から
の土砂の侵入が防止されるから、長期間に亘り優れた排
水機能を持続する。
Description
【0001】
本考案は、土木工事用の排水材、詳しくは造成地やグランドの排水材として好
適なシート状の土木用排水材に関するものである。
【0002】
土木分野において、例えば新しく土地を造成するに際しては、降雨、圧密水、
湧水などの土中に含まれている水分をいかに排除するかは円弧滑りに代表される
地滑りを防止するうえにおいて極めて重要視されている。
【0003】
このような用途に適用されるシート状の排水材としては、不織布が汎用され、
殊に目付が200〜500g/m2のニードルパンチング不織布が好んで用いられる
。ところが不織布シートは、土圧により凝縮されて透水性が低下するという難点
があり、近年においては、例えば特開昭59−141620号公報あるいは特開
昭60−10012号公報に見られるように積極的に通水路が形成された排水材
が注目されるに至っている。
【0004】
しかしながら従来の排水材は、耐久性並びに機能の持続性に優れた理想的なシ
ート状の排水材として高く評価できるが、反面、材料費や製作コストが嵩み、造
成工事費が著しく高くなることが避けられず、業界においては排水機能の持続性
に優れた安価な排水材が強く要望されている。
【0005】
この要望に対応すべく本考案者は実開昭63−95737号公報に見られるよ
うに、見掛けの厚さが10mm以下の網状芯材の両面に通水性不織布を貼り合わせ
てなる排水材を提供したが、この排水材は耐久性に優れてはいるが、網状芯材の
両端部の空隙率が大きいことから、端縁から土砂が侵入しやすく、土砂の侵入に
より通水幅が狭くなるという難点を有している。本考案は、上記難点が改善され
た安価な土木用排水材を提供することを目的としているものである。
【0006】
本考案は、上記実開昭63−95737号公報に記載されているようなシート
タイプの土木用排水材の通水路を形成している芯材に、更に糸条物を介入して排
水材ベースを形成すると共に芯材の両端部を高密度化し、該排水材ベースの表裏
に通水性のシートを貼り合わせることによって上記難点を改善した。
【0007】
即ち、本考案の土木用排水材は、直径0.5〜1.5mmの多数の合成重合体連
続線条の各々が、不規則に屈曲し、相互に交差しながら長手方向に延び、且つそ
れぞれの交差点において接着されてなる空隙率の大きい網状ベースと、該網状ベ
ースの両端部に形成され、該網状ベースより空隙率を小さくして多数の合成重合
体連続線条の高密度部とによって長尺の網状芯材が形成され、更に上記高密度部
間の該網状芯材の長さ方向に直径2〜5mmの太い糸条物が該網状ベースに接着さ
れて排水材ベースが形成され、この排水材ベースの表裏に薄い通水性不織布シー
トが貼り合わされたことを特徴としているものである。
【0008】
このような排水材は、溶融紡糸機から押出された直径0.5〜1.5mmの多数
の合成重合体連続線条の各々が不規則に屈曲し、相互に交差しながら長手方向に
延び、且つそれぞれの交差点において接着されてなる空隙率の大きい広幅な網状
ベースと、該網状ベースの幅方向に間隔をおいて平行に該網状ベースより空隙率
を小さくして多数の合成重合体連続線条が配された細幅な高密度部とによって形
成された広幅な網状芯材の高密度部間に更に直径2〜5mmの太い糸条物を該網状
ベースに介入接着して広幅な排水材ベースとなし、この広幅な排水材ベースの表
裏に目付が20〜200g/m2、密度が0.03〜0.08g/cm3の薄い通水性不
織布シートを貼り合わしてなる広幅な排水材を、高密度部のライン上において裁
断することにより容易に得ることができる。
【0009】
上記網状芯材を構成する合成重合体としては、ポリプロピレン、ポリエチレン
、ポリアミド、ポリエステル等の熱可塑性合成重合体の単独溶融物または2種以
上の複合溶融物が適用できるが、製造コストの面を考慮した場合には比較的融点
の低いポリプロピレン、ポリエチレンが好都合である。また、網状ベースの空隙
率は、80〜95%、見掛けの厚さは、10mm以下、好ましくは3〜7mm程度が
可撓性ならびに耐圧性の点において有利であり、見掛け厚さが10mmより大きく
なると土圧により圧縮変形しやすいばかりでなく、剛性が大きくなってロール状
の巻き取りが困難となる。
【0010】
また、製造時において上記広幅な網状ベースに間隔をおいて平行に配される高
密度部は、空隙率が20〜85%、好ましくは30〜75%程度が可撓性の点で
有利である。20%未満では剛性が大きくなり、ロール状の巻き取りが困難とな
り、75%より大きくなるとシール状態が悪くなる。また、高密度部の幅は10
〜30mm、好ましくは15〜25mmである。10mm未満では、高密度部の中央線
に添って長手方向に裁断した場合、高密度部の幅が小さくなってシール性が低下
する。30mmより大きくなると剛性が大きくなり、ロール状に巻き取ることが困
難となる。
【0011】
また、上記合成重合体連続線条と共に排水材ベースを形成する直径2〜5mmの
糸条物としては、天然繊維、合成繊維からなる紐状の撚糸や組紐が好ましいが、
特に上記連続線条と同質の合成重合体のスパン糸やモノフィラメントによって編
組された中空の組紐が望ましい。また、価格的な面では、麻紐なども好ましい。
排水材ベースの表裏に貼り合わせる通水性の不織布シートとしては、熱可塑性繊
維を含んだ不織布シート、とりわけ目付が30〜150g/m2程度のものが好適で
ある。そして上記合成重合体連続線条によって網状ベースと高密度部が形成され
た網状芯材と糸条物よりなる排水材ベースと該不織布シートとは、網状ベースの
一部及び高密度部において貼り合わされていて、不織布間の網状ベースと糸条物
の存在によって有効な通水空隙が形成されている。また、表裏の不織布シートは
上記網状芯材の高密度部において強力に接着されていて、この部分において所望
の幅に裁断して使用される。
【0012】
本考案の排水材を土壌中に敷設すると排水材ベースは、不織布シート間に長さ
方向の空隙形成作用をなし、表裏の不織布シートは土壌中の水分を排水材ベース
によって形成された空隙に導き入れて、この空隙を通って一方から他方に流動さ
せ、土壌中の水分を連続的に排水する。また、高密度部は、排水材のシートの切
断端縁からの土砂の流入による排水機能の低下を防ぎ、有効な排水機能を確保す
る。そして排水材ベースの耐圧力と糸状物が通水空隙を長期に亙って確保し、ま
た不織布シートは、通水空隙への土砂の流入を阻止しながら水を通水空隙に向か
って流入させる。
【0013】
図1は、本考案の土木用排水材の一部破断斜視図そして図2は、幅方向の断面
図を示している。図において(1) は土木用排水材、(2)は網状ベース、(3)は高密度
部、(4)は糸条物、(5)は排水材ベース、(6)(7) は表裏の不織布シートである。
網状ベース(2) は、直径約1mmの多数の合成重合体連続線条(8) がそれぞれ不
規則に屈曲し、相互に交差し、それぞれの交差点において接着されて長手方向に
延びる空隙率89%、見掛けの厚さが5mmの網状物で形成され、高密度部(3) は
網状ベース(2) の両端部分に上記合成重合体連続線条(8) により該網状ベース(2
) と一体的な空隙率72.5%の網状物によって形成され、見掛けの幅は約1cm
であり、この高密度部(3) と上記網状ベース(2) とによって幅10cmの長尺の網
状芯材(30)となっている。
【0014】
更に該網状ベース(2) の長さ方向に、太さ3mmの麻糸の撚紐からなる糸条物(4
) が該網状ベース(2) 高密度間に介入接着されて排水材ベース(5) が形成され、
この排水材ベース(5) の表裏に目付が100g/m2、密度が0.05g/cm3 、見掛
けの厚さが2mmのポリエステルスパンボンドの通水性不織布シート(6)(7)が貼り
合わされて排水材(1) が構成されている。
【0015】
図3は、上記排水材(1) の原素材となる広幅の排水材(10)の一部破断斜視図を
示している。即ち、直径約1mmのポリプロピレン連続線条(8) の多数のそれぞれ
が不規則に屈曲し、相互に交差しながら長手方向に延び、且つそれぞれの交差点
において接着されて形成された空隙率89%の広幅(実施例においては100cm
幅)の網状ベース(2) の幅方向に約10cm間隔をおいて平行に約2cm幅でもって
高密度部(3) を設けて網状芯材(30)となし、更に該網状ベース(2) の高密度部(3
) 間であって、幅方向に約10cm間隔をおいて長さ方向に太さ3mmの麻糸の撚紐
からなる糸条物(4) が該網状ベース(2) に介入接着されて排水材ベース(5) が形
成され、この排水材ベース(5) の表裏に上記不織布シート(6)(7)を貼り合わせて
構成されている。図4はこの広幅な排水材(10)の断面図であり、この広幅な排水
材(10)を不織布シート(6) に設けられた裁断線(12)に沿って高密度部(3) の中央
部を切断することにより、両端部に高密度部(3) を備えた所定幅の排水材(1) を
得ることができる。
【0016】
上記した排水材(1) の原素材となる広幅な排水材(10)は次のようにして効率よ
く製造することができる。即ち、図6、図7、図8に略示しているように、例え
ば孔径が1mmの多数の紡糸孔(15)が等間隔で幅方向に2列に亙って設けられた紡
糸口金(17)に、高密度部(3) を形成するために10cm間隔をおいて更に紡糸孔(1
6)を配設した紡糸口金(17)を用いてポリプロピレン樹脂溶融物を紡糸孔(15)(16)
より連続線条(8)(8)として紡糸し、この紡糸口金(17)の下方において図8に示し
たように格子状の溝孔(21)と平面部(22)を備える搬送体(20)を、図7に示すごと
く上記紡出連続線条(8) の落下速度よりも遅い速度で矢印方向に移動させると共
に該搬送体(20)上に上記不織布シート(7) を供給し、該不織布シート(7) 上に該
搬送体(20)の後方から該連続線条(8) の各群の落下位置に前記麻糸からなる糸条
物(4) を供給し、該不織布シート(7) および該糸条物(4) 上に紡出連続線条(8)(
8)群を自然落下させて紡出した連続線条(8)(8)に不規則なループを描かしめなが
ら、該搬送体(20)上の不織布シート(7) 上に集積し、その集積時に線条(8)(8)を
相互にそれぞれの交差点において自己融着せしめると共に、集積された線条(8)(
8)が固化せざる間にその上記表面側の不織布シート(6) を集積線条(8)(8)上に加
圧しながら供給して線条(8)(8)群により形成された網状芯材(30)で、該糸条物(4
) と不織布シート(6)(7)および該網状芯材(30)と不織布シート(6)(7)を同時にス
ポット的に接着(11)させ、順次ロール状に巻き取ることによって連続的に製造す
ることができる。
【0017】
この際、表裏の不織布シート(6)(7)は、高密度部(3) においては該高密度部(3
) に沿ってライン状に接着され、そのラインは、不織布シート(6)(7)の表裏面か
ら透視することができ、切断時の目安となる。図5は、得られた広幅な排水材(1
0)の切断要領を示したものであり、(12)は不織布シート(6) の切断を容易に行う
ために予め所定の位置に設けたミシン目線である。尚、実施例における高密度部
(3) の間隔については特に限定されるものではなく、仕様に基づいて任意に定め
るとよい。しかし10cm程度の間隔にしておけば切断箇所を選定することによっ
て20cm幅、30cm幅の排水材を得ることができ、得られた排水材は、その両端
縁部に高密度部(3)(3)を備え、本考案を満足することができる。
【0018】
本考案の土木用排水材は、直径0.5〜1.5mmの多数の合成重合体連続線条
(8)の各々が不規則に屈曲し、相互に交差しながら長手方向に延び、且つそれぞ
れの交差点において接着されてなる空隙率の大きい網状ベース(2) と、該網状ベ
ース(2) の高密度部(3) 間の長さ方向に直径2〜5mmの太い糸条物(4) が該網状
ベース(2) に接着され、更に該網状ベース(2) の両端部に該網状ベース(2) より
空隙率を小さくした多数の合成重合体連続線条が配された高密度部(3) とによっ
て長尺の排水材ベース(5) が形成され、該排水材ベース(5) の表裏に薄い通水性
不織布シート(6)(7)が貼り合わされてなるものであり、表裏の不織布シート(6)(
7)の間には、網状ベース(2) および糸条物(4) による空隙(通水路)が形成され
ているから、従来のペーパードレーンあるいはシートドレーンと同様に土壌中に
埋没して使用すると土圧にも拘らず充分な通水路を確保し、表裏の不織布シート
(6)(7)を通って網状ベース(2) 内へ流入した水分を合成重合体連続線条(8) およ
び糸条物(4) によって形成された空隙通路に沿って排水材(1) の長手方向に流動
させ、所望の方向に導いて円滑に排水することができる。
【0019】
そのうえ両端部に高密度部(3)(3)を有しているから排水材両端縁からの土砂の
侵入が防止されて長期に亙り排水機能を持続することができるなど実用上有益な
効果を発揮する。
【図1】本考案の排水材の部分破断斜視図である。
【図2】本考案の排水材の幅方向の断面図である。
【図3】原素材の部分破断斜視図である。
【図4】原素材の幅方向の一部省略断面図である。
【図5】原素材の切断要領を示した部分破断斜視図であ
る。
る。
【図6】紡糸口金の紡糸孔を示した一部省略底面図であ
る。
る。
【図7】排水材、原素材の製造方法を例示した簡略側面
図である。
図である。
【図8】搬送体の表面を示す部分斜視図である。
1 土木用排水材
2 網状ベース
3 高密度部
4 糸条物
5 排水材ベース
6 不織布シート
7 不織布シート
8 連続線条
10 広幅な排水材
Claims (2)
- 【請求項1】 直径0.5〜1.5mmの多数の合成重合
体連続線条の各々が不規則に屈曲し、相互に交差しなが
ら長手方向に延び、且つそれぞれの交差点において接着
されてなる空隙率の大きい網状ベースと、該網状ベース
の両端部に形成され、該網状ベースより空隙率を小さく
して多数の合成重合体連続線条の高密度部とによって長
尺の網状芯材が形成され、更に高密度部間の該網状芯材
の長さ方向に直径2〜5mmの太い糸条物が該網状ベース
に接着されて排水材ベースが形成され、この排水材ベー
スの表裏に目付が20〜200g/m2、繊維密度が0.0
3〜0.08g/cm3の薄い通水性不織布シートが貼り合
わされていることを特徴とする土木用排水材。 - 【請求項2】 直径0.5〜1.5mmの多数の合成重合
体連続線条の各々が不規則に屈曲し、相互に交差しなが
ら長手方向に延び、且つそれぞれの交差点において接着
されてなる空隙率の大きい網状ベースと、該網状ベース
の幅方向に間隔をおいて平行に該網状ベースより空隙率
を小さくして多数の合成重合体連続線条が配された数条
の細幅な高密度部とによって網状芯材が形成され、更に
高密度部間の該網状芯材の長さ方向に直径2〜5mmの太
い糸条物が該網状ベースに接着されて排水材ベースが形
成され、この排水材ベースの表裏に目付が20〜200
g/m2、繊維密度が0.03〜0.08g/cm3の薄い通水
性不織布シートが貼り合わされていることを特徴とする
土木用排水材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6073291U JP2534960Y2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 土木用排水材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6073291U JP2534960Y2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 土木用排水材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH053346U true JPH053346U (ja) | 1993-01-19 |
| JP2534960Y2 JP2534960Y2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=13150748
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6073291U Expired - Fee Related JP2534960Y2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 土木用排水材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2534960Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-05 JP JP6073291U patent/JP2534960Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2534960Y2 (ja) | 1997-05-07 |
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