JPH05336694A - モータの回転軸受装置 - Google Patents
モータの回転軸受装置Info
- Publication number
- JPH05336694A JPH05336694A JP13641192A JP13641192A JPH05336694A JP H05336694 A JPH05336694 A JP H05336694A JP 13641192 A JP13641192 A JP 13641192A JP 13641192 A JP13641192 A JP 13641192A JP H05336694 A JPH05336694 A JP H05336694A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- lubricating oil
- thrust
- receiving portion
- rotary shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】外周面にヘリングボーン溝よりなる気体動圧ラ
ジアル軸受を形成した回転軸と、この回転軸を嵌合支持
する軸受ブッシュと、前記回転軸のスラスト負荷荷重を
受けるスラスト受部とを有するモータの回転軸受装置に
おいて、前記軸受ブッシュの前記スラスト受部を設けた
側に内部に潤滑油を貯蔵する有底筒状の潤滑油容器を設
け、前記スラスト受部をこの潤滑油容器内の底部に配置
し、前記回転軸の一端側に設けられ前記スラスト受部と
接触する曲面を有するスラスト負荷部を設け、少なくと
も前記スラスト受部と前記曲面との接触部分を潤滑油に
浸漬した。 【効果】摩擦損失が小さく、低トルクでの起動及び高速
回転駆動を容易に実現でき、また、オイルミストの発生
や飛散を防止することが可能となる。
ジアル軸受を形成した回転軸と、この回転軸を嵌合支持
する軸受ブッシュと、前記回転軸のスラスト負荷荷重を
受けるスラスト受部とを有するモータの回転軸受装置に
おいて、前記軸受ブッシュの前記スラスト受部を設けた
側に内部に潤滑油を貯蔵する有底筒状の潤滑油容器を設
け、前記スラスト受部をこの潤滑油容器内の底部に配置
し、前記回転軸の一端側に設けられ前記スラスト受部と
接触する曲面を有するスラスト負荷部を設け、少なくと
も前記スラスト受部と前記曲面との接触部分を潤滑油に
浸漬した。 【効果】摩擦損失が小さく、低トルクでの起動及び高速
回転駆動を容易に実現でき、また、オイルミストの発生
や飛散を防止することが可能となる。
Description
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザビームプリンタ
などのレーザスキャニングに使用されるポリゴンミラー
駆動用スキャナモータなどに利用される、ヘリングボー
ン溝を有するモータの回転軸受装置に関するものであ
る。
などのレーザスキャニングに使用されるポリゴンミラー
駆動用スキャナモータなどに利用される、ヘリングボー
ン溝を有するモータの回転軸受装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザビームプリンタのレーザス
キャニングに使用されるポリゴンミラー駆動用モータに
おいては、軸支持のための軸受としては潤滑流体に潤滑
油を用いた油動圧軸受が一般的に利用されている。ま
た、希に空気動圧軸受を用いたものも存在するが、それ
らのスラスト負荷荷重の受け方は、磁気浮上タイプのも
のや,油動圧スラスト軸受,回転軸にフランジ形状の部
分を設けてこの部分で動圧で受けるタイプのものであっ
た。
キャニングに使用されるポリゴンミラー駆動用モータに
おいては、軸支持のための軸受としては潤滑流体に潤滑
油を用いた油動圧軸受が一般的に利用されている。ま
た、希に空気動圧軸受を用いたものも存在するが、それ
らのスラスト負荷荷重の受け方は、磁気浮上タイプのも
のや,油動圧スラスト軸受,回転軸にフランジ形状の部
分を設けてこの部分で動圧で受けるタイプのものであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような構成の
従来のモータの回転軸受装置では、以下に述べるような
問題点が発生してくる。
従来のモータの回転軸受装置では、以下に述べるような
問題点が発生してくる。
【0004】油動圧スラスト軸受タイプや、回転軸にフ
ランジ形状の部分を設けた動圧スラスト軸受タイプの場
合、共に大きな起動トルク(面接触のため)を必要とし
ている。また、アキシャルギャップタイプのモータにお
いては、ロータマグネットの吸引力もスラスト負荷荷重
に加算されるため、安価で低トルク化,高速化,軸振れ
精度と回転精度(回転速度変動率)の高精度化などを要
求する小型高精度のモータにあっては、これらの若干の
変動などが大きな不良要因となっていた。
ランジ形状の部分を設けた動圧スラスト軸受タイプの場
合、共に大きな起動トルク(面接触のため)を必要とし
ている。また、アキシャルギャップタイプのモータにお
いては、ロータマグネットの吸引力もスラスト負荷荷重
に加算されるため、安価で低トルク化,高速化,軸振れ
精度と回転精度(回転速度変動率)の高精度化などを要
求する小型高精度のモータにあっては、これらの若干の
変動などが大きな不良要因となっていた。
【0005】また、磁気浮上タイプについては、磁気セ
ンターのズレによるラジアル負荷荷重の増大と軸振れ精
度への悪影響があり、軸振れ精度と回転精度(回転速度
変動率)の高精度化を要求するスキャナ用モータには不
適当であった。更に、アキシャルギャップタイプのスキ
ャナ用モータにおいては、そのロータマグネットの吸引
力以上の磁気反発力を必要とし、モータの構造上極めて
矛盾した構成となってしまっていた。 [発明の構成]
ンターのズレによるラジアル負荷荷重の増大と軸振れ精
度への悪影響があり、軸振れ精度と回転精度(回転速度
変動率)の高精度化を要求するスキャナ用モータには不
適当であった。更に、アキシャルギャップタイプのスキ
ャナ用モータにおいては、そのロータマグネットの吸引
力以上の磁気反発力を必要とし、モータの構造上極めて
矛盾した構成となってしまっていた。 [発明の構成]
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記したよう
な技術的課題を解決するためになされたものであり、外
周面にヘリングボーン溝よりなる気体動圧ラジアル軸受
を形成した回転軸と、この回転軸を嵌合支持する軸受ブ
ッシュと、前記回転軸のスラスト負荷荷重を受けるスラ
スト受け部とを有するモータの回転軸受け装置におい
て、前記軸受ブッシュの前記スラスト受部を設けた側に
内部に潤滑油を貯蔵する有底筒状の潤滑油容器を設け、
前記スラスト受部をこの潤滑油容器内の底部に配置し、
前記回転軸の一端側に設けられ前記スラスト受部と接触
する曲面を有するスラスト負荷部を設け、少なくとも前
記スラスト受け部と前記曲面との接触部分を潤滑油に浸
漬し、前記軸受ブッシュと前記潤滑油容器との境にポー
ルピースを設け、このポールピースと前記回転軸との接
触面に磁性流体を設け、前記ポールピース下面にマグネ
ットを設けることにより磁気シールを構成した。或い
は、前記回転軸の前記スラスト負荷部を設けた一端側端
部の外周面にヘリングボーン溝を形成した。
な技術的課題を解決するためになされたものであり、外
周面にヘリングボーン溝よりなる気体動圧ラジアル軸受
を形成した回転軸と、この回転軸を嵌合支持する軸受ブ
ッシュと、前記回転軸のスラスト負荷荷重を受けるスラ
スト受け部とを有するモータの回転軸受け装置におい
て、前記軸受ブッシュの前記スラスト受部を設けた側に
内部に潤滑油を貯蔵する有底筒状の潤滑油容器を設け、
前記スラスト受部をこの潤滑油容器内の底部に配置し、
前記回転軸の一端側に設けられ前記スラスト受部と接触
する曲面を有するスラスト負荷部を設け、少なくとも前
記スラスト受け部と前記曲面との接触部分を潤滑油に浸
漬し、前記軸受ブッシュと前記潤滑油容器との境にポー
ルピースを設け、このポールピースと前記回転軸との接
触面に磁性流体を設け、前記ポールピース下面にマグネ
ットを設けることにより磁気シールを構成した。或い
は、前記回転軸の前記スラスト負荷部を設けた一端側端
部の外周面にヘリングボーン溝を形成した。
【0007】
【作用】本発明のモータの回転軸受装置は上記したよう
な構成により、ラジアル負荷荷重に対しては気体動圧ラ
ジアル軸受構造を利用し、スラスト負荷荷重に対しては
滑りスラスト軸受構造を利用し、更に軸受部分を潤滑油
に浸漬して摩擦損失の小化を図っているので、ロータの
組立自重と磁気吸引力の相当大きなスラスト負荷荷重を
受けることができ、しかも低トルクで短時間にモータを
起動することが容易にできるようになる。
な構成により、ラジアル負荷荷重に対しては気体動圧ラ
ジアル軸受構造を利用し、スラスト負荷荷重に対しては
滑りスラスト軸受構造を利用し、更に軸受部分を潤滑油
に浸漬して摩擦損失の小化を図っているので、ロータの
組立自重と磁気吸引力の相当大きなスラスト負荷荷重を
受けることができ、しかも低トルクで短時間にモータを
起動することが容易にできるようになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
説明する。
【0009】まず、第1の実施例として図1のポリゴン
ミラー駆動用モータの総組立図を基に説明する。図中1
は、中空円筒状の一端側にフランジ部を形成してなる軸
受ハウジングである。この軸受ハウジング1の中空円筒
状部分の内部には、中空円筒状の軸受ブッシュ2が嵌挿
され接着固定されている。この軸受ブッシュ2は、窒化
珪素や炭化珪素,ジルコニヤ,アルミナなどのセラミッ
ク材料により形成している。軸受ハウジング1のフラン
ジ部の上側には、プリント配線基板3がネジにより固定
されている。このプリント配線基板3の上面には、ステ
ータコイル4が接着固定されている。
ミラー駆動用モータの総組立図を基に説明する。図中1
は、中空円筒状の一端側にフランジ部を形成してなる軸
受ハウジングである。この軸受ハウジング1の中空円筒
状部分の内部には、中空円筒状の軸受ブッシュ2が嵌挿
され接着固定されている。この軸受ブッシュ2は、窒化
珪素や炭化珪素,ジルコニヤ,アルミナなどのセラミッ
ク材料により形成している。軸受ハウジング1のフラン
ジ部の上側には、プリント配線基板3がネジにより固定
されている。このプリント配線基板3の上面には、ステ
ータコイル4が接着固定されている。
【0010】軸受ハウジング1の底部には、底蓋5がネ
ジ止めされており、この底蓋5と上記軸受ハウジング1
とにより囲まれている部分には、内部に潤滑油を貯蔵し
た容器状の潤滑油容器6が配置されている。この潤滑油
容器6内底部には、上記軸受ブッシュ2と同様に窒化珪
素や炭化珪素,ジルコニヤ,アルミナなどのセラミック
材料により形成されたスラスト受部7が固定配置されて
いる。
ジ止めされており、この底蓋5と上記軸受ハウジング1
とにより囲まれている部分には、内部に潤滑油を貯蔵し
た容器状の潤滑油容器6が配置されている。この潤滑油
容器6内底部には、上記軸受ブッシュ2と同様に窒化珪
素や炭化珪素,ジルコニヤ,アルミナなどのセラミック
材料により形成されたスラスト受部7が固定配置されて
いる。
【0011】このように、軸受ブッシュ2とスラスト受
部7をセラミック材料により形成することにより、油動
圧に比較しても摩擦損失(軸ロス)を極めて小さくする
ことができ、さらには温度変化の影響を受けにくいなど
により、モータの低トルク化,高速化,起動時間の短
縮,軸振れ精度と回転精度(回転速度変動率)の高精度
化,及び組立性や取扱い性を容易にすることが可能とな
る。
部7をセラミック材料により形成することにより、油動
圧に比較しても摩擦損失(軸ロス)を極めて小さくする
ことができ、さらには温度変化の影響を受けにくいなど
により、モータの低トルク化,高速化,起動時間の短
縮,軸振れ精度と回転精度(回転速度変動率)の高精度
化,及び組立性や取扱い性を容易にすることが可能とな
る。
【0012】上記中空円筒状の軸受部を設けた軸受ブッ
シュ2の内部には、例えばステンレス鋼の焼き入れ品に
より形成された回転軸8が、軸受ブッシュ2の内周面と
数μmの軸受隙間(図示しない)を存するように回転自
在に嵌挿支持されている。このように軸受ブッシュ2を
セラミック材料により形成し、回転軸8の材質をステン
レス鋼の焼き入れ品とした材質の組合せとすることによ
り、気体動圧軸受にとって最も懸念される回転軸8の焼
き付きを防止することができるようになる。この回転軸
8の下端部には、一端が曲面状に形成されたスラスト負
荷部18が曲面状部分を下に向けて固定配置されてい
る。このスラスト負荷部18の曲面状部分の上端部に
は、リング状の油切り18aが形成されている。
シュ2の内部には、例えばステンレス鋼の焼き入れ品に
より形成された回転軸8が、軸受ブッシュ2の内周面と
数μmの軸受隙間(図示しない)を存するように回転自
在に嵌挿支持されている。このように軸受ブッシュ2を
セラミック材料により形成し、回転軸8の材質をステン
レス鋼の焼き入れ品とした材質の組合せとすることによ
り、気体動圧軸受にとって最も懸念される回転軸8の焼
き付きを防止することができるようになる。この回転軸
8の下端部には、一端が曲面状に形成されたスラスト負
荷部18が曲面状部分を下に向けて固定配置されてい
る。このスラスト負荷部18の曲面状部分の上端部に
は、リング状の油切り18aが形成されている。
【0013】このスラスト負荷部18の曲面状部分は、
上記した潤滑油容器6内に設けられたスラスト受部7と
点接触し、スラスト受部7は、回転軸8のスラスト負荷
荷重、即ちロータの自重及びロータマグネット11の吸
引力を受けるように構成されている。このとき、スラス
ト負荷部18の曲面状部分とスラスト受部7とが点接触
する部分は、潤滑油容器6内に貯蔵された潤滑油に浸漬
された状態となっているので、スラスト軸受部分の耐磨
耗性を良くし、更に長寿命化を図ることができるように
なる。更に、スラスト負荷部18に形成している油切り
18aを、潤滑油の油面より若干低い位置に設定してい
るので、回転軸8に沿って上昇しようとする潤滑油は回
転軸8の回転による作用(遠心力)によって上昇を規制
され、潤滑油の中へ還元することができるようになり、
オイルミストの発生や飛散を防止することができるよう
になる。
上記した潤滑油容器6内に設けられたスラスト受部7と
点接触し、スラスト受部7は、回転軸8のスラスト負荷
荷重、即ちロータの自重及びロータマグネット11の吸
引力を受けるように構成されている。このとき、スラス
ト負荷部18の曲面状部分とスラスト受部7とが点接触
する部分は、潤滑油容器6内に貯蔵された潤滑油に浸漬
された状態となっているので、スラスト軸受部分の耐磨
耗性を良くし、更に長寿命化を図ることができるように
なる。更に、スラスト負荷部18に形成している油切り
18aを、潤滑油の油面より若干低い位置に設定してい
るので、回転軸8に沿って上昇しようとする潤滑油は回
転軸8の回転による作用(遠心力)によって上昇を規制
され、潤滑油の中へ還元することができるようになり、
オイルミストの発生や飛散を防止することができるよう
になる。
【0014】回転軸8の外周面には、気体動圧軸受とし
て、上下2組のヘリングボーン溝よりなる動圧軸受部1
6,17を形成し、気体動圧ラジアル軸受としており、
これらの動圧軸受部16,17を形成するヘリングボー
ン溝は、溝部の幅,丘部の幅,溝深さが等しく形成され
ており、吸入角度は異なる方向で等しく相対向して形成
されている。
て、上下2組のヘリングボーン溝よりなる動圧軸受部1
6,17を形成し、気体動圧ラジアル軸受としており、
これらの動圧軸受部16,17を形成するヘリングボー
ン溝は、溝部の幅,丘部の幅,溝深さが等しく形成され
ており、吸入角度は異なる方向で等しく相対向して形成
されている。
【0015】このようなタイプの軸受装置においては、
上下2組の動圧軸受部16,17のそれぞれにかかる負
荷荷重は大幅に異なり、その比にして動圧軸受部16:
動圧軸受部17は2:1から3:1、或いはそれ以上と
なることもある。そこで、その上下相異なる負荷荷重を
最も効率良く受けるためには、上下それぞれの軸方向長
さをこの比に按分するようにする。したがって、本実施
例においては、上側の動圧軸受部16の軸方向長さを2
とした場合、下側の動圧軸受部17の軸方向長さが1と
なるように構成している。
上下2組の動圧軸受部16,17のそれぞれにかかる負
荷荷重は大幅に異なり、その比にして動圧軸受部16:
動圧軸受部17は2:1から3:1、或いはそれ以上と
なることもある。そこで、その上下相異なる負荷荷重を
最も効率良く受けるためには、上下それぞれの軸方向長
さをこの比に按分するようにする。したがって、本実施
例においては、上側の動圧軸受部16の軸方向長さを2
とした場合、下側の動圧軸受部17の軸方向長さが1と
なるように構成している。
【0016】この回転軸8の回転に伴って発生するラジ
アル負荷荷重、即ちロータの残留アンバランスによる振
れ回り(遠心力)荷重を、ヘリングボーン溝からなる動
圧軸受部16,17の回転により発生する気体動圧によ
り受けるように構成されている。
アル負荷荷重、即ちロータの残留アンバランスによる振
れ回り(遠心力)荷重を、ヘリングボーン溝からなる動
圧軸受部16,17の回転により発生する気体動圧によ
り受けるように構成されている。
【0017】回転軸8の他端側(上端側)には、焼きバ
メされたフランジ9が固定されており、このフランジ9
を介してロータヨーク10がネジ止めされている。この
ロータヨーク10の下面には、リング状のロータマグネ
ット11が接着固定されており、このロータマグネット
11は、プリント配線基板3上に設けられているステー
タコイル4と若干の空隙を設けて対向している。更に、
フランジ9の上側には、ポリゴンミラー12がミラー押
さえ13によりマウントされて固定されている。
メされたフランジ9が固定されており、このフランジ9
を介してロータヨーク10がネジ止めされている。この
ロータヨーク10の下面には、リング状のロータマグネ
ット11が接着固定されており、このロータマグネット
11は、プリント配線基板3上に設けられているステー
タコイル4と若干の空隙を設けて対向している。更に、
フランジ9の上側には、ポリゴンミラー12がミラー押
さえ13によりマウントされて固定されている。
【0018】上記軸受ハウジング1のフランジ部分から
上側に配置されている構成品、即ちプリント配線基板
3,ステータコイル4,フランジ9,ロータヨーク1
0,ロータマグネット11,ポリゴンミラー12,ミラ
ー押さえ13及び回転軸8の上側の一部などは、有底筒
状の密閉構造物14内に収納されており、この密閉構造
物14と軸受ハウジング1のフランジ部分とにより密閉
されており、外気と遮断される構成となっている。この
密閉構造物14の側面の一部には、レーザ光を通過させ
るためのレーザ光通過窓14aが設けられている。上記
軸受ハウジング1のフランジ部分と密閉構造物14とに
より密閉された部分には、潤滑流体である例えば空気1
5が封入されている。
上側に配置されている構成品、即ちプリント配線基板
3,ステータコイル4,フランジ9,ロータヨーク1
0,ロータマグネット11,ポリゴンミラー12,ミラ
ー押さえ13及び回転軸8の上側の一部などは、有底筒
状の密閉構造物14内に収納されており、この密閉構造
物14と軸受ハウジング1のフランジ部分とにより密閉
されており、外気と遮断される構成となっている。この
密閉構造物14の側面の一部には、レーザ光を通過させ
るためのレーザ光通過窓14aが設けられている。上記
軸受ハウジング1のフランジ部分と密閉構造物14とに
より密閉された部分には、潤滑流体である例えば空気1
5が封入されている。
【0019】以下、本実施例のポリゴンミラー駆動用モ
ータの回転軸受装置の動作及び作用について説明する。
図示しない電源装置が投入されると、ロータを機械的に
一体構成している、ロータヨーク10,ロータマグネッ
ト11,ポリゴンミラー12,及びヘリングボーン溝か
らなる2組の動圧軸受部16,17を外周面に有する回
転軸8が回転駆動を開始する。このとき、2組の動圧軸
受部16,17を構成するヘリングボーン溝によって、
軸受ハウジング1のフランジ部分と密閉構造物14とに
より密閉された空気15を吸入(ポンピング)して、軸
受隙間内の圧力を上昇させる働きをする。その結果、回
転数が所定の回転数以上に達したとき、回転軸8の外周
面と軸受ブッシュ2の内周面とは、潤滑流体である空気
15を介して非接触で回転を行う。
ータの回転軸受装置の動作及び作用について説明する。
図示しない電源装置が投入されると、ロータを機械的に
一体構成している、ロータヨーク10,ロータマグネッ
ト11,ポリゴンミラー12,及びヘリングボーン溝か
らなる2組の動圧軸受部16,17を外周面に有する回
転軸8が回転駆動を開始する。このとき、2組の動圧軸
受部16,17を構成するヘリングボーン溝によって、
軸受ハウジング1のフランジ部分と密閉構造物14とに
より密閉された空気15を吸入(ポンピング)して、軸
受隙間内の圧力を上昇させる働きをする。その結果、回
転数が所定の回転数以上に達したとき、回転軸8の外周
面と軸受ブッシュ2の内周面とは、潤滑流体である空気
15を介して非接触で回転を行う。
【0020】詳しく説明すると、密閉されていた空気1
5は、回転軸8の回転に伴って回転するヘリングボーン
溝よりなる動圧軸受部16,17により吸入(ポンピン
グ)され、軸受隙間の圧力を上昇させる働きをする。こ
の結果、動圧軸受部16,17のそれぞれを構成する、
対向する2つのヘリングボーン溝の間に位置する平坦部
16a,17aの軸受隙間内の圧力が最も上昇する。と
ころで、動圧軸受部16,17のヘリングボーン溝の軸
方向の長さは、動圧軸受部16の方が長いため、この動
圧軸受部16で発生する圧力のほうが、動圧軸受部17
で発生する圧力より高められることになる。
5は、回転軸8の回転に伴って回転するヘリングボーン
溝よりなる動圧軸受部16,17により吸入(ポンピン
グ)され、軸受隙間の圧力を上昇させる働きをする。こ
の結果、動圧軸受部16,17のそれぞれを構成する、
対向する2つのヘリングボーン溝の間に位置する平坦部
16a,17aの軸受隙間内の圧力が最も上昇する。と
ころで、動圧軸受部16,17のヘリングボーン溝の軸
方向の長さは、動圧軸受部16の方が長いため、この動
圧軸受部16で発生する圧力のほうが、動圧軸受部17
で発生する圧力より高められることになる。
【0021】上記したように、軸受ブッシュ2の材質を
セラミック材料にしたことにより、モータの起動時,停
止時で回転軸8が所定の回転数以下で、回転軸8と軸受
ブッシュ2とが無潤滑で、滑り軸受状態にあるときに起
こりやすい、回転軸8と軸受ブッシュ2との磨耗や焼き
付きを防止することができる。
セラミック材料にしたことにより、モータの起動時,停
止時で回転軸8が所定の回転数以下で、回転軸8と軸受
ブッシュ2とが無潤滑で、滑り軸受状態にあるときに起
こりやすい、回転軸8と軸受ブッシュ2との磨耗や焼き
付きを防止することができる。
【0022】次に、本発明の第2の実施例について図2
を参照しながら説明する。上記第1の実施例との相違点
は潤滑油容器周辺に限られるものであるので、他の同一
構成要素に関しては同一符号を付すことにより説明を省
略する。
を参照しながら説明する。上記第1の実施例との相違点
は潤滑油容器周辺に限られるものであるので、他の同一
構成要素に関しては同一符号を付すことにより説明を省
略する。
【0023】軸受ハウジング1の底部には、底蓋5がネ
ジ止めされており、この底蓋5と軸受ハウジング1とに
より囲まれている部分には、内部に潤滑油を貯蔵した潤
滑油容器22が配置されている。この潤滑油容器22の
内底部には、軸受ブッシュ2と同様に窒化珪素や炭化珪
素,ジルコニヤ,アルミナなどのセラミック材料によ形
成されたスラスト受部7が固定配置されており、内部に
は潤滑油が貯蔵されている。
ジ止めされており、この底蓋5と軸受ハウジング1とに
より囲まれている部分には、内部に潤滑油を貯蔵した潤
滑油容器22が配置されている。この潤滑油容器22の
内底部には、軸受ブッシュ2と同様に窒化珪素や炭化珪
素,ジルコニヤ,アルミナなどのセラミック材料によ形
成されたスラスト受部7が固定配置されており、内部に
は潤滑油が貯蔵されている。
【0024】潤滑油容器22と軸受ブッシュ2との境に
は、環状をなすポールピース21が設けられており、こ
のポールピース21と回転軸8との境にはリング状の磁
性流体19が設けられている。また、潤滑油容器22の
開口部の内側には、ポールピース21と接するように環
状をなすマグネット20が配置されている。これら磁性
流体19とマグネット20,ポールピース21とにより
磁気シールを構成することにより、気体動圧軸受側とス
ラスト軸受側との境界を完全にシールすることができる
ようになる。このような構成とすることにより、スラス
ト軸受側の潤滑油が気体動圧軸受側に侵入することを防
止することが可能となる。
は、環状をなすポールピース21が設けられており、こ
のポールピース21と回転軸8との境にはリング状の磁
性流体19が設けられている。また、潤滑油容器22の
開口部の内側には、ポールピース21と接するように環
状をなすマグネット20が配置されている。これら磁性
流体19とマグネット20,ポールピース21とにより
磁気シールを構成することにより、気体動圧軸受側とス
ラスト軸受側との境界を完全にシールすることができる
ようになる。このような構成とすることにより、スラス
ト軸受側の潤滑油が気体動圧軸受側に侵入することを防
止することが可能となる。
【0025】また、第3の実施例として図3に示してい
るように、潤滑油の気体動圧軸受側への侵入を防止する
ために、回転軸8の動圧軸受側とスラスト軸受との境の
部分に、ヘリングボーン溝23を形成することにより、
回転軸8の回転の作用により、上昇しようとする潤滑油
を潤滑油容器6内に還元するように構成することも可能
である。
るように、潤滑油の気体動圧軸受側への侵入を防止する
ために、回転軸8の動圧軸受側とスラスト軸受との境の
部分に、ヘリングボーン溝23を形成することにより、
回転軸8の回転の作用により、上昇しようとする潤滑油
を潤滑油容器6内に還元するように構成することも可能
である。
【0026】上記第1乃至第3の実施例においては、ア
キシャルギャップタイプのモータに適用した場合につい
てのみ説明しているが、ラジアルギャップタイプのモー
タや、油動圧ラジアル軸受においても適用することがで
き、同様の効果を得ることができる。
キシャルギャップタイプのモータに適用した場合につい
てのみ説明しているが、ラジアルギャップタイプのモー
タや、油動圧ラジアル軸受においても適用することがで
き、同様の効果を得ることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明のモータの回転軸受装置において
は、気体動圧軸受側とスラスト軸受側とを完全に遮断
し、スラスト軸受側を潤滑油を利用した油潤滑状態とな
るため、どちらの軸受部においても摩擦損失が小さく、
低トルクでの起動及び高速回転駆動を容易に実現でき、
また、オイルミストの発生や飛散を防止することができ
るという優れた効果を奏することが可能となる。
は、気体動圧軸受側とスラスト軸受側とを完全に遮断
し、スラスト軸受側を潤滑油を利用した油潤滑状態とな
るため、どちらの軸受部においても摩擦損失が小さく、
低トルクでの起動及び高速回転駆動を容易に実現でき、
また、オイルミストの発生や飛散を防止することができ
るという優れた効果を奏することが可能となる。
【図1】本発明第1の実施例を示す断面図
【図2】本発明第2の実施例を示す断面図
【図3】本発明第3の実施例を示す断面図
1 軸受ハウジング 2 軸受ブッシュ 6 潤滑油容器 7 スラスト受部 8 回転軸 18 スラスト負荷部 18a 油切り 21 ポールピース
Claims (3)
- 【請求項1】外周面にヘリングボーン溝よりなる気体動
圧ラジアル軸受を形成した回転軸と、この回転軸を嵌合
支持する軸受ブッシュと、前記回転軸のスラスト負荷荷
重を受けるスラスト受部とを有するモータの回転軸受装
置において、前記軸受ブッシュの前記スラスト受部を設
けた側に内部に潤滑油を貯蔵する有底筒状の潤滑油容器
を設け、前記スラスト受部をこの潤滑油容器内の底部に
配置し、前記回転軸の一端側に設けられ前記スラスト受
部と接触する曲面を有するスラスト負荷部を設け、少な
くとも前記スラスト受部と前記曲面との接触部分を潤滑
油に浸漬したことを特徴とするモータの回転軸受装置。 - 【請求項2】前記軸受ブッシュと前記潤滑油容器との境
にポールピースを設け、このポールピースと前記回転軸
との接触面に磁性流体を設け、前記ポールピース下面に
マグネットを設けることにより磁気シールを構成したこ
とを特徴とする請求項1記載のモータの回転軸受装置。 - 【請求項3】前記回転軸の前記スラスト負荷部を設けた
一端側端部の外周面にヘリングボーン溝を形成したこと
を特徴とする請求項1記載のモータの回転軸受装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13641192A JPH05336694A (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | モータの回転軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13641192A JPH05336694A (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | モータの回転軸受装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05336694A true JPH05336694A (ja) | 1993-12-17 |
Family
ID=15174538
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13641192A Pending JPH05336694A (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | モータの回転軸受装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05336694A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110397729A (zh) * | 2019-08-12 | 2019-11-01 | 合肥华骏汽车部件有限公司 | 一种铆接工艺的摇臂总成 |
| KR102780700B1 (ko) * | 2024-02-01 | 2025-03-12 | 주식회사 영현로보틱스 | 고효율 모터 |
-
1992
- 1992-05-28 JP JP13641192A patent/JPH05336694A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110397729A (zh) * | 2019-08-12 | 2019-11-01 | 合肥华骏汽车部件有限公司 | 一种铆接工艺的摇臂总成 |
| CN110397729B (zh) * | 2019-08-12 | 2024-04-30 | 合肥华骏汽车部件有限公司 | 一种铆接工艺的摇臂总成 |
| KR102780700B1 (ko) * | 2024-02-01 | 2025-03-12 | 주식회사 영현로보틱스 | 고효율 모터 |
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